JPH0955920A - Isdb用送信装置およびその受信装置 - Google Patents

Isdb用送信装置およびその受信装置

Info

Publication number
JPH0955920A
JPH0955920A JP7206171A JP20617195A JPH0955920A JP H0955920 A JPH0955920 A JP H0955920A JP 7206171 A JP7206171 A JP 7206171A JP 20617195 A JP20617195 A JP 20617195A JP H0955920 A JPH0955920 A JP H0955920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
isdb
information
identifier
additional information
video
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7206171A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3882208B2 (ja
Inventor
Tetsujiro Kondo
哲二郎 近藤
Yuji Okumura
裕二 奥村
Yasuhiro Fujimori
泰弘 藤森
Masashi Uchida
真史 内田
Takeharu Nishikata
丈晴 西片
Toshiya Ishizaka
敏弥 石坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP20617195A priority Critical patent/JP3882208B2/ja
Publication of JPH0955920A publication Critical patent/JPH0955920A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3882208B2 publication Critical patent/JP3882208B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】多チャネル多重番組で、属性を指定するだけ
で、その属性を含むチャネルを自動選択するようにし
て、ユーザの負担を軽減する。 【解決手段】 映像、音声、データなどの各種メイン情
報を、制御情報などの付加情報と共にディジタル化した
のちパケット化および多重化したISDB用放送信号を
受信するISDB用受信装置40において、受信装置に
はISDB用チューナ46と、メイン情報および映像素
材を識別する識別子などを含む付加情報の復号部52,
56と、メイン情報を合成・分離すると共に付加情報が
供給される画面合成部54と、その制御部58とを有す
る。制御部には付加情報が供給されると共に、ユーザに
よって特定の識別子が選択されたときは、制御部におい
てシーンごとに各チャネルに挿入されている識別子を判
別し、一致する識別子が存在するときにはそのシーンの
属するチャネルが画面合成部において自動的に順次セレ
クトされてその映像が映し出されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ISDB放送シ
ステムなどに適用して好適な送信装置およびその受信装
置に関する。詳しくは、主放送信号の他に同一番組を異
なる視点から制作した複数の映像素材などを多チャネル
多重して同時に送信すると共に、これら映像素材に対す
る識別子などを付加情報として送信できるようにし、受
信側で指定した識別子と送信された識別子とが一致する
チャネルを自動的に選択することによってユーザの好み
に合った視点からの映像を楽しむことができるようにし
たものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル技術の発展に伴い、放送界で
も放送信号を含めた各種情報をディジタル化したインタ
ラクティブ形式の統合ディジタル放送システム(ISD
B(Integrated Services Digital Broadcasting)シス
テムという)が研究・開発されている。
【0003】具体的には、このISDBシステムとは現
行の放送信号(標準テレビジョン信号、ハイビジョン信
号)を始めとして、ソフトウエアやファクシミリなどの
データ、さらには音声、文字、図形、画像などのマルチ
メディア情報をそれぞれディジタル化(符号化)し、そ
れらを統合多重化した上で、伝送形態に合致した変調処
理を施して送信するようにした放送システムのことであ
る。
【0004】放送信号を含めた各種情報を統合多重化す
る場合、これらの情報の他に受信側での制御情報として
使用する付加情報も同時に統合多重化されて送信するこ
とができる。統合化されたISDB用放送信号(ディジ
タル信号)は地上波、衛星波、光ケーブルなどを利用し
て送信される。
【0005】受信端末側では、統合化されたISDB用
放送信号を受信して目的の信号を弁別することによって
それをモニタに表示させて通常のテレビ放送として楽し
