JPH0953935A - 水位測定装置 - Google Patents
水位測定装置Info
- Publication number
- JPH0953935A JPH0953935A JP7208694A JP20869495A JPH0953935A JP H0953935 A JPH0953935 A JP H0953935A JP 7208694 A JP7208694 A JP 7208694A JP 20869495 A JP20869495 A JP 20869495A JP H0953935 A JPH0953935 A JP H0953935A
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- Japan
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- level measuring
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Abstract
(57)【要約】
【課題】河川増水時でも水位を測定できる水位測定装置
を提供すること。 【解決手段】ブイと、このブイの上面に配設された太陽
電池と、前記ブイに設けられ太陽電池を電源とする水位
発信器と、この発信器から発信された電波を受信し、そ
の入射角を用いて前記発信器の高さ位置を求める受信器
とを備えた水位測定装置であって、河川等の水位を水位
発信器より発信させるようにしているので、河川堤防内
の工事を施工することなく河川の水位を測定できると共
に、河川が増水して異常高水位時にも水位発信器が水没
することなく水位測定を実施できる。
を提供すること。 【解決手段】ブイと、このブイの上面に配設された太陽
電池と、前記ブイに設けられ太陽電池を電源とする水位
発信器と、この発信器から発信された電波を受信し、そ
の入射角を用いて前記発信器の高さ位置を求める受信器
とを備えた水位測定装置であって、河川等の水位を水位
発信器より発信させるようにしているので、河川堤防内
の工事を施工することなく河川の水位を測定できると共
に、河川が増水して異常高水位時にも水位発信器が水没
することなく水位測定を実施できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は水位測定装置に係わ
り、特に河川の水位を測定するのに堤防等に特殊な工事
を不要にした水位測定装置に関する。
り、特に河川の水位を測定するのに堤防等に特殊な工事
を不要にした水位測定装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】河川の水位を測定する従来の河川水位測
定方式は、図５に示すように河川に水位計３０を浮べ、
堤防３５内の河川敷３４に水位計変換器３１を設置し、
水位計変換器３１からのケーブル配線３２は堤防３５を
貫通させて陸上に設けた水位監視室３３に接続する方式
が採られている。
定方式は、図５に示すように河川に水位計３０を浮べ、
堤防３５内の河川敷３４に水位計変換器３１を設置し、
水位計変換器３１からのケーブル配線３２は堤防３５を
貫通させて陸上に設けた水位監視室３３に接続する方式
が採られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
河川水位測定方式は下記の如き問題がある。 (1) 堤防内の河川敷に水位計変換器を設置する為、水位
上昇時に水位計変換器が水没する恐れがある。
河川水位測定方式は下記の如き問題がある。 (1) 堤防内の河川敷に水位計変換器を設置する為、水位
上昇時に水位計変換器が水没する恐れがある。
【０００４】(2) 電源設置場所の制約があり、また河川
敷に設置された水位計変換器と堤防の外側に設けた水位
監視室を接続する配線ケーブルは、堤防を貫通させねば
ならない。 (3) 水位計変換器等の測定装置が河川敷に設置している
為、災害時に必要な測定が出来なくなる恐れがある。
敷に設置された水位計変換器と堤防の外側に設けた水位
監視室を接続する配線ケーブルは、堤防を貫通させねば
ならない。 (3) 水位計変換器等の測定装置が河川敷に設置している
為、災害時に必要な測定が出来なくなる恐れがある。
【０００５】本発明は上記した従来の水位測定装置がも
つ問題点を解決するためになされたもので、その目的は
河川増水時でも水位を測定できる水位測定装置を提供す
ることにある。
つ問題点を解決するためになされたもので、その目的は
河川増水時でも水位を測定できる水位測定装置を提供す
ることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項１の水位測定装置は、ブイと、この
