JPH0960047A - 油圧駆動装置 - Google Patents

油圧駆動装置

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JPH0960047A
JPH0960047A JP21049095A JP21049095A JPH0960047A JP H0960047 A JPH0960047 A JP H0960047A JP 21049095 A JP21049095 A JP 21049095A JP 21049095 A JP21049095 A JP 21049095A JP H0960047 A JPH0960047 A JP H0960047A
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JP
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amount
detecting
hydraulic pump
pump
displacement
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JP21049095A
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Hajime Yasuda
元 安田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】油圧ショベルの旋回ブーム上げ動作における、
オペレータによるバケット移動軌跡調整の操作負担を低
減できる油圧駆動装置を提供する。 【解決手段】バケット内重量が重くなると、k×Qbm
ほうがQboよりも小さくなるので、制御部15が手順2
9でQb=k×Qbmとする。レギュレータ3bは、通常
の目標吐出流量Qboよりも小さいk×Qbm及び馬力制御
の目標吐出流量Qb2によるポンプ制御を行い、油圧ポン
プ2bの吐出流量Qbは等馬力線図上をa→b→dのよ
うに変化する。このとき、油圧ポンプ2aはポジティブ
コントロール及び馬力制御による通常の制御が行われて
いるので、ポジティブコントロールの目標吐出流量Qa1
か若しくは馬力制御の目標吐出流量Qa2を吐出するが、
重負荷のためブームはあまり上がらない。そこでそのあ
まりあがらない分、油圧ポンプ2bからの吐出流量を小
さくして旋回モータ8bの速度を遅くすることで、ブー
ム上げ量lbと旋回量swとのバランスは負荷に関係なく
良好に保たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧駆動の作業機
を駆動する油圧駆動装置に係わり、特に、油圧ショベル
を駆動する油圧駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の油圧駆動装置に係わる従来技術
としては、例えば国際公開番号WO92/18710に
記載のものがある。この公知技術においては、制御装置
のROMに記憶された3種類のポンプ流量特性をオペレ
ータが選択装置を介して選択し、油圧ポンプの吐出流量
がこの選択されたポンプ流量特性に応じて制御される。
これにより、作業内容に応じて方向切換弁の制御特性
(ネガコン特性)を切り換え、異なる種類の作業に対し
て良好な操作性を確保するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、油圧ショベル
の作業動作の中で、旋回ブーム上げ動作は頻繁に行なわ
れる動作であり、しかもバケットが同じ軌跡を通るよう
に繰り返し行なわれることの多い動作である。ここで、
上記公知技術においては、作業種類に応じたポンプ流量
特性を選択することにより、すべての作業を同一のポン
プ流量特性で行う場合に比し、少ないエネルギーで効率
よく作業を行うことができるようになっている。例え
ば、掘削積み込み作業等、作業量を要求される場合に好
適なポンプ流量特性として第1のポンプ流量特性が備え
られており、旋回ブーム上げ動作を行おうとする場合に
はこの第1のポンプ流量特性を選択することになる。し
かしながら、上記公知技術においては、この旋回ブーム
上げ動作中における、バケット内の積載物重量変化によ
るブームシリンダの油圧負荷変動には配慮されていない
ことから、動作中にバケット内の積載物重量が変化する
とポンプの吐出可能な最大流量が変化する。よって、こ
のような場合には、オペレータが、バケット内の積載物
の重量に応じてレバー操作を加減しバケットが同じ移動
軌跡を通るように調整しなければならなかったので、操
作が煩雑となってオペレータの調整操作負担が大きかっ
た。
【0004】本発明の目的は、油圧ショベルの旋回ブー
ム上げ動作における、オペレータによるバケット移動軌
跡調整の操作負担を低減できる油圧駆動装置を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、第1及び第2の可変容量油圧ポン
プと、前記第1及び第2の可変容量油圧ポンプから吐出
される圧油によって駆動され、旋回モータ及びブームシ
