JPH0954946A - 磁気ディスクの製造方法 - Google Patents

磁気ディスクの製造方法

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JPH0954946A
JPH0954946A JP20722995A JP20722995A JPH0954946A JP H0954946 A JPH0954946 A JP H0954946A JP 20722995 A JP20722995 A JP 20722995A JP 20722995 A JP20722995 A JP 20722995A JP H0954946 A JPH0954946 A JP H0954946A
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JP
Japan
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magnetic
disk
magnetic layer
magnetic head
disk substrate
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JP20722995A
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Akio Furukawa
昭夫 古川
Shoji Tanaka
彰二 田中
Osami Morita
修身 森田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全面に亘って再生出力の振幅が大きな磁気デ
ィスクを製造する方法を提供する。 【解決手段】 所望の凹凸パターンを有するディスク基
板7に磁性層8を被着させ、該ディスク基板7を回転さ
せ、この上に浮上させた磁気ヘッド11に充分大きな直
流電流を印加して磁性層8における凸部9と凹部10と
を一括して同一方向に磁化させた後、上述の直流電流よ
りも小さい直流電流を磁気ヘッド11に印加して凸部9
の磁性層8の磁化のみを反転させるに際して、該磁性層
8に印加される磁界がディスク基板7の半径方向で略均
一化されるごとく、磁気ヘッド11に印加する直流電流
の大きさおよび/またはディスク基板7の回転数を、該
ディスク基板7の半径方向で異ならせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録領域に凹
凸が形成されてなる磁気ディスクの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ヘッドによって情報信号の書き込み
/読み出しがなされる磁気ディスクにおいて、記録容量
の増大を図るためには、トラックピッチを狭めることが
必要である。そして、このようなトラックピッチが狭い
磁気ディスクに対して正確に書き込み/読み出しを行う
には、磁気ヘッドを記録トラックに正確に追従させるこ
と、即ち、精度よくトラッキングを行うことが重要とな
る。
【0003】磁気ヘッドを記録トラックに追従させるた
めには、磁気ディスクに予め書き込まれた位置決め信号
を読み出し、この位置決め信号に応じてヘッドアクチュ
エーターを制御して、磁気ヘッドを記録トラックの中央
に位置させるようにすればよい。現在では、種々のトラ
ッキングサーボ方式が開発されている。
【0004】ところで、上述した位置決め信号を磁気デ
ィスクに書き込む方法としては、特開平3−22821
9号公報に開示されるように、位置決め信号に対応させ
てディスク基板の表面に凹凸を形成しておき、このディ
スク基板表面に磁性層を形成した後、凹部の磁性層と凸
部の磁性層とを逆向きに磁化する方法が提案されてい
る。この場合、凹部と凸部の境界である磁化反転部から
発生する漏洩磁束が位置決め信号となる。このような磁
気ディスクにおいては、高トラックピッチのトラッキン
グ動作や高い対雑音比が実現された書き込み/読み出し
が可能となる。
【0005】ここで、凹部の磁性層と凸部の磁性層とを
逆向きに磁化する方法としては、特開平6−68444
号公報に開示されるような、2段階着磁法が提案されて
いる。この2段階着磁法とは、磁気ディスクを回転させ
ておき、第1段階において、十分に大きい直流電流を印
加しながら磁気ヘッドを磁気ディスクの半径方向に移動
させることにより、凹部および凸部の磁性層を同一方向
に磁化した後、第2段階において、第1段階で印加した