ブイの上面に配設された太陽電池と、前記ブイに設けら
れ太陽電池を電源とする水位発信器と、この発信器から
発信された電波を受信し、その入射角を用いて前記発信
器の高さ位置を求める受信器とを備えたことを特徴とす
る。
に、本発明の請求項１の水位測定装置は、ブイと、この
ブイの上面に配設された太陽電池と、前記ブイに設けら
れ太陽電池を電源とする水位発信器と、この発信器から
発信された電波を受信し、その入射角を用いて前記発信
器の高さ位置を求める受信器とを備えたことを特徴とす
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図１は本発明の実施例の水位測定装
置であり、同図（Ａ）は水位測定装置の平面図、同図
（Ｂ）は同図（Ａ）の一部を断面で示した側面図、同図
（Ｃ）は同図（Ａ）の正面図である。
参照して説明する。図１は本発明の実施例の水位測定装
置であり、同図（Ａ）は水位測定装置の平面図、同図
（Ｂ）は同図（Ａ）の一部を断面で示した側面図、同図
（Ｃ）は同図（Ａ）の正面図である。
【０００８】同図に示すように、ブイ７の上面に太陽電
池４を取り付け、その中心部に発信器２と増幅器３と無
停電電源装置４と発振装置５を設置し、ブイ７の一端に
はバネ１０と回転軸を一体としたバネ式回転軸８と、こ
のバネ式回転軸８に巻き付けられた取付チェーン９と、
この取付チェーン９に取付けた固定アンカ１２とから構
成されている。なお、ブイ７はベアリング６と重り１１
により水平位置を保つように構成されている。また、バ
ネ式回転軸８は同図（Ｂ）に示すように、水位の高低に
対して伸縮するするので、これによりブイ７の水没が防
がれる。
池４を取り付け、その中心部に発信器２と増幅器３と無
停電電源装置４と発振装置５を設置し、ブイ７の一端に
はバネ１０と回転軸を一体としたバネ式回転軸８と、こ
のバネ式回転軸８に巻き付けられた取付チェーン９と、
この取付チェーン９に取付けた固定アンカ１２とから構
成されている。なお、ブイ７はベアリング６と重り１１
により水平位置を保つように構成されている。また、バ
ネ式回転軸８は同図（Ｂ）に示すように、水位の高低に
対して伸縮するするので、これによりブイ７の水没が防
がれる。
【０００９】次に、本発明による河川水位測定方式を図
２を参照して説明する。本発明では、河川に浮かんだブ
イ７に設置された水位発信器１からの電波を受信装置２
１で受信して、その距離により河川の水位を測定するも
のである。受信装置２１は水位発信器１に対し常時正面
を向く機能を有し、水位発信器１との距離及び入射角
（垂直，水平）によって水位を測定するものである。な
お、受信装置２１で受信した信号を中央監視室に送信器
２４により無線送信することにより遠方監視が可能とな
る。なお、２０は太陽電池、２２は無停電電源装置、２
３は増幅器である。
２を参照して説明する。本発明では、河川に浮かんだブ
イ７に設置された水位発信器１からの電波を受信装置２
１で受信して、その距離により河川の水位を測定するも
のである。受信装置２１は水位発信器１に対し常時正面
を向く機能を有し、水位発信器１との距離及び入射角
（垂直，水平）によって水位を測定するものである。な
お、受信装置２１で受信した信号を中央監視室に送信器
２４により無線送信することにより遠方監視が可能とな
る。なお、２０は太陽電池、２２は無停電電源装置、２
３は増幅器である。
【００１０】ここで、本発明による河川水位の計算式を
図２、また河川水位補正の計算を図３について説明す
る。まず、図２より各水位ｈ1 、ｈ2 、ｈ3 は下記式で
求められる。
図２、また河川水位補正の計算を図３について説明す
る。まず、図２より各水位ｈ1 、ｈ2 、ｈ3 は下記式で
求められる。
【００１１】ここで、Ｈは河川底より受信器中心までの
高さ、Δｈは水面から発信器までの高さとする。 ｈ1 ＝Ｈ−ｌo1ｓｉｎα1 −Δｈ ｈ2 ＝Ｈ−ｌo2ｓｉｎα2 −Δｈ ｈ3 ＝Ｈ−ｌo3ｓｉｎα3 −Δｈ
高さ、Δｈは水面から発信器までの高さとする。 ｈ1 ＝Ｈ−ｌo1ｓｉｎα1 −Δｈ ｈ2 ＝Ｈ−ｌo2ｓｉｎα2 −Δｈ ｈ3 ＝Ｈ−ｌo3ｓｉｎα3 −Δｈ
【００１２】また、図３より電波受信装置と各位置の水
位発信器間の水平移動角０度の時に補正した距離ｌo1、
ｌo2、ｌo3を下記式より求める。 ｌoi＝ｌi ｃｏｓβi （ｉ＝１，２，・・・・
・，ｎ） ここで、ｌは発信器と受信器の測定距離、βは発信器水
平移動角度である。
位発信器間の水平移動角０度の時に補正した距離ｌo1、
ｌo2、ｌo3を下記式より求める。 ｌoi＝ｌi ｃｏｓβi （ｉ＝１，２，・・・・
・，ｎ） ここで、ｌは発信器と受信器の測定距離、βは発信器水
平移動角度である。
【００１３】したがって、上記式よりｈ1 、ｈ2 、ｈ3