リンダを含む複数のアクチュエータと、前記第1の可変
容量油圧ポンプの吐出管路に接続され、前記旋回モータ
に供給される圧油の方向を切り換える第1の方向切換弁
を含む第1の弁グループと、前記第2の可変容量油圧ポ
ンプの吐出管路に接続され、前記ブームシリンダに供給
される圧油の方向を切り換える第2の方向切換弁を含む
第2の弁グループとを有する油圧駆動装置において、前
記旋回モータ及びブームシリンダが駆動されているかど
うかを検出する駆動検出手段と、前記ブームシリンダの
ボトム圧力を検出し対応する検出信号を出力するブーム
負荷検出手段と、前記駆動検出手段で前記旋回モータ及
びブームシリンダがともに駆動していることが検出され
たときには、ブーム負荷検出手段からの検出信号に応
じ、前記第1の可変容量油圧ポンプの吐出流量を制限す
る制限手段と、を有することを特徴とする油圧駆動装置
が提供される。
【0006】好ましくは、前記油圧駆動装置において、
前記第1の方向切換弁のストローク量を制御する第1の
操作手段と、この第1の操作手段の操作量を検出し対応
する操作量信号を出力する第1の操作量検出手段と、前
記第2の方向切換弁のストローク量を制御する第2の操
作手段と、この第2の操作手段の操作量を検出し対応す
る操作量信号を出力する第2の操作量検出手段と、前記
第1の操作量検出手段からの操作量信号に応じて、前記
第1の可変容量油圧ポンプの第1の目標押しのけ容積を
設定する第1の設定手段と、この第1の目標押しのけ容
積に基づいて前記第1の可変容量油圧ポンプの押しのけ
容積を制御する第1のポンプ制御手段とをさらに有し、
かつ、前記駆動検出手段は、前記第1及び第2の操作量
検出手段からの操作量信号が所定の不感帯の値より大き
いかどうかを判定し、前記制限手段は、前記ブーム負荷
検出手段からの検出信号に応じて第2の目標押しのけ容
積を設定する第2の設定手段と、前記第1の目標押しの
け容積と前記第2の目標押しのけ容積とのうち小さい方
を選択し出力する第1の選択手段とを備えており、前記
第1のポンプ制御手段は、前記第1の選択手段から出力
された目標押しのけ容積に基づいて前記第1の可変容量
油圧ポンプの押しのけ容積を制御することを特徴とする
油圧駆動装置が提供される。
【0007】また好ましくは、前記油圧駆動装置におい
て、前記第1の方向切換弁を通過するセンターバイパス
ラインの下流側に設置され、前記センターバイパスライ
ンの下流側に流れる圧油の流量に応じた制御圧力を発生
させる抵抗手段と、この抵抗手段で発生した制御圧力を
検出し対応する圧力検出信号を出力する圧力検出手段
と、この圧力検出手段からの圧力検出信号に応じて前記
第1の可変容量油圧ポンプの第3の目標押しのけ容積を
設定する第3の設定手段と、この第3の目標押しのけ容
積に基づいて前記第1の可変容量油圧ポンプの押しのけ
容積を制御する第2のポンプ制御手段と、前記第1の方
向切換弁のストローク量を制御する第1の操作手段と、
この第1の操作手段の操作量を検出し対応する操作量信
号を出力する第1の操作量検出手段と、前記第2の方向
切換弁のストローク量を制御する第2の操作手段と、こ
の第2の操作手段の操作量を検出し対応する操作量信号
を出力する第2の操作量検出手段とをさらに有し、か
つ、前記駆動検出手段は、前記第1及び第2の操作量検
出手段からの操作量信号が所定の不感帯の値より大きい
かどうかを判定し、前記制限手段は、前記ブーム負荷検
出手段からの検出信号に応じて第4の目標押しのけ容積
を設定する第4の設定手段と、前記第3の目標押しのけ
容積と前記第4の目標押しのけ容積とのうち小さい方を
選択し出力する第2の選択手段とを備えており、前記第
2のポンプ制御手段は、前記第2の選択手段から出力さ
れた目標押しのけ容積に基づいて前記第1の可変容量油
圧ポンプの押しのけ容積を制御することを特徴とする油
圧駆動装置が提供される。
【0008】すなわち、以上のように構成した本発明に
おいては、オペレータが旋回ブーム上げを意図して第1
の方向切換弁及び第2の方向切換弁を操作すると、ま
ず、第1の可変容量ポンプから吐出管路を介し導かれる
圧油が、第1の弁グループに設けられた第1の方向切換
弁を介して旋回モータに供給され、これによって旋回モ
ータが駆動され、油圧ショベルの上部旋回体が旋回す
る。同時に、第2の可変容量ポンプから吐出管路を介し
導かれる圧油が、第2の弁グループに設けられた第2の
方向切換弁を介してブームシリンダに供給され、ブーム
シリンダが伸長して油圧ショベルのブームが持ち上が
る。このようにして旋回ブーム上げ動作が実行され、ま
た旋回モータ及びブームシリンダの駆動状態が駆動検出
手段で検出される。
【0009】このように駆動検出手段で旋回ブーム上げ
状態が検出されると、ブームシリンダのボトム圧力、す
なわちブームへ加わる負荷がブーム負荷検出手段で検出
されて検出信号として出力され、これに応じて制限手段
で第1の可変容量油圧ポンプの吐出流量が制限されるよ
うになる。すなわち例えば、いわゆるポジティブコント
ロールが行われる場合においては、第1の方向切換弁の
ストローク量を制御する第1の操作手段の操作量に応じ
