JPH0957033A - 吸引装置、及びその装置を備えた空気清浄機 - Google Patents

吸引装置、及びその装置を備えた空気清浄機

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JPH0957033A
JPH0957033A JP7217438A JP21743895A JPH0957033A JP H0957033 A JPH0957033 A JP H0957033A JP 7217438 A JP7217438 A JP 7217438A JP 21743895 A JP21743895 A JP 21743895A JP H0957033 A JPH0957033 A JP H0957033A
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太郎 黒田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気を吸引する方向に指向性を持たせ、装置
本体から離れた場所の空気を効果的に吸引する。 【解決手段】 空気吸込口3の周辺部に空気吹出口5を
設け、空気吹出口5から吹出流15を空気を吸引する方
向に対してほぼ垂直方向に吹き出すことで、誘引流16
(a) を発生させる。発生した誘引流16(a) は、空気吸
込口3に吸引されることがないため、吸引装置から離れ
た場所で発生した汚染空気も拡散させることなく効果的
に吸引できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、局所的に発生し
た汚染空気を吸引する吸引装置及びその装置を備えた空
気清浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吸引装置を備えた従来例の一例として、
空気清浄機について記述する。図16は従来の空気清浄
機であり、図において、1は中空の本体、3は本体1の
前面に設けられた空気吸引口、4は本体1の上面に設け
られた空気吹出口4である。
【0003】上記のように構成された空気清浄機では、
図16に示すように、空気吸引口3の周囲の空気を本体
1の内部に設置されたファン(図示せず)の吸引作用に
より空気吸引口3から吸引する。この吸引された空気
は、本体1内部に配置されたフィルター等によりろ過さ
れて浄化された後、空気吹出口4から排出されていた。
【0004】ところで、このような空気清浄機では、空
気吸込口3の周囲全体から広範囲の空気を吸引するた
め、空気吸込口3から離れるのに従い、空気吸込口3に
吸引される空気の流速は急激に減少してしまう。このた
め、空気吸込口3から離れた場所で発生したタバコの煙
りやホコリ等を含む汚染空気を効果的に吸引することが
出来なかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気清浄機は以
上のように構成されているので、本体周辺の空気の汚れ
濃度は除々に低下するものの、空気清浄機本体から離れ
た場所で発生したタバコの煙りやホコリ等を含む汚染空
気は空気清浄機に吸引される以前に拡散してしまい、空
気吸込口に効果的に吸引されないという問題があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、本体周辺の空気を吸引するだ
けでなく、装置から離れた場所で発生したタバコの煙り
やホコリ等を含む汚染空気を拡散させることなく効果的
に吸引する吸引装置及びその吸引装置を備えた空気清浄
機を得ることを目的にしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る吸引装置
は、空気を吸引する方向に対してほぼ垂直方向に空気を
吹き出す空気吹出口を空気吸込口の周辺部に備えたもの
である。
【0008】請求項2に係る吸引装置は、空気を吸引す
る方向に対してほぼ垂直方向に空気を吹き出す空気吹出
口を空気吸込口の全周部に備えたものである。
【0009】請求項3に係る吸引装置は、空気吹出口か
ら吹き出される空気に旋回成分を加えたものである。
【0010】請求項4に係る吸引装置は、空気吹出口背
面に壁面を備えたものである。
【0011】請求項5の発明に係る吸引装置は、空気吹
出口より吹き出される空気の流速を変化させるものであ
る。
【0012】請求項6の発明に係る空気清浄機は、空気
吸込口の周辺部に設けられた空気吹出口と、空気吸込口
から吸い込まれた空気をろ過する本体内部に配設された
フィルターとを備え、ろ過された清浄な空気が空気吹出
口から空気を吸引する方向に対してほぼ垂直方向に吹き
出されるものである。
【0013】請求項7の発明に係る空気清浄機は、空気
吸込口の周辺部に設けられた空気吹出口と、空気吸込口
