JPH095395A - メモリマクロセル性能評価用lsi - Google Patents

メモリマクロセル性能評価用lsi

Info

Publication number
JPH095395A
JPH095395A JP7151479A JP15147995A JPH095395A JP H095395 A JPH095395 A JP H095395A JP 7151479 A JP7151479 A JP 7151479A JP 15147995 A JP15147995 A JP 15147995A JP H095395 A JPH095395 A JP H095395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lsi
macro cell
memory
output
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7151479A
Other languages
English (en)
Inventor
Shintaro Shibata
信太郎 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP7151479A priority Critical patent/JPH095395A/ja
Publication of JPH095395A publication Critical patent/JPH095395A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速動作を行うメモリマクロセルの性能をよ
り安定して正確に評価することができるメモリマクロセ
ル性能評価用LSIを提供する。 【構成】 タイミング信号SWE-1〜SWE-4に基づいて書
込み制御信号発生回路3により、1/2テストサイクル
に1周期の書込み制御信号/WEが生成される。これに
合わせて、先頭番地から順次アドレスA0,A1,…を
1/2テストサイクルごとにインクリメントしながら、
入力データDIを1/2テストサイクルごとに「0」お
よび「1」交互に変化させてSRAMマクロセル1に書
込む。しかる後、書込み制御信号/WEを「HIGH」
レベルに固定し、書込んだデータを先頭番地から順次読
出して期待値と照合することにより評価を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メモリマクロセル性能
評価用LSIに関し、特に入出力バッファを有するメモ
リマクロセルの各種性能を評価する性能評価用LSIに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディジタル信号を処理する大規
模半導体集積回路(以下、LSIという)は、論理回路
からなる論理LSIとメモリLSIとに大別される。昨
今の集積度の向上および動作周波数の向上に相まって、
今まで別チップ構成をとってきたメモリを論理LSIの
内部に組み込みたいという要求が高くなっている。現
在、このように論理LSIに組み込まれる組込形メモリ
はメモリマクロセルと呼ばれており、論理LSIとは独
立してメモリLSIを設ける従来方式と比較して、メモ
リLSI周辺の入出力バッファが不要となることから3
0%程度メモリアクセス時間を短縮することが可能とな
っている。
【0003】このメモリマクロセルは、レジスタなどと
同様にLSIチップを構成する1つの電子回路である。
したがって、LSI全体から見ればメモリマクロセルを
含めてLSIチップが所定の動作周波数で機能すれば十
分であり、LSI量産時の試験ではメモリマクロセル自
体の性能評価は必要としない。しかし、LSIの開発段
階ではメモリマクロセルの性能を見極め、メモリ周りの
設計に反映させるという観点から、しばしばメモリマク
ロセル単体の速度性能や消費電力を実測する必要が生じ
る。
【0004】具体的には、メモリマクロセル単体からな
るLSIをTEG(Test Element Group)、すなわちメ
モリマクロセル性能評価用LSIとして試作して試験を
行うものとなる。この際、外部から信号を印加したり外
部に出力信号を引き出せるように、メモリマクロセルの
周辺に入出力バッファを設ける必要がある。
【0005】図11は従来のメモリマクロセル性能評価
用LSIを示す説明図であり、同図において、1は非同
期形のSRAMマクロセル、2は入力バッファ、4は出
力バッファ、A0’,A1’,A2’,…はアドレス信
号、/WE’(WE’の反転論理)は書込み制御信号、
DI’は入力データ、DO’は出力データである。書込
み制御信号/WE’は、書込み時に「LOW」レベルと
する必要があり、書込みサイクルが連続する場合、一旦
「HIGH」レベルに復帰させる必要がある。
【0006】SRAMマクロセル1のアドレス入力節点
A0,TA1,TA2,…、書込み制御信号入力節点TWE
およびデータ入力節点TDIには入力バッファ2がそれぞ
れ配設され、データ出力節点TDOには出力バッファ4が
配設される。実際には、図12に示すようなタイムチャ
ートに基づいて試験が行われる。図12は従来のメモリ
マクロセル速度性能評価時のタイムチャートであり、チ
ェッカーパターンと呼ばれる試験パターンの先頭部分を
