JPH0956093A - 同期モータ - Google Patents

同期モータ

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JPH0956093A
JPH0956093A JP7225902A JP22590295A JPH0956093A JP H0956093 A JPH0956093 A JP H0956093A JP 7225902 A JP7225902 A JP 7225902A JP 22590295 A JP22590295 A JP 22590295A JP H0956093 A JPH0956093 A JP H0956093A
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JP
Japan
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yoke
magnet
intermediate ring
synchronous motor
magnets
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Withdrawn
Application number
JP7225902A
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English (en)
Inventor
Hiyoshi Yamada
日吉 山田
Hiroyuki Hirano
弘之 平野
Shigenori Kinoshita
繁則 木下
Kenji Endo
研二 遠藤
Nobuyuki Tokiwa
信行 常盤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Fuji Electric Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Fuji Electric Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁石の脱落や磁石の破損の恐れがなく、かつ
確実に磁石とヨーク部が固定された、耐久性の高い同期
モータを提供する。 【解決手段】 ロータ6は、ステータ3内に回転可能に
配置される。一端にツバ状突起部62を備え、モータ軸
59を中心とする円筒状のヨーク部60の外周上には、
磁極が周方向に沿って互い違いに隣合うように着磁され
た2個の円筒状の磁石63aと63bが中間リング64
を挟んで同心状に配置される。中間リング64は長孔6
5を通るピン67により、回転方向に位置決めされる。
押力発生装置68の皿バネ70の押力を磁石63aの端
部へ加え、各磁石と中間リング64を、側板69とツバ
状突起部62の間に固定する。磁石の間に中間リング6
4を設けることにより、磁石とヨーク部60側の接触面
数が増加して、押力が小さくとも、十分な伝達トルクが
得られる。したがって、磁石に加わる圧縮応力が低減さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステータ内側に
円筒状磁石を用いたロータを設けた同期モータの構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の同期モータとしては、例えば図1
1に示すようなものがある。この同期モータは、ステー
タ3内にロータ8を、回転可能に配置している。ロータ
8は、モータ軸59とモータ軸59に一体形成された磁
性体で作られている円筒状のヨーク部90と、磁石92
を有し、軸受け4を介してケース1およびカバー2によ
り支持される。磁石92は、図12の着磁模式図に示す
ように、径方向に磁極を有し、その磁極が周方向に沿っ
て互い違いに隣合うように着磁された円筒状の永久磁石
であり、ヨーク部90の外周上に接着剤91を介して固
定される。ステータ3は、薄板状の電磁鋼板をモータ軸
方向に積層したステータコア31と、ステータコア31
の軸方向に設けられる複数のスロット内に導線を巻き付
けた電気コイル32から構成され、ケース1に固定され
る。例えば3相6極モータであれば、図13の電気コイ
ル結線図に示される様に、3本の電力供給線U、V,W
により、交流電力を供給する。電気コイル32に電力が
供給されると、ステータコア31に回転磁界が発生し、
ロータ8の磁石92との間で吸引および反発力が生じ、
ロータ8が回転する。回転検出器5で、ロータ8の回転
数、角速度、位相差等を検出し、モータ回転数や回転ト
ルクを制御する。
【0003】他の従来の同期モータとしては、例えば図
14に示すようなものがある。ロータ9は、モータ軸5
9とモータ軸59に一体形成された磁性体で作られた円
筒状のヨーク部93から構成されている。ヨーク部93
の一端には、ツバ状突起部94が一体形成されている。
ヨーク部93の他端側に配置された押力発生装置68は
側板69、皿バネ70、ナット71、廻り止め72から
構成され、磁石の端部へ軸方向の押力を加え、磁石92