て、第1の設定手段で第1の目標押しのけ容積が設定さ
れるが、ここで、第1及び第2の方向切換弁のストロー
ク量を制御する第1及び第2の操作手段の操作量が所定
の不感帯の値より大きい場合には、駆動検出手段でブー
ムシリンダ及び旋回モータの駆動状態であると判断さ
れ、制限手段に備えられた第2の設定手段でブーム負荷
検出手段からの検出信号に応じた第2の目標押しのけ容
積が設定される。そして、第1の選択手段でこれら第1
及び第2の目標押しのけ容積のうち小さい方が選択され
る。そして、この選択された目標押しのけ容積に応じ、
第1のポンプ制御手段で第1の可変容量油圧ポンプの押
しのけ容積が制御される。よって、第2の設定手段にお
いて、ブーム負荷検出手段からの検出信号が大きくなる
と第2の目標押しのけ容積がより小さくなるように設定
しておけば、バケット内重量が軽くブーム負荷が比較的
小さい場合、第2の目標押しのけ容積のほうが第1の目
標押しのけ容積よりも大きいので、第1の選択手段で第
1の目標押しのけ容積が選択され、第1のポンプ制御手
段では第1の目標押しのけ容積による通常のポンプ制御
が行われる。そしてバケット内重量が重くなってブーム
負荷が比較的大きくなると、第2の目標押しのけ容積の
ほうが第1の目標押しのけ容積よりも小さくなって、第
1の選択手段で第2の目標押しのけ容積が選択されるの
で、第1のポンプ制御手段では、通常の第1の目標押し
のけ容積よりも小さい第2の目標押しのけ容積によるポ
ンプ制御が行われるようになる。
【0010】また例えば、いわゆるネガティブコントロ
ールが行われる場合においては、第1の方向切換弁を通
過するセンターバイパスライン下流側にある抵抗手段で
圧油流量に応じた制御圧力を発生し、この制御圧力が圧
力検出手段で検出され、第3の設定手段でこれに応じた
第3の目標押しのけ容積が設定される。ここで、第1及
び第2の方向切換弁のストローク量を制御する第1及び
第2の操作手段の操作量が第1及び第2の操作量検出手
段で検出され、これらの操作量が所定の不感帯の値より
大きい場合には、駆動検出手段でブームシリンダ及び旋
回モータの駆動状態であると判断される。そして、制限
手段に備えられた第4の設定手段でブーム負荷検出手段
からの検出信号に応じた第4の目標押しのけ容積が設定
され、第2の選択手段でこれら第3及び第4の目標押し
のけ容積のうち小さい方が選択される。そして、この選
択された目標押しのけ容積に応じ、第2のポンプ制御手
段で第1の可変容量油圧ポンプの押しのけ容積が制御さ
れる。よって、第4の設定手段において、ブーム負荷検
出手段からの検出信号が大きくなると第4の目標押しの
け容積がより小さくなるように設定しておけば、バケッ
ト内重量が軽くブーム負荷が比較的小さい場合、第4の
目標押しのけ容積のほうが第3の目標押しのけ容積より
も大きいので、第2の選択手段で第3の目標押しのけ容
積が選択され、第2のポンプ制御手段では第3の目標押
しのけ容積による通常のポンプ制御が行われる。そして
バケット内重量が重くブーム負荷が比較的大きくなる
と、第4の目標押しのけ容積のほうが第3の目標押しの
け容積よりも小さくなって、第4の目標押しのけ容積が
第2の選択手段で選択されるので、第2のポンプ制御手
段では、通常の第3の目標押しのけ容積よりも小さい第
4の目標押しのけ容積によるポンプ制御が行われるよう
になる。
【0011】すなわち、以上説明したように、旋回ブー
ム上げ時にブーム負荷が大きくなってブーム上昇速度が
遅くなった場合であっても、その分第1の可変容量ポン
プからの吐出流量が小さくなって旋回速度が遅くなるの
で、ブーム上げ量と旋回量とのバランスは良好に保たれ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。本発明の第1の実施形態を図1
〜図6により説明する。本実施形態は、油圧ショベルに
適用されるものであり、またポンプの吐出流量を方向切
換弁の最大操作圧力に応じたいわゆるポジティブコント
ロールにより制御する場合の実施形態である。
【0013】本実施形態による油圧駆動装置が適用され
る油圧ショベルは、特に図示しないが、走行体を形成す
る右側履帯・左側履帯と、この走行体上に形成され運転
席が設けられる本体を構成し旋回モータ(後述する図1
で図示)により駆動する旋回体と、この旋回体の前方位
置に回転可能に設けられブームシリンダ(後述する図1
で図示)によって駆動するブームと、このブームに回転
可能に設けられアームシリンダによって駆動するアーム
と、このアームに回転可能に設けられバケットシリンダ
によって駆動するバケットとを有している。
【0014】本実施形態による油圧駆動装置の油圧回路
図を図1に示す。図1において、本実施形態による油圧
駆動装置は、エンジン1で駆動される油圧ポンプとし
て、可変容量の油圧ポンプ2a,2b及び固定容量のパ
イロットポンプ4とを備えており、油圧ポンプ2aから
吐出される圧油によって駆動するアクチュエータとし
て、右側履帯を駆動する右走行モータ(図示せず)と、
バケットシリンダ(図示せず)と、ブームシリンダ8a
とを備えており、油圧ポンプ2bから吐出される圧油に