直流電流よりも小さな直流電流を印加しながら磁気ヘッ
ドを移動させることにより、凸部の磁性層の磁化方向の
みを反転させるものである。
【0006】上述したような凹凸パターンを有する磁気
ディスクにおいては、位置決め信号に対応させた凹凸パ
ターンを形成すると同時に、読み出し専用の情報信号に
対応させた凹凸パターンを形成することも可能であるた
め、上述したような着磁法によって、所望の情報信号を
一括して書き込むことができる。
【0007】したがって、この方法を適用すれば、大容
量の読み出し専用の磁気ディスクを安価に提供すること
が可能となる。また、このような磁気ディスクの再生に
用いる磁気ヘッドは、読み出し専用の光ディスクの再生
に用いる光学ピックアップに比して、小型で軽く、さら
には、応答性も速い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
にして2段階着磁法によって着磁がなされた磁気ディス
クにおいては、1994年電子情報通信学会春期大会講
演SC−3−5にて、再生出力の振幅が第2段階の着磁
において磁気ヘッドに印加された直流電流の大きさに依
存することが報告されている。
【0009】また、第2段階の着磁において磁気ヘッド
により磁性層に印加される磁界の大きさは、磁気ヘッド
に印加された直流電流の大きさに依存することも知られ
ている。これは、磁気ヘッドにより磁性層に印加される
磁界をHX とし、磁気ヘッドのギャップ中の磁界をHg
とすると、HX およびHg は下記の式1(Karlqv
istの式)および式2にて示されることから導き出せ
る。
【0010】 HX = Hg /π × arctan(g/2d) ・・・(1) Hg = ηni/g ・・・(2) ここで、gはギャップ長、dは磁性層とギャップとの距
離を示し、ηはヘッド効率、nはコイルの巻数、iは印
加電流を示す。
【0011】そして、上述の式1に式2を代入すると、
磁気ヘッドにより磁性層に印加される磁界HX は、下記
の式3にて示される。
【0012】 HX = ηni/πg × arctan(g/2d) ・・・(3) この式(3)より、磁気ヘッドのギャップ長g、磁性層
とギャップとの距離d、コイルの巻数nを一定とした場
合には、磁気ヘッドに印加する電流iの大きさを変化さ
せることにより、磁性層に印加される磁界の大きさHX
を変化させることができることがわかる。
【0013】以上の事柄を併せて考えると、2段階着磁
法における第2段階の着磁を行うに際して磁性層に印加
する磁界HX の大きさと、得られた磁気ディスクの再生
出力の振幅とには相関関係があり、磁界HX の大きさを
磁気ディスクの全面に亘って最適化しておけば、常に最
大の再生出力の振幅が得られるようになることがわか
る。
【0014】即ち、磁気ヘッドのギャップ長g、磁性層
とギャップとの距離d、コイルの巻数nが一定であれ
ば、磁気ヘッドに印加する電流iの大きさを、所望の磁
界HXを与えるように最適化して、第2段階の着磁を行
うことにより、再生時には常に最大の再生出力の振幅を
示す磁気ディスクが得られる。
【0015】しかしながら、実際には、第2段階の着磁
を行っている間、磁性層とギャップとの距離dは、一定
の値が保たれていない。これは、図9に示されるよう
に、磁気ヘッドの浮上量は磁気ヘッドと磁気ディスクと
の相対速度に依存するのに対し、一定の回転数にて回転
する磁気ディスク上では、半径方向の位置によって磁気
ディスクの線速度が異なる、即ち、磁気ヘッドと磁気デ
ィスクとの相対速度が異なってしまうためである。
【0016】そして、磁性層とギャップとの距離dが変
化すると、磁気ヘッドに印加する電流iの大きさを一定
としても、磁性層に印加される磁界HX が変動してしま
うこととなる。
【0017】即ち、磁気ディスクを一定の回転数にて回
転させ、磁気ヘッドを浮上させた状態にて、第2段階の
着磁を行うに際しては、磁気ディスクのある半径位置の
磁性層に印加される磁界HX を最適化できる電流iを磁
気ヘッドに印加しても、異なる半径位置の磁性層に印加
される磁界HX は所望の値からずれてしまう。そして、
このように半径方向で磁性層に印加された磁界HX が異
なる磁気ディスクから情報信号を読み出すと、半径方向
で再生出力の振幅が変動してしまうこととなる。
【0018】そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑み
て提案されたものであり、全面に亘って再生出力の振幅
が大きな磁気ディスクを製造する方法を提供することを
