JPH0954253A - 顕微鏡 - Google Patents
顕微鏡Info
- Publication number
- JPH0954253A JPH0954253A JP7231949A JP23194995A JPH0954253A JP H0954253 A JPH0954253 A JP H0954253A JP 7231949 A JP7231949 A JP 7231949A JP 23194995 A JP23194995 A JP 23194995A JP H0954253 A JPH0954253 A JP H0954253A
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- JP
- Japan
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- objective lens
- low magnification
- lens
- ultra
- magnification
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高倍から極低倍に亘る各倍率で試料の観察ま
たは撮影が可能な顕微鏡。 【解決手段】 レボルバに装着される複数の第1対物レ
ンズのうちの1つは、極低倍用対物レンズであり、所定
の第1対物レンズと第2対物レンズとの間には、光路に
対して挿脱可能な極低倍用補助レンズが設けられ、極低
倍用対物レンズと極低倍用補助レンズとによって極低倍
用第1対物レンズを構成し、極低倍用第1対物レンズと
第2対物レンズとを介して極低倍の観察像を形成する。
たは撮影が可能な顕微鏡。 【解決手段】 レボルバに装着される複数の第1対物レ
ンズのうちの1つは、極低倍用対物レンズであり、所定
の第1対物レンズと第2対物レンズとの間には、光路に
対して挿脱可能な極低倍用補助レンズが設けられ、極低
倍用対物レンズと極低倍用補助レンズとによって極低倍
用第1対物レンズを構成し、極低倍用第1対物レンズと
第2対物レンズとを介して極低倍の観察像を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は顕微鏡に関し、特に
試料被検面を極低倍で広視野観察することが可能な無限
遠系顕微鏡に関する。
試料被検面を極低倍で広視野観察することが可能な無限
遠系顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、顕微鏡のレボルバに装着されるよ
うになった交換可能な対物レンズは、その全長が同焦点
距離内に納まるように設計されなければならない。な
お、同焦点距離とは、対物レンズをレボルバに装着する
際の胴付面と試料を載置するステージ面との間の光軸に
沿った距離である。
うになった交換可能な対物レンズは、その全長が同焦点
距離内に納まるように設計されなければならない。な
お、同焦点距離とは、対物レンズをレボルバに装着する
際の胴付面と試料を載置するステージ面との間の光軸に
沿った距離である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、たとえば
倍率が1以下の極低倍用の対物レンズを設計しようとす
ると、所要の焦点距離が大きくなり、その全長を同焦点
距離内に納めることは困難である。その結果、従来の顕
微鏡では、1倍以下の極低倍用対物レンズは存在しなか
った。
倍率が1以下の極低倍用の対物レンズを設計しようとす
ると、所要の焦点距離が大きくなり、その全長を同焦点
距離内に納めることは困難である。その結果、従来の顕
微鏡では、1倍以下の極低倍用対物レンズは存在しなか
った。
【0004】そのため、試料被検面に対してより広範囲
の像を観察または撮影したい場合、顕微鏡ではその要求
に応えることができず、実体顕微鏡やマクロ写真装置の
ように顕微鏡以外の装置で対応するしかなかった。した
がって、試料の細部を観察または撮影する場合には顕微
鏡を、試料の全体を観察または撮影する場合には実体顕
微鏡やマクロ写真装置をそれぞれ使い分けなければなら
なかった。その結果、装置を変える度に試料の位置合わ
せを行うなど煩雑な作業が多く、作業効率が著しく悪か
った。
の像を観察または撮影したい場合、顕微鏡ではその要求
に応えることができず、実体顕微鏡やマクロ写真装置の
ように顕微鏡以外の装置で対応するしかなかった。した
がって、試料の細部を観察または撮影する場合には顕微
鏡を、試料の全体を観察または撮影する場合には実体顕
微鏡やマクロ写真装置をそれぞれ使い分けなければなら
なかった。その結果、装置を変える度に試料の位置合わ
せを行うなど煩雑な作業が多く、作業効率が著しく悪か
った。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、高倍から極低倍に亘る各倍率で試料の観察ま
たは撮影が可能な顕微鏡を提供することを目的とする。
のであり、高倍から極低倍に亘る各倍率で試料の観察ま
たは撮影が可能な顕微鏡を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、複数の第1対物レンズを光路に
対して切り換えるためのレボルバ手段と、光路中に固定
された第2対物レンズとを備え、前記複数の第1対物レ
ンズから選択された所定の第1対物レンズと前記第2対
物レンズとを介して物体の観察像を形成する顕微鏡にお
いて、前記複数の第1対物レンズのうちの1つは、極低
倍用対物レンズであり、前記所定の第1対物レンズと前
記第2対物レンズとの間には、光路に対して挿脱可能な
極低倍用補助レンズが設けられ、前記極低倍用対物レン
ズと前記極低倍用補助レンズとによって極低倍用第1対
物レンズを構成し、前記極低倍用第1対物レンズと前記
第2対物レンズとを介して極低倍の観察像を形成するこ
とを特徴とする顕微鏡を提供する。
に、本発明においては、複数の第1対物レンズを光路に
対して切り換えるためのレボルバ手段と、光路中に固定
された第2対物レンズとを備え、前記複数の第1対物レ
ンズから選択された所定の第1対物レンズと前記第2対
物レンズとを介して物体の観察像を形成する顕微鏡にお
いて、前記複数の第1対物レンズのうちの1つは、極低
倍用対物レンズであり、前記所定の第1対物レンズと前
記第2対物レンズとの間には、光路に対して挿脱可能な
極低倍用補助レンズが設けられ、前記極低倍用対物レン
ズと前記極低倍用補助レンズとによって極低倍用第1対
物レンズを構成し、前記極低倍用第1対物レンズと前記
第2対物レンズとを介して極低倍の観察像を形成するこ
とを特徴とする顕微鏡を提供する。
【0007】本発明の好ましい態様によれば、前記極低
倍用対物レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有す
る前群と負の屈折力を有する後群とを有し、前記極低倍
用補助レンズは、全体として正の屈折力を有する。ま
た、前記極低倍用補助レンズは、前記複数の第1対物レ
ンズからの前記極低倍用対物レンズの選択に連動して光
路中に挿入されるのが好ましい。
倍用対物レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有す
る前群と負の屈折力を有する後群とを有し、前記極低倍
用補助レンズは、全体として正の屈折力を有する。ま
た、前記極低倍用補助レンズは、前記複数の第1対物レ
ンズからの前記極低倍用対物レンズの選択に連動して光
路中に挿入されるのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明では、顕微鏡のレボルバに
装着されるようになった交換可能な複数の第1対物レン
ズのうちの1つとして、極低倍用対物レンズを備えてい
る。また、レボルバに装着された第1対物レンズと第2
対物レンズとの間の光路に対して挿脱可能な極低倍用補
助レンズを備えている。そして、試料を極低倍で観察す
る場合には、レボルバを回転させて極低倍用対物レンズ
を光路中に位置決めするとともに、極低倍用補助レンズ
を光路中に挿入する。
装着されるようになった交換可能な複数の第1対物レン
ズのうちの1つとして、極低倍用対物レンズを備えてい
る。また、レボルバに装着された第1対物レンズと第2
対物レンズとの間の光路に対して挿脱可能な極低倍用補
助レンズを備えている。そして、試料を極低倍で観察す
る場合には、レボルバを回転させて極低倍用対物レンズ
を光路中に位置決めするとともに、極低倍用補助レンズ
を光路中に挿入する。
【0009】このように、本発明では、レボルバに装着
される極低倍用対物レンズと光路中に固定の極低倍用補
助レンズとで、極低倍用第1対物レンズを構成する。し
たがって、極低倍用対物レンズの全長が同焦点距離内に
納まるように設計した上で、実際の第1対物レンズの全
長は補助レンズまで合わせた長いものとなり、極低倍用
第1対物レンズの合成焦点距離を大きく確保することが
できる。その結果、合成焦点距離の大きい極低倍用第1
対物レンズと第2対物レンズとを介して、たとえば1倍
以下の極低倍の観察像を形成することができる。
される極低倍用対物レンズと光路中に固定の極低倍用補
助レンズとで、極低倍用第1対物レンズを構成する。し
たがって、極低倍用対物レンズの全長が同焦点距離内に
納まるように設計した上で、実際の第1対物レンズの全
長は補助レンズまで合わせた長いものとなり、極低倍用
第1対物レンズの合成焦点距離を大きく確保することが
できる。その結果、合成焦点距離の大きい極低倍用第1
対物レンズと第2対物レンズとを介して、たとえば1倍
以下の極低倍の観察像を形成することができる。
【0010】一方、試料を極低倍ではなく通常の倍率で
観察する場合には、レボルバを旋回させて所望倍率に応
じた所定の第1対物レンズを選択するとともに、極低倍
用補助レンズを光路から退避させる。その結果、所定の
第1対物レンズと第2対物レンズとを介して、所望倍率
の観察像を形成することができる。このように、本発明
の顕微鏡では、高倍から極低倍に亘る各倍率で試料の観
察または撮影が可能である。
観察する場合には、レボルバを旋回させて所望倍率に応
じた所定の第1対物レンズを選択するとともに、極低倍
用補助レンズを光路から退避させる。その結果、所定の
第1対物レンズと第2対物レンズとを介して、所望倍率
の観察像を形成することができる。このように、本発明
の顕微鏡では、高倍から極低倍に亘る各倍率で試料の観
察または撮影が可能である。
【0011】なお、極低倍用対物レンズと極低倍用補助
レンズとで合成される極低倍用第1対物レンズは、物体
側から順に、正、負、正の3群構成にするのが望まし
い。以下、この理由について説明する。極低倍では、視
野が広いため物体面からのビームが大口径となる。この
大口径の光束をレボルバのネジ径以内に絞る必要がある
ため、最初に正の屈折力を有するレンズ群を配置する。
次の負正のレンズ群は、この極低倍用第1対物レンズを
逆から見たとき、平行光束を物体面に集光させている。
そこで、負正のレンズ群は、逆から見て、正負のレンズ
群を離して配置するいわゆるテレフォトタイプの構成を
とるように配置されている。また、極低倍用対物レンズ
の選択と極低倍用補助レンズの光路中への挿入とを連動
させることにより、一般の顕微鏡と同じように操作する
ことができ、操作性が向上するので好ましい。
レンズとで合成される極低倍用第1対物レンズは、物体
側から順に、正、負、正の3群構成にするのが望まし
い。以下、この理由について説明する。極低倍では、視
野が広いため物体面からのビームが大口径となる。この
大口径の光束をレボルバのネジ径以内に絞る必要がある
ため、最初に正の屈折力を有するレンズ群を配置する。
次の負正のレンズ群は、この極低倍用第1対物レンズを
逆から見たとき、平行光束を物体面に集光させている。
そこで、負正のレンズ群は、逆から見て、正負のレンズ
群を離して配置するいわゆるテレフォトタイプの構成を
とるように配置されている。また、極低倍用対物レンズ
の選択と極低倍用補助レンズの光路中への挿入とを連動
させることにより、一般の顕微鏡と同じように操作する
ことができ、操作性が向上するので好ましい。
【0012】本発明の実施例を、添付図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の第1実施例にかかる顕微鏡の
構成を概略的に示す図である。なお、第1実施例では、
0.5倍用対物レンズ6および0.5倍用補助レンズ7
が光路中に配置された状態を示している。
明する。図1は、本発明の第1実施例にかかる顕微鏡の
構成を概略的に示す図である。なお、第1実施例では、
0.5倍用対物レンズ6および0.5倍用補助レンズ7
が光路中に配置された状態を示している。
【0013】図1の顕微鏡では、試料8からの光が0.
