JPH0962059A - 受動型電源装置 - Google Patents

受動型電源装置

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JPH0962059A
JPH0962059A JP7212060A JP21206095A JPH0962059A JP H0962059 A JPH0962059 A JP H0962059A JP 7212060 A JP7212060 A JP 7212060A JP 21206095 A JP21206095 A JP 21206095A JP H0962059 A JPH0962059 A JP H0962059A
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JP
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JP7212060A
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Tsunehide Takahashi
恒秀 高橋
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性を向上し、低コスト、小型の受動型電
源装置を提供する。 【解決手段】 スコロトロン帯電器のグリッドからの電
流IG がグリッド端子G、PTC特性を有する半導体チ
タン酸バリウム焼結体より成るセラミック素子8を介し
て接地端子GNDに出力される。セラミック素子8は正
の温度−抵抗値特性を有し、ヒータ7により加熱され
る。マイコン3は端子G、GND間の電圧又は電流が目
標値になるようにトランジスタ6をオン、オフすること
によりヒータ7の印加電流をオン、オフしてセラミック
素子8の抵抗値を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部から電流を受
けて所定の電圧又は電流或いは抵抗値を発生させる受動
型電源装置に関し、例えば電子写真プロセスのスコロト
ロン帯電器のグリッド電源として好適な受動型電源装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真プロセスのスコロトロ
ン帯電器は、高圧が印加されるワイヤと、このワイヤと
感光体の間に配置されるグリッドにより構成されてい
る。このような構成において、高圧がワイヤに印加され
るとコロナ放電により感光体が帯電され、また、この
時、グリッドからグリッド電源を介して接地側に電流が
流れる。そして、グリッド電圧はグリッド電源により、
電子写真装置の周囲の温度及び湿度、画像濃度等に応じ
て300Vから900Vまでの範囲で可変的に制御され
る。
【0003】従来、この種のグリッド電源としては、例
えば特開平2−271369号公報に示すように昇圧ト
ランス、清流平滑回路、スイッチング回路を備えたスイ
ッチング電源が知られている。他の従来の電源として
は、例えば特開昭63−41875号公報に示すように
スコロトロン帯電器のグリッドと接地間に光トランジス
タを接続し、このトランジスタの受光量を制御すること
により目標のグリッド電圧を得る方法が記載されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者の電源装置では、スイッチング電源を用いるので電源
自体が高価、大型であり、また、低電圧を得るためには
出力インピーダンスを小さくする必要があるので電力損
失が大きいという問題点がある。また、上記後者の電源
装置では、高電圧を得るためにはグリッドと接地間に複
数の光トランジスタを直列に接続する必要があるので、
スコロトロン帯電器の主電源からのアーク放電や放電切
れによる高電圧により光トランジスタが破壊して信頼性
が低下するという問題点がある。また、これを防止する
ためには保護回路が必要になるので高価、大型化すると
いう問題点がある。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑み、信頼性
を向上し、低コスト、小型の受動型電源装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するために、外部からの電流を受けて目標電圧又は
目標電流を発生する受動型電源装置であって、PTC特
性を有する半導体チタン酸バリウム焼結体より成り、前
記外部からの電流を受けるための電極を前記焼結体の両
端に備えたセラミック素子と、前記セラミック素子の両
端の電圧又は前記セラミック素子に流れる電流を検出す
る出力検出手段と、印加電流に応じて前記セラミック素
子を加熱する加熱手段と、目標電圧又は目標電流と前記
出力検出手段により検出された電圧又は電流の差に基づ
いて前記加熱手段の印加電流を制御する制御手段とを備