目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気ディス
クの製造方法は上述の目的を達成するために提案された
ものであって、2段階着磁法によって磁性層に対する着
磁を行う際、第2段階の着磁を適切に行うことによっ
て、磁性層に印加される磁界HX の大きさを半径方向で
均一化しようとするものである。
【0020】即ち、本発明は、情報信号に対応させて設
けられた凹凸パターンを有するディスク基板に磁性層を
被着させる工程と、ディスク基板を回転させ、この上に
浮上させた磁気ヘッドに充分大きな直流電流を印加しな
がら、該磁気ヘッドをディスク基板の半径方向に移動さ
せることにより、凹部の磁性層と凸部の磁性層とを一括
して同一方向に磁化させる工程と、この直流電流よりも
小さな直流電流を印加しながら、磁気ヘッドをディスク
基板の半径方向に移動させることにより、凸部の磁性層
の磁化のみを反転させる工程とを有し、凸部の磁性層の
磁化のみを反転させるに際して、該磁性層に印加される
磁界がディスク基板の半径方向で略均一化されるごと
く、磁気ヘッドに印加する直流電流の大きさおよび/ま
たはディスク基板の回転数を、該ディスク基板の半径方
向で異ならせるものである。
【0021】磁気ヘッドにより磁性層に印加される磁界
X は、前述したとおり、式3にて示される。
【0022】 HX = ηni/πg × arctan(g/2d) ・・・(3) ここで、gはギャップ長、dは磁性層とギャップとの距
離、ηはヘッド効率、nはコイルの巻数、iは印加電流
を示す。
【0023】この式3よりわかるように、同一の磁気ヘ
ッドにて着磁を行う場合、一定の回転数にてディスク基
板を回転させて磁気ヘッドを浮上させると、この磁気ヘ
ッドの浮上量が半径方向で異なってくるため、磁性層と
ギャップとの距離dが半径方向で異なり、磁性層に印加
される磁界HX は、外周側ほど小さくなる。そこで、本
発明では、磁性層に印加される磁界HX の大きさを半径
方向で略均一化するために、磁気ヘッドに印加する直流
電流iの大きさおよび/またはディスク基板の回転数
を、該ディスク基板の半径方向で異ならせるようにし
た。
【0024】具体的には、磁気ヘッドに印加する直流電
流iは、外周側ほど大きくすればよく、ディスク基板の
回転数は、磁気ヘッドの浮上量が半径方向で略均一化す
るごとく、磁気ヘッドが外周側にあるときほど小さくす
ればよい。
【0025】なお、磁気ヘッドに印加する直流電流iの
大きさや、ディスク基板の回転数は、磁気ヘッドをディ
スク基板の最内周側から最外周側へ移動させるのと同期
させて、連続的に変化させてもよいが、該ディスク基板
を同心円状に複数の領域に分割し、この領域ごとに設定
されてもよい。
【0026】ところで、ディスク基板に設けられる凹凸
パターンの少なくとも一部は、位置決め信号に対応する
ものであって好適である。また、記録トラックとガード
バンドとに対応させて凹凸パターンを形成してもよい
が、読み出し専用の磁気ディスクを製造するならば、所
定の情報信号に対応させて凹凸パターンを形成してもよ
い。
【0027】なお、本発明によって製造される磁気ディ
スクは、磁気ヘッドを浮上/着陸させるためのコンタク
ト・スタート・ストップ領域(CSS領域)を有してい
るものであって好適である。
【0028】ここで、上述のディスク基板は、樹脂が射
出成形されたものであってもよいし、ガラス基板であっ
てもよい。そして、このディスク基板に凹凸パターンを
形成するには、前者の場合、射出成形する際に金型内に
固定されたスタンパによりプリフォームすればよい。後
者の場合、フォトリソグラフィを適用してエッチングに
より形成すればよい。なお、射出成形により形成される
凹凸パターンは、上記スタンパがマスタリング技術によ
り非常に高精度に加工されるものであるため、非常に位
置精度が高いものとなる。また、エッチングにより形成
される凹凸パターンも、フォトリソグラフィが非常に微
細な加工を実現できる技術であるため、位置精度に優れ
たものとなる。
【0029】なお、ディスク基板を樹脂より構成する場
合、この樹脂としてはポリカーボネート系樹脂が代表的
であるが、従来公知の材料がいずれも使用でき、吸湿性
が低く、耐熱性に優れた熱可塑性ノルボルネン系樹脂も
適用可能である。
【0030】また、上記ディスク基板は、磁気ディスク
の共振周波数をサーボ帯域以上に高めるため、かつ限ら
れた記録/再生装置内に必要数を収容するために、0.