5倍用対物レンズ6に入射する。0.5倍用対物レンズ
6は、物体側(試料側)から順に、全体的に正屈折力の
前群3と、全体的に負屈折力の後群4とから構成されて
いる。0.5倍用対物レンズ6は、他の倍率用の複数の
第1対物レンズとともに、図示を省略したレボルバに装
着されている。なお、他の複数の第1対物レンズおよび
0.5倍用対物レンズ6をレボルバに装着する際の胴付
面9と、試料8が載置されたステージ面との光軸AXに
沿った距離がいわゆる同焦点距離である。したがって、
0.5倍用対物レンズ6は、この同焦点距離内に納まる
ように設計されている。
5倍用対物レンズ6に入射する。0.5倍用対物レンズ
6は、物体側(試料側)から順に、全体的に正屈折力の
前群3と、全体的に負屈折力の後群4とから構成されて
いる。0.5倍用対物レンズ6は、他の倍率用の複数の
第1対物レンズとともに、図示を省略したレボルバに装
着されている。なお、他の複数の第1対物レンズおよび
0.5倍用対物レンズ6をレボルバに装着する際の胴付
面9と、試料8が載置されたステージ面との光軸AXに
沿った距離がいわゆる同焦点距離である。したがって、
0.5倍用対物レンズ6は、この同焦点距離内に納まる
ように設計されている。
【0014】0.5倍用対物レンズ6を介した試料8か
らの光は、全体として正屈折力を有する0.5倍用補助
レンズ7に入射する。なお、0.5倍用補助レンズ7
は、光路に対して挿脱自在に構成されており、レボルバ
の回転による0.5倍用対物レンズ6の選択に連動して
光路中に挿入されるように構成されている。0.5倍用
補助レンズ7を介した光は、その集光作用によって平行
光となり、第2対物レンズ2に入射する。このように、
0.5倍用対物レンズ6と0.5倍用補助レンズ7と
で、0.5倍用の第1対物レンズ1(合成焦点距離40
0mm)を構成している。
らの光は、全体として正屈折力を有する0.5倍用補助
レンズ7に入射する。なお、0.5倍用補助レンズ7
は、光路に対して挿脱自在に構成されており、レボルバ
の回転による0.5倍用対物レンズ6の選択に連動して
光路中に挿入されるように構成されている。0.5倍用
補助レンズ7を介した光は、その集光作用によって平行
光となり、第2対物レンズ2に入射する。このように、
0.5倍用対物レンズ6と0.5倍用補助レンズ7と
で、0.5倍用の第1対物レンズ1(合成焦点距離40
0mm)を構成している。
【0015】こうして、0.5倍用の第1対物レンズ1
および第2対物レンズ2を介した試料8からの光は、倍
率0.5倍で観察中間像10を形成する。観察中間像1
0は、接眼レンズ(不図示)を介して肉眼により観察さ
れたり、カメラ等の撮影系を介して撮影される。
および第2対物レンズ2を介した試料8からの光は、倍
率0.5倍で観察中間像10を形成する。観察中間像1
0は、接眼レンズ(不図示)を介して肉眼により観察さ
れたり、カメラ等の撮影系を介して撮影される。
【0016】第1実施例では、レボルバに装着された
0.5倍用対物レンズ6と光路中に配置された0.5倍
用補助レンズ7とで、0.5倍用第1対物レンズ1を構
成している。したがって、0.5倍用対物レンズ6を同
焦点距離内に納まるように設計した上で、0.5倍用第
1対物レンズ1の合成焦点距離を大きく確保することが
できる。その結果、合成焦点距離が400mmの極低倍
用第1対物レンズ1と焦点距離が200mmの第2対物
レンズ2とを介して、0.5倍の観察像10を形成する
ことができる。
0.5倍用対物レンズ6と光路中に配置された0.5倍
用補助レンズ7とで、0.5倍用第1対物レンズ1を構
成している。したがって、0.5倍用対物レンズ6を同
焦点距離内に納まるように設計した上で、0.5倍用第
1対物レンズ1の合成焦点距離を大きく確保することが
できる。その結果、合成焦点距離が400mmの極低倍
用第1対物レンズ1と焦点距離が200mmの第2対物
レンズ2とを介して、0.5倍の観察像10を形成する
ことができる。
【0017】前述したように、図1では、試料8を倍率
0.5倍で観察する様子を示している。しかしながら、
通常の倍率で試料8を観察する場合には、レボルバを旋
回させて所望倍率に応じた所定の第1対物レンズを選択
するとともに、0.5倍用補助レンズ7を光路から退避
させる。こうして、選択した所定の第1対物レンズと第
2対物レンズ2とを介して、所望倍率の観察像を形成す
ることができる。このように、第1実施例では、高倍か
ら極低倍に亘る各倍率で試料の観察または撮影が可能で
ある。
0.5倍で観察する様子を示している。しかしながら、
通常の倍率で試料8を観察する場合には、レボルバを旋
