JPH0958609A - ベルトクランプ及びその結束装置 - Google Patents

ベルトクランプ及びその結束装置

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JPH0958609A
JPH0958609A JP7205855A JP20585595A JPH0958609A JP H0958609 A JPH0958609 A JP H0958609A JP 7205855 A JP7205855 A JP 7205855A JP 20585595 A JP20585595 A JP 20585595A JP H0958609 A JPH0958609 A JP H0958609A
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Hisao Niimi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルトとバックルとが個別に形成されている
ベルトクランプを結束装置に対して容易に適用可能とす
る。 【解決手段】 ベルト26とバックル10とが個別に形
成されているベルトクランプであって、ベルトはその長
さ方向に沿って形成された複数の係合歯28を備え、バ
ックル10はそれぞれベルト10の挿通が可能でかつ並
列に配置された第一挿通孔12及び第二挿通口18を備
え、第一挿通口12の内部にはベルトの送り込み方向に
関して前記係合歯28に係止する係合片14が形成さ
れ、第二挿通口18の内部にはベルト26の引き締め方
向に関して係合歯28に係止する係合片20が形成さ
れ、第一挿通口12の係合片14はそれがベルト26の
係合歯28に係合しない状態にバックル10の外部から
弾性変形させることが可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両のフレ
ームとこれに添わせて配線されるワイヤハーネスとを共
に結束するベルトクランプ及びそのベルトクランプを自
動結束するためのベルトクランプ結束装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のベルトクランプとその結束装置
としては、特開平6−8910号公報に開示されている
技術が公知である。この技術ではベルトとバックルとが
一体に形成されたベルトクランプを使用し、このベルト
クランプを結束装置に対して並列状態で順に供給するよ
うになっている。しかしこのように並列状態で予め収容
できるベルトクランプの個数は限られており、結束装置
に対してベルトクランプを連続的に供給するには余り適
した技術といえない。
【0003】一方、ベルトクランプにはベルトとバック
ルとが個別に形成されている形式のものがある。この形
式のベルトクランプは、バックルに例えば二つのベルト
挿通口があり、両挿通口の内部にはベルトの係合歯に対
して互いに逆方向のベルトの動きに対して係合する係合
片が形成されている。すなわち一方の挿通口の係合片は
結束のためのベルトの引き締め方向の動きは許容し、そ
の逆方向の動きに対して前記係合歯に係合して引き締め
状態を維持する機能を果たし、他方の挿通口の係合片は
ベルトの引き締め方向の動きに対して前記係合歯に係合
してベルトとバックルとを結合状態に保つ機能を果た
す。この形式のベルトクランプを結束装置に使用した場
合、ベルトとバックルとを個別に供給できるので、ベル
トについては例えばロール状に巻かれた長尺のものを使
用して結束装置に連続供給することが容易である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ベルトとバックルとが
個別のベルトクランプによる結束作業では、まずベルト
をバックルの一方の挿通口に挿通させて送り込みながら
被結束物、つまり車両のフレームとこれに添わせたワイ
ヤハーネスなどの外周に巻き回してベルトの先端部を他
方の挿通口に挿通させた後、ベルトを送り込み方向とは
逆方向へ引き締めている。そしてベルトを一方の挿通口
に挿通させつつ送り込むためには、この挿通口の前記係
合片がベルトの係合歯と係合しないように変形させた状
態に保持しておく必要がある。このためベルトとバック
ルとが個別のベルトクランプを結束装置に使用すること
が困難になっている。
【0005】本発明の一つの目的は、ベルトとバックル
とが個別に形成されているベルトクランプを結束装置に
対して容易に適用可能とすることである。本発明の他の
目的は、ベルトとバックルとを別々に送り込んで被結束
物を結束することで、ベルトクランプの連続的な供給を
容易とすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ベルトと
バックルとが個別に形成されているベルトクランプであ
って、ベルトはその長さ方向に沿って形成された複数の
係合歯を備え、バックルはそれぞれベルトの挿通が可能
でかつ並列に配置された第一挿通孔及び第二挿通口を備
え、第一挿通口の内部にはベルトの送り込み方向に関し
て前記係合歯に係止する係合片が形成され、第二挿通口
の内部にはベルトの引き締め方向に関して係合歯に係止
