JPH0961832A - 液晶セル - Google Patents
液晶セルInfo
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- JPH0961832A JPH0961832A JP21319695A JP21319695A JPH0961832A JP H0961832 A JPH0961832 A JP H0961832A JP 21319695 A JP21319695 A JP 21319695A JP 21319695 A JP21319695 A JP 21319695A JP H0961832 A JPH0961832 A JP H0961832A
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- Japan
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- liquid crystal
- substrate
- alignment
- alignment treatment
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液晶注入時の液晶流動によって配向乱れを起
こしにくい液晶セルを得る。 【解決手段】 電極２，６と配向膜３，７をそれぞれ備
えた一対の基板１，４を封止部で封止し、基板間に封止
部に配置した液晶注入口９から液晶１１を注入し、各配
向膜の配向処理により液晶分子が捩じれ配列されるＳＴ
型液晶セルにおいて、各配向膜のうち配向のプレチルト
角安定性の低い配向膜７の配向処理方向Ｂの配向処理開
始側でかつ基板コーナー部４ａに隣接して液晶注入口９
を配置する。
こしにくい液晶セルを得る。 【解決手段】 電極２，６と配向膜３，７をそれぞれ備
えた一対の基板１，４を封止部で封止し、基板間に封止
部に配置した液晶注入口９から液晶１１を注入し、各配
向膜の配向処理により液晶分子が捩じれ配列されるＳＴ
型液晶セルにおいて、各配向膜のうち配向のプレチルト
角安定性の低い配向膜７の配向処理方向Ｂの配向処理開
始側でかつ基板コーナー部４ａに隣接して液晶注入口９
を配置する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はスーパーツイスト
（ＳＴ）型液晶表示装置の特に液晶セルに関し、液晶セ
ルに設ける液晶注入口の位置に係わる。
（ＳＴ）型液晶表示装置の特に液晶セルに関し、液晶セ
ルに設ける液晶注入口の位置に係わる。
【０００２】
【従来の技術】液晶セルへの液晶注入法に、真空注入法
と滴下注入法があり、このうち液晶注入量を調整するこ
とが容易なことから、主に真空注入法が利用されてい
る。
と滴下注入法があり、このうち液晶注入量を調整するこ
とが容易なことから、主に真空注入法が利用されてい
る。
【０００３】真空注入法において注入口の位置は製造作
業性により液晶セルの短辺側に配置されている。しか
し、液晶分子が２１０度から３１０度捩じれ配向処理さ
れたＳＴ型液晶表示装置では液晶注入時の液晶流動の影
響で配向乱れが生じ、しばしば表示むらが目立つ。
業性により液晶セルの短辺側に配置されている。しか
し、液晶分子が２１０度から３１０度捩じれ配向処理さ
れたＳＴ型液晶表示装置では液晶注入時の液晶流動の影
響で配向乱れが生じ、しばしば表示むらが目立つ。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】特にカラーフィルター
を一方の基板内面に有するカラー表示ＳＴ型液晶表示装
置で表示むらが顕著に現われる。これはカラーフィルタ
ーを有する基板側のチルト角安定性がフィルターの無い
側よりも劣っており、液晶注入時の液晶流動によって配
向乱れを起こしやすいためである。
を一方の基板内面に有するカラー表示ＳＴ型液晶表示装
置で表示むらが顕著に現われる。これはカラーフィルタ
ーを有する基板側のチルト角安定性がフィルターの無い
側よりも劣っており、液晶注入時の液晶流動によって配
向乱れを起こしやすいためである。
【０００５】本発明は上記問題に鑑み、配向乱れが生じ
にくい液晶セルを得ることを目的とする。
にくい液晶セルを得ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも一