むことができることは勿論、記録手段を用いて記録(保
存)したり、他の端末に転送したりすることができる。
さらに受信した付加情報を利用すれば、モニタ制御、記
録制御さらにはモニタされた画像に対する加工制御な
ど、ユーザの好みに応じて受信情報を利用できることに
なる。つまり、対話形式(インタラクティブ)の放送シ
ステムを構築できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがってこのISD
Bシステムを利用すれば、送信される付加情報が多種、
多様になる程、ユーザに対するサービス内容が向上し、
より双方向的な放送システムを構築できる。
【0007】さて、現行の放送システムでは単に受信し
た放送信号を受信・復調しテレビモニタなどで視聴する
だけであって、いわば受動的・一方的なシステムである
から、ユーザの楽しみが限定されたものとなる。例え
ば、テレビモニタしているドラマも複数の映像素材を編
集したものを見ている。制作者が予め複数の視点やスト
ーリー展開を想定した台本にしたがって撮影し、また録
音した映像や音声の素材(映像素材という)を元に、最
終的な1本の番組内容(映像および音声)となるように
編集処理を行なっている。したがってユーザも1種類の
映像と音声のみしか楽しむことができない。
【0008】しかしながら、同一の番組例えばドラマで
あっても、ユーザの好みの登場人物からの視点でそのド
ラマの展開を見たいという要求や、見方によってはスト
ーリー展開そのものが異なるようにしたいという、ユー
ザ参加型の要求が潜在的に存在する。このような要求に
応えるものとして、同一番組を多チャネル多重伝送し、
ユーザによって指定されたチャネルのみを選択して表示
する放送システムが考えられる。上述したISDB用放
送システムでは多チャネル多重放送信号を取り扱うので
上述したような放送形態は実現可能である。
【0009】このようにユーザの好みや嗜好に応じた放
送をユーザ側で選択したり、加工したりするためには、
ユーザ側でどのような内容の番組が放送されるのかを予
知していないと、チャネル選択に相当なエネルギーを費
やすことになり、負担がかかってしまう。
【0010】そこで、この発明はこのような課題を達成
できるようにしたものであって、予め用意された視点の
異なる複数の映像素材をユーザが任意に選択してモニタ
できるようにすると共に、ユーザが指定した識別子と、
送信された識別子が一致するシーンを自動的に追尾し、
一致しているシーンを放送しているチャネルを自動的に
選択できるようにしてユーザの負担を軽減できるように
したものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載したこの発明に係るISDB用送信
装置では、映像、音声、データなどの各種メイン情報
を、制御情報などの付加情報と共にディジタル化したの
ちパケット化および多重化したISDB用放送信号を送
信するようにしたISDB用送信装置において、上記メ
イン情報の1つとして同一番組を異なる視点から作成し
た複数の映像素材が上記番組の放送信号として送信され
ると共に、上記複数の映像素材情報を識別し、自動的に
映像素材情報を選択するための識別子が付加情報として
同時に送信されるようになされたことを特徴とする。
【0012】請求項2に記載したこの発明に係るISD
B用送信装置において、識別子としては、少なくとも登
場人物、楽器パート、撮影アングルであることを特徴と
する。
【0013】請求項3に記載したこの発明に係るISD
B用受信装置では、映像、音声、データなどの各種メイ
ン情報を、制御情報などの付加情報と共にディジタル化
したのちパケット化および多重化したISDB用放送信
号を受信するISDB用受信装置において、この受信装
置にはISDB用チューナと、上記メイン情報および映
像素材を識別する識別子などを含む付加情報の復号手段
と、メイン情報を合成・分離すると共に上記付加情報が
供給される画面合成部と、その制御部とを有し、上記制
御部には上記付加情報が供給されると共に、ユーザによ
って特定の識別子が選択されたときは、上記制御部にお
いてシーンごとに各チャネルに挿入されている識別子を
判別し、一致する識別子が存在するときにはそのシーン
の属するチャネルが上記画面合成部において自動的に順
次セレクトされるようになされたことを特徴とする。
【0014】請求項4に記載したこの発明に係るISD
B用受信装置において、識別子はメニュー画面としてモ
ニタ画面上に表示されるようになされたことを特徴とす
る。
【0015】ユーザは同一番組が複数のチャネルで放送
されていることが確認されたときには、メニュー画面を
見ながら自分の好みや嗜好に合った識別子(キーワー
ド)を選択する。識別子としてはその放送番組がドラマ
であるようなときは登場人物や俳優であったり、その放
送番組が音楽番組であるときは楽器のパートであったり
する。さらには特定のアングルから撮影されているとき
はその撮影アングルを示すキーワードなどが用いられ
る。
【0016】識別子が指定されると、これと送信側の識
別子とが判別され、そのシーンに挿入された識別子に同
じものがあるときはそのチャネルが自動的に選択され
る。したがって例えばユーザの好みの俳優が出演してい