3〜2mmなる厚さとされて好適である。
【0031】ところで、本発明を適用して製造される磁
気ディスクは、ディスク基板上に磁性層の他に下地層、
保護膜、潤滑剤塗布層が設けられたものであってもよ
い。下地層、磁性層、保護膜、潤滑剤塗布層を構成する
材料および形成方法は従来公知の方法がいずれも使用可
能であり、特に限定されないが、下地層としては、C
r,Mo等の金属膜、磁性層としては、CoPt,Co
Pd,CoCrPt等の金属磁性薄膜、保護膜として
は、C、SiO2 等よりなる薄膜を、それぞれスパッタ
リング法等により形成する方法が代表的である。また、
潤滑剤塗布層としては、従来公知の潤滑剤をスピンコー
ト法等の手法にて塗布形成すればよい。
【0032】また、磁性層に対して第1段階の着磁を行
うに際しては、直流電流を印加した磁気ヘッドの変わり
に、永久磁石を用いてもよい。
【0033】本発明を適用して磁気ディスクを製造する
と、磁性層に印加される磁界HX の大きさを半径方向で
略均一化することが可能となるため、全面に亘って再生
出力の振幅が大きな磁気ディスクを提供できる。
【0034】
【実施例】以下に、本発明を適用した具体的な実施例に
ついて、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0035】実施例1 本実施例に係る磁気ディスクの製造方法は、磁性層に印
加される磁界HX の大きさを半径方向で略均一化するた
めに、2段階着磁法における第2段階の着磁を行うに際
して、磁気ヘッドに印加する直流電流iをディスク基板
の外周側ほど大きくするものである。
【0036】ここでは、先ず、製造された磁気ディスク
の構成について、図1を用いて説明する。
【0037】この磁気ディスク1は、外径65mm、内
径20mm、厚み0.9mmのディスク基板上に、厚さ
100nmのCr膜よりなる下地層、厚さ20nmのC
oPt膜よりなる磁性層、厚さ10nmのカーボン膜よ
りなる保護層が順次被着形成されたものである。また、
この磁気ディスク1は、最内周側に位置するクランピン
グ領域3、最外周側に位置するランディング領域4、こ
れらの間に挟まれたフォーマット領域2より構成されて
いる。なお、図示しないが、フォーマット領域2の内側
には、磁気ヘッドを搭載したスライダーの浮上/着陸が
なされるCSS領域が設けられている。
【0038】フォーマット領域2は、磁気ディスク1の
中心から15.0mm〜30.0mmなる領域に設けら
れ、所望の情報信号が書き込まれたデータ領域5と、該
データ領域5を分割するごとく、磁気ディスク1の中心
から放射線状に等角度間隔に設けられ、磁気ヘッドを所
望アドレス内の記録トラックにトラッキングするための
位置決め信号が書き込まれたサーボ領域6とからなる。
なお、図1は、磁気ディスク1を簡略化して示してある
ため、サーボ領域6の数が実際より少なくなっている。
【0039】データ領域5、サーボ領域6には、所望の
情報信号、位置決め信号に対応させて、磁気ディスク1
の半径方向の幅が5μm程度、磁気ディスク1の周方向
の長さが0.7〜2.9μm程度の略矩形の凸部が形成
されている。また、この凸部に設けられた磁性層と凹部
に設けられた磁性層とでは磁化方向とが逆となるように
着磁されている。即ち、凹部と凸部の境界である磁化反
転部から発生する漏洩磁束によって、所望の情報信号や
位置決め信号が表現されている。
【0040】そして、通常の方法によって着磁された磁
気ディスクにおいては、磁性層に印加された磁界HX
大きさが外周側ほど小さくなっているのに対し、この磁
気ディスクにおいては、磁性層に印加された磁界HX
大きさが半径方向で略均一化されている。
【0041】具体的には、フォーマット領域2は、磁気
ディスク1の中心からの距離が15.0mm〜19.0
mmなる領域(第1の領域)、19.0mm〜24.0
mmなる領域(第2の領域)、24.0mm〜28.5
mmなる領域(第3の領域)、28.5mm〜30.0
mmなる領域(第4の領域)に分けられており、いずれ
の領域においても、磁性層に印加された磁界HX が11
8±6kA/mとなされている。
【0042】以上のような構成を有する磁気ディスク1
を製造するには、先ず、外径65mm、内径20mm、
厚み0.9mmのガラスよりなるディスク基板を用意
し、このフォーマット領域2(中心からの距離が15.
