JPH0961105A - テープの歪み測定法および測定装置 - Google Patents

テープの歪み測定法および測定装置

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JPH0961105A
JPH0961105A JP22000495A JP22000495A JPH0961105A JP H0961105 A JPH0961105 A JP H0961105A JP 22000495 A JP22000495 A JP 22000495A JP 22000495 A JP22000495 A JP 22000495A JP H0961105 A JPH0961105 A JP H0961105A
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JP
Japan
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tape
distortion
amount
measuring
curvature
Prior art date
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Pending
Application number
JP22000495A
Other languages
English (en)
Inventor
Mayumi Abe
真弓 阿部
Koji Naruse
宏治 成瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH0961105A publication Critical patent/JPH0961105A/ja
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープに内在するテープの歪み量を導き出
し、さらに、テープとヘッドの当たり特性を導き出すテ
ープの歪み測定法および測定装置の提供。 【解決手段】 所定の長さに切断されたテープ1を、テ
ープ1の主面1aと垂直である側面1bを測定台2の水
平面2aに載置してテープ1の曲率半径Rを測定し、こ
の曲率半径R値に基づきテープ1の歪み量を導き出し、
さらに、導き出されたテープ1の歪み量からテープ1と
ヘッドの当たり特性を導き出す。 【効果】 水平面に載置されたテープの曲率半径を測定
すれば、この曲率半径値に基づきテープに内在するテー
プの歪み量が導き出され、さらに、導き出されたテープ
の歪み量からテープとヘッドの当たり特性を導き出すこ
とができる、テープの歪み測定法および測定装置が提供
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープレコーダ、
VTR等の記録媒体として使用されるテープの歪み測定
法および測定装置に関するものであり、さらに詳しく
は、テープに内在する歪み量を導き出すテープの歪み測
定法および測定装置、さらに、導き出されたテープの歪
み量からテープとヘッドとの当たり特性を導き出すテー
プの歪み測定法および測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録装置において使用されて
いるテープでは、記録再生時間の長時間化および高密度
記録化のいずれも要求され、テープの厚さを薄くすると
共にテープとヘッドの当たりが良く、内在する歪みの少
ないテープが求められている。このため、テープに内在
する歪み量を導き出すテープの歪み測定法および測定装
置、さらに、導き出されたテープの歪み量からテープと
ヘッドの当たり特性を導き出す歪み測定法および測定装
置が求められており、これが一つの大きな課題となって
いる。
【0003】従来、テープの歪み量を導き出す手段およ
びテープの歪み量からテープとヘッドの当たり特性を導
き出す手段としては、長手方向と垂直に所定の長さに切
断したテープの主面の、長手方向と直交する方向の両端
と中央部の高さの差を測定するカッピング法、あるいは
長手方向と垂直に略1mの長さに切断されたテープの一
端を固定して垂下し、テープの捩じれ回数を測定するカ
ーリング法のいずれかの手段が用いられていた。これを
図3ないし図5を参照して説明する。
【0004】図3(a)は、カッピング法について説明
する概略側面図であり、同図(b)は、テープ1の主面
1aの測定場所を示す概略平面図である。所定の長さに
切断されたテープ1は、その両端に重り4が取り付けら
れ、適宜間隔に配置され円柱状の二本のガイド3の間に
懸け渡される。そして、二本のガイド3の略中間のテー
プ1の主面1aを同図(b)で示す如く、長手方向と直
交する方向の一端であるZ1 を原点として他の一端のZ
2 と中央部Z3 の高低を顕微鏡5等を用いて測定するも
のであり、カッピング量Cは下式で表す。 C=Z3 −(±Z2 )/2 つまり、カッピング量Cはテープ1の主面1aの長手方
向と直交する方向の反り方向とその量を表すものであ
る。
【0005】図4は、カーリング法について説明する概
略側面図である。1mの長さに切断されたテープ1の一
端を固定して垂下し、テープ1の捩じれ回数を測定する
ものである。同図では一例としてテープ1の捩じれ回数
が2.5回であるものを示した。
【0006】図5は、テープ1とヘッドの当たり特性を
示す一例であり、周波数7MHz、テープ1とヘッドの
相対速度3.8m/秒で記録したテープ1を再生した再
生波形のエンベロープ6である。同図で示す如く、再生
波形のエンベロープ6はテープ1にヘッドが当たる初期
の再生出力Bは小さく、以後安定出力Aとなる。一般
に、初期の再生出力Bの安定出力Aに対する比率Tr
{Tr=(B/A)×100}としては70%以上が要
求されている。上記したカッピング量C、カーリング法
によるテープの捩じれ回数および初期の再生出力Bの安
定出力Aに対する比率Trとを比較する一例を表2に示
す。
【0007】
【表2】
【0008】表2から明らかなように、カッピング量
C、カーリング法によるテープ1の捩じれ回数および初
期の再生出力Bの安定出力Aに対する比率Trとは相関
が無い。従って、カッピング量およびカーリング法はテ
ープ1の歪み量を導き出す手段、さらに、テープ1の歪
み量からテープ1とヘッドの当たり特性を導き出す手段
としてはいずれも不都合であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、テー
プに内在するテープの歪み量を導き出すテープの歪み測
定法および測定装置、さらに、導き出されたテープの歪
み量からテープとヘッドの当たり特性を導き出すテープ
の歪み測定法および測定装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では所定の長さに切断されたテープを、テー
プの主面と垂直である側面を測定台の水平面に載置して
テープの曲率半径を測定し、この曲率半径値に基づきテ
ープの歪み量を導き出し、さらに、導き出されたテープ
の歪み量からテープとヘッドの当たり特性を導き出すも
のである。ここで言うテープとヘッドの当たり特性と
は、回転ヘッドがドラムに巻き付けられたテープに当た
り再生する再生出力のエンベロープにおいて、当たり始
めの初期の再生出力と、その後安定する安定出力との比
率を言う。
【0011】いずれの発明においても、その好ましい実
施態様としては、ドラムにテープが巻き付く長さ等か
ら、切断されるテープの長さを略3cmとし、また、測
定台の水平面に載置されたテープが、テープに内在する
歪みに応じた曲率半径となり曲がるように、水平面の表
面をフッ素樹脂等で処理して平滑面とし、さらに、水平
面下に水平面を振動させる加振器を設けることが好まし
い。
【0012】上記手段によれば、水平面に載置されたテ
ープの曲率半径からテープに内在するテープの歪み量
が、テープの歪み量に応じて導き出され、さらに、導き
出されたテープの歪み量からテープとヘッドの当たり特
性を導き出すことができる作用がある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1ないし図2を参照して説明する。
【0014】図1は所定の長さに切断されたテープ1を
測定台2の水平面2aに載置した状態を示す、概略外観
図である。測定台2の水平面2aの表面は、水平面2a
に載置されたテープ1がテープ1に内在する歪みに応じ
た曲率半径Rとなり曲がるように、フッ素樹脂等で処理
して平滑面とし、さらに、測定台2の水平面2a下には
水平面2aを振動させる加振器2bを設けるものであ
る。そして、所定の長さに切断されたテープ1を、テー
プ1の主面1aと垂直である側面1bを水平面2aに載
置し、加振器2bを振動させれば、載置されたテープ1
はこのテープ1に内在する歪みに応じた曲率半径Rで円
弧状に曲がることとなる。一般にテープ1に内在する歪
みが大である程円弧状の曲率半径Rが小となる。上述し
た切断されたテープ1の長さが3cmである場合の曲率
半径Rと、従来の技術における図5を参照して説明した
初期の再生出力Bの安定出力Aに対する比率Trとの関
係の一例を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】また、表1におけるlogRを横軸、Tr
を縦軸としてグラフにしたものを図2に示す。同図から
明らかなように、曲率半径Rと初期の再生出力Bの安定
出力Aに対する比率Trとは相関関係があり、テープ1
に内在するテープ1の歪み量を導き出す、さらに、導き
出されたテープ1の歪み量からテープ1とヘッドの当た
り特性を導き出すことができる。
【0017】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、長手方向と垂直に所定の長さに切断されたテープ
を、テープの主面と垂直である側面を水平面に載置して
テープの曲率半径を測定すれば、この曲率半径値に基づ
きテープに内在するテープの歪み量を導き出すことがで
き、さらに、導き出されたテープの歪み量からテープと
ヘッドの当たり特性を導き出すことができる、テープの
歪み測定法および測定装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態例を示し、切断されたテ
ープを水平面に載置した状態を示す、概略外観図であ
る。
【図2】 本発明の実施の形態例により導き出された、
曲率半径と初期の再生出力の安定出力に対する比率との
関係をグラフにしたものである。
【図3】 従来の測定法および測定装置を示し、(a)
は、カッピング法について説明する概略側面図であり、
(b)は、テープの主面の測定場所を示す概略平面図で
ある。
【図4】 従来の測定法を示し、カーリング法について
説明する概略側面図である。
【図5】 テープとヘッドの当たり特性を示す、再生波
形のエンベロープである。
【符号の説明】
1 テープ 1a 主面 1b 側面 2 測定台 2a 水平面 2b 加振器 3 ガイド 4 重り 5 顕微鏡 6 再生波形のエンベロープ A 安定出力 B 初期の再生出力 C カッピング量 R 曲率半径 Tr 初期の再生出力の安定出力に対する比率