えたことを特徴とする。
【0007】第2の手段は、第1の手段における前記制
御手段が、前記出力検出手段により検出された電圧が目
標電圧より大きい場合に前記印加電流を小さくし、目標
電圧より小さい場合に前記印加電流を大きくすることを
特徴とする。
【0008】第3の手段は、第1の手段における前記制
御手段が、前記出力検出手段により検出された電流が目
標電流より大きい場合に前記印加電流を大きくし、目標
電流より小さい場合に前記印加電流を小さくすることを
特徴とする。
【0009】第4の手段は、第1ないし第3の手段にお
ける前記制御手段が、前記加熱手段に直列に接続された
トランジスタを有し、目標電圧又は目標電流と前記出力
検出手段により検出された電圧又は電流の差に応じて前
記トランジスタをオン又はオフすることを特徴とする。
【0010】第5の手段は、第4の手段における前記制
御手段が、目標電圧又は目標電流と前記出力検出手段に
より検出された電圧又は電流の差に応じた幅のパルスで
前記トランジスタをオン又はオフすることを特徴とす
る。
【0011】第6の手段は、第1ないし第3の手段にお
ける前記制御手段が、前記加熱手段に直列に接続された
トランジスタを有し、目標電圧又は目標電流と前記出力
検出手段により検出された電圧又は電流の差に応じた電
流を前記トランジスタのベースまたはゲートに印加する
ことを特徴とする。
【0012】第7の手段は、第1ないし第6の手段にお
ける前記制御手段が、外部から前記セラミック素子への
電流がない場合、又は前記出力検出手段により検出され
た電圧が下限電圧以下の場合、又は前記出力検出手段に
より検出された電流が上限電流以上の場合に前記加熱手
段の印加電流をオフにすることを特徴とする。
【0013】第8の手段は、第1ないし第7の手段にお
ける前記制御手段が、前記出力検出手段により検出され
た電圧及び電流から抵抗値を算出し、この抵抗値と目標
電圧又は目標電流から比例積分演算し、演算結果に基づ
いて前記加熱手段の印加電流を制御することを特徴とす
る。
【0014】なお、前記外部としては、例えば電子写真
装置のスコロトロン帯電器のグリッドが適用できる。こ
の場合には、スコロトロン帯電器の電源として信頼性の
向上を図り、低コストで小型の受動型の電源装置とする
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明に係る受動型
電源装置の一実施例を示す回路図、図2は図1のセラミ
ック素子の温度−抵抗値特性を示すグラフ、図3は定電
圧動作時のヒータオン/オフ制御サブルーチンを説明す
るためのフローチャート、図4は定電圧動作時のオンデ
ューティ制御サブルーチンを説明するためのフローチャ
ート、図5は定電流動作時のヒータオン/オフ制御サブ
ルーチンを説明するためのフローチャート、図6は異常
検出サブルーチンを説明するためのフローチャート、図
7は電子負荷モード時のオンデューティ制御サブルーチ
ンを説明するためのフローチャートである。
【0016】図1は一例として電子写真プロセスのスコ
ロトロン帯電器のグリッド電源を示し、図示省略のグリ
ッドからの電流IG がグリッド端子Gを介して入力し、
PTC特性を有する半導体チタン酸バリウム焼結体より
成るセラミック素子8を介して接地端子GNDに出力さ
れる。そして、この端子G、GND間の電圧又は電流が
目標値になるようにマイクロコンピュータ(以下、マイ
コン)3により制御される。直流電源1は5Vの直流電
圧をマイコン3に供給し、マイコン3はこの受動型電源
を制御すると共に、電子写真装置の他の部材を制御す
る。直流電源2は24Vの直流電圧をヒータ7の一端に
供給する。
【0017】マイコン3の出力ポートはバッファ4を介
してトランジスタ6のベースに接続され、トランジスタ
6のエミッタは接地(GND)側に、また、コレクタは
ヒータ7の他端に接続されている。ここで、マイコン3
に供給される直流電源1の電圧を共通にヒータ7に供給
するようにしてもよいが、電源1の変動を防止するため
には別の直流電源2を用いるほうが望ましい。また、ト
ランジスタ6としてFET型を用いる場合には、ベース
をゲートに、コレクタをソースに、エミッタをドレイン
としてバッファ4を電圧供給型にすることにより実現す
ることができる。
【0018】セラミック素子8はヒータ7により加熱さ
れて抵抗値が変化可能なようにヒータ7の近傍又は密着
して配置されている。セラミック素子8の両端には電極
8a、8bが形成され、電極8aはグリッド端子Gと、
分圧抵抗R1、R2より成る電圧検出回路9の一端に接
続されている。電極8bは電圧検出回路9の他端とマイ
コン3のA/D変換入力端子に接続されると共に、電流
検出用の抵抗10を介して接地端子GNDに接続されて
いる。また、分圧抵抗R1、R2の接続点はマイコン3
のA/D変換入力端子に接続されている。なお、図1に
