JPH0954110A - 熱式流速センサ - Google Patents

熱式流速センサ

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JPH0954110A
JPH0954110A JP7225910A JP22591095A JPH0954110A JP H0954110 A JPH0954110 A JP H0954110A JP 7225910 A JP7225910 A JP 7225910A JP 22591095 A JP22591095 A JP 22591095A JP H0954110 A JPH0954110 A JP H0954110A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐久性に優れており、かつ、測定精度の高い
熱式流速センサを提供する。 【構成】 風速センサ10を構成する風速検知素子20
は、絶縁性材料で形成された棒状部材21の周囲に、風
に熱を奪われて電気抵抗値が変化する金属製の検出線2
0aが巻かれており、その検出線20aと20aとの間
には、発熱線20bが巻かれてなる。そして、発熱線2
0bを電流を流して高温に加熱することにより、風速検
知素子20の表面に付着した汚染物質を焼き切って除去
することができる。したがって、検出線20aは直接電
流が流されて高温に加熱されないため、膨張、収縮によ
る金属疲労で断線したり、電気的性質が変化したりする
ことがなく、耐久性および測定精度を向上することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体中に置かれた発熱
体の電気抵抗値に基づいて、流体の流速を測定する熱式
流速センサであって、風速を測定するために好適なもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】風速を測定するための熱式流速センサと
しては、図8に示すように、絶縁性材料で形成された台
座50の上面に立設された支持部材52、52間に風速
検知素子54が設けられており、支持部材56、56間
に温度補償用素子58が設けられたものが知られてい
る。上記支持部材52および56は、導電性材料で形成
されており、上記支持部材52はリード線60に、支持
部材56はリード線62にそれぞれ電気的に接続されて
いる。上記風速検知素子54は、絶縁性材料で形成され
た棒状部材(図示省略)の周囲に金属製の検出線が巻か
れて構成されており、上記リード線60および62は、
図4に示す風速を測定する測定回路に電気的に接続され
ている。
【0003】そして、電流が流れて発熱した風速検知素
子20(54)は、風が当たって冷却されると、その抵
抗R3の値が増加しようとするが、抵抗R1ないしR4
で構成されるブリッジ回路の不平衡電圧がオペアンプA
1を介してブリッジ回路に帰還されるため、風速検知素
子20から奪われた熱量に応じた電流が、上記風速検知
素子20(54)に供給され、風速検知素子20(5
4)は一定温度に保たれる。そこで、その時の風速検知
素子20(54)の両端に印加された電圧偏差が、ブリ
ッジ回路によって検出されるとともに、リニアライザー
回路31によって風速を示す信号に変換され、表示器3
3に風速が表示される。
【0004】ところで、上記風速検知素子20(54)
の表面に塵や埃などの汚染物質が付着すると、上記風速
検知素子20(54)の熱が奪われ難くなり、奪われる
熱量と電気抵抗値とが正確に対応しなくなるため、正確
な風速を測定することが困難となる。そこで、上記従来
のものは、上記風速検知素子20(54)を上記検出線
に上記風速検出時よりも大きい電流を流して高温(たと
えば、650°C)に加熱し、風速検知素子20(5
4)の表面に付着した汚染物質を熱で焼き切って除去し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、風速検
知素子54に大電流を流して高温に加熱すると、風速検
知素子54の棒状部材に巻かれた金属製の検出線が熱膨
張し、加熱を中止すると収縮する。つまり、その膨張お
よび収縮が、汚染物質を除去する度に繰り返されるため
金属疲労が発生し、検出線が断線するという問題があ
る。また、検出線の電気的性質が変化してしまい、正確
な風速を測定できないという問題もある。さらに、上記
検出線が、風速の検出と、汚染物質の除去のための加熱
とを兼用しているため、上記検出線が断線すると風速を
検出することができなくなるという問題がある。
【0006】そこで本発明は、上述した各課題を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、第1に耐久性に優れており、かつ、流速を正確に測
定できる熱式流速センサを提供することにあり、第2に
発熱線が断線した場合であっても、風速を検出すること
ができる熱式流速センサを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、絶縁性材料で形成され
た棒状部材と、前記棒状部材の周囲に巻かれており、流
体により熱が奪われて電気抵抗値が変化する金属製の検
出線と、前記検出線と検出線との間に巻かれており、電
流を流されて発熱する発熱線と、からなる風速検知素子
を備えるという技術的手段を採用する。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の熱式流速センサにおいて、前記流体の温度に応じて
電気抵抗値の変化する温度補償用素子が、前記検出線に
電気的に接続されてなるという技術的手段を採用する。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の熱式流速センサにおいて、前記風速検知素子および
温度補償用素子には、それらの素子の電気抵抗値をそれ
ぞれ検出し、その検出された電気抵抗値に基づいて前記
流体の流速を測定する測定手段が接続されており、前記
発熱線には、この発熱線に電流を流して加熱する加熱手
段が接続されてなるという技術的手段を採用する。
【0010】
【作用】請求項1ないし3に記載の発明では、風速検知
素子を構成する絶縁性材料で形成された棒状部材には、
流体の流速を検出する検出線とは別個に発熱線が巻かれ
ているため、上記発熱線を加熱することにより、上記風
速検知素子の表面に付着した汚染物質を焼き切って除去
することができる。つまり、上記検出線は、直接大きな
電流が流れて高温に加熱されないため、上記検出線の電
気的性質が変化したり、上記検出線が膨張および収縮の
繰り返しによる金属疲労により断線したりすることがな
い。したがって、熱式流速センサの耐久性を向上させる
ことができ、かつ、流速を正確に測定することができ
る。
【0011】特に、請求項2に記載の発明では、流体の
温度により電気抵抗値の変化する温度補償用素子が、上
記検出線と電気的に接続されているため、検出線の電気
抵抗値が流体の温度により変化した場合であっても、そ
の変化を補償することにより、正確な流速を測定するこ
とができる。
【0012】また、請求項3に記載の発明では、上記風
速検知素子および温度補償用素子には、流体の流速を測
定する測定手段が接続されており、上記発熱線には、こ
の発熱線に電流を流して加熱する加熱手段が接続されて
いるため、上記発熱線が断線した場合であっても、上記
測定手段により、上記流体の流速を測定することができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例について図
を参照して説明する。なお、本実施例では熱式流速セン
サの一例として熱式風速センサを例に挙げて説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る風速センサの外観説
明図である。熱式風速センサ10は、絶縁性材料で形成
された円板形状の台座12と、この台座12の上下面を
貫通しており、絶縁性材料で形成された支持基板14と
を備え、この支持基板14の板面に形成された窓部16
に風速検知素子20が、窓部18に温度補償用素子22
が、それぞれ設けられて構成されている。なお、本実施
例では、上記台座12は、ポリアセタールなどの合成樹
脂製材料で15mmφ、厚さ4mmに形成されており、
上記支持基板14は、ガラスエポキシ製で全高25m
m、全幅12mm、厚さ1.2mmに形成されている。
また、上記窓部16、18は、それぞれ高さ7mm、幅
8mmに形成されている。
【0014】ここで、上記風速検知素子20の構造につ
いて図2を参照して説明する。上記風速検知素子20
は、セラミック製の棒状部材21の周囲に、風速を検出
するための金属製の検出線20aと、加熱を行って上記
風速検知素子20の表面に付着した塵や埃などの汚染物
質を焼き切るための発熱線20bとが交互に一定間隔
(たとえば、0.1mm)を隔てて巻かれて構成されて
いる。また、上記検出線20aおよび発熱線20bの上
には、耐熱性強化ガラスの保護膜23が厚さ20μmで
オーバーコートされており、上記両線が保護されてい
る。
【0015】なお、上記温度補償用素子22は、上記発
熱線20bが巻かれていない点を除いて、上記風速検知
素子20と同じ構造であるので説明は省略する。また、
本実施例では、上記棒状部材21は、全長5mm、0.