を算出すれば水位を容易に測定することができる。
を算出すれば水位を容易に測定することができる。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
水位発信器をブイ等で水面に浮かせ、陸地側に設置した
受信器との間で電波を使用して水位を測定し、また発信
器の電源を太陽電池化することにより外部からの電源を
不要とし、また河川堤防内の工事を施工することなく河
川の水位を測定できると共に、河川が増水して異常高水
位時にも水位発信器が水没することなく水位測定を実施
できる。
水位発信器をブイ等で水面に浮かせ、陸地側に設置した
受信器との間で電波を使用して水位を測定し、また発信
器の電源を太陽電池化することにより外部からの電源を
不要とし、また河川堤防内の工事を施工することなく河
川の水位を測定できると共に、河川が増水して異常高水
位時にも水位発信器が水没することなく水位測定を実施
できる。
【図１】図１は本発明の実施例の水位測定装置であり、
同図（Ａ）は水位測定装置の平面図、同図（Ｂ）は同図
（Ａ）の一部を断面で示した側面図、同図（Ｃ）は同図
（Ａ）の正面図。
同図（Ａ）は水位測定装置の平面図、同図（Ｂ）は同図
（Ａ）の一部を断面で示した側面図、同図（Ｃ）は同図
（Ａ）の正面図。
【図２】同図（Ａ）は河川の水位の浅い場合の図、同図
（Ｂ）は河川の水位の深い場合の図。
（Ｂ）は河川の水位の深い場合の図。
【図３】本発明の水位測定装置による水位測定方法を説
明するための図。
明するための図。
【図４】本発明の水位測定装置による水位補正方法を説
明するための図。
明するための図。
【図５】従来の水位測定装置の構成図。
【符号の説明】 １…水位発信器、２，２３…増幅器、３，２２…無停電
電源装置、４，２０…太陽電池、５…発振装置、６…ベ
アリング、７…浮力用ブイ、８…回転軸、９…取付チェ
ーン、１０…バネ、１１…重り、１３…水面、１４…河
川底、１２…固定アンカ、２１…受信装置、２４…送信
器、３０…水位計、３１…水位計変換器、３２…ケーブ
ル配線、３３…水位監視室、３４…河川敷、３５…堤
防。
電源装置、４，２０…太陽電池、５…発振装置、６…ベ
アリング、７…浮力用ブイ、８…回転軸、９…取付チェ
ーン、１０…バネ、１１…重り、１３…水面、１４…河
川底、１２…固定アンカ、２１…受信装置、２４…送信
器、３０…水位計、３１…水位計変換器、３２…ケーブ
ル配線、３３…水位監視室、３４…河川敷、３５…堤
防。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成７年１２月８日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１２】また、図３より電波受信装置と各位置の水
位発信器間の水平移動角０度の時に補正した距離ｌo1、
ｌo2、ｌo3を下記式より求める。 ｌoi＝ｌi ｃｏｓβi （ｉ＝１，２，・・・・
・，ｎ）上記式において 、ｌは発信器と受信器の測定距離、βは
発信器水平移動角度である。したがって、上記式よりｈ
1 、ｈ2 、ｈ3 を算出すれば水位を容易に測定すること
ができる。
位発信器間の水平移動角０度の時に補正した距離ｌo1、
ｌo2、ｌo3を下記式より求める。 ｌoi＝ｌi ｃｏｓβi （ｉ＝１，２，・・・・
・，ｎ）上記式において 、ｌは発信器と受信器の測定距離、βは
発信器水平移動角度である。したがって、上記式よりｈ
1 、ｈ2 、ｈ3 を算出すれば水位を容易に測定すること
ができる。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１３
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１３】また、本実施例によると、河川の増水時に
も容易に河川の水位を計測できる。すなわち、図４
（Ａ）は河川の水位の浅い通常時の場合であり、取付チ
ェーン９の先端に取り付けられた固定アンカ１２が河川
底にあるので、浮力用ブイ７は河川の水面１３のほぼ定
位置に浮いている。したがって、上記図２で示した水位
測定方法で河川の水位を計測することができる。また、
図４（Ｂ）に示すように河川が増水して水位が高くなる
と、浮力用ブイ７内に取り付けられた回転軸８に捲回さ
れている取付チェーン９が増水した水位分伸びて取付チ
ェーン９の先端に取り付けられた固定アンカ１２が河川
底に達するので、浮力用ブイ７は水没することはない。
したがって、図４（Ａ）の場合と同様に増水した河川の
水位を計測することができる。
も容易に河川の水位を計測できる。すなわち、図４
（Ａ）は河川の水位の浅い通常時の場合であり、取付チ
ェーン９の先端に取り付けられた固定アンカ１２が河川