をヨーク部93のツバ状突起部94に押し付ける。磁石
92とツバ状突起部94と側板69の間に発生する摩擦
力により、磁石92はヨーク部93に固定され、ロータ
9は一体で回転する。他の構成は図11に示す従来例と
同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の同期モータのうち、ヨーク部と磁石を接着剤
によって固定する構造では、接着作業の不備や接着剤充
填不良による接着力不足や、熱疲労や繰り返し疲労によ
る接着力の低下から、磁石がヨーク部から脱落したり、
ヨーク部と磁石の熱膨張差のため、磁石が破損すること
があった。また、磁石を軸方向に押し付けて摩擦力によ
り固定する構造では、摩擦面が磁石とヨーク部のツバ状
突起部間と磁石と側板間の2箇所しかないため、ロータ
に加わる力が大きい場合には、磁石を押し付ける力、即
ち皿バネの荷重も大きくする必要が有り、磁石に過大な
軸方向圧縮応力が発生し、磁石の破損を招くことがあっ
た。したがって本発明は、上記従来の問題点に鑑み、磁
石の脱落や磁石の破損の恐れがなく、かつ確実に磁石と
ヨーク部が固定された、耐久性の高い同期モータを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、円筒状のステータ内にロータを回転可能
に配置した同期モータにおいて、ロータは、モータ軸
と、モータ軸を中心とする円筒状で一端にツバ状突起部
を備えるヨーク部と、ヨーク部の外周上に配置され、径
方向に磁極を有し、磁極が周方向に沿って互い違いに隣
合うように着磁され、モータ軸方向に複数個に分割され
た円筒状の磁石と、ヨーク部の他端側に配置され、前記
磁石の端部へ、軸方向の押力を加える押力発生装置と、
ヨーク部外周面上の各磁石間に配置された中間リングと
中間リングの固定装置とを有するものとした。
【0006】
【作用】分割した磁石の間に、ヨーク部に固定された中
間リングを設け、軸方向から押力を加えることで、磁石
とヨーク部側との接触面数を多くすることができる。磁
石に働く力をモータ軸へ伝達する場合の伝達トルクをT
Rとすると、TRは磁石とヨーク部の接触部の半径を
r、接触部摩擦係数をb、軸方向押力をF、磁石とヨー
ク部の接触面数をnとすると、 TR=r×b×F×n と表せる。したがって、同一の伝達トルクを得る場合に
は、磁石とヨーク部の接触面数nが多くなれば、必要な
軸方向押力Fは反比例して小さくなる。軸方向押力Fが
小さくなれば、磁石に作用する軸方向圧縮応力も小さく
なる。したがって、過大な軸方向圧縮応力による磁石の
破損を防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施の形態を実施
例により説明する。図1、図2、図3および図4は本発
明の第1の実施例の構成を示す図である。図1は全体の
構成図である。図2は、ロータ部のみを取り出して示す
図である。図3は図2におけるB方向からの矢視図であ
り、図4は図2におけるA−A部断面図である。この同
期モータは、ステータ3内にロータ6を、回転可能に配
置している。ケース1、カバー2、ステータ3、軸受け
4及び回転検出器5の構成は図14に示す従来例と同様
である。ロータ6の円筒状のヨーク部60は、モータ軸
59と一体形成され、磁性体で作られている。ヨーク部
60の軸方向の略中央の位置には、リング状の島部61
が、一端には、ツバ状突起部62が一体形成されてい
る。ヨーク部60の外周上には、径方向に磁極を有し、
それらの磁極が周方向に沿って互い違いに隣合うように
着磁された円筒状の磁石63aと63bが同心状に配置
されている。
【0008】磁石63a及び磁石63bの内周面とヨー
ク部60の外周面との間には、最高使用温度時に接触に
よる破損を防止するための隙間t1を設けてある。隙間
t1は、ヨーク部60の半径をr1、使用最高温度をT
2、使用常温をT1、ヨーク部60の線熱膨張係数をa
2、磁石63a及び63bの線熱膨張係数をa1とする
と t1>r1×(T2−T1)×(a2−a1) に設定される。2個の磁石63aと63bの間には、各
磁石の端部に挟まれた中間リング64が設置されてい
る。中間リング64の内径は、島部61の外径と略同一
であり、また軸方向の幅は島部61の軸方向の幅よりも
広い。とくに図3に示されるように、中間リング64に
は周方向等間隔に4個の軸方向を長寸法とする長孔65
が設けられている。
【0009】また、図4に示される様に、ヨーク部60
の外周上の、中間リング64に設けられた長孔65に対
応する位置に、孔66が設けられている。長孔65を通
して孔66にはピン67が圧入され、ピン67は孔66
に固定されている。ピン67の頭部は中間リング64の
外周面より、突出しているが、ヨーク部60の外周面上
からの高さは、隙間t1に磁石の肉厚を加えた高さより
低い。中間リング64はピン67をガイドとして、軸方
向には長孔65の長寸法の範囲内で移動自由に、円周方
向には、揺るみがなく、ヨーク部60の外周上に設置さ
