JPH0958751A - プラスチック製梱包用部材 - Google Patents

プラスチック製梱包用部材

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JPH0958751A
JPH0958751A JP7215913A JP21591395A JPH0958751A JP H0958751 A JPH0958751 A JP H0958751A JP 7215913 A JP7215913 A JP 7215913A JP 21591395 A JP21591395 A JP 21591395A JP H0958751 A JPH0958751 A JP H0958751A
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JP
Japan
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wall structure
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JP7215913A
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English (en)
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Shinji Ichinose
慎二 一瀬
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】梱包用部材がプラスチック製であっても被梱包
物への外部衝撃が緩和されるようにする。 【解決手段】底壁構成体4の周縁から側壁構成体6が立
ち上げられ両構成体4,6で囲まれる内部に被梱包物A
の収納凹所が形成され、底壁構成体4の周縁部分に被梱
包物用支持台10が形成され、この支持台の脚部10a
と底壁構成体4の中央部分14との間に切り込み16を
入れ、また、支持台10の支持面10bと側壁構成体6
との間に溝18を形成して外部からの衝撃に応答して支
持台10が容易に可動して支持台10に支持された被梱
包物Aへの衝撃を吸収する構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック製梱
包用部材に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスクドライブ装置などの被梱
包物の梱包に使用される梱包用部材には図6で示される
ような発泡スチロール製の梱包用部材50があり、この
発泡スチロール製梱包用部材50においては外部からの
衝撃に対する緩衝効果に優れているので多用されてきた
が、焼却時の有毒ガスの発生などで環境上の問題があっ
た。そこで、このような発泡スチロール製梱包用部材5
0に代わるものとして有毒ガスの発生という問題が少な
くまたリサイクルも可能で資源の有効利用も可能という
ことからプラスチック製梱包用部材が注目されている。
【0003】このようなプラスチック製梱包用部材にお
いて、例えば図7で示される梱包用部材52が考えられ
ている。この梱包用部材52は、矩形形状の底壁構成体
54の周縁から所定の高さで側壁構成体56が底壁構成
体に対して垂直方向に立ち上げられることで内部に被梱
包物の収納凹所58が構成されたうえで、側壁構成体5
6の各コーナーに被梱包物を支持する四角柱状の支持台
60が配置されるとともに、側壁構成体56の内面に沿
って適数この例では前記支持台60の支持面よりも高さ
が高くされた3個の山型状突起62が配置されて構成さ
れ、被梱包物が各コーナーそれぞれの支持台60上で支
持される際には山型状突起62の頂部が被梱包物で若干
押しつぶされることで支持台上に支持された被梱包物に
対する緩衝効果が得られるようにされたものが考えられ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラス
チックは発泡スチロールと比較した場合にはその衝撃吸
収作用効果はきわめて小さいから、図6の被梱包物が梱
包されている梱包用部材に落下試験などを実施した場合
において明らかにされているが、その落下による内部の
被梱包物への衝撃値は予想を越えて相当程度に大きくな
っているという課題がある。また、プラスチック製梱包
用部材の場合は、その衝撃で内部の支持台とか突起とか
が変形させられてしまうと復元性に乏しく、したがっ
て、例えば被梱包物が梱包された梱包用部材を輸送した
あと梱包用部材から被梱包物を取り出して、再度、その
梱包用部材で被梱包物を梱包して再輸送する場合にその
輸送途中に加えられる衝撃から内部に収納されている被
梱包物に対する緩衝効果が小さいという課題もあった。
