JPH0955924A - Catvの動作制御方法および加入者端末装置 - Google Patents

Catvの動作制御方法および加入者端末装置

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JPH0955924A
JPH0955924A JP7226018A JP22601895A JPH0955924A JP H0955924 A JPH0955924 A JP H0955924A JP 7226018 A JP7226018 A JP 7226018A JP 22601895 A JP22601895 A JP 22601895A JP H0955924 A JPH0955924 A JP H0955924A
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JP
Japan
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data
screen
center
subscriber terminal
control
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Application number
JP7226018A
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English (en)
Inventor
Hiromi Tanaka
大幹 田中
Yasuhiro Sato
康浩 佐藤
Yoshihiro Yamada
善弘 山田
Jun Hirai
遵 平井
Shinji Nagino
新二 泙野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 端末における動作をセンターから変更或は指
示することができるようにする。 【構成】 番組或はチャンネルなどの制御対象毎に属性
を定める一方で、この属性に対応する端末2での動作を
予め決めておく。センター1は制御対象に関する属性を
端末2にダウンロードする。そうして、端末2ではセン
ター1が各制御対象に定めた属性に対応した制御を行な
う。この制御を行うため、端末2には属性及び関連する
制御データを記憶する制御データ記憶部55と表示する
画面データを記憶しておく画面データ記憶部52とを備
える。センタ1ーからダウンロードされるデータをこれ
らの記憶部52,55に随時記憶し、データ制御部51
では要求動作に応じて前記記憶部のデータを参照し、端
末動作制御を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCATVの動作制御方法
および加入者端末装置に係り、特に、CATV事業者の
センターにおいてサービス内容の変更を頻繁に行なう場
合のCATVの動作制御方法および加入者端末装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】CATVシステムにおける番組選択のた
めの操作画面の表示について説明する。図5は、CAT
V加入者端末装置の画面表示制御部の構成を示すブロッ
ク図である。同図において、画面表示制御部10の画面
データ記憶部(ROM)102にはCATVの操作画面
表示のための画面データが記憶され、制御データ記憶部
105には前記画面データに基づいて画面の表示を行う
ための制御手順すなわちプログラムやプログラム実行の
ための制御データが記憶されている。データ制御部10
1は制御データ記憶部105と画面データ記憶部102
とからデータを読み出して文字・図形表示部103に出
力し、該文字・図形表示部103は、前記データに基づ
いて文字・図形データ記憶部104からフォントデータ
を読み出す。フォントデータはチューナー3から供給さ
れた映像信号に重ね合わされて出力される。前記プログ
ラムによる操作画面表示は、例えば次のような手順で行
われる。
【0003】図3は画面制御手順を示す図である。同図
(a)には番組選択のためのメインメニューが表示され
ている。このメインメニューは前記画面データ記憶部5
2に記憶された画面データを文字・図形表示部53(図
1参照)を用いて再生表示したものである。このメニュ
ー画面上で第2チャンネルを選べば、画面表示は図3
(b)に示した画面に変わる。この画面は複数の番組内
容を分割画面で一度に表示するための「紹介チャンネ
ル」である。紹介チャンネルで表示されている番組は当
該端末装置(以下、「端末」という)を含むシステムの
各端末を制御するためのコンピュータつまりセンターか
ら供給されるものである。
【0004】続いて、表示されている紹介チャンネル画