れる。中間リング64およびピン67は、セラミックや
チタン系材料等の非磁性材料から作られ、本実施例の運
転時に中間リング64およびピン67に渦電流が発生す
ることが防止される。なお、ステンレス材料等の弱磁性
材料を用いても同様の効果が得られる。
【0010】押力発生装置68は側板69、皿バネ7
0、ナット71、廻り止め72から構成される。側板6
9は磁石63aの端面に当接され、皿バネ70の発生す
る押力を磁石63aの端面に均一な面圧として伝える。
皿バネ70は側板69とナット71の間に取り付けら
れ、軸方向変位が与えられることにより、荷重を発生
し、ヨーク部60のツバ状突起部62と側板69の間に
挟まれた磁石63aと中間リング64と磁石63bに軸
方向押力を作用させる。ナット71はモータ軸59に設
けられたネジ73に噛み合い、軸心方向にねじ込まれ、
規定位置に取り付けられ、皿バネ70に変位を与える。
廻り止め72は内周の爪状部をモータ軸59に設けられ
ている溝に噛み合わせ、ナット71の緩みを防止してい
る。なお、ロータ6はモータ軸59とヨーク部60が一
体形成されたものを使用したが、ヨーク部60をロータ
軸59へ固定したものでもよい。
【0011】次に組み付け方法を説明する。図5は組み
付け作業を行う時の要領図である。ヨーク部60の外周
上に磁石63a、中間リング64および磁石63bを順
に配置した後、中間リング64の長孔65とヨーク部6
0の外周に設けられた孔66の位置を合わせて、ピン6
7を打ち込む。組み付けには、モータ軸59の精度良く
円筒に加工されている軸受けの取り付け部分と同心上に
設けられた円筒状の円筒内面74を有する組付治具75
を用いる。磁石63aおよび63bの外周面に組付治具
75をかぶせ、磁石63a及び63bの外周面を円筒内
面74と接する様に整列させる。これにより、磁石63
aおよび磁石63bの内周面とヨーク部61の外周面の
全域にわたって均一に隙間t1が確保される。この状態
で側板69、皿バネ70、廻り止め72およびナット7
1を順次取り付ける。皿バネ70の発生する荷重特性図
を図6に示す。皿バネ70の変位δが変位δの増減に対
して荷重Pの増減が少ない領域である座屈域となるよう
に、取り付け高さt2を設定する。したがって、熱膨張
等で皿バネ70の変位が変化しても荷重の変化、すなわ
ち磁石63a、中間リング64及び磁石63bに作用す
る応力の変化を緩やかにできる。ナット71が規定位置
に取り付けられた後で、廻り止め72の外周部をカシメ
て、ナット71を固定する。
【0012】本実施例は以上のように構成され、磁石6
3a及び63bとヨーク部60側の接触面数を多くする
ことができるので、磁石63a及び63bとモータ軸5
9間の必要な伝達トルクを確保しながら、磁石63a及
び63bに作用する軸方向圧縮応力を小さくすることが
出来る。したがって、過大な軸方向圧縮応力による磁石
63a及び63bの破損を防止できる。また、組付治具
75を使用して磁石63aおよび63bの外周面をモー
タ軸59と同心に、かつ直線状に整列させているため、
磁石63aおよび63bの外周面とステータ3間の隙間
が不足して、磁石63aおよび63bとステータ3の接
触がおこり、磁石63aおよび63bが破損したり、回
転軸がずれたりすることがない。さらに、磁石63aお
よび63bの内周面とヨーク部60の間に隙間t1を確
保しているため、高温使用時にヨーク部60の熱膨張に
より磁石63aおよび63bが破壊されることが無い。
したがって、磁石の脱落や磁石の破損の恐れがなく、か
つ確実に磁石とヨーク部が固定された、耐久性の高い同
期モータを提供できる。磁石に加わる軸方向圧縮応力に
余裕があれば、伝達トルクを向上することができ、同期
モータの信頼性を損なうことなく、モータ出力の増大が
可能である。また、従来例と異なる使用部品は少ないの
で、モジュール設計を行うことが出来る。
【0013】次に、中間リングの支持構造を変えた、第
2の実施例について説明する。図7、図8および図9は
本発明の第2の実施例の構成を示す図である。図7は、
ロータ部のみを取り出して示す図である。図8は図7に
おけるB’方向からの矢視図であり、図9は図7におけ
るA’−A’部断面図である。ロータ7において、円筒
状のヨーク部77はモータ軸59と一体形成され、磁性
体で作られている。ヨーク部77の軸方向の略中央の位
置にはリング状の島部78が、一端にはツバ状突起部7
9が一体形成されている。2個の磁石63aと63bの
間には、各磁石の端部に挟まれた中間リング80が設置
されている。中間リング80の内径は、島部78の外径
と略同一寸法を有する。とくに図8に示されるように、
中間リング80には周方向等間隔に4個のネジ孔81が
設けられている。また、図9に示されるように、ネジ孔
81には先端にテーパ部を有する止めビス82がねじ込
まれ、この止めビス82により、中間リング80とヨー
ク部77は固定される。他の構成は図1に示す第1の実
施例と同様である。
【0014】次に組み付け方法を説明する。図10は組
み付け作業を行う時の要領図である。ヨーク部77の外