るときはキーワードとしてこの俳優を指定すれば、俳優
が映っているシーンを放送しているチャネルが、各シー
ンごとに順次選択されて映し出される。その結果、その
登場人物を主体としてドラマの展開がなされる。別の登
場人物を視点としてドラマを見たいときには別の登場人
物を選択する。そうすると、同じ番組であっても受ける
印象が全く違ったドラマ展開となると思われる。
【0017】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係るISDB
用送信装置およびその受信装置の実施の一形態を、図面
を参照して詳細に説明する。
【0018】図1はこの発明に係るISDB用送信装置
10の一形態を示す要部の系統図であって、本例では説
明の便宜上統合されて送信されるメイン情報としては、
標準テレビジョン信号と、同一番組を複数のチャネルを
使用して伝送する多チャネル多重番組の放送信号である
ものとする。そのそれぞれには制御情報などの付加情報
が付加されて多重化される。付加情報は多種多様な情報
が考えられる。標準テレビジョン信号に関してはタイム
コードなどが考えられる。
【0019】図1を参照すると、端子12aには標準テ
レビジョン信号のうち映像信号SVNが、端子12bに
はそれに付随した音声信号SANが供給され、符号化部
14で圧縮などを含めた適切な符号化処理が施される。
この符号化処理に同期して付加情報発生手段16が動作
して、制御情報などの付加情報が生成される。本例では
付加情報としてタイムコードを例示するので、タイムコ
ード発生部16として構成される。符号化された標準テ
レビジョン信号およびタイムコードTCは多重化部20
に供給されて他の情報と共に多重化処理がなされる。
【0020】ソースとしては標準テレビジョン信号の他
に多チャネル多重番組のための放送信号がある。多チャ
ネル多重番組は4チャネルで構成されているものとす
る。しかもこの多チャネル多重番組は主登場人物(本例
ではA,X,α,甲の4人)からの視点に基づいて制作
されたドラマであるものとし、これら登場人物を含めて
最終的に1本の番組に編集した信号は放送されていない
ものとする。
【0021】これらを前提とすると、映像素材としては
4本のソース源が存在し、それぞれの入力端子24a〜
24d,26a〜26dにはそれぞれの視点から制作し
た異なる登場人物を主体とした映像素材S1〜S4が供
給される(図2参照)。映像素材S1の主登場人物はA
であり、そのほかに多数の俳優が出演しているものとす
る。
【0022】図2(1)では主役Aの他にB,C,Dの
準主役が登場する映像素材S1として制作されているも
のとする。以下同様に同図(3)は主役がXであり、複
数の準主役Y,ZおよびA(ここではAはわき役的存
在)で構成された映像素材S2として制作されている。
同図(5)に示す映像素材S3はαが主役、β、γおよ
びAとBがそれぞれわき役として登場する。同図(7)
に示す映像素材S4は甲が主役であって、乙と丙さらに
Aがわき役となって登場する。
【0023】映像素材S1〜S4はそれぞれ映像信号S
1V〜S4Vと音声信号S1A〜S4Aで構成される。
映像素材S1〜S4はそれぞれ対応する符号化部22A
〜22Dで上述したと同様な符号化処理が施される。
【0024】この符号化処理に同期して付加情報発生手
段28A〜28Dが起動されて、映像素材S1〜S4に
適した付加情報が生成される。付加情報は映像素材を選
択・加工したり自動選択したりするための識別子(選択
子、キーワード)として使用されるものであって、具体
的にはチャネル番号の他、その映像素材に応じた識別子
が使用される。ドラマのようなときには主登場人物名、
俳優などが識別子として考えられる。映像素材がオーケ
ストラやロックのような音楽映像であるときには、指揮
者やコンサートマスターさらには音楽を演奏する楽器の
パートなどの属性が、それぞれの属性を中心として展開
する映像素材が制作されるから、そのときは指揮者、指
揮者の名前、コンサートマスター、コンサートマスター
の名前、楽器などの属性を識別子として使用することが
できる。
【0025】図2はドラマを考えたときの識別子付与の
一例であって、各映像素材S1〜S4の識別子として機
能する属性情報A,B,C,X,Y,α,甲,乙などが
選択される。これら属性は映像素材の対応するシーンと
同期させながら、編集オペレータが映像素材を見ながら
つけ加えることができる(図2(2)、(4)、
(6)、(8))。
【0026】それぞれから得られた符号化情報や付加情
報はそれぞれ図1に示す多重化部20において多重され
る。多重化部20では、例えば符号化情報のそれぞれに
対してパケット化し、それに誤り訂正のための符号化を
施したもの同士を伝送フレーム単位で多重してビットス
トリーム化するような処理が行なわれる。上述した付加
情報やメイン情報の種別などはパケット化するときその
ヘッダ(パケットヘッダ)に挿入するか、非映像期間
(ブランキング期間など)に挿入することができる。
【0027】多重化したデータは送信部34で送信手段
(例えば放送衛星)に適した送信形態となされたISD
B用放送信号に変調されたのち、この例ではアップコン
バータ36を経て送信アンテナ(パラボラアンテナ)3
