JPH0960046A - 建設機械のロングレンジ作業機装置 - Google Patents

建設機械のロングレンジ作業機装置

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JPH0960046A
JPH0960046A JP7243749A JP24374995A JPH0960046A JP H0960046 A JPH0960046 A JP H0960046A JP 7243749 A JP7243749 A JP 7243749A JP 24374995 A JP24374995 A JP 24374995A JP H0960046 A JPH0960046 A JP H0960046A
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JP
Japan
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long
relief valve
relief
pressure setting
working machine
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JP7243749A
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Hidekazu Sawa
英一 佐和
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KOBELCO KENKI ENG KK
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    • Y02A20/402River restoration

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術の建設機械では車体のフロント部に
装着している通常の作業機を特に長大なロングレンジ作
業機に取付替えしたときに、バケットシリンダのリリー
フ圧降圧調整を確実に行わないで作業を行うと、掘削時
の車体バランスが悪くなるばかりでなく、ロングアー
ム、ロングブームに好ましくない負荷が作用する。本発
明は、過負荷防止と軽量化のできるロングレンジ作業機
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明では、バケットシリンダに対する
既設の通常のポートリリーフ弁とは別個に、バケットシ
リンダの給排管路に対し、しかもロングブームの所望の
一外面部位置に低圧設定用リリーフ弁を設け、その低圧
設定用リリーフ弁のリリーフ設定圧を上記ポートリリー
フ弁のリリーフ設定圧より低圧に設定するように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロングブーム、ロ
ングアーム、及び作業工具を連結し、河川改修工事など
水底に沈んだ土砂や堆積物をすくって取り除く浚渫工事
に使うように構成したロングレンジ作業機を装着してい
る油圧ショベルなど建設機械のロングレンジ作業機装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、一般的に通常の油圧ショベルの
全体側面図である。図において、1は油圧ショベルの下
部走行体、2L ,2R は下部走行体1を走行駆動する左
右の走行モータ(右側の走行モータ2R は左側の走行モ
ータ2L の向う側にあるので図示では見えない)、3は
下部走行体1の上部に設けている上部旋回体、4は上部
旋回体3のフロント部に装着している一般的なバックホ
ータイプの作業機、5は作業機4の一構成要素である通
常の長さを有するブーム、6は通常の長さを有するアー
ム、7は通常の大きさを有する作業工具としてのバケッ
ト、8はブームシリンダ、9はアームシリンダ、10a
はバケットシリンダである。図10は、図9に示す油圧
ショベルに装備している要部油圧回路図である。図にお
いて、11、12はメイン油圧源である第1,第2ポン
プ、13,14はそれぞれ第1ポンプ11,第2ポンプ
12の吐出流量を制御するレギュレータ、15L ,15
R は左右の走行モータ2L ,2R 制御用方向切換弁、1
6はブームシリンダ8制御用パイロット切換弁、17は
アームシリンダ9制御用パイロット切換弁、18はバケ