面に電極と配向処理が施されて第１の配向処理方向を有
する配向膜とを備えた第１の基板と、この第１の基板に
間隔をおいて配置され前記第１の基板の電極側に対向す
る一面に電極と配向処理が施されて前記第１の配向処理
よりもプレチルト角安定性の低い第２の配向処理方向を
有する配向膜とを備えた第２の基板と、前記第１の基板
と第２の基板の周囲に配置された封止部と、この封止部
の一部に設けられた液晶注入口と、前記第１の基板と第
２の基板間に前記液晶注入口から注入された液晶とから
なる液晶セルにおいて、前記注入口は前記第２の配向処
理方向の配向処理開始側の前記基板のコーナー部に隣接
して配置されてなる液晶セルを提供するものである。
面に電極と配向処理が施されて第１の配向処理方向を有
する配向膜とを備えた第１の基板と、この第１の基板に
間隔をおいて配置され前記第１の基板の電極側に対向す
る一面に電極と配向処理が施されて前記第１の配向処理
よりもプレチルト角安定性の低い第２の配向処理方向を
有する配向膜とを備えた第２の基板と、前記第１の基板
と第２の基板の周囲に配置された封止部と、この封止部
の一部に設けられた液晶注入口と、前記第１の基板と第
２の基板間に前記液晶注入口から注入された液晶とから
なる液晶セルにおいて、前記注入口は前記第２の配向処
理方向の配向処理開始側の前記基板のコーナー部に隣接
して配置されてなる液晶セルを提供するものである。
【０００７】ラビング配向処理された配向膜表面に液晶
が接すると、液晶分子（ダイレクタ）は配向処理方向に
整列し、かつラビング配向処理開始側に背を向けて一定
の角度で立ち上がるように配向する。基板に接するダイ
レクタの立ち上がり角度をプレチルト角といい、通常、
基板面に対して２度から６度である。
が接すると、液晶分子（ダイレクタ）は配向処理方向に
整列し、かつラビング配向処理開始側に背を向けて一定
の角度で立ち上がるように配向する。基板に接するダイ
レクタの立ち上がり角度をプレチルト角といい、通常、
基板面に対して２度から６度である。
【０００８】液晶を注入口を介してセル内に注入した場
合、注入時の液晶流動により流動方向に配向乱れが生じ
るのは、配向処理面上を液晶が方向性をもって移動する
ことにより、配向膜表面の配向規制力が弱まり劣化する
ためと考えられる。
合、注入時の液晶流動により流動方向に配向乱れが生じ
るのは、配向処理面上を液晶が方向性をもって移動する
ことにより、配向膜表面の配向規制力が弱まり劣化する
ためと考えられる。
【０００９】特にチルト角安定性の低い配向処理面に対
しては、配向処理方向と液晶流動方向が大きく異なる場
合に顕著に影響をうけ、表示むらとして目立つようにな
る。この表示むらは程度が軽いものについては液晶の転
移点以上にセルを加熱するアニール配向処理により目立
たなくなる。
しては、配向処理方向と液晶流動方向が大きく異なる場
合に顕著に影響をうけ、表示むらとして目立つようにな
る。この表示むらは程度が軽いものについては液晶の転
移点以上にセルを加熱するアニール配向処理により目立
たなくなる。
【００１０】このようなチルト角安定性すなわちプレチ
ルト角およびダイレクタへの規制力は、配向膜の材料、
配向処理方法、配向処理面の下地構造、材質により左右
される。
ルト角およびダイレクタへの規制力は、配向膜の材料、
配向処理方法、配向処理面の下地構造、材質により左右
される。
【００１１】一方の基板にカラーフィルターを有するＳ
Ｔ型表示装置では、カラーフィルター側の配向面はカラ
ーフィルターがない場合に比べてプレチルト角安定性が
劣っている。この場合、液晶注入方向がカラーフィルタ
ー側基板の配向方向とほぼ同じであれば、注入時の流動
方向による表示むらはとくに目立たない。しかし、液晶
注入方向が配向方向から大きく外れると表示むらが目立
つようになる。カラーフィルターを用いない装置では流
動配向不良による表示むらが起こる場合もあるが、アニ
ール配向処理で目立たなくすることができる。しかし、
カラーフィルター付きの装置では、表示むらを十分に解
消できない。
Ｔ型表示装置では、カラーフィルター側の配向面はカラ
ーフィルターがない場合に比べてプレチルト角安定性が
劣っている。この場合、液晶注入方向がカラーフィルタ
ー側基板の配向方向とほぼ同じであれば、注入時の流動
方向による表示むらはとくに目立たない。しかし、液晶
注入方向が配向方向から大きく外れると表示むらが目立