8で放送衛星に向けて送信される。
【0028】図3は上述したようなISDB用放送信号
を受信するこの発明に係る受信装置40の一例を示す。
【0029】受信アンテナ(パラボラアンテナ)42で
受信した衛星波はダウンコンバータ44によって1GH
z帯にダウンコンバートされ、その後ISDB用チュー
ナ46に供給されて選局処理が行なわれる。そのため端
子48よりの選局信号SCによって文字放送を含めた特
定チャネルのISDB用放送信号が選局される。
【0030】選局されたISDB用放送信号は信号分離
部50に供給されて、本来のメイン情報と付加情報に分
離される。例えば標準テレビジョン信号のうち特定のチ
ャネルが選局されたときには、標準テレビジョン信号と
この特定チャネルに付随する付加情報(タイムコードな
ど)とに分離される。分離されたメイン情報は復号部5
2に供給されて復号処理が行なわれるが、復号部52は
N個の復号部52A〜52Nで構成される。上述したよ
うに4チャネル多重化によって1つの番組が構成されて
いるようなときは少なくとも4つの復号部52A〜52
Dが使用され、それぞれ対応するチャネルの映像素材S
1〜S4が供給されて復号処理が同時に行なわれる。
【0031】復号部52はメイン情報に対して共通に使
用される構成となされているので、多チャネル多重番組
でないときは予め決められた何れか1つの復号部52が
選択されることになる。
【0032】映像素材のうち復号された映像信号はそれ
ぞれフレームメモリなどで構成された画面合成部54に
供給される。また信号分離部50で分離された付加情報
は専用の復号部56で復号された後画面合成部54と制
御部58とに供給され、得られた付加情報を参照しなが
ら制御部58からの制御信号に基づいて画面合成部54
で所定の画面合成処理が行なわれ、その結果はテレビモ
ニタ60に映出される。画面合成例は後述するとして上
述した復号部52で復号された音声信号は音声処理部6
2で、モニタされている画像内容に対応した音声信号
(主音声信号若しくは副音声信号)が選択され、これが
アンプ64を経てスピーカ66から放音される。
【0033】マイコンで構成された制御部58はコマン
ダ68からのリモコン制御によって表示モードを変更し
たり、モニタ内容を選択するための制御信号が生成され
る。入力装置としてのコマンダ68は例えば図4に示す
ように電源スイッチ70の他、チャネル選局用のテンキ
ー(10キー)72、順次選局スイッチ74、ボリュー
ムスイッチ76が設けられ、さらにモニタ60に対する
表示モード選択スイッチ78が設けられる。カーソルキ
ー80は画面に表示されたカーソルKを移動させるキー
であって、識別子の指定などが行なわれる。
【0034】上述した画面合成部54では制御部58の
介在の下で以下のような処理が行なわれるが、その処理
例はあくまで一例であって、提示例に制限されるもので
はない。
【0035】標準テレビジョン信号などを表示している
ときは今まで通りの1画面表示となる。多チャネル多重
番組を選択したときは、まず各チャネルからどのような
映像が送られてくるかを確認する意味で、上述したよう
に4チャネル構成であるときは図5に示すような分割画
面表示となる。画面の下端部にはメニュー画面Mが表示
される。
【0036】図5に示すメニュー画面Mには上述した複
数の識別子A,B,C,・・・・,丙をそれぞれ選択で
きるようにその選択子が表示される他、分割画面を表示
するのか、そのうちの1つの画面を拡大表示するかを選
択するための選択子(全体/分割)が表示される。
【0037】図5のように画面を4分割して、それぞれ
の映像素材を表示するためには、それぞれの映像信号を
水平、垂直とも1/2に圧縮する必要があるが、この圧
縮処理は例えばデータの間引き処理などを利用できる。
したがって分割表示が選択されたときには、画面合成部
54に対しては圧縮処理するための制御信号が与えられ
て、4分割された映像信号(加工された映像信号)が図
5のような配列となるように制御されながら出力される
ことになる。
【0038】また、1つの画面例えば映像素材S1に関
する画面が選択されたときには図6のような拡大表示と
なる。この映像選択では映像素材S1のみが選択される
から、例えばドラマであるときには特定の登場人物に的
を絞ったドラマ展開を楽しむことができる。このように
チャネルを選択する場合でも個人の嗜好が反映されるこ
とになる。
【0039】この発明ではさらに特定の識別子を指定す
ると、その識別子のあるシーンを自動選択して映し出す
ようになされている。そのため、制御部58では付加情
報を常時監視し、コマンダ68から制御部58に与えら
れた識別子との一致検索が実行され、放送中シーンに同
一の識別子が付加情報として存在することが判明したと
きには直ちにそのシーンを送っているチャネルに自動的
に切り替えられる。例えば識別子として属性Aが選択さ
れたときには図2(9)に示すようなチャネル選択がな
されることになる。このようにチャネルの自動選択を実
現することによって、ユーザ側での識別子選択の負担を
大幅に軽減できる。
【0040】ここで、図2の例では同じ属性が複数のチ
ャネルに跨って存在するときには、直前に選ばれたチャ