する係合片が形成され、第一挿通口の係合片はそれがベ
ルトの係合歯に係合しない状態にバックルの外部から弾
性変形させることが可能となっていることを特徴とす
る。前記の両挿通口が並列に配置され、かつ第一挿通口
の係合片をバックルの外部から容易に変形させれること
から、このベルトクランプを結束装置に容易に使用する
ことができる。
【0007】第2の発明は、第1の発明のベルトクラン
プによって所定の被結束物を自動結束するためのベルト
クランプ結束装置であって、前記被結束物を位置させる
結束空間の周囲を取り巻くようにガイド部が設けられ、
このガイド部に通じるベルト通路によって第1の発明の
ベルトを長く連続したままの状態でガイド部へ送り込む
ことが可能で、また第1の発明のバックルをその第一挿
通口が前記ベルト通路と一致する位置に送ることが可能
であり、第一挿通口の係合片をベルトの係合歯と係合し
ない状態に解除部材によって弾性変形させた状態におい
て、ベルトを送り込むための回転駆動体が正方向へ回転
してこのベルトをベルト通路からバックルの第一挿通口
に挿通させるとともに、前記ガイド部を通じてバックル
の第二挿通口に挿通させ、ベルトの先端部が第二挿通口
に挿通されたら前記回転駆動体が逆方向へ回転してベル
トが引き締められる一方、前記解除部材が第一挿通口の
係合片を自由状態に戻すように作動し、ベルトの引き締
めが終了したら切断機構の作動により第一挿通口のベル
ト挿入側においてベルトが切断されることを特徴とす
る。ベルトとバックルとを別々に送って被結束物を結束
できることから、ベルトクランプの連続供給を容易に実
現できる。
【0008】第3の発明は、第2の発明のベルトクラン
プ結束装置において、複数個のバックルを収納でき、か
つこれらのバックルを一個ずつその第一挿通口がベルト
通路と一致する位置に送り出すことが可能なバックル供
給部を備えていることを特徴とする。これによって前記
バックル供給部に複数個のバックルを予め収納しておく
ことができる。
【0009】第4の発明は、第2の発明のベルトクラン
プ結束装置において、ベルトを切断するための切断機構
の作動開始により、これに連動して前記解除部材を切断
機構のカッターと干渉しない位置に移動させるカム機構
を備えていることを特徴とする。これによって前記切断
機構によるベルトの切断が適正に行われる。
【0010】第5の発明は、第2の発明のベルトクラン
プ結束装置において、結束空間の周囲を取り巻くガイド
部が、この結束空間に被結束物を位置させるための開放
部と、ベルトの送り込み開始と同時に開放部を閉ざすよ
うに移動する可動ガイドとを備えていることを特徴とす
る。これにより、前記回転駆動体の回転によって送り込
まれるベルトがガイド部に案内されて被結束物の外周に
適正に巻き回される。
【0011】第6の発明は、第5の発明のベルトクラン
プ結束装置において、可動ガイドの移動によって解除部
材を作動させることを特徴とする。この解除部材によっ
て第一挿通口の係合片をベルトの係合歯と係合しない状
態に弾性変形させたり、自由状態に戻したりするための
タイミング設定が正確となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。まずベルトクランプについて説明する。図1はベ
ルト26の一部を表した平面図、図2は同じくベルト2
6の一部を部分的に破断して表した側面図である。また
図3はバックル10の平面図、図4は図3のA−A線断
面図、図5は同じく図3のB−B線断面図、図6は同じ
く図3のC−C線断面図である。これらの図面から明ら
かなように本実施の形態におけるベルトクランプは、そ
のベルト26とバックル10とがそれぞれ個別に形成さ
れている。
【0013】図1,2で示すように前記ベルト26の片
側面には、その長さ方向に沿って複数の係合歯28が一
定のピッチで形成されている。一方、バックル10は個
々にベルト26の挿通が可能な第一挿通口12と第二挿
通口18とを備えている。これらの両挿通口12,18
はバックル10の幅方向に関して互いに並列に配置され
ているとともに、それぞれの内部には係合片14,20
がバックル10と一体に形成されている。
【0014】図5,6からも明らかなように、第一挿通
口12の係合片14はこの第一挿通口12の下側内壁か
ら上方へ延びており、第二挿通口18の係合片20はこ
の第二挿通口18の上部内壁から下方へ延びている。こ
れらの係合片14,20は、ベルト26の係合歯28に
係合する爪14a,20aをそれぞれ備えている。また
第一挿通口12の係合片14は、その先端部14bが第
一挿通口12の上部から突出していてバックル10の外
部から容易に押すことができるようになっている。
【0015】第一挿通口12における係合片14の爪1
4aとベルト26の係合歯28との関係は、第一挿通口
12に対する図5の上側から下方へのベルト26の移動
に対して係合し、その逆方向へのベルト26の移動に対
しては係合することなく滑るようになっている。これに
対して第二挿通口18における係合片20の爪20aと
ベルト26の係合歯28との関係は、第二挿通口18に
対する図6の下側から上方へのベルト26の移動に対し