さらに、内部の被梱包物に上下、左右方向に加えられる
衝撃の吸収性においてもプラスチックの硬度が高いため
に、その衝撃を吸収できるような構造の実現が困難であ
るという課題もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明第1のプラスチッ
ク製梱包用部材においては、被梱包物用の収納凹所内に
おいて該被梱包物を支持するために形成された支持台が
外部からの衝撃に応答して可動するように構成したこと
で上述した課題を解決している。
【0006】本発明第2のプラスチック製梱包用部材に
おいては、底壁構成体の周縁から側壁構成体が立ち上げ
られ前記両構成体とで囲まれる内部に被梱包物用の収納
凹所が形成され、かつ、前記底壁構成体の周縁部分にそ
の中央部分よりも高い支持面を有する被梱包物用支持台
が形成され、該支持台は外部からの衝撃に応答して可動
するように構成されていることで上述した課題を解決し
ている。
【0007】前記支持台は、好ましくは脚部の上に前記
支持面が一体に形成されてなり、かつ、前記脚部端部が
前記底壁構成体の中央部分に対して切り込みで切り離さ
れている。
【0008】前記支持台は、好ましくは前記側壁構成体
のコーナーに形成されている。
【0009】前記支持面と前記側壁構成体との間には、
好ましくは溝が形成されている。
【0010】前記側壁構成体には、好ましくは前記収納
凹所内に前記被梱包物を収納した状態で該被梱包物に当
接する膨出部分を有している。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は、磁気ディスクドライブ装置などの
被梱包物を梱包するプラスチック製梱包用部材の斜視図
であり、図2はその梱包用部材の平面図、図3は図2の
AーA線に沿う断面図であり、図4は図2のBーB線に
沿う断面図である。
【0013】これらの図を参照して、本発明の梱包用部
材2は矩形形状の底壁構成体4を有している。この底壁
構成体4の周縁から側壁構成体6が立ち上げられてい
る。これら両構成体4,6で囲まれる内部には被梱包物
用の収納凹所8が形成されている。底壁構成体4は、そ
の周縁側における側壁構成体6の各コーナー部分が被梱
包物を支持するための支持台10とされ、側壁構成体6
に沿う部分が支持台10より低い周縁平担部分12とさ
れ、中央側が支持台10より低く周縁平担部分12より
高い中央平担部分14とされている。
【0014】これら各支持台10は収納凹所側に面して
上方に延びる脚部10aと、この脚部10a上に一体に
形成された平担な支持面10bとで台状に構成されてい
る。この支持台10の脚部10aの端部は前記中央平担
部分14とは切り込み16によって切り離されているこ
とで、支持台10に外部衝撃が加えられると、支持台1
0と共に可動するように自由可動状態とされている。支
持台10の支持面10bと側壁構成体6との間には支持
台10に外部衝撃が加えられたときに該支持台10が側
壁構成体6にヒンジ接続された状態にしてその衝撃から
容易に可動できるように機能するU字状の溝18が形成
されている。なお、この側壁構成体6は内側部分6aと
外側部分6bとを丸みを持たせた形状で一体に形成して
なるとともに、この内側部分6aが溝18を介して支持
面10bに連成された形状にされている。各側壁構成体
6それぞれには収納凹所内に被梱包物を収納した状態で
この被梱包物に当接するように複数の膨出部分20が形
成されている。
【0015】上記構成を有する本発明の梱包用部材を2
つ用いて図5のように被梱包物Aが上下から梱包されて
おり、さらにその周囲に輸送のためなどでカートンなど
の包装材Bで包装されている場合に被梱包物Aに対して
落下とか振動などによって上下方向の外部衝撃が加えら
れた場合には、支持台10の脚部10aがその衝撃方向
に可動できるから、支持面10bはその方向に移動する
結果、この梱包用部材2がプラスチック製であっても被
梱包物Aへのその衝撃は緩和される。この場合、支持面
10bと側壁構成体6との間に溝18があるので支持面
10bはこの溝18部分をヒンジにでき、衝撃が加えら
れると支持面10b全体が沈み込みその移動が一層容易
になり、衝撃の緩和が一層図られる。また、この梱包用
部材2に側面方向の衝撃が加えられた場合には、側壁構
成体6における膨出部分20によってその衝撃が吸収さ
れる。なお、この溝18の半径が大きくなる程、前記効
果が高められる。また、本発明においては面と面とが交
差する部分には丸みがつけられてプラスチック特有の角
部分で硬いことによる割れが防止できるようになってい
る。また、膨出部分20は側壁構成体6のコーナーから
ある程度の距離を隔てているとともに、その角となる部
分には丸みがつけられているが、この膨出部分20の根