示している。
【0007】まず、先頭番地(0番地)から順次アドレ
スをインクリメントしながら、データとして「0」およ
び「1」を交互に書込んだ後、書込み制御信号/WE’
を「HIGH」レベルに固定しておき、書込んだデータ
を先頭番地から順次読出して期待値と照合することによ
り評価を行うものとなる。ここで、テストサイクル時間
(すなわちテスト周波数の逆数)がある程度長い場合に
は、期待どおりの結果が得られるが、テストサイクル時
間を短くするに連れて、SRAMマクロセル1内でデー
タの書込み不良あるいは読出し不良が発生し、期待どお
りの結果が得られなくなる。
【0008】すべての読出しサイクルにおいて、読出し
たデータと期待値とが一致した場合をパス(合格)と定
義し、これ以外をフェイル(不合格)と定義した場合、
テストサイクル時間を変化させて前述の試験を実施し、
読出したデータと期待値との照合結果がパスからフェイ
ルに転じたときのテストサイクル時間が、速度性能から
見たSRAMマクロセル1の動作限界となる。
【0009】このようなメモリマクロセルの試験では、
LSIテスタなどを用いてアドレス信号A0’,A
1,’A2’,…や入力データDI’の各種信号を発生
させるものとなっており、被試験デバイス(以下、DU
T:Device Under Testという)となるメモリマクロセル
性能評価用LSIをLSIテスタに接続するには、信号
の伝送路となるケーブルが必要となる。試験環境にも依
存するが、通常、この種のケーブルには100pF程度
の大きな寄生容量が存在する。
【0010】また、メモリマクロセル性能評価用LSI
では、電源電圧依存性を評価できるように、電源電圧い
っぱいに信号振幅をとりうるCMOSインターフェース
の入出力バッファが用いられる。したがって、メモリマ
クロセル性能評価用LSIの入出力信号は、100pF
の負荷を速やかに充放電する必要があり、これに要する
時間がテストサイクル時間の限界を決定する要因となっ
ていた。なお、LSIテスタの性能やメモリマクロセル
性能評価用LSIの出力バッファの構成にも依存する
が、一般的には、テストサイクル時間の最小値は10n
s程度が限界となっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】したがって、このよう
な従来のメモリマクロセル性能評価用LSIでは、LS
Iテスタとの間を結ぶケーブルの寄生容量と信号周波数
(図12では最も周波数の高い書込み制御信号/WE’
の周波数)とから、テストサイクル時間の限界が決定さ
れるものとなり、より高速動作を行うメモリマクロセル
の試験を行うことが不可能であった。さらに、テストサ
イクル時間は、出力バッファの応答時間にも制限され、
正味のアクセス時間が10ns以下となるような高速な
メモリマクロセルについては、入出力バッファが応答で
きなくなってLSIテスタによる計測が不可能となると
いう問題点があった。本発明はこのような課題を解決す
るためのものであり、高速動作を行うメモリマクロセル
の性能をより安定して正確に評価することができるメモ
リマクロセル性能評価用LSIを提供することを目的と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明によるメモリマクロセル性能評価用L
SIは、任意の入力バッファの代わりに配設され、LS
I外部から供給された位相の異なる複数のタイミング信
号に基づいて各タイミング信号より高い周波数の信号で
あってメモリマクロセルの動作制御に必要な所定の信号
を出力する信号発生手段と、メモリマクロセルからの読
出しデータを示す出力データ信号をLSI外部にバッフ
ァ出力する出力バッファとメモリマクロセルとの間に設
けられ、出力データ信号をサンプリングして保持出力す
る保持手段とを備えるものである。
【0013】また、メモリマクロセルへの書込みデータ
を示す入力データ信号をバッファ出力する入力バッファ
とメモリマクロセルとの間に配設され、LSI外部から
パラレルで供給された入力データ信号をシリアルの入力
データ信号に変換してメモリマクロセルに出力するパラ
レル/シリアルデータ変換手段を備えるものである。ま
た、保持手段の代わりに、出力データ信号をLSI外部
にバッファ出力する出力バッファとメモリマクロセルと
の間に設けられ、メモリマクロセルからの読出しデータ
を示すシリアルの出力データ信号をパラレルの出力デー
タ信号に変換して出力するシリアル/パラレル変換手段
を備えるものである。
【0014】
【作用】したがって、信号発生手段により、LSI外部
から供給された位相の異なる複数のタイミング信号に基
づいて、各タイミング信号より周波数が高い信号が生成
され、この信号に基づいてメモリマクロセルの動作制御
が行われ、また保持手段により、メモリマクロセルから
の出力データ信号がサンプリングされ、所定のタイミン
グで出力バッファを介してLSI外部に出力される。
【0015】また、パラレル/シリアルデータ変換手段
により、LSI外部からパラレルで供給された入力デー
タ信号がシリアルの入力データ信号に変換され、メモリ
マクロセルに入力される。また、シリアル/パラレル変
換手段により、メモリマクロセルから出力されたシリア
ルの出力データ信号がパラレルの出力データ信号に変換