よって駆動するアクチュエータとして、旋回モータ8b
と、アームシリンダ(図示せず)と、左側履帯を駆動す
る左走行モータ(図示せず)とを備えている。
【0015】油圧ポンプ2a,2bには、各アクチュエ
ータへの圧油の流れの向きを切り換える方向切換弁群が
接続されている。まず、油圧ポンプ2aには、右走行モ
ータの駆動を制御する右走行用方向切換弁7cと、バケ
ットシリンダの駆動を制御するバケット用方向切換弁7
dと、ブームシリンダ8aの駆動を制御するブーム用方
向切換弁7aとがパラレルに接続されている。これらの
方向切換弁はすべてパイロット圧により駆動されるパイ
ロット操作弁であり、かつメータイン通路とメータアウ
ト通路とセンタバイパス通路とを備えたセンタバイパス
型の弁であって、そのセンタバイパス通路が、図1に示
すように、右走行用方向切換弁7c、バケット用方向切
換弁7d、ブーム用方向切換弁7aの順となるように接
続されている。なお、右走行用方向切換弁7c、バケッ
ト用方向切換弁7dについては本実施形態の要部をなす
ものではなく、かつ公知の構成で足りるので、一部図示
を省略している。
【0016】次に、油圧ポンプ2bには、旋回モータ8
bの駆動を制御する旋回用方向切換弁7bと、アームシ
リンダの駆動を制御するアーム用方向切換弁7eと、左
走行モータの駆動を制御する左走行用方向切換弁7fと
がパラレルに接続されている。これらの方向切換弁も上
記同様すべてセンタバイパス型のパイロット操作弁であ
り、そのセンタバイパス通路が、図1に示すように、旋
回用方向切換弁7b、アーム用方向切換弁7e、左走行
用方向切換弁7fの順になるように接続されている。な
お、アーム用方向切換弁7e、左走行用方向切換弁7f
については本実施形態の要部をなすものではなく、かつ
公知の構成で足りるので、一部図示を省略している。
【0017】以上の方向切換弁7a〜7fは、上記した
ようにすべてパイロット圧により駆動されるパイロット
操作式の弁である。例えば本実施形態の要部をなすブー
ム用方向切換弁7aを例に取ってその操作を説明する
と、パイロットポンプ4から発生したパイロット圧が管
路6aを介しブーム用パイロット弁10へ導かれて減圧
された後、ブーム用パイロット弁10の操作レバー10
Aの操作方向に応じて、配管16a又は16bを介しブ
ーム用方向切換弁7aの信号ポート17a又は17bに
導かれる。旋回用方向切換弁7bについても、同様に、
パイロットポンプ4から発生したパイロット圧が管路6
bを介し旋回用パイロット弁11へ導かれて減圧された
後、旋回用パイロット弁11の操作レバー11Aの操作
方向に応じて、配管18a又は18bを介し旋回用方向
切換弁7bの信号ポート19a又は19bに導かれる。
なお特に説明しないが、他の方向切換弁7c〜7fに関
しても同様の操作で切り換えが行われる。
【0018】また、本実施形態の油圧駆動装置には、上
記パイロット圧、ポンプ吐出圧、及び負荷圧を検出し対
応する信号を制御部15に出力する圧力検出器12a〜
d,13a,13b,14が設けられている。操作圧力
検出器12aは、シャトル弁5c,5bや図示しない他
のシャトル弁を介し、油圧ポンプ2aの吐出管路に接続
された方向切換弁7c,7d,7aを操作するパイロッ
ト圧のうち最大のものを検出し、対応する圧力信号Sia
を制御部15に出力するようになっている。またブーム
上げ操作圧力検出器12bは、配管16aに接続され、
ブーム用パイロット弁10の操作レバー10Aがブーム
上げ方向に操作されたことを検出し対応する圧力信号S
bmを制御部15に出力するようになっている。さらに旋
回操作圧力検出器12cは、シャトル弁5dを介して配
管18a,bに接続され、旋回用パイロット弁11の操
作レバー11Aがいずれかの方向に操作されたことを検
出し対応する圧力信号Sswを制御部15に出力するよう
になっている。また操作圧力検出器12dは、シャトル
弁5d,5eや図示しない他のシャトル弁を介し、油圧
ポンプ2bの吐出管路に接続された方向切換弁7b,7
e,7fを操作するパイロット圧のうち最大のものを検
出し、対応する圧力信号Sibを制御部15に出力するよ
うになっている。また、ポンプ吐出圧力検出器13a
は、油圧ポンプ2aの吐出管路に接続されて、油圧ポン
プ2aの吐出圧を検出し対応する吐出圧力信号Paを制
御部15に出力するようになっており、ポンプ吐出圧力
検出器13bは、油圧ポンプ2bの吐出管路に接続され
て、油圧ポンプ2bの吐出圧を検出し対応する吐出圧力
信号Pbを制御部15に出力するようになっている。ま
た、ブームシリンダ圧力検出器14は、ブームシリンダ
8aのボトム側に接続されて、ボトム圧力を検出し対応
するブームシリンダボトム圧力信号Pbmを制御部15に
出力するようになっている。
【0019】そして制御部15は、これら圧力検出器1
2a〜d,13a,13b,14からの検出信号をもと
に所定の演算処理(後述)を行い、油圧ポンプ2a,b
の吐出容量(傾転角)をそれぞれ制御するレギュレータ
3a,3bに対し、各ポンプ2a,bの傾転角を所定の
目標吐出流量(目標傾転角)Qa,Qb(後述)にするた
