JPH0958423A - プーラ - Google Patents

プーラ

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Publication number
JPH0958423A
JPH0958423A JP23209795A JP23209795A JPH0958423A JP H0958423 A JPH0958423 A JP H0958423A JP 23209795 A JP23209795 A JP 23209795A JP 23209795 A JP23209795 A JP 23209795A JP H0958423 A JPH0958423 A JP H0958423A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
hook
attached
traction device
annular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23209795A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Aoki
伸之 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOUTOU SANGYO KK
Original Assignee
KOUTOU SANGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KOUTOU SANGYO KK filed Critical KOUTOU SANGYO KK
Priority to JP23209795A priority Critical patent/JPH0958423A/ja
Publication of JPH0958423A publication Critical patent/JPH0958423A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】安全かつ高品位に車体陥没箇所等の矯正を図る
ものである。 【解決手段】事故車両のフロント部分におけるランプホ
ルグ用凹部14の内周縁部に穿設されるランプ取付用の
孔部15にフック2のスタッドボルト4を挿通し取付け
る。このフック2はスタッドボルト4に環状部材5を取
付けてなり、一対からなる各フック2の環状部8は長手
方向を矢印B方向に配置されるフレーム3の両側部に掛
着される。環状部8のフレーム3に対する掛着は、フレ
ーム3の引っ張り方向に対 する面に形成される凹部1
3に対して行われ、この状態でフレーム3の孔部3に牽
引装置のチェーン10の端部に取着される連結具11B
を連結することとする。こうしたプーラ1の取付状態に
おいて牽引装置を作動し、チェーン10を矢印A方向に
引っ張ることで事故車両のフロント部を矯正することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する技術分野】本発明は、例えば事故車両に
おける車体陥没箇所の引出し、車体局部における捻局部
分の修正等、車両の矯正に用いるためのプーラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より事故車両の矯正等においては様
々な工具が用いられているが、その多くは車体の陥没箇
所を挟持片で挟持し、これを牽引装置で引っ張り、陥没
箇所を矯正するクランプ具が主流とされている。この種
のクランプ具には様々な形状、構造のものが存在し、例
えば実開昭57-165310号や実公昭51-54362号に記載され
るものがある。また出願人においても、実公平4-51984
号、特願平3-222343号、実願平5-41484号に記載する構
造のものを提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、上記のよ
うなクランプ具の場合、挟持片により例えば車体の陥没
箇所を挟持して牽引することとしていたため、挟持する
力が弱いと牽引作業中にクランプ具が挟持部分から脱落
し、大変危険とされていた。また、一方で挟持片による
挟持力が強すぎると、場合によって挟持部分が喰いちぎ
られたり、また、挟持箇所にクランプ具による挟持痕が
残る不具合があった。こうした挟持痕は塗装等の作業に
より修正することが困難とされ、ユーザからクレームが
出る場合があった。
【0004】本発明は上記の様なクランプ具の不具合に
着目してなされたものであり、安全かつ高品位に車体陥
没箇所等の矯正を目的とするものである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は車両に穿設されるネジ孔、孔部等に取着さ
れ、基端部に環状部を備えた少なくとも一対のフック
と、全体長尺状とされ、長手方向に所定間隔で牽引装置
の連結部を取付可能とする取付孔を備えるとともに、長
手方向を牽引装置により引っ張り方向と交差する方向に
配置される状態で、上記フックの環状部を両側部にそれ
ぞれ掛着し、さらに牽引装置と対向する側面には掛着す
るフックの環状部を位置決め可能とする凹部を所定間隔
