JPH0954497A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH0954497A
JPH0954497A JP20584695A JP20584695A JPH0954497A JP H0954497 A JPH0954497 A JP H0954497A JP 20584695 A JP20584695 A JP 20584695A JP 20584695 A JP20584695 A JP 20584695A JP H0954497 A JPH0954497 A JP H0954497A
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developing
developer
magnetic pole
pole
photoconductor
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JP20584695A
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Hiroyuki Mabuchi
裕之 馬淵
Nobuyoshi Hoshi
信義 保志
Takao Umeda
高雄 梅田
Shinji Asai
真二 浅井
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】解像度低下、画像欠陥等の不具合が発生せず高
品質で高濃度印刷を行うことが可能な、小型で低コスト
な現像装置を提供する。 【解決手段】固定されたマグネットとマグネット外周に
回転可能に配置されたスリーブローラを具備し、スリー
ブローラの回転により磁性現像剤を搬送し感光体に形成
された静電潜像を摺擦し現像を行う現像装置において、
現像領域出口部に第2の現像磁極を配置し、現像領域入
口部より現像剤移動方向上流側に第2の現像磁極と同極
である第1の磁極を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式のプリン
タ、複写機等の静電記録装置の現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の一方式として感光体を1
回転させる工程において2色以上のトナー像を形成す
る、いわゆる1パスカラー印刷方式がある。図3はこの
1パスカラー印刷方式の1方式として特開昭48−37
148号公報に記載されている、いわゆるトライレベル
方式を用いた印刷装置の概略構成を示したものであり、
図4はトライレベル方式の電位モデル図である。この方
式は黒と、黒以外の1色たとえば赤、青、緑等の2色で
印刷を行う方式であり、以下、黒以外の1色を赤とし
て、第1現像が赤現像剤で正規現像、第2現像が黒現像
剤で反転現像を行う場合で説明をする。
【0003】光導電性を有する感光体1を帯電装置2に
より帯電し、次に露光装置3で画像情報に応じた露光が
行われる。黒画像部は感光体電位が最小となるように強
い露光を行い電位VLとし、赤色で印刷する領域へは露
光を行わず電位VHとし、背景部つまり白紙部へは弱い
露光を行いVHの約半分の電位VMとし、3値の電位を
形成する。ついで第1の現像装置4aで赤画像部の現像
が行われる。現像装置4a内には、内部に固定されたマ
グネット30aの外周に回転可能なスリーブローラ32
aを有するマグネットローラ31aがあり、スリーブロ
ーラ32aは電源と電気的に接続されておりバイアス電
圧Vb1がVH>Vb1≧VMとなるように印加され
る。第1の現像装置4a内の赤トナー21aと、赤トナ
ー21aとの摩擦で赤トナー21aを感光体1の帯電極
性と逆の極性に帯電させる第1のキャリア25aを適切
な比率で混合した2成分現像剤20aを、スリーブロー
ラ32a表面に磁気的に吸着しスリーブローラ32aの
回転により、現像剤が感光体と接触する領域である現像
領域40aに搬送され感光体1表面を摺擦し、感光体1
に形成された静電潜像とスリーブローラ32aに印加さ