て係合し、その逆方向へのベルト26の送り方向に対し
ては係合することなく滑るようになっている。なお図3
及び図6で示すようにバックル10の片側の外壁面中央
には連結リブ22が一体に形成され、反対側の外壁面中
央には連結溝24が形成されている。この連結リブ22
を別のバックルの連結溝24にその下側から挿入して係
合させることにより、複数個のバックル10を一列に並
べた状態で連結できる。
【0016】図7はベルトクランプの使用状態を表した
斜視図である。このベルトクランプの使用にあたって
は、まずバックル10の第一挿通口12に対して図5の
上側からベルト26を挿通させる。このときのベルト2
6の移動に対しては、その係合歯28に係合片14の爪
14aが係合するので、この係合片14の先端部14b
を図5の左方向へ押して爪14aが係合歯28に係合し
ない状態に係合片14を弾性変形させる。そしてベルト
26は図3,4で示されている第一挿通口12内の案内
面16により、弾性変形させた係合片14の側に寄るこ
となく案内されながら順次送り込まれる。
【0017】このように第一挿通口12を通過して送り
込まれたベルト26を図示外の被結束物の外周に巻き回
して図7で示すようにループ状にし、その先端部を第二
挿通口18に対して上側から挿通させる。このときのベ
ルト26の移動に対しては、その係合歯28に係合片2
0の爪20aが係合しないので、ベルト26をその先端
部が第二挿通口18の下側に突出するまで挿通させる。
この後、係合片14の先端部14bに対する力を解除し
てからベルト26を送り込み方向とは逆方向に引っ張っ
て引き締める。
【0018】この引き締めによって第二挿通口18にお
いては係合片20の爪20aがベルト26の係合歯28
に係合し、ベルト26の先端部とバックル10とが結合
された状態となる。また第一挿通口12においては係合
片14の爪14aがベルト26の係合歯28に係合する
ことなく移動するので、ベルト26によるループ状の部
分の径が小さくなって被結束物が結束されることとな
る。そして引き締められたベルト26に作用している反
力に対しては、その係合歯28に係合片14の爪14a
が係合するのでベルト26は引き締め状態に保持され
る。ここでベルト26を第一挿通口12の上側で切断し
て結束作業を終える。
【0019】つぎに結束装置について説明する。図8は
結束装置の全体を表した構成図、図9は結束装置の前側
部分を拡大して表した構成図、図10は結束装置の後側
部分を拡大して表した構成図である。これらの図面で示
すように結束装置のハウジング40は、前後方向(図8
の左右方向)に長く、かつ下面部にグリップ41を有す
る形状で、全体はアルミ合金などによる一体成形品であ
る。ただしこのハウジング40はその内部に各種の部品
を組込むために二つ割り構造になっており、図8〜10
に限っては便宜的にハウジング40の合わせ面がハッチ
ングで表示されている。
【0020】前記ハウジング40の前端部には結束空間
55があり、かつ後端部にはベルトセット部44が設け
られている。このベルトセット部44には長尺(例えば
20m程度)の前記ベルト26がロール状に巻かれてセ
ットされる。そしてハウジング40の内部にはベルトセ
ット部44から繰り出されるベルト26を結束空間55
に向けて送るためのベルト通路42が形成されている。
【0021】同じくハウジング40の内部には、ベルト
通路42の下方部においてこのベルト通路42とほぼ平
行にバックル供給部46が形成されている。このバック
ル供給部46の内部には、複数個(例えば30個程度)
の前記バックル10が連結リブ22と連結溝24とによ
って一列に結合された状態で収納されている。なおこの
バックル供給部46に対するバックル10の収納は、ハ
ウジング40に対して例えば図8〜10の裏面側におい
て側方へ開放可能な蓋が設けられ、これを開放して行う
ようになっている。
【0022】前記バックル供給部46の前端部は前記結
束空間55に面して開口しているとともに、バックル供
給部46の内部には送りブロック48がバックル10の
送り方向へスライド自在に設けられている。この送りブ
ロック48には定力ばね50の力が作用しており、バッ
クル10を結束空間55に向けて一個ずつ送り出すよう
に機能する。そして最も前に位置するバックル10は、
その第一挿通口12が前記ベルト通路42と一致したと
ころで位置決めされ、そこからは下方向(前記連結リブ
22と連結溝24とによる結合を解除する方向)への外
力を受けたときにのみハウジング40から取り外され
る。
【0023】バックル供給部46において最も前に位置
するバックル10の下面は支えブロック52で受けられ
ている。この支えブロック52は、ハウジング40に対
して軸53の軸線回りにバックル10の下面から退避方
向(図9の反時計回り方向)へ回転可能に支持されてい
る。なおこの支えブロック52の軸53は後で説明する
ようにスプリング54の力に抗して下方へ僅かに移動
し、この移動が後出のリミットスイッチ128で検出さ
れるようになっている。
【0024】図9で示すように前記結束空間55には、
そこに車両(バイク)のフレームとこれに添わせて配線