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の長さに切断されたテープの主面と
    垂直である側面を測定台の水平面に載置し、 前記テープの曲率半径を測定し、 前記曲率半径値に基づき前記テープの歪み量を導き出
    す、 ことを特徴とする、テープの歪み測定法。
  2. 【請求項2】 前記テープの歪み量に基づきテープとヘ
    ッドとの当たり特性を導き出すことを特徴とする、請求
    項1に記載のテープの歪み測定法。
  3. 【請求項3】 切断するテープの長さを略3cmとする
    ことを特徴とする、請求項1に記載のテープの歪み測定
    法。
  4. 【請求項4】 水平面を有する測定台と、 前記水平面を加振する加振器を前記水平面下に設けたこ
    とを特徴とする、テープの歪み測定装置。
JP22000495A 1995-08-29 1995-08-29 テープの歪み測定法および測定装置 Pending JPH0961105A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22000495A JPH0961105A (ja) 1995-08-29 1995-08-29 テープの歪み測定法および測定装置

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JP22000495A JPH0961105A (ja) 1995-08-29 1995-08-29 テープの歪み測定法および測定装置

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Publication Number Publication Date
JPH0961105A true JPH0961105A (ja) 1997-03-07

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JP22000495A Pending JPH0961105A (ja) 1995-08-29 1995-08-29 テープの歪み測定法および測定装置

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JP (1) JPH0961105A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012032227A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Nsk Ltd 薄肉リング状ワークの寸法測定方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012032227A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Nsk Ltd 薄肉リング状ワークの寸法測定方法

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