され、LSI外部に出力される。
【0016】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の第1の実施例であるメモリマクロセ
ル性能評価用LSIのブロック図であり、同図におい
て、1は非同期形のSRAMマクロセル、2はSRAM
マクロセル1のアドレス入力節点TA0,TA1,TA2…お
よびデータ入力節点TDIに配設された入力バッファ、4
はSRAMマクロセル1のデータ出力節点TDOに配設さ
れた出力バッファである。
【0017】また、3は複数のタイミング信号SWE-1
WE-4に基づいて書込み制御信号/WEを発生させる書
込み制御信号発生回路(信号発生手段)、5はSRAM
マクロセル1から読出された読出しデータをサンプリン
グ制御信号φSPのタイミングに基づいて保持し出力する
レジスタ(保持手段)である。特に、書込み制御信号発
生回路3は、図2に示すように、3つNANDゲート6
から構成されており、この論理回路の論理式は、 /WE=(SWE-1)・(SWE-2)+(SWE-3)・(S
WE-4) である。
【0018】タイミング信号SWE-1〜SWE-4は、図3に
示すような、異なるタイミングを有する制御信号であ
り、LSIテスタ(図示せず)から独立したケーブルを
介して図1に示したメモリマクロセル性能評価用LSI
に供給される。この場合、前述の論理式からもわかるよ
うに、タイミング信号SWE-1とSWE-2とがともに「HI
GH」レベルの期間、またはタイミング信号SWE-3とS
WE-4とがともに「HIGH」レベルの期間に、書込み制
御信号/WEとして「HIGH」レベルが出力され、他
の期間には「LOW」レベルが出力される。
【0019】したがって、図3に示すように、50%の
デューティ比を有する同一周波数の信号であって位相が
1/4周期づつずれたタイミング信号SWE-1〜SWE-4
LSIテスタから供給することにより、書込み制御信号
/WEを1テストサイクルにつき4回変化させることが
でき、各タイミング信号SWE-1〜SWE-4の周波数より高
い周波数の書込み制御信号/WEを生成することが可能
となる。これにより、LSIテスタとの間のケーブルに
出力される信号の周波数を緩和することが可能となり、
ケーブルの寄生容量に起因するテストサイクル時間の限
界が改善される。
【0020】次に、図4を参照して、本発明の動作を説
明する。図4は、図1に示したメモリマクロセル性能評
価用LSIの動作を示すタイミングチャートであり、特
にチェッカーパターンと呼ばれる試験パターンの最初の
部分を示している。前述(図3参照)のように、タイミ
ング信号SWE-1〜SWE-4に基づいて書込み制御信号発生
回路3により、1/2テストサイクルに1周期の書込み
制御信号/WEが生成される。
【0021】これに合わせて、先頭番地(0番地)から
順次アドレスA0,A1,A2,…を1/2テストサイ
クルごとにインクリメントしながら、入力データDIを
1/2テストサイクルごとに「0」および「1」交互に
変化させてSRAMマクロセル1に書込む。しかる後、
書込み制御信号/WEを「HIGH」レベルに固定して
おき、書込んだデータを先頭番地から順次読出して期待
値と照合することにより評価を行うものとなる。
【0022】この場合、アドレスの変化に応じて1テス
トサイクル当たり2回読出し動作を行うことになり、デ
ータ出力節点TDOから出力される出力データも2回変化
する。したがって、サンプリング制御信号φSPの位相を
制御して、1テストサイクルに2回変化する出力データ
のうちのいずれか前後をサンプリングしてレジスタ5で
保持するとともに、データ出力の間隔をテストサイクル
時間に整合させて出力バッファ4から出力データD0を
出力する。
【0023】このようにして、サンプリングされた一方
の出力データを順次期待値と照合するとともに、サンプ
リング制御信号φSPの位相を制御して、前回サンプリン
グされなかった他方の出力データをサンプリング出力し
て順次期待値と照合することにより評価を行うものとな
る。これにより、従来と比較して同一周波数の信号によ
り2倍の速度で、非同期形のSRAMマクロセル1への
書込み/読出しを実施することができ、より高速動作を
行うメモリマクロセルに対しても性能評価を行うことが
可能となる。
【0024】次に、本発明の第2の実施例として、同期
形のSRAMマクロセルへ適用した場合について説明す
る。図5は本発明の第2の実施例であるメモリマクロセ
ル性能評価用LSIのブロック図であり、同図におい
て、前述の説明(図1参照)と同じまたは同等部分には
同一符号を付してある。
【0025】図5において、1’は同期形のSRAMマ
クロセル、3’は複数のタイミング信号SCK-1〜SCK-4
に基づいてクロック信号CKを発生させるクロック信号
発生回路(信号発生手段)である。また、TWEは書込み
制御信号/WEが入力されるSRAMマクロセル1’の
書込み制御信号入力節点、TCKはクロック信号CKが入
力されるSRAMマクロセル1’のクロック信号入力節
点である。
【0026】前述の第1の実施例との相違点は、メモリ
マクロセルが非同期形から同期形に代わったことであ
り、特に同期形のSRAMマクロセル1’には書込み/