ネルがそのまま継続して選択されるようになされてい
る。このような選択ではなく次のチャネルに強制変更す
るようにもソフトウエアを構成できることは明かであ
る。また、選択された属性を示すメニュー画面Mのエリ
アを別のカラーに切り替えることによって選択属性の確
認を容易にすることもできる。
【0041】メニューには存在しないが、図7のように
拡大表示された画面S1に別の画面例えばS2を子画面
として縮小表示するピクチャー・イン・ピクチャー処理
も可能である。この場合には、別の登場人物を主体とし
てドラマの展開を確認できるので、そのドラマに対する
一層の興味を喚起することになる。
【0042】上述した適用例としては登場人物によって
映像素材を分けるようにしたが、例えば音楽映像を楽し
むようなときで楽器(パート)ごとに展開した映像を作
成して多チャネル多重番組を構成する場合には、そのパ
ートごとに映像を選択できるようにしたり、2以上のパ
ートを同時に選択することによって画面合成し、より臨
場感に溢れる音楽番組をユーザ自らの手で構築すること
もできる。したがって映像素材には制限されるものでは
なく、その映像素材に応じて識別子が付加されることに
なる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るISDB
用送信装置および受信装置では、ISDB用放送信号の
一態様として、同一番組を異なる視点から制作した複数
の映像素材を1つの番組として多チャネル多重して送信
するとき、映像素材に関する特定の属性を一旦指定した
後は、この属性が含まれる映像素材を自動的に選択でき
るようにしたものである。
【0044】これによれば、ドラマなどの同じ番組でも
登場人物などが変わることによって異なる視点でそのド
ラマを観賞する場合でも、一旦属性の指定が行なわれる
とその後は自動追尾方式となるため、ユーザの属性選択
の負担が大幅に軽減される特徴を有する。ユーザが放送
番組の内容を予知している必要もない。このようにする
ことによってユーザ本意の放送を選択できるから一種の
ユーザ参加型の娯楽放送を実現でき、テレビ放送を多様
な面から楽しむことができる。したがってこの発明はデ
ィジタル放送用のISDBシステムに適用して極めて好
適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るISDB用送信装置の実施の一
形態を示す要部の系統図である。
【図2】映像素材と属性との関係を示す図である。
【図3】この発明に係るISDB用受信装置の実施の一
形態を示す要部の系統図である。
【図4】コマンダの具体例を示す構成図である。
【図5】多チャネル分割表示の例を示す図である。
【図6】1画面表示の例を示す図である。
【図7】ピクチャー・イン・ピクチャーの例を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 ISDB用送信装置 14,22A〜22D 符号化部 16 タイムコード発生手段 20 多重化部 28A〜28D 付加情報発生手段 46 ISDB用チューナ 52,56 復号部 54 画面合成部 60 モニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 真史 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 西片 丈晴 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 石坂 敏弥 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像、音声、データなどの各種メイン情
    報を、制御情報などの付加情報と共にディジタル化した
    のちパケット化および多重化したISDB用放送信号を
    送信するようにしたISDB用送信装置において、 上記メイン情報の1つとして同一番組を異なる視点から
    作成した複数の映像素材が上記番組の放送信号として送
    信されると共に、 上記複数の映像素材情報を識別し、自動的に映像素材情
    報を選択するための識別子が付加情報として同時に送信
    されるようになされたことを特徴とするISDB用送信
    装置。
  2. 【請求項2】 上記識別子としては、少なくとも登場人
    物、楽器パート、撮影アングルであることを特徴とする
    請求項1記載のISDB用送信装置。
  3. 【請求項3】 映像、音声、データなどの各種メイン情
    報を、制御情報などの付加情報と共にディジタル化した
    のちパケット化および多重化したISDB用放送信号を
    受信するISDB用受信装置において、 この受信装置にはISDB用チューナと、上記メイン情
    報および映像素材を識別する識別子などを含む付加情報
    の復号手段と、 メイン情報を合成・分離すると共に上記付加情報が供給
    される画面合成部と、その制御部とを有し、 上記制御部には上記付加情報が供給されると共に、ユー
    ザによって特定の識別子が選択されたときは、上記制御
    部においてシーンごとに各チャネルに挿入されている識
    別子を判別し、一致する識別子が存在するときにはその
