JPH09599A - 二重式薬液分配器 - Google Patents

二重式薬液分配器

Info

Publication number
JPH09599A
JPH09599A JP8154356A JP15435696A JPH09599A JP H09599 A JPH09599 A JP H09599A JP 8154356 A JP8154356 A JP 8154356A JP 15435696 A JP15435696 A JP 15435696A JP H09599 A JPH09599 A JP H09599A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
cover
jet
piston
distributor according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8154356A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3805429B2 (ja
Inventor
Daniel Py
ダニエル・ピー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPH09599A publication Critical patent/JPH09599A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3805429B2 publication Critical patent/JP3805429B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F9/00Methods or devices for treatment of the eyes; Devices for putting-in contact lenses; Devices to correct squinting; Apparatus to guide the blind; Protective devices for the eyes, carried on the body or in the hand
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1081Arrangements for pumping several liquids or other fluent materials from several containers, e.g. for mixing them at the moment of pumping
    • B05B11/1084Arrangements for pumping several liquids or other fluent materials from several containers, e.g. for mixing them at the moment of pumping each liquid or other fluent material being pumped by a separate pump
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F9/00Methods or devices for treatment of the eyes; Devices for putting-in contact lenses; Devices to correct squinting; Apparatus to guide the blind; Protective devices for the eyes, carried on the body or in the hand
    • A61F9/0008Introducing ophthalmic products into the ocular cavity or retaining products therein
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 二つの別々の有効成分を同時に投薬すること
が可能な点眼装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも一つの前部開口部および一つ
の後部開口部を含む外部カバーと、カバー(1)の外側
から接近が可能な噴流開始装置(27)とを含んでお
り、前記カバーが、それぞれが所与の用量を投薬する用
量投薬装置を具備する二つの対噴流起動式個別ポンプ
(4、5)を含み、前記ポンプ(4、5)によりカバー
の前側開口部(2)から噴射される噴流の方向および向
きが、カバー(1)の前端のさらに前にある点であって
噴流間の間隔が所与の間隔になるような角度にある点に
向かって収束し、二つの噴流が別々の二つの放出口によ
り分配器から飛び出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二重式薬液分配器
に関する。
【0002】
【従来の技術】眼科治療が始まって以来、局所点眼は眼
科薬の最も一般的な投与方法である。従って局所点眼
は、簡単、実用的、かつ効果的であることが期待され
る。
【0003】日常的に自分自身で薬の投与を行うことが
できる患者も存在するが、薬品処方の遵守についての調
査では、患者の多くはそれを行えるまでに至らないこと
がわかっている。通院加療においては、正しい治療を実
施する際患者に頼らなければならないということは、特
に眼科のように治療が難しいときには医者の処方が守ら
れていないことの要因となっている。
【0004】患者が、鏡を使うか、あるいは鏡を見る時
に眼鏡が必要である場合眼鏡を使用しなければ、通常の
点眼器の先端の位置を決めることができないということ
は、非常に危険である。角膜が傷付く危険性が高いと同
時に、多くの場合のように、点眼器の先端が結膜に触れ
ると薬の有効成分が汚染される危険性がある。
【0005】さらに、前記のような問題にも関わらず点
眼液の投与に成功した場合でも、顔面へのオーバーフロ
ーおよび涙鼻小管による排液により、薬の顕著な損失が
発生する。
【0006】有効性部分の全身循環路内への拡散は主に
涙鼻小管を介して行われる。体循環路内にこの小管が存
在することが、単なる点眼の結果として重大な全身的副
作用が発生することに寄与し、そのことにより、全身的
毒性の危険性を最小限に抑えることのできる有効成分を
投与する種々のシステムの考案について大きな関心がも
たれた。
【0007】眼の中の涙液の通常量は、結膜皺内に捕捉
される液体も含めると、10ml程度である。局所薬の
投与後、眼瞼が閉じられることがない場合は、合計で約
20mlの液体を短期間保持することができる。薬を一
滴だけ点眼する場合、これは通常30〜60ml程度の
量になるが、点眼滴の大部分は頬上を流れ、同時に涙鼻
排液系により、超過体積分が素早く排出される。
【0008】従って、滴の大きさが増えても生物学的使