されるワイヤハーネスといった被結束物(図示外)を位
置させるための開放部がある。またハウジング40の内
部には可動ガイド58が設けられており、この可動ガイ
ド58は結束空間55の開放部を閉ざす位置へスライド
可能である。そしてハウジング40と可動ガイド58と
のそれぞれには、結束空間55の周囲を取り巻くガイド
部としてのガイド溝56,59が形成されている。この
ガイド溝56,59により、前記ベルト通路42から送
り込まれてくるベルト26が結束空間55の周囲に沿っ
てループ状に案内されることとなる。
【0025】前記可動ガイド58の上面はそのスライド
方向に関して高さが変化する、つまり可動ガイド58の
前端側が低く、後端側が高いカム面60になっている。
また可動ガイド58の側面にはそのスライド方向に沿っ
てラック(図示外)が形成されている。前記支えブロッ
ク52の下方には、ストッパー62がスプリング64に
よって可動ガイド58のカム面60に常時接触した状態
で配置されている。このストッパー62は、この可動ガ
イド58が結束空間55の開放部を閉ざす方向へスライ
ドしたとき、カム面60の高い側に乗り上げて押し上げ
られる。これにより前記支えブロック52が前記の退避
方向へ回転できないように規制される。
【0026】前記ハウジング40の内部には、ベルト通
路42とバックル供給部46との間のスペースにおいて
減速機内蔵のエアモーター66が組込まれている。この
エアモーター66が結束装置の唯一の駆動源であり、こ
れを電動式モーターなどのアクチュエータに代えること
も当然可能である。このエアモーター66は、二つのエ
ア供給口68とこれらに接続されたエアパイプ69のい
ずれを通じてエア供給を受けるかによって正回転したり
逆回転したりするようになっている。ただし図面では一
つのエア供給口68とエアパイプ69のみが示されてい
る。
【0027】前記の両エア供給口68は図示外のエアホ
ースによって制御ボックスにそれぞれ接続され、この制
御ボックス内のソレノイドバルブなどの切換えによって
エア供給源(図示外)からエア供給口68へのエアの供
給が選択される。前記エアモーター66はハウジング4
0の内部に開口させた一つのエア排出口70を備えてお
り、このエア排出口70にはエアの排出音を軽減するた
めのサイレンサー(図示外)が設けられる。またハウジ
ング40の内部に排出されたエアは、前記可動ガイド5
8に対する後述の駆動力伝達系の皿ばねクラッチを冷却
するのに利用される。
【0028】前記ハウジング40のグリップ41に設け
られているトリガースイッチ126及び後で説明するリ
ミットスイッチ128からの電気信号は、電線接続部1
24に接続される電気コード(図示外)を通じて前記制
御ボックスに送られ、前記ソレノイドバルブの切換え制
御が行われるようになっている。なお制御ボックスは所
定の位置に設置されるとともに、この制御ボックスと結
束装置とを接続している前記電気コード及びエアホース
は一束にまとめられて結束装置の取扱いを容易にしてい
る。
【0029】図9及びそのD−D線拡大断面図である図
11で示すように、前記エアモーター66の主軸ギヤ7
2(傘歯車)に噛合っているギヤ74A(傘歯車)は、
ハウジング40に対して回転自在に支持された駆動軸7
4の軸上に固定されている。この駆動軸74の軸上には
別のギヤ74B(平歯車)が固定されており、このギヤ
74Bは二つの中間ギヤ77,78の噛合いを通じて回
転駆動体80と同軸のギヤ81に回転伝達可能である。
この回転駆動体80とギヤ81とが固定されている軸8
2もハウジング40に対して回転自在に支持されてい
る。
【0030】前記回転駆動体80はその外周の一部を前
記ベルト通路42に露出させた状態で配置されていて、
回転駆動体80の外周と対向する側にはベルト通路42
に沿って配列された複数個のガイドローラ43がそれぞ
回転自在に支持されている。この回転駆動体80は歯先
の尖った平歯車のような形状をしており、その回転によ
って前記ベルト26を各ガイドローラ43との間で挟み
付けながら送ることが可能である。なおベルト26はそ
の係合歯28を上にしてベルト通路42に送り込まれる
ので、回転駆動体80の外周面はベルト26の平坦面に
接触することとなる。
【0031】図9及び図11で明らかなように一方の中
間ギヤ77の軸はリンク83によって前記駆動軸74に
対して回動自在に支持され、他方の中間ギヤ78の軸は
リンク84によって回転駆動体80の軸82に対して回
動自在に支持されている。また両中間ギヤ77,78の
軸間距離は相互のリンク結合によって一定に保たれてい
る。前記駆動軸74には駆動リンク87のほぼ中間部が
回動自在に支持され、この駆動リンク87の上端部には
ピン87aが固定されているとともに、下端部には凹部
87bが形成されている。そして駆動リンク87の突出
部分と前記中間ギヤ78の軸とはリンク結合されてい
る。なおこの駆動リンク87は駆動軸74の軸上におい
て前記ギヤ74Bの両側にそれぞれ配置されている。
【0032】この構成によって両中間ギヤ77,78
は、回転駆動体80に加わる回転負荷と、そのときのエ
アモーター66からの回転力とに基づいて前記ギヤ74
