JPH0959672A - 液体濃厚洗浄剤組成物 - Google Patents
液体濃厚洗浄剤組成物Info
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- JPH0959672A JPH0959672A JP23767795A JP23767795A JPH0959672A JP H0959672 A JPH0959672 A JP H0959672A JP 23767795 A JP23767795 A JP 23767795A JP 23767795 A JP23767795 A JP 23767795A JP H0959672 A JPH0959672 A JP H0959672A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 流動性、水への溶解性、洗浄力に優れ、しか
も皮膚への刺激性が少ない液体濃厚洗浄剤組成物を提供
する。 【解決手段】 下記一般式(1)で表される2−ヒドロ
キシポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物
(A)と、アミンオキシド型界面活性剤(B)とから成
る界面活性剤を含有し、(A):(B)=95:5〜1
5:85(重量比)であることを特徴とする液体濃厚洗
浄剤組成物。 (式中、R1は炭素数4〜16のアルキル基、R2は炭
素数1〜3のアルキル基、AOはオキシアルキレン基、
Mは水素イオン、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金
属を含有する1価のイオン、又は置換もしくは無置換の
アンモニウムイオン、mは3〜25の整数を表す。)
も皮膚への刺激性が少ない液体濃厚洗浄剤組成物を提供
する。 【解決手段】 下記一般式(1)で表される2−ヒドロ
キシポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物
(A)と、アミンオキシド型界面活性剤(B)とから成
る界面活性剤を含有し、(A):(B)=95:5〜1
5:85(重量比)であることを特徴とする液体濃厚洗
浄剤組成物。 (式中、R1は炭素数4〜16のアルキル基、R2は炭
素数1〜3のアルキル基、AOはオキシアルキレン基、
Mは水素イオン、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金
属を含有する1価のイオン、又は置換もしくは無置換の
アンモニウムイオン、mは3〜25の整数を表す。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、良好な洗浄力を有
し、人体への刺激が少なく、しかも水分含有量が少ない
液体濃厚洗浄剤組成物に関するものである。
し、人体への刺激が少なく、しかも水分含有量が少ない
液体濃厚洗浄剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アニオン性界面活性剤は起泡力と洗浄性
能が優れていることから、またノニオン性界面活性剤は
洗浄性能が優れていることから洗浄剤として広く使われ
ている。そして、食器用、住居用、身体用及び毛髪用等
の家庭用洗浄剤は、使用時に直接人体に触れるため人体
に対して低刺激性であることが必要な上にその形状は使
い易い液状とするのが好ましい。これら諸条件を満足さ
せるため、液性の良いポリオキシエチレンアルキル硫酸
エステル等のアニオン性界面活性剤、或いはアルコール
エトキシレート等のノニオン性界面活性剤を主剤とする
5〜25重量%程度の水溶液が家庭用洗浄剤として広く
市販されている。
能が優れていることから、またノニオン性界面活性剤は
洗浄性能が優れていることから洗浄剤として広く使われ
ている。そして、食器用、住居用、身体用及び毛髪用等
の家庭用洗浄剤は、使用時に直接人体に触れるため人体
に対して低刺激性であることが必要な上にその形状は使
い易い液状とするのが好ましい。これら諸条件を満足さ
せるため、液性の良いポリオキシエチレンアルキル硫酸
エステル等のアニオン性界面活性剤、或いはアルコール
エトキシレート等のノニオン性界面活性剤を主剤とする
5〜25重量%程度の水溶液が家庭用洗浄剤として広く
市販されている。
【0003】このように、従来の液体洗浄剤は界面活性
剤濃度が5〜25重量%程度の水溶液であるが、最近は
流通コストの削減さらに包装材料の削減による環境保全
が求められ、液体濃厚洗浄剤が強く求められている。し
かし、従来技術で界面活性剤濃度30〜40重量%以上
の液体濃厚洗浄剤組成物を得るのは極めて困難である。
これは、従来の洗浄剤用界面活性剤を30〜40重量%
以上の水溶液にすると、流動性のないミドル相や流動性
の低いニート相液晶を形成するためである。そして、こ
れらの液晶は高粘度であるため水への分散性が悪く希釈
する際の水への溶解速度が遅く、家庭用洗浄剤として使
うのが困難である。液体濃厚洗浄剤の製造方法は種々検
討されているが、現在までに商品化可能な程度まで成功
した例はほとんど見当らない。これは、前記の液晶形成
を防ぐのが困難な上に、希薄液体洗浄剤水溶液を濃縮す
るだけでは高品質液体濃厚洗浄剤組成物が得られないか
らである。例えば、エタノール等のハイドロトロープ剤
を洗浄剤に添加すると液晶が形成されにくく、低温での
安定性も増すが、大量添加すると皮膚に対する刺激が強
くなる等の問題が起る。
