JPH09531A - 無菌閉鎖ファスナならびにその装着装置 - Google Patents

無菌閉鎖ファスナならびにその装着装置

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JPH09531A
JPH09531A JP8084546A JP8454696A JPH09531A JP H09531 A JPH09531 A JP H09531A JP 8084546 A JP8084546 A JP 8084546A JP 8454696 A JP8454696 A JP 8454696A JP H09531 A JPH09531 A JP H09531A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、組織を結紮するクリップアプライ
ヤおよび組織の結紮方法を提供すること。 【解決手段】 本発明に係るアプライヤは、二つの作動
段階をもつ。すなわち、第1の段階においては、組織を
クリップアプライヤの顎部に位置させる。すると、両顎
は閉止、予め設定した力で組織を圧縮し、一時的に閉鎖
する。位置合わせが満足できるものである場合は、第2
の段階を実行する。この段階においては、クリップを、
閉止状態にあるアプライヤのシャフトを通して進める。
クリップアプライヤの遠方端においては、クリップをわ
ずかに開き、予め圧縮しておいた組織を抑えて、組織を
しっかりと挟み込むようにする。ついでクリップはアプ
ライヤの作用端から外す。クリップは、お互いに接近し
て配置され、反対の側から連結要素によって連結される
二本の脚部材を備えるのが好ましい。連結要素は相対向
するばね部材により脚部材が分離するのを制限し、両脚
部材が互いにほぼ平行に撓むようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、1994年3月2日出願の米国
特許出願第08/204,847号の分割出願である。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、体組織に使用され
る無菌閉鎖ファスナならびにこのファスナを適用するた
めの方法および装置に係り、より詳しくは、本発明は、
血管など体内の管組織を、体液流通阻止のために結紮す
るのに使用される無菌クリップ、ならびにこのクリップ
を装着するための装置と方法に関する。
【0003】
【従来の技術】手術時における体液の過剰の損失あるい
は過剰の出血を防止するため、外科医は通常、種々の体
液の導管および/または血管を、切断前に結紮しなけれ
ばならない。体内の導管を閉止する機構あるいは装置に
は、結紮クリップ、止血クリップなど多くの種類があ
る。ときには導管を閉鎖ないし閉止するため、外科医
が、結紮糸あるいは縫合糸を導管の回りで結ぶこともあ
る。結紮クリップは、業界ではよく知られている。この
クリップは多くが金属製で、一端で連結する一対の脚を
備える。結紮される導管は、このクリップの両脚の間に
置かれ、両脚は導管を閉鎖するよう、導管の回りで変形
される。このクリップはまた、プラスチック材料からも
つくられている。しかし、プラスチックは金属と同じよ
うな強度と展性を有するわけではないので、プラスチッ
ク製クリップには、脚を導管の回りに装着したとき、そ
の閉鎖状態を固定するロック機構を備えたものが数種類
ある。
【0004】結紮クリップは、導管を確実に閉鎖するも
のでなければならない。すなわち、結紮クリップは、血
流あるいは他の体液の流れを完全に遮断しなければなら
ず、漏洩を生じさせてはならない。また、結紮クリップ
は、閉鎖状態を保ち、開放したり破断してはならず、さ
らに導管の結紮位置からずれたり滑ったりしてはならな
い。導管を潰したり閉止するには大した力は必要でない
が、今日使われているクリップは、大部分が、クリップ
を閉止したりその形を変えたりするのに、かなりの力を
必要とするため、一旦閉止した場合、クリップはその閉
止状態にとどまる。
【0005】ところで最小限の侵襲しか行わない手術、
特に内視鏡手術の場合、今までより小さなアクセス用の
穴を通して手術部位に到達できる装置が望まれている。
手術部位に到達するために形成する切開の程度が小さい
と、損傷が少なくてすみ、この損傷は治癒が早い。今日
知られているクリップアプライヤ(applier) の大きさは
通常、このアプライヤを通過して手術部位へ送られるク
リップの大きさとクリップを閉止する際に使用される顎
部の大きさによって定められる。クリップは、開放状態
でクリップのアプライヤを通過し、結紮する組織を把持
した後、両顎部がクリップを押し潰して組織を閉鎖す
る。
【0006】現在使われている手術部位へのアクセスチ
ューブあるいはカニューレと内視鏡あるいは腹腔鏡手術
に用いられるクリップアプライヤをみると、カニューレ
内径の閉止したクリップの高さに対する比は、7.0よ
り大きい。このため、現在は、閉止したクリップの高さ
が比較的小さい場合にも、比較的大きなアクセスチュー
ブが用いられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、結