B及びギヤ81に対する噛合いを保ったまま上方へ変位
可能である。そしてこの変位に連動して駆動リンク87
が駆動軸74の軸線回りに回動することになるが、それ
に伴う機能については後で説明する。
【0033】図9で示すように前記駆動リンク87のピ
ン87aは、ハウジング40に対して軸94で回動自在
に支持された規制リンク93の先端フォーク部に係合し
ている。この規制リンク93には荷重調整機構88にお
けるロッド90の先端部が連結されており、このロッド
90には規制リンク93を図9で示す回動位置に保持す
るようにスプリング91の力が作用している。このスプ
リング91の設定荷重はロッド90に対するダイヤル9
2のねじ込み量によって調整可能である。
【0034】図12はハウジング40の外側面の一部を
表した構成図である。この図12及び図11で示されて
いるように、前記駆動軸74の一端部はハウジング40
の外に突出してそこにギヤ76(傘歯車)が固定されて
いる。一方、上下の向きに配置されたガイド駆動軸96
は、ハウジング40と一体に形成された上下一対の支持
ブラケツト40aによって回転自在に支持されている。
このガイド駆動軸96の上端部には前記ギヤ76に噛合
ったギヤ97(傘歯車)が固定され、下端部にはギヤ9
8(平歯車)が支持されている。
【0035】図12で示すように前記ギヤ98にはピニ
オン99が噛合っており、このピニオン99が可動ガイ
ド58のラックに噛合っている。したがってエアモータ
ー66による前記駆動軸74の回転はガイド駆動軸96
及びピニオン99を通じて可動ガイド58に伝達され、
この可動ガイド58をスライドさせることとなる。なお
前記ギヤ98とガイド駆動軸96との間には皿ばね式の
クラッチを介在させており、可動ガイド58のスライド
量がフルストロークとなってギヤ98(ピニオン99)
に所定値以上の負荷が加わるとガイド駆動軸96だけを
空回りさせるようになっている。
【0036】図12において前記ガイド駆動軸96の隣
には、つぎに説明する解除部材100を作動させるため
の駆動レバー108が上下向きに配置され、その上端部
は軸109によりハウジング40に対して回動自在に支
持されている。この駆動レバー108はハウジング40
の両外側面にそれぞれ配置されており、その下端部には
ローラ軸112の両端が結合されている。このローラ軸
112はハウジング40の窓を通って内部に位置し、そ
の軸上には図9で示すように前記可動ガイド58のカム
面60に接触したローラ113が回転自在に支持されて
いる。また図12で明らかなようにハウジング40の外
側面には前記支えブロック52の軸53が突出してお
り、そこにはスプリング54が掛けられている。そして
軸53の下部位置には前記リミットスイッチ128が設
けられている。
【0037】前記駆動軸74のギヤ76、ガイド駆動軸
96、駆動レバー108及びリミットスイッチ128な
どが設けられている部分についてはハウジング40の外
側に保護カバー(図示外)が被せつけられる。実際には
駆動軸74のギヤ76とガイド駆動軸96を覆う箇所か
ら前方側半分(図12の左側半分)を樹脂製の保護カバ
ーで覆っている。そしてエアモーター66の前記エア排
出口70から排出されるエアを保護カバー内に導き、前
記ガイド駆動軸96とギヤ98との間に設けられている
皿ばね式のクラッチの摩擦熱に対する冷却を行ってい
る。
【0038】図9及びその一部を拡大して表した図1
3,14で明らかなように、前記バックル供給部46の
上壁は結束空間55の側の所定範囲において開放されて
おり、そこにはプレート形状の解除部材100と切断機
構114のカットプレート116とが互いに重ね合わせ
た状態で設けられている。この解除部材100はカット
プレート116と共にバックル10の供給方向へスライ
ド可能であり、常時はスプリング104によって図9及
び図13の後退位置に保持されている。
【0039】図15は前記解除部材100及びカットプ
レート116を、バックル供給部46において最も前に
位置するバックル10と共に表した平面図である。これ
らの図面からも明らかなように、解除部材100の前側
(図面左側)にはレバー部103が形成されており、カ
ットプレート116の前側にはカッター118が固定さ
れている。カットプレート116には二つのカム孔12
0が形成されていて、これらには解除部材100に固定
されたピン106がそれぞれ係合している。
【0040】前記カットプレート116の後側に形成さ
れているスリーブ部121には図13,14で示すよう
に軸122が挿通されていて、この軸122の両端部に
は前記駆動リンク87の凹部87bが係合している。こ
れによってカットプレート116がその幅方向(図15
の上下方向)位置決めされているとともに、駆動リンク
87が駆動軸74の軸線回りに例えば図13から図14
の状態に回動すると、カットプレート116が解除部材
100に対して前方向へ相対的にスライド操作される。
図16,17は解除部材100と前記駆動レバー108
との関係をその他の関連部品と共に表した構成図であ
る。これらの図面で示すように解除部材100と駆動レ
バー108とは軸110によって連結されており、駆動