剤濃度が5〜25重量%程度の水溶液であるが、最近は
流通コストの削減さらに包装材料の削減による環境保全
が求められ、液体濃厚洗浄剤が強く求められている。し
かし、従来技術で界面活性剤濃度30〜40重量%以上
の液体濃厚洗浄剤組成物を得るのは極めて困難である。
これは、従来の洗浄剤用界面活性剤を30〜40重量%
以上の水溶液にすると、流動性のないミドル相や流動性
の低いニート相液晶を形成するためである。そして、こ
れらの液晶は高粘度であるため水への分散性が悪く希釈
する際の水への溶解速度が遅く、家庭用洗浄剤として使
うのが困難である。液体濃厚洗浄剤の製造方法は種々検
討されているが、現在までに商品化可能な程度まで成功
した例はほとんど見当らない。これは、前記の液晶形成
を防ぐのが困難な上に、希薄液体洗浄剤水溶液を濃縮す
るだけでは高品質液体濃厚洗浄剤組成物が得られないか
らである。例えば、エタノール等のハイドロトロープ剤
を洗浄剤に添加すると液晶が形成されにくく、低温での
安定性も増すが、大量添加すると皮膚に対する刺激が強
くなる等の問題が起る。
【0004】また、特公平6−62991号公報には、
40〜92重量%の界面活性剤混合物と8〜60重量%
の水を含む液体洗浄剤組成物が示されている。この界面
活性剤混合物は、少なくとも50重量%が特定構造のポ
リエーテル型ノニオン性界面活性剤で、残部が特定構造
のスルホコハク酸エステル塩より成る混合物であり、特
定界面活性剤を特定比率で混合しないと均一液が得られ
ない上に液粘度も高いという欠点を有する。更に、特開
昭59−157199号公報では、α−スルホ脂肪酸エ
ステル塩等のアニオン性界面活性剤水溶液に粘度調節剤
を加え、低粘度で50重量%の界面活性剤を含む水溶液
を得ている。そして、粘度調節剤には高級アルコールと
アルキレンオキシドよりなるポリエーテルアルコールが
使われているが、その添加量は界面活性剤量の10重量
%であり、そのため起泡力低下等が生じる。また、この
公報では具体的には50重量%を越える高濃度界面活性
剤水溶液は得られていない。
40〜92重量%の界面活性剤混合物と8〜60重量%
の水を含む液体洗浄剤組成物が示されている。この界面
活性剤混合物は、少なくとも50重量%が特定構造のポ
リエーテル型ノニオン性界面活性剤で、残部が特定構造
のスルホコハク酸エステル塩より成る混合物であり、特
定界面活性剤を特定比率で混合しないと均一液が得られ
ない上に液粘度も高いという欠点を有する。更に、特開
昭59−157199号公報では、α−スルホ脂肪酸エ
ステル塩等のアニオン性界面活性剤水溶液に粘度調節剤
を加え、低粘度で50重量%の界面活性剤を含む水溶液
を得ている。そして、粘度調節剤には高級アルコールと
アルキレンオキシドよりなるポリエーテルアルコールが
使われているが、その添加量は界面活性剤量の10重量
%であり、そのため起泡力低下等が生じる。また、この
公報では具体的には50重量%を越える高濃度界面活性
剤水溶液は得られていない。
【0005】更にまた、特開昭64−38056号公報
には、ヒドロキシポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル硫酸化物を含有する化粧用洗浄剤および洗浄剤が記載
され、該硫酸化物は、脂肪族アルコールスルフェートや
脂肪族アルコールポリグリコールエーテルスルフェート
との相溶性が高く、これらアニオン性界面活性剤との混
合物は、液体石鹸等の原料として好ましい旨記載されて
いる。しかし、これら界面活性剤混合物を用いた洗浄剤
としては、その濃度に関しての具体的記載はなく、特に
高濃度の液体洗浄剤組成物への使用については何ら記載
されていない。
には、ヒドロキシポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル硫酸化物を含有する化粧用洗浄剤および洗浄剤が記載
され、該硫酸化物は、脂肪族アルコールスルフェートや
脂肪族アルコールポリグリコールエーテルスルフェート
との相溶性が高く、これらアニオン性界面活性剤との混
合物は、液体石鹸等の原料として好ましい旨記載されて
いる。しかし、これら界面活性剤混合物を用いた洗浄剤
としては、その濃度に関しての具体的記載はなく、特に
高濃度の液体洗浄剤組成物への使用については何ら記載
されていない。
【0006】また、特表平4−501735号公報に
は、2級ジアルキルエーテルスルフェート(ヒドロキシ
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物)を含
有する液体の洗浄および洗浄製剤が記載され、両性界面
活性剤との併用についても記載されている。しかし、両
性界面活性剤として適当なものは、ベタイン構造を有す
るもの、および既知のスルホベタインが示されているに
すぎない。更に液体の製剤の場合、界面活性剤濃度は1
5〜50重量%と記載されてはいるが、具体的には2
7.5%の例が記載されているにすぎず、該公報にも高
濃度の液体洗浄剤については何ら記載されていない。
は、2級ジアルキルエーテルスルフェート(ヒドロキシ
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物)を含
有する液体の洗浄および洗浄製剤が記載され、両性界面
活性剤との併用についても記載されている。しかし、両
性界面活性剤として適当なものは、ベタイン構造を有す
