JPH095831A - フォーカルプレンシャッタ - Google Patents
フォーカルプレンシャッタInfo
- Publication number
- JPH095831A JPH095831A JP7174239A JP17423995A JPH095831A JP H095831 A JPH095831 A JP H095831A JP 7174239 A JP7174239 A JP 7174239A JP 17423995 A JP17423995 A JP 17423995A JP H095831 A JPH095831 A JP H095831A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damper
- shutter
- braking
- plane shutter
- focal plane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Shutters For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 制動緩衝部材のシャッタ羽根バウンド防止効
果を広い温度範囲にて充分に保ちながら、制動緩衝部材
の劣化をも防止し、従来の制動緩衝部材よりも制動緩衝
効果は高くかつ、連続撮影動作に必要な周波数応答性の
低下も無い構造のフォーカルプレンシャッタを提供す
る。 【構成】 シャッタ羽根の走行停止位置の近傍に配置さ
れる制動緩衝部材(9a、9b)と、制動緩衝部材がシ
ャッタ羽根と当接する面を被覆し、制動緩衝部材よりも
硬度の高い素材から成る被覆層(10a、10b)とを
具備する。
果を広い温度範囲にて充分に保ちながら、制動緩衝部材
の劣化をも防止し、従来の制動緩衝部材よりも制動緩衝
効果は高くかつ、連続撮影動作に必要な周波数応答性の
低下も無い構造のフォーカルプレンシャッタを提供す
る。 【構成】 シャッタ羽根の走行停止位置の近傍に配置さ
れる制動緩衝部材(9a、9b)と、制動緩衝部材がシ
ャッタ羽根と当接する面を被覆し、制動緩衝部材よりも
硬度の高い素材から成る被覆層(10a、10b)とを
具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、羽根バウンド防止部材
を改良したフォーカルプレンシャッタに関するものであ
る。
を改良したフォーカルプレンシャッタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、シャッタ羽根停止時に生ずる
シャッタ羽根バウンド防止の為、制動停止時のシャッタ
羽根自体に、シャッタ羽根の走行方向に垂直に当接する
制動緩衝部材が必要となり、被駆動方向に垂直に広い範
囲で当接する制動緩衝部材として、ゴム材を利用したも
のが知られている。
シャッタ羽根バウンド防止の為、制動停止時のシャッタ
羽根自体に、シャッタ羽根の走行方向に垂直に当接する
制動緩衝部材が必要となり、被駆動方向に垂直に広い範
囲で当接する制動緩衝部材として、ゴム材を利用したも
のが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
シャッタではシャッタ羽根動作の高速化により、このよ
うなゴム材料による緩衝効果では不十分になってきてい
る。このような目的の為に反発係数の小さいゴム材料も
市販されているが、このような反発係数の小さいゴム材
料は、一般的に低温環境下でその効果が期待できなくな
る。カメラは−20℃以下から50℃以上の温度範囲で
使用される為、このようなゴム材料では低温環境下での
安定した作動が出来なくなるという欠点があった。ま
た、高速連続撮影動作時には、十分追従可能な周波数応
答性を維持できず、制動緩衝部材としての機能を果たせ
ない欠点もあった。
シャッタではシャッタ羽根動作の高速化により、このよ
うなゴム材料による緩衝効果では不十分になってきてい
る。このような目的の為に反発係数の小さいゴム材料も
市販されているが、このような反発係数の小さいゴム材
料は、一般的に低温環境下でその効果が期待できなくな
る。カメラは−20℃以下から50℃以上の温度範囲で
使用される為、このようなゴム材料では低温環境下での
安定した作動が出来なくなるという欠点があった。ま
た、高速連続撮影動作時には、十分追従可能な周波数応
答性を維持できず、制動緩衝部材としての機能を果たせ
ない欠点もあった。
【0004】一方、上述の制動緩衝部材として効果的な
硬度を低温から高温までの広範囲の温度環境下で保持す