用性は増加しない。実際には有効成分全体量の5%しか
房水に達しないという著者もいる。
【0009】反対に、滴が大きいと角膜の感応性が過大
になり、角膜自身も、二つの防御共同反応、すなわち瞬
目と流涙を起こし、両者が組み合わさることにより点眼
滴の大部分が取り除かれる。
【0010】しかしながら有効成分は、涙鼻小管を通じ
ての排液により通常、鼻粘膜により血漿内に吸収されさ
らには嚥下されるので、体吸収は滴の大きさに比例して
増加する。
【0011】眼科において、β−遮断薬など、大きな潜
在性全身副作用を有する有効成分を使用する場合には、
副作用の危険性を最小限に抑えるため、滴の大きさを制
限するよう試みることが肝要である。体吸収を低くする
ため、例えば、点眼後5分間、下眼瞼の鼻側端を圧縮し
て涙点を閉塞する方法が提案された。体吸収を防止する
ための装置、すなわち、その体積が、最大25mlの結
膜空間内の使用可能体積を超えない服用量の活性物質を
投薬するよう設計された装置を持つことが望ましいとさ
れるのはこのためである。
【0012】相当数の症例において、二つの有効成分の
併用を必要とする病理学者もいる。その場合、前記の装
置は例えば、異なる二液を12.5mlずつ別々の点眼
滴で投薬することができるのが望ましい。眼科用有効成
分の多くは、同一の処方で併用することはきわめて困難
である。例えば、親水性有効成分を親脂肪性有効成分と
組み合わせようとする場合そのことが言える。少なくと
も処方を大幅に変更すること、すなわちその浸透度また
は活量を大幅に低くしないと、同一容器内でそのような
組合せを実施することは不可能である。また、従来のよ
うに二つの点眼滴を別々に点眼すると、体積過剰になる
とともに副作用は増大するが、眼内の有効成分量は少な
くなる。というのは、二番目の滴により一番目の滴が洗
い流されてしまうからである。
【0013】例えば、dorzolamide(Tru
sopt)とアドレナリンの組合せがこれに相当する。
この二つの成分の点眼量は通常、前者が30mlで後者
が40〜60mlであるので、合計量は少なくとも70
ml程度になる。ところが目の受容量は前述のように最
大で20〜25mlである。そのため製造者は、大きな
困難と、莫大な予算と12年余の開発期間を費やして、
上記のような組合せを入れた処方を開発した。
【0014】また、前述の反応を起こさないようにする
ため、眼の感応性がほとんどない部分に薬液を点眼する
のが望ましい。そのような感応性がほとんどない部位と
は下結膜嚢である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従って、上述の目的お
よび制約にかなった、二つの別々の有効成分を同時に投
薬することが可能な点眼装置を提供するのが望ましい。
【0016】そのような装置は、患者が自己点眼によ
り、家庭、職場、その他の場所などどのような環境下で
あっても、頭を後ろに反らすことなく、二つの異なる点
眼滴を簡単かつ同時に点眼できるよう、実用的であるこ
とが好ましい。
【0017】この装置は、確実であって目を損傷させた
り内容分を汚染したりする現状の危険性をなくすもので
なければならない。
【0018】さらに、投与される2滴の合計量が目の最
大容量を超えないようにし、実際に投与された薬液量を
検査し、薬液に付随する潜在毒性に伴う体吸収の危険を
最小限に抑えるため、投与される滴の大きさは小さくな
くてはならない。
【0019】眼科以外の分野においても、病理によって
は、相当数の症例において二つの有効成分の併用を必要
とする場合がある。例えば、耳鼻咽喉科、肺病科、皮膚
科、婦人科における有効成分の多くは、同一の処方で併
用することは非常に困難である。例えば、前述のよう
に、液体媒質において親水性有効成分を親脂肪性有効成
分と組み合わせようとする場合、さらには浸透および活
量pHが互いに異なる二つの有効成分を組み合わせよう
とする場合そのことが言える。少なくとも処方を大幅に
変更すること、すなわち浸透度または活量を大幅に低く
しないと、同一容器内でそのような組合せを実施するこ
とは不可能である。
【0020】
【課題を解決するための手段】そのため、本出願は、少
なくとも一つの前部開口部および一つの後部開口部を含
む外部カバーと、前記カバーが、それぞれが所与の用量
を投薬する用量投薬装置を具備する二つの対噴流起動式
個別ポンプを含み、前記ポンプによりカバーの前側開口
部から噴射される噴流の方向および向きが、カバーの前
端のさらに前にある点であって噴流間の間隔が所与の間
隔になるような角度にある点に向かって収束し、二つの
噴流が二つの別の放出口を通って分配器から出て、カバ
ーの外側から接近が可能な噴流開始装置とを含むことを
特徴とする二重式薬液分配器を対象とする。
【0021】本発明による好ましい薬液分配器は特に眼
科における応用を目的とし、カバーの前方に突出したフ
ィンガを含むことを特徴とする。特にこのような場合、
前記ポンプによりカバーの前側開口部から噴射される噴
流の方向および向きが、フィンガのカバーから離れた側
の末端より前にある点に向かって収束し、カバーの上方
では、前記端における噴流間の間隔が約3〜5mmにな
るような角度になることを特徴とする分配器が好まし
い。
【0022】フィンガは例えば1〜4cmの長さを有す
ることができるが、好ましくは2cmとする。フィンガ
の幅は例えば2〜30mmとすることができるが、好ま
しくは8〜15mmとする。フィンガは固定式とするこ
とができるが、後退、折り曲げあるいは取り外しのいず
れかが可能であるのが好ましい。
【0023】このフィンガが下眼瞼の基部と接触してそ
れを押し下げるようになっている場合には、フィンガ
は、柔軟性を有し激しい作用を与えない材質、好ましく
は、ラテックスのような天然ゴムあるいはエラストマの
ような合成ゴム材など、滑りを防止する材質でつくるあ
るいはそのような材質で覆うものとする。フィンガは装
置の前部に位置する。前部とは本来、投与される点眼液
が出される側をいう。フィンガの機能は分配器を有効成
分の投与点から離すことであるので、フィンガは、想定
する用途により種々の形状を有することが可能である。
【0024】個別ポンプは、特にアコーデオンまたはピ
ストン式をはじめあらゆる既知の種類とし、好ましくは
事前の起動準備を必要とする種類とし、たとえば米国特
許第5267986号に記載の、所与の量を押し出すこ
とが可能な種類とする。米国特許第5320845号に
記載のような二重形態の単一型ポンプであって、必要な
とき10ml程度の量の投与が可能な単一型ポンプは、
事前起動準備装置を具備しないが、使用可能である。実
際、このようなポンプにより、保存剤なしの有効成分の
投与が可能である。また、適当なポンプとして、FR−
94.11785に記載する種類のポンプも好適であ
る。
【0025】このようなポンプは特に眼科用液体または
ゲルなどの無菌調製に適する。以下の文中では、注記す
る例外の場合を除き、上記の両者を一律に「液体」とい