れたバイアス電圧Vb1とによって形成される電界によ
り赤トナー21aが赤画像部へ付着し、現像が行われ
る。
【0004】ついで第2の現像装置4bによって黒画像
部の現像が行われるが、ここで用いられる黒現像剤20
bは、黒トナー21bと、黒トナー21bとの摩擦によ
り黒トナー21bを感光体帯電極性と同極性に帯電させ
る第2のキャリア25bを適切な混合比率で混合したも
のであり、スリーブローラ32bに印加されるバイアス
電圧Vb2はVM≧Vb2>VLとなるように設定さ
れ、黒画像部を現像する。このように、帯電極性の異な
る黒、赤両トナーにより画像が形成されているのでこの
ままの状態では、転写装置7で正、あるいは負の単一極
性のコロナを照射して転写しようとしても照射コロナと
同一極性のトナーは反発してシート部材8へ転写されな
いため、転写以前にトナーの極性を転写装置7で照射さ
れるコロナと逆の極性にそろえておく必要があり、転写
前帯電器6が設置される。これにより極性をそろえられ
たトナーは転写装置7により効率よくシート部材8に転
写される。転写後シート部材8は定着装置9を通過しト
ナーはシート部材8に定着される。転写部通過後の感光
体1上に残留したトナーあるいは紙粉等の付着物はクリ
ーニング装置11により感光体1から分離除去され回収
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなプロセス
により2色印刷を行うトライレベル方式は、単色印刷と
同じ速度で2色印刷を行え、露光装置が1つであるため
低コストで、かつ2色画像の位置ずれが無いという非常
に優れた特色を持つ。しかし、図4に示したように感光
体帯電電位を2つの領域にわけて2色画像の潜像を作製
するため通常の単色印刷方式に比べて各色の現像コント
ラスト電位(赤の場合、VH−Vb1、黒の場合Vb2
−VL)も半減してしまうため高い印刷濃度を得ること
が困難であるという問題がある。コントラスト電位を大
きくとるには感光体帯電電位を高くすればよいが感光体
の寿命の点から限界があり、かつ、現像バイアス電位と
背景部電位の差(赤の場合Vb1−VL、黒の場合VH
−Vb2)も必然的に大きくなるため、トナーと逆の極
性に帯電しているキャリアが感光体へ付着するキャリア
スティック現象も通常の単色印刷方式に比べ発生しやす
くなるという問題もある。つまり、トライレベル方式の
現像装置では、通常の単色印刷方式に比べ、より厳しい
制約条件の中で単色印刷方式同様にキャリアスティック
現象を発生せずに高印刷濃度を得る必要がある。
【0006】したがって、電子写真方式で用いられる現
像装置、特にトライレベル方式で用いられる現像装置で
は、低コントラストでも高濃度印刷を行えかつ、解像度
が高くキャリア付着の無い小型で低コストな現像方式の
開発が必要とされている。印刷濃度を向上させる現像方
式としては、現像ローラを複数本用いる方式や、導電性
磁気ブラシ現像と呼ばれる抵抗の低い現像剤を用いる方
式などを単独あるいは併用して現像能力を向上させる方
式があるが、現像ローラを複数本用いる方式では、装置
の大型化、コスト増加が避けられず小型の装置に用いる
のは困難であり、導電性磁気ブラシ現像の場合には、抵
抗の低い現像剤を通じて電荷が移動しやすくなるため、
解像性に問題があり、細線を印刷した場合に画像に欠陥
が発生する等の問題がある。また、上述したトライレベ
ル方式のように第2の現像装置により現像する潜像部
が、第1の現像装置によって摺擦されてしまう方式で
は、第1の現像装置に導電性磁気ブラシ現像を用いると
第1の現像時に第2の潜像を乱してしまう恐れがある。
つまり、上述した構成においては、第1の赤画像現像時
に黒トナーが付着する電位VLが上昇して黒画像の印刷
濃度が低下したり、解像度低下が発生したり、あるい
は、背景部である電位VMが不均一となりカブリが増加
する事になる。また、第2の現像装置が感光体を強く摺
擦する構成であると、すでに感光体に付着している第1
の画像を掻き取ってしまうため、第2の現像装置として
は感光体を摺擦する力の弱い方式が必要とされる。