5mmφである。また、上記検出線20aおよび発熱線
20bは、それぞれ純白金で直径18μmの断面円形に
形成されており、その直径が小さい(断面積が小さい)
ことにより電気抵抗を有し、発熱するようになってい
る。
【0016】次に、上記支持基板14の内部構造につい
て図3を参照して説明する。上記支持基板14の窓部1
6の両側には、上記風速検知素子20の両端から導出さ
れた検出線20aを電気的に接続するための接続線24
a、24aが形成されている。上記支持基板14の裏側
(紙面裏側)の窓部16の両側には、上記風速検知素子
20の両端から導出された発熱線20bを電気的に接続
するための接続線(図示省略)が形成されている。ま
た、窓部18の両側には、上記温度補償用素子22の両
端から導出された温度検出線22aを電気的に接続する
ための接続線26a、26aが形成されている。
【0017】上記各接続線24aは、上記台座12の下
面に突出した基板14の下端部に取り付けられたリード
線28a、28aにそれぞれ電気的に接続されており、
上記各接続線26aは、リード線28b、28bにそれ
ぞれ電気的に接続されている。また、上記加熱線20b
が電気的に接続された接続線(図示省略)は、上記基板
14の下端部の裏面(紙面裏側)から表面へ貫通してリ
ード線30、30にそれぞれ電気的に接続されている。
そして、上記リード線28aおよび28bは、図4に示
す測定手段としての測定回路に、上記リード線30は、
図5に示す加熱手段としてのヒータ回路にそれぞれ電気
的に接続されている。
【0018】なお、本実施例では、上記接続線24a、
26aおよび上記発熱線20bが電気的に接続された接
続線(図示省略)は、それぞれ銅箔をエッチングして形
成されており、上記リード線28a、28bおよび30
は、それぞれイラックス線、または、被覆銅線で断面積
0.2mm2 に形成されている。
【0019】次に、上記測定回路について図4を参照し
て説明する。上記測定回路は、トランジスタTr1のエ
ミッタ側に接続された、抵抗R1ないしR4からなるブ
リッジ回路を備えてなる。このブリッジ回路には、抵抗
R3(風速検知素子20の抵抗)と抵抗R2との分岐点
と、抵抗R4および可変RaとR1(温度補償用素子2
2の抵抗)および抵抗Rbの分岐点のそれぞれに発生す
る電圧信号を入力するオペアンプA1が接続されてい
る。上記オペアンプA1の(+)の入力側には、上記風
速検知素子20の両端に印加される電圧偏差を検出する
とともに、その検出された電圧偏差を風速を示す信号に
変換するリニアライザー回路31が接続されている。ま
た、このリニアライザー回路31には、風速を表示する
表示器33が接続されている。
【0020】上記ブリッジ回路は、上記風速検知素子2
0が一定温度(たとえば、60°C)になったときにR
2(R1+Rb)=R3(R4+Ra)が成立し、平衡
状態になるように設定されている。
【0021】そして、上記検出線20aに電流を流して
一定温度(たとえば、60°C)に加熱された上記風速
検知素子20に風が当たると、上記検出線20aは風に
より熱を奪われて冷却され、その抵抗値が増加しようと
する。つまり、上記ブリッジ回路が不平衡状態になる。
すると、上記オペアンプA1から不平衡電圧に応じた電
圧の信号が抵抗R5を介して上記トランジスタTr1の
ベースに入力され、上記トランジスタTr1から上記ブ
リッジ回路に上記奪われた熱量の分に相当する電流が供
給される。そして、上記検出線20aの温度が上昇し、
上記一定の温度が維持される。
【0022】そこで、上記一定温度になった時に上記風
速検知素子20の両端に印加された電圧偏差がブリッジ
回路によって検出されるとともに、その検出された電圧
偏差がリニアライザー回路31によって風速を示す信号
に変換され、その変換された信号に基づいて風速が表示
器33によって表示される。なお、上記ブリッジ回路の
一辺には上記風速検知素子20の抵抗値を補償する温度
補償用素子22が設けられているため、風の温度が変化
した場合であっても、正確な風速を検知することができ
る。
【0023】次に、上記ヒータ回路について図5を参照
して説明する。上記風速検知素子20を加熱するための
発熱線20b(リード線28b)は、リレースイッチS
W1を介して電源34に接続されている。そのリレース
イッチSW1には、トランジスタTr2のコレクタ側が
接続されており、そのトランジスタTr2のベース側に
は、抵抗R6を介してタイマー回路36が接続されてい
る。
【0024】そして、上記タイマー回路36がONする
と、上記トランジスタTr2がONするとともに、上記
リレースイッチSW1がONし、上記電源34から上記
発熱線20bに電流が供給され、上記発熱線20bが一
定温度(たとえば、650°C)に加熱される。この加
熱により、上記風速検知素子20の表面に付着している
塵や埃などの汚染物質が焼き切られて除去される。次
に、上記タイマー回路36がOFFすると、上記トラン
ジスタTr2がOFFするとともに、上記リレースイッ
チSW1がOFFし、上記電源34から上記発熱線20
bへの電流の供給が停止する。なお、本実施例では、上
記タイマー回路36のONする間隔は24時間であり、
ONしている時間は1分間である。また、上記電源34
は、30V、1.8Wの容量である。
【0025】次に、上記熱式風速検知センサ10の測定
精度について行った実験を図6を参照して説明する。図
6は、本発明者らが、上記熱式風速検知センサ10の経
過時間に対する風速の偏差を測定し、その測定結果をグ
ラフにしたものである。同図において、横軸は経過時間
(日)を示し、縦軸は偏差を示す。この偏差は、風速2
0m/sのフルスケールに対する測定された風速の偏差
を%で表したものである。○は上記熱式風速検知センサ
10の測定点を示す。なお、風速検知センサ10の加熱
によるクリーニングは、24時間毎に1分間行った。
【0026】同図に示すように、上記熱式風速検知セン
サ10は、日が経ってもほとんど偏差がないことが分か
る。つまり、上記熱式風速検知センサ10は、クリーニ
ングのために定期的に高温に加熱されても、検出線が断
線することがなく、高精度の測定を行うことができる。
なお、参考のために、同図にクリーニング機能のない熱
式風速検知センサの測定結果を●で示した。同図に示す
ように、上記クリーニング機能のない熱式風速検知セン
サでは、日が経つにつれて偏差が大きくなっている。
【0027】次に、本発明の第2実施例を図7に基づい
て説明する。図7は、本出願人が先の出願(特願平7−
79512号)において提案した無指向性の風速検知素
子の説明図である。この風速検知素子は、図7に示すよ
うに、風速検知素子40の周囲に温度補償用素子44が
形成されており、風向きが変わっても風速を正確に検知
することができることを特徴とする。上記風速検知素子
40は、図示しないが、上記風速検知素子20と構成が
同じであり、検出線と検出線との間に発熱線が巻かれて
いる。42、46および47は、絶縁性材料で形成され
たリング状の支持部材である。そして、上記発熱線を加
熱することにより、上記風速検知素子40の表面に付着
した汚染物質を焼き切って除去することができるため、
上記検出線の劣化を防止することができる。したがっ
て、従来のものよりも耐久性に優れており、かつ、風速
を正確に測定することができる。また、上記測定回路と
ヒータ回路とが独立しているため、上記ヒータ回路の発
熱線20bが断線した場合であっても、上記測定回路に
より、風速を測定することができる。
【0028】なお、上述した実施例では、本発明を風速
センサに適用した場合について説明したが、温水などの
液体の流速を測定するセンサにも適用可能である。ま
た、上記検出線20aおよび発熱線20bを純白金に代
えてタングステンで形成することもでき、上記接続線2
4aおよび26aを銅箔に代えて純白金箔で形成するこ
ともできる。
【0029】
【効果】以上記述したように本発明の熱式流速センサに
よれば、絶縁性材料で形成された棒状部材には、流速を
検出する検出線とは別個に加熱クリーニング専用の発熱
線が巻かれており、その発熱線を加熱して熱式流速セン
サに付着した汚染物質を除去するため、検出線の電気的
性質が変化したり、検出線が膨張および収縮による金属
疲労により断線したりすることがない。したがって、熱
式流速センサの耐久性を向上させることができ、かつ、
流速を正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る風速検知センサを示
す外観説明図である。
【図2】図1に示す風速検知センサの風速検知素子の一
部断面説明図である。
【図3】図1に示す風速検知センサの支持基板の内部構
造図である。
【図4】図1に示す風速検知センサに接続される測定回
路の回路図である。
【図5】図1に示す風速検知センサに接続されるヒータ
回路の回路図である。
【図6】図1に示す風速検知センサと従来のものとの測
定結果を示すグラフである。
【図7】本発明の第2実施例に係る風速検知センサを示
す外観説明図である。
【図8】従来の風速検知センサを示す外観説明図であ
る。
【符号の説明】
10 風速検知センサ 20 風速検知素子 20a 検出線 20b 発熱線 21 棒状部材 22 温度補償用素子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】そして、電流が流れて発熱した風速検知素
子20(54)は、風が当たって冷却されると、その抵
抗R3の値が減少しようとするが、抵抗R1ないしR4
で構成されるブリッジ回路の不平衡電圧がオペアンプA
1を介してブリッジ回路に帰還されるため、風速検知素
子20から奪われた熱量に応じた電流が、上記風速検知
素子20(54)に供給され、風速検知素子20(5
4)は一定温度に保たれる。そこで、その時の風速検知
素子20(54)の両端に印加された電圧偏差が、ブリ
ッジ回路によって検出されるとともに、リニアライザー
回路31によって風速を示す信号に変換され、表示器3
3に風速が表示される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】そして、上記検出線20aに電流を流して
一定温度(たとえば、60°C)に加熱された上記風速
検知素子20に風が当たると、上記検出線20aは風に
より熱を奪われて冷却され、その抵抗値が減少しようと
する。つまり、上記ブリッジ回路が不平衡状態になる。
すると、上記オペアンプA1から不平衡電圧に応じた電
圧の信号が抵抗R5を介して上記トランジスタTr1の
ベースに入力され、上記トランジスタTr1から上記ブ
リッジ回路に上記奪われた熱量の分に相当する電流が供
給される。そして、上記検出線20aの温度が上昇し、
上記一定の温度が維持される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性材料で形成された棒状部材と、 前記棒状部材の周囲に巻かれており、流体により熱が奪
    われて電気抵抗値が変化する金属製の検出線と、 前記検出線と検出線との間に巻かれており、電流を流さ
    れて発熱する発熱線と、 からなる風速検知素子を備えたことを特徴とする熱式流
    速センサ。
  2. 【請求項2】 前記流体の温度に応じて電気抵抗値の変
    化する温度補償用素子が、前記検出線に電気的に接続さ
    れてなることを特徴とする請求項1に記載の熱式流速セ
    ンサ。
  3. 【請求項3】 前記風速検知素子および温度補償用素子
    には、それらの素子の電気抵抗値をそれぞれ検出し、そ
    の検出された電気抵抗値に基づいて前記流体の流速を測
    定する測定手段が接続されており、 前記発熱線には、この発熱線に電流を流して発熱させる
    加熱手段が接続されてなることを特徴とする請求項2に
    記載の熱式流速センサ。
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