う用語で示す。
【0026】本発明による装置の前部は噴流が出される
側あるいはフィンガを含む側であって、その結果フィン
ガはカバーの下部に位置することを考慮すると、ポンプ
は、カバーの後部における押圧によって起動準備される
のが好ましい。ポンプは、横から起動準備することも可
能である。
【0027】ポンプは同時に起動準備することもあるい
は個別に起動準備することも可能であるが、噴流の起動
は同時である。従ってポンプは共通の起動装置を具備す
る。当然のことながら、一つのポンプの起動準備しか行
わない場合は一つの噴流しか起動しない。安全上の理由
から、二つの噴流の起動を命令する場合は、例えば起動
準備連結装置を用いて双方のポンプが必ず一緒に起動準
備されるようにすることができる。
【0028】ポンプの起動準備および起動のため、有利
にはポンプは、特に側面のノッチを含む堅固なハウジン
グの中に含まれる。
【0029】好ましくは、使用する単一型ポンプは毎回
の起動時に、20ml未満、一般的には15ml未満、
特に7〜12.5mlの投与量を有し、投与量の合計は
30ml未満、特に約25ml未満であるのが好まし
い。特に、FR−94.11785および以下の文中に
おいて記載するようなポンプを使用することにより、少
ない用量の投与も可能である。
【0030】カバー内にポンプを設置するという特異性
のため、フィンガを眼瞼の基部に当て、下結膜嚢の底部
を露出するために眼瞼の基部を押し下げると、ポンプの
起動時、液体が、数ミリメートル、好ましくは約10m
mの間隔をもった二つの噴流の状態で、この嚢の底部内
に放出される。
【0031】本発明によれば、ポンプの頭部はその噴流
が収束するような方向に向けられる。ポンプ全体がその
ような向きをとることができ、その場合、ポンプは
「V」字形を成す。別の実施形態では、ポンプの胴体部
分は平行にしてポンプの頭部のみがこの向きをとること
ができる。これにより、装置の最大幅を少なくすること
ができる。
【0032】点眼液の放出を行うポンプの起動装置は、
引金式、押しボタン式など、任意の既知の種類である。
起動装置はそれぞれのポンプ上に分離していてもよい
が、前記の理由から、双方のポンプに同時に作用するの
が有利である。起動装置は特に、カバーの上方にあって
も下方にあってもよいが、例えば、押しボタンの場合に
フィンガの動きが同時に眼瞼を下降させるのに寄与する
ようにするためには、上方にあるのが好ましい。
【0033】好ましい実施形態では、噴流開始装置は、
カバーの外部から接近が可能な押しボタンであって、好
ましくは平行な舌状体(languettes)で、そ
の舌状体に直角な二つの翼(ailes)を具備する二
つの自由な舌状体を、ボタンに対向する端部に含む押し
ボタンである。そのときこの翼は、噴流を起動させるた
めに、舌状体を接近させ、翼を、ポンプを収納する堅固
なハウジング内に設けた側面ノッチから分離するため
に、カバーの反対側の壁上に設けたV字形スロットと自
由な端部で協動することができる。
【0034】本発明による分配器の特に好ましい実施形
態では、ポンプは、ポンプ胴体部、ピストン、およびこ
れらを収納する弾性容器の、三つの部品を含み、ポンプ
胴体部はポンプの出力側に前端を有し、前記前端は、容
器の前部を形成し、液取り入れ側面口を具備するポンプ
管路により後方に延長される弾性膜によって塞がれる吐
出口を含み、ピストンは前記ポンプ胴体部の中に設置さ
れ、その結果、取り入れ口と吐出口側への停止位置との
間の、ポンプ胴体部に対するピストンの端部の相対移動
により、ポンプのピストン/胴体部の相対移動の際放出
される液体の量が決定される。
【0035】別の好ましい形態では、容器は、受け容れ
可能な復帰手段を形成するのに充分な厚みを有する蛇腹
状の第一部分と、蛇腹状の第二部分とを含み、ピストン
は、二つの蛇腹部分の間に固定された後部リングを含
み、ポンプ胴体部は円筒形であり、容器の前部に固設さ
れた前部リング、ならびに蛇腹部分の後方の容器の後部
に固設された後部リングを含む。
【0036】本発明による装置では、フィンガにより、
眼科においては眼瞼を下げることと、通常、下眼瞼の後
方に隠れている下結膜嚢の底部など感応性がほとんどな
く優れた吸収能を有する部位を露出することとが同時に
行え、さらに、実際に薬液が入っている容器の端部が目
に触れないようにすることができるので、容器は一切汚
染することがない。
【0037】カバーの上部を眉毛に当てることにより、
前述のようなフィンガとの相乗作用のため、本発明によ
る装置の主軸を、露出させた角膜嚢の底部に合わせるこ
とができ、従って、このようにして露出させた角膜嚢の
底部内に、別々の二つの噴流を正確に押し込むことが可
能である。従って、カバーの前側上部が好ましくは、眉
弓とカバーの前記前側上部とに一致する曲線形状を有
し、下眼瞼を押し下げることにより、噴流が好ましくは
結膜嚢の底部の方向に向けられ、結膜嚢の底部の粘膜上
の噴流の衝撃点において2〜6mmの間隔を有するよ
う、ポンプの発射軸が配設される。当然のことながら、
良好な照準が行える他の形態も実施可能である。患者
は、カバーの上部を眉に当てるのではなく、フィンガ、
あるいはポンプのノズルを露出させるための連節キャッ
プを介在させることができ、その場合眉に当てるのは、
開位置にあるこのキャップである。
【0038】ポンプはその放出量から考えてマイクロポ
ンプと呼ばれることもあるが、それぞれの内容物を、外
転させた嚢の底部内に放出する。これにより、ポンプか
ら放出される組合せ滴の量が少ないため、瞬目、流涙お
よび頬へのオーバーフローが防止され、液体が放出され
るので、頭を後方に振る必要がない。
【0039】このようにして、所与かつ一定量の眼科用
液体滴が得られる。すなわち眼科においては初めて、お
おむね15ml以下の液体量により優れた眼浸透度が実
現され、その結果、より高い効果が得られ、体吸収の大
部分を防止することができ、目あるいは涙小管からのオ
ーバーフローをきたすことなく二つの滴を効果的かつ同
時に点眼することが可能である。
【0040】有利には、使用するポンプは逆止め弁を具
備するポンプである。
【0041】カバーと、ポンプの起動準備に組み合わせ
た唯一の起動装置とを使用することにより、患者がフィ
ンガで下眼瞼を押し下げた後、起動装置を押すだけで液
体の投与を行うことが可能である。
【0042】本発明による装置は患者に多くの長所を提
供する。例えば患者はもはや、何分もの間隔をおいて異
なる二つの点眼滴を自身に投与する必要がなく、二回目
の点眼滴を忘れることもない。液体がポンプによって放
出されるので、眼科においては患者は点眼するのに頭を
後方に振る必要がない。
【0043】もはや眼科における投与によって流涙や頬
への液体のオーバーフローが生じることがない。
【0044】患者はその治療において不快感を有さな
い。というのは、眼科の場合において液体が投与される
点は感応度が低い場所であるので、鏡や、薬液点眼のた
めの別の人を必要としないからである。