るもの、および既知のスルホベタインが示されているに
すぎない。更に液体の製剤の場合、界面活性剤濃度は1
5〜50重量%と記載されてはいるが、具体的には2
7.5%の例が記載されているにすぎず、該公報にも高
濃度の液体洗浄剤については何ら記載されていない。
【0007】このように、洗浄力、流動性、溶解性、安
全性等の諸特性に優れた、高濃度の液体洗浄剤は未だ得
られていない。
全性等の諸特性に優れた、高濃度の液体洗浄剤は未だ得
られていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、液体濃厚洗
浄剤に見られる前記の諸問題を解決し、優れた洗浄力を
有し、皮膚への刺激性が少ない上に、高濃度でも流動性
が高く水で希釈した際の溶解性にも優れている液体濃厚
洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
浄剤に見られる前記の諸問題を解決し、優れた洗浄力を
有し、皮膚への刺激性が少ない上に、高濃度でも流動性
が高く水で希釈した際の溶解性にも優れている液体濃厚
洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記一
般式(1)で表される2−ヒドロキシポリオキシアルキ
レンアルキルエーテル硫酸化物(A)と、アミンオキシ
ド型界面活性剤(B)とから成る界面活性剤を含有し、
A)と(B)との重量比が、(A):(B)=95:5
〜60:40であることを特徴とする液体濃厚洗浄剤組
成物が提供される。
般式(1)で表される2−ヒドロキシポリオキシアルキ
レンアルキルエーテル硫酸化物(A)と、アミンオキシ
ド型界面活性剤(B)とから成る界面活性剤を含有し、
A)と(B)との重量比が、(A):(B)=95:5
〜60:40であることを特徴とする液体濃厚洗浄剤組
成物が提供される。
【化1】 (式中、R1は炭素数4〜16のアルキル基、R2は炭素
数1〜3のアルキル基、AOはオキシアルキレン基、M
は水素イオン、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属
を含有する一価のイオン、又は置換もしくは無置換のア
ンモニウムイオン、mは3〜25の整数を表す。)
数1〜3のアルキル基、AOはオキシアルキレン基、M
は水素イオン、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属
を含有する一価のイオン、又は置換もしくは無置換のア
ンモニウムイオン、mは3〜25の整数を表す。)
【0010】
【発明の実施の形態】本発明者らは、前記課題を解決す
べく鋭意研究を重ねたところ、特定構造の2−ヒドロキ
シポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物が含
まれている洗浄剤組成物は、高濃度でも極めて流動性に
富み、そのうえ水に希釈する際の溶解性が良く、しかも
人体に対する刺激性も少ないことを見出し、本発明を完
成するに至った。本発明の下記一般式(1)で示される
2−ヒドロキシポリオキシアルキレンアルキルエーテル
硫酸化物は、従来の家庭用洗浄剤に使われている界面活
性剤のように水の存在下で液晶を形成しないので、濃厚
水溶液を保存しても固化しない。また、原液や濃厚水溶
液を洗浄に使っても水溶性が悪い等の問題がない。
べく鋭意研究を重ねたところ、特定構造の2−ヒドロキ
シポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物が含
まれている洗浄剤組成物は、高濃度でも極めて流動性に
富み、そのうえ水に希釈する際の溶解性が良く、しかも
人体に対する刺激性も少ないことを見出し、本発明を完
成するに至った。本発明の下記一般式(1)で示される
2−ヒドロキシポリオキシアルキレンアルキルエーテル
硫酸化物は、従来の家庭用洗浄剤に使われている界面活
性剤のように水の存在下で液晶を形成しないので、濃厚
水溶液を保存しても固化しない。また、原液や濃厚水溶
液を洗浄に使っても水溶性が悪い等の問題がない。
【化1】 (式中、R1、R2、AO、M及びmは前記と同じ定義で
ある。)
ある。)
【0011】前記本発明で用いる一般式(1)で示され
る2−ヒドロキシポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル硫酸化物について具体的に説明する。式中、R1は炭
素数4〜16のアルキル基であり、好ましくは炭素数6
〜12の直鎖状又は分岐状アルキル基であり、具体的に
はヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、テ
トラデシル基等である。R2は炭素数1〜3の低級アル
キル基である。また、Mは硫酸エステル基とイオン結合
している陽イオンであり、具体的には水素イオン;ナト
リウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属イオン;
マグネシウム等のアルカリ土類金属を含有する一価のイ
オン;アンモニウムイオン;トリメチルアミンやトリエ
チルアミン等の低級アミン、リシン、モノ、ジ又はトリ
低級アルカノールアミン等から形成される置換アンモニ
ウムイオン;等である。更にAOは、オキシアルキレン
基であり、具体的には炭素数2〜4のオキシアルキレン
基であり、オキシエチレン基やオキシプロピレン基等が