周上に磁石63a、中間リング80および磁石63bを
順に配置した後、組付治具75を磁石63aおよび63
bの外周面にかぶせ、磁石63a及び63bの外周面を
組付治具75の円筒内面74と接する様に整列させ、磁
石63a及び磁石63bの内周面とヨーク部60の外周
面との間に隙間t1を確保する。この状態で側板69、
皿バネ70、廻り止め72およびナット71を順次取り
付ける。ナット71をねじ込み、皿バネ70の変位が座
屈域内に入る様に取り付け高さt2を設定する。ナット
71が規定位置に取り付けられた後廻り止め72の外周
部をカシメてナット71を固定する。組付治具75を取
りはずし、中間リング80のネジ孔81に、止めビス8
2を、先端のテーパ部がヨーク部77の外周面に食い込
む様にねじ込む。このとき、中間リング80の内径と島
部78の外径は略同一なので、止めビス82をねじ込ん
でも、中間リング80の径方向の位置がずれることはな
い。止めビス82のネジ部に接着剤が塗布され、ネジ孔
81に固定される。
【0015】これにより、第1の実施例と同様の効果が
得られ、さらにヨーク部77の外周面の孔あけ加工が不
要になり、かつ、中間リング80の周方向の位置合わせ
が不要になるので、製造コストが低減できる。また、中
間リング80とヨーク部77の回転方向の緩みがなく、
結合強度が向上するので、さらにモータ出力を増大させ
ることができる。
【0016】この実施例は以上のように構成されている
ので、磁石の脱落や磁石の破損の恐れがなく、かつ確実
に磁石とヨーク部が固定された、さらに耐久性の高い同
期モータを提供できる。また、第1の実施例および第2
の実施例においては、押力発生装置として皿バネを使用
した装置をもちいたが、これに限るものではなく、磁石
と中間リングに押力を加え、磁石をヨーク部へ固定する
装置であればよい。
【0017】
【発明の効果】以上の通り、本発明は、円筒状のステー
タ内にロータを回転可能に配置した同期モータにおい
て、ロータは、モータ軸と、モータ軸を中心とする円筒
状で一端にツバ状突起部を備えるヨーク部と、ヨーク部
の外周上に配置され、径方向に磁極を有し、それらの磁
極が周方向に沿って互い違いに隣合うように着磁され、
モータ軸方向に複数個に分割された円筒状の磁石と、ヨ
ーク部の他端側に配置され、磁石の端部へ、軸方向の押
力を加える押力発生装置と、前記ヨーク外周面上の各磁
石間に配置された中間リングと中間リングの固定装置と
を有するものとしたので、磁石とヨーク部側の接触面数
を多くすることができ、磁石とモータ軸間の必要な伝達
トルクを確保しながら、磁石に作用する軸方向圧縮応力
を小さくすることが出来る。したがって、磁石の脱落や
磁石の破損の恐れがなく、かつ確実に磁石とヨーク部が
固定された、耐久性の良い同期モータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】第1の実施例のロータ部を示す図である。
【図3】第1の実施例の部分矢視図である。
【図4】第1の実施例の断面図である。
【図5】皿バネの荷重特性模式図である。
【図6】第1の実施例の組立要領図である。
【図7】第2の実施例のロータ部を示す図である。
【図8】第2の実施例の部分矢視図である。
【図9】第2の実施例の断面図である。
【図10】第2の実施例の組立要領図である。
【図11】従来例を示す図である。
【図12】電気コイル結線図である。
【図13】ロータ着磁模式図である。
【図14】他の従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 カバー 3 ステータ 4 軸受け 5 回転検出器 6、7、8、9 ロータ 31 ステータコア 32 電気コイル 59 モータ軸 60、77、90、93 ヨーク部 61 78 島部 62、79、94 ツバ状突起部 63a、63b、92 磁石 64、80 中間リング 65 長孔 66 孔 67 ピン 68 押力発生装置 69 側板 70 皿バネ 71 ナット 72 廻り止め 73 ネジ 74 円筒内面 75 組付治具 81 ネジ孔 82 止めビス 91 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 弘之 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 木下 繁則 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 遠藤 研二 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 常盤 信行 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のステータ内にロータを回転可能
    に配置した同期モータにおいて、前記ロータは、モータ
    軸と、該モータ軸を中心とする円筒状で一端にツバ状突
    起部を備えるヨーク部と、該ヨーク部の外周上に配置さ