ットシリンダ10a制御用パイロット切換弁、19は走
行直進弁、20L ,20R はレギュレータ13,14に
それぞれネガチブコントロール圧を作用させるための低
圧リリーフ弁、21L ,21R はそれぞれメインリリー
フ弁、22L 、22R はそれぞれ走行用リリーフ弁、2
3,23’はブームシリンダ8の給排管路24,25に
それぞれ設けたブームシリンダ用ポートリリーフ弁、2
6,26’はアームシリンダ9の給排管路27,28に
それぞれ設けたアームシリンダ用ポートリリーフ弁、2
9,29’はバケットシリンダ10aの給排管路30,
31にそれぞれ設けたバケットシリンダ用ポートリリー
フ弁、32は油タンクである。図11は、図9における
通常のバックホータイプの作業機4を特に長大なロング
レンジ作業機33に取付替えした状態の油圧ショベルを
示す全体側面図である。図において、34はロングレン
ジ作業機33のロングブーム、35はロングアーム、3
6は図9に示すバケット7より一段小形のバケット、1
0bは図9に示すバケットシリンダ10aより一段小径
のバケットシリンダである。図9及び図11に示すよう
に油圧ショベルでは、作業状況に応じて通常の作業機4
を特に長大なロングレンジ作業機33に取付替えして、
広い作業範囲にわたる掘削作業を行う。この場合にロン
グレンジ作業機33には、図9に示すブーム5,アーム
6より長大なロングブーム34,ロングアーム35を連
結し、そのロングアーム35先端部に図9に示すバケッ
ト7より一段小形のバケット36を取付け、またロング
アーム35に図9に示すバケットシリンダ10aより一
段小径のバケットシリンダ10bを配置する。しかしロ
ングブーム34,ロングアーム35を回動駆動するため
に、図9に示すブームシリンダ8,アームシリンダ9を
そのまま流用して装着する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図9に示すように油圧
ショベルに通常の作業機33を装着している場合には、
ブームフートピン結合部37からブームシリンダ8まで
の距離aに対する、ブームフートピン結合部37から作
業機4の重心Gaまでの距離bの比はb/aである。と
ころが図11に示すようにロングレンジ作業機33に取
付替えした場合には、ブームフートピン結合部37から
ブームシリンダ8までの距離aに対する、ブームフート
ピン結合部37からロングレンジ作業機33の重心Gb
までの距離Cの比はc/aである。上記距離c>bであ
るので、ロングブーム34に対するブームシリンダ8の
持上げ力は小さくなる。また図9に示すように通常のア
ーム6を装着している場合には、アーム基端部ピン結合
部38からアームシリンダロッドピン結合部39までの
距離dに対する、アーム基端部ピン結合部38からバケ
ット7最大先端部までの距離eの比はe/dである。と
ころが図11に示すようにロングアーム35に取付替え
した場合には、ロングアーム基端部ピン結合部40から
アームシリンダロッドピン結合部41までの距離d’に
対する、ロングアーム基端部ピン結合部40からバケッ
ト36最大先端部までの距離fの比はf/d’である。
上記距離d’≒d、かつf>eであるので、アーム掘削
力は小さくなる。
【0004】上記のような作業機の条件を考慮してロン
グレンジ作業機33にはその先端部に通常より一段小形
のバケット36及び一段小径のバケットシリンダ10b
を取付けているが、そのバケット掘削力は、バケットシ
リンダ用ポートリリーフ弁29,29’(図10に示
す)のリリーフ設定圧を下げないと低減しない。ところ
が上記バケットシリンダ用ポートリリーフ弁29,2
9’は上部旋回体3の内部に配置されているし、そのリ
リーフ圧変更調整操作にかなりの時間と調整精度を要す
るので、その操作はかなりわずらわしかった。そのため
にバケットシリンダ用ポートリリーフ弁29,29’の
降圧調整操作を行わないで作業を行うと、掘削時の車体
バランスが悪くなるばかりでなく、ロングアーム35,
ロングブーム34に好ましくない負荷が作用するように
なる。本発明は、過負荷防止と軽量化のできるロングレ
ンジ作業機装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のロングレンジ作
業機装置では、下部走行体の上部に上部旋回体を設け、
その上部旋回体のフロント部に通常の長さのブーム,ア
ーム、及び通常の大きさの作業工具と取付替えして、通