好ましい。更にまた、mは3〜25の整数、好ましくは
5〜15の整数である。
る2−ヒドロキシポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル硫酸化物について具体的に説明する。式中、R1は炭
素数4〜16のアルキル基であり、好ましくは炭素数6
〜12の直鎖状又は分岐状アルキル基であり、具体的に
はヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、テ
トラデシル基等である。R2は炭素数1〜3の低級アル
キル基である。また、Mは硫酸エステル基とイオン結合
している陽イオンであり、具体的には水素イオン;ナト
リウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属イオン;
マグネシウム等のアルカリ土類金属を含有する一価のイ
オン;アンモニウムイオン;トリメチルアミンやトリエ
チルアミン等の低級アミン、リシン、モノ、ジ又はトリ
低級アルカノールアミン等から形成される置換アンモニ
ウムイオン;等である。更にAOは、オキシアルキレン
基であり、具体的には炭素数2〜4のオキシアルキレン
基であり、オキシエチレン基やオキシプロピレン基等が
好ましい。更にまた、mは3〜25の整数、好ましくは
5〜15の整数である。
【0012】該一般式(1)で示される2−ヒドロキシ
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物の具体
例としては、以下のものが挙げられる。 2−ヒドロキシ(メトキシヘキサエチレングリコール)
ラウリルエーテル硫酸化物Na塩、2−ヒドロキシ(メ
トキシノナエチレングリコール)ラウリルエーテル硫酸
化物Na塩、2−ヒドロキシ(メトキシヘキサエチレン
グリコール)ミリスチルエーテル硫酸化物Na塩、2−
ヒドロキシ(エトキシオクタエチレングリコール)ミリ
スチルエーテル硫酸化物Na塩。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物の具体
例としては、以下のものが挙げられる。 2−ヒドロキシ(メトキシヘキサエチレングリコール)
ラウリルエーテル硫酸化物Na塩、2−ヒドロキシ(メ
トキシノナエチレングリコール)ラウリルエーテル硫酸
化物Na塩、2−ヒドロキシ(メトキシヘキサエチレン
グリコール)ミリスチルエーテル硫酸化物Na塩、2−
ヒドロキシ(エトキシオクタエチレングリコール)ミリ
スチルエーテル硫酸化物Na塩。
【0013】本発明に一般式(1)で示される2−ヒド
ロキシポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物
は、公知の方法で容易に製造することができ、例えば、
特開昭64−38056号公報に開示されている方法に
よって得られる。
ロキシポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物
は、公知の方法で容易に製造することができ、例えば、
特開昭64−38056号公報に開示されている方法に
よって得られる。
【0014】本発明の液体濃厚洗浄剤組成物は、好まし
くは濃度50重量%以上、特に好ましくは80〜100
重量%の液体洗浄剤組成物であり、濃度50重量%未満
では流通コストや包装材料の削減効果が少ない。濃度5
0重量%以上の液体洗浄剤組成物は、液体洗浄剤組成物
に関する従来の文献では全く対象としていない濃度領域
である。
くは濃度50重量%以上、特に好ましくは80〜100
重量%の液体洗浄剤組成物であり、濃度50重量%未満
では流通コストや包装材料の削減効果が少ない。濃度5
0重量%以上の液体洗浄剤組成物は、液体洗浄剤組成物
に関する従来の文献では全く対象としていない濃度領域
である。
【0015】本発明の液体濃厚洗浄剤組成物は、高濃度
水溶液においても液晶を形成せず皮膚への刺激性が少な
く洗浄効果にも優れる一般式(1)で示される2−ヒド
ロキシポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物
であるアニオン界面活性剤(A)を主剤としているが、
洗浄力向上のため、これにアミンオキシド型界面活性剤
(B)を併用する。該アミンオキシド型界面活性剤を併
用しても界面活性剤濃度を50〜100重量%とするこ
とができ、しかも洗浄力が向上する。2−ヒドロキシポ
リオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物(A)と
アミンオキシド型界面活性剤(B)の配合比(A):
(B)は、ノニオン性界面活性剤(B)の種類によって
も異なるが、重量比で95:5〜60:40の範囲であ
り、好ましくは95:5〜75:25、更に好ましくは
90:10〜80:20である。(A)が過少では液晶
が形成されて組成物の流動性や水への溶解性が低下する
場合がある。
水溶液においても液晶を形成せず皮膚への刺激性が少な
く洗浄効果にも優れる一般式(1)で示される2−ヒド
ロキシポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物
であるアニオン界面活性剤(A)を主剤としているが、
洗浄力向上のため、これにアミンオキシド型界面活性剤
(B)を併用する。該アミンオキシド型界面活性剤を併
用しても界面活性剤濃度を50〜100重量%とするこ
とができ、しかも洗浄力が向上する。2−ヒドロキシポ
リオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物(A)と
アミンオキシド型界面活性剤(B)の配合比(A):
(B)は、ノニオン性界面活性剤(B)の種類によって
も異なるが、重量比で95:5〜60:40の範囲であ
り、好ましくは95:5〜75:25、更に好ましくは
90:10〜80:20である。(A)が過少では液晶
が形成されて組成物の流動性や水への溶解性が低下する
場合がある。
【0016】次に、一般式(1)で示されるアニオン性
界面活性剤と併用するアミンオキシド型界面活性剤
(B)について詳述する。アミンオキシド型界面活性剤
(B)は、疎水基の炭素数が6〜18であることが好ま
しく、さらには疎水基の炭素数8〜14のジメチルアミ
ンオキシド型界面活性剤(B)であることが好ましい。
(B)の具体例としては、ラウリルジメチルアミンオキ
シド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、ラウリルア
ミドプロピルジメチルアミンオキシドなどが挙げられ
る。
界面活性剤と併用するアミンオキシド型界面活性剤
(B)について詳述する。アミンオキシド型界面活性剤
(B)は、疎水基の炭素数が6〜18であることが好ま
しく、さらには疎水基の炭素数8〜14のジメチルアミ
ンオキシド型界面活性剤(B)であることが好ましい。
(B)の具体例としては、ラウリルジメチルアミンオキ
シド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、ラウリルア
ミドプロピルジメチルアミンオキシドなどが挙げられ
る。
【0017】以上に詳記した本発明の液体濃厚洗浄剤組
成物は、皮膚への刺激を少なくするためにpHを5.0
〜9.0の範囲とするのが好ましい。pHをこのような
範囲とするには、前記一般式(1)で示される2−ヒド
ロキシポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物
中の陽イオンMをpHが前記範囲となるように適宜選定
したり、該組成物に適当なpH調整剤を配合することに
よって調整することができる。
成物は、皮膚への刺激を少なくするためにpHを5.0
〜9.0の範囲とするのが好ましい。pHをこのような
範囲とするには、前記一般式(1)で示される2−ヒド
ロキシポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物
中の陽イオンMをpHが前記範囲となるように適宜選定
したり、該組成物に適当なpH調整剤を配合することに
よって調整することができる。
【0018】また、該組成物には必要に応じて各種配合
剤を配合することができる。すなわち、本発明の目的を
損なわない範囲で家庭用洗浄剤に配合される配合剤;例
えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、グリセリン、ソルビトール等の保湿剤;メチルセル
ロース、ポリオキシエチレングリコールジステアレー
ト、エタノール等の粘度調整剤;p−オキシ安息香酸エ
ステル類等の防腐剤;殺菌剤;酸化防止剤;香料;色
素;紫外線吸収剤;等を配合することができる。さら
に、該組成物には前記以外の界面活性剤を配合すること
も可能であり、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸塩やアルキルベンゼンスルホン酸塩等のアニオン性界
面活性剤、アミンオキシドやアミドプロピルベタイン等
の両性界面活性剤等を配合することができる。このよう
な配合剤を含む場合は、界面活性剤成分と配合剤成分の
合計の濃度は、( )重量%以上が好ましい。
剤を配合することができる。すなわち、本発明の目的を
損なわない範囲で家庭用洗浄剤に配合される配合剤;例
えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、グリセリン、ソルビトール等の保湿剤;メチルセル
ロース、ポリオキシエチレングリコールジステアレー
ト、エタノール等の粘度調整剤;p−オキシ安息香酸エ
ステル類等の防腐剤;殺菌剤;酸化防止剤;香料;色
素;紫外線吸収剤;等を配合することができる。さら
に、該組成物には前記以外の界面活性剤を配合すること
も可能であり、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸塩やアルキルベンゼンスルホン酸塩等のアニオン性界
面活性剤、アミンオキシドやアミドプロピルベタイン等
の両性界面活性剤等を配合することができる。このよう
な配合剤を含む場合は、界面活性剤成分と配合剤成分の
合計の濃度は、( )重量%以上が好ましい。
【0019】本発明の液体濃厚洗浄剤組成物は人体に対
して低刺激性であり、優れた洗浄力を有している。ま
た、一般式(1)で示される2−ヒドロキシポリオキシ
アルキレンアルキルエーテル硫酸化物はクラフト点が低
いから、液体洗浄剤組成物にすると製品の保存安定性が
良く、配合成分の分離や結晶析出等を起し難い利点があ
る。更に本発明の液体濃厚洗浄剤組成物に両性界面活性
剤を添加した液体洗浄剤組成物は、泡質が改善され、泡
の持続性も向上する。従って、該組成物は人体との接触
が避けられない家庭用洗浄剤分野、例えば、ボディシャ
ンプーやシャンプー等の皮膚及び毛髪用液体洗浄剤、食