【0045】また、薬学面においても顕著な改善があ
る。結膜嚢の底部内に放出される滴は寸法が小さいため
すぐれた眼浸透度が得られ、滴によって角膜の感神経が
刺激されることがない。従って、有効成分を洗い流しこ
の感応性が低い部位から有効成分を取り去ってしまう可
能性のある瞬目も、流涙反応もない。
【0046】通常下眼瞼は瞬目しないので、薬液が投与
される結膜嚢の底部は涙液更新の少ない部位である。こ
の特異な部位に液体を投与することにより、結膜嚢の底
部での有効成分の停留時間が長くなる。
【0047】小滴を二つに分け、特に結膜嚢の底部内に
同時に投与することは、二つの処方に特有のpHを維持
する点においても、現状の投与器の重力および表面張力
のみでは得ることが不可能な合計投与量の点において
も、従来の二液を組み合わせた30〜60mlの処方と
同程度に効果的である。
【0048】小滴を結膜嚢の底部内に投与する際、角膜
が有効成分に触れる可能性はない。
【0049】先行技術による点眼器は、目の前部が受容
可能な最大量よりも多い眼科用液体を放出するので、人
体の中で最も敏感な組織である角膜の部分的浸透が少な
くとも生じる。
【0050】本発明による装置を使用して投与する滴
は、感応性および流涙が低い結膜嚢の底部内に放出され
るので、有効成分の処方のpHが角膜に対し激しく作用
する場合であっても、充血を引き起こすこれら有効成分
に対する寛容度は著しく向上するはずである。
【0051】本発明による装置はコスト面でも大きな長
所を有する。本装置により、混合処方の発売認可取得に
必要な時間と比較して、異なる有効成分の組合せの発売
認可取得に必要な時間を大幅に短縮することが可能であ
る。事実、混合液の開発期間およびコストは、元の単一
の有効成分の開発に要する期間およびコストと同等かそ
れ以上になる。
【0052】さらに、眼科の用途において異なる二つの
有効成分を混合してただ一つの処方にすることは、この
ような装置により全く陳腐化される。製薬業者は、特に
二つの有効成分のうちの片方が親水性であり他方が親脂
肪性である場合、活量pHの範囲が異なるかあるいは溶
解度が異なる二つの有効成分を同一の容器内で混合でき
るような特殊な処方を長時間を費やして研究する必要が
もはやなくなる。
【0053】ポンプに逆止め弁システムを使用すること
により、ゲル状態のものも含め保存剤のない処方を投与
することが可能となる。本発明による装置は現在のとこ
ろ、変動が10%未満で所与の用量を投与できる唯一の
システムである。
【0054】また、本発明による装置はきわめて確実で
ある。すなわち異なる二つの有効成分の組合せ効果が確
実に得られ、数分の間隔をおいて二回の投薬を繰り返す
必要がない。
【0055】本発明による装置により、涙小管からの体
吸収を減少させつつ眼科局所吸収を増加させることによ
り、局所吸収/体吸収治療係数を向上させることも可能
である。
【0056】適切な大きさのフレキシブルフィンガを使
用することにより、角膜の外傷を防止することが可能で
ある。
【0057】本装置が正しく使用される場合、すなわち
直接あるいは患者の指を介して、カバーの上部を患者の
眉毛に押し付け、本装置のフィンガで下眼瞼を押し下げ
ることにより、ポンプの端部と結膜あるいは角膜がなん
ら接触することなく、眼科液体の滴が正確に結膜嚢の底
部に放出される。
【0058】逆止め弁を使用すれば、ポンプおよび容器
の内容物の汚染は一切ありえない。
【0059】連節カバーを使用することにより、従来の
容器の場合のように、キャップを地面または何らかの細
菌性の表面に落下させた後再度取り付け、容器の内容物
を汚染するようなことを防止することが可能である。
【0060】最後に本発明は、舌状体に直角な翼を具備
し自由端において中蓋の傾斜壁と協動することができる
ような少なくとも一つの舌状体をボタンに対向する端部
に含む押しボタンを有することを特徴とし、ボタンを押
すことにより、押しボタンの押下方向に直角な翼の移動
が生じる起動装置を対象とする。
【0061】ボタンが押されていない位置で、機械的応
力を受けている要素(上記ポンプのハウジングなど)の
溝に翼が挿入されると、押しボタンが押されたとき、翼
は分離し前記要素を解放するので、前記要素は長手方向
に移動することができる。
【0062】上記の起動装置は、二つあるいはそれ以上
の舌状体および翼を含むことができる。舌状体が二つの
場合、中蓋は細長いV字形となる。舌状体が三つ以上の
場合、中蓋は例えば円錐形となる。
【0063】舌状体は、押しボタンがひとりでに非押下
位置まで上昇するのに足る弾性および剛性を有するのが
好ましい。例えば、ボタンと中蓋の底との間に設置する
ばねなどの弾性要素により、この上昇を支援することが
でき、前記ばね方向への翼のあそびを充分にとり、翼が
格納できるようにする。
【0064】本発明は添付の図面を参照することによ
り、よりよく理解されよう。
【0065】
【発明の実施の形態】図1においては、前部に大きな開
口部2を持ち、個々のポンプ4および5のヘッド3に自
由に接近できるようになっている外部カバー1がある。
保護カバー6を押し下げることによりポンプ4、5のヘ
ッド3を保護し、万一の場合には隠すこともできる。ポ
ンプの長手軸はV字形を形成し、前記ポンプが発射する
ことのできる噴流を、カバーの前部から離れた位置にあ
る点に収束させる。この実施形態においては、カバーの
後部に位置するポンプ4および5の後端7および8には
手が届くので、例えば指で押して作動位置に移す。
【0066】ポンプを同時に起動準備するため、例えば
案内溝によって前方から後方に案内され双方のポンプを
同時に起動することのできる押しボタンを含むハウジン
グが、例えばプラグ挿入またはラチェット噛合いされた
状態でカバーの後方にある。従って、このボタンを介し
て双方のポンプの後部を同時に押す。このように、必要
であれば、一つのポンプのみがその起動の前に起動準備
されるのを防ぐことができる。
【0067】図2は、ポンプ4および5のヘッドの保護
カバーおよび折り曲げ位置または格納位置にあるフィン
ガ9の側面図である。フィンガ9は、カバーが含む、こ
こでは水平位置の厚板6Aに隠れている。
【0068】図3および図4では、ポンプは起動位置に
あり、カバー6は押し上げられ、ポンプ4および5から
フィンガおよびヘッド3が突出する。なぜなら、厚板6
Aはポンプのヘッド3に対向する空隙を有するからであ
る。フィンガ9は、眼瞼を押し下げることができるよ
う、展開されている。ポンプ4および5の後端7および
8は、作動位置のポンプを収納するよう、双方とも押し
込まれた状態になっている。
【0069】図5は、起動装置、ならびにFR−94.
11785に記載されているような種類のポンプの詳細
図である。ポンプは、カバーの前部に流体吐出口10側
の前端(またはノズル)を有するポンプ胴体部を含み、
前記前端は、容器の前部を形成する例えばKraton
(登録商標)製の弾性膜12で塞がれた吐出口11を含
む。ポンプ胴体部は、流体取り入れ側面口14を具備す