    シーンの属するチャネルが上記画面合成部において自動
    的に順次セレクトされるようになされたことを特徴とす
    るISDB用受信装置。
  4. 【請求項4】 上記識別子はメニュー画面としてモニタ
    画面上に表示されるようになされたことを特徴とする請
    求項3記載のISDB用受信装置。
JP20617195A 1995-08-11 1995-08-11 送信装置および受信装置 Expired - Lifetime JP3882208B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20617195A JP3882208B2 (ja) 1995-08-11 1995-08-11 送信装置および受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20617195A JP3882208B2 (ja) 1995-08-11 1995-08-11 送信装置および受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0955920A true JPH0955920A (ja) 1997-02-25
JP3882208B2 JP3882208B2 (ja) 2007-02-14

Family

ID=16518987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20617195A Expired - Lifetime JP3882208B2 (ja) 1995-08-11 1995-08-11 送信装置および受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3882208B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999008444A1 (fr) * 1997-08-05 1999-02-18 Sony Corporation Dispositif et procede de transmission de programme, dispositif d'emission de programme et dispositif de reception de programme
JPH11103416A (ja) * 1997-09-26 1999-04-13 Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho:Kk 情報配信・受信方法、情報配信・受信システム及び放送システム
JP2002505832A (ja) * 1998-04-20 2002-02-19 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ テレビジョン信号における制御データに応じてチャネルを切り替えるディジタルテレビジョンシステム
JP2004233698A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Ricoh Co Ltd 音楽支援装置、音楽支援サーバ、音楽支援方法およびプログラム
JP2004312208A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 映像提示装置、映像提示方法及び映像提示プログラム
JP2010034942A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Kyocera Corp 送信装置及び受信装置
JP2012507925A (ja) * 2008-10-31 2012-03-29 トムソン ライセンシング 補足音声/映像コンテンツを提供する方法、装置およびシステム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999008444A1 (fr) * 1997-08-05 1999-02-18 Sony Corporation Dispositif et procede de transmission de programme, dispositif d'emission de programme et dispositif de reception de programme
JPH11103416A (ja) * 1997-09-26 1999-04-13 Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho:Kk 情報配信・受信方法、情報配信・受信システム及び放送システム
JP2002505832A (ja) * 1998-04-20 2002-02-19 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ テレビジョン信号における制御データに応じてチャネルを切り替えるディジタルテレビジョンシステム
JP4649002B2 (ja) * 1998-04-20 2011-03-09 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ テレビジョン信号における制御データに応じてチャネルを切り替えるディジタルテレビジョンシステム