から吸い込まれた空気をろ過する本体内部に配設された
フィルターとを有し、空気を吸引する吸引用送風機と、
空気を吸引する方向に対してほぼ垂直方向に空気を吹き
出す吹出用送風機とをそれぞれ備えたものである。
【0014】請求項8の発明に係る空気清浄機は、空気
吸込口の周辺部に設けられた第1の空気吹出口と、空気
吸込口の周辺部以外に設けられた第2の空気吹出口とを
備え、流路切替機構により第1又は第2の空気吹出口の
いずれかを選択して本体内の流路を切り替えるものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施例1.図1は請求項1の発明における吸引装置の一
実施例による外観を示す斜視図であり、図2は断面側面
図を示している。図において、1は吸引装置の本体、3
は空気を吸引する空気吸込口、5は空気吸込口3の周辺
部に設置された空気吹出口、12は空気吸込口3より吸
引された空気が通過する吸引流流路、13は空気吹出口
5に供給する空気が通過する吹出流流路、14は空気吸
込口3に吸引される吸引流、15は空気吹出口5より吸
引流14に対してほぼ垂直方向に吹き出される吹出流で
ある。16は吹出流15に誘引された誘引流であり、1
6(a) は吹出流15の前方側で、16(b) は吹出流15
の後方側で発生した誘引流である。
【0016】次に誘引流の動作原理について図3、図4
を用いて説明する。図3に示すように、一定方向に空気
が吹き出される場合、その吹出流15の雰囲気は矢印で
示されるように、吹出流15に向かってほぼ垂直方向に
誘引されることが一般に知られている。したがって、図
4のように、吹出流15がエアーカーテン状に吹き出さ
れた場合、そのエアーカーテンに対し、ほぼ垂直に向か
う誘引流16が形成されると考えられる。つまり、空気
吸込口3の周辺部に吹出流15を形成した場合、吸引装
置の雰囲気は、図2に示すように、吹出流15を境にし
て、吹出流15の前方側より誘引される誘引流16(a)
と吹出流15の後方側より誘引される誘引流16(b) が
形成される。また、空気吸込口3より空気を吸引して
も、誘引流16(a) は空気吸引口3に吸引されにくく、
吸引流14の流速は吸引装置から離れても、ほとんど減
少することがない。したがって、誘引流により、仮想空
洞が形成され吸引装置本体1から離れた場所で発生した
汚染空気等も拡散させることなく効果的に吸引できる。
【0017】吹出流15を形成する方向としては4方向
である必要はないが、空気吸込口3の周囲をより広範囲
に覆うため、2方向以上であることが望ましい。また、
空気吹出口5の形状としては、図2に示したように連続
した形状である必要はなく、複数個に分割されていても
同様の吸引効果が得られることは言うまでもない。
【0018】また、空気吹出口5は空気吸込口3の周辺
部に配置されているが、空気吸込口3の周辺部とは、例
えば、空気の吸引方向に対してほぼ垂直方向に吹き出さ
れる吹出流15により発生する誘引流16によって、吸
引される空気が拡散されない箇所を示している。
【0019】実施例2.図5は請求項2の発明における
吸引装置の一実施例による外観を示す斜視図であり、空
気吸込口3の全周部に空気吹出口5を設置した。図にお
いて、1は吸引装置の本体、15は空気の吸引方向に対
してほぼ垂直方向に吹き出される吹出流である。
【0020】次に動作について説明する。空気吹出口5
が空気吸込口3の全周部に備えられたことにより、吹出
流15は空気吸込口3に対し全周方向に吹き出される。
これにより空気吸込口3の全周が誘引流に覆われるた
め、実施例1の場合と比較すると、吸引流14の流速は
更に減少しにくくなり、離れた場所で発生した汚染空気
を拡散させることなく効果的に吸引できる。
【0021】実施例3.図6は請求項3の発明における
吸引装置の一実施例による断面側面図を示しており、図
7は断面側面図である。実施例3は、空気吹出口5より
吹き出される吹出流15に旋回成分を加えた点が上記実
施例と異なる。図において、1は吸引装置の本体、3は
空気吸込口、12は吸引流流路、13は吹出流流路、1
4は吸引流である。吹出流15に旋回成分を加えるため
に、例えば、空気吹出口5の形状を吹出流15が斜めに
吹き出すように斜形に構成することで、実現させてい
る。
【0022】次に動作について説明する。吹出流15に
旋回成分が加えられたことにより、空気吸込口3の周辺
部における吹出流15の密度は、旋回成分を加えない場
合と比較してより増加する。そして、吹出流15の密度
の増加に伴い、図7に示すように、吹出流15に誘引さ
れる誘引流16(a)、16(b) も増加するため、吹出流1
5に旋回成分を加えていない場合と比較して、吸引流1
4の流速は減少しにくくなり、離れた場所で発生した汚