0mm〜30.0mmなる領域)に対して、フォトリソ
グラフィおよび反応性イオンエッチング(RIE)によ
って、所望の情報信号と位置決め信号とに対応させた凹
凸パターンを形成した。
【0043】そして、この上に、スパッタリング法によ
って、厚さ100nmのCr膜よりなる下地層、厚さ2
0nmのCoPt膜よりなる磁性層、厚さ10nmのカ
ーボン膜よりなる保護層を順次被着形成した。
【0044】さらに、フォーマット領域2への着磁は、
図2および図3に示されるように、2段階着磁法によっ
て、磁気ギャップ12の大きさgが0.26μm、トラ
ック幅が6.5μm、コイルの巻数が34、ヘッド効率
が0.6の磁気ヘッド11を用いて、ディスク基板7上
の磁性層8における凸部9と凹部10とを異なる方向に
磁化した。
【0045】即ち、図2に示されるように、第1段階に
おいて、a方向に回転するディスク基板7上に磁気ヘッ
ド11を浮上させ、該磁気ヘッド11に充分大きな直流
電流を印加することによって、磁性層8の凸部9と凹部
10とを同一方向に磁化した。なお、磁気ヘッド11を
ディスク基板7の半径方向に移動させることにより、磁
性層8全面に対する着磁を行った。その後、図3に示さ
れるように、第2段階において、第1段階の直流電流よ
りも小さな直流電流を用いて、磁性層8における凸部9
の磁化方向のみを反転させた。
【0046】但し、本実施例においては、第2段階に
て、磁性層8における凸部9の磁化方向のみを反転させ
るに際し、磁気ヘッド11に印加する直流電流の大きさ
を半径方向で異ならせた。
【0047】具体的には、フォーマット領域2を、中心
からの距離が15.0mm〜19.0mmなる領域(第
1の領域)、19.0mm〜24.0mmなる領域(第
2の領域)、24.0mm〜28.5mmなる領域(第
3の領域)、28.5mm〜30.0mmなる領域(第
4の領域)に分け、ディスク基板7を3600rpmに
て回転させながら、第1の領域上では磁気ヘッド11に
5.0mAの直流電流を印加し、第2の領域上では磁気
ヘッド11に5.5mAの直流電流を印加し、第3の領
域上では磁気ヘッド11に6.0mAの直流電流を印加
し、第4の領域上では磁気ヘッド11に6.5mAの直
流電流を印加した。
【0048】これにより、第1の領域〜第4の領域の各
磁性層8に印加された磁界HX は、図4の実線に示され
るように、それぞれ118±6kA/m〜135kA/
mの範囲内でのみ変化するようになる。
【0049】ここで、上述したようにフォーマット領域
2を分割し、第2段階の着磁に際して磁気ヘッド11に
印加する直流電流をそれぞれ上述したような値に設定し
た経緯について説明する。
【0050】先ず、磁気ディスク1が優れた再生出力特
性を発揮するものとなるように、第2段階の着磁によっ
て印加される磁界HX の最適値を調べた。具体的には、
第2段階の着磁を行うに際して、磁気ヘッド11に印加
する直流電流の大きさを4mA〜10mAの範囲で種々
に変化させ、その後、同一の磁気ヘッド11を用いてこ
の磁気ディスク1の再生を行い、再生出力の振幅を測定
した。但し、この測定は、磁気ディスク1と磁気ヘッド
11との相対速度が8m/秒のときに着磁がなされた領
域について、同じく相対速度を8m/秒として再生する
ことによって行った。
【0051】この結果を、磁気ヘッド11に印加する直
流電流の大きさと再生出力の振幅の関係として図5に示
す。なお、図5において、磁気ヘッド11に印加する直
流電流の大きさを示す横軸の下には、この直流電流によ
って磁性層8に印加される磁界HX の値を併せて示す。
【0052】図5より、磁気ヘッド11に印加する直流
電流を大きくするほど再生出力の振幅が増大するが、
5.5mAより大きくすると、かえって再生出力の振幅
が低減してしまうことがわかる。このため、最も再生出
力の振幅を大きくするには、磁気ヘッド11に印加する
直流電流を5.5mA前後として好適であり、磁性層8
に印加される磁界HX が、118kA/m前後となるよ
うにして好適であることがわかる。
【0053】一方、第2段階の着磁を行うに際して、デ
ィスク基板7を一定の回転数3600rpmにて回転さ
せ、磁気ヘッド11に印加する直流電流を5.0mA、