【0007】したがって、トライレベル方式に用いられ
る現像装置としては、第1現像に使用される現像装置で
は感光体に形成された潜像を乱さない事、第2現像に使
用される現像装置では第1の現像で現像された画像を乱
さない事も重要になる。
【0008】小型で高い印刷濃度が得られ感光体を摺擦
する力が弱い現像方式としては、特開平4−26447
4号公報に示されるような、現像領域の入口部と、出口
部に同極の磁極を配置する方式が知られている。
【0009】図5はこの方式の一例を示した概略図であ
る。第1の現像極27が現像領域40の入口部に配置さ
れ、第1の現像極と極性が同一である第2の現像極28
が現像領域出口部に配置されており、現像領域入口部と
出口部に、従来方式より比較的弱い磁界を形成してい
る。現像剤20は現像領域入口部でまず磁気ブラシを形
成して感光体1を摺擦した後第2の現像極28に向かう
が、この時点で反発磁界により現像剤20に働く磁気的
拘束力が弱くなり磁気ブラシを形成せず、ばらばらにな
り多くのトナークラウドが発生し現像を行う。次いで、
第2の現像極28により磁気的に拘束され再度磁気ブラ
シ現像を行う。すなわちこの方法では、1つの現像領域
の中で、最初に入口部の比較的磁場の強い部分、次に中
央部の磁場の弱い部分、最後に出口部の比較的磁場の強
い部分の順で現像を行なうことになる。中央部の磁場の
弱い部分で発生するトナークラウドにより現像効率があ
がるため印刷濃度が向上し、しかも現像領域中央部では
磁気ブラシを形成せず、かつ、磁気ブラシを形成する領
域でも比較的磁界が弱いため、現像領域全域で強い磁界
を形成する従来の方法に比べ感光体を摺擦する力は弱く
なる。しかし、上述したように1つの現像領域が3つの
部分に分けられているため、この中央部が狭く、トライ
レベル方式のように現像コントラスト電位が非常に小さ
い場合には十分な印刷濃度を得ることは難しい。そこ
で、この問題を解決するために入口、出口の磁場を強く
すると、この領域での摺擦力が強くなり、1パス2色印
刷機の第2の現像装置など、摺擦力を低く抑える必要が
ある場合には使用できない。
【0010】本発明の目的は、これらの問題を解決する
こと、すなわち、低コントラスト電位でも高濃度印刷を
行え、かつ、解像度が高くキャリア付着の無い小型で低
コストな現像装置さらには、トライレベル方式のような
多色印刷方式に用いても潜像や、すでに印刷された画像
を乱すことのない現像装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、固定された
マグネットローラとマグネットローラ外周に回転可能に
配置されたスリーブローラを具備し、スリーブローラの
回転により磁性現像剤を搬送し感光体に形成された静電
潜像を摺擦し現像を行う現像装置において、現像領域出
口部に感光体と対向して第2の現像磁極を配置し、現像
領域入口部より現像剤移動方向上流側に第2の現像磁極
と同極である第1の磁極を配置することにより達成され
る。
【0012】
【作用】スリーブローラの回転により第1の磁極位置ま
で搬送された現像剤はこの位置では感光体と接触せず、
ついで、第1の現像磁極と第2の現像磁極とにより形成
される反発磁界により、スリーブローラから離れ感光体
に接触し現像を行う。さらに移動した現像剤は第2の現
像磁極位置で穂立ちをして感光体を磁気ブラシで摺擦す
る。したがって、現像剤が感光体と接触する領域である
現像領域中で同極反発磁極をともに感光体と接触させる
方式に比べ、磁気ブラシを形成せず多くのトナークラウ
ドが発生し現像効率が向上する領域が広くなるため現像
効率が高く、かつ磁気ブラシで感光体を摺擦する領域が
減少するため感光体への摺擦力が弱くなる。
【0013】また、感光体に形成された静電潜像は、ま
ず第1現像磁極と第2現像磁極との間で磁気的拘束力の
弱い現像剤により現像が行われるためこの領域ではバイ
アス電圧を印加されたスリーブローラと現像剤の導通が
比較的悪い状態となるので、見かけ上現像剤の抵抗が高
くなったように作用し比較的抵抗の低い現像剤を用いた