底にあるので、浮力用ブイ７は河川の水面１３のほぼ定
位置に浮いている。したがって、上記図２で示した水位
測定方法で河川の水位を計測することができる。また、
図４（Ｂ）に示すように河川が増水して水位が高くなる
と、浮力用ブイ７内に取り付けられた回転軸８に捲回さ
れている取付チェーン９が増水した水位分伸びて取付チ
ェーン９の先端に取り付けられた固定アンカ１２が河川
底に達するので、浮力用ブイ７は水没することはない。
したがって、図４（Ａ）の場合と同様に増水した河川の
水位を計測することができる。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は本発明の実施例の水位測定装置であり、
同図（Ａ）は水位測定装置の平面図、同図（Ｂ）は同図
（Ａ）の一部を断面で示した側面図、同図（Ｃ）は同図
（Ａ）の正面図。
同図（Ａ）は水位測定装置の平面図、同図（Ｂ）は同図
（Ａ）の一部を断面で示した側面図、同図（Ｃ）は同図
（Ａ）の正面図。
【図２】本発明の水位測定装置による水位測定方法を説
明するための図。
明するための図。
【図３】本発明の水位測定装置による水位補正方法を説
明するための図。
明するための図。
【図４】同図（Ａ）は河川の水位の浅い場合の図、同図
（Ｂ）は河川の水位の深い場合の図。
（Ｂ）は河川の水位の深い場合の図。
【図５】従来の水位測定装置の構成図。
【符号の説明】 １…水位発信器、２，２３…増幅器、３，２２…無停電
電源装置、４，２０…太陽電池、５…発振装置、６…ベ
アリング、７…浮力用ブイ、８…回転軸、９…取付チェ
ーン、１０…バネ、１１…重り、１２…固定アンカ、１
３…水面、１４…河川底、２１…受信装置、２４…送信
器、３０…水位計、３１…水位計変換器、３２…ケーブ
ル配線、３３…水位監視室、３４…河川敷、３５…堤
防。
電源装置、４，２０…太陽電池、５…発振装置、６…ベ
アリング、７…浮力用ブイ、８…回転軸、９…取付チェ
ーン、１０…バネ、１１…重り、１２…固定アンカ、１
３…水面、１４…河川底、２１…受信装置、２４…送信
器、３０…水位計、３１…水位計変換器、３２…ケーブ
ル配線、３３…水位監視室、３４…河川敷、３５…堤
防。
Claims (1)
- 【請求項１】 ブイと、このブイの上面に配設された太
陽電池と、前記ブイに設けられ太陽電池を電源とする水
位発信器と、この発信器から発信された電波を受信し、
その入射角を用いて前記発信器の高さ位置を求める受信
器とを備えたことを特徴とする水位測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7208694A JPH0953935A (ja) | 1995-08-16 | 1995-08-16 | 水位測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7208694A JPH0953935A (ja) | 1995-08-16 | 1995-08-16 | 水位測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0953935A true JPH0953935A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16560533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7208694A Pending JPH0953935A (ja) | 1995-08-16 | 1995-08-16 | 水位測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0953935A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012117866A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Ditect:Kk | 発光マーカ装置 |
-
1995
- 1995-08-16 JP JP7208694A patent/JPH0953935A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012117866A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Ditect:Kk | 発光マーカ装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20031226 |
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