JPH0957440A - ガス絶縁送電線シース溶接継手構造及び溶接方法 - Google Patents

ガス絶縁送電線シース溶接継手構造及び溶接方法

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JPH0957440A
JPH0957440A JP21042895A JP21042895A JPH0957440A JP H0957440 A JPH0957440 A JP H0957440A JP 21042895 A JP21042895 A JP 21042895A JP 21042895 A JP21042895 A JP 21042895A JP H0957440 A JPH0957440 A JP H0957440A
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JP
Japan
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welded joint
sheath
joint structure
welding
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP21042895A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Nonaka
康広 野中
Akira Kobayashi
晃 小林
Masayoshi Hashiura
雅義 橋浦
Osamu Takahashi
理 高橋
Osamu Matsushima
修 松島
Kunio Shimizu
邦男 清水
Shinichi Toki
伸一 十亀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】変電所間などの送電に用いられるガス絶縁送電
線シースの接続部である溶接継手の信頼性向上である。 【構成】組立時にパイプ同志がぶつかって、金属粉等が
発生しない様に、差し込む方のシース端部にシリコンゴ
ム等の樹脂材を取り付けることにより達成することがで
きる。また、拡管した方のシースを差し込んだ後、ギャ
ップを強制的に押し付けるか、または熱収縮によりギャ
ップレスを図る。 【効果】本発明によれば、溶接継手部のギャップレスが
できるので溶接欠陥防止の効果がある。また、シース端
部にシリコン等樹脂を取付けることによって、組付け溶
接時に発生する金属粉及び塵等のシース内侵入を防止で
きるため信頼性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変電所間などの送電に
用いられるガス絶縁送電線シースの好適な溶接継手構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】変電所間の送電に用いられるガス絶縁送
電線は、何本もの単位長さのパイプを継ぎ合わせ、SF
6 ガスを圧入させた圧力容器の中にアルミ合金又は銅合
金の導体を封入したものである。
【0003】ここで、図8に従来のパイプ溶接継手構造
を示す。この溶接継手構造は、一方のパイプを拡管し、
もう一方の無成形パイプ端部にシール溝を加工してシー
ル材11と一緒に差し込んで、拡管パイプ端部をすみ肉
溶接したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、図8の一方のパイプを拡管し、無成形パイプを差し
込む方法は、溶接継手部にギャップがあるため、溶接時
にボイドや溶接後割れなどの欠陥が発生しやすいため、
溶接継手部の信頼性が落ちる。また、図8の方法におい
て、パイプの内径を素管の外径まで拡管させて差し込ん
で、ギャップを0にしようとしてもお互いのパイプ真円
度が±0でなければ、現状の技術ではパイプの差し込み
は不可能である。
【0005】本発明の目的は、組立時にパイプ同志がぶ
つかって、地絡事故などが起こりやすい金属粉などが発
生を防ぐことにあり、製品の信頼性向上にある。また、
溶接部をギャップレスとすることにより、溶接接合部の
信頼性を向上することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、組立時にパイプ同志がぶつかって、金属粉等が発生
の防止のために、差し込む方の無成形パイプ端部にシリ
コンゴム等の樹脂を取り付けることにより達成すること
ができる。また、溶接時にボイドや溶接後割れなどの欠
陥が発生しやすいギャップをなくすために、拡管パイプ
を差し込んだ後、ギャップを強制的に押し付けるかまた
は、熱収縮によりギャップレスを図ることに特徴があ
る。
【0007】
【作用】本発明によって、溶接継手部のギャップレスが
できるので、溶接欠陥を防止する効果がある。また、差
し込む方のパイプ端部にシリコン等の樹脂を取付けるこ
とによって、組付け溶接時に発生する金属粉及び塵等の
パイプ内への侵入を防止できるため信頼性が向上でき
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って説明
する。
【0009】変電所間又は変電所内を送電するガス絶縁
送電線の内部構造図を図9に示す。ガス絶縁送電線は、
数本のシース1,2を溶接により接続されたものを単位
区画とし、その内部は導体13や導体13を固定する導
体支持器15などで構成されている。また、シース1,
2の継手部には長さや芯ずれを吸収するためのベローズ
16を用いている。また、シース1,2は完全に密封さ
せた圧力容器であり、シースの接合部である溶接部分
は、割れなどの溶接欠陥があってはならない。そこで、
図1〜図7に実施例としてガス絶縁送電線の溶接継手構
造の断面図を用いて説明する。
【0010】図1にガス絶縁送電線の溶接継手構造断面
図の一例を示す。この構造の特徴は、拡管されたシース
1に無成形のシース2を挿入し組立てる場合、挿入する
方のシース2の端部にシリコン等の樹脂を取付けること
によって、シース1,2同志がぶつかっても金属粉を発
生させない構造である。
【0011】図2にガス絶縁送電線の溶接継手構造の断
面図の一例を示す。この構造の特徴は、拡管シース1に
無成形シース2を挿入し、接続部を溶接する際、ギャッ
プがあると溶接欠陥となりやすいため、このギャップを
なくすために溶接後溶融する溶材をギャップに差し込む
ことによって溶接欠陥にならない構造である。
【0012】図3にガス絶縁送電線の溶接継手構造断面
図の一例を示す。この構造の特徴は、拡管シース1に無
成形シース2を挿入し組立てる場合、挿入する方のシー
ス2の端部にシリコン等の樹脂3を取付けることによっ
て、シース1,2同志がぶつかっても金属粉を発生させ
ない。また、接続部を溶接する際、ギャップがあると溶
接欠陥となりやすいため、このギャップをなくすために
溶接後溶融する溶材をギャップに差し込むことによって