おいて破線で示すように構成部材6〜10を含む回路1
1が電源部を構成し、他の構成部材1〜5が制御部と直
流電源を構成している。また、電圧検出回路9は定電圧
制御時に用いられ、抵抗10は定電流制御時に用いられ
る。
【0019】ここで、チタン酸バリウムはキュリー点以
下では強誘電体であり、室温では絶縁体であるが、希土
類元素やBi、Nd、Sbなどの酸化物を微量添加する
と半導体化し、図2に示すようにキュリー点以上の温度
では正の急峻な温度−抵抗値特性(PTC特性:Positi
ve Temperature Coefficient)を呈する。本実施例では
セラミック素子8として、キュリー点が80°C近傍の
Ba0.8 Sr0.2 TiO3 を用いた。ところで、このセ
ラミック素子8の電圧−電流特性は、ある電圧でブレー
クダウンを起こす(バリスタ電圧)ので、バリスタ電圧
が出力最大電圧以上になるようにセラミック素子8の構
造、添加材を調整する。なお、図2に示す特性と上記現
象については、「電子セラミックス」柳田博明、高田雄
介著、技報堂出版に記載されているので、ここではその
詳細な説明を省略する。
【0020】本実施例のセラミック素子8は、図2に示
すように常温から約60°Cまでは1KΩのオーダの抵
抗値を有し、約60°Cからは抵抗値は急激に増加し、
約100°Cでは10MΩのオーダとなる。そこで、マ
イコン3の制御によりトランジスタ6がオンになってヒ
ータ7が発熱すると、セラミック素子8の抵抗値が高く
なり、電極8a、8bの電位が上がる。逆に、トランジ
スタ6がオフになってヒータ7の発熱が停止されるとセ
ラミック素子8の抵抗値が低くなり、電極8a、8bの
電位が下がる。
【0021】また、セラミック素子8は放熱しやすい構
造であり、ヒータ7がオフになるとほぼ同時に室温まで
下がるように構成されている。但し、あまり熱時定数を
小さくすると制御リップルが大きくなるので、この問題
が発生しないような冷却構造で構成するか、又は出力側
にコンデンサを挿入するようにしてもよい。本実施例で
は、画像にリップルの影響が出ない限度の時定数として
約5mSとなる構造とした。
【0022】ここで、グリッド電圧は電子写真装置の周
囲の温度及び湿度、画像濃度等に応じて300Vから9
00Vまでの範囲で可変的に制御され、その目標値はマ
イコン3内のプログラムにより指定される。そして、定
電圧制御時には実際の出力電圧が電圧検出回路9を介し
てマイコン3に取り込まれてA/D変換され、以下のよ
うな制御を行う。この場合、グリッド電源は負の極性で
あるので、出力電圧は極性反転回路5を介して取り込ま
れる。また、定電流制御時には出力電流が抵抗10を介
して取り込まれる。なお、制御方法としては、電圧制
御、電流制御の他に、電圧制御としてはオン、オフ制
御、PWM制御を用いることができる。
【0023】次に、図3を参照して定電圧動作時のヒー
タオン/オフ制御サブルーチンGONVを説明する。こ
のサブルーチンGONVではグリッド電圧の目標値と検
出電圧を比較し(ステップS1)、目標値>検出電圧の
場合にはヒータフラグFHGを1にセットし(ステップ
S3)、他方、目標値>検出電圧でない場合にはヒータ
フラグFHGを0にリセットする(ステップS2)。そ
して、ヒータフラグFHGが1の場合にはトランジスタ
6をオンにすることにより、セラミック素子8を加熱し
て抵抗値を上げ、出力電圧を上げる。他方、ヒータフラ
グFHGが0の場合にはトランジスタ6をオフにするこ
とにより、セラミック素子8を放熱させて抵抗値を下
げ、出力電圧を下げる。
【0024】次に、図4を参照して定電圧動作時のオン
デューティ制御サブルーチンGPWMを説明する。この
サブルーチンGPWMでは目標値と検出電圧から比例積
分(PI)演算することによりヒータ7のオンデューテ
ィ時間を求め(ステップS11)、この時間をマイコン
3内のタイマGPWにセットする(ステップS12)。
そして、PWM制御を行う場合には、タイマGPWにセ
ットされた時間の間トランジスタ6をオンにすることに
よりセラミック素子8の抵抗値を目標値に制御する。
【0025】次に、図5を参照して定電流動作時のヒー
タオン/オフ制御サブルーチンGONIを説明する。こ
のサブルーチンGONIではグリッド電流の目標値と検
出電流を比較し(ステップS21)、目標値>検出電流
の場合にはヒータフラグFHGを0にリセットし(ステ
ップS23)、他方、目標値>検出電流でない場合には
ヒータフラグFHGを1にセットする(ステップS2
2)。
【0026】次に、図6を参照して異常検出サブルーチ
ンABNGを説明する。検出電圧とその下限電圧VAB
Nを比較し(ステップS31)、VABN>検出電圧の
場合にヒータフラグFHGを0にリセットする(ステッ
プS32)。次いで検出電流とその下限電流IABNを
比較し(ステップS33)、IABN>検出電流でない