る材料では、緩衝動作時に羽根が制動緩衝部材にめり込
んでしまい、制動緩衝部材を変形もしくは切断してしま
うのみならず、制動緩衝部材の一部が制動されるシャッ
タ羽根自体に粘着して、シャッタ作動不良の事故を招来
することがある。
硬度を低温から高温までの広範囲の温度環境下で保持す
る材料では、緩衝動作時に羽根が制動緩衝部材にめり込
んでしまい、制動緩衝部材を変形もしくは切断してしま
うのみならず、制動緩衝部材の一部が制動されるシャッ
タ羽根自体に粘着して、シャッタ作動不良の事故を招来
することがある。
【0005】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、制動緩衝部材のシャッタ羽根バウンド防止効果
を広い温度範囲にて充分に保ちながら、制動緩衝部材の
劣化をも防止し、従来の制動緩衝部材よりも制動緩衝効
果は高くかつ、連続撮影動作に必要な周波数応答性の低
下も無い構造のフォーカルプレンシャッタを提供するこ
とを目的とする。
もので、制動緩衝部材のシャッタ羽根バウンド防止効果
を広い温度範囲にて充分に保ちながら、制動緩衝部材の
劣化をも防止し、従来の制動緩衝部材よりも制動緩衝効
果は高くかつ、連続撮影動作に必要な周波数応答性の低
下も無い構造のフォーカルプレンシャッタを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のフォーカルプレンシャッタは、シャッタ羽
根の走行停止位置の近傍に配置される制動緩衝部材(9
a、9b)と、制動緩衝部材がシャッタ羽根と当接する
面を被覆し、制動緩衝部材よりも硬度の高い素材から成
る被覆層(10a、10b)とを具備する。
に、本発明のフォーカルプレンシャッタは、シャッタ羽
根の走行停止位置の近傍に配置される制動緩衝部材(9
a、9b)と、制動緩衝部材がシャッタ羽根と当接する
面を被覆し、制動緩衝部材よりも硬度の高い素材から成
る被覆層(10a、10b)とを具備する。
【0007】
【作用】上記構成のフォーカルプレンシャッタにおいて
は、制動緩衝部材と制動緩衝部材よりも硬度の高い被覆
層とを組合せたことにより、バウンド防止効果を広い温
度範囲にて充分に保ちながら、制動緩衝部材の劣化をも
防止し、従来の制動緩衝部材よりも制動緩衝効果は高く
かつ、連続撮影動作に必要な周波数応答性の低下も無い
構造のフォーカルプレンシャッタを得ることができる。
は、制動緩衝部材と制動緩衝部材よりも硬度の高い被覆
層とを組合せたことにより、バウンド防止効果を広い温
度範囲にて充分に保ちながら、制動緩衝部材の劣化をも
防止し、従来の制動緩衝部材よりも制動緩衝効果は高く
かつ、連続撮影動作に必要な周波数応答性の低下も無い
構造のフォーカルプレンシャッタを得ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
するが、実施例のシャッタは、シャッタチャージ完了状
態では後幕が先幕の一部を撮影光路から遮光する二重遮
光を行う形式のものである。実機におけるシャッタの先
幕および後幕は、各々複数の羽根から構成されるもので
あるが、以下に説明する実施例の図面中では、見易くす
るために先幕スリット羽根と後幕スリット羽根のみを示
す。また、周知の手段によるシャッタ幕を駆動する機構
と先幕と後幕の走行する空間を隔てる隔壁も、見易くす
るために省略した。
するが、実施例のシャッタは、シャッタチャージ完了状
態では後幕が先幕の一部を撮影光路から遮光する二重遮
光を行う形式のものである。実機におけるシャッタの先
幕および後幕は、各々複数の羽根から構成されるもので
あるが、以下に説明する実施例の図面中では、見易くす
るために先幕スリット羽根と後幕スリット羽根のみを示
す。また、周知の手段によるシャッタ幕を駆動する機構
と先幕と後幕の走行する空間を隔てる隔壁も、見易くす
るために省略した。
【0009】図1〜図3は、本発明によるフォーカルプ
レンシャッタの一実施例を示す正面図である。
レンシャッタの一実施例を示す正面図である。
【0010】図1は、先幕スリット羽根3および後幕ス
リット羽根6のシャッタチャージが完了した状態を示
す。本実施例のフォーカルプレンシャッタは、シャッタ
チャージ完了状態にて二重遮光を行う為、先幕スリット
羽根3は露光動作開始位置にあるが、後幕羽根6は露光
動作開始位置とは異なる二重遮光位置にある。
リット羽根6のシャッタチャージが完了した状態を示
す。本実施例のフォーカルプレンシャッタは、シャッタ
チャージ完了状態にて二重遮光を行う為、先幕スリット
羽根3は露光動作開始位置にあるが、後幕羽根6は露光