で配設してなるフレームとを備えることとしたものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】図1ないし図6は本発明の最良の
実施形態に係るプーラを示すものである。図1および図
2は衝突事故の事故車両におけるフロント部分を示し、
通常こうした事故車は牽引装置によりフロントと部分前
側(図1のA方向)に引出す作業が行われる。
【0007】引出し作業に用いられるプーラ1は図5に
示すように一対のフック2と、フレーム3とにより構成
される。フック2は両端部にネジ部を備えたスタッドボ
ルト4と、スタットボルト4の一方のネジ部に螺着され
る環状部材5、そしてスタッドボルト4の他方のネジ部
に螺着されるナット6とにより構成される。環状部材5
は図6に示すように一端にスタッドボルト4の一方のネ
ジ部と螺合するメネジ部7を備えてなり、また他端に環
状部8を備えてなる。
【0008】一方、フレーム3は全体長尺状の平板材
(鋼板)にて構成され、図5に示すように長手方向(B
方向)に沿って所定間隔で取付孔9を備えてなる。図5
に示すフレーム3においては、取付孔9は長手方向の中
心に1箇所、またその左右に4ヶ所ずつ穿設されてな
る。取付孔9には、図5に示すように、牽引装置のチェ
ーン10に取着される連結具が取付可能とされる。牽引
装置は一般に油圧ジャッキ等から構成され、チェーン1
0を矢印A方向に引っ張り可能とする。フレーム3は長
手方向をチェーン10による引っ張り方向と交差する方
向に配置され(図5のB方向)、この状態で取付孔9に
連結具を取り付けるようにしている。連結具は、長手方
向の中心に配設される取付孔9に取り付ける場合、一本
のチェ−ン10の先端部に取着されるタイプの連結具1
1Aが用いられる。また、フレーム3の左右に穿設され
る取付孔9にそれぞれ連結する場合には、2又に分岐さ
れるチェーン10の先端部に取着されるタイプの連結具
11Bが用いられる。各連結具11A,11Bは一方に
チェーン10と連結する環状部が、他方に板状のフレー
ム3を上下で挟む断面コ字状の連結片を備えてなり、各
連結片には上下方向に孔部が穿設される。この孔部を取
付孔9に対応させ、孔部および取付孔9にピン12(ボ
ルトでもよい)を貫挿させることで連結具11A,11
Bがフレーム3に連結可能となる。
【0009】フレーム3のうち、牽引装置側の左右それ
ぞれの側面には、波形に複数の凹部13が形成される。
すなわち、この凹部13はフレーム3の長手方向に沿っ
て所定間隔で配設され、これらの凹部13はフレーム3
の両側部にフック2の環状部8を掛着する状態において
環状部8を位置決め可能とする(図1参照)。
【0010】このようにして形成されるプーラ1を用い
て、例えば図1に示す事故車両のフロント部を矢印A方
向に引出す場合、先ず、フロントランプのランプホルダ
用凹部14の内周縁部に穿設される4つのランプ取付用
の孔部15のいずれかに(図2参照)、フック2のスタ
ッドボルト4を挿通する。次いで図3に示すように車体
の内面側より該ボルト4にナット6を螺着し、ボルト4
における他方のネジ部に環状部材5のメネジ部7を螺着
する。こうして左右一対存在するランプホルダの部分に
それぞれフック2が取着されることとなる。フック2の
うち環状部材5の環状部8は、長手方向を引っ張り方向
(矢印A方向、図1参照)と交差する方向に沿って配置
されるフレーム3の両側部に掛着され、対応する凹部1
3に位置決めされる。この状態で牽引装置のチェーン1
0を矢印A方向に(図1、図4参照)引っ張ることによ
り、事故車両のフロント部が前側に引出されることとな
る。引き出し作業を行う場合に、例えば右側あるいは左
側のいずれかを多く引出す場合には、左右に分岐するチ
ェーン10の長さを幾分調整したり、また所定ピッチで
形成される左右の各凹部13における掛着位置を左右異
なるものとし、引っ張り方向のベクトルをA方向より僅
かにずらす方法を採用することが最適とされる。また、
左右均等に引出す場合、フレーム3の長手方向での中心
に連結される連結具11Bを引っ張ることとしてもよ
い。
【0011】上記最良の実施形態に係るプーラ1によれ
ば、車体に穿設される既存の孔部15を利用し、その部
分にフック2を取付け、引っ張ることとされるため、従
来のクランプ具のように車体のクランプ具を喰いちぎっ
たり、クランプの跡が残ることもない。また車体に穿設
される孔部は、ほとんどの場合、左右一対なので(例え
ばバンパの取付孔、バックミラーの取付孔等)、こうし
た孔部を用いて長尺状のフレーム3により左右に力を分
散させて引っ張ることが可能となる。したがって、車体
の陥没部分を元の状態に静かに引出すことができ、矯正
作業が高品位に行われることとなる。また、フック2の
環状部8は、長尺状のフレーム3の対応する凹部13に
掛着され、位置決めされるため、従来のクランプ具のよ
うにクランプ具が外れて作業者がけがをすることもない
ので極めて安全である。
【0012】
【実施例】上記実施の形態においては、フレーム3の凹
部13を波形に形成するようにしているが、凹部13は
こうした形状のものばかりでなく、例えば図7のフレー
ム3Aのように断面三角形のものや、図8のフレーム3
Bのように断面コ字形状のものとしてもよい。