レバー108が軸109を支点として例えば図16から
図17の状態に回動すると、これに連動して解除部材1
00がカットプレート116に対して前方向へ相対的に
スライド操作される。
【0041】つぎに結束装置によるベルトクランプの結
束作業について説明する。まず結束装置の前記結束空間
55に被結束物(例えばバイクのフレームとこれに添わ
せて配線されるワイヤハーネス)を位置させた状態で前
記トリガースイッチ126をオンにすると、前記エアモ
ーター66の主軸ギヤ72が正回転を開始する。これに
より駆動軸74のギヤ74A,74B、中間ギヤ77,
78及びギヤ81の噛合いを通じて前記回転駆動体80
が正方向(図9で反時計回り方向)へ回転し始める。し
たがって前記ベルトセット部44からベルト通路42に
予め導き込まれているベルト26が回転駆動体80と前
記の各ガイドローラ43との間で挟み付けられながら順
次送り込まれる。
【0042】これと並行して前記駆動軸74のギヤ76
から図12で示すガイド駆動軸96のギヤ97,98を
通じて回転力を受ける前記ピニオン99の回転により、
前記可動ガイド58が結束空間55の開放部を閉ざす方
向へスライドする。可動ガイド58が図8の仮想線で示
すように結束空間55の開放部を閉ざした状態で、ピニ
オン99及びギヤ98の回転は皿ばねクラッチの機能に
よって停止し、ガイド駆動軸96だけが空回りする。
【0043】前記可動ガイド58のスライドに伴い、前
記解除部材100の駆動レバー108のローラ113が
カム面60の高い部分に乗り上げ、この駆動レバー10
8が図16から図17の状態に回動する。これに連動す
る解除部材100は、そのピン106がカットプレート
116のカム孔120に倣って移動することから、図1
5(A)から図15(B)で示すように斜め前方へ移動
する。この結果、解除部材100のレバー部103がバ
ックル10における係合片14の先端部14bを押し、
この係合片14をその爪14aがベルト26の係合歯2
8と係合しないように弾性変形させる。なお可動ガイド
58のスライドにより、前記ストッパー62も図17で
示すようにカム面60の高い部分に乗り上げ、前記支え
ブロック52がその軸53を支点として回転するのを阻
止した状態となる。したがってこの状態ではバックル供
給部46の最も前に位置しているバックル10をハウジ
ング40から取り外すことは不可能である。
【0044】前記回転駆動体80の回転によって送り込
まれるベルト26は、バックル10の第一挿通口12に
対し、その係合歯28が前記係合片14の爪14aに係
合することなく挿通され、可動ガイド58に形成されて
いるガイド溝59及び結束空間55の内周に沿ってハウ
ジング40に形成されているガイド溝56に案内されて
一周する。そしてベルト26の先端部はバックル10の
第二挿通口18に挿通され、係合歯28が係合片20の
爪20aを滑りながら通過する。ベルト26の先端が第
二挿通口18の下部から突出して前記支えブロック52
を押すと、この支えブロック52が軸53と共に僅かに
下方向へ移動し、軸53が図12で示すリミットスイッ
チ128に当接する。
【0045】前記リミットスイッチ128からの信号に
基づいて制御ボックスのソレノイドバルブが切換えら
れ、エアモーター66が正回転から逆回転になる。した
がって前記回転駆動体80も逆回転を始め、ベルト26
の引き締めが開始される。これによってベルト26は前
記ガイド溝56,59から外れてループの径が縮小され
る。また前記ピニオン99も前記とは逆回転となり、可
動ガイド58が結束空間55の開放部を閉ざした位置か
ら元の位置にスライドする。この結果、前記ストッパー
62が図16で示すようにカム面60の低い部分に位置
し、前記支えブロック52の回転阻止が解除される。な
おハウジング40のガイド溝56にはシャッター部材
(図示外)が設けられており、このシャッター部材はベ
ルト26の送り込み時にはこのベルト26をガイド溝5
6に沿って適正に案内し、ベルト26の引き締め時には
このベルト26によって押し開かれてベルト26がガイ
ド溝56から容易に外れるように機能する。
【0046】同じく可動ガイド58のスライドによって
前記解除部材100の駆動レバー108も図16の状態
に回動する。この結果、解除部材100はスプリング1
04の力で後退しようとするが、実際にはバックル10
の第一挿通口12に挿通されているベルト26に前記レ
バー部103が引っ掛かっているため完全には復帰でき
ず、図15(C)の状態となる。ただしこの状態におい
ても第一挿通口12の係合片14は、その爪14aがベ
ルト26の係合歯28に係合可能な位置に復帰してい
る。
【0047】前記ベルト26の引き締めにより、このベ
ルト26のループ部分による被結束物外周の締め付けが
続けられると、その締付け荷重が増加して前記回転駆動
体80の回転は停止に近い状態となる。この状態におい
てもエアモーター66からの回転力は加わり続けるの
で、すでに説明したように中間ギヤ77,78が上方へ
変位しようとし、その力が前記駆動リンク87の回転力
として作用する。しかし駆動リンク87の回転は前記荷
重調整機構88のスプリング91の弾性力によって規制