JP2004233698A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Ricoh Co Ltd 音楽支援装置、音楽支援サーバ、音楽支援方法およびプログラム
JP2004312208A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 映像提示装置、映像提示方法及び映像提示プログラム
JP2010034942A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Kyocera Corp 送信装置及び受信装置
JP2012507925A (ja) * 2008-10-31 2012-03-29 トムソン ライセンシング 補足音声/映像コンテンツを提供する方法、装置およびシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3882208B2 (ja) 2007-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5585858A (en) Simulcast of interactive signals with a conventional video signal
JP4551371B2 (ja) 対話式プログラム生成システム、及び複合対話式信号を受信する対話式システム及び方法
EP0954829B1 (en) System for providing an interactive presentation
JP5586950B2 (ja) プリセットオーディオシーンを用いたオブジェクトベースの3次元オーディオサービスシステム及びその方法
JPH09162821A (ja) 多重放送システムとこのシステムで使用される放送送信装置および放送受信装置
US8705747B2 (en) Object-based 3-dimensional audio service system using preset audio scenes
Srivastava et al. Interactive TV technology and markets
EP0805591B1 (en) Apparatus for transmitting television broadcasting program and apparatus for receiving television broadcasting program
JPH0965300A (ja) 情報送受信システムとこのシステムに用いられる送信情報生成装置及び受信情報再生装置
US8767774B2 (en) Content provision system, content generation apparatus, content reproduction apparatus, and content generation method
JP3882208B2 (ja) 送信装置および受信装置
JP2006217662A (ja) ディジタル放送受信装置
JPH0946305A (ja) Isdb用送信装置およびその受信装置
KR20050104450A (ko) 모자이크 이피지 시스템 및 그 방법
JP2002314960A (ja) マルチビュー放送サービスシステム及び、それに関する、装置または方法または記録媒体またはプログラム
JP4367970B2 (ja) 受信装置
KR100277937B1 (ko) 엠피 3 수신 가능한 디지털 티브이 송/수신 시스템
JP2000324417A (ja) 補助情報再生装置
JPH0955921A (ja) Isdb用送信装置およびその受信装置
JP3689940B2 (ja) 送信装置及び受信装置
KR100753110B1 (ko) 향상된 기능을 갖는 디지털 방송신호 처리용 셋톱박스
KR200357609Y1 (ko) 모자이크 이피지 시스템
JP4108786B2 (ja) デジタル多チャンネル放送の音楽番組をカラオケ装置で受信再生するとともに音楽に同期して色変わりする歌詞字幕を表示する方法
JPH1084536A (ja) テレビジョン放送方式
JPH11313264A (ja) テレビジョン信号送受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051220

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061024

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061106

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091124

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131124

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term