5.5mA、6.0mA、6.5mAとしたとき、中心
からの距離と磁性層8に印加される磁界HX の大きさと
の関係を調べると、図6のようになる。
【0054】即ち、磁気ヘッド11に印加する直流電流
が大きいほど、磁性層8に大きな磁界HX を印加できる
が、いずれの大きさの直流電流を印加しても、外周側ほ
ど磁界HX が小さくなる。
【0055】これらの結果を考え併せると、磁気ヘッド
11に印加する直流電流の大きさを適宜選択することに
よって、内周側から外周側のいずれの位置の磁性層8に
も118kA/m前後の磁界HX を印加できるようにな
り、これにより、全面に亘って再生出力の振幅が大きな
磁気ディスク1を得ることができるようになることがわ
かる。
【0056】以上のような経緯により、本実施例におい
ては、フォーマット領域2を分割し、第2段階の着磁に
際して磁気ヘッド11に印加する直流電流を、前述しよ
うに外側の領域ほど大きな値にしたのである。
【0057】実施例2 本実施例に係る磁気ディスクの製造方法は、磁性層に印
加される磁界HX の大きさを半径方向で均一化するため
に、2段階着磁法における第2段階の着磁を行うに際し
て、磁気ヘッドと磁気ディスクとの相対速度を略均一化
する、即ち、磁気ヘッドを外周側に位置させるときほ
ど、磁気ディスクの回転数を小さくするものである。
【0058】本実施例の製造方法にて製造された磁気デ
ィスクにおいては、フォーマット領域2が、磁気ディス
ク1の中心からの距離が15.0mm〜19.0mmな
る領域(第1の領域)、19.0mm〜23.5mmな
る領域(第2の領域)、23.5mm〜28.5mmな
る領域(第3の領域)、28.5mm〜30.0mmな
る領域(第4の領域)に分けられており、いずれの領域
においても、磁性層に印加された磁界HX が118±6
kA/mとなされている。
【0059】以上のような構成を有する磁気ディスク1
を製造するには、先ず、実施例1と同様にして、ディス
ク基板に凹凸パターンを形成し、下地層、磁性層、保護
層を被着形成した。また、フォーマット領域2への着磁
も、第1段階の着磁までは、実施例1と同様にして行っ
た。
【0060】そして、第2段階にて、磁性層8における
凸部9の磁化方向のみを反転させるに際し、磁気ヘッド
を外周側に位置させるときほど、ディスク基板7の回転
数を小さくした。
【0061】具体的には、フォーマット領域2を、中心
からの距離が15.0mm〜19.0mmなる領域(第
1の領域)、19.0mm〜23.5mmなる領域(第
2の領域)、23.5mm〜28.5mmなる領域(第
3の領域)、28.5mm〜30.0mmなる領域(第
4の領域)に分け、磁気ヘッド11に印加する直流電流
を5.5mAとし、磁気ヘッド11を第1の領域上に位
置させるときには4200rpm、磁気ヘッド11を第
2の領域上に位置させるときには3600rpm、磁気
ヘッド11を第3の領域上に位置させるときには300
0rpmで、磁気ヘッド11を第4の領域上に位置させ
るときには2400rpmで、それぞれディスク基板7
を回転させた。
【0062】これにより、第1の領域〜第4の領域の磁
性層8に印加された磁界HX は、図7の実線に示される
ように、それぞれ118±6kA/mの範囲内でのみ変
化するようになる。
【0063】以下、上述したようにフォーマット領域2
を分割し、第2段階の着磁に際してディスク基板7の回
転数をそれぞれ上述したような値に設定した経緯につい
て説明する。
【0064】先ず、第2段階の着磁を行うに際して、磁
気ヘッド11に印加する直流電流を5.5mAとし、デ
ィスク基板7の回転数を2400rpm、3000rp
m、3600rpm、4200rpmとしたとき、中心
からの距離と磁性層8に印加される磁界HX の大きさと
の関係を調べた。
【0065】この結果、図8に示されるように、回転数
を小さくするほど、磁性層8に大きな磁界HX を印加で
きるが、いずれの回転数に設定しても、外周側ほど磁界
Xが小さくなることがわかる。
【0066】また、優れた再生出力特性を得るには、第
2段階の着磁を行うに際して、磁性贈8に印加される磁
界HX が118kA/m前後となるようにすればよいこ