場合でも上述したような不具合が発生し難くなる。つま
り、1つの現像領域内で、最初に抵抗の高い現像剤を用
いた現像を行い、次いで抵抗の低い現像剤を用いた現像
を行ったと同様の効果が得られる。したがって、細線か
ら広い画像部まで均一にかつ高い印刷濃度を得ることが
できる。
【0014】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を説明する。図
1は本発明の一実施例である現像装置の一部を示した概
略図である。図の矢印方向に回転する感光体1に対向し
て配置されたマグネットローラ30は、第1の現像極2
7と第2の現像極28を具備する固定されたマグネット
31とマグネットの外周に回転可能に構成されたスリー
ブローラ32を具備している。
【0015】トナー21とキャリア25を適切な混合比
率で混合した現像剤20は、スリーブローラ32の表面
に磁気的に吸着してスリーブローラ32の回転により矢
印方向に搬送される。ここで、現像領域40の出口部に
最大磁束密度が500ガウスから1500ガウスの第2
の現像極28を配置し、第1の現像極27は第2の現像
極と同極で最大磁束密度が500ガウスから1500ガ
ウスであり現像領域入口部より現像剤の流れに対して上
流側の位置に配置されている。このような構成とする事
によりスリーブローラ32の回転により搬送されてきた
現像剤20は第1の現像極27の位置で穂立ちをするが
この位置では感光体1とは接触せず、感光体1を摺擦す
ることはない。さらに現像剤はスリーブの回転により搬
送されていくが第1の現像極27と次ぎに到達する第2
の現像極28が同極であり反発磁界を形成しているため
スリーブローラ32への吸着力が弱く現像剤20はスリ
ーブローラ32から離れ感光体方向へ流れていき感光体
と広い領域で接触し現像を行なうが、この時点で行われ
る現像は、現像剤20がスリーブローラ32に強く拘束
された磁気ブラシ状態で行われるわけではないので摺擦
力は弱く多くのトナークラウドを発生し現像効率が高く
なる。また、スリーブローラ32との電気的な接続も悪
い状態となるので現像剤の抵抗が高い様に作用し、絶縁
現像に近い現像が行われる。
【0016】したがって、この領域では、静電潜像ある
いは既に付着しているトナー画像等を乱すことなく、細
線等を忠実に再現する現像が行われる。現像剤20はつ
いで第2の現像極28に到達し磁気ブラシを形成して感
光体1を摺擦する。したがって、この時点で行われる現
像はスリーブローラ32に印加された現像バイアス電圧
の効果が大きく作用し広面積のべた画像等を均一に高印
刷濃度で現像し、かつ、背景部等に付着した余分なトナ
ーは磁気ブラシ現像のクリーニング効果により回収され
る。本方式の場合、磁気ブラシ現像が行われる以前に、
細線の再現性に優れる絶縁現像を低い摺擦力で行う構成
となっているので一般的な導電性磁気ブラシ現像や現像
極に同極反発磁極を用いる方式に比べ細線の再現性にす
ぐれ、かつ広面積部を高印刷濃度で低い摺擦力で印刷で
きるという優れた特長を持つ。また、摺擦力が弱いた
め、印刷濃度を向上させるためにスリーブローラの回転
速度を感光体移動速度の4倍程度にしても掻き取り等の
不具合の発生ははごくわずかである。また、第1現像極
27、第2現像極28の位置あるいは着磁幅等を変更す
ることにより、弱い磁場中で現像を行なう領域と磁気ブ
ラシ現像を行なう領域の比率を変更することが可能であ
るので、使用する現像剤にあわせた調整が簡易に行な
え、必要とする印刷品質を容易に得ることが可能とな
る。
【0017】また、第2現像極の最大磁束密度を第1現
像極の最大磁束密度より大きくすることにより現像領域
出口部の第2現像極での穂立ち量が多くなり印刷濃度が
より増加する効果が得られる。
【0018】図3は本発明の一実施例である現像装置を
第2の現像装置に用いたトライレベル方式電子写真装置
の概略構成を示す図である。感光体1としては、セレ
ン、セレン・テルル、三セレン化ひ素、OPC等の感光
体を用いることができるが、以下負帯電のOPCを用い