染空気等を拡散させることなく効果的に吸引できる。
【0023】実施例4.図8は請求項4の発明における
一実施例による吸引装置の外観を示す斜視図であり、図
9は断面側面図を示している。図において、1は吸引装
置の本体、3は空気吸込口、6は吹出流15の背面部に
配置された本体の一部である壁面、12は吸引流流路、
13は吹出流流路、14は吸引流である。16(a) 及び
16(b)は誘引流である。
【0024】次に壁面6の作用について説明する。吹出
流15がエアーカーテン状に吹き出され場合、雰囲気は
吹出流15に誘引され、誘引流16(a) 及び16(b) が
形成する。ここで、本実施例のように、吹出流15の背
面部に本体1に設けられた壁面6を備えることにより、
吹出流15の背面側の雰囲気が誘引流16(b) を形成す
ることがない。したがって、吹出流15は背面の雰囲気
を巻き込んで減速されることがなく、空気吹出口5から
離れても流速がさらに低下しにくくなる。そして、図9
の矢印に示すように、誘引流16(a) が増加し、吸引流
14の流速は更に減少しにくくなり、離れた場所で発生
した汚染空気を拡散させることなく効果的に吸引でき
る。
【0025】また、吹出流15の背面側の一部に壁面を
備えた場合でも、吸引流14の流速は、ある程度は減少
しにくくなるが、吹出流15が背面の雰囲気を巻き込む
のを抑える理由から、吹出流15の背面に備える壁面6
は十分な大きさを有するとともに、吹出流15の背面の
大部分を覆うことが望ましい。また、壁面6の位置とし
ては、吹出流15が背面の雰囲気を巻き込むのを抑える
ために吹出流15から離れていないことが望ましい。
【0026】また、床・壁・天井及び家具等の前に本体
1を設置する場合は、吹出流15が背面の雰囲気を巻き
込みを抑えるため、本体1に壁面6を形成しなくとも同
様の効果が得られる。
【0027】実施例5.図10は請求項5の発明におけ
る一実施例であり、空気吹出口5の開口率を調節するス
ライド機構18を備えたものである。図において、3は
空気吸込口、5は空気吹出口、6は吹出流15の背面の
一部に配置された壁面、12は吸引流流路、13は吹出
流流路、14は吸引流である。16(a) 及び16(b) は
誘引流である。
【0028】次にスライド機構18の作用について説明
する。スライド機構18を前後方向に移動させることに
より、空気吹出口5の開口率は変化し、これに伴って、
吹出流15の流速も増減する。また、空気吹出口が区分
けされている場合、空気吹出口毎にスライド機構18を
設けて調節するようにすれば、吹出流15の分布に変化
を生じさせて、吸引する領域に応じた誘引流16を分布
させることができる。そして、吸引したい空気までの距
離に応じて吸引したい空気を拡散させることなく効果的
に吸引できる。
【0029】また、例えば、空気吹出口を空気吸込口の
全周部に設けているにも係らず、吸引装置を床置きして
使用した場合、吹出流15が本体1周囲の壁や物等にぶ
つかり、吸引したい領域の空気を押し戻してしまった
り、誘引流16(a) を乱してしまい、充分な吸引効果が
得られないことがあるが、空気吹出口の開口率を調節す
るスライド機構を備えた本実施例によれば、スライド機
構により空気吹出口5の特定部分を塞ぐことにより、壁
や物等の方向に吹出流15が吹き出されるのを防止で
き、本体の周囲に壁や物等の存在する場合にも、吹出流
15が吸引したい領域の空気を押し戻したり、誘引流1
6(a) を乱したりすることを防止する。
【0030】また、吹出流15の流速を調節する手段と
しては、スライド機構のように空気吹出口5の開口率を
変化させる手段だけでなく、空気吹出口5に供給される
空気の量を増減させて調節しても良い。
【0031】実施例6.図11は吸引装置を備えた床置
き型の空気清浄機の一実施例を示す断面側面図である。
図において、5は空気吹出口であり、空気吸込口3の周
辺部に設けられている。6は壁面、8はファン、9はフ
ァン8を駆動するモータ、10は空気吸込口3より吸引
した空気中の汚染物質をろ過して浄化するフィルター、
12は吸引流流路、13は排出流流路、14は吸引流、
15は吹出流、16(a) は誘引流である。本実施例によ
れば、空気吸込口3から吸引した空気は、フィルター介
してろ過された後、空気吹出口5から吹出流15として
再利用している。
【0032】次に作用について説明する。空気清浄機が
設置された部屋内等の汚れた空気は、本体1の内部の吸
引流流路12中に配設されたファン8の吸引作用により
空気吸込口3から吸引される。この吸引された空気は、
吸引流流路12中に備えられたフィルター10を介して
清浄な空気にろ過される。したがって、このフィルター
10にろ過された清浄な空気を再び室内等に排出しても
室内等が汚染されることがない。
【0033】本実施例によれば、図11に示すように、