めの駆動信号を出力する。
【0020】上記構成における動作を、制御部15の演
算処理内容を表すフローチャートを示す図2に沿って説
明する。図2において、まず、手順20で、ポンプ吐出
圧力検出器13a,13bによって検出される油圧ポン
プ2a,2bの吐出圧力信号Pa,Pbと、操作圧力検出
器12aによって検出された圧力信号Siaと、操作圧力
検出器12dによって検出された圧力信号Sibと、ブー
ム上げ操作圧力検出器12bによって検出された圧力信
号Sbmと、旋回操作圧力検出器12cによって検出され
た圧力信号Sswと、ブームシリンダ圧力検出器14によ
って検出されたブームシリンダボトム圧力信号Pbmとを
読み込む。
【0021】次に、手順21に移り、図3に示す所定ポ
ンプ入力馬力の等馬力線図に基づき、所定のポンプ入力
馬力を超えない範囲内で、吐出圧力信号Pa,Pbの値に
対応する油圧ポンプ2a,2bの最大吐出流量Qa2=g
(Pa)及びQb2=g(Pb)を算出する。また、図4に
示すテーブルに基づき、圧力信号Sia,Sibの値に対応
する油圧ポンプ2a,2bのポジティブコントロールに
よる吐出流量Qa1=f(Sia)及びQb1=f(Sib)を
算出する。なおこのときのテーブルは、図4に示される
ように、所定の操作量Si1までは最小流量Qminであ
り、操作量Si1〜Si2ではQminから制御上の最大流量
maxまで直線的に増加し、操作量Si2を超えるとQmax
となるように設定されている。そしてさらに、図3に示
す所定ポンプ入力馬力の等馬力線図に基づき、所定のポ
ンプ入力馬力を超えない範囲内で、ブームシリンダボト
ム圧力信号Pbmに対応する油圧ポンプ2bの最大吐出流
量Qbm=e(Pbm)を算出する。なおこのとき、図3に
示されるように、Pbmが大きくなるほどQbmの値は小さ
くなる関係となっている。
【0022】そして手順22に移り、手順21で算出し
たQb1とQb2とのうち最小である方を選択し、これを油
圧ポンプ2bの目標吐出流量Qboとする。すなわち、Q
b1<Qb2であればQbo=Qb1、そうでなければQbo=Q
b2とする。
【0023】そしてさらに手順25に移り、手順21で
算出したQa1とQa2とのうち最小である方を選択し、こ
れを油圧ポンプ2aの目標吐出流量Qaとする。すなわ
ち、Qa1<Qa2であればQa=Qa1、そうでなければQa
=Qa2とする。
【0024】その後、手順28に移り、旋回ブーム上げ
動作を行っているかどうか、すなわちSsw>Sop(=パ
イロット弁が操作されていると判断するための基準とな
る不感帯の値)かつSbm>Sopであるかどうかを判断す
る。手順28の条件が満たされた場合は、旋回ブーム上
げ操作を行なっていると判断され、手順29へ移る。手
順29では、手順21で算出したQbmに旋回スピードと
ブーム上げスピードとのマッチングを決める定数kを乗
じたk×Qbmと、手順22で算出した目標吐出流量Qbo
とのうちの最小値を選択し、これを油圧ポンプ2bの最
終的な目標吐出流量Qbとする。すなわち、Qbo<k×
bmであればQb=Qbo、Qbo≧k×QbmであればQb
k×Qbmとし、手順31へ移る。なお、このとき図4に
示されるように、k×Qbm≦Qmax(制御上の最大流
量)となるように設定される。手順28の条件が満たさ
れない場合には、旋回ブーム上げ操作を行っていないと
判断されて、手順30で、手順22で求めたQboをその
まま油圧ポンプ2bの最終的な目標吐出流量Qbとし、
手順31へ移る。
【0025】手順31では、油圧ポンプ2aの吐出流量
を目標吐出流量Qaにするための駆動信号をポンプレギ
ュレータ3aへ出力するとともに、油圧ポンプ2bの吐
出流量を目標吐出流量Qbにするための駆動信号をポン
プレギュレータ3bへ出力する。
【0026】手順31が終了した後は、手順20へ戻
り、上記演算処理を繰り返し行なう。
【0027】以上のような制御において、まず、油圧ポ
ンプ2aは、常にブームパイロット弁10に係わる最大
操作圧力Siaに応じたポジティブコントロールの目標吐
出流量Qa1に基づく通常の制御が行われる。すなわち、
制御部15において図2の手順21で求めたポジティブ
コントロールの目標吐出流量Qa1と馬力制御による目標
吐出流量Qa2との最小値が最終的な目標吐出流量Qa
して手順25で選択され、手順31でレギュレータ2a
へ出力される。
【0028】次に、油圧ポンプ2bに関しては、制御部
15において図2の手順21で求めたポジティブコント
ロールの目標吐出流量Qb1と馬力制御による目標吐出流
量Qb2との最小値が手順22で選択されてQboとされ
る。そしてその後、さらにブーム負荷に基づくk×Qbm
による修正が手順29で施される。すなわち、バケット
内重量が軽くブーム負荷が比較的小さい場合には、前述
したようにQbmは比較的大きく、よってk×Qbmのほう
がQboよりも大きくなるので、手順29でQboが選択さ
れてQb=Qboとなる。よって、レギュレータ3bでポ
ジティブコントロールの目標吐出流量Qb1及び馬力制御
の目標吐出流量Qb2による通常のポンプ制御が行われ