つようになる。カラーフィルターを用いない装置では流
動配向不良による表示むらが起こる場合もあるが、アニ
ール配向処理で目立たなくすることができる。しかし、
カラーフィルター付きの装置では、表示むらを十分に解
消できない。
【００１２】本発明は均一な表示を得るために、液晶注
入口を液晶注入方向とチルト角安定性の劣っている配向
処理方向と大略一致させるように配慮したセル構造を提
供する。
入口を液晶注入方向とチルト角安定性の劣っている配向
処理方向と大略一致させるように配慮したセル構造を提
供する。
【００１３】本発明はさらに液晶注入口をチルト角安定
性の劣っている、すなわち低い配向処理方向の配向処理
開始側に配置したセル構造を提供する。
性の劣っている、すなわち低い配向処理方向の配向処理
開始側に配置したセル構造を提供する。
【００１４】液晶セル表示面全面において、配向方向に
対して液晶流動方向を一致するように液晶流動をさせる
ことはできないが、広幅の注入口を用いると、かなり一
致させることができる。しかし、液晶注入口部は封止部
に比べて上下基板の支持力が弱いため極端に広くするこ
とや、セルコーナーにまたがって配置することは、部分
的に基板間隔異常などを起こしやすく、製造上好ましく
ない。製造の簡便さ、製造作業性を勘案すると、液晶注
入口をプレチルト角の劣っている配向処理開始方向側両
辺のコーナー部に隣接するように注入口を配置し液晶を
注入すると表示むらが目立たなくなる。
対して液晶流動方向を一致するように液晶流動をさせる
ことはできないが、広幅の注入口を用いると、かなり一
致させることができる。しかし、液晶注入口部は封止部
に比べて上下基板の支持力が弱いため極端に広くするこ
とや、セルコーナーにまたがって配置することは、部分
的に基板間隔異常などを起こしやすく、製造上好ましく
ない。製造の簡便さ、製造作業性を勘案すると、液晶注
入口をプレチルト角の劣っている配向処理開始方向側両
辺のコーナー部に隣接するように注入口を配置し液晶を
注入すると表示むらが目立たなくなる。
【００１５】
【発明の実施の形態】図１（ａ）、（ｂ）は本発明の一
実施の形態を示し、（ａ）は平面図、（ｂ）は拡大断面
図である。
実施の形態を示し、（ａ）は平面図、（ｂ）は拡大断面
図である。
【００１６】方形の透明な第１の基板１の一面には、櫛
形の透明な電極２と、配向処理が施されて第１の配向処
理方向Ａを有する配向膜３を有している。この第１の基
板１に間隔をおいて透明な第２の基板４を周囲を封止材
による封止部８で封止した方形のセルを形成するように
配置する。
形の透明な電極２と、配向処理が施されて第１の配向処
理方向Ａを有する配向膜３を有している。この第１の基
板１に間隔をおいて透明な第２の基板４を周囲を封止材
による封止部８で封止した方形のセルを形成するように
配置する。
【００１７】第２の基板４は第１の基板の電極２に対向
する面に、赤、緑、青用のカラーフィルター層５と、第
１の基板の電極２と９０度で交差する櫛形の透明な電極
６と、配向処理が施されて前記第１の配向処理Ａよりも
プレチルト角安定性の低い第２の配向処理方向Ｂを有す
る配向膜７とを積層して備えている。
する面に、赤、緑、青用のカラーフィルター層５と、第
１の基板の電極２と９０度で交差する櫛形の透明な電極
６と、配向処理が施されて前記第１の配向処理Ａよりも
プレチルト角安定性の低い第２の配向処理方向Ｂを有す
る配向膜７とを積層して備えている。
【００１８】基板１、４のコーナー部４ａに隣接する位
置で封止部８の一部に液晶注入口９を配置する。基板間
にはスペーサ１０が散布されて基板間隙を規制してお
り、この液晶注入口９から液晶１１がこの基板間隔内に
注入充填されている。
置で封止部８の一部に液晶注入口９を配置する。基板間
にはスペーサ１０が散布されて基板間隙を規制してお
り、この液晶注入口９から液晶１１がこの基板間隔内に
注入充填されている。
【００１９】第１の基板１の配向膜３の配向処理の配向
処理方向Ａは図示右下方から左上方に向き、第２の基板
４の配向膜７の配向処理の配向処理方向Ｂは図示右上方
から左下方に向いており、液晶注入口は第２の配向処理
方向Ｂの配向処理開始側の基板のコーナー部１１に隣接
して配置される。すなわち図において矢印Ｂの後端側が
配向処理開始方向側になる。ラビング処理ではこの方向
に沿ってラビングされる。
処理方向Ａは図示右下方から左上方に向き、第２の基板