読出し動作の同期を確保するクロック信号CKの入力節
点TCKが設けられている。クロック信号発生回路3’
は、図2で示した論理回路から構成されており、50%
のデューティ比を有する同一周波数の信号であって、位
相が1/4周期づつずれたタイミング信号SCK-1〜S
CK-4をLSIテスタから供給することにより、1テスト
サイクルにつき4回変化するクロック信号CKが生成さ
れる。
【0027】図6は、図5に示したメモリマクロセル性
能評価用LSIの動作を示すタイミングチャートであ
り、特にチェッカーパターンと呼ばれる試験パターンの
最初の部分を示している。LSIテスタから供給された
タイミング信号SCK-1〜SCK-4に基づいて、クロック信
号発生回路3’によりクロック信号CKが生成される。
【0028】これに合わせて、書込み制御信号/WEを
「LOW」レベルに固定するとともに、先頭番地(0番
地)から順次アドレスA0,A1,A2,…を1/2テ
ストサイクルごとにインクリメントしながら、入力デー
タDIを1/2テストサイクルごとに「0」および
「1」交互に変化させる。これにより、クロック信号C
Kの立ち上がりエッジに同期して、アドレス信号A0,
A1,…、書込み制御信号/WE、および入力データD
IがSRAMマクロセル1’に取り込まれ、入力データ
DIがSRAMマクロセル1’に書込まれる。
【0029】しかる後、書込み制御信号/WEを「HI
GH」レベルに固定しておき、書込んだデータを先頭番
地から順次読出して期待値と照合することにより評価を
行うものとなる。読出し動作は、書込み制御信号/WE
が「HIGH」レベルに固定される点以外、前述の書込
み動作と同様であり、次のクロック信号CKの立ち上が
りでデータ出力節点TDOからデータが出力される(例え
ば、電子通信情報学会 技術研究報告 IDC94-96 柴田
ほか「低電力同期形RAMマクロセル」など)。
【0030】このようにして、メモリマクロセルからデ
ータを順次読出して、サンプリング制御信号φSPにより
レジスタ5で一方の出力データをサンプリング保持し、
これを順次期待値と照合するとともに、サンプリング制
御信号φSPの位相を制御して、前回サンプリングされな
かった他方の出力データTDOをサンプリング出力して順
次期待値と照合することにより評価を行うものとなる。
これにより、従来と比較して同一周波数の信号により2
倍の速度で、同期形のSRAMマクロセル1’へのテス
トデータの書込み/読出しを実施することができ、より
高速動作を行うメモリマクロセルに対しても性能評価を
行うことが可能となる。
【0031】次に、本発明の第3の実施例として、同期
形のSRAMマクロセルへ適用した他の例について説明
する。図7は本発明の第3の実施例であるメモリマクロ
セル性能評価用LSIのブロック図であり、同図におい
て、前述の説明(図5参照)と同じまたは同等部分には
同一符号を付してある。
【0032】図7において、9はパラレル(並列的)に
供給された入力データDI1,DI2をクロック信号C
Kに基づいて所定の順序で出力するパラレル/シリアル
データ変換器、10はSRAMマクロセル1’から読出
されたデータをクロック信号CKに基づいて出力データ
DO1,DO2として並列的に出力するシリアル/パラ
レルデータ変換器である。前述の第2の実施例との相違
点は、LSIテスタとの間で入力データおよび出力デー
タをパラレルでやり取りするようにした点である。
【0033】実際には、LSIテスタからパラレルに供
給された入力データDI1,DI2は、パラレル/シリ
アルデータ変換器9で保持されて、クロック信号CKに
応じてDI1,DI2の順に読出され、SRAMマクロ
セル1’のデータ入力節点TDIに入力される。また、S
RAMマクロセル1’のデータ出力節点TDOからシリア
ルで順に出力されたデータは、クロック信号CKに応じ
てシリアル/パラレルデータ変換器10で保持されて、
DO1,DO2に同時に出力される。
【0034】前述した第2の実施例では、1テストサイ
クル当たり1ビットのデータしか出力することができ
ず、試験の安全性を保証するには出力データのサンプリ
ング位相を制御して同様の試験を繰り返す必要がある。
第3の実施例では、シリアル/パラレル変換器を用いる
ことにより、1テストサイクルで読出したすべてのデー
タをLSIテスタに出力することができるので、LSI
テスタでは複数ビット一括して期待値と照合することが
可能となり、試験に要する時間をより短縮することが可
能となる。
【0035】なお、第3の実施例(図7参照)では、入
力バッファ2とSRAMマクロセル1’との間にパラレ
ル/シリアルデータ変換器9を配設した場合について説
明したが、これについては前述の図6のように入力デー
タDIをクロック信号CKと同期させて入力するように
してもよく、この場合にはパラレル/シリアルデータ変
換器9が不要となる。
【0036】以上の第1〜第3の実施例では、メモリマ
クロセルとしてRAM(SRAM)を用いた場合につい
て説明したが、メモリマクロセルとしてROMを用いた
場合でも前述と同様に実施することが可能である。ま
た、第1の実施例では書込み制御信号発生回路3を用い
て、一方、第2および第3の実施例ではクロック信号発
生回路3’を用いて、それぞれテストサイクル時間をメ
モリサイクル時間の2倍に緩和した。
【0037】この技術思想を拡張し、第4の実施例とし
て、8つのタイミング信号から書込み制御信号/WEや
クロック信号CKを生成することにより、テストサイク
ル時間をメモリサイクル時間の4倍に緩和することが可
能となる。ただし、その際には、図2に示した4つのタ
イミング信号SWE-1〜SWE-4から書込み制御信号/WE
を生成する回路と同様の回路、すなわちアドレス信号発
生回路を、アドレスの最下位ビット(LSB:Least Si
gnificant Bit )であるアドレス信号A0に適用する必
要がある。
【0038】これと同様に、入力データDIについても
タイミング信号から生成する必要があるが、速度性能試
験に用いられるチェッカーパターンと呼ばれる試験パタ
ーンを正確に実現するには、若干の工夫が必要である。
ここで、チェッカーパターンについて説明する。一般
に、メモリセルアレイは、XおよびY方向に2次元的に
配置されたメモリセルから構成されている。
【0039】チェッカーパターンを各メモリセルに書込
む場合には、図8に示すように、Yアドレスを最初
「0」に固定し、X方向に「0」と「1」とを順次交互
に書込んでいく。アレイの端まで書込が終わると、Xア
ドレスの0番地まで戻ってYアドレスを1つだけインク
リメントし、X方向に「1」から交互に順次書き込む。
以下、Yアドレスの最上位まで同様の書込を繰り返すこ
とにより、各メモリセルには市松模様、すなわちチェッ
カーパターンに「0」と「1」が並ぶ。
【0040】したがって、メモリセルがX方向に偶数個
(一般には2のべき乗個)並んでいるメモリセルアレイ
では、XアドレスおよびYアドレスがともに変化する場
合、同じ極性の入力データを連続して生成する必要があ
る。第4の実施例では、データ入力節点TDIに接続され
ているバッファ2の代わりに、図9に示すような前述の
機能を実現する入力データ発生回路を設けることにな
る。
【0041】図9において、6はNANDゲート、7は
NORゲート、8はインバータである。最終段とその前
段のNANDゲート6は、入力信号φSWにより制御され
るセレクタを構成しており、図10に示すように、入力
信号φSWが「LOW」から「HIGH」レベルに切り換
えられた場合、LSIテスタから供給された位相の異な
る制御信号SDI-1〜SDI-4から生成された「0,1,
0,1,…,1」の符号列から「1,0,1,0,…,
0」の符号列に切り換えられ、入力信号φSWが「HIG
H」から「LOW」レベルに切り換えられた場合、もと
の「0,1,0,1,…,1」の符号列に切り換えられ
る。
【0042】なお、以上の第1〜第4の実施例では、テ
ストサイクル時間をメモリサイクル時間の2倍もしくは
4倍に緩和するようにした場合を例に説明したが、図2
に示したように、複数のタイミング信号から1つのタイ
ミング信号を発生する回路を、アドレスの最下位ビット
側から順次適用することにより、テストサイクル時間を
メモリサイクル時間の8倍以上に緩和することも可能で
ある。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、任意の
入力バッファの代わりに、LSI外部から供給された位
相の異なる複数のタイミング信号に基づいて各タイミン
グ信号より高い周波数の信号であってメモリマクロセル
の動作制御に必要な所定の信号を出力する信号発生手段
を設けるとともに、出力データ信号をLSI外部にバッ
ファ出力する出力バッファとメモリマクロセルとの間
に、出力データ信号をサンプリングして保持出力する保
持手段を設けることにより、LSI外部からケーブルを
介して供給される信号の周波数を上げることなく、メモ
リマクロセルの動作速度を上昇させるとともに、出力バ
ッファの応答時間に応じた速度で出力データをLSI外
部に出力することが可能となり、高速動作を行うメモリ
マクロセルの性能をより安定して正確に評価することが
可能となる。
【0044】また、入力データ信号をバッファ出力する
任意の入力バッファとメモリマクロセルとの間にパラレ
ル/シリアルデータ変換手段を設けて、LSI外部から
パラレルで入力データ信号を供給し、これをシリアルの
入力データ信号に変換してメモリマクロセルに入力する
ようにしたので、LSI外部からケーブルを介して供給
される入力データ信号の周波数を上げることなく、メモ
リマクロセルの高速動作に見合った入力データ信号を供
給することが可能となる。
【0045】また、保持手段の代わりに、シリアルの出
力データ信号をパラレルの出力データ信号に変換して出
力するシリアル/パラレル変換手段を設けて、メモリマ
クロセルから読出された出力データをパラレルの出力デ
ータに変換し、独立した複数のケーブルを介してLSI
外部に出力するようにしたので、メモリマクロセルの高
速動作により読出したデータを低い周波数でLSI外部
に出力することが可能となり、出力バッファの応答時間
にも制限されず、正味のアクセス時間が10ns以下と
なるような高速なメモリマクロセルについても速度性能
評価を実施することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるメモリマクロブロッ
クの性能評価用LSIのブロック図である。
【図2】 書込み制御信号発生回路を示す説明図であ
る。
【図3】 書込み制御信号発生回路の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図4】 図1の性能評価用LSIの動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図5】 本発明の第2の実施例によるメモリマクロセ
ル性能評価用LSIのブロック図である。
【図6】 図5の性能評価用LSIの動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図7】 本発明の第3の実施例によるメモリマクロセ
ルの性能評価用LSIのブロック図である。
【図8】 チェッカーパターンの書込み動作を示す説明
図である。
【図9】 データ入力信号発生回路を示す説明図であ
る。
【図10】 データ入力信号発生回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図11】 従来のメモリマクロセル性能評価用LSI
のブロック図である。
【図12】 図11の性能評価用LSIの動作を示すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
1…SRAMマクロセル(非同期形)、1’…SRAM
マクロセル(同期形)、2…入力バッファ、3…書込み
制御信号発生回路(信号発生手段)、3’…クロック信
号発生回路(信号発生手段)、4…出力バッファ、5…
レジスタ(保持手段)、6…NANDゲート、7…NO
Rゲート、8…インバータ、9…パラレル/シリアルデ
ータ変換器、10…シリアル/パラレルデータ変換器、
A0,A1,〜…アドレス信号、/WE…書込み制御信
号、CK…クロック信号、SWE-1〜SWE-4,SCK-1〜S
CK-4,SDI-1〜SDI-4…制御信号、DI,DI1,DI
2…入力データ信号、SDO,DO1,DO2…出力デ
ータ信号、φSP…サンプリング制御信号、φSW…入力信
号。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 性能評価の対象となるメモリマクロセル
    と、LSI外部から供給された入力信号をメモリマクロ
    セルにバッファ出力する入力バッファと、メモリマクロ
    セルから出力される出力信号をLSI外部にバッファ出
    力する出力バッファとを有するメモリマクロセル性能評
    価用LSIにおいて、 任意の入力バッファの代わりに配設され、LSI外部か
    ら供給された位相の異なる複数のタイミング信号に基づ
    いて前記各タイミング信号より高い周波数の信号であっ
    てメモリマクロセルの動作制御に必要な所定の信号を出
    力する信号発生手段と、 メモリマクロセルからの読出しデータを示す出力データ
    信号をLSI外部にバッファ出力する出力バッファとメ
    モリマクロセルとの間に設けられ、出力データ信号をサ
    ンプリングして保持出力する保持手段とを備えることを
    特徴とするメモリマクロセル性能評価用LSI。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のメモリマクロセル性能評
    価用LSIにおいて、 メモリマクロセルへの書込みデータを示す入力データ信
    号をバッファ出力する入力バッファとメモリマクロセル
    との間に配設され、LSI外部からパラレルで供給され
    た入力データ信号をシリアルの入力データ信号に変換し
    てメモリマクロセルに出力するパラレル/シリアルデー
    タ変換手段を備えることを特徴とするメモリマクロセル
    性能評価用LSI。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のメモリマクロセ
    ル性能評価用LSIにおいて、 保持手段の代わりに、出力データ信号をLSI外部にバ
    ッファ出力する出力バッファとメモリマクロセルとの間
    に設けられ、メモリマクロセルからの読出しデータを示
    すシリアルの出力データ信号をパラレルの出力データ信
    号に変換して出力するシリアル/パラレル変換手段を備
    えることを特徴とするメモリマクロセル性能評価用LS
    I。
JP7151479A 1995-06-19 1995-06-19 メモリマクロセル性能評価用lsi Pending JPH095395A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7151479A JPH095395A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 メモリマクロセル性能評価用lsi

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7151479A JPH095395A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 メモリマクロセル性能評価用lsi

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH095395A true JPH095395A (ja) 1997-01-10

Family

ID=15519410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7151479A Pending JPH095395A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 メモリマクロセル性能評価用lsi

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH095395A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8593852B2 (en) 2009-07-23 2013-11-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Test device and test method for resistive random access memory and resistive random access memory device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8593852B2 (en) 2009-07-23 2013-11-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Test device and test method for resistive random access memory and resistive random access memory device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101694512B (zh) 测试电路和片上系统
CN100585852C (zh) 使用最少引脚而被测试的半导体器件、以及测试其的方法
US8780648B2 (en) Latch based memory device
US6192004B1 (en) Semiconductor integrated circuit
US20040041579A1 (en) Semiconductor chip test system and test method thereof
US6331958B2 (en) Semiconductor memory device having data parallel/serial conversion function and capable of efficiently performing operational test
KR100557517B1 (ko) 반도체 기억 장치의 테스트 방법 및 반도체 기억 장치의테스트 회로
US4852061A (en) High density, high performance register file having improved clocking means
JP5125028B2 (ja) 集積回路
US6516430B1 (en) Test circuit for semiconductor device with multiple memory circuits
JP4136451B2 (ja) Bist回路
KR100310715B1 (ko) 동기형반도체기억장치
US6317851B1 (en) Memory test circuit and a semiconductor integrated circuit into which the memory test circuit is incorporated
US20040260975A1 (en) Semiconductor integrated circuit
KR100452335B1 (ko) 고속동작 테스트가 가능한 반도체 메모리장치의 데이터확장회로 및 그 방법
US6931565B2 (en) Semiconductor memory
JPH095395A (ja) メモリマクロセル性能評価用lsi
KR100642639B1 (ko) 반도체 메모리 장치
US20090303806A1 (en) Synchronous semiconductor memory device
KR20040089188A (ko) 상대 어드레스 방식으로 모든 메모리 셀들의 액세스가가능하게 하는 반도체 메모리 장치
US7257801B2 (en) Cell library database and timing verification and withstand voltage verification systems for integrated circuit using the same
EP0288774B1 (en) High density, high performance register file circuit
JP3654013B2 (ja) 半導体装置及びそのテスト方法
KR100951572B1 (ko) 테스트 진입 회로와 테스트 진입 신호 생성 방법
JP3119632B2 (ja) メガセルテスト装置及びそのテスト方法