るポンプ管路13により後方に延長される。このポンプ
はまた、ポンプ胴体部内に設置された可動ピストンを含
み、取り入れ口14と吐出口側11への停止位置16と
の間の、ポンプ胴体部23に対するピストンの端部15
の相対移動により、ポンプのピストン/胴体部の相対移
動の際放出される液体の量が決定される。ピストンの端
部15は、軽度摩擦状態でポンプ管路13に密閉嵌合さ
れる。取り入れ口14は、所与の流体量のみがポンプ管
路13の端部で捕捉され吐出口11から放出されるのに
足る寸法を有する。ポンプ胴体部およびピストンは、前
部すなわちポンプ胴体部のヘッドを除き、容器20に全
体を覆われる。吐出口11は、ポンプの長手軸方向に向
けられた管路である。従って、液はポンプの長手軸方向
に放出される。ポンプは、容器そのものから成る、ピス
トンを停止位置に復帰させる弾性を有する手段を具備す
る。さらに、実際には移動するのは、リング18によっ
て固定されたピストンではなく、リング21によって前
部で容器17に対する位置が維持され、後部でリング2
2に維持されるポンプ胴体部であることに留意された
い。この容器は、適切な復帰手段を形成するに足る厚み
を有する蛇腹部分17から成る。ピストンが含むリング
18の反対側には、同じく蛇腹構造を具備する壁の厚み
増大部分から成る弾性を有する第二復帰手段19があ
る。この実施例においては、弾性容器の弾性膜は単一部
品20を形成する。ポンプ胴体部は円筒形であり、ここ
では前部リング21ならびに後部リング22を含む。前
部リング21ならびに後部リング22は、膜の溝に嵌ま
ることにより弾性容器の蛇腹部分の端部に固設される。
【0070】より詳細には、ピストンは細長い形状を有
し、径方向要素など複数のアンカを具備し、アンカの端
部には、ピストン18の後部リングを形成するアーチ形
の要素がある。前述のように、ポンプ胴体部23は前記
のアーチよりも大きな直径の前部リング21ならびに後
部リング22を含み、上記アンカが前記円筒形部の底部
を横断できるよう、また、ポンプの胴体部を形成する円
筒形部23内に設けた上記の径方向要素に対応する溝を
介して、ピストンを長手方向に移動させることができる
よう、後部円筒形リングの前側底部はくりぬかれてい
る。従って、ピストンが後退するときには、この移動に
よって、圧力状態が部分的真空である空洞が画定され
る。事実、吐出口は、ポンプ内への空気の進入を防止す
る弾性膜により塞がれる。さらに後退すると、ピストン
は最終的に、流体取り入れ口14の高さに到達する。こ
の時、ポンプ管路には、図6でわかるように、ジャケッ
ト20内に含まれる流体が急速に充填される。すると復
帰手段19は圧縮されるが、弾性を有する復帰手段17
は伸展位置にある。ピストンが再度、流体取り入れ口1
4の高さに達した(実際には、ピストンは固定されたま
まで、カバーに対しポンプの胴体部が移動するのだが)
時点で噴流の放出を開始すると、ピストンは放出された
量である所与の流体量を閉じ込める。
【0071】ポンプは、二つのノッチ、すなわち前部ノ
ッチ25、後部ノッチ26を含むハウジング24内に含
まれる。引金は、非起動準備位置では、前部ノッチ25
内に挿入される。この上面図では引金は、図の面に対し
直角な舌状体上に取り付けた二つの翼28および28’
を具備する押しボタン27を含む。翼28’は、図示し
ない別のポンプの別のハウジングのノッチ内に挿入され
るためのものである。
【0072】図6には、図5と同一の要素ではあるが起
動準備位置にある要素を示す。この位置では、カバー1
に対しハウジング24が前進させてあるのがわかる。ハ
ウジング24がハウジングのストッパ33とリブ34と
の間の後部リング22を維持し、ピストンリング18と
カバーの前部でのくびれの協動によりピストンの前進が
阻止されるので、ポンプを含むハウジングの後端を押し
込むことにより、ポンプ胴体部が前方に移動する。この
ため空洞29が生じ、そこに取り入れ口14から流体が
充填される。ベベル35により翼28は欠稜された形状
であるため、翼28を前部ノッチ25から後部ノッチ2
6に向かって通過させることができ、カバーよりも後退
するのが阻止される。後述の図7および図8でもわかる
ように、翼の自由端は相互に接近することができる。す
るとポンプは起動準備位置につく。ここで引金27を引
くと、翼28および28’が格納され、ポンプ胴体部が
再度後退するので、空隙29が圧縮される。このように
してできた圧力は吐出口11につながり、ポンプ胴体部
の端部から弾性膜12を遠ざけ、その結果、空洞29内
に含まれる所与の量の液体を放出させることが可能とな
る。
【0073】図7では、翼28および28’が展開位置
にあり、容器20を含むハウジング24内に設けたノッ
チ、例えば25内に、翼が挿入されている。これら翼
は、押しボタン27が含む舌状体31上にある。舌状体
は、カバーの下側基部上に設けたV字形受け取り装置3
2と協動する。このように、図8のように押しボタン2
7の押下Pにより、翼28および28’を接近させ格納
することができ、従って単数または複数のハウジング2
4を解放することが可能となり、ポンプは位置を変えて
流体を放出することができる。
【0074】前記システムは容器の独立性を保ってお
り、このシステムにより、片方の容器を使用することあ
るいは同時に両方の容器を使用することが可能である。
【0075】このような分配器により初めて、保存時に
ついても眼内浸透についても液の個別のpHを維持した
状態で、異なる二つの液を同時に投与することが可能と
なった。
【0076】また、点眼滴を投与するにあたり合成処方
に頼らなくとも混合液の投与が可能となるのもこれが最
初である。さらに、二つの液を25ml未満の合計用量
で投与できるのもこれが最初である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポンプが休止状態の本発明による二重式分配器
を示す上面図である。
【図2】前部保護カバーが下げられフィンガが後退位置
にある、図1と同様の側面図である。
【図3】ポンプが起動され、保護カバーが押し上げら
れ、引き込み可能フィンガが突出位置にある、図1と同
様の図である。
【図4】ポンプが起動され、保護カバーが押し上げら
れ、引き込み可能フィンガが突出位置にある、図2と同
様の図である。
【図5】個々のポンプならびに起動準備および噴流開始
装置の詳細を示す、図1の水平断面図である。
【図6】個々のポンプならびに起動準備および噴流開始
装置の詳細を示す、図3の水平断面図である。
【図7】非動作位置における起動準備/開始装置の詳細
を示す、図1のAA断面図である。
【図8】動作位置における起動準備/開始装置の詳細を
示す、図1のAA断面図である。
【符号の説明】
1 外部カバー 2 前部開口部 11 吐出口 12 弾性膜 13 ポンプ管路 14 流体取り入れ側面口 17,19 蛇腹部分 21 前部リング 22 後部リング 24 ハウジング 25,26 ノッチ 27 噴流開始装置 28,28’ 翼 31 舌状体