動作開始位置とは異なる二重遮光位置にある。
【0011】図2は、図1の状態からシャッタレリーズ
が行われ、後幕スリット羽根6が露光動作開始位置まで
移動された後に静止した状態を示す。この時点で、後幕
ダンパ部材9aと後幕ダンパ被覆部材10aとから構成
された本発明に関わる第1制動緩衝部材に、後幕スリッ
ト羽根6の上端辺が当接している。
が行われ、後幕スリット羽根6が露光動作開始位置まで
移動された後に静止した状態を示す。この時点で、後幕
ダンパ部材9aと後幕ダンパ被覆部材10aとから構成
された本発明に関わる第1制動緩衝部材に、後幕スリッ
ト羽根6の上端辺が当接している。
【0012】露光動作開始位置まで移動された瞬間にお
ける後幕スリット羽根6は、慣性力により静止時の露光
動作開始位置を通り越して第1制動緩衝部材に衝突する
が、後幕ダンパ部材9aのダンパ効果により振動減衰し
て、所定の後幕露光動作開始時刻以前に後幕スリット羽
根6がアパーチュア2内に飛び出すのを防止して、正確
な露光が得られるようにしている。
ける後幕スリット羽根6は、慣性力により静止時の露光
動作開始位置を通り越して第1制動緩衝部材に衝突する
が、後幕ダンパ部材9aのダンパ効果により振動減衰し
て、所定の後幕露光動作開始時刻以前に後幕スリット羽
根6がアパーチュア2内に飛び出すのを防止して、正確
な露光が得られるようにしている。
【0013】一方、後幕スリット羽根6の衝突に際し
て、後幕ダンパ部材9aが切断されたり、後幕スリット
羽根6に後幕ダンパ部材9aが粘着したり、ダンパ効果
を塑性変形により喪失する等の後幕ダンパ部材9aの機
能劣化を、後幕ダンパ被覆部材10aが防止し、かつ高
速連続撮影動作にも第1制動緩衝部材の動作が追従可能
の周波数応答性も確保する。
て、後幕ダンパ部材9aが切断されたり、後幕スリット
羽根6に後幕ダンパ部材9aが粘着したり、ダンパ効果
を塑性変形により喪失する等の後幕ダンパ部材9aの機
能劣化を、後幕ダンパ被覆部材10aが防止し、かつ高
速連続撮影動作にも第1制動緩衝部材の動作が追従可能
の周波数応答性も確保する。
【0014】図3は、先幕スリット羽根3が露光動作を
完了して静止し、走行停止位置にある状態を示す。この
時点において、先幕スリット羽根3の下端辺は先幕ダン
パ部材9bと先幕ダンパ被覆部材10bとから構成され
た本発明に関わる第2制動緩衝部材に当接している。
完了して静止し、走行停止位置にある状態を示す。この
時点において、先幕スリット羽根3の下端辺は先幕ダン
パ部材9bと先幕ダンパ被覆部材10bとから構成され
た本発明に関わる第2制動緩衝部材に当接している。
【0015】露光動作終了位置まで移動された瞬間にお
ける先幕スリット羽根3は、慣性力により静止時の露光
動作終了位置を通り越して第2制動緩衝部材に衝突する
が、先幕ダンパ部材9bのダンパ効果による振動減衰の
為、先幕スリット羽根3が所定の後幕動作終了時刻以前
にアパーチュア2内に飛び出すのを防止して、正確な露
光が得られるようにしている。
ける先幕スリット羽根3は、慣性力により静止時の露光
動作終了位置を通り越して第2制動緩衝部材に衝突する
が、先幕ダンパ部材9bのダンパ効果による振動減衰の
為、先幕スリット羽根3が所定の後幕動作終了時刻以前
にアパーチュア2内に飛び出すのを防止して、正確な露
光が得られるようにしている。
【0016】一方、先幕スリット羽根3の衝突に際し
て、先幕ダンパ部材9bが切断されたり、先幕スリット
羽根3に粘着したり、ダンパ効果を塑性変形により喪失
する等の先幕ダンパ部材9bの機能劣化を、先幕ダンパ
被覆部材10bが防止し、かつ高速連続撮影動作にも第
2制動緩衝部材の動作が追従可能の周波数応答性を確保
する。
て、先幕ダンパ部材9bが切断されたり、先幕スリット
羽根3に粘着したり、ダンパ効果を塑性変形により喪失
する等の先幕ダンパ部材9bの機能劣化を、先幕ダンパ
被覆部材10bが防止し、かつ高速連続撮影動作にも第
2制動緩衝部材の動作が追従可能の周波数応答性を確保
する。
【0017】上述したように、第1制動緩衝部材および
第2制動緩衝部材は、ダンパ効果を有するダンパ部材9
aまたは9bと、シャッタ羽根3または6とダンパ部材
9aまたは9bが当接する面を被覆する樹脂層10aま
たは10b、またはダンパ部材よりも硬度の高い被覆用
ゴム層10aまたは10bとから成る。
第2制動緩衝部材は、ダンパ効果を有するダンパ部材9
aまたは9bと、シャッタ羽根3または6とダンパ部材
9aまたは9bが当接する面を被覆する樹脂層10aま