る。
【0029】そして、バケット内重量が重くなってブー
ム負荷が比較的大きくなると、Qbmが比較的小さく、
k×QbmのほうがQboよりも小さくなるので、手順29
でk×Qbmが選択されてQb=k×Qbmとなる。よっ
て、レギュレータ3bでは、通常の目標吐出流量Qbo
りも小さいk×Qbm及び馬力制御の目標吐出流量Qb2
よるポンプ制御が行われるようになり、油圧ポンプ2b
の吐出流量Qbは、図5に示す所定入力馬力での等馬力
線図上をa→b→dのように変化する。すなわち、この
ようなブーム負荷が大きい場合には、油圧ポンプ2aは
前述したようにポジティブコントロール及び馬力制御に
よる通常の制御が行われているので、油圧ポンプ2aは
ポジティブコントロールの目標吐出流量Qa1か若しくは
馬力制御の目標吐出流量Qa2を吐出する。しかしこのと
き、ブームシリンダ8aの負荷が大きいことから、ブー
ムがあまり上がらない。そこで、上述したように、その
あまりあがらない分、油圧ポンプ2bからの吐出流量を
小さくして旋回モータ8bの速度を遅くすることで、ブ
ーム上げ量lbと旋回量swとのバランスは負荷に関係な
く良好に保たれ、旋回量θswとブーム上げ量lbの関係
は図6のa→b→dのように変化させることができる。
【0030】これに対し、上記のような油圧ポンプ2b
の吐出流量の修正を行わない従来においては、油圧ポン
プ2bについても、常に、ポジティブコントロールの目
標吐出流量Qb1及び馬力制御の目標吐出流量Qb2に基づ
く通常の制御が行われる。よって、図5のおいて、油圧
ポンプ2bの吐出流量は最大吐出流量Qmaxになるまで
a→b→cのように変化し、これにより旋回モータ8b
の旋回量θswは、図6において加速度的に増え、実線a
→b→cで示されるように変化する。したがって、旋回
量が大きい作業ほどオペレータがブームシリンダ負担に
応じ旋回操作量の調整操作を行うことが必要となってい
た。本実施形態によれば、バケット移動軌跡を一致させ
るために苦労して調整することがなくなるので、オペレ
ータの操作負担を低減することができる。
【0031】次に、本発明の第2の実施形態を図7〜図
9により説明する。本実施形態は、ポンプの吐出流量を
いわゆるネガティブコントロールにより制御する場合の
実施形態である。第1の実施形態と同等の部材には同一
の符号を付す。本実施形態による油圧駆動装置の油圧回
路図を図7に示す。図7において、本実施形態による油
圧駆動装置が、第1の実施形態の油圧駆動装置と異なる
主要な点は、方向切換弁7a,7fのセンタバイパスラ
イン下流側に、絞り21a,21bがそれぞれ設けられ
ていることと、これら絞り21a,21b前後の差圧を
検出し、対応する差圧信号Pna,Pnbを制御部15に出
力する差圧検出器20a,bが設けられていることと、
第1の実施形態における圧力検出器12a,12dが省
略されていること、これらに対応して、制御部15内の
演算処理が異なっている(後述)こととである。その他
の構成は、第1の実施形態とほぼ同様である。
【0032】上記構成における動作を、制御部15の演
算処理内容を表すフローチャートを示す図8に沿って説
明する。図8において、まず、手順220で、ポンプ吐
出圧力検出器13a,13bによって検出される油圧ポ
ンプ2a,2bの吐出圧力信号Pa,Pbと、差圧検出器
20aによって検出された差圧信号Pnaと、差圧検出器
20bによって検出された差圧信号Pnbと、ブーム上げ
操作圧力検出器12bによって検出された圧力信号Sbm
と、旋回操作圧力検出器12cによって検出された圧力
信号Sswと、ブームシリンダ圧力検出器14によって検
出されたブームシリンダボトム圧力信号Pbmとを読み込
む。
【0033】次に、手順221に移り、第1の実施形態
と同様図3に示された所定ポンプ入力馬力の等馬力線図
に基づき、所定のポンプ入力馬力を超えない範囲内で、
吐出圧力信号Pa,Pbの値に対応する油圧ポンプ2a,
2bの最大吐出流量Qa2=g(Pa)及びQb2=g
(Pb)を算出する。また、図9に示すテーブルに基づ
き、差圧信号Pna,Pnbの値に対応する油圧ポンプ2
a,2bのネガティブコントロールによる吐出流量Qa1
=h(Pna)及びQb1=h(Pnb)を算出する。なおこ
のときのテーブルは、図9に示されるように、所定のネ
ガコン差圧Pn1までは制御上の最大流量Qmaxであり、
ネガコン差圧Pn1〜Pn2ではQmaxから最小流量Qmin
で直線的に減少し、ネガコン差圧Pn2を超えるとQmin
となるように設定されている。そして第1の実施形態と
同様、図3に示された所定ポンプ入力馬力の等馬力線図
に基づき、所定のポンプ入力馬力を超えない範囲内で、
ブームシリンダボトム圧力信号Pbmに対応する油圧ポン
プ2bの最大吐出流量Qbm=e(Pbm)を算出する。
【0034】以降の手順22〜手順31は、第1の実施
形態とほぼ同様であるので説明を省略する。そして手順
31が終了した後は、手順220へ戻り、上記演算処理
を繰り返し行なう。
【0035】以上のような制御において、まず、油圧ポ
ンプ2aは、常にネガコン差圧Pnaに応じたネガティブ
