JPH0957088A - パン型造粒機 - Google Patents

パン型造粒機

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JPH0957088A
JPH0957088A JP24557995A JP24557995A JPH0957088A JP H0957088 A JPH0957088 A JP H0957088A JP 24557995 A JP24557995 A JP 24557995A JP 24557995 A JP24557995 A JP 24557995A JP H0957088 A JPH0957088 A JP H0957088A
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JP
Japan
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pan
bread
granulator
rim
granulated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24557995A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Sueoka
忠士 末岡
Satoru Fujii
悟 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chichibu Onoda Cement Corp
Original Assignee
Chichibu Onoda Cement Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Chichibu Onoda Cement Corp filed Critical Chichibu Onoda Cement Corp
Priority to JP24557995A priority Critical patent/JPH0957088A/ja
Publication of JPH0957088A publication Critical patent/JPH0957088A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パン型造粒機のパン内で発生した固結物を、
パン内の一カ所に集めて固結物の除去を容易にし、目的
とする粒度を有する造粒物を効率よく安定して製造する
ためのパン型造粒機を提供する。 【解決手段】 傾斜して回転するパンに原料を供給して
造粒するパン型造粒機において、造粒機のパン中心より
下方の位置でパンリムに接触して大塊排出防止装置を設
けてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パン型造粒機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】パン型造粒機は、一般に傾斜したパンを
回転させながら、乾粉もしくは予め調湿した原料を送入
しながら水を添加し、ほぼ球状に連続的に造粒成形する
装置であり、底板とリムからなる皿状の回転するパン
と、造粒時にパンの底部で発生した付着物を定期的にか
き落とすパン上部に設けられるスクレーパと、パンのリ
ムに付着した原料をかき落とすサイドレーキとから主と
して構成されている。
【0003】これらのパン型造粒機では、造粒する際に
パンの底板及びリムで発生した付着物をレーキによりか
き落とし、かき落とされた付着物はパン内で転動した後
に製品と一緒に造粒物として次工程に輸送される。
【0004】一般に、パン型造粒機による造粒は、造粒
物の粒度分布が狭く目的粒度のペレットを効率よく得る
事に適しているものの、造粒機の前工程で用いる混練り
機によって発生する塊状物と、前記パン型造粒機のレー
キによりかき落とされた付着物がパン型造粒機のペレッ
ト内に取り込まれ転動し、これが固結するため安定造粒
の妨げとなる。つまり、安定造粒時において発生する塊
状物は、パン内のペレットの転動を乱し、ペレット径を
急激に変え造粒系を乱す要因となる。
【0005】また、この固結物はパン型造粒機より造粒
物と一緒に排出され、排出された製品と固結物は次工程
に送られるが、粒径が大きいためにパン型造粒機以降の
工程が増え設備も大きくなり、輸送機等の乗り継ぎが増
える事によって故障の原因となり、設備の保守管理が必
要となる。このため、製造コストの上昇につながる等の
欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、この発明の目
的は、パン型造粒機のパン内で発生した固結物を、パン
内の一カ所に集めて固結物の除去を容易にし、目的とす
る粒度を有する造粒物を効率よく安定して製造するため
のパン型造粒機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明によれば、傾斜して回転するパンに原料
を供給して造粒するパン型造粒機において、造粒機のパ
ン中心より下方の位置でパンリムに接触して大塊排出防
止装置を設けてなることを特徴とし、また、大塊排出防
止装置がリム最下部よりパン回転方向に90度の範囲内
の位置でリムに接触してパン内に設けてなることを特徴
とする。さらに、この大塊排出防止装置は、造粒物によ
り変形しない程度の強度を有し、製品粒度以上の大きさ
を有する突起状物であることを特徴とし、またさらに、
大塊排出防止装置がリム上端からパン直径の5%以内の
深さに位置するように設けることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】図面にはこの発明の実施例が示さ
れており、図において、4は底板4−1と底板4−1の
周壁を形成するリム4−2からなる皿の形状をし回転す
るパン、1はパンリムに付着した原料をかき落とすと共
に、原料の転動を良くするためのサイドスクレーパ、2
はパン底部に付着した原料をかき落とす移動レーキ、3
はパンにて造粒された製品ペレットを集め次工程に送る
ためのシュート、5は本発明の大塊排出防止装置であ
り、6はパン型造粒機の回転方向を示す。
【0009】この発明において、大塊排出防止装置5は
パン型造粒機のパン4から造粒物が排出される付近すな
わち、パン型造粒機の最下部Xよりパン4の回転方向に
向かって90度の位置Yの範囲内で所定の位置に設け
る。この大塊排出防止装置5としては、造粒物により変
形しない程度の強度を有すると共に、目的とした製品粒
度以上の大きさを有し、パン4のわずか内方に突出する
突起状物であればよく、丸形、角形等各種の形状とする
ことができ、造粒機のリム4−2に接触するように支柱
材7を介して移動レーキ2の支柱8に取付るが、その他
のパン型造粒機の非回転部分に設けても良い。また、大
塊排出防止装置5のパン内貫入量はリム4−2上端から
パン4直径の5%以内に設けることが好ましく、5%よ
り更に深く貫入するとパン内の原料の転動を阻害する原
因となる。
【0010】このようなパン型造粒機においては、パン
4内のほぼ中央、符号B及びCに示す付近に調湿された
造粒原料が供給される。供給された原料はパン4内でリ
ム4−2に沿って転動造粒され、目的としたペレット径
の造粒物が符号A及びEに示す付近の表面部分に集ま
る。また、移動レーキ2及びサイドスクレーパ1により
かき落とされた付着物は塊状となり同時に符号A及びE
に示す付近の表面に集まる。これら製品となる造粒物と
大きな塊状物は、本発明の大塊排出防止装置が無い場合
は、造粒原料の供給に伴うオーバーフローによって、リ
ム4−2上端から符号Fに示す付近より排出され、シュ
ート3より次工程に送られる。
【0011】しかし、この発明では大塊排出防止装置5
を排出部の符号F付近に設置したので、排出されようと
した一部の製品と大きな塊状物が混在したものが矢印G
に示すように大塊排出防止装置5と衝突し、符号A又は
Eに示す付近まで戻される事になる。良品ペレットは符
号A又はEに示す付近に戻されるものの、ペレット径が
小さいために転動しすぐに符号Fに示す付近より排出さ
れる。一方、塊状物は造粒物よりも大きいためにパン4
内の符号Eに示す付近で転動せずに滞留したままの状態
になる。従って、排出された製品の中に塊状物の混入は
見られず目的としたペレットのみを次工程に送ることが
できる。
【0012】このように、従来のパン型造粒機による造
粒では、塊状物と製品が一緒に排出されるために、収率
の低下と次工程が複雑かつ設備の能力アップが必要とな
るが、この本発明では、パン型造粒機の排出部近傍に大
塊排出防止装置5を設けることにより、遠心力によって
排出されようとした塊状物は、 パン内に戻され目標粒
度のペレットのみが製造可能となる。また、造粒途上に
ある小径物、中径物は大塊排出防止装置5のパン4への
貫入量を5%以内としたので、造粒作用を妨げることな
く大塊排出防止装置5の下を通過し、パン上方の符号D
に至り成長するものである。
【0013】また、既に述べたように、サイドスクレー
パ1及び移動レーキ2により発生した塊状物は、パン4
より排出されることなくパン内のE付近に集まる。従っ
て、塊状物をパン内より容易に除去可能となり、塊状物
の除去方法も機械により定期的に取り除くことができ
る。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のパン型
造粒機によれば、極めて簡単な構成により、排出される
造粒物に塊状物が含まれない事によって、パン型造粒機
以降の工程を省略あるいは装置の小型化が可能となり、
安定した造粒物を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のパン型造粒機における原料の転動状
態を説明する図である。
【図2】この発明の大塊排出防止装置を設置したパン型
造粒機の概略図である。
【符号の説明】
1 サイドスクレーパ 2 移動レーキ 3 製品排出シュート 4 パン 5 大塊排出防止装置 6 パン回転方向 7 支持材 8 支柱