た場合について説明する。感光体1は、帯電装置2によ
り−800Vから−900V程度に一様に帯電される。
帯電装置2としては、コロトロン、スコロトロン等のコ
ロナ放電装置あるいは、ブラシ、ローラ帯電装置等の接
触式帯電装置を用いることができる。ついで、露光装置
3により画像情報に応じた露光が行われる。黒画像部へ
は感光体電位が−150V以下好ましくは−50V以下
となるように強い露光が行われ背景部つまり白紙部分へ
は感光体電位が−350Vから−550V好ましくは−
400Vから−500Vとなるように弱い露光を行な
う。つぎに、現像が行われるが現像装置4は赤現像剤2
0aの入った第1の現像装置4aと黒現像剤20bの入
った第2の現像装置4bからなり、おのおの電気的に接
続された電源によりスリーブローラ32に適切なバイア
ス電圧が印加される。このバイアス電圧値としては感光
体1の電位の高い部分を現像する第1の現像装置4aが
−450Vから−700V程度であり、感光体の電位の
低い部分を現像する第2の現像装置4bが約−450V
から−200V程度であることが好ましい。また、第1
の現像装置4aで用いられる赤現像剤20aは、体積平
均粒径80〜120ミクロンの球状フェライト粉末にシ
リコン系コート剤をコートしたキャリア25aと、スチ
レンアクリル系樹脂に赤色顔料を添加した体積平均粒径
が7〜12ミクロンの赤トナー21aをトナー濃度が2
〜6%となるように混合した、帯電量が5〜15μC/
gのものなどを使用することが出来る。黒現像剤2bと
しては、体積平均粒径80〜120ミクロンの球状フェ
ライト粉末にアクリル系コートをしたキャリア25b
と、スチレンアクリル系樹脂にカーボンブラック等の顔
料を添加した体積平均粒径が7〜12ミクロンの黒トナ
ー21bをトナー濃度が2〜6%となるように混合し
た、帯電量が−5〜−15μC/gであるものなどを使
用することが出来る。
【0019】第2の現像装置4bのマグネットローラ3
0bは第2の現像極28を現像領域40bの出口部に、
第2の現像極28と同極の第1の現像極27を現像領域
40bの上流側に配置している。第1の現像装置4aで
赤画像部を現像し赤トナーを付着させた感光体1の潜像
はついで第2の現像装置4bで黒画像部の現像が行われ
る。スリーブローラ32bの回転により第1の磁極位置
まで搬送された黒現像剤20bはこの位置では感光体1
と接触せず、ついで、第1の現像磁極27と第2の現像
磁極28とにより形成される反発磁界により、スリーブ
ローラ32bから離れ感光体1に接触し現像を行う。さ
らに移動した黒現像剤20bは第2の現像磁極位置で穂
立ちをして磁気ブラシ現像を行う。この現像の際に、感
光体1にすでに付着していた赤トナー21aは黒現像剤
20bによって擦られるが、本発明の現像装置では、現
像領域40bで行われる現像の大部分が弱い磁場の中で
行われるため摺擦力が従来の方式に比べ小さく、赤トナ
ー21aの掻き取りはほとんど発生せず、印刷品質の高
い2色現像が行なえる。
【0020】感光体1上に現像されたトナー像は正、負
両極性のトナーで構成されているので、転写前帯電装置
6により極性を正あるいは負のどちらかの極性にそろえ
る。極性のそろえられたトナー21は転写装置7により
シート材料8に転写される。転写後シート材料8は定着
装置9を通過しトナー21がシート材料8に定着され
る。転写領域通過後の感光体1上に残留したトナー21
あるいは紙粉等の付着物はクリーニング装置11により
感光体1から分離除去され回収される。ここで用いられ
るクリーニング装置11としては既知のものが使用で
き、たとえばブレードクリーニング方式や、ブレード通
過前にブラシを設けたブレードとブラシの併用方式が使
用できる。また、感光体1とトナー21の付着力を弱め
クリーニングを容易にするためクリーニング装置11の
前に光照射を行い感光体電位を低下させたり、コロナ帯
電装置を設け感光体1あるいはトナー21の帯電量をク
リーニングに最適な値とするクリーニング前処理装置1
0を設けても良い。クリーニング領域の後には感光体1