たは10b、またはダンパ部材よりも硬度の高い被覆用
ゴム層10aまたは10bとから成る。
【0018】ダンパ部材9aまたは9bの材料として
は、従来用いられてきたゴム材料の硬度よりも低い硬度
の例えばJISA硬度40以下、好ましくは30以下の
ポリウレタンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニ
トリルブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、シリ
コンゴム等のゴム材料、もしくはゲル材料またはシリル
基含有特殊ポリマーを主成分とした弾性接着・粘着材、
さらには気泡を含有したアクリル樹脂系のテープ等、各
種の材料が使用可能である。
は、従来用いられてきたゴム材料の硬度よりも低い硬度
の例えばJISA硬度40以下、好ましくは30以下の
ポリウレタンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニ
トリルブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、シリ
コンゴム等のゴム材料、もしくはゲル材料またはシリル
基含有特殊ポリマーを主成分とした弾性接着・粘着材、
さらには気泡を含有したアクリル樹脂系のテープ等、各
種の材料が使用可能である。
【0019】一方、樹脂層10aまたは10bとして
は、ポリエステル、ナイロン、ポリイミド、アラミド、
ポリ塩化ビニル等の各種フィルムの他、さらにポリエス
テルエラストマー、オレフィン系エラストマー、スチレ
ン系エラストマー、塩ビ系エラストマー、ポリウレタン
等が使用可能である。
は、ポリエステル、ナイロン、ポリイミド、アラミド、
ポリ塩化ビニル等の各種フィルムの他、さらにポリエス
テルエラストマー、オレフィン系エラストマー、スチレ
ン系エラストマー、塩ビ系エラストマー、ポリウレタン
等が使用可能である。
【0020】また、ダンパ部材9aまたは9bよりも硬
度の高いゴム層10aまたは10bとしては、従来の制
動緩衝材に用いられてきたクロロプレンゴムの他、ポリ
ウレタンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、ニトリルイソプ
レンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム等各種ゴム
材料が使用可能である。いずれの場合でも、JISA硬
度は40以上好ましくは50以上であることが望まし
い。ダンパ部材9aまたは9bの表面に硬化処理を施す
ことで被覆用ゴム材料と同等の機能を与えることも可能
である。
度の高いゴム層10aまたは10bとしては、従来の制
動緩衝材に用いられてきたクロロプレンゴムの他、ポリ
ウレタンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、ニトリルイソプ
レンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム等各種ゴム
材料が使用可能である。いずれの場合でも、JISA硬
度は40以上好ましくは50以上であることが望まし
い。ダンパ部材9aまたは9bの表面に硬化処理を施す
ことで被覆用ゴム材料と同等の機能を与えることも可能
である。
【0021】樹脂層10aまたは10b若しくはゴム層
10aまたは10b(ダンパ部材9aまたは9bよりも
硬度が高い)は、ダンパ部材9aまたは9bの充分なる
ダンパ効果を保持しながら、シャッタ羽根の衝突の衝撃
によるダンパ部材9aまたは9bの劣化を防止可能で、
かつ高速連続撮影動作にも十分追従可能な周波数特性を
保持しうる厚さを有する。
10aまたは10b(ダンパ部材9aまたは9bよりも
硬度が高い)は、ダンパ部材9aまたは9bの充分なる
ダンパ効果を保持しながら、シャッタ羽根の衝突の衝撃
によるダンパ部材9aまたは9bの劣化を防止可能で、
かつ高速連続撮影動作にも十分追従可能な周波数特性を
保持しうる厚さを有する。
【0022】なお、上述の実施例の説明では、シャッタ
チャージ時に二重遮光を行うフォーカルプレンシャッタ
の場合を示したが、本発明の制動緩衝部材構成は二重遮
光を行わないフォーカルプレンシャッタにおいても利用
可能であることは言うまでもない。
チャージ時に二重遮光を行うフォーカルプレンシャッタ
の場合を示したが、本発明の制動緩衝部材構成は二重遮
光を行わないフォーカルプレンシャッタにおいても利用
可能であることは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明のフォーカルプレ