器用液体洗浄剤、壁や床用等の住居用液体洗浄剤、自動
車や家具什器類等の洗浄剤に好適である。なお、前記の
好適な使用分野を、洗浄される表面で分類すると;食
器、プラスチック表面、金属表面、ガラス表面、セラミ
ックス表面等の硬質表面;家具や柱等の木竹表面;皮膚
や毛髪等の人体表面;に分類される。
して低刺激性であり、優れた洗浄力を有している。ま
た、一般式(1)で示される2−ヒドロキシポリオキシ
アルキレンアルキルエーテル硫酸化物はクラフト点が低
いから、液体洗浄剤組成物にすると製品の保存安定性が
良く、配合成分の分離や結晶析出等を起し難い利点があ
る。更に本発明の液体濃厚洗浄剤組成物に両性界面活性
剤を添加した液体洗浄剤組成物は、泡質が改善され、泡
の持続性も向上する。従って、該組成物は人体との接触
が避けられない家庭用洗浄剤分野、例えば、ボディシャ
ンプーやシャンプー等の皮膚及び毛髪用液体洗浄剤、食
器用液体洗浄剤、壁や床用等の住居用液体洗浄剤、自動
車や家具什器類等の洗浄剤に好適である。なお、前記の
好適な使用分野を、洗浄される表面で分類すると;食
器、プラスチック表面、金属表面、ガラス表面、セラミ
ックス表面等の硬質表面;家具や柱等の木竹表面;皮膚
や毛髪等の人体表面;に分類される。
【0020】
【実施例】次に、本発明を実施例と比較例によって更に
具体的に説明するが、本発明はこの実施例に限定される
ものではない。
具体的に説明するが、本発明はこの実施例に限定される
ものではない。
【0021】洗浄剤組成物の評価は下記の方法で行っ
た。 <洗浄剤水溶液の状態>目視及び偏光顕微鏡による視察
で状態を調べ、流動性透明液体の場合を○、非流動性液
晶の場合を×で表示した。 <希釈溶解性>試料を1重量%水溶液とし、溶解性が良
好か否かを目視で観察した結果に基づいて前者を○で後
者を×で表示した。 <蛋白変性率>50mMのリン酸緩衝液(pH7.0)
に100ppmの牛血清アルブミンを加え、これに試料
を加えて水溶液中の界面活性剤濃度を全部で1000p
pmとした。この水溶液を室温で3時間放置後、220
nmの円偏光二色性スペクトルを日本分光社製のJAS
CO J−720で測定した。そして、界面活性剤が含
まれていない場合のデータ(ブランクテスト)より減少
した量(%)を変性率とした。この値が小さいほど人体
刺激性の少ない界面活性剤である。 <洗浄性能>オイルレッドを含んだ人工油脂汚垢を付着
させたポリプロピレンカップに、界面活性剤水溶液18
0ml(活性剤濃度:0.026wt%)を入れ、回転
羽を用いて5分間撹拌洗浄後、溶液を廃棄したカップを
風乾した。洗浄後のカップの汚垢が一様に落ちているも
の:○、一部落ちているもの:△、全く落ちていないも
の:×、として洗浄性能を評価した。
た。 <洗浄剤水溶液の状態>目視及び偏光顕微鏡による視察
で状態を調べ、流動性透明液体の場合を○、非流動性液
晶の場合を×で表示した。 <希釈溶解性>試料を1重量%水溶液とし、溶解性が良
好か否かを目視で観察した結果に基づいて前者を○で後
者を×で表示した。 <蛋白変性率>50mMのリン酸緩衝液(pH7.0)
に100ppmの牛血清アルブミンを加え、これに試料
を加えて水溶液中の界面活性剤濃度を全部で1000p
pmとした。この水溶液を室温で3時間放置後、220
nmの円偏光二色性スペクトルを日本分光社製のJAS
CO J−720で測定した。そして、界面活性剤が含
まれていない場合のデータ(ブランクテスト)より減少
した量(%)を変性率とした。この値が小さいほど人体
刺激性の少ない界面活性剤である。 <洗浄性能>オイルレッドを含んだ人工油脂汚垢を付着
させたポリプロピレンカップに、界面活性剤水溶液18
0ml(活性剤濃度:0.026wt%)を入れ、回転
羽を用いて5分間撹拌洗浄後、溶液を廃棄したカップを
風乾した。洗浄後のカップの汚垢が一様に落ちているも
の:○、一部落ちているもの:△、全く落ちていないも
の:×、として洗浄性能を評価した。
【0022】実施例1〜5、比較例1〜8 特記した場合を除いて各界面活性剤濃度80重量%の水
溶液を作製し、その状態、希釈溶解性、蛋白変性率及び
洗浄性能を測定し、その結果を表1〜2に示した。表1
には、前記一般式(1)で示される2−ヒドロキシポリ
オキシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物(A)とア
ミンオキシド型界面活性剤(B)を併用した実施例1〜
5と、その比較例1〜8で使用した界面活性剤を記号で
記載したが、その記号は下記の化合物を表す。 (1)一般式(1)で示される2−ヒドロキシポリオキ
シアルキレンアルキルエーテル硫酸化物(A) A−1:2−ヒドロキシ(メトキシヘキサエチレングリ
コール)ラウリルエーテル硫酸化物ナトリウム塩 A−2:2−ヒドロキシ(メトキシノナエチレングリコ
ール)ラウリルエーテル硫酸化物ナトリウム塩 A−3:2−ヒドロキシ(メトキシヘキサエチレングリ
コール)ミリスチルエーテル硫酸化物ナトリウム塩
溶液を作製し、その状態、希釈溶解性、蛋白変性率及び
洗浄性能を測定し、その結果を表1〜2に示した。表1
には、前記一般式(1)で示される2−ヒドロキシポリ
オキシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物(A)とア
ミンオキシド型界面活性剤(B)を併用した実施例1〜
5と、その比較例1〜8で使用した界面活性剤を記号で