紮する組織に到達するまでスペース効率のよい閉止状態
で収納され、アクセス用の穴が小さくてすむクリップを
提供することを目的とする。
【0008】内視鏡手術においては、手術具の遠方端
は、適当なカニューレ、体管あるいは小さな切開部を通
して体内に置かれるが、外科医によるこの遠方端の操作
は、体外で行われる。その結果、手術具遠方端の制御
は、手術具の実際の操作とは隔たって行われるため、ま
すます難しくなる。すなわち、体外での手術具の操作に
おけるわずかな動きが、手術具の遠方端においては拡大
される。したがって、内視鏡手術においては、クリップ
を閉鎖するときのクリップアプライヤのわずかな動き
が、クリップの配置のずれにつながるおそれが大きくな
る。このおそれは、従来使用されてきたクリップが組織
の回りに装着する際大きな力を必要とすることを考える
と、特に大きなものになる。
【0009】そこで、本発明のもう一つの目的は、内視
鏡手術においてクリップを血管などの組織を結紮するた
めに適用する際、要求される力をかなりの程度小さくす
ることである。クリップの配置に要する力が小さくなれ
ばなるほど、クリップを正確に配置できる可能性は大き
くなり、手術中に体管を完全に閉止する可能性も大きく
なる。さらに、クリップを押し潰すのに用いる力は、組
織をも押し潰すため、望むならばクリップを外れにくく
することもできる。また、クリップを体管上に配置する
のに要求される力が小さくなればなるほど、体管が切断
したり体管に裂傷がついたりするおそれが小さくなる。
【0010】本発明のさらなる目的は、体管を完全に閉
鎖し、結紮クリップを適用する前の位置合わせが適当か
どうかを確かめることができるクリップとクリップアプ
ライヤを提供することである。
【0011】現在使用されている普通のクリップは、ク
リップを所定の大きさに押し潰す方式のクリップアプラ
イヤとともに適用されている。クリップの寸法の範囲
は、種々の大きさの組織に備えて定められるが、この寸
法は、しばしば適用する組織に比して大きすぎたり、あ
るいは逆に小さすぎたりする。組織が小さすぎたり大き
すぎた場合、あるいは逆にいえば閉止したときのクリッ
プの寸法が組織に比して大きすぎたり小さすぎた場合
は、クリップが正確に配置されず、結紮に係る力が適当
でなくなったり、体管からすべってずれたりするおそれ
が高くなる。
【0012】さらに、現在使用されているクリップは、
典型的には一端に両脚が取り付けられたものである。し
たがって、クリップの閉止に係る力は、クリップの長さ
に沿って変化し、脚の取付け箇所に近くなると、その力
は大きくなる。このため、そのような型のクリップは、
特に組織の位置がクリップの開放方向に向けてわずかに
ずれている場合、クリップが閉止箇所から滑ってはずれ
る可能性が大きい。
【0013】そこで、本発明は、クリップが体管の結紮
位置から滑ってずれたり、不十分な結紮が行われるおそ
れを減じたクリップとクリップアプライヤを提供するこ
とも目的とする。また、クリップとこのクリップを手術
の体管部位に適用する方法を提供することも、本発明の
目的である。さらに、本発明は、結紮に必要な力がクリ
ップの長さ方向に沿って相当程度均一な力ですむクリッ
プを提供することも目的とする。
【0014】本発明に係る新規のクリップ、その装着装
置および方法は、内視鏡手術での使用に最も適してお
り、以下の説明においても内視鏡手術に則して記述す
る。しかし、本発明のクリップおよび装着装置は、伝統
的な開放型の手術においてもきわめて有効であることに
留意されたい。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、新規の
無菌クリップ、このクリップのアプライヤおよびこのク
リップを用いた組織の結紮方法が提供される。
【0016】本発明の一態様によれば、クリップアプラ
イヤの遠方端に、結紮クリップを適用する直前に、組織
を圧縮および/または塞ぐ圧縮部材が提供される。
【0017】本発明の好ましい態様の一つの特徴は、結
紮クリップを組織に押し進める前に、特定の空隙に向け
て所定の力をかけて組織を結紮ないし圧縮するクリップ
アプライヤである。
【0018】本発明の好ましい態様のもう一つの特徴
は、閉止状態においてクリップアプライヤの遠方端まで
通過させることができる効率的な大きさのクリップが提
供されることである。クリップは、アプライヤの遠方端
に到達すると、今まで圧縮ないし塞がれて板組織を把持
するのに十分な程度にわずかに開く。ついで、クリップ
がアプライヤの遠方端から解放されると、クリップの材
料がその弾性を保持してほとんど降伏しないため、クリ
ップは元の形状に戻り、結紮された組織を塞いだ状態に
保つ。
【0019】本発明のクリップとアプライヤは、同じ大
きさの体管を閉止するのにも、従来のクリップおよびア
プライヤに用いていたカニューレより径が小さいカニュ
ーレを使用できる。例えば、典型的には内径10mmのカ
ニューレを必要とするクリップあるいはアプライヤは、
内径が約5mmのカニューレで済むようになる。本発明の
目的は、クリップを使う所望の用