面の「4」を選べば、該番号「4」に対応する番組の内
容つまり本編が、図3(c)に示した画面に一定時間表
示される。ここで確認のための操作をすれば、図3
(d)に示すように該番号「4」の番組が配信される。
以上の選択や確認等はテレビ受像機の操作パネルやリモ
コン装置からの入力操作によって行われる。なお、図3
(c)の画面における「この番組は…押して下さい。」
等のスーパーインポーズも前記画面データ記憶部52に
記憶された画面データを文字・図形表示部53を用いて
再生表示したものである。上述の画面制御手順や、最終
的に配信される番組の内容とメニューとの対応、および
番組と提供チャンネルとの対応は制御データ記憶部55
に記憶されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の操作画面制
御方法では、例えば、前記センターでのサービス内容等
の変更を想定した場合、次のような問題点があった。す
なわち、単一のシステム内では全ての放送チャンネルと
放送内容との対応関係は一定でなければならない。した
がって、センターでサービス内容を変更する場合には、
全ての画面データや画面制御データを作り直し、改めて
端末毎に画面データ記憶部52および制御データ記憶部
55に記憶する必要があり、この作業は全て画面データ
記憶部52および制御データ記憶部55の物理的な交換
によって行わねばならない。例えば、図3を参照して説
明した前記画面制御手順において、図1(a)のメニュ
ー画面上に表示されている映画のタイトルを変更する場
合、前記メニュー画面を構成する画面データの一部を変
更し、この変更後の新しい画面データを記憶手段つまり
メモリに記憶する。そして、画面データ記憶部52を前
記新しいメモリに交換する作業が必要となる。
【0006】また、前記メニュー画面の表示時間をT1
からT2へ変更する場合も、該メニュー画面の表示時間
を設定したタイマ値をT1からT2へ変更した新しい画
面制御データが記憶されたメモリを準備し、制御データ
記憶部55を前記タイマ値T2に変えたメモリに取り替
える作業が必要となる。従って短期間毎に変更される番
組などの案内をその都度画面表示すること及びその制御
方法を変更することは前記メモリ交換の手間を考えた場
合、実質不可能であった。
【0007】前記メモリ交換の手間を省くための手段と
して、端末に設けられているプログラム保持のためのメ
モリに対してセンターから新規なプログラムをダウンロ
ードするようにしたシステムが提案されている(特開平
5−145920号公報)。この方式ではシステムの設
定を変更する場合ラインコントローラの制御プログラム
を変更する必要があり、加えて、このようにプログラム
のような大量のデータを多数の端末にダウンロードする
場合には、転送時間が長くなるとか、転送エラーが発生
しやすいとかの問題が生じる。プログラムをダウンロー
ドする必要があるような大幅なサービス内容の変更、つ
まりいわゆるバージョンアップにおいては、プログラム
の変更のみでは不十分であり、実際にはハードウェアの
変更を伴うことが多いので、あえてメモリ交換だけの手
間を省く利点は少ない。
【0008】また、全チャンネルの各番組についてのジ
ャンルコードをセンターから端末に一斉同報送信するよ
うにしたCATVシステムが提案されている(特開平6
−315149号公報)。このCATVシステムはジャ
ンルコード入力によるチャンネル選局を行なうことを目
的としたものであり、その命令入力の形態(ジャンルコ
ード入力)より他の機能への応用が不可能であるという
問題点もある。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、その目的は加入者端末における表示画
面内容及び制御内容の変更を容易にし、端末における画
面表示およびシステムの仕様変更をシステムオぺレータ
が迅速かつ自由に行えるようにするためのCATVの動
作制御方法および加入者端末を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、センターから
加入者端末へ制御対象毎の属性をダウンロードするとと
もに、前記加入者端末では、前記属性に対応する該加入
者端末での動作を予め決めておき、前記加入者端末にお
いて制御対象を操作する場合に、前記ダウンロードをさ
れた各制御対象毎の属性に対応した制御を行なう点に第
1の特徴がある。
【0011】また、本発明は、加入者端末が、少なくと
も文字及び図形表示手段ならびに画面データ記憶手段を
有し、前記センターからダウンロードされる画面データ
を前記画面データ記憶手段に記憶し、その後、予定の表
示手順に合わせて前記画面データ記憶手段から前記画面
データを読み出し、前記読み出された画面データに基づ