記載したが、その記号は下記の化合物を表す。 (1)一般式(1)で示される2−ヒドロキシポリオキ
シアルキレンアルキルエーテル硫酸化物(A) A−1:2−ヒドロキシ(メトキシヘキサエチレングリ
コール)ラウリルエーテル硫酸化物ナトリウム塩 A−2:2−ヒドロキシ(メトキシノナエチレングリコ
ール)ラウリルエーテル硫酸化物ナトリウム塩 A−3:2−ヒドロキシ(メトキシヘキサエチレングリ
コール)ミリスチルエーテル硫酸化物ナトリウム塩
【0023】(2)アミンオキシド型界面活性剤(B−
1) B−11:ラウリルジメチルアミンオキシド B−12:ミリスチルジメチルアミンオキシド B−13:ラウリルアミドプロピルジメチルアミンオキ
シド B−14:ミリスチルジエチルアミンオキシド (3)一般式(1)以外の構造の2−ヒドロキシポリオ
キシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物(C) C−1:2−ヒドロキシ(メトキシモノエチレングリコ
ール)ラウリルエーテル硫酸化物ナトリウム塩 C−2:2−ヒドロキシ(メトキシポリエチレングリコ
ール)パルミチルエーテル硫酸化物ナトリウム塩(酸化
エチレンの平均付加量:50モル) C−3:2−ヒドロキシ(メトキシトリエチレングリコ
ール)アラキルエーテル硫酸化物ナトリウム塩 (4)その他の界面活性剤(D) D−1:ドデシルサルフェートナトリウム塩 D−2:ラウリルエトキシサルフェートナトリウム塩
(酸化エチレンの平均付加量:5モル)
1) B−11:ラウリルジメチルアミンオキシド B−12:ミリスチルジメチルアミンオキシド B−13:ラウリルアミドプロピルジメチルアミンオキ
シド B−14:ミリスチルジエチルアミンオキシド (3)一般式(1)以外の構造の2−ヒドロキシポリオ
キシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物(C) C−1:2−ヒドロキシ(メトキシモノエチレングリコ
ール)ラウリルエーテル硫酸化物ナトリウム塩 C−2:2−ヒドロキシ(メトキシポリエチレングリコ
ール)パルミチルエーテル硫酸化物ナトリウム塩(酸化
エチレンの平均付加量:50モル) C−3:2−ヒドロキシ(メトキシトリエチレングリコ
ール)アラキルエーテル硫酸化物ナトリウム塩 (4)その他の界面活性剤(D) D−1:ドデシルサルフェートナトリウム塩 D−2:ラウリルエトキシサルフェートナトリウム塩
(酸化エチレンの平均付加量:5モル)
【0024】
【表1】
【0025】表1から、実施例の界面活性剤組成物は全
部が60重量%以上という高濃度でも流動性の良い液体
であり、希釈溶解性が良く蛋白変性率も極めて小さいこ
とが判る。一方、比較例の界面活性剤組成物は比較例1
を除く全てが高濃度では非流動性液晶となり、希釈溶解
性が悪い上に蛋白変性率も実施例の組成物より高い。ま
た、一般式(1)に示されている2−ヒドロキシポリオ
キシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物と本発明で使
用されるアミンオキシド型界面活性剤(B)が配合され
ていても、混合比が本発明で規定している範囲を外れる
と好ましく名愛顧とが分る(比較例2)。なお、一般式
(1)に示される化合物と類似の2−ヒドロキシポリオ
キシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物(C−1,C
−2及びC−3の化合物)は、本発明を特徴づけている
一般式(1)で示される化合物と近似した構造を持って
いるが、これらの化合物と本発明で使われるアミンオキ
シド型界面活性剤が配合されている組成物は、流動性や
希釈溶解性が悪く蛋白変性率も実施例の組成物より高く
なっている。
部が60重量%以上という高濃度でも流動性の良い液体
であり、希釈溶解性が良く蛋白変性率も極めて小さいこ
とが判る。一方、比較例の界面活性剤組成物は比較例1
を除く全てが高濃度では非流動性液晶となり、希釈溶解
性が悪い上に蛋白変性率も実施例の組成物より高い。ま
た、一般式(1)に示されている2−ヒドロキシポリオ
キシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物と本発明で使
用されるアミンオキシド型界面活性剤(B)が配合され
ていても、混合比が本発明で規定している範囲を外れる
と好ましく名愛顧とが分る(比較例2)。なお、一般式
(1)に示される化合物と類似の2−ヒドロキシポリオ
キシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物(C−1,C
−2及びC−3の化合物)は、本発明を特徴づけている
一般式(1)で示される化合物と近似した構造を持って
いるが、これらの化合物と本発明で使われるアミンオキ
シド型界面活性剤が配合されている組成物は、流動性や
希釈溶解性が悪く蛋白変性率も実施例の組成物より高く
なっている。
【0026】
【発明の効果】本発明の液体濃厚洗浄剤組成物は、水等
の溶剤を含まない場合や高濃度溶液であっても流動性が
良い上に、水で希釈する際に液晶を形成せず水への希釈
溶解性も極めて良い。また、蛋白変性率が小さく皮膚に
対する作用が温和であり洗浄力も良好である。そして、
該組成物は硬質表面や木質表面のほか、皮膚や毛髪の洗
浄等の広い範囲の洗浄に使用できるから、各種家庭用液
体洗浄剤として好ましい組成物である。すなわち、本発