    れ、径方向に磁極を有し、該磁極が周方向に沿って互い
    違いに隣合うように着磁され、モータ軸方向に複数個に
    分割された円筒状の磁石と、前記ヨーク部の他端側に配
    置され、前記磁石の端部へ、軸方向の押力を加える押力
    発生装置と、前記ヨーク部外周面上の各磁石間に配置さ
    れた中間リングと該中間リングの固定装置とを有するこ
    とを特徴とする同期モータ。
  2. 【請求項2】 前記押力発生装置は、ヨーク部の端部に
    設けられた側板と、該側板と前記モータ軸間で荷重を発
    生するように取り付けられた皿バネと、前記モータ軸に
    取り付けられ前記皿バネに変位を与えるナットから構成
    され、前記皿バネの変位量は、皿バネに加わる変位に対
    して発生する荷重の増減が少ない座屈域となる様に設定
    されていることを特徴とする請求項1記載の同期モー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記磁石は前記ヨーク部の外周面と隙間
    をおいて配置され、該隙間は、同期モータの使用温度範
    囲内では、前記磁石と前記ヨーク部の熱膨張差により、
    前記磁石と前記ヨーク部とが接触することがない寸法を
    有することを特徴とする請求項1または2記載の同期モ
    ータ。
  4. 【請求項4】 前記固定装置は、前記中間リングに軸方
    向に長寸法を有する長孔を設け、長孔の短寸法に相当す
    る径を有しヨーク部外周面から突出させて固定したピン
    を前記長孔に通して構成し、前記中間リングを回転方向
    には緩みなく、軸方向には前記長孔の長寸法の範囲で移
    動自由としたことを特徴とする請求項1、2または3記
    載の同期モータ。
  5. 【請求項5】 前記固定装置は、前記中間リングにネジ
    孔を設け、止めビスを前記ネジ孔にねじ込んで構成し、
    前記止めビスの先端をヨーク部に食い込ませて、前記中
    間リングを前記ヨーク部に固定することを特徴とする請
    求項1、2または3記載の同期モータ。
  6. 【請求項6】 前記中間リング及び前記ピンは非磁性材
    料または弱磁性材料から作られることを特徴とする請求
    項4記載の同期モータ。
  7. 【請求項7】 前記中間リング及び前記止めビスは非磁
    性材料または弱磁性材料から作られることを特徴とする
    請求項5記載の同期モータ。
  8. 【請求項8】 モータ軸と、該モータ軸を中心とする円
    筒状で一端にツバ状突起部を備えるヨーク部と、該ヨー
    ク部の外周上に配置され、径方向に磁極を有し、該磁極
    が周方向に沿って互い違いに隣合うように着磁され、モ
    ータ軸方向に複数個に分割された円筒状の磁石と、前記
    ヨーク部の他端側に配置され、前記磁石の端部へ、軸方
    向の押力を加える押力発生装置と、前記ヨーク部外周面
    上の各磁石間に配置された中間リングと該中間リングの
    固定装置とからなる同期モータのロータの組み付け方法
    であって、前記モータ軸と同心加工された、磁石内径と
    同径の内周面を有する組付治具を用いて、前記組付治具
    の内周面に前記磁石の外周面を整列させた後に、前記押
    力発生装置により、押力を磁石の端部へ加えることを特
    徴とする同期モータのロータの組み付け方法。
  9. 【請求項9】 モータ軸と、該モータ軸を中心とする円
    筒状で一端にツバ状突起部を備えるヨーク部と、該ヨー
    ク部の外周上に配置され、径方向に磁極を有し、該磁極
    が周方向に沿って互い違いに隣合うように着磁され、モ
    ータ軸方向に複数個に分割された円筒状の磁石と、前記
    ヨーク部の他端側に配置され、前記磁石の端部へ、軸方
    向の押力を加える押力発生装置と、前記ヨーク部外周面
    上の各磁石間に配置された中間リングと、前記中間リン
    グに設けたネジ孔に止めビスをねじ込んで前記中間リン
    グをヨーク部へ固定する固定装置とからなる同期モータ
    のロータの組み付け方法であって、前記磁石の端部へ軸
    方向の押力を加えた後に、前記止めビスをねじ込み、前
    記中間リングを前記ヨーク部に固定することを特徴とす
    る同期モータのロータの組み付け方法。
JP7225902A 1995-08-10 1995-08-10 同期モータ Withdrawn JPH0956093A (ja)

Priority Applications (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012217291A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 Fuji Electric Co Ltd 埋込磁石形回転電機及びそのロータの製造方法

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