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの前部開口部(2)およ
    び一つの後部開口部を含む外部カバー(1)と、 カバー(1)の外側から接近が可能な噴流開始装置(2
    7)とを含み、 前記カバーが、それぞれが所与の用量を投薬する用量投
    薬装置を具備する二つの対噴流起動式個別ポンプ(4、
    5)を含み、前記ポンプ(4、5)によりカバーの前側
    開口部(2)から噴射される噴流の方向および向きが、
    カバー(1)の前端より前にあって噴流間の間隔が所与
    の間隔になるような角度にある点に向かって収束し、二
    つの噴流が別々の二つの放出口により分配器から飛び出
    すことを特徴とする二重式薬液分配器。
  2. 【請求項2】 噴流放出開始装置(27)が同時作動式
    であることを特徴とする請求項1に記載の分配器。
  3. 【請求項3】 ポンプ(4、5)の長手方向軸によって
    噴流の方向が決定されることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の分配器。
  4. 【請求項4】 ポンプ(4、5)のヘッドの軸によって
    噴流の方向が決定され、ポンプ(4、5)の残りの部分
    は平行であることを特徴とする請求項1または2に記載
    の分配器。
  5. 【請求項5】 カバー(1)の前方に突出したフィンガ
    を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項
    に記載の分配器。
  6. 【請求項6】 前記ポンプ(4、5)によりカバー
    (1)の前側開口部から噴射される噴流の方向および向
    きが、フィンガのカバー(1)から離れた側の末端より
    前にある点に向かって収束し、カバーの上方では、前記
    端における噴流間の間隔が約3mm〜5mmになるよう
    な角度になることを特徴とする請求項5に記載の分配
    器。
  7. 【請求項7】 ポンプが、側面のノッチ(25、26)
    を含む堅固なハウジング(24)内に含まれることを特
    徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の分配
    器。
  8. 【請求項8】 噴流開始装置(27)が、舌状体(3
    1)に対し直角な二つの翼(28、28’)を具備する
    舌状体(31)を含む押しボタンであることを特徴とす
    る請求項2から7のいずれか一項に記載の分配器。
  9. 【請求項9】 舌状体(31)を接近させ、翼(28、
    28’)を、ポンプを収納する堅固なハウジング(2
    4)内に設けた側面ノッチ(25、26)から分離する
    ため、舌状体が、噴流を起動させるための押下げが行わ
    れる部位に対向するその端部において、カバー上に設け
    たV字形スロットと協動することを特徴とする請求項8
    に記載の分配器。
  10. 【請求項10】 ポンプが事前起動準備ポンプであるこ
    とを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の
    分配器。
  11. 【請求項11】 ポンプが、ポンプ胴体部、ピストン、
    およびこれらを収納する弾性容器の、三つの部品を含
    み、ポンプ胴体部はポンプの出力側に前端を有し、前記
    前端は、容器の前部を形成し流体取り入れ側面口(1
    4)を具備するポンプ管路(13)により後方に延長さ
    れる弾性膜(12)によって塞がれる吐出口(11)を
    含み、ピストンが前記ポンプ胴体部の中に設置され、そ
    の結果、取り入れ口と吐出口(11)側への停止位置
    (16)との間の、ポンプ胴体部(23)に対するピス
    トンの端部(15)の相対移動により、ポンプのピスト
    ン/胴体部の相対移動の際放出される液体の量が決定さ
    れることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項
    に記載の分配器。
  12. 【請求項12】 容器が、受け容れ可能な復帰手段を形
    成するのに充分な厚みを有する蛇腹状の第一部分(1
    7)と、蛇腹状の第二部分(19)とを含み、ピストン
    が、二つの蛇腹部分(17、19)の間に固定された後
    部リング(18)を含み、ポンプ胴体部は円筒形であ
    り、容器の前部に固設された前部リング(21)、なら
    びに蛇腹部分(19)の後方の容器の後部に固設された
    後部リング(22)を含むことを特徴とする請求項11
    に記載の分配器。
JP15435696A 1995-06-14 1996-06-14 二重式薬液分配器 Expired - Fee Related JP3805429B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9507087 1995-06-14
FR9507087A FR2735357B1 (fr) 1995-06-14 1995-06-14 Instillateur oculaire double