【0013】図9、図10は、車体前部に配設されるラ
ジエータ16を前側に引出す状態を示すものである。こ
うした作業においては、先ずラジエータ16の上部にお
ける左右に配設されるボルト孔に、固定金具17をそれ
ぞれボルトで取着し、この固定金具17の全面側に穿設
されるメネジ部18にフック2のスタッドボルト4を螺
合するようにする。フック2の環状部材5には、予めフ
レーム3Cが挿通され、対応する凹部13に位置決めさ
れる。ここで連結具11Bの孔部9に対する取付位置は
フック2の掛着位置よりも外側とされる。こうした連結
具11Bの取付状態とすれば、万一引っ張り作業中に凹
部13からフック2が脱落したとしても、連結具11B
またはチェーン10の部分で脱落が回避されることとな
る。こうしてチェーン10を矢印A方向に引っ張ること
でラジエータ16を正位置(図10のC位置)に矯正す
ることが可能となる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、安全か
つ高品位に車体陥没箇所等の矯正を行うことができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るプーラを用いて事
故車両のフロント部分を引出す状態を示す斜視図であ
る。
【図2】 車両のフロント部分を示す正面図である
【図3】 フックを車両のフロント部分に取付けた状態
を示す図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】 車両フロント部を引出す状態を示す平面図で
ある。
【図5】 プーラの全体を示す斜視図である。
【図6】 環状部材の全体を示す一部破段図である。
【図7】 フレームの他の形態を示す平面図である。
【図8】 フレームのその他の形態を示す平面図であ
る。
【図9】 車両のラジエター部分を引出す実施例を示す
斜視図である。
【図10】ラジエターの正位置までの矯正状態を示す側
面図である。
【符号の説明】
1 プーラ 2 フック 3,3A,3B フレーム 4 スタッドボルト 5 環状部材 6 ナット 7,18 メネジ部 8 環状部 9 取付孔 10 チェーン 11A、11B 連結具 12 ピン 13 凹部 14 ランプホルダ用凹部 15 孔部 16 ラジェータ 17 固定金具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の陥没部等を引っ張り、矯正するた
    めのプーラにおいて、 車両に穿設されるネジ孔、孔部
    等に取着され、基端部に環状部を備えた少なくとも一対
    のフックと、 全体長尺状とされ、長手方向に所定間隔で牽引装置の連
    結部を取付可能とする取付孔を備えるとともに、長手方
    向を牽引装置による引っ張り方向と交差する方向に配置
    される状態で、上記フックの環状部を両側部にそれぞれ
    掛着し、さらに牽引装置と対向する側面には掛着するフ
    ックの環状部を位置決め可能とする凹部を所定間隔で配
    設してなるフレームと、 を備えてなるプーラ。
JP23209795A 1995-08-18 1995-08-18 プーラ Pending JPH0958423A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23209795A JPH0958423A (ja) 1995-08-18 1995-08-18 プーラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23209795A JPH0958423A (ja) 1995-08-18 1995-08-18 プーラ

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Publication Number Publication Date
JPH0958423A true JPH0958423A (ja) 1997-03-04

Family

ID=16933965

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JP23209795A Pending JPH0958423A (ja) 1995-08-18 1995-08-18 プーラ

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JP (1) JPH0958423A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030432A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Honda Motor Co Ltd 車両のキャビン構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030432A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Honda Motor Co Ltd 車両のキャビン構造

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