コントロールの目標吐出流量Qa1に基づく通常の制御が
行われる。すなわち、制御部15において図8の手順2
21で求めたネガティブコントロールの目標吐出流量Q
a1と馬力制御による目標吐出流量Qa2との最小値が最終
的な目標吐出流量Qaとして手順25で選択され、手順
31でレギュレータ2aへ出力される。
【0036】次に、油圧ポンプ2bに関しては、制御部
15において図8の手順221で求めたネガティブコン
トロールの目標吐出流量Qb1と馬力制御による目標吐出
流量Qb2との最小値が手順22で選択されてQboとされ
る。そしてその後、バケット内重量が軽くブーム負荷が
比較的小さい場合には、k×QbmのほうがQboよりも大
きくなり、手順29でQboが選択され、レギュレータ3
bでネガティブコントロールの目標吐出流量Qb1及び馬
力制御の目標吐出流量Qb2による通常の制御が行われ
る。
【0037】そして、バケット内重量が重くなってブー
ム負荷が比較的大きくなると、手順29でk×Qbmが選
択されてQb=k×Qbmとなる。よって、レギュレータ
3bでは、通常の目標吐出流量Qboよりも小さいk×Q
bm及び馬力制御の目標吐出流量Qb2によるポンプ制御が
行われるようになる。すなわち、第1の実施形態と同
様、ブームがあまり上がらない分を、油圧ポンプ2bか
らの吐出流量を小さくして旋回モータ8bの速度を遅く
することで、ブーム上げ量lbと旋回量swとのバランス
は負荷に関係なく良好に保たれる。
【0038】本実施形態によっても、第1の実施形態と
同様の効果を得る。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、旋回ブーム上げ時にブ
ーム負荷が大きくなってブーム上昇速度が遅くなった場
合であっても、その分第1の可変容量ポンプからの吐出
流量が小さくなって旋回速度が遅くなるので、ブーム上
げ量と旋回量とのバランスは良好に保たれる。よって、
ブーム上げ量に比し旋回量が極端に大きくなる従来のよ
うに、バケット移動軌跡を一致させるために苦労して調
整することがなくなるので、オペレータの操作負担を低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による油圧駆動装置の
油圧回路図である。
【図2】図1に示された制御部の演算処理内容を表すフ
ローチャートを示す図である。
【図3】図2に示されたフローチャートの演算処理で用
いられる所定ポンプ入力馬力の等馬力線図である。
【図4】図2に示されたフローチャートの演算処理で用
いられる操作量とポンプ吐出流量との関係を表す図であ
る。
【図5】油圧ポンプの吐出流量の変化を表す図である。
【図6】ブーム上げ量と旋回量との関係を表す図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施形態による油圧駆動装置の
油圧回路図である。図である。
【図8】図7に示された制御部の演算処理内容を表すフ
ローチャートを示す図である。
【図9】図8に示されたフローチャートの演算処理で用
いられる差圧信号とポンプ吐出流量との関係を表す図で
ある。
【符号の説明】
1 エンジン 2a 油圧ポンプ(第2の可変容量油圧
ポンプ) 2b 油圧ポンプ(第1の可変容量油圧
ポンプ) 3a,b レギュレータ(ポンプ制御手段) 4 パイロットポンプ 5b〜e シャトル弁 6a,b 管路 7a ブーム用方向切換弁 7b 旋回用方向切換弁 7c 右走行用方向切換弁 7d バケット用方向切換弁 7e アーム用方向切換弁 7f 左走行用方向切換弁 8a ブームシリンダ 8b 旋回モータ 10 ブーム用パイロット弁(第2の操
作手段) 10A 操作レバー 11 旋回用パイロット弁(第1の操作
手段) 11A 操作レバー 12a 操作圧力検出器(第2の操作量検
出手段) 12b ブーム上げ操作圧力検出器 12c 旋回操作圧力検出器 12d 操作圧力検出器(第1の操作量検
出手段) 13a,b ポンプ吐出圧力検出器 14 ブームシリンダ圧力検出器(負荷
検出手段) 15 制御部(設定手段、制限手段) 16a,b 配管 17a,b 信号ポート 18a,b 配管 19a,b 信号ポート 20a,b 差圧検出器(圧力検出手段) 21a,b 絞り(抵抗手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の可変容量油圧ポンプと、
    前記第1及び第2の可変容量油圧ポンプから吐出される
    圧油によって駆動され、旋回モータ及びブームシリンダ
    を含む複数のアクチュエータと、前記第1の可変容量油
    圧ポンプの吐出管路に接続され、前記旋回モータに供給
    される圧油の方向を切り換える第1の方向切換弁を含む
    第1の弁グループと、前記第2の可変容量油圧ポンプの
    吐出管路に接続され、前記ブームシリンダに供給される
    圧油の方向を切り換える第2の方向切換弁を含む第2の
    弁グループとを有する油圧駆動装置において、 前記旋回モータ及びブームシリンダが駆動されているか