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09599A true JPH09599A (ja) 1997-01-07
JP3805429B2 JP3805429B2 (ja) 2006-08-02

Family

ID=9479990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15435696A Expired - Fee Related JP3805429B2 (ja) 1995-06-14 1996-06-14 二重式薬液分配器

Country Status (16)

Country Link
US (1) US5875931A (ja)
EP (1) EP0748617B1 (ja)
JP (1) JP3805429B2 (ja)
KR (1) KR100411223B1 (ja)
CN (1) CN1142752C (ja)
AR (1) AR000016A1 (ja)
AT (1) ATE229780T1 (ja)
AU (1) AU709544B2 (ja)
BR (1) BR9602727A (ja)
CA (1) CA2177029C (ja)
DE (1) DE69625408T2 (ja)
ES (1) ES2187627T3 (ja)
FR (1) FR2735357B1 (ja)
MX (1) MX9602315A (ja)
NO (1) NO962510L (ja)
NZ (1) NZ286803A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008036096A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Saneji Tanaka 目薬容器
JP2011078801A (ja) * 1999-12-14 2011-04-21 Daniel Py 薬剤を鼻腔に供給する装置及び方法
JP2014528793A (ja) * 2011-09-19 2014-10-30 クラフト,ダニエル,エル. 点眼剤ディスペンサー

Families Citing this family (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6413241B1 (en) * 2000-03-31 2002-07-02 Science & Technology Corporation @Unm Per kilo doser
US7331944B2 (en) * 2000-10-23 2008-02-19 Medical Instill Technologies, Inc. Ophthalmic dispenser and associated method
KR100651315B1 (ko) 2000-10-23 2006-11-28 피 페턴트, 인크. 하우징 및 가요성 내부 블래더를 가진 유체 분배기
WO2002088780A2 (en) 2001-05-02 2002-11-07 Medical Instill Technologies, Inc. Contact lens applicator and cartridge used in connection therewith
US7168746B2 (en) * 2001-05-02 2007-01-30 Medical Instill Technologies, Inc. Apparatus for applying and removing contact lenses and related method
US6685109B2 (en) * 2001-09-24 2004-02-03 Daniel Py System and method for a two piece spray nozzle
FR2830519B1 (fr) * 2001-10-04 2004-08-27 Valois Sa Dispositif de distribution de produit fluide a actionnement lateral
US7798185B2 (en) * 2005-08-01 2010-09-21 Medical Instill Technologies, Inc. Dispenser and method for storing and dispensing sterile food product
GB0129714D0 (en) * 2001-12-12 2002-01-30 Adnex Systems Ltd Portable fluid dispenser
US8562583B2 (en) 2002-03-26 2013-10-22 Carmel Pharma Ab Method and assembly for fluid transfer and drug containment in an infusion system
SE523001C2 (sv) * 2002-07-09 2004-03-23 Carmel Pharma Ab En kopplingsdel, en koppling, en infusionspåse, en infusionsanordning och ett förfarande för överföring av medicinska substanser
CA2495582C (en) * 2002-08-13 2016-07-12 Medical Instill Technologies, Inc. Container and valve assembly for storing and dispensing substances, and related method
WO2004064903A1 (en) * 2003-01-21 2004-08-05 Carmel Pharma Ab A needle for penetrating a membrane
WO2004096113A2 (en) 2003-04-28 2004-11-11 Medical Instill Technologies, Inc. Container with valve assembly for filling and dispensing substances, and apparatus and method for filling
WO2004101027A2 (en) * 2003-05-12 2004-11-25 Medical Instill Technologies, Inc. Dispenser and apparatus for fillling a dispenser
US7226231B2 (en) * 2003-07-17 2007-06-05 Medical Instill Technologies, Inc. Piston-type dispenser with one-way valve for storing and dispensing metered amounts of substances
US7678089B2 (en) * 2003-11-14 2010-03-16 Medical Instill Technologies, Inc. Delivery device and method of delivery
US7092175B2 (en) * 2003-11-17 2006-08-15 Medical Instill Technologies, Inc. Contact lens transfer device and associated method
US7264142B2 (en) 2004-01-27 2007-09-04 Medical Instill Technologies, Inc. Dispenser having variable-volume storage chamber and depressible one-way valve assembly for dispensing creams and other substances
CA2581595A1 (en) 2004-09-27 2006-04-06 Medical Instill Technologies, Inc. Laterally-actuated dispenser with one-way valve for storing and dispensing metered amounts of substances
EP1817237A4 (en) * 2004-12-04 2016-08-31 Medical Instill Tech Inc CLAPPER, APPARATUS AND METHOD FOR USING THE CLAPPER
US7810677B2 (en) 2004-12-04 2010-10-12 Medical Instill Technologies, Inc. One-way valve and apparatus and method of using the valve
US8348104B2 (en) * 2006-09-08 2013-01-08 Medical Instill Technologies, Inc. Apparatus for dispensing fluids
US8132695B2 (en) 2006-11-11 2012-03-13 Medical Instill Technologies, Inc. Multiple dose delivery device with manually depressible actuator and one-way valve for storing and dispensing substances, and related method
US7942860B2 (en) * 2007-03-16 2011-05-17 Carmel Pharma Ab Piercing member protection device
US7975733B2 (en) * 2007-05-08 2011-07-12 Carmel Pharma Ab Fluid transfer device
US8622985B2 (en) * 2007-06-13 2014-01-07 Carmel Pharma Ab Arrangement for use with a medical device
US8657803B2 (en) 2007-06-13 2014-02-25 Carmel Pharma Ab Device for providing fluid to a receptacle
US8029747B2 (en) * 2007-06-13 2011-10-04 Carmel Pharma Ab Pressure equalizing device, receptacle and method
US10398834B2 (en) * 2007-08-30 2019-09-03 Carmel Pharma Ab Device, sealing member and fluid container
US8287513B2 (en) 2007-09-11 2012-10-16 Carmel Pharma Ab Piercing member protection device
JP5329546B2 (ja) * 2007-09-17 2013-10-30 カルメル ファルマ アクチボラゲット バッグコネクタ
US7875001B2 (en) * 2008-02-25 2011-01-25 Americo Michael Minotti Multi medication nasal spray device and method
US8075550B2 (en) 2008-07-01 2011-12-13 Carmel Pharma Ab Piercing member protection device
US8790330B2 (en) * 2008-12-15 2014-07-29 Carmel Pharma Ab Connection arrangement and method for connecting a medical device to the improved connection arrangement
US8523838B2 (en) * 2008-12-15 2013-09-03 Carmel Pharma Ab Connector device
KR101058055B1 (ko) * 2009-07-29 2011-08-19 (주)연우 화장품 용기
US8480646B2 (en) * 2009-11-20 2013-07-09 Carmel Pharma Ab Medical device connector
USD637713S1 (en) 2009-11-20 2011-05-10 Carmel Pharma Ab Medical device adaptor
BR112012028538A2 (pt) 2010-05-07 2016-07-26 Alps Llc válvula de máquina de dispensa e método
US9168203B2 (en) 2010-05-21 2015-10-27 Carmel Pharma Ab Connectors for fluid containers
US8162013B2 (en) 2010-05-21 2012-04-24 Tobias Rosenquist Connectors for fluid containers
DE102014106404A1 (de) * 2014-05-07 2015-11-12 Khs Gmbh Füllvorrichtung
CN106726117A (zh) * 2017-03-03 2017-05-31 广东工业大学 一种花形眼药水瓶
US11090260B2 (en) 2018-02-12 2021-08-17 Cellula Llc Single-dose dual-compartment drug delivery system