溶接欠陥にならない構造である。
【0013】図4にガス絶縁送電線の溶接継手構造断面
図の一例を示す。この構造の特徴は、拡管シース1に無
成形シース2を挿入し、接続部を溶接する際、ギャップ
があると溶接欠陥となりやすいため、このギャップをな
くすために拡管シース1の外周に押し付けリング5を取
り付けて、強制的にギャップレスとすることによって溶
接欠陥にならない構造である。
【0014】図5にガス絶縁送電線の溶接継手構造の断
面図の一例を示す。この構造の特徴は、拡管シース1に
無成形シース2を挿入し、接続部を溶接する際、ギャッ
プがあると溶接欠陥となりやすいため、このギャップを
なくすために拡管パイプの外周bを加熱し、その後冷却
することによって熱収縮を生じさせることによってギャ
ップがなくなり溶接欠陥にならない構造である。
【0015】図6にガス絶縁送電線の溶接継手構造の断
面図の一例を示す。この構造の特徴は、拡管シース1に
無成形シース2を挿入し組立てる場合、挿入する方の無
成形シース2の一端部にシリコン等の樹脂3を取付ける
ことによって、シース1,2同志がぶつかっても金属粉
を発生させない。また、接続部を溶接する際、ギャップ
があると溶接欠陥となりやすいため、このギャップをな
くすために図4,図5で示した方法により、ギャップレ
スとし、無成形シース2の他端部を溶接することによっ
て溶接欠陥にならない構造である。
【0016】図7にガス絶縁送電線の溶接継手部の溶接
方法の一例を示す。まず、はじめにTIGトーチ8によ
り溶接部を加熱してある一定の冷却期間を設けて、熱収
縮によりギャップレスとして、TIG(タングステンイ
ナートガス)またはMIG(メルトイナーガス)などの
アーク溶接法により溶接していく方法である。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、溶接継手部のギャップ
レスができるので溶接欠陥を防止する効果がある。ま
た、シースの端部にシリコン等樹脂を取付けることによ
って、組付け溶接時に発生する金属粉及び塵等のパイプ
内への侵入を防止するため信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るパイプ溶接継手部の断
面図。
【図2】本発明の一実施例に係るパイプ溶接継手部の断
面図。
【図3】本発明の一実施例に係るパイプ溶接継手部の断
面図。
【図4】本発明の他の実施例に係るパイプ溶接継手部の
断面図。
【図5】本発明の他の実施例に係るパイプ溶接継手部の
断面図。
【図6】本発明の他の実施例に係るパイプ溶接継手部の
断面図。
【図7】本発明のシース円周部の溶接方法の構想図。
【図8】従来シース継手部の断面図。
【図9】ガス絶縁送電線の内部構造図。
【符号の説明】
1a…拡管シース、2…無成形シース、6…加熱冷却範
囲、7…溶接部、9…ワイヤ送給機、10…溶接ビー
ド、17…フランジ溶接継手、18…差し込み溶接継
手。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02G 15/24 H02G 15/24 A (72)発明者 高橋 理 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 松島 修 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 清水 邦男 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 十亀 伸一 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方のパイプを拡管した差し込みの重ね合
    わせの溶接継手構造において、無成形パイプの管端部に
    シリコン等の樹脂を取付けることによって、組立時の金
    属粉を発生させないことを特徴とするガス絶縁送電線シ
    ースの溶接継手構造。
  2. 【請求項2】一方のパイプを拡管した差し込みの重ね合
    わせの溶接継手構造において、溶接ギャップ部分に溶材
    を差し込んで、ギャップレスとすることを特徴とするガ
    ス絶縁送電線シースの溶接継手構造。
  3. 【請求項3】一方のパイプを拡管した差し込みの重ね合
    わせの溶接継手構造において、溶接ギャップ部分を外側
    から全周押しつけることによつて、溶接継手部をギャッ
    プレスとすることを特徴とするガス絶縁送電線シースの
    溶接継手構造。
  4. 【請求項4】一方のパイプを拡管した差し込みの重ね合
    わせの溶接継手構造において、溶接ギャップ部分を外側
    から拡管パイプを加熱後、冷却することによって、熱収
    縮により溶接継手部ギャップレスとすることを特徴とす
    るガス絶縁送電線シースの溶接継手構造。
  5. 【請求項5】一方のパイプを拡管した差し込みの重ね合
    わせの溶接継手構造において、初めにアーク溶接法を用
    いて溶接部分をアーク熱により加熱後、強制または自然
    冷却させて、熱収縮によって溶接ギャップをなくした
    後、溶接をすることを特徴とするガス絶縁送電線シース
    の溶接方法。
JP21042895A 1995-08-18 1995-08-18 ガス絶縁送電線シース溶接継手構造及び溶接方法 Pending JPH0957440A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014022072A1 (en) * 2012-07-30 2014-02-06 Smiths Medical Asd, Inc. Reverse taper mounting of separate components and coupling of devices with reverse taper fittings
KR20180047158A (ko) * 2016-10-31 2018-05-10 코웨이 주식회사 제빙기용 증발기 및 이를 포함하는 제빙기
KR102376638B1 (ko) * 2020-11-12 2022-03-22 한국생산기술연구원 강관 성형부의 저온 충격 인성을 개선하기 위한 용접 제어방법 및 이에 의해 제어되는 용접 장치

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US9863186B2 (en) 2012-07-30 2018-01-09 Smiths Medical Asd, Inc. Reverse taper mounting of separate components and coupling of devices with reverse taper fittings
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