ンシャッタによれば、制動緩衝部材と制動緩衝部材より
も硬度の高い被覆層とを組合せたことにより、シャッタ
ー羽根の動作の終了時点にてシャッタ羽根がダンパ部材
にめり込むことから招来するダンパ部材の切断や劣化、
またはダンパ部材がシャッタ羽根に粘着することから生
ずる事故を防止し、かつダンパ効果が連続撮影動作時に
も安定して得られるフォーカルプレンシャッタを得るこ
とが可能となる。
ンシャッタによれば、制動緩衝部材と制動緩衝部材より
も硬度の高い被覆層とを組合せたことにより、シャッタ
ー羽根の動作の終了時点にてシャッタ羽根がダンパ部材
にめり込むことから招来するダンパ部材の切断や劣化、
またはダンパ部材がシャッタ羽根に粘着することから生
ずる事故を防止し、かつダンパ効果が連続撮影動作時に
も安定して得られるフォーカルプレンシャッタを得るこ
とが可能となる。
【図1】本発明によるフォーカルプレンシャッタの一実
施例を示す正面図であり、先幕スリット羽根および後幕
スリット羽根のシャッタチャージ状態を示す。
施例を示す正面図であり、先幕スリット羽根および後幕
スリット羽根のシャッタチャージ状態を示す。
【図2】本発明によるフォーカルプレンシャッタの一実
施例を示す正面図であり、後幕スリット羽根の二重遮光
解除完了状態を示す。
施例を示す正面図であり、後幕スリット羽根の二重遮光
解除完了状態を示す。
【図3】本発明によるフォーカルプレンシャッタの一実
施例を示す正面図であり、先幕スリット羽根作動完了状
態を示す。
施例を示す正面図であり、先幕スリット羽根作動完了状
態を示す。
【図4】本発明によるフォーカルプレンシャッタの一実
施例を示す側面図であり、後幕スリット羽根の二重遮光
解除完了した瞬間の状態を示す。
施例を示す側面図であり、後幕スリット羽根の二重遮光
解除完了した瞬間の状態を示す。
【図5】本発明によるフォーカルプレンシャッタの一実
施例を示す側面図であり、制動を緩衝する作用が完了し
た後の制動緩衝部材の状態を示す。
施例を示す側面図であり、制動を緩衝する作用が完了し
た後の制動緩衝部材の状態を示す。
【符号の説明】 1 シャッタ基板 2 アパーチュア 3 先幕スリット羽根 4 先幕駆動アーム 5 先幕従動アーム 6 後幕スリット羽根 7 後幕駆動アーム 8 先幕従動アーム 9a 後幕ダンパ部材 9b 先幕ダンパ部材 10a 後幕ダンパ被覆部材 10b 先幕ダンパ被覆部材 11 仕切板
Claims (7)
- 【請求項1】シャッタ羽根の走行停止位置の近傍に配置
される制動緩衝部材と、 該制動緩衝部材が前記シャッタ羽根と当接する面を被覆
し、前記制動緩衝部材よりも硬度の高い素材から成る被
覆層とを具備するフォーカルプレンシャッタ。 - 【請求項2】請求項1において、 前記シャッタ羽根の長手方向における前記被覆層の長さ
が、前記制動緩衝部材よりも長いことを特徴とするフォ
ーカルプレンシャッタ。 - 【請求項3】請求項1において、 前記被覆層が、前記制動緩衝部材の当接面以外の面も被
覆することを特徴とするフォーカルプレンシャッタ。 - 【請求項4】請求項1において、 前記制動緩衝部材が弾性接着剤から成り、該弾性接着剤
の接着力を利用して、前記シャッタ羽根の走行停止位置
の近傍に取り付けることを特徴とするフォーカルプレン
シャッタ。 - 【請求項5】請求項1において、 前記制動緩衝部材が、両面に粘着材または接着剤を有す
る緩衝テープから成り、前記粘着材または接着剤の粘着
力または接着力を利用して、前記シャッタ羽根の走行停
止位置の近傍に取り付けることを特徴とするフォーカル
プレンシャッタ。 - 【請求項6】請求項1において、 前記制動緩衝部材が、樹脂またはゴム材料から成ること
を特徴とするフォーカルプレンシャッタ。 - 【請求項7】請求項1において、 前記被覆層は、前記制動緩衝部材の表面に硬化処理を施
すことによって形成されることを特徴とするフォーカル
プレンシャッタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7174239A JPH095831A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | フォーカルプレンシャッタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7174239A JPH095831A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | フォーカルプレンシャッタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH095831A true JPH095831A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=15975155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7174239A Pending JPH095831A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | フォーカルプレンシャッタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH095831A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002350926A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-04 | Nidec Copal Corp | カメラ用シャッタ |
US7025513B2 (en) | 2002-11-18 | 2006-04-11 | Olympus Corporation | Optical apparatus, shutter device, and camera |
CN100338525C (zh) * | 2002-12-27 | 2007-09-19 | 奥林巴斯株式会社 | 快门装置 |
JP2008058400A (ja) * | 2006-08-29 | 2008-03-13 | Canon Inc | シャッター装置およびカメラ |
CN100449397C (zh) * | 2003-04-22 | 2009-01-07 | 日本电产科宝株式会社 | 焦面快门 |
US7699544B2 (en) * | 2007-02-13 | 2010-04-20 | Nidec Copal Corporation | Focal plane shutter for cameras |
JP2016126246A (ja) * | 2015-01-07 | 2016-07-11 | セイコープレシジョン株式会社 | 羽根駆動装置および光学機器 |
CN106019768A (zh) * | 2015-03-27 | 2016-10-12 | 精工精密株式会社 | 叶片驱动装置和光学设备 |
WO2018230591A1 (ja) * | 2017-06-16 | 2018-12-20 | 日本電産コパル株式会社 | フォーカルプレンシャッタ及び撮像装置 |
JP2019002985A (ja) * | 2017-06-14 | 2019-01-10 | 日本電産コパル株式会社 | フォーカルプレンシャッタ及び撮像装置 |
CN110595631A (zh) * | 2019-10-10 | 2019-12-20 | 南京波长光电科技股份有限公司 | 一种红外瞄准镜非均匀性校正快门装置 |
-
1995
- 1995-06-15 JP JP7174239A patent/JPH095831A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002350926A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-04 | Nidec Copal Corp | カメラ用シャッタ |
US7025513B2 (en) | 2002-11-18 | 2006-04-11 | Olympus Corporation | Optical apparatus, shutter device, and camera |
CN100338525C (zh) * | 2002-12-27 | 2007-09-19 | 奥林巴斯株式会社 | 快门装置 |
CN100449397C (zh) * | 2003-04-22 | 2009-01-07 | 日本电产科宝株式会社 | 焦面快门 |
US7722265B2 (en) | 2006-08-29 | 2010-05-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Shutter device and image pickup apparatus |
JP2008058400A (ja) * | 2006-08-29 | 2008-03-13 | Canon Inc | シャッター装置およびカメラ |