４の配向膜７の配向処理の配向処理方向Ｂは図示右上方
から左下方に向いており、液晶注入口は第２の配向処理
方向Ｂの配向処理開始側の基板のコーナー部１１に隣接
して配置される。すなわち図において矢印Ｂの後端側が
配向処理開始方向側になる。ラビング処理ではこの方向
に沿ってラビングされる。
【００２０】第１及び第２の基板を対向させると、
（ａ）のように配向処理方向Ａ、Ｂは捩じれ角Ｃすなわ
ち２１０度乃至３１０度で交差し、カイラル剤を含むネ
マティック液晶を注入すると、電極への電圧無印加時に
第１の基板１から第２の基板４に図示の角度Ｃのように
ねじれ配列して、ＳＴ型液晶セルを形成する。
（ａ）のように配向処理方向Ａ、Ｂは捩じれ角Ｃすなわ
ち２１０度乃至３１０度で交差し、カイラル剤を含むネ
マティック液晶を注入すると、電極への電圧無印加時に
第１の基板１から第２の基板４に図示の角度Ｃのように
ねじれ配列して、ＳＴ型液晶セルを形成する。
【００２１】第２の基板上の配向膜７の配向処理はカラ
ーフィルターの存在によりプレチルト角安定性が第１の
基板の配向膜３のプレチルト角安定性よりも劣ってお
り、注入される液晶流動により配向規制力が弱められる
が、液晶注入口９の位置を第２の配向処理方向Ｂの配向
処理開始側の基板のコーナー部１１に隣接して配置して
おり、液晶流動の影響が少なく、配向乱れを生じにく
い。
ーフィルターの存在によりプレチルト角安定性が第１の
基板の配向膜３のプレチルト角安定性よりも劣ってお
り、注入される液晶流動により配向規制力が弱められる
が、液晶注入口９の位置を第２の配向処理方向Ｂの配向
処理開始側の基板のコーナー部１１に隣接して配置して
おり、液晶流動の影響が少なく、配向乱れを生じにく
い。
【００２２】
【実施例】本発明の実施例を説明する。
【００２３】図１においてＩＴＯなどの透明電極２を櫛
形に形成したガラスの基板１の表面に配向膜３としてポ
リイミド（ＳＥ−１５０、日産化学社製）溶液を塗布
し、２５０℃で３０分焼成し、膜厚８００Ａ（オングス
トローム）のポリイミド薄膜を得た後、図示矢印Ａのよ
うにラビング処理を施して配向膜３を得た。一方の対向
基板はカラーフィルター層５を有し同様にＩＴＯなどの
透明電極６を櫛形に形成したガラスの基板４に同様のポ
リイミド膜を形成し、図示矢印Ｂ方向にラビング処理を
施して配向膜７とした。
形に形成したガラスの基板１の表面に配向膜３としてポ
リイミド（ＳＥ−１５０、日産化学社製）溶液を塗布
し、２５０℃で３０分焼成し、膜厚８００Ａ（オングス
トローム）のポリイミド薄膜を得た後、図示矢印Ａのよ
うにラビング処理を施して配向膜３を得た。一方の対向
基板はカラーフィルター層５を有し同様にＩＴＯなどの
透明電極６を櫛形に形成したガラスの基板４に同様のポ
リイミド膜を形成し、図示矢印Ｂ方向にラビング処理を
施して配向膜７とした。
【００２４】この後、基板１の配向膜３周辺に沿って周
辺封止剤として６μｍ径のガラスファイバーを含有した
エポキシ系接着剤を液晶注入口９をカラーフィルター付
きの基板４のラビング開始側両辺のコーナー部４ａに隣
接して形成して印刷した。次にガラス基板４の表面にス
ペーサ１０として粒径６μｍの樹脂球を散布した。配向
膜が対向し、配向処理方向Ａ、Ｂが２４０度捩じれるよ
うに両基板を対向させて張り合わせ空セルを形成した。
辺封止剤として６μｍ径のガラスファイバーを含有した
エポキシ系接着剤を液晶注入口９をカラーフィルター付
きの基板４のラビング開始側両辺のコーナー部４ａに隣
接して形成して印刷した。次にガラス基板４の表面にス
ペーサ１０として粒径６μｍの樹脂球を散布した。配向
膜が対向し、配向処理方向Ａ、Ｂが２４０度捩じれるよ
うに両基板を対向させて張り合わせ空セルを形成した。
【００２５】次に真空注入法により、ネマティック液晶
材料（ＺＬＩ−２２９２、商品名）にカイラル剤（Ｓ−
８１１、商品名）を１重量％添加した液晶１１を注入、
封止したカラー表示ＳＴ型液晶表示セルを形成した。
材料（ＺＬＩ−２２９２、商品名）にカイラル剤（Ｓ−
８１１、商品名）を１重量％添加した液晶１１を注入、
封止したカラー表示ＳＴ型液晶表示セルを形成した。
【００２６】この液晶セルを偏光板で挟んで観察したと
ころ、セル全面にわたり均一な配向および均一な間隙が
得られていた。さらに駆動回路により点灯表示させたと
ころ、液晶の注入による流動配向などの表示むらのない