とは前述したとおりである。
【0067】したがって、図8から、ディスク基板7の
回転数を適宜選択することによって、内周側から外周側
のいずれの位置の磁性層8にも118kA/m前後の磁
界HX を印加できるようになり、全面に亘って、再生出
力の振幅を大きな磁気ディスク1を得ることができるよ
うになる。
【0068】このような経緯により、本実施例において
は、フォーマット領域2を分割し、第2段階の着磁に際
して、磁気ディスク1の回転数をそれぞれ前述しような
値に設定したのである。
【0069】ところで、上述したような磁気ディスク1
を磁気ヘッド浮上型の記録/再生装置に搭載して駆動さ
せるに際しては、以下のような操作が行われている。先
ず、クランパによって磁気ディスク1を固定し、該磁気
ディスク1のCSS領域にスライダーを載置させた後、
スピンドルモータによって該磁気ディスク1を回転させ
てスライダーを浮上させる。そして、磁気ディスク1の
磁性層8に対する着磁を行う場合には、スライダーに接
続するアームの回転軸を回転させることにより、該スラ
イダー下面に搭載された磁気ヘッド11に所定の直流電
流を印加しながら、磁気ディスク1の半径方向に移動さ
せる。また、再生を行う場合には、磁気ヘッド11によ
って、サーボ領域6から位置決め信号を検出し、スライ
ダーに接続するアームの回転軸を回転させて、該磁気ヘ
ッド11のトラッキングを行いながら、データ領域5か
ら情報信号を読み出す。
【0070】以上、本発明に係る磁気ディスクの製造方
法について説明したが、本発明は上述の実施例に限定さ
れるものではない。例えば、フォーマット領域の分割の
仕方は実施例1、実施例2に示したものに限られず、磁
気ディスク1に印加される磁界HX を118kA/m前
後とすることができれば、さらに細かい領域に分割にて
直流電流の値や回転数を小刻みに変更してもよい。ま
た、実施例1、実施例2に示されるように、磁気ヘッド
に印加する直流電流の値、ディスク基板の回転数のいず
れか一方のみを変化させる以外にも、両者を半径方向で
異ならせるようにしてもよい。さらに、上述した直流電
流の値や回転数を半径方向で連続的に変化させることに
より、磁性層8に印加される磁界HX が約118kA/
mとなるように制御してもよい。
【0071】また、製造される磁気ディスクの構成につ
いても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形、
変更が可能であり、ディスク基板,下地層,磁性層,保
護膜,潤滑剤塗布層等の材料や、磁気ディスクの直径,
厚さ等は、上述したものに限られない。
【0072】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明を
適用すると、全面に亘って再生出力の振幅が大きな磁気
ディスクを製造することができる。
【0073】このため、本発明によって製造された磁気
ディスクにおいては、凹凸パターンによって書き込まれ
た位置決め信号が正確に読み出し可能となるため、精度
よくトラッキングを行うことが可能となる。また、読み
出し専用の磁気ディスクとして、所定の情報信号に対応
させて凹凸パターンを形成した場合も、この情報信号が
全面に亘って正確に読み出し可能なものとなる。
【0074】したがって、本発明を適用することによ
り、信頼性の高い磁気ディスクを提供することができる
ようになり、さらなる記録容量の増大を図ることも可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気ディスクの製造方法によって
作製された磁気ディスクの構成例を示す模式的平面図で
ある。
【図2】2段階着磁法における第1段階の着磁を行って
いる状態を示す説明図である。
【図3】2段階着磁法における第2段階の着磁を行って
いる状態を示す説明図である。
【図4】第2段階の着磁を行うに際して磁気ヘッドに印
加する直流電流の値を選択したときの、中心からの距離
と磁性層に印加された磁界の大きさとの関係を示す特性
図である。
【図5】第2段階の着磁を行うに際して磁気ヘッドに印
加する直流電流の値と、得られた磁気ディスクの再生出
力の振幅との関係を示す特性図である。