元にもU字状の溝を設けておくと、上記と同様の作用に
よって側面方向の衝撃の緩和に一層の効果がある。この
場合も膨出部分20の高さが高くその傾斜もなだらかな
程、側面方向の衝撃の緩和に効果がある。また、本発明
においては支持台10の位置は側壁構成体6のコーナー
が最も好ましいのであるが、衝撃に対する緩和にはその
位置は特に限定されるものではない。なお、本発明の被
梱包物としては磁気ディスクドライブ装置に限定される
ものではない。また、本発明の梱包用部材は被梱包物が
輸送による外部衝撃の緩和に限定されるものではない。
また、本発明の支持台10の脚部10a端部に切り込み
16を入れてその支持台10が衝撃によって可動できる
ようにしているが、その切り込み16を入れない代わり
に、脚部10aに複数の切り込みあるいは溝を設け、脚
部10aそのものが上下方向の衝撃で上下に伸縮可動し
てその衝撃を吸収できるようにするなど、他の可動構成
であってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、被梱包物
用の収納凹所内において該被梱包物を支持するために形
成された支持台が外部からの衝撃に応答して可動するか
ら、落下とか振動などによって外部衝撃が加えられて
も、支持台がその衝撃方向に可動できるから、梱包用部
材がプラスチック製であっても被梱包物へのその衝撃は
緩和される。このことから、発泡スチロールにくらべて
材料費が安価でかつ焼却などでの環境問題もないプラス
チックの使用が可能となり、その実用的価値は優れたも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る梱包用部材の斜視図
である。
【図2】図1の梱包用部材の平面図である。
【図3】図1のAーA線に沿う断面図である。
【図4】図1のBーB線に沿う断面図である。
【図5】本発明の梱包用部材を用いた場合の外部衝撃に
対する作用効果の説明に供する断面図である。
【図6】従来の発泡スチロール製梱包用部材の斜視図で
ある。
【図7】従来のプラスチック製梱包用部材の斜視図であ
る。
【符号の説明】 2 梱包用部材 4 底壁構成体 6 側壁構成体 8 収納凹所 10 支持台 16 切り込み 18 溝 20 膨出部分

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被梱包物用の収納凹所内において該被梱
    包物を支持するために形成された支持台が外部からの衝
    撃に応答して可動するように構成されていることを特徴
    とするプラスチック製梱包用部材。
  2. 【請求項2】 底壁構成体の周縁から側壁構成体が立ち
    上げられ前記両構成体とで囲まれる内部に被梱包物用の
    収納凹所が形成され、かつ、前記底壁構成体の周縁部分
    にその中央部分よりも高い支持面を有する被梱包物用支
    持台が形成され、該支持台は外部からの衝撃に応答して
    可動するように構成されていることを特徴とするプラス
    チック製梱包用部材。
  3. 【請求項3】 前記支持台が、脚部の上に前記支持面が
    一体に形成されてなり、かつ、前記脚部端部が前記底壁
    構成体の中央部分に対して切り込みで切り離されている
    ことを特徴とする請求項2記載のプラスチック製梱包用
    部材。
  4. 【請求項4】 前記支持台は前記側壁構成体のコーナー
    に形成されていることを特徴とする請求項2または3記
    載のプラスチック製梱包用部材。
  5. 【請求項5】 前記支持面と前記側壁構成体との間には
    溝が形成されていることを特徴とする請求項2ないし4
    いずれか記載のプラスチック製梱包用部材。
  6. 【請求項6】 前記側壁構成体には前記収納凹所内に前
    記被梱包物を収納した状態で該被梱包物に当接する膨出
    部分を有することを特徴とする請求項2ないし5いずれ
    か記載のプラスチック製梱包用部材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002302159A (ja) * 2001-04-05 2002-10-15 Kawakami Sangyo Co Ltd 緩衝パッド
JP2004097641A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Adachi Light Co Ltd パチンコ遊技盤運搬用包装容器
JP2006273333A (ja) * 2005-03-25 2006-10-12 Sekisui Plastics Co Ltd 梱包用トレー

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