均一で良好な表示が得られた。
ころ、セル全面にわたり均一な配向および均一な間隙が
得られていた。さらに駆動回路により点灯表示させたと
ころ、液晶の注入による流動配向などの表示むらのない
均一で良好な表示が得られた。
【００２７】（比較例１）図２に示すように、図１の本
発明の実施例に対して、液晶注入口１２の位置を右短辺
１３の中央に形成し、実施例と同じ液晶を注入封止して
カラー表示ＳＴ型液晶セルを得た。
発明の実施例に対して、液晶注入口１２の位置を右短辺
１３の中央に形成し、実施例と同じ液晶を注入封止して
カラー表示ＳＴ型液晶セルを得た。
【００２８】この液晶セルを偏光板で挟んで観察したと
ころ、セル面内で均一な間隙が得られていた。、セル内
面に部分的に液晶の注入による流動配向が見られ、さら
に駆動回路を接続して点灯表示させたところ、液晶の注
入による流動配向表示むらが発生して良好な表示が得ら
れなかった。また、液晶の転移点以上にアニール配向処
理を施しても、流動配向表示むらは部分的には程度は良
くなったものの完全には消えず均一で良好な表示が得ら
れなかった。
ころ、セル面内で均一な間隙が得られていた。、セル内
面に部分的に液晶の注入による流動配向が見られ、さら
に駆動回路を接続して点灯表示させたところ、液晶の注
入による流動配向表示むらが発生して良好な表示が得ら
れなかった。また、液晶の転移点以上にアニール配向処
理を施しても、流動配向表示むらは部分的には程度は良
くなったものの完全には消えず均一で良好な表示が得ら
れなかった。
【００２９】（比較例２）図３に示すように液晶注入口
１４をカラーフィルターのない基板１の配向処理方向Ａ
の配向処理開始方向側のコーナー部に形成したほかは、
上記実施例と同じ製造、セル構成として形成した。
１４をカラーフィルターのない基板１の配向処理方向Ａ
の配向処理開始方向側のコーナー部に形成したほかは、
上記実施例と同じ製造、セル構成として形成した。
【００３０】この液晶セルを偏光板で挟んで観察したと
ころ、セル面内で均一な間隙が得られていたが、セル面
内に部分的に液晶注入による流動配向が見られ、さらに
駆動回路により点灯表示させたところ、液晶の注入によ
る流動配向などの表示むらが発生して良好な表示が得ら
れなかった。また、液晶の転移点以上にアニール配向処
理を施しても、流動配向表示むらは消えず均一で良好な
表示が得られなかった。
ころ、セル面内で均一な間隙が得られていたが、セル面
内に部分的に液晶注入による流動配向が見られ、さらに
駆動回路により点灯表示させたところ、液晶の注入によ
る流動配向などの表示むらが発生して良好な表示が得ら
れなかった。また、液晶の転移点以上にアニール配向処
理を施しても、流動配向表示むらは消えず均一で良好な
表示が得られなかった。
【００３１】以上本発明の実施例について説明したが、
実施例で述べた材料、条件、配向方法に限定されるもの
ではなく、他の材料、条件、配向方法によるセルについ
ても同様に適用できることはいうまでもない。また、実
施例のような単純マトリクス型ばかりでなく、ＴＦＴや
ＭＩＭ素子などのスイッチング素子を使用したアクティ
ブマトリクス型駆動方式にも同様に適用されるものであ
る。
実施例で述べた材料、条件、配向方法に限定されるもの
ではなく、他の材料、条件、配向方法によるセルについ
ても同様に適用できることはいうまでもない。また、実
施例のような単純マトリクス型ばかりでなく、ＴＦＴや
ＭＩＭ素子などのスイッチング素子を使用したアクティ
ブマトリクス型駆動方式にも同様に適用されるものであ
る。
【００３２】
【発明の効果】本発明によれば、良好な配向、表示の均
一性、広い視野角、高コントラスト、薄型軽量、高信頼
性の大画面表示液晶表示装置を得ることができる。
一性、広い視野角、高コントラスト、薄型軽量、高信頼
性の大画面表示液晶表示装置を得ることができる。
【図１】本発明の実施の形態を説明するもので、（ａ）
は平面図、（ｂ）は拡大略断面図である。
は平面図、（ｂ）は拡大略断面図である。
【図２】比較例１の平面図である。
【図３】比較例２の平面図である。
１： 基板 ２： 電極 ３： 配向膜 ４： 基板 ４ａ：コーナー部 ５： カラーフィルター層 ６： 電極 ７： 配向膜 ８： 封止部 ９： 液晶注入口 １０：スペーサ １１：液晶
Claims (2)
- 【請求項１】 少なくとも一面に電極と配向処理が施さ