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜して回転するパンに原料を供給して
    造粒するパン型造粒機において、造粒機のパン中心より
    下方の位置でパンリムに接触して大塊排出防止装置を設
    けてなることを特徴とするパン型造粒機。
  2. 【請求項2】 大塊排出防止装置がリム最下部よりパン
    回転方向に90度の範囲内の位置でリムに接触してパン
    内に設けてなることを特徴とする請求項1記載のパン型
    造粒機。
  3. 【請求項3】 大塊排出防止装置が、造粒物により変形
    しない程度の強度を有し、製品粒度以上の大きさを有す
    る突起状物であることを特徴とする請求項1もしくは2
    記載のパン型造粒機。
  4. 【請求項4】 大塊排出防止装置が、リム上端からパン
    直径の5%以内の深さに位置するように設けてなること
    を特徴とする請求項1から3いずれか記載のパン型造粒
    機。
JP24557995A 1995-08-30 1995-08-30 パン型造粒機 Pending JPH0957088A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24557995A JPH0957088A (ja) 1995-08-30 1995-08-30 パン型造粒機

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JP24557995A JPH0957088A (ja) 1995-08-30 1995-08-30 パン型造粒機

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JPH0957088A true JPH0957088A (ja) 1997-03-04

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ID=17135832

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JP24557995A Pending JPH0957088A (ja) 1995-08-30 1995-08-30 パン型造粒機

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013091009A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp パン型造粒機用の大塊処理装置
CN115430600A (zh) * 2022-09-02 2022-12-06 中冶长天(长沙)智能科技有限公司 一种适用于造球机的大球团矿剔除装置及方法

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JP2013091009A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp パン型造粒機用の大塊処理装置
CN115430600A (zh) * 2022-09-02 2022-12-06 中冶长天(长沙)智能科技有限公司 一种适用于造球机的大球团矿剔除装置及方法
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