    どうかを検出する駆動検出手段と、 前記ブームシリンダのボトム圧力を検出し対応する検出
    信号を出力するブーム負荷検出手段と、 前記駆動検出手段で前記旋回モータ及びブームシリンダ
    がともに駆動していることが検出されたときには、ブー
    ム負荷検出手段からの検出信号に応じ、前記第1の可変
    容量油圧ポンプの吐出流量を制限する制限手段と、を有
    することを特徴とする油圧駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の油圧駆動装置において、
    前記第1の方向切換弁のストローク量を制御する第1の
    操作手段と、この第1の操作手段の操作量を検出し対応
    する操作量信号を出力する第1の操作量検出手段と、前
    記第2の方向切換弁のストローク量を制御する第2の操
    作手段と、この第2の操作手段の操作量を検出し対応す
    る操作量信号を出力する第2の操作量検出手段と、前記
    第1の操作量検出手段からの操作量信号に応じて、前記
    第1の可変容量油圧ポンプの第1の目標押しのけ容積を
    設定する第1の設定手段と、この第1の目標押しのけ容
    積に基づいて前記第1の可変容量油圧ポンプの押しのけ
    容積を制御する第1のポンプ制御手段とをさらに有し、
    かつ、前記駆動検出手段は、前記第1及び第2の操作量
    検出手段からの操作量信号が所定の不感帯の値より大き
    いかどうかを判定し、前記制限手段は、前記ブーム負荷
    検出手段からの検出信号に応じて第2の目標押しのけ容
    積を設定する第2の設定手段と、前記第1の目標押しの
    け容積と前記第2の目標押しのけ容積とのうち小さい方
    を選択し出力する第1の選択手段とを備えており、前記
    第1のポンプ制御手段は、前記第1の選択手段から出力
    された目標押しのけ容積に基づいて前記第1の可変容量
    油圧ポンプの押しのけ容積を制御することを特徴とする
    油圧駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の油圧駆動装置において、
    前記第1の方向切換弁を通過するセンターバイパスライ
    ンの下流側に設置され、前記センターバイパスラインの
    下流側に流れる圧油の流量に応じた制御圧力を発生させ
    る抵抗手段と、この抵抗手段で発生した制御圧力を検出
    し対応する圧力検出信号を出力する圧力検出手段と、こ
    の圧力検出手段からの圧力検出信号に応じて前記第1の
    可変容量油圧ポンプの第3の目標押しのけ容積を設定す
    る第3の設定手段と、この第3の目標押しのけ容積に基
    づいて前記第1の可変容量油圧ポンプの押しのけ容積を
    制御する第2のポンプ制御手段と、前記第1の方向切換
    弁のストローク量を制御する第1の操作手段と、この第
    1の操作手段の操作量を検出し対応する操作量信号を出
    力する第1の操作量検出手段と、前記第2の方向切換弁
    のストローク量を制御する第2の操作手段と、この第2
    の操作手段の操作量を検出し対応する操作量信号を出力
    する第2の操作量検出手段とをさらに有し、かつ、前記
    駆動検出手段は、前記第1及び第2の操作量検出手段か
    らの操作量信号が所定の不感帯の値より大きいかどうか
    を判定し、前記制限手段は、前記ブーム負荷検出手段か
    らの検出信号に応じて第4の目標押しのけ容積を設定す
    る第4の設定手段と、前記第3の目標押しのけ容積と前
    記第4の目標押しのけ容積とのうち小さい方を選択し出
    力する第2の選択手段とを備えており、前記第2のポン
    プ制御手段は、前記第2の選択手段から出力された目標
    押しのけ容積に基づいて前記第1の可変容量油圧ポンプ
    の押しのけ容積を制御することを特徴とする油圧駆動装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7637039B2 (en) 2002-10-23 2009-12-29 Komatsu Ltd. Method and apparatus for controlling hydraulic pump for working machine of working vehicle
JP2011038298A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の油圧制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7637039B2 (en) 2002-10-23 2009-12-29 Komatsu Ltd. Method and apparatus for controlling hydraulic pump for working machine of working vehicle
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