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3178118A (en) * 1962-12-05 1965-04-13 Fred M New Plural spray nozzle apparatus for producing metallized coating
US4040420A (en) * 1976-04-22 1977-08-09 General Dynamics Packaging and dispensing kit
US4623337A (en) * 1984-03-08 1986-11-18 Alpha Group, Inc. Liquid dispensing apparatus
US4605398A (en) * 1984-04-20 1986-08-12 Herrick Robert S Dispensing device for container having fluid to be controllably dispensed into an eye
US4739906A (en) * 1986-07-14 1988-04-26 Blairex Laboratories, Inc. Storage bottle for contact lens cleaning solution having a self closing valve assembly
DE3883373T2 (de) * 1987-10-19 1993-12-09 Scott Paper Co Verabreichungsvorrichtung doppelter flüssigkeitspatronen.
US4902281A (en) * 1988-08-16 1990-02-20 Corus Medical Corporation Fibrinogen dispensing kit
US4927062A (en) * 1988-09-22 1990-05-22 Walsh James W Precision micro-liter drop dispenser
US5004124A (en) * 1988-12-08 1991-04-02 The Trustees Of Columbia In The City Of New York Method and apparatus for dispensing a fluid substance
EP0378935B1 (fr) * 1988-12-20 1992-09-23 Societe Technique De Pulverisation (S.T.E.P.) Dispositif pour distribuer un liquide ou un lait par goutte de petit volume et ensemble de distribution associée
DE4018147A1 (de) * 1990-02-24 1991-08-29 Weener Plastik Gmbh Co Kg Ventilkoerper
US5267986A (en) * 1992-04-06 1993-12-07 Self-Instill & Co., Inc. Cartridge for applying medicament to an eye from a dispenser
WO1993020785A1 (en) * 1992-04-20 1993-10-28 Basilice Vincent P Improvements in dispensing eye drops
US5368582A (en) * 1992-08-10 1994-11-29 The Schepens Eye Research Institute Method and apparatus for introducing fluid material into an eye
US5320845A (en) * 1993-01-06 1994-06-14 Py Daniel C Apparatus for delivering multiple medicaments to an eye without premixing in the apparatus
US5411175A (en) * 1993-03-08 1995-05-02 New England Pharmaceuticals, Inc. Cartridges, devices and methods for dispensing liquids
FR2725247B1 (fr) * 1994-10-03 1996-12-20 Py Daniel C Pompe a fluide sans volume mort
US5578019A (en) * 1995-06-07 1996-11-26 Feldman; Edward L. Eye drop applicator

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011078801A (ja) * 1999-12-14 2011-04-21 Daniel Py 薬剤を鼻腔に供給する装置及び方法
JP2008036096A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Saneji Tanaka 目薬容器
JP2014528793A (ja) * 2011-09-19 2014-10-30 クラフト,ダニエル,エル. 点眼剤ディスペンサー

Also Published As

Publication number Publication date
EP0748617B1 (fr) 2002-12-18
JP3805429B2 (ja) 2006-08-02
KR970000203A (ko) 1997-01-21
FR2735357A1 (fr) 1996-12-20
NZ286803A (en) 1998-09-24
DE69625408D1 (de) 2003-01-30
ES2187627T3 (es) 2003-06-16
CN1138491A (zh) 1996-12-25
FR2735357B1 (fr) 1997-12-05
CN1142752C (zh) 2004-03-24
US5875931A (en) 1999-03-02
NO962510L (no) 1996-12-16
BR9602727A (pt) 1998-04-22
CA2177029C (fr) 2006-10-31
MX9602315A (es) 1997-01-31
CA2177029A1 (fr) 1996-12-15
EP0748617A1 (fr) 1996-12-18
KR100411223B1 (ko) 2004-05-31
NO962510D0 (no) 1996-06-13
ATE229780T1 (de) 2003-01-15
AU5598396A (en) 1997-01-02
AU709544B2 (en) 1999-09-02
DE69625408T2 (de) 2003-10-30
AR000016A1 (es) 1997-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3805429B2 (ja) 二重式薬液分配器
US5314419A (en) Method for dispensing ophthalmic drugs to the eye
KR970003241B1 (ko) 안약 투여 장치
EP3429519B1 (en) Ophthalmic delivery device
US20090182291A1 (en) Eye medicament dispenser
AU619989B1 (en) Liquid droplet dispensing apparatus
US7314187B2 (en) Atomizer for applying liquids onto eyes
MX2007006735A (es) Dispositivo para entregar farmaco oftalmico.
JPH07506742A (ja) ディスペンサから目薬を点眼するためのカートリッジ
EA007403B1 (ru) Устройство для выдачи жидкостей, используемый в нём сменный баллончик и система, состоящая из устройства для выдачи жидкостей и сменного баллончика
EP2645971B1 (en) Medicated module for an ophthalmic drug delivery device
JP2002534331A (ja) 分量および送達システム
US20130237935A1 (en) Ophthalmic Drug Delivery Device with a Medicated Module
US8133210B2 (en) Aqueous ophthalmic spray and method for delivery of artificial tears to the ocular surface
JP2019069086A (ja) 眼科用薬液投与器
CA2606469A1 (en) Apparatus and method for administering ophthalmic solutions
WO2008041177A2 (en) A dispensing device and a method of using the device
JP2019069087A (ja) 眼科用薬液投与器及び薬液投与部材
Cantor Pilocarpine and Dipivefrin
EP3813743A1 (en) A dispenser for a single drop administration of liquid for a pharmaceutical application, being registered as medicine or being a medical product, especially of an ophthalmic liquid, a dispensing set, and use thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050510

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050804

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050809

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees