JPH095442A - 2検出器型シンチレーションカメラ - Google Patents

2検出器型シンチレーションカメラ

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JPH095442A
JPH095442A JP7179693A JP17969395A JPH095442A JP H095442 A JPH095442 A JP H095442A JP 7179693 A JP7179693 A JP 7179693A JP 17969395 A JP17969395 A JP 17969395A JP H095442 A JPH095442 A JP H095442A
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subject
detector
subject table
axis direction
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JP7179693A
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English (en)
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Masahito Oike
池 正 仁 大
Minoru Inamoto
本 稔 稲
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
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Hitachi Medical Corp
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Publication date
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    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
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    • G01T1/161Applications in the field of nuclear medicine, e.g. in vivo counting
    • G01T1/164Scintigraphy
    • G01T1/1641Static instruments for imaging the distribution of radioactivity in one or two dimensions using one or several scintillating elements; Radio-isotope cameras
    • G01T1/1642Static instruments for imaging the distribution of radioactivity in one or two dimensions using one or several scintillating elements; Radio-isotope cameras using a scintillation crystal and position sensing photodetector arrays, e.g. ANGER cameras
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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
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    • A61B6/02Arrangements for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/03Computed tomography [CT]
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2検出器型シンチレーションカメラにおい
て、特に心臓についてSPECT像を収集する際にイメ
ージデータの収集時間を短縮できると共に画質を向上す
ることを可能とする。 【構成】 被検体テーブル1の長軸方向に直交する面内
に設けられその一側面に2個の検出器3a,3bを支持
して回転する回転フレームへの該検出器3a,3bの支
持は、上記被検体テーブル1の長軸方向に対し、その長
軸方向に直交する面内で互いに平行な方向に移動可能と
すると共に、この移動方向に直交してそれぞれ被検体テ
ーブル1に接近する方向に移動可能とし、且つその移動
後の位置にて上記長軸方向に直交する面内で自転可能と
したものである。これにより、上記2個の検出器3a,
3bを被検体テーブル1上の被検体2に対して、あらゆ
る配向角に設定したり、検出器前面を被検体2に最接近
させたり、各検出器3a,3bの映像方向矢をあらゆる
方向に向けてイメージデータの収集のデッドゾーンを無
くすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検体テーブルを間に
挟んで2個の検出器が対向配置され被検体について核医
学画像診断を行うのに用いられる2検出器型シンチレー
ションカメラに関し、特に心臓についてSPECT(単
一光子放射コンピュータ断層撮影)を行う際にイメージ
データの収集時間を短縮できると共に画質を向上するこ
とができる2検出器型シンチレーションカメラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の2検出器型シンチレーションカメ
ラは、図7に示すように、被検体テーブル1を間に挟ん
で対向配置され該被検体テーブル1上の被検体2から放
射される放射線を検出する2個の検出器3a,3bと、
上記被検体テーブル1の長軸方向に直交する面内に設け
られその一側面に上記2個の検出器3a,3bを支持し
て回転する回転フレーム4とを有し、これらの検出器3
a,3bを上記被検体テーブル1の長軸方向の周りに回
転させながら被検体2から生じるイメージデータを収集
するようになっていた。なお、上記回転フレーム4は、
検出器スタンド5の内部にて直立支持されている。
【0003】従来のこのような2検出器型シンチレーシ
ョンカメラは、2個の検出器3a,3bが被検体テーブ
ル1を間に挟んで上下に対向されており、その配向角は
180度に固定されていた。このような2検出器型シンチ
レーションカメラにおいては、1検出器型シンチレーシ
ョンカメラと比較して、図8に示すように被検体2の周
りに360度全周のデータによるSPECT像を収集する
場合に各検出器3a,3bを1/2回転するだけでよ
く、又は図7に示すように被検体2の体軸方向に沿って
表裏の全身像を撮影する場合に両検出器3a,3bを片
道移動するだけでよく、イメージデータの収集時間が1
/2に短縮されて診断効率を向上することができた。
【0004】しかし、このような2検出器型シンチレー
ションカメラにおいても、特に心臓のSPECT像を収
集する場合には、図9に示すように、心臓6は被検体2
の断面において一側部に偏っているので、被検体2の周
りに180度の範囲だけのイメージデータを収集すればよ
い。しかるに、2個の検出器3a,3bの配向角は180
度に固定されていたので、図9に示す例では第二の検出
器3bだけが必要なイメージデータを有効に収集し、第
一の検出器3aでイメージデータを収集しても総て無駄
になるものであった。すなわち、この場合は、2検出器
型シンチレーションカメラの利点は何も発揮されず、イ
メージデータの収集時間も1検出器型シンチレーション
カメラと全く同じであった。
【0005】これに対して、2検出器型シンチレーショ
ンカメラにおいて、2個の検出器の配向角を可変にした
ものが、特開平6-82557号公報で提案されている。この
2検出器型シンチレーションカメラは、被検体テーブル
に寝載される被検体に対し検出器が指す方向を示す映像
方向矢によって特徴づけられる第一の検出器及び第二の
検出器を有し、この第一及び第二の検出器に結合されて
上記被検体の体軸をほぼ中心に有する所定の円形通路と
上記被検体の体軸に直交する平面内とに上記各検出器の
映像方向矢をおきながら上記第一及び第二の検出器を回
転させる手段を有し、さらに上記第一及び第二の検出器
の間を被検体の体軸に対して所定の円形通路に沿ってあ
る選定された大きさに角変位を調節するための手段を有
して成っている。そして、上記第一及び第二の検出器の
配向角を、上記所定の円形通路に沿って可変し、例えば
90度に選定することはできるようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような特
開平6-82557号公報で提案された2検出器型シンチレー
ションカメラにおいては、2個の検出器の配向角を例え
ば90度に選定して、図9に示すような心臓のSPECT
像を収集する場合に、上記2個の検出器をそれぞれ90度
だけ回転して両検出器で被検体2の周りに180度の範囲
のイメージデータを収集することはできるが、2個の検
出器を被検体テーブルの長軸方向に直交する面内で互い
に平行に移動したり、この移動方向に直交してそれぞれ
被検体テーブルに接近させたり、その移動後の位置にて
自転可能とすることはできなかった。従って、上記2個
の検出器を被検体テーブル上の被検体に対して、あらゆ
る配向角に設定したり、検出器前面を被検体に最接近さ
せたり、各検出器の映像方向矢をあらゆる方向に向けて
イメージデータの収集のデッドゾーンを無くすことはで
きなかった。このことから、短時間で良好な断層像が得
られるとは言えないことがあった。
【0007】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、特に心臓についてSPECT像を収集する際にイ
メージデータの収集時間を短縮できると共に画質を向上
することができる2検出器型シンチレーションカメラを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による2検出器型シンチレーションカメラ
は、被検体テーブルを間に挟んで対向配置され該被検体
テーブル上の被検体から放射される放射線を検出する2
個の検出器と、上記被検体テーブルの長軸方向に直交す
る面内に設けられその一側面に上記2個の検出器を支持
して回転する回転フレームとを有し、これらの検出器を
上記被検体テーブルの長軸方向の周りに回転させながら
被検体から生じるイメージデータを収集する2検出器型
シンチレーションカメラにおいて、上記回転フレームへ
の2個の検出器の支持は、上記被検体テーブルの長軸方
向に対し、その長軸方向に直交する面内で互いに平行な
方向に移動可能とすると共に、この移動方向に直交して
それぞれ被検体テーブルに接近する方向に移動可能と
し、且つその移動後の位置にて上記長軸方向に直交する
面内で自転可能としたものである。
【0009】また、上記回転フレームへの2個の検出器
の支持機構は、回転フレームの一側面に設けられ被検体
テーブルの長軸方向に直交する面内で2個の検出器を連
動して互いに平行な方向に移動させる平行移動機構部
と、この平行移動機構部に設けられこれによる移動方向
に対し直交する方向にて各検出器をそれぞれ上記被検体
テーブルに接近する方向に移動させる近接移動機構部
と、この近接移動機構部にそれぞれ設けられその移動後
の位置にて上記長軸方向に直交する面内で各検出器を自
転させる自転機構部とから成るものである。
【0010】さらに、上記回転フレームに支持された2
個の検出器は、上記平行移動機構部と近接移動機構部と
自転機構部とを任意に駆動することにより、両検出器の
配向角が180度未満の任意の角度に設定されると共に、
検出器前面が被検体テーブル上の被検体に最接近され、
且つ各検出器の映像方向矢が任意の方向に指向されるよ
うになっている。
【0011】
【作用】このように構成された2検出器型シンチレーシ
ョンカメラは、2個の検出器を支持して回転する回転フ
レームの一側面に設けられた平行移動機構部により被検
体テーブルの長軸方向に直交する面内で上記2個の検出
器を連動して互いに平行な方向に移動させ、上記平行移
動機構部に設けられた近接移動機構部により該平行移動
機構部による移動方向に対し直交する方向にて各検出器
をそれぞれ上記被検体テーブルに接近する方向に移動さ
せ、上記近接移動機構部にそれぞれ設けられた自転機構
部により該近接移動機構部による移動後の位置にて上記
長軸方向に直交する面内で各検出器を自転させるように
動作する。これにより、特に心臓についてSPECT像
を収集する際にイメージデータの収集時間を短縮できる
と共に画質を向上することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明による2検出器型シンチ
レーションカメラの実施例を示す斜視図であり、図2は
その拡大正面図であり、図3は図2のA−A線断面図で
ある。図1において、被検体テーブル1は、検査対象の
被検体2を寝載するもので、長軸方向の両端部の支持台
7a,7bで水平に支持されると共に、その高さが調節
可能とされている。上記被検体テーブル1を間に挟んで
上下には、2個の検出器3a,3bが対向配置されてい
る。これらの検出器3a,3bは、上記被検体テーブル
1上に寝載された被検体2に投与された放射性同位元素
から放射される放射線を検出するものである。上記2個
の検出器3a,3bは、検出器スタンド5の内部にて直
立支持された回転フレーム(図1には図示せず)に支持
されている。この回転フレームは、上記検出器スタンド
5の内部にて被検体テーブル1の長軸方向に直交する面
内に設けられ、その一側面に上記2個の検出器3a,3
bを支持して回転するようになっている。
【0013】ここで、本発明においては、上記回転フレ
ームへの2個の検出器3a,3bの支持は、上記被検体
テーブル1の長軸方向に対し、その長軸方向に直交する
面内で互いに平行な方向に移動可能とすると共に、この
移動方向に直交してそれぞれ被検体テーブル1に接近す
る方向に移動可能とし、且つその移動後の位置にて上記
長軸方向に直交する面内で自転可能とされている。
【0014】次に、上記2個の検出器3a,3bの支持
機構の具体的な構造について、図1〜図3を参照して説
明する。まず、図1において、上記検出器3a,3bの
支持機構の全体は、検出器スタンド5の内部に直立支持
された回転フレームの一側面に設けられた平行移動機構
部8と、この平行移動機構部8に設けられた近接移動機
構部9a,9bと、この近接移動機構部9a,9bにそ
れぞれ設けられた自転機構部(図1には図示せず)とか
ら成る。
【0015】上記回転フレーム10は、上記2個の検出
器3a,3bを回転可能に支持するもので、図3に示す
ように検出器スタンド5の前側面の近くに設けられ、図
2に示すように正面視で四角形に形成されている。この
回転フレーム10は、図2に示すようにその中心部が大
口径ベアリング11で回転支持されると共に図3に示す
ようにその後端にプーリ12が設けられ、図2において
検出器スタンド5の下部に設けられた回転モータ13の
回転軸14と上記プーリ12との間にベルト15が掛け
回されており、上記回転モータ13を駆動することによ
り、上記ベルト15及びプーリ12を介して回転フレー
ム10が回転されるようになっている。
【0016】上記回転フレーム10の一側面には、図3
に示すように、平行移動機構部8が設けられている。こ
の平行移動機構部8は、被検体テーブル1の長軸16方
向に直交する面内で2個の検出器3a,3bを連動して
互いに平行な方向に移動させるもので、図2において、
正面視で略コ字形に形成された横移動ベース17と、こ
の横移動ベース17の裏面にて上端部及び下端部に設け
られたガイドブロック18,19とを有し、このガイド
ブロック18,19が上記回転フレーム10の上端部及
び下端部に設けられたガイドレール20,21にスライ
ド可能に係合している。そして、上記ガイドブロック1
8の近傍には送りナット22が設けられると共に、この
送りナット22には送りネジ棒23が螺合されており、
この送りネジ棒23の回転軸と横移動用モータ24の回
転軸との間にベルト25が掛け回されて、上記横移動用
モータ24を駆動することにより、上記ベルト25及び
送りネジ棒23を介して横移動ベース17が回転フレー
ム10に平行に横移動するようになっている。
【0017】上記平行移動機構部8の横移動ベース17
には、図3に示すように、近接移動機構部9a,9bが
設けられている。この近接移動機構部9a,9bは、上
記平行移動機構部8による移動方向に対し直交する方向
にて各検出器3a,3bをそれぞれ前記被検体テーブル
1に接近する方向に移動させるもので、図2に示すよう
に正面視で略凸形に形成された近接移動ベース26a,
26bと、図3に示すように上記近接移動ベース26
a,26bの裏面にて左右両端部に設けられたガイドブ
ロック27,27と、上記横移動ベース17の前面にて
左右両端部に突設されたガイドレール28,28とを有
し、このガイドレール28と上記ガイドブロック27と
の係合によりスライド可能とされている。そして、図2
に示すように、上記近接移動ベース26a,26bの裏
面にて一端部には送りナット29a,29bが設けられ
ると共に、この送りナット29a,29bには送りネジ
棒30a,30bが螺合されており、この送りネジ棒3
0a,30bの回転軸と近接移動用モータ31a,31
bの回転軸との間にそれぞれベルト32a,32bが掛
け回されて、上記近接移動用モータ31a,31bを駆
動することにより、上記ベルト32a,32b及び送り
ネジ棒30a,30bを介して近接移動ベース26a,
26bがそれぞれ被検体テーブル1に接近する方向に移
動するようになっている。
【0018】上記近接移動機構部9a,9bの近接移動
ベース26a,26bには、図2に示すように、自転機
構部33a,33bが設けられている。この自転機構部
33a,33bは、上記近接移動機構部9a,9bによ
る移動後の位置にて前記被検体テーブル1の長軸方向に
直交する面内で各検出器3a,3bを自転させるもの
で、図3に示すように、近接移動ベース26a(26
b)の中心部を貫通して自転軸34a(34b)が設け
られ、この自転軸34a(34b)は自転用軸受35a
(35b)で回転可能に支持されている。そして、上記
近接移動ベース26a(26b)の一半部の板厚内には
自転用モータ36が設けられており、この自転用モータ
36の駆動ギヤ37と、上記自転軸34a(34b)の
端部に設けられた従動ギヤ38とがかみ合わされて、上
記自転用モータ36を駆動することにより、駆動ギヤ3
7及び従動ギヤ38を介して自転軸34a(34b)が
回転するようになっている。
【0019】そして、このような構造において、図2及
び図3に示すように、上記自転軸34a,34bの先端
にそれぞれ検出器3a,3bが固定されている。従っ
て、これらの検出器3a,3bは、上記平行移動機構部
8及び近接移動機構部9a,9b並びに自転機構部33
a,33bを任意に駆動することにより、被検体テーブ
ル1上に寝載された被検体2に対し、あらゆる角度、距
離、映像方向矢の状態に設定される。
【0020】次に、このように構成された2検出器型シ
ンチレーションカメラにおける2個の検出器3a,3b
の動きについて、図4を参照して説明する。まず、図4
は、図1において被検体テーブル1上に寝載された被検
体2の頭部側から見た正面概略図であるとし、この初期
状態では2個の検出器3a,3bは、被検体2を間に挟
んで上下に対向しているものとする。この場合、上記被
検体2の心臓6は、体の断面において左半部の上部に位
置している。この状態において、上記被検体2の周りに
180度の範囲で心臓のSPECT像を収集しようとす
る。
【0021】まず、図1に示す平行移動機構部8を駆動
して2個の検出器3a,3bを、図4においてそれぞれ
矢印B,B′のように例えば左側方へ移動させる。すな
わち、図2において、横移動用モータ24を駆動し、送
りネジ棒23を介して送りナット22を引き寄せ、横移
動ベース17を左側方へ移動することにより、上記検出
器3a,3bを矢印B,B′のように移動させる。これ
により、各検出器は、図4に示すようにそれぞれ符号3
a′,3b′で示す位置へ移動する。
【0022】次に、図2に示す自転機構部33a,33
bを駆動して2個の検出器3a,3bを、図4において
それぞれ矢印C,C′のように例えば45度だけ自転させ
る。すなわち、図3において、自転用モータ36を駆動
し、駆動ギヤ37及び従動ギヤ38を介して、一方の検
出器3aの自転軸34aは左回転させ、他方の検出器3
bの自転軸34bは右回転させる。これにより、図4に
示すように、上方の検出器3aは矢印Cのように左回転
し、下方の検出器3bは矢印C′のように右回転する。
【0023】次に、図1に示す近接移動機構部9a,9
bを駆動して2個の検出器3a,3bを、図4において
それぞれ矢印D,D′のように下降又は上昇させる。す
なわち、図2において、上方の近接移動用モータ31a
及び下方の近接移動用モータ31bをそれぞれ駆動し、
送りネジ棒30a,30bを介して送りナット29a,
29bをそれぞれ遠去け、一方の近接移動ベース26a
を下降させると共に他方の近接移動ベース26bを上昇
させることにより、上記各検出器3a,3bを矢印D,
D′のように下降又は上昇させて互いに対向するコーナ
ー部が接触する位置で停止させる。これにより、各検出
器は、図4に示すようにそれぞれ符号3a″,3b″で
示す位置へ移動し、両者の配向角αが例えば90度に設定
される。
【0024】次に、上記2個の検出器3a″,3b″を
被検体2へ接近させるためには、図1に示す平行移動機
構部8を駆動して、図4に示すように90度の配向角αに
設定された状態のものを矢印Eのように例えば右側方へ
移動させればよい。あるいは、上述の検出器3a,3b
の動きの説明において、最初に両検出器3a,3bを矢
印B,B′方向に移動させるときに、それと反対に矢印
E方向に移動させておいてもよい。
【0025】その後、この状態で、図2に示す回転フレ
ーム10を例えば右回転して2個の検出器3a″,3
b″を、図4において矢印Fのように右へ90度回転させ
る。すなわち、図2において、回転モータ13を駆動
し、ベルト15及びプーリ12を介して上記回転フレー
ム10を右回転させる。これにより、図4に示すよう
に、90度の配向角αに設定された2個の検出器3a″,
3b″は、その配向角αのまま全体が90度右回転する。
この回転の際に、上記検出器3a″,3b″で被検体2
から放射される放射線を検出することにより、上記被検
体2の心臓6の周りに2個の検出器3a″,3b″を合
わせて180度の範囲のイメージデータを収集して、心臓
のSPECT像を収集することができる。
【0026】上記のようにして所要の部位についてSP
ECT像を収集したら、上記平行移動機構部8及び近接
移動機構部9a,9b並びに自転機構部33a,33b
を元の状態に戻し、各検出器3a,3bを被検体2から
離反させ、図1に示す初期状態に戻す。その後、次のス
テップのイメージデータの収集に移動する。なお、図4
は2個の検出器3a,3bの配向角αを90度に設定し、
この配向角αの状態で被検体2の周りに90度回転させる
ものとしたが、上記配向角αは180度未満の任意の角度
に設定することができ、また各検出器3a,3bの前面
を被検体テーブル1上の被検体2に最接近させることが
でき、さらに各検出器3a,3bの映像方向矢は被検体
2の中心以外の任意方向に指向することができる。
【0027】例えば、図5に示すように、検査対象であ
る被検体2について良いイメージデータを収集するため
には、各検出器3a,3bの前面を被検体2の体表面に
接するが如くに最接近させたい。このような各検出器3
a,3bの位置設定は、本発明における平行移動機構部
8及び近接移動機構部9a,9b並びに自転機構部33
a,33bを任意に駆動することにより、何ら被検体テ
ーブル1を移動操作することなしに、容易に実現するこ
とができる。しかし、図5に示すように、各検出器3
a,3bを被検体2に最接近させたときに、目的とする
臓器、例えば心臓6が上記両検出器3a,3bの映像方
向矢の指向方向によって決まる有効視野39から外れ、
必要なイメージデータが収集できない場合がある。この
ような場合、本発明によれば、図6に示すように、各検
出器3a,3bのそれぞれの自転機構部33a,33b
の駆動により、その位置で各々の検出器3a,3bを自
転させ、それぞれの映像方向矢をより内側に向けること
などにより有効視野39′の領域を変化させ、心臓6を
その有効視野39′内に入れることができる。従って、
従来では収集できなかったような被検体2の対象部位に
ついても有効なイメージデータを得ることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