明の組成物は、食器用液体洗浄剤、住居用液体洗浄剤、
シャンプー、ボディシャンプー等として好適であり、該
組成物を前記の洗浄剤とすることによって従来品使用時
より大幅に洗浄剤容積が小さくすることができ、流通コ
スト及び包装材料の低減化に極めて有用である。
の溶剤を含まない場合や高濃度溶液であっても流動性が
良い上に、水で希釈する際に液晶を形成せず水への希釈
溶解性も極めて良い。また、蛋白変性率が小さく皮膚に
対する作用が温和であり洗浄力も良好である。そして、
該組成物は硬質表面や木質表面のほか、皮膚や毛髪の洗
浄等の広い範囲の洗浄に使用できるから、各種家庭用液
体洗浄剤として好ましい組成物である。すなわち、本発
明の組成物は、食器用液体洗浄剤、住居用液体洗浄剤、
シャンプー、ボディシャンプー等として好適であり、該
組成物を前記の洗浄剤とすることによって従来品使用時
より大幅に洗浄剤容積が小さくすることができ、流通コ
スト及び包装材料の低減化に極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 1:75) (72)発明者 藤原 正美 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 下記一般式(1)で表される2−ヒドロ
キシポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸化物
(A)と、アミンオキシド型界面活性剤(B)とから成
る界面活性剤を含有し、(A)と(B)との重量比が、
(A):(B)=95:5〜60:40であることを特
徴とする液体濃厚洗浄剤組成物。 【化1】 (式中、R1は炭素数4〜16のアルキル基、R2は炭素
数1〜3のアルキル基、AOはオキシアルキレン基、M
は水素イオン、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属
を含有する1価のイオン、又は置換もしくは無置換のア
ンモニウムイオン、mは3〜25の整数を表す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23767795A JPH0959672A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 液体濃厚洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23767795A JPH0959672A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 液体濃厚洗浄剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0959672A true JPH0959672A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=17018876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23767795A Pending JPH0959672A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 液体濃厚洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0959672A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001089779A1 (en) * | 2000-05-24 | 2001-11-29 | Lonza Inc. | Amine oxide wood preservatives |
US6448279B1 (en) | 1999-05-24 | 2002-09-10 | Lonza Inc. | Isothiazolone/amine oxide wood preservatives |
US6527981B1 (en) | 1999-05-24 | 2003-03-04 | Lonza Inc. | Azole/amine oxide preservatives |
-
1995
- 1995-08-23 JP JP23767795A patent/JPH0959672A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6448279B1 (en) | 1999-05-24 | 2002-09-10 | Lonza Inc. | Isothiazolone/amine oxide wood preservatives |
US6527981B1 (en) | 1999-05-24 | 2003-03-04 | Lonza Inc. | Azole/amine oxide preservatives |
WO2001089779A1 (en) * | 2000-05-24 | 2001-11-29 | Lonza Inc. | Amine oxide wood preservatives |
US6572788B2 (en) | 2000-05-24 | 2003-06-03 | Lonza, Inc. | Amine oxide wood preservatives |
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