いて前記文字及び図形表示手段で生成した画面を再生表
示する点に第2の特徴がある。
【0012】また、本発明は、センターで決定された対
応関係で制御対象毎に対応させた属性が前記センターか
らダウンロードされたときに、該属性を記憶するための
制御データ記憶手段と、前記属性に基づき、該属性に対
応する前記制御対象毎の予定の動作を実行するデータ制
御手段とを具備した点に第3の特徴がある。
【0013】また、本発明は、前記センターからダウン
ロードされる画面データを記憶する画面データ記憶手段
と、画面の表示手順を記憶した制御データ記憶手段と、
前記表示手順に従い、前記画面データ記憶手段から読み
出した画面データに基づいて再生表示画面を生成する文
字及び図形表示手段とを具備した点に第4の特徴があ
る。
【0014】また、本発明は、センターからダウンロー
ドされる画面データおよび属性データを記憶し、その
後、前記属性データに対応する予定の動作指示に合わせ
て前記画面データ記憶手段から前記画面データを読み出
し、前記読み出された画面データに基づいて前記文字及
び図形表示手段で生成した画面を再生表示する点に第5
の特徴がある。
【0015】また、本発明は、センターからダウンロー
ドされる画面データを記憶する画面データ記憶手段と、
前記センターからダウンロードされる属性データを記憶
する制御データ記憶手段と、前記属性データに対応する
予定の動作指示に従い、前記画面データ記憶手段から読
み出した画面データに基づいて再生表示画面を生成する
文字及び図形表示手段とを具備した点に第6の特徴があ
る。
【0016】また、本発明は、センターからダウンロー
ドされる画面データを記憶する画面データ記憶手段と、
センターから送信されるパケットに含まれるリモコンコ
マンドおよび前記ダウンロードされた画面データの記憶
領域を示す情報を記憶する制御データ記憶手段と、リモ
コン装置で入力されるリモコンコマンドを認識し、該リ
モコンコマンドが前記制御データ記憶手段に記憶された
リモコンコマンドであった場合に、該リモコンコマンド
とともに記憶された前記画面データの記憶領域を示す情
報に基づいて該画面データを読み出すデータ読み出し手
段と、前記読み出された画面データに基づいて再生表示
画面を生成する文字及び図形表示手段とを具備した点に
第7の特徴がある。
【0017】また、本発明は、センターからダウンロー
ドされるメーカ別リモコンデータを記憶するリモコンデ
ータ記憶手段と、前記センターから送信されるパケット
に含まれているメーカ指定情報を認識するメーカ指定情
報認識手段と、前記メーカ指定情報が認識された場合、
前記リモコンデータ記憶手段から該メーカ指定情報に対
応するリモコンデータを動作指示の参照リモコンデータ
として選択するリモコンデータ切替手段とを具備した点
に第8の特徴がある。
【0018】
【作用】上記の特徴により、センターで設定した属性や
画面データが端末にダウンロードされ、端末では該属性
や画面データに基づいて画面表示を行うことができるの
で、端末での表示動作や表示画面の内容をセンターの都
合で容易に変更することができる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図2は本発明に係るCATVの端末を含
む双方向CATVシステムの全体ブロック図である。同
図において、センター1と加入者端末2とはケーブル8
で接続されている。ケーブル8は例えば光ケーブルを使
用できる。なお、センター1は複数の加入者端末に接続
されるが、ここではひとつだけの端末を図示している。
センター1は、例えば、ホテルのコンピュータ室に設け
られる端末制御用のコンピュータである。該センター1
は再送信番組や自主放送を多重変換して配信するヘッド
エンド13と加入者端末と制御データの送受信を行なう
システム制御部12およびシステム全体の管理を行なう
システム管理部11で構成される。
【0020】一方、端末2は、チューナー3、FSK変
復調器4、画面表示制御部5、端末制御装置6、および
端末データ蓄積部7から構成される。チューナー3で
は、センター1から配信される映像信号の選局を行い、
FSK変復調器4では制御信号の変復調を行なう。端末
制御装置6では、聴視者が操作するリモコンのコマンド
受信やセンター1への上り信号出力、ならびにチャンネ
ル選択などの端末全体の制御を行なう。端末データ蓄積
部7では端末の設定内容等を保存し、画面表示制御部5
ではメニュー画面等の画面の生成・制御を行なう。
【0021】画面表示制御部5のハード構成は図1のブ
ロック図に示す。図1において、画面データ記憶部5
2、制御データ記憶部55はいずれもRAMで構成さ
れ、データ制御部51からのデータ読み出し、書き込み
が可能に構成されている。前記データ制御部51はマイ