されている。
【0048】前記駆動リンク87に作用する回転力が設
定値に達すると、この駆動リンク87が荷重調整機構8
8のスプリング91の弾力に打ち勝って前記規制リンク
93をはね上げて図13から図14の状態に回転する。
これに連動して前記切断機構114のカットプレート1
16が図15(D)(E)の順に前進し、前記カッター
118によってベルト26がバックル10の第一挿通口
12の上側で切断される。なおカットプレート116が
前進し始めると、そのカム孔120に倣って解除部材1
00のピン106が移動し、結果的に解除部材100が
図15(D)で示すように移動してレバー部103が第
一挿通口12に挿通されているベルト26から退避す
る。これによってレバー部103が前記カッター118
に干渉することが避けられるとともに、この時点で係合
片14の爪14aとベルト26の係合歯28との係合も
完全なものとなる。この後、図15(E)で示すように
カットプレート116が前進してベルト26を切断す
る。前記ピン106とカム孔120とにより、解除部材
100をカットプレート116のカッター118と干渉
しない位置へ移動させるための「カム機構」が構成され
ている。
【0049】ベルト26が切断されると、その締付け荷
重も解消されるので前記回転駆動体80が再び逆回転を
始めるとともに、前記荷重調整機構88のスプリング9
1の弾性力に基づいて前記駆動リンク87が図14から
図13の状態に回転する。これに連動してカットプレー
ト116が元の位置に後退し、前記解除部材100もス
プリング104によって元の位置に引き戻される。前記
リミットスイッチ128から制御ボックスにバルブ切換
え信号が出されてからの経過時間をタイマーなどによっ
て検出し、そのタイムアップによってエアモーター66
に対するエア供給を止めることでエアモーター66が停
止する。ここで結束装置を被結束物から持ち上げること
により、ベルト26と共に被結束物の外周を結束してい
るバックル10は、すでにフリーになっている前記支え
ブロック52を回転させながら下方向へ取り外され、バ
ックル供給部46においてはバックル10が一個分送ら
れる。
【0050】すでに説明したようにベルト26の切断後
においては、前記中間ギヤ77,78を図14から図1
3の状態に戻し、延いてはカットプレート116を元の
位置に後退させるために、前記回転駆動体80の逆回転
を所定時間だけ続ける必要がある。この結果、切断後の
ベルト26が送り込み方向とは逆方向へ戻されることと
なるが、そのときにベルト26の先端部分が回転駆動体
80と各ガイドローラ43との間を完全に通り抜けない
ようにベルト26の切断位置やエアモーター66の回転
時間を設定することが必要である。
【0051】前記の設定が困難な場合には、例えばベル
ト26が逆方向へ戻されるときの動きに連動するギヤを
スプリング力に抗して回転させ、エアモーター66の停
止と同時にギヤがスプリング力によって回転するのを利
用してベルト26を自動送りし、その先端部分を回転駆
動体80と各ガイドローラ43との間に到達させる機構
を採用してもよい。また切断後のベルト26が送り込み
方向とは逆方向へ戻されることにより、ベルト通路42
の入口においてベルト26が弛むこととなる。これを避
けるためには前記ベルトセット部44に対し、ロール状
に巻かれたベルト26をスプリング力などで常に巻き戻
すように作用する巻き取り機能をもたせればよい。
【0052】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
この実施の形態には特許請求の範囲に記載した技術的事
項の他につぎのような技術的事項が含まれていることを
付記しておく。 1.請求項1記載のベルトクランプにおいて、バックル
の片側の外壁面には連結リブが、また反対側の外壁面に
は連結溝が形成されており、一つのバックルの連結リブ
と別のバックルの連結溝とを互いに係合可能に構成して
いることを特徴としたベルトクランプ。これによって複
数個のバックルを一列に連結した状態で取り扱うことが
可能となる。 2.請求項2記載のベルトクランプ結束装置において、
回転駆動体によるベルトの引き締め荷重が所定値に達し
たときに、この回転駆動体に対する駆動力伝達ギヤの回
転軸線を変位させ、この変位を利用して切断機構を作動
させていることを特徴としたベルトクランプ結束装置。
ここで回転駆動体に対する「駆動力伝達ギヤ」とは、結
束装置のアクチュエータとして用いたエアモーターの回
転駆動を前記回転駆動体に伝達するギヤであって、実施
の形態では中間ギヤ77,78がこれに相当する。 3.請求項3記載のベルトクランプ結束装置において、
単一のアクチュエータによって回転駆動体の回転及び可
動ガイドの作動を行っていることを特徴としたベルトク
ランプ結束装置。
【0053】
【発明の効果】ベルトとバックルとが別々に形成されて
いるベルトクランプを結束装置に適用でき、これらのベ
ルト及びバックルを結束装置に一回セットすれば被結束
物の結束作業を連続して繰り返すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルトの一部を表した平面図。