常より特に長大なロングブーム,ロングアーム、及び通
常より一段小形の作業工具を取付け、また通常のブーム
シリンダ,アームシリンダ,及びバケットシリンダに対
する作動圧設定用のポートリリーフ弁を配置し、広い作
業範囲にわたる掘削等の作業を行うようにしている建設
機械において、上記バケットシリンダに対する既設の通
常のポートリリーフ弁とは別個に、バケットシリンダの
給排管路に対して低圧設定用リリーフ弁を設け、その低
圧設定用リリーフ弁のリリーフ設定圧を上記ポートリリ
ーフ弁のリリーフ設定圧より低圧に設定するようにし
た。そしてその場合に、上記作業工具を、通常の作業工
具より数段小形のものに設定し、かつ上記低圧設定用リ
リーフ弁をロングブームに配置した。このようにして、
ロングレンジ作業機の作業工具用バケットシリンダのリ
リーフ設定圧を上記ポートリリーフ弁より低圧に設定
し、バケット掘削力を小さくすることができる。したが
ってロングレンジ作業機を取付けた場合には上記ポート
リリーフ弁の降圧調整操作が不要であるとともに、上記
低圧設定用リリーフ弁を取付けた状態でロングレンジ作
業機の取付替えを行うことができる。また上記のように
バケットシリンダのリリーフ設定圧を下げるようにした
ので、バケットを通常のバケットより数段小形のものに
設定できる。それにより掘削時の車体バランスを良くす
ることができるとともに、ロングアーム,ロングブーム
に作用する力を抑えそのメンテナンス性を保全せしめる
ことができる。
【0006】また上記低圧設定用リリーフ弁の第1取付
手段として、バケットシリンダの給排管路にそれぞれ低
圧設定用リリーフ弁を設け、給排管路のうち一方の管路
に接続した低圧設定用リリーフ弁のリリーフ排出ポート
を他方の管路に接続し、他方の管路に接続した低圧設定
用リリーフ弁のリリーフ排出ポートを一方の管路に接続
するようにした。それにより、上記給排管路のうち一方
の管路に発生した高圧はその管路に接続した低圧設定用
リリーフ弁によってリリーフされ、そのリリーフされた
油は他方の管路内に合流し、油タンクへ戻される。
【0007】また上記低圧設定用リリーフ弁の第2取付
手段として、バケットシリンダの給排管路間に単数個の
低圧設定用リリーフ弁と複数個のチェック弁を設け、低
圧設定用リリーフ弁の高圧導入ポートと、上記給排管路
をそれぞれ上記チェック弁を介して接続し、給排管路の
いずれか一方の高圧を上記低圧設定用リリーフ弁を介し
て油タンクへリリーフするようにし、また上記両チェッ
ク弁の上流側油路と上記低圧設定用リリーフ弁のリリー
フ排出ポートとの間に油路をそれぞれ形成し、その油路
にそれぞれキャビテーション防止用チェック弁を介設し
た。それにより、上記給排管路のうち一方の管路に発生
した高圧はその管路に接続した低圧設定用リリーフ弁に
よってリリーフされ、そのリリーフされた油は油タンク
へ戻される。またバケットに掘削負荷が作用していると
きロングアームの回動方向状態によって給排管路のいず
れか一方の管路が負圧状態をおこした場合には、その管
路に通じる一方のキャビテーション防止用チェック弁を
介して油タンクからの油を補給することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
いて詳細に説明する。図1は、本発明のロングレンジ作
業機42を装着した状態の油圧ショベルを示す全体側面
図である。図において、図11に示す従来技術と同一構
成要素を使用するものに対しては同符号を付す。34’
はロングレンジ作業機42のロングブーム、43はバケ
ット、10cはバケットシリンダである。図2は、図1
のAより見たロングブーム34’の要部背面図である
が、低圧設定用リリーフ弁44,45の第1取付手段を
示す図である。図において、30’31’はバケットシ
リンダ10c(図1に示す)のボトム側油室とロッド側
油室にそれぞれ連通している給排管路、27,28はア
ームシリンダ9に連通している給排管路、44,45は
給排管路30’,31’に設けたそれぞれ低圧設定用リ
リーフ弁である。図3は、図2のBより見た要部側面図
である。図4は、第1取付手段により接続された低圧設
定用リリーフ弁44,45をそなえた要部回路図であ
る。図において、図10に示す従来技術の油圧回路と同
一構成要素を使用しているものに対しては同符号を付
す。
【0009】次に、本発明のロングレンジ作業機の構成