れて第１の配向処理方向を有する配向膜とを備えた第１
の基板と、この第１の基板に間隔をおいて配置され前記
第１の基板の電極側に対向する一面に電極と配向処理が
施されて前記第１の配向処理よりもプレチルト角安定性
の低い第２の配向処理方向を有する配向膜とを備えた第
２の基板と、前記第１の基板と第２の基板の周囲に配置
された封止部と、この封止部の一部に設けられた液晶注
入口と、前記第１の基板と第２の基板間に前記液晶注入
口から注入された液晶とからなる液晶セルにおいて、前
記注入口は前記第２の配向処理方向の配向処理開始側の
前記基板のコーナー部に隣接して配置されてなる液晶セ
ル。 - 【請求項２】 第２の基板がカラーフィルター層を有し
てなる請求項１記載の液晶セル。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21319695A JPH0961832A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 液晶セル |
| IN236CA1996 IN187154B (ja) | 1995-08-22 | 1996-02-09 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21319695A JPH0961832A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 液晶セル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0961832A true JPH0961832A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16635132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21319695A Pending JPH0961832A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 液晶セル |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0961832A (ja) |
| IN (1) | IN187154B (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001016646A1 (fr) * | 1999-09-01 | 2001-03-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Panneau d'affichage a cristaux liquides et son procede de production |
| KR100871504B1 (ko) * | 2005-07-28 | 2008-12-05 | 엡슨 이미징 디바이스 가부시키가이샤 | 반투과형 액정 표시 장치 |
-
1995
- 1995-08-22 JP JP21319695A patent/JPH0961832A/ja active Pending
-
1996
- 1996-02-09 IN IN236CA1996 patent/IN187154B/en unknown
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001016646A1 (fr) * | 1999-09-01 | 2001-03-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Panneau d'affichage a cristaux liquides et son procede de production |
| KR100871504B1 (ko) * | 2005-07-28 | 2008-12-05 | 엡슨 이미징 디바이스 가부시키가이샤 | 반투과형 액정 표시 장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| IN187154B (ja) | 2002-02-16 |
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