回させて所望倍率に応じた所定の第1対物レンズを選択
するとともに、0.5倍用補助レンズ7を光路から退避
させる。こうして、選択した所定の第1対物レンズと第
2対物レンズ2とを介して、所望倍率の観察像を形成す
ることができる。このように、第1実施例では、高倍か
ら極低倍に亘る各倍率で試料の観察または撮影が可能で
ある。
【0018】図2は、本発明の第2実施例にかかる顕微
鏡の構成を概略的に示す図である。なお、第2実施例
は、第1実施例と類似の構成を有する。しかしながら、
第1実施例では0.5倍用対物レンズ6および0.5倍
用補助レンズ7が光路中に配置されているが、第2実施
例では1倍用対物レンズ16および1倍用補助レンズ1
7が光路中に配置されている点だけが第1実施例と相違
する。したがって、図2において、第1実施例と同じ機
能を有する構成要素には、図1と同じ参照符号を付して
いる。
鏡の構成を概略的に示す図である。なお、第2実施例
は、第1実施例と類似の構成を有する。しかしながら、
第1実施例では0.5倍用対物レンズ6および0.5倍
用補助レンズ7が光路中に配置されているが、第2実施
例では1倍用対物レンズ16および1倍用補助レンズ1
7が光路中に配置されている点だけが第1実施例と相違
する。したがって、図2において、第1実施例と同じ機
能を有する構成要素には、図1と同じ参照符号を付して
いる。
【0019】第2実施例においても、物体側から順に正
屈折力の前群13と負屈折力の後群14とから構成され
た1倍用対物レンズ16と1倍用補助レンズ17とで、
1倍用第1対物レンズ11(合成焦点距離200mm)
を構成している。したがって、1倍用対物レンズ16を
同焦点距離内に納まるように設計した上で、1倍用第1
対物レンズ11の合成焦点距離を大きく確保することが
できる。その結果、合成焦点距離が200mmの極低倍
用第1対物レンズ11と焦点距離が200mmの第2対
物レンズ2とを介して、1倍の観察像10を形成するこ
とができる。
屈折力の前群13と負屈折力の後群14とから構成され
た1倍用対物レンズ16と1倍用補助レンズ17とで、
1倍用第1対物レンズ11(合成焦点距離200mm)
を構成している。したがって、1倍用対物レンズ16を
同焦点距離内に納まるように設計した上で、1倍用第1
対物レンズ11の合成焦点距離を大きく確保することが
できる。その結果、合成焦点距離が200mmの極低倍
用第1対物レンズ11と焦点距離が200mmの第2対
物レンズ2とを介して、1倍の観察像10を形成するこ
とができる。
【0020】なお、上述の第1実施例における0.5倍
用補助レンズ7と第2実施例における1倍用補助レンズ
17とでは、レンズ構成が異なっている。しかしなが
ら、補助レンズを倍率に依存することなく共通に構成す
れば、さらに構成の簡素化が可能になる。
用補助レンズ7と第2実施例における1倍用補助レンズ
17とでは、レンズ構成が異なっている。しかしなが
ら、補助レンズを倍率に依存することなく共通に構成す
れば、さらに構成の簡素化が可能になる。
【0021】
【効果】以上説明したように、本発明の顕微鏡では、極
低倍用対物レンズと極低倍用補助レンズとで極低倍用第
1対物レンズを構成しているので、極低倍用対物レンズ
を同焦点距離内に納まるように設計した上で、事実上の
第1対物レンズの全長は長くとることができ、極低倍用
第1対物レンズの合成焦点距離を大きく確保することが
できる。こうして、極低倍用第1対物レンズと第2対物
レンズとを介して、極低倍の観察像を形成することがで
きる。その結果、本発明の顕微鏡では、高倍から極低倍
に亘る各倍率で試料の観察または撮影が可能となる。
低倍用対物レンズと極低倍用補助レンズとで極低倍用第
1対物レンズを構成しているので、極低倍用対物レンズ
を同焦点距離内に納まるように設計した上で、事実上の
第1対物レンズの全長は長くとることができ、極低倍用
第1対物レンズの合成焦点距離を大きく確保することが
できる。こうして、極低倍用第1対物レンズと第2対物
レンズとを介して、極低倍の観察像を形成することがで
きる。その結果、本発明の顕微鏡では、高倍から極低倍
に亘る各倍率で試料の観察または撮影が可能となる。
【図1】本発明の第1実施例にかかる顕微鏡の構成を概
略的に示す図である。
略的に示す図である。
【図2】本発明の第2実施例にかかる顕微鏡の構成を概
略的に示す図である。
略的に示す図である。
1 0.5倍用第1対物レンズ 2 第2対物レンズ 6 0.5倍用対物レンズ 7 0.5倍用補助レンズ 8 試料 9 胴付面 10 観察像 11 1倍用第1対物レンズ 16 1倍用対物レンズ 17 1倍用補助レンズ
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の第1対物レンズを光路に対して切
り換えるためのレボルバ手段と、光路中に固定された第
2対物レンズとを備え、前記複数の第1対物レンズから
選択された所定の第1対物レンズと前記第2対物レンズ
とを介して物体の観察像を形成する顕微鏡において、 前記複数の第1対物レンズのうちの1つは、極低倍用対
物レンズであり、 前記所定の第1対物レンズと前記第2対物レンズとの間
には、光路に対して挿脱可能な極低倍用補助レンズが設
けられ、 前記極低倍用対物レンズと前記極低倍用補助レンズとに
よって極低倍用第1対物レンズを構成し、前記極低倍用
第1対物レンズと前記第2対物レンズとを介して極低倍
の観察像を形成することを特徴とする顕微鏡。 - 【請求項2】 前記極低倍用対物レンズは、物体側から
順に、正の屈折力を有する前群と負の屈折力を有する後
群とを有し、 前記極低倍用補助レンズは、全体として正の屈折力を有
することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡。 - 【請求項3】 前記極低倍用補助レンズは、前記複数の
第1対物レンズからの前記極低倍用対物レンズの選択に
連動して光路中に挿入されることを特徴とする請求項1
または2に記載の顕微鏡。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7231949A JP2980157B2 (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | 顕微鏡 |
US08/684,811 US6366398B1 (en) | 1995-08-17 | 1996-07-22 | Observation apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7231949A JP2980157B2 (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | 顕微鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0954253A true JPH0954253A (ja) | 1997-02-25 |
JP2980157B2 JP2980157B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=16931598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7231949A Expired - Fee Related JP2980157B2 (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | 顕微鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2980157B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6226118B1 (en) | 1997-06-18 | 2001-05-01 | Olympus Optical Co., Ltd. | Optical microscope |
JP2009524842A (ja) * | 2006-01-25 | 2009-07-02 | カール ツァイス ズルギカル ゲーエムベーハー | 光学システム、光学システムの利用法、ならびに光学システムで物体を観察する方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1012763B (de) | 1954-07-21 | 1957-07-25 | Leitz Ernst Gmbh | Mikroskopobjektiv fuer UEbersichtsbilder |
-
1995
- 1995-08-17 JP JP7231949A patent/JP2980157B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Publication number | Publication date |
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JP2980157B2 (ja) | 1999-11-22 |
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