US7699544B2 (en) * | 2007-02-13 | 2010-04-20 | Nidec Copal Corporation | Focal plane shutter for cameras |
JP2016126246A (ja) * | 2015-01-07 | 2016-07-11 | セイコープレシジョン株式会社 | 羽根駆動装置および光学機器 |
CN106019768A (zh) * | 2015-03-27 | 2016-10-12 | 精工精密株式会社 | 叶片驱动装置和光学设备 |
JP2016186537A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | セイコープレシジョン株式会社 | 羽根駆動装置および光学機器 |
CN106019768B (zh) * | 2015-03-27 | 2019-11-08 | 精工精密株式会社 | 叶片驱动装置和光学设备 |
JP2019002985A (ja) * | 2017-06-14 | 2019-01-10 | 日本電産コパル株式会社 | フォーカルプレンシャッタ及び撮像装置 |
WO2018230591A1 (ja) * | 2017-06-16 | 2018-12-20 | 日本電産コパル株式会社 | フォーカルプレンシャッタ及び撮像装置 |
CN110595631A (zh) * | 2019-10-10 | 2019-12-20 | 南京波长光电科技股份有限公司 | 一种红外瞄准镜非均匀性校正快门装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH095831A (ja) | フォーカルプレンシャッタ | |
US7722265B2 (en) | Shutter device and image pickup apparatus | |
EP0994338A2 (en) | Device for simulating a vehicle crash | |
RU2713677C2 (ru) | Узел сдвижной двери, транспортное средство, содержащее такой узел, и способ установки узла тормоза на узел сдвижной двери транспортного средства | |
JP5506293B2 (ja) | シャッター装置及び撮像装置 | |
EP1245405A3 (en) | Image recording material | |
JP2009003382A (ja) | シャッタ装置及び撮像装置 | |
JP2004212662A (ja) | シャッタ装置 | |
US5467160A (en) | Focal-plane shutter device | |
US4963908A (en) | Shutter for camara | |
JP4334088B2 (ja) | カメラ用フォーカルプレンシャッタ | |
JP4315655B2 (ja) | 接離クラッチ | |
JP3801682B2 (ja) | フォーカルプレンシャッタ | |
JP3727700B2 (ja) | カメラ用フォーカルプレンシャッタ | |
JP2693622B2 (ja) | エレベータドア装置 | |
JP6924940B2 (ja) | トランクリッドストッパ機構およびトランクリッドの回動動作制御方法 | |
JPH06270680A (ja) | 自動車用ドアトリム | |
JP2005271843A (ja) | 車両の衝撃吸収構造 | |
JPH10282544A (ja) | フォーカルプレンシャッタ | |
JP3739162B2 (ja) | 戸枠用パッキン | |
JP2785125B2 (ja) | 輪止めを有するスラットコンベア装置 | |
JPS6241299Y2 (ja) | ||
JPH1138470A (ja) | フォーカルプレンシャッタ | |
SE0002557D0 (sv) | Förbättringar i eller i anknytning till ett säkerhetsarrangemang | |
US4722622A (en) | Damping apparatus for a print hammer mechanism |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050208 |