クロコンピュータで構成され、文字・図形表示部53は
OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)、文字・図
形データ記憶部54は漢字フォントROMで構成され
る。前記データ制御部51と端末制御装置6(図2)は
1つのマイクロコンピュータで構成してもよいし、それ
ぞれが別個のマイクロコンピュータであってもよい。ま
た、本発明の説明を簡単にするため本発明と関連の無い
信号の伝送方法や伝送路における中継器、増幅器、分配
器等の記述および加入者端末におけるリモコン受光部、
チャンネル選局部、LED表示部等の記述は省略したこ
とを明記しておく。
【0022】上記構成の端末2では、センター1から供
給される制御信号はFSK変復調器4で復調されてデー
タ制御部51および端末制御装置6に入力される。デー
タ制御部51は、前記制御データ記憶部55のプログラ
ムに従い、かつ必要に応じて前記センター1から供給さ
れる制御信号に従い、画面データ記憶部52の画像デー
タを文字・図形表示部53に出力する。文字・図形表示
部53は前記データ制御部51から供給された画面デー
タに基づいて文字・図形データ記憶部54からフォント
データを読み出す。文字・図形表示部53では、センタ
ー1から供給された映像信号に前記フォントデータが上
書きされ、該映像信号はモニタ9に出力される。
【0023】次に、上記ハード構成を有するセンター1
と端末2に本発明を適用した例を説明する。まず、各チ
ャンネル毎の属性の設定をセンター1からの指示で変更
する例を説明する。ここでは、本発明を適用するシステ
ムで使用する属性が通常放送、有料放送、紹介チャンネ
ルの3種類である場合を想定する。センター1から供給
する番組の属性が放送チャンネル毎に統一されている場
合は端末に対してはチャンネル毎の属性を設定すればよ
い。
【0024】例えば、図3のメニュー画面のように第1
チャンネルを有料番組、第2チャンネルを紹介チャンネ
ル(番組選択)、第3チャンネルを通常放送、第4およ
び第5チャンネルを有料放送というように設定する場
合、各チャンネル毎の属性つまり放送の種類をセンター
1から送信する。これはセンター1からチャンネル属性
設定パケットを端末2に対して送信することで実現でき
る。図4(a)はチャンネル属性設定パケットのフォー
マットの一例である。同図において、コマンドには該パ
ケットがチャンネル属性設定パケットであることを示す
データが記述され、アドレスには端末2の制御データ記
憶部105のアドレスが記述され、チャンネル属性情報
部には各チャンネルに毎に対応させた属性が記述されて
いる。なお、CRCは誤り検出用のチェックビットであ
る。
【0025】センター1から送信された前記チャンネル
属性設定パケットはFSK変復調器4で復調された後、
データ制御部51でチャンネルおよびその属性が識別さ
れ、各チャンネル毎の属性が制御データ記憶部55に記
憶される。端末2では属性による制御内容が予め決定さ
れており、いつでも属性を認識するだけで対応する制御
が可能となっている。
【0026】続いて、各チャンネル毎の画面データの設
定について説明する。各チャンネルに対応する画面デー
タ、例えば、図3(a)のメインメニューの画面データ
等は、センター1で作成され、下り制御信号としてパケ
ットを使用して端末2に送信される。図4(b)は画面
データ送信パケットのフォーマットの例である。該画面
データ送信パケットにはチャンネル番号と該チャンネル
番号に対応する画面を構成する画面構成データが記述さ
れている。端末2ではFSK変復調器4でこのパケット
を復調した後、データ制御部51において該パケットの
コマンドが解析される。コマンドからパケットの内容が
画面データであることが認識されると、該パケットのデ
ータ部に含まれる画面番号と画面構成データとが対応付
けられて画面データ記憶部52内の所定の位置に記憶さ
せる。
【0027】こうして画面データ記憶部52に記憶され
た画面データは、前記チャンネル番号が選択されたとき
にデータ制御部51に読み出されて文字・図形表示部5
3に入力され、表示画面が生成される。
【0028】続いて、各画面の表示時間の設定について
説明する。例えば、有料チャンネルつまり第3チャンネ
ルが選局された場合、端末2では該チャンネルに対応す
る属性による制御に従い、図3に示した表示手順とは異
なり、紹介チャネルの画面は表示せず、直ちに図3
(c)に示したような画面を表示しなければならない。
そして、この画面が表示されている間に、リモコン装置
等の確認ボタンが押されれば有料契約完了とするという
制御を行なわれる。また、対応する属性が紹介チャンネ
ルである第2チャンネルが選局された場合には端末は図