フィルター10を介した清浄な空気をそのまま吹出流流
路13に供給しているので、効率良く本体1から遠く離
れた場所で発生した汚染空気を拡散させることなく吸引
できる。また、吹出流流路13への空気の供給は、吹出
用のファンを新たに設けてもよい。
【0034】また、実施例6に示す空気清浄機は床置き
型であるので、床側に吹き出す吹出流15は形成されな
いが、壁に設置させる場合、天井に設置させる場合は、
空気吹出口を空気吸込口の全周に設け、吹出流を空気吸
込口全周に形成させてもよい。空気清浄機を設置する箇
所により空気吹出口の位置は適宜選択できるものであ
る。
【0035】実施例7.図12は吸引装置を備えた空気
清浄機の他の実施例を示す斜視図、図13は断面側面図
である。図において、1は空気清浄機の本体、2は空気
吸込口3に指や物等が入るのを防止するグリル、4及び
5は空気吹出口、6は壁面、7は装置を操作するための
スイッチ機構の配設された操作部、8はファン、9はモ
ータ、10は空気吸込口3より吸引した空気中の汚染空
気を浄化するフィルター、11は空気吹出口を切り替る
流路切替機構であり、この流路切替機構11により空気
吹出口の切り替えを行なう。12は吸引流流路、13は
吹出流流路、14は吸引流、15は吹出流、16(a) は
誘引流、17は空気吹出口4より吹き出される吹出流で
あり、流路切替機構11により空気吹出口が空気吹出口
4に切りかわった時に吹き出される。
【0036】次に、流路切替機構11の作用について説
明する。流路切替機構11が図中(b)の位置にある場
合、空気吸込口3より吸引された空気は空気吹出口4よ
り吹出流17としてそのまま空気清浄機本体上部に吹き
出される。この場合、誘引流16(a) はほとんど形成さ
れることがなく、破線の矢印のように空気吸込口3の周
囲全体より広範囲の空気を吸引する。空気吹出口4を使
用する場合、本体1が設置された部屋内全体の空気を除
々に浄化するが、吸引流14の流速は空気吸込口3から
離れるのに伴い急激に減少するため、本体1から離れた
場所で発生したタバコの煙り等の汚染空気を吸引する場
合は、吸引される以前に拡散してしまう。したがって、
離れた場所で発生したタバコの煙り等の汚染空気を拡散
させずに吸引する場合は、流路切替機構11を図中
(a)の位置に切り替える方が良い。
【0037】流路切替機構11を(a)の位置に切り替
た場合、空気吸込口3より吸引された空気は、流路切替
機構11により遮られ、空気吹出口4より吹き出される
ことがほとんどなく、空気吹出口5より吹き出され、吹
出流15により誘引流16(a) を形成する。この場合、
吸引流14の流速は空気吸込口3から離れても減少しに
くく、本体1から離れた場所で発生したタバコの煙り等
の汚染空気も拡散することなく効果的に吸引できる。
【0038】流路切替機構11により、吸引したい空気
の範囲に応じて流路を切り替えることにより、使用者に
とって使い勝手のよい空気清浄機が得られる。
【0039】また、流路切替機構11は図13に示され
る構造だけでなく、図14(a)または(b)の断面図
に示されるような構造であってもよい。
【0040】また、図12に示す床置き型の空気清浄機
の場合、床方向には吹出流15を吹き出さない構造をと
れば、吹出流15が床面等にぶつかり、吸引したい空気
を押し戻したり、誘引流16(a) が乱されたりすること
はない。
【0041】実施例8.図15は実施例8を示す空気清
浄機の断面側面図である。図において、4及び5は空気
吹出口、6は壁面、8及び8bはファン、9及び9bは
ファン8又は8bを駆動するモータ、10は空気吸込口
3より吸引した空気中の汚染空気をろ過して浄化するフ
ィルター、12は吸引流流路、13は吹出流流路、14
は吸引流、15は吹出流、16(a) は誘引流、17は空
気吹出口4より吹き出される吹出流である。
【0042】吹出流流路13の圧力損失が大きく、空気
吸込口3より充分な流量の空気を吸い込めない場合、吹
出流流路13に空気を供給するためのファン8bを配設
すれば、吹出流流路13の圧力損失により空気吸込口3
により吸引される風量が減少することがない。また、フ
ァン8bにより吹出流15の風量調節を行なえば、吸引
したい空気の範囲に応じた吹出流15を得ることができ
る。
【0043】また、ファン8だけを駆動させると、誘引
流16(a) はほとんど形成されることがなく、破線の矢
印のように空気吸込口3の周囲全体より広範囲の空気を
吸引する。この場合、本体1が設置された部屋内全体の
空気を除々に浄化するが、吸引流14の流速は空気吸込
口3から離れるのに伴い急激に減少するため、本体1か
ら離れた場所で発生したタバコの煙り等の汚染空気は、
空気吸込口3に吸引される以前に拡散されてしまう。し