【図2】同じくベルトの一部を部分的に破断して表した
側面図。
【図3】バックルの平面図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【図5】同じく図3のB−B線断面図。
【図6】同じく図3のC−C線断面図。
【図7】ベルトクランプの使用状態を表した斜視図。
【図8】結束装置の全体を表した構成図。
【図9】結束装置の前側部分を拡大して表した構成図。
【図10】結束装置の後側部分を拡大して表した構成
図。
【図11】図9のD−D線拡大断面図。
【図12】ハウジングの外側面の一部を表した構成図。
【図13】図9の一部を拡大して表した説明図。
【図14】図9の一部を拡大して表した説明図。
【図15】解除部材及びカットプレートをバックルと共
に表した平面図。
【図16】解除部材と駆動レバーとの関係をその他の関
連部品と共に表した構成図。
【図17】解除部材と駆動レバーとの関係をその他の関
連部品と共に表した構成図。
【符号の説明】
10 バックル 12 第一挿通口 14 係合片 18 第二挿通口 20 係合片 26 ベルト 28 係合歯 42 ベルト通路 46 バックル供給部 55 結束空間 80 回転駆動体 100 解除部材 114 切断機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトとバックルとが個別に形成されて
    いるベルトクランプであって、 前記ベルトはその長さ方向に沿って形成された複数の係
    合歯を備え、バックルはそれぞれベルトの挿通が可能で
    かつ並列に配置された第一挿通孔及び第二挿通口を備
    え、第一挿通口の内部にはベルトの送り込み方向に関し
    て前記係合歯に係止する係合片が形成され、第二挿通口
    の内部にはベルトの引き締め方向に関して係合歯に係止
    する係合片が形成され、第一挿通口の係合片はそれがベ
    ルトの係合歯に係合しない状態にバックルの外部から弾
    性変形させることが可能となっていることを特徴とした
    ベルトクランプ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のベルトクランプによって
    所定の被結束物を自動結束するためのベルトクランプ結
    束装置であって、 前記被結束物を位置させる結束空間の周囲を取り巻くよ
    うにガイド部が設けられ、このガイド部に通じるベルト
    通路によって請求項1記載のベルトを長く連続したまま
    の状態でガイド部へ送り込むことが可能で、また請求項
    1記載のバックルをその第一挿通口が前記ベルト通路と
    一致する位置に送ることが可能であり、第一挿通口の係
    合片をベルトの係合歯と係合しない状態に解除部材によ
    って弾性変形させた状態において、ベルトを送り込むた
    めの回転駆動体が正方向へ回転してこのベルトをベルト
    通路からバックルの第一挿通口に挿通させるとともに、
    前記ガイド部を通じてバックルの第二挿通口に挿通さ
    せ、ベルトの先端部が第二挿通口に挿通されたら前記回
    転駆動体が逆方向へ回転してベルトが引き締められる一
    方、前記解除部材が第一挿通口の係合片を自由状態に戻
    すように作動し、ベルトの引き締めが終了したら切断機
    構の作動により第一挿通口のベルト挿入側においてベル
    トが切断されることを特徴としたベルトクランプ結束装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のベルトクランプ結束装置
    であって、複数個のバックルを収納でき、かつこれらの
    バックルを一個ずつその第一挿通口がベルト通路と一致
    する位置に送り出すことが可能なバックル供給部を備え
    ていることを特徴としたベルトクランプ結束装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のベルトクランプ結束装置
    において、ベルトを切断するための切断機構の作動開始
    により、これに連動して前記解除部材を切断機構のカッ
    ターと干渉しない位置に移動させるカム機構を備えてい
    ることを特徴としたベルトクランプ結束装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のベルトクランプ結束装置
    において、結束空間の周囲を取り巻くガイド部が、この
    結束空間に被結束物を位置させるための開放部と、ベル
    トの送り込み開始と同時に開放部を閉ざすように移動す
    る可動ガイドとを備えていることを特徴としたベルトク
    ランプ結束装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のベルトクランプ結束装置
    において、可動ガイドの移動によって解除部材を作動さ
    せることを特徴としたベルトクランプ結束装置。
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