【図6】第2段階の着磁を行うに際して、磁気ヘッドに
印加する直流電流の値を種々に異ならせた場合におけ
る、中心からの距離と磁性層に印加された磁界の大きさ
との関係を示す特性図である。
【図7】第2段階の着磁を行う際の磁気ディスクの回転
数を選択したときの、中心からの距離と磁性層に印加さ
れた磁界の大きさとの関係を示す特性図である。
【図8】第2段階の着磁を行うに際して、ディスク基板
の回転数を種々に異ならせた場合における、中心からの
距離と磁性層に印加された磁界の大きさとの関係を示す
特性図である。
【図9】磁気ヘッドと磁気ディスクの相対速度に対す
る、磁性層と磁気ギャップの距離を示す特性図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク 2 フォーマット領域 3 クランピング領域 4 ランディング領域 5 データ領域 6 サーボ領域 8 凹部 9 凸部 10 磁性層 11 磁気ヘッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の凹凸パターンを有するディスク基
    板に磁性層を被着させる工程と、 前記ディスク基板を回転させ、この上に浮上させた磁気
    ヘッドに充分大きな直流電流を印加しながら、該磁気ヘ
    ッドをディスク基板の半径方向に移動させることによ
    り、凹部の磁性層と凸部の磁性層とを一括して同一方向
    に磁化させる工程と、 前記直流電流よりも小さな直流電流を印加しながら、前
    記磁気ヘッドをディスク基板の半径方向に移動させるこ
    とにより、凸部の磁性層の磁化のみを反転させる工程と
    を有し、 前記凸部の磁性層の磁化のみを反転させるに際して、該
    磁性層に印加される磁界がディスク基板の半径方向で略
    均一化されるごとく、前記磁気ヘッドに印加する直流電
    流の大きさおよび/または前記ディスク基板の回転数
    を、該ディスク基板の半径方向で異ならせることを特徴
    とする磁気ディスクの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記凸部の磁性層の磁化のみを反転させ
    るに際して、前記ディスク基板を同心円状に複数の領域
    に分割し、この領域ごとに、前記磁気ヘッドに印加する
    直流電流の大きさおよび/または前記ディスク基板の回
    転数を設定することを特徴とする請求項1記載の磁気デ
    ィスクの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記凹凸パターンの少なくとも一部は、
    位置決め信号に対応するものであることを特徴とする請
    求項1記載の磁気ディスクの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記凹凸パターンの少なくとも一部は、
    情報信号に対応するものであることを特徴とする請求項
    1記載の磁気ディスクの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003019540A1 (fr) * 2001-08-23 2003-03-06 Hitachi, Ltd. Support a disques magnetiques, procede de production associe et dispositif d'enregistrement magnetique
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US7443626B2 (en) 2004-07-16 2008-10-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Patterned disk medium for vertical magnetic recording, and magnetic disk drive with the medium

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