3(b)に示した紹介チャンネルを表示し、その画面に
おいて本編が選択されるのを待つ。そうして、本編が選
択された場合には本編を選局し、その画面上に有料番組
表示をスーパーインポーズで表示する。ここで確認ボタ
ンが押された場合にはそのチャンネルは契約状態とな
る。
【0029】選択チャンネルに対応した上記制御の内容
は各チャンネルに対応する属性によって決定されている
が、その制御内容において、各画面の表示時間は任意に
変更できるようにしたいという要望がある。すなわち、
有料番組については前記契約が行われるまでの無料視聴
時間(トレーラタイム)を限定しなければならない。本
実施例ではこの時間設定をトレーラタイム設定パケット
を用いて行なう。紹介チャンネルにおいても同様の時間
設定が必要であり、この設定にも上記トレーラタイム設
定パケットを用いる。図4(c)はトレーラタイム設定
パケットのフォーマットの例である。同図において、ト
レーラタイムを決定するための設定時間T1,T2,T
3,T4がパケットのデータ部に記述されている。例え
ば、無料視聴時間のみを利用して紹介チャンネルの不正
な視聴が継続して行われるのを防止するため、前記設定
時間T1〜T4は、次のようにして利用することができ
る。
【0030】最初に紹介チャンネルを選局した場合の該
紹介チャンネルの無料視聴時間をT1秒とし、T1秒が
経過した後はメニュー画面に戻り、再びT2秒以内に紹
介チャンネルを選局した場合は無料視聴時間をT3秒と
する一方で、前記T1秒経過後メニュー画面に戻り、さ
らにT2秒以上経過して紹介チャンネルを選局した場合
はT4秒間紹介チャンネルを表示する。ここで、各設定
時間T1、T3、T4の大小関係は、T1>T4>T3
とする。この時間設定はそのまま有料チャンネルや紹介
チャンネルの本編にも適用可能である。以上のような時
間設定が可能な理由は予め端末2において、該当する属
性に関し、送信されるパケットに対する制御内容が固定
されているからである。
【0031】また、文字・図形表示部53つまりOSD
による強制的な画面表示を行わせるためのコマンドを用
意することによって種々の機能を実現できる。例えばセ
ンター1から番組案内を記入した画面データを前記画面
データ送信パケットを用いて端末2の画面データ記憶部
52の第4チャンネルの画面データ記憶領域にダウンロ
ードしておき、この番組案内を、リモコン装置からの呼
び出しによって表示させる。このための情報を画面表示
指令パケットに記述してセンター1から端末2に送信す
るようにする。端末2はこのOSD表示指令パケットを
受信し、制御データ記憶部55に記憶する。
【0032】図4(d)はOSD表示指令パケットのフ
ォーマットの例である。同図において、例えば、リモコ
ンコマンドに「55」、チャンネル番号に「4」を設定
して送信することにより、第55チャンネルが選局され
た場合、前記第4チャンネルの記憶領域から番組案内が
読み出され、映画放送に代えて番組案内を表示すること
ができる。なお、上記画面データや制御データをダウン
ロードする場合に、パケットのアドレス部を特定の端末
に固有のものにしておけば、該端末のみに特別な内容の
画面データを設定してその制御を行なうことが可能とな
る。
【0033】次に、CATV事業者が現在使用している
よりも機能の豊富な端末を新規に採用した場合の、本発
明の適用例を説明する。例えば、従来、アナログCAT
Vの端末を採用していて、さらに異なるメーカの加入者
端末(例えばデジタルCATV)を新規に採用した場
合、加入者宅では従来のアナログCATV用端末に加
え、新規のデジタルCATV用端末が併設されることに
なり、必要に応じてスイッチ等を操作し、機能別に使い
分けて使用する。ところが、メーカが異なった場合、チ
ャネル操作等のためのリモコン装置の命令信号は互いに
異なることが多い。そのために、双方の機能を切り替え
て使用することが困難となる。
【0034】この例では、上記の問題を解決するため、
加入者端末の制御データ記憶部55内に、使用が予想さ
れるメーカのリモコンコードをあらかじめダウンロード
しておく。そして、その後、センター1から端末2に対
してメーカー指定パケットを送信する。図4(e)はメ
ーカー指定パケットの例である。このパケットでは新規
に採用した端末のメーカーを指定する指定データをデー
タ部に記述してある。端末2内のデータ制御部51はメ
ーカー指定パケットのコマンド及びメーカー指定データ
を解析し、これに従って、前記制御データ記憶部55に
ダウンロードした参照リモコンコードの切替えを行なう
切替え機能を有する。これによってセンター1から端末
2で使用するリモコンコードの切替えが可能となる。な
お、データのダウンロードの方式や回数及びデータパケ