(低圧設定用リリーフ弁44,45の第1取付手段を講
じた場合)及び作用を図1〜図4について述べる。本発
明では、バケットシリンダ10cに対する既設の通常の
ポートリリーフ弁29,29’とは別個に、バケットシ
リンダ10cの給排管路30’,31’に対してそれぞ
れ、しかもロングブーム34’の背面部の位置(図2に
示す位置)に低圧設定用リリーフ弁44,45を設け、
上記給排管路のうち一方の管路30’に接続した低圧設
定用リリーフ弁44のリリーフ排出ポート46を他方の
管路31’に管路47(図4に示しているが図2及び図
3に示す油圧ホースの管路)を介して接続し、かつ他方
の管路31’に接続した低圧設定用リリーフ弁45のリ
リーフ排出ポート48を一方の管路30’に管路49
(図4に示しているが図2及び図3に示す油圧ホースの
管路)を介して接続した。そして上記低圧設定用リリー
フ弁44,45のリリーフ設定圧を上記ポートリリーフ
弁29,29’のリリーフ設定圧より低圧に設定するよ
うにした。それにより掘削作業時に一方の管路30’に
発生した高圧は、低圧設定用リリーフ弁44によってリ
リーフされ、管路47,31’を通じて油タンク32に
戻される。また他方の管路31’に発生した高圧は、低
圧設定用リリーフ弁45によってリリーフされ、管路4
9,30’を通じて油タンク32に戻される。すなわち
上記低圧設定用リリーフ弁44,45のリリーフ設定圧
を上記ポートリリーフ弁29,29’のリリーフ設定圧
より低圧に設定するようにしたので、バケット掘削力を
小さくすることができる。したがってロングレンジ作業
機を取付けた場合には上記ポートリリーフ弁29,2
9’の降圧調整操作が不要であるとともに、上記低圧設
定用リリーフ弁44,45を取付けた状態でロングレン
ジ作業機の取付替えを行うことができる。また上記のよ
うにバケットシリンダ10cのリリーフ設定圧を下げる
ようにしたので、バケット10cを通常のバケット(図
9におけるバケット7をいう)より数段小形のものに設
定できる。それにより掘削時の車体バランスを良くする
ことができるとともに、ロングアーム35、ロングブー
ム34’に作用する力を抑えそのメンテナンス性を保全
せしめることができる。
【0010】次に図5は、図2に示す第1取付手段の他
実施例を示す要部平面図である。図において、第1取付
手段の場合と同一構成要素を使用しているものに対して
は同符号を付す。30’a,31’aはバケットシリン
ダ10cの給排管路、50は2個の低圧設定用リリーフ
弁(後述する)を一体形に形成したブロック部材であ
る。図6は、図5のC−C矢視図である。図において、
51はロングブーム34’の背面部に立設したブロック
部材50支持用のブラケットである。図7は、上記他実
施例第1取付手段を示す要部回路図である。図におい
て、44’,45’はブロック部材50に形成している
2個の低圧設定用リリーフ弁である。図5〜図7に示す
ように上記他実施例第1取付手段では、バケットシリン
ダ10cの給排管路30’a,31’aにそれぞれ設け
る低圧設定用リリーフ弁44’,45’を、ブロック部
材50に一体形に形成している。したがって低圧設定用
リリーフ弁44’,45’及びそれに接続する油圧配管
を、図2及び図3に示す実施例よりコンパクトな構造に
することができる。
【0011】次に図8は、本発明において第2取付手段
により接続された低圧設定用リリーフ弁52をそなえた
要部回路図である。図において、図7に示す第1取付手
段と同一構成要素を使用するものに対しては同符号を付
す。次に、第2取付手段を講じたロングレンジ作業機の
構成及び作用を図8について述べる。本発明では、バケ
ットシリンダ10cの給排管路30’aと31’aとの
間に単数個の低圧設定用リリーフ弁52と2個のチェッ
ク弁53,54を設け、低圧設定用リリーフ弁52の高
圧導入ポート55と、上記給排管路30’a,31’a
をそれぞれチェック弁53,54を介して接続し、給排
管路30’a,31’aのいずれか一方の高圧を上記低
圧設定用リリーフ弁52を介して油タンク32ヘリリー
フするようにした。また上記両チェック弁53,54の
それぞれ上流側油路56,57と、低圧設定用リリーフ
弁52のリリーフ排出ポート58との間に油路59,6
0をそれぞれ形成し、その油路59,60にそれぞれキ
ャビテーション防止用チェック弁61,62を介設し
た。それにより、上記給排管路30’a,31’aのう