2個の検出器を支持して回転する回転フレームの一側面
に設けられた平行移動機構部により被検体テーブルの長
軸方向に直交する面内で上記2個の検出器を連動して互
いに平行な方向に移動させ、上記平行移動機構部に設け
られた近接移動機構部により該平行移動機構部による移
動方向に対し直交する方向にて各検出器をそれぞれ上記
被検体テーブルに接近する方向に移動させ、上記近接移
動機構部にそれぞれ設けられた自転機構部により該近接
移動機構部による移動後の位置にて上記長軸方向に直交
する面内で各検出器を自転させることができる。これに
より、上記2個の検出器を被検体テーブル上の被検体に
対して、あらゆる配向角に設定したり、検出器前面を被
検体に最接近させたり、各検出器の映像方向矢をあらゆ
る方向に向けてイメージデータの収集のデッドゾーンを
無くすことができる。従って、特に心臓についてSPE
CT像を収集する際にイメージデータの収集時間を短縮
できると共に画質を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による2検出器型シンチレーションカメ
ラの実施例を示す斜視図である。
【図2】上記2検出器型シンチレーションカメラの拡大
正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】上記2検出器型シンチレーションカメラにおけ
る各検出器の動きを説明するための正面概略図である。
【図5】各検出器の前面を被検体の体表面に接するが如
くに最接近させた状態を示す説明図である。
【図6】上記各検出器を自転させて有効視野の領域を変
化させた状態を示す説明図である。
【図7】従来の2検出器型シンチレーションカメラを示
す側面図である。
【図8】従来例において被検体の周りに360度全周のデ
ータによるSPECT像を収集する動作を示す説明図で
ある。
【図9】従来例において被検体の心臓SPECT像を収
集する動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1…被検体テーブル 2…被検体 3a,3a′,3a″,3b,3b′,3b″…検出器 5…検出器スタンド 8…平行移動機構部 9a,9b…近接移動機構部 10…回転フレーム 33a,33b…自転機構部 39,39′…有効視野

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体テーブルを間に挟んで対向配置さ
    れ該被検体テーブル上の被検体から放射される放射線を
    検出する2個の検出器と、上記被検体テーブルの長軸方
    向に直交する面内に設けられその一側面に上記2個の検
    出器を支持して回転する回転フレームとを有し、これら
    の検出器を上記被検体テーブルの長軸方向の周りに回転
    させながら被検体から生じるイメージデータを収集する
    2検出器型シンチレーションカメラにおいて、上記回転
    フレームへの2個の検出器の支持は、上記被検体テーブ
    ルの長軸方向に対し、その長軸方向に直交する面内で互
    いに平行な方向に移動可能とすると共に、この移動方向
    に直交してそれぞれ被検体テーブルに接近する方向に移
    動可能とし、且つその移動後の位置にて上記長軸方向に
    直交する面内で自転可能としたものであることを特徴と
    する2検出器型シンチレーションカメラ。
  2. 【請求項2】 上記回転フレームへの2個の検出器の支
    持機構は、回転フレームの一側面に設けられ被検体テー
    ブルの長軸方向に直交する面内で2個の検出器を連動し
    て互いに平行な方向に移動させる平行移動機構部と、こ
    の平行移動機構部に設けられこれによる移動方向に対し
    直交する方向にて各検出器をそれぞれ上記被検体テーブ
    ルに接近する方向に移動させる近接移動機構部と、この
    近接移動機構部にそれぞれ設けられその移動後の位置に
    て上記長軸方向に直交する面内で各検出器を自転させる
    自転機構部とから成ることを特徴とする請求項1記載の
    2検出器型シンチレーションカメラ。
  3. 【請求項3】 上記回転フレームに支持された2個の検
    出器は、上記平行移動機構部と近接移動機構部と自転機
    構部とを任意に駆動することにより、両検出器の配向角
    が180度未満の任意の角度に設定されると共に、検出器
    前面が被検体テーブル上の被検体に最接近され、且つ各
    検出器の映像方向矢が任意の方向に指向されるようにし
    たことを特徴とする請求項2記載の2検出器型シンチレ
    ーションカメラ。
JP7179693A 1995-06-23 1995-06-23 2検出器型シンチレーションカメラ Pending JPH095442A (ja)

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