の帯電性を安定させるためイレーズ装置12により光照
射を行っても良い。
【0021】以上述べたように、1パス2色機の第2色
目に本発明の現像装置を用いることにより、第1色目の
印刷画像を乱すことなく高品質の印刷を小型の装置で低
コストで達成することが可能となる。また、上記電子写
真装置の第1現像に本発明の現像装置を用いれば、第1
現像の際に第2現像を行なう領域の潜像を乱すことなく
高品質の印刷を行なうことが可能となる。以上、トライ
レベル方式1パス2色機において、第1現像を赤現像剤
を用いた正規現像、第2現像を黒トナーを用いた反転現
像として説明したが、カラー現像剤は赤以外の青、緑、
茶等いずれの色でもかまわず、現像の順番は反転、正規
現像の順番でもよく、また黒現像剤を第1現像に、第2
現像にカラー現像剤を用いてもかまわない。また、本発
明に使用する同極着磁の磁石はその作り方によらない。
異なる2つの磁石を並べたり、1つの磁石の磁極面に溝
をほったり、また、一体着磁で形成しても良い。
【0022】以上、本発明の実施例をトライレベル方式
の1パス2色機を用いて説明したが、たとえば、単色印
刷機においても本方式を用いれば小型低コストで印刷濃
度が高く、品質の良い印刷が行なえることは同様であ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明を用いれば、低コントラスト電位
でも高濃度高印刷品質の印刷が行え、感光体上にすでに
第1色目のトナーが付着している状態で現像を行う第2
色目現像に用いても、画像を乱すことがない小型で低コ
ストな現像装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である現像装置の一部を示し
た概略図である。
【図2】本発明の一実施例である現像装置を用いたトラ
イレベル方式電子写真装置の概略構成図である。
【図3】トライレベル方式を用いた印刷装置の概略構成
図である。
【図4】トライレベル方式の電位モデル図である。
【図5】現像極に反発磁極を用いた従来の現像装置の一
部を示す概略図である。
【符号の説明】
1は感光体、4は現像装置、30はマグネットローラ、
31はマグネット、32はスリーブローラ、40は現像
領域である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 真二 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定されたマグネットとマグネット外周に
    回転可能に配置されたスリーブローラを具備し、スリー
    ブローラの回転により磁性現像剤を搬送し感光体に形成
    された静電潜像を摺擦し現像を行う現像装置において、
    感光体の現像領域出口部に対向して第2の現像磁極を配
    置し、現像領域入口部より現像剤移動方向上流側に第2
    の現像磁極と同極である第1の磁極を配置したことを特
    徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】前記第2の現像極の磁束密度が、前記第1
    の現像極の磁束密度より大きいことを特徴とする請求項
    1記載の現像装置。
  3. 【請求項3】電位の高い領域と低い領域とほぼその中間
    の領域の3段階の電位で構成された静電潜像の、電位の
    高い領域あるいは低い領域を現像するものであることを
    特徴とする請求項1または2記載の現像装置。
  4. 【請求項4】前記スリーブローラの回転方向が、現像領
    域における現像剤の移動方向が感光体の移動方向と同一
    となるような方向であることを特徴とする請求項1、2
    または3記載の現像装置。
  5. 【請求項5】前記スリーブローラの回転速度が、感光体
    移動速度の1倍から4倍であることを特徴とする請求項
    1、2、3または4記載の現像装置。
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