たがって、本体1から離れた場所の空気を吸引したい場
合は、ファン8bも駆動させたほうがよい。
【0044】なお、空気吸込口の形状、空気吹出口の形
状は、使用する場所、吸引したい空気の量、吸い込み範
囲によって適宜設計変更しうるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による吸引装置の外観を示
す斜視図である。
【図2】この発明の一実施例による吸引装置を示す断面
側面図である。
【図3】誘引流の生成原理を示す図である。
【図4】誘引流の生成原理を示す図である。
【図5】この発明の実施例2による吸引装置の外観を示
す斜視図である。
【図6】この発明の実施例3による吸引装置の外観を示
す斜視図である。
【図7】この発明の実施例3による吸引装置を示す断面
側面図である。
【図8】この発明の実施例4による吸引装置の外観を示
す斜視図である。
【図9】この発明の実施例4による吸引装置を示す断面
側面図である。
【図10】この発明の実施例5による吸引装置を示す断
面側面図である。
【図11】この発明の実施例6による吸引装置を備えた
空気清浄機を示す断面側面図である。
【図12】この発明の実施例7による吸引装置を備えた
空気清浄機の外観を示す斜視図である。
【図13】この発明の実施例7による吸引装置を備えた
空気清浄機を示す断面側面図である。
【図14】他の流路切替機構を示す断面側面図である。
【図15】この発明の実施例8による吸引装置を備えた
空気清浄機を示す断面側面図である。
【図16】従来の空気清浄機を示す断面側面図である。
【符号の説明】
1 本体、2 グリル、3 空気吸込口、4 空気吹出
口、5 空気吹出口、6 壁面、7 操作部、8 ファ
ン、9 モータ、10 フィルター、11 流路切替機
構、12 吸込流流路、13 吹出流流路、14 吸引
流、15 吹出流、16(a)、(b) 誘引流、17
吹出流、18 スライド機構

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を吸引する方向に対してほぼ垂直方
    向に空気を吹き出す空気吹出口を空気吸込口の周辺部に
    備えたことを特徴とする吸引装置。
  2. 【請求項2】 空気を吸引する方向に対してほぼ垂直方
    向に空気を吹き出す空気吹出口を空気吸込口の全周部に
    備えたことを特徴とする吸引装置。
  3. 【請求項3】 空気吹出口から吹き出す空気に旋回成分
    を加えることを特徴とする請求項1及び2記載の吸引装
    置。
  4. 【請求項4】 空気吹出口の背面に壁面を備えたことを
    特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の吸引装
    置。
  5. 【請求項5】 空気吹出口より吹き出される空気の流速
    を変化させることを特徴とした請求項1から4のいずれ
    かに記載の吸引装置。
  6. 【請求項6】 本体に設けられた空気吸込口と、本体に
    設けられた空気吹出口とを備え、前記空気吸込口から吸
    い込まれた空気が前記本体内部に配設されたフィルター
    を介してろ過され、ろ過された清浄な空気が前記空気吹
    出口から排出される空気清浄機において、前記空気吹出
    口は前記空気吸込口の周辺部に設けられ、前記空気吹出
    口から排出される空気は、空気を吸引する方向に対して
    ほぼ垂直方向に吹き出されることを特徴とする空気清浄
    機。
  7. 【請求項7】 本体に設けられた空気吸込口と、本体に
    設けられた空気吹出口とを備え、前記空気吸込口から吸
    い込まれた空気が前記本体内部に配設されたフィルター
    を介してろ過され、ろ過された清浄な空気が前記空気吹
    出口から排出される空気清浄機において、前記空気吹出
    口を前記空気吸込口の周辺部に設け、空気を吸引する吸
    引用送風機と、空気を吸引する方向に対してほぼ垂直方
    向に空気を吹き出す吹出用送風機とをそれぞれ備えたこ
    とを特徴とする空気清浄機。
  8. 【請求項8】 空気吸込口の周辺部に設けられた第1の
    空気吹出口と、前記空気吸込口の周辺部以外に設けられ
    た第2の空気吹出口とを備え、第1又は第2の空気吹出
    口のいずれかを選択して本体内の流路を切り替える流路
    切替機構を備えたことを特徴とする請求項6記載の空気
    清浄機。
JP21743895A 1995-08-25 1995-08-25 吸引装置及びその装置を備えた空気清浄機 Expired - Lifetime JP3208642B2 (ja)

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