場合にヒータフラグFHGを0にリセットする(ステッ
プS34)。
【0027】次に、図7を参照して電子負荷モード時の
オンデューティ制御サブルーチンを説明する。先ず、検
出電圧と検出電流からセラミック素子8の抵抗値Rを算
出し(ステップS41)、次いで抵抗値Rとその目標値
からP1演算することによりヒータ7のオンデューティ
時間を求め(ステップS42)、この時間をマイコン3
内のタイマGPWにセットする(ステップS43)。
【0028】次に、図8を参照して第2の実施例を説明
する。上記実施例ではヒータのオン/オフ及びPWM制
御時のオン時間を制御、すなわちデジタルで制御するよ
うに構成されているが、この第2の実施例ではアナログ
で制御するように構成されている。図8において演算増
幅器21の非反転入力端子(+)には目標電圧が印加さ
れ、反転入力端子(−)には電圧検出回路9の出力電圧
が24V電源と抵抗20を介して加算的に印加される。
この差は演算増幅器21の出力端子からトランジスタ6
のベースに印加され、したがって、目標電圧と検出電圧
の差に応じてヒータ7の印加電流が制御され、セラミッ
ク素子8の抵抗値が可変的に制御され、出力電圧が目標
値に制御される。
【0029】したがって、上記実施例によれば、高電圧
に耐圧に優れたセラミック素子8を外部から容易に制御
して、高電圧の受動型電源或いは高電圧の電子負荷を実
現することができる。また、セラミック素子8は常温で
は低抵抗で安定し、80°C前後でPTC特性を有する
ので、特別な冷却素子も不要である。また、100°C
前後では高抵抗で安定するので、火災等の危険が発生す
る温度まで加熱する必要もなく、簡単な構成で安全を確
保することができる。更に、セラミック素子8は焼結体
であるので、安価である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、PTC特性を有する半導体チタン酸バリウム
焼結体より成り、外部からの電流を受けるための電極を
焼結体の両端に備えたセラミック素子を加熱して抵抗値
を変化させることにより目標電圧又は目標電流を発生す
るので、従来例のスイッチング電源や光トランジスタを
用いた電源に比べて信頼性を向上し、低コスト、小型の
受動型電源装置を実現することができる。
【0031】請求項2記載の発明によれば、検出電圧が
目標電圧より大きい場合に加熱量を小さくしてセラミッ
ク素子を比較的低い抵抗値にし、目標電圧より小さい場
合に加熱量を大きくしてセラミック素子を比較的高い抵
抗値にするので、制御を簡単にすることができる。
【0032】請求項3記載の発明によれば、検出電流が
目標電流より大きい場合に加熱量を大きくしてセラミッ
ク素子を比較的高い抵抗値にし、目標電流より小さい場
合に加熱量を小さくしてセラミック素子を比較的低い抵
抗値にするので、制御を簡単にすることができる。
【0033】請求項4記載の発明によれば、目標電圧又
は目標電流と検出電圧又は検出電流の差に応じてトラン
ジスタをオン又はオフするので、トランジスタの損失を
防止することができ、また、構成を簡単にすることがで
きる。
【0034】請求項5記載の発明によれば、目標電圧又
は目標電流と検出電圧又は検出電流の差に応じた幅のパ
ルスでトランジスタをオン又はオフするので、オーバシ
ュートやリップルが発生することなく高精度で制御する
ことができる。
【0035】請求項6記載の発明によれば、目標電圧又
は目標電流と検出電圧又は検出電流の差に応じた電流を
トランジスタのベースまたはゲートに印加するので、オ
ーバシュートやリップルが発生することなく高精度で制
御することができる。
【0036】請求項7記載の発明によれば、外部からセ
ラミック素子への電流がない場合、検出電圧が下限電圧
以下の場合、検出電流が上限電流以上の場合に加熱手段
の印加電流をオフにするので、異常加熱による発煙や発
火を防止することができる。
【0037】請求項8記載の発明によれば、検出電圧及
び電流から抵抗値を算出し、この抵抗値と目標電圧又は
目標電流から比例積分演算し、演算結果に基づいて加熱
手段の印加電流を制御するので、高精度で制御すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る受動型電源装置の一実施例を示す
回路図である。
【図2】図1のセラミック素子の温度−抵抗値特性を示
すグラフである。
【図3】定電圧動作時のヒータオン/オフ制御サブルー
チンを説明するためのフローチャートである。
【図4】定電圧動作時のオンデューティ制御サブルーチ
ンを説明するためのフローチャートである。
【図5】定電流動作時のヒータオン/オフ制御サブルー
チンを説明するためのフローチャートである。
【図6】異常検出サブルーチンを説明するためのフロー
チャートである。
【図7】電子負荷モード時のオンデューティ制御サブル
ーチンを説明するためのフローチャートである。