ち一方の管路たとえば管路30’aに発生した高圧は、
油路63、56、チェック弁53、低圧設定用リリーフ
弁52によってリリーフされ、油路64、管路65を通
じて、油タンク32に戻される。また管路31’aに発
生した高圧は、油路66、57、チェック弁54、低圧
設定用リリーフ弁52によってリリーフされ、油路6
4、管路65を通じて、油タンク32に戻される。また
バケット43(図1に示す)に掘削負荷が作用している
ときロングアーム35の回動方向状態によって給排管路
30’a,31’aのいずれか一方の管路が負圧状態を
おこした場合には、その管路に通じる一方のキャビテー
ション防止用チェック弁61又は62を介して油タンク
32からの油を補給することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明のロングレンジ作業機装置では、
バケットシリンダに対する既設の通常のポートリリーフ
弁とは別個に、バケットシリンダの給排管路に対し、し
かもロングブームの所望の一外面部位置に低圧設定用リ
リーフ弁を設け、その低圧設定用リリーフ弁のリリーフ
設定圧を上記ポートリリーフ弁のリリーフ設定圧より低
圧に設定するようにした。それによりロングレンジ作業
機の先端部に取付けたバケットのリリーフ設定圧を上記
ポートリリーフ弁より低圧に設定し、バケット掘削力を
小さくすることができる。したがってロングレンジ作業
機を取付けた場合には上記ポートリリーフ弁の降圧調整
操作が不要であるとともに、上記低圧設定用リリーフ弁
を取付けた状態でロングレンジ作業機の取付替えを行う
ことができる。また上記のようにバケットシリンダのリ
リーフ設定圧を下げるようにしたので、バケットを通常
のバケットより数段小形で軽量のものに設定できる。し
たがってそれに付隨してアーム先端側のバケットシリン
ダ,バケットリンク,アイドラリンクなども小形軽量な
ものを設定できる。それにより掘削時の車体バランスを
良くすることができるとともに、ロングアーム,ロング
ブームに作用する力を抑えそのメンテナンス性を保全せ
しめることができる。また前述のように第1又は第2取
付手段により、低圧設定用リリーフ弁をロングブームに
コンパクトに配設することができ、しかもメンテナンス
及び調整などを容易に行うことができる。したがって本
発明のロングレンジ作業機を装着した建設機械ではバケ
ットシリンダ用の低圧設定用リリーフ弁を設けることに
よって作業工具を数段小形に設定できるようにしたの
で、ロングレンジ作業機の過負荷防止、軽量化ができる
とともに、作業時の動安定性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロングレンジ作業機を装着した状態の
油圧ショベルを示す全体側面図である。
【図2】図1のAより見たロングブームの要部背面図で
ある。
【図3】図2のBより見た要部側面図である。
【図4】本発明における第1取付手段により接続された
低圧設定用リリーフ弁をそなえた要部回路図である。
【図5】図2に示す第1取付手段の他実施例を示す要部
平面図である。
【図6】図5のC−C矢視図である。
【図7】他実施例第1取付手段の低圧設定用リリーフ弁
をそなえた要部回路図である。
【図8】第2取付手段の低圧設定用リリーフ弁をそなえ
た要部回路図である。
【図9】一般的に通常の油圧ショベルの全体側面図であ
る。
【図10】図9に示す油圧ショベルに装備している要部
油圧回路図である。
【図11】従来技術のロングレンジ作業機を装着した油
圧ショベルの全体側面図である。
【符号の説明】
7,36,43 バケット 10a,10b,10c バケットシリンダ 29,29’ バケットシリンダ用ポートリリーフ弁 30,30’,30’a,31,31’,31’a
(バケットシリンダの)給排回路 32 油タンク 33,42 ロングレンジ作業機 34,34’ ロングブーム 35 ロングアーム 44,45,52 低圧設定用リリーフ弁 46,48,58 リリーフ排出ポート 53,54 チェック弁 61,62 キャビテーション防止用チェック弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体の上部に上部旋回体を設け、
    その上部旋回体のフロント部に通常の長さのブーム、ア
    ーム、及び通常の大きさの作業工具と取付替えして、通
    常より特に長大なロングブーム、ロングアーム、及び通
    常より一段小形の作業工具を取付け、また通常のブーム
    シリンダ、アームシリンダ、及びバケットシリンダに対
    する作動圧設定用のポートリリーフ弁を配置し、広い作
    業範囲にわたる掘削等の作業を行うようにしている建設
    機械において、上記バケットシリンダに対する既設の通
    常のポートリリーフ弁とは別個に、バケットシリンダの
    給排管路に対して低圧設定用リリーフ弁を設け、その低
    圧設定用リリーフ弁のリリーフ設定圧を上記ポートリリ
    ーフ弁のリリーフ設定圧より低圧に設定するようにした
    ことを特徴とする建設機械のロングレンジ作業機装置。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲請求項1記載の建設機械
    のロングレンジ作業機装置において、前記作業工具を、
    通常の作業工具より数段小形のものに設定するようにし
    たことを特徴とする建設機械のロングレンジ作業機装
    置。
  3. 【請求項3】 特許請求の範囲請求項1記載の建設機械
    のロングレンジ作業機装置において、前記低圧設定用リ
    リーフ弁をロングブームに配置したことを特徴とする建
    設機械のロングレンジ作業機装置。
  4. 【請求項4】 特許請求の範囲請求項1記載の建設機械
    のロングレンジ作業機装置において、前記給排管路にそ
    れぞれ低圧設定用リリーフ弁を設け、給排管路のうち一
    方の管路に接続した低圧設定用リリーフ弁のリリーフ排
    出ポートを他方の管路に接続し、他方の管路に接続した
    低圧設定用リリーフ弁のリリーフ排出ポートを一方の管
    路に接続するようにしたことを特徴とする建設機械のロ
    ングレンジ作業機装置。
  5. 【請求項5】 特許請求の範囲請求項1記載の建設機械
    のロングレンジ作業機装置において、前記給排管路間に
    単数個の低圧設定用リリーフ弁を設け、その低圧設定用
    リリーフ弁の高圧導入ポートと、上記給排管路をそれぞ
    れチェック弁を介して接続し、給排管路のいずれか一方
    の高圧を上記低圧設定用リリーフ弁を介して油タンクへ
    リリーフするようにしたことを特徴とする建設機械のロ
    ングレンジ作業機装置。
  6. 【請求項6】 特許請求の範囲請求項5記載の建設機械
    のロングレンジ作業機装置において、前記給排管路間に
    単数個の低圧設定用リリーフ弁と複数個のチェック弁を
    設け、上記両チェック弁の上流側油路と上記低圧設定用
    リリーフ弁のリリーフ排出ポートとの間に油路をそれぞ
    れ形成し、その油路にそれぞれキャビテーション防止用
    チェック弁を介設し、給排管路のいずれか一方の管路の
    負圧状態時にその管路に通じる一方のキャビテーション
    防止用チェック弁を介して油タンクからの油を補給する
    ようにしたことを特徴とする建設機械のロングレンジ作
    業機装置。
JP7243749A 1995-08-28 1995-08-28 建設機械のロングレンジ作業機装置 Pending JPH0960046A (ja)

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JP7243749A Pending JPH0960046A (ja) 1995-08-28 1995-08-28 建設機械のロングレンジ作業機装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102409708A (zh) * 2011-03-03 2012-04-11 姚茂红 一种带过载保护装置的周边传动刮吸泥机
KR101148148B1 (ko) * 2008-10-21 2012-05-23 히다치 겡키 가부시키 가이샤 건설기계의 유압회로
JP2012207717A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd オーバーロードリリーフ弁構造
JP2014141789A (ja) * 2013-01-22 2014-08-07 Hitachi Constr Mach Co Ltd ロングフロント用油圧装置

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