ットのフォーマットはどのような方式を採用してもよ
く、それによってこのシステムは影響を受けることはな
い。
【0035】以上の説明から明らかなように、本発明で
は、画面表示制御部5のデータ制御手段51は、センタ
ー1から供給されるパケットの内容を識別して、該パケ
ットに含まれる画面データや制御データを画面データ記
憶部52や制御データ記憶部55に記憶させる機能を有
する。さらに、画面表示制御部5は、聴視者が操作する
リモコンのコマンドに従って端末制御装置6から入力さ
れるチャンネル選択情報に基づいて画面データ記憶部5
2や制御データ記憶部55に記憶させた画面データや制
御データを文字・図形表示部53に読み出すための機能
を有する。
【0036】なお、本発明は、以上説明したようなホテ
ルでの使用例に限らず、地方自治体等による地域向けC
ATVシステムにも適用できるのはもちろんである。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば端末
に接続される表示画面に出力する画面や表示手順等をプ
ログラムを変更することなくセンターから送信される内
容に変更することが可能である。例えば、使用するチャ
ンネルや画面の表示時間を変更するためのシステムオぺ
レータによる仕様変更が容易なシステム構成を提供する
ことができる。また、センターからの特定の個人や団体
に対する特別な情報の提供により、これらの個人や団体
における端末の動作の仕様変更なども容易に実現でき
る。
【0038】さらに、本発明では、上記内容変更をする
ために、センターからは属性を示す少量のデータを送信
するだけでよいので、前記属性送信のための時間が短時
間でよいほか、転送のエラー発生率を低くすることがで
きる。その結果、加入者が広範囲に亘るような、地方自
治体等による地域向けCATVシステムに本発明を適用
するときに、特に大きい効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画面表示制御部の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 CATVシステムの全体構成を示すブロック
図である。
【図3】 本発明を用いた端末の紹介チャンネルを含む
画面表示の例を示す図である。
【図4】 本発明における通信パケットの構成の一例を
示す図である。
【図5】 従来の画面表示制御部の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1…センター、 2…加入者端末、 3…チューナー、
5…画面表示制御部、6…端末制御装置、 7…端末
データ蓄積部、 8…光ケーブル、 9…モニタ、 1
1…システム管理部、 12…システム制御部、 13
…ヘッドエンド、 51…データ制御部、 52…画面
データ記憶装置、 53…文字・図形表示部、 54…
文字・図形記憶部、 55…制御データ記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 遵 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所情報映像事業部内 (72)発明者 泙野 新二 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所情報映像事業部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センターと複数の加入者端末装置とがデ
    ータ伝送路で接続されたCATVの動作制御方法におい
    て、 前記データ伝送路を通じて前記センターから前記加入者
    端末装置へ制御対象毎の属性をダウンロードするととも
    に、 前記加入者端末装置では、前記属性に対応する該加入者
    端末装置での動作を予め決めておき、 前記加入者端末装置において制御対象を操作する場合
    に、前記ダウンロードをされた各制御対象毎の属性に対
    応した制御を行なうことを特徴とするCATVの動作制
    御方法。
  2. 【請求項2】 センターと複数の加入者端末装置とがデ
    ータ伝送路で接続されたCATVの動作制御方法におい
    て、 前記加入者端末装置が、少なくとも文字及び図形表示手
    段ならびに画面データ記憶手段を有し、 前記データ伝送路を通じて前記センターからダウンロー
    ドされる画面データを前記画面データ記憶手段に記憶
    し、 その後、予定の表示手順に合わせて前記画面データ記憶
    手段から前記画面データを読み出し、 前記読み出された画面データに基づいて前記文字及び図
    形表示手段で生成した画面を再生表示することを特徴と
    するCATVの動作制御方法。
  3. 【請求項3】 データ伝送路でセンターと接続されたC
    ATVの加入者端末装置において、 前記センターで決定された対応関係で制御対象毎に対応
    させた属性が前記データ伝送路を通じて前記センターか
    らダウンロードされたときに、該属性を記憶するための
    制御データ記憶手段と、 前記属性に基づき、該属性に対応する前記制御対象毎の
    予定の動作を実行するデータ制御手段とを具備したこと
    を特徴とするCATVの加入者端末装置。
  4. 【請求項4】 データ伝送路でセンターと接続されたC
    ATVの加入者端末装置において、 前記データ伝送路を通じて前記センターからダウンロー
    ドされる画面データを記憶する画面データ記憶手段と、 画面の表示手順を記憶した制御データ記憶手段と、 前記表示手順に従い、前記画面データ記憶手段から読み
    出した画面データに基づいて再生表示画面を生成する文
    字及び図形表示手段とを具備したことを特徴とするCA
    TVの加入者端末装置。
  5. 【請求項5】 センターと複数の加入者端末装置とがデ
    ータ伝送路で接続されたCATVの動作制御方法におい
    て、 前記データ伝送路を通じて前記センターからダウンロー
    ドされる画面データおよび属性データを記憶し、 その後、前記属性データに対応する予定の動作指示に合
    わせて前記画面データ記憶手段から前記画面データを読
    み出し、 前記読み出された画面データに基づいて前記文字及び図
    形表示手段で生成した画面を再生表示することを特徴と
    するCATVの動作制御方法。
  6. 【請求項6】 データ伝送路でセンターと接続されたC
    ATVの加入者端末装置において、 前記データ伝送路を通じて前記センターからダウンロー
    ドされる画面データを記憶する画面データ記憶手段と、 前記センターからダウンロードされる属性データを記憶
    する制御データ記憶手段と、 前記属性データに対応する予定の動作指示に従い、前記
    画面データ記憶手段から読み出した画面データに基づい
    て再生表示画面を生成する文字及び図形表示手段とを具
    備したことを特徴とするCATVの加入者端末装置。
  7. 【請求項7】 データ伝送路でセンターと接続されたC
    ATVの加入者端末装置において、 前記データ伝送路を通じて前記センターからダウンロー
    ドされる画面データを記憶する画面データ記憶手段と、 センターから送信されるパケットに含まれるリモコンコ
    マンドおよび前記ダウンロードされた画面データの記憶
    領域を示す情報を記憶する制御データ記憶手段と、 リモコン装置で入力されるリモコンコマンドを認識し、
    該リモコンコマンドが前記制御データ記憶手段に記憶さ
    れたリモコンコマンドであった場合に、該リモコンコマ
    ンドとともに記憶された前記画面データの記憶領域を示
    す情報に基づいて該画面データを読み出すデータ読み出
    し手段と、 前記読み出された画面データに基づいて再生表示画面を
    生成する文字及び図形表示手段とを具備したことを特徴
    とするCATVの加入者端末装置。
  8. 【請求項8】 データ伝送路でセンターと接続されたC
    ATVの加入者端末装置において、 前記データ伝送路を通じて前記センターからダウンロー
    ドされるメーカ別リモコンデータを記憶するリモコンデ
    ータ記憶手段と、 前記センターから送信されるパケットに含まれているメ
    ーカ指定情報を認識するメーカ指定情報認識手段と、 前記メーカ指定情報が認識された場合、前記リモコンデ
    ータ記憶手段から該メーカ指定情報に対応するリモコン
    データを動作指示の参照リモコンデータとして選択する
    リモコンデータ切替手段とを具備したことを特徴とする
    CATVの加入者端末装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016134674A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 Kddi株式会社 受信機、表示方法及びプログラム

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JP2016134674A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 Kddi株式会社 受信機、表示方法及びプログラム

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