【図8】アナログ制御方式の受動型電源装置の実施例を
示す回路図である。
【符号の説明】
3 マイクロコンピュータ 6 トランジスタ 7 ヒータ 8 セラミック素子 9 出力電圧検出回路 10 出力電流検出用抵抗 21 演算増幅器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの電流を受けて目標電圧又は目
    標電流を発生する受動型電源装置であって、 PTC特性を有する半導体チタン酸バリウム焼結体より
    成り、前記外部からの電流を受けるための電極を前記焼
    結体の両端に備えたセラミック素子と、 前記セラミック素子の両端の電圧又は前記セラミック素
    子に流れる電流を検出する出力検出手段と、 印加電流に応じて前記セラミック素子を加熱する加熱手
    段と、 目標電圧又は目標電流と前記出力検出手段により検出さ
    れた電圧又は電流の差に基づいて前記加熱手段の印加電
    流を制御する制御手段と、を備えた受動型電源装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記出力検出手段によ
    り検出された電圧が目標電圧より大きい場合に前記印加
    電流を小さくし、目標電圧より小さい場合に前記印加電
    流を大きくすることを特徴とする請求項1記載の受動型
    電源装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記出力検出手段によ
    り検出された電流が目標電流より大きい場合に前記印加
    電流を大きくし、目標電流より小さい場合に前記印加電
    流を小さくすることを特徴とする請求項1記載の受動型
    電源装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記加熱手段に直列に
    接続されたトランジスタを有し、目標電圧又は目標電流
    と前記出力検出手段により検出された電圧又は電流の差
    に応じて前記トランジスタをオン又はオフすることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の受動型電
    源装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、目標電圧又は目標電流
    と前記出力検出手段により検出された電圧又は電流の差
    に応じた幅のパルスで前記トランジスタをオン又はオフ
    することを特徴とする請求項4記載の受動型電源装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記加熱手段に直列に
    接続されたトランジスタを有し、目標電圧又は目標電流
    と前記出力検出手段により検出された電圧又は電流の差
    に応じた電流を前記トランジスタのベースまたはゲート
    に印加することを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の受動型電源装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、外部から前記セラミッ
    ク素子への電流がない場合、又は前記出力検出手段によ
    り検出された電圧が下限電圧以下の場合、又は前記出力
    検出手段により検出された電流が上限電流以上の場合に
    前記加熱手段の印加電流をオフにすることを特徴とする
    請求項1ないし6のいずれかに記載の受動型電源装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記出力検出手段によ
    り検出された電圧及び電流から抵抗値を算出し、この抵
    抗値と目標電圧又は目標電流から比例積分演算し、演算
    結果に基づいて前記加熱手段の印加電流を制御すること
    を特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の受動
    型電源装置。
JP7212060A 1995-08-21 1995-08-21 受動型電源装置 Pending JPH0962059A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011254640A (ja) * 2010-06-02 2011-12-15 Fdk Corp 絶縁型スイッチング電源

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011254640A (ja) * 2010-06-02 2011-12-15 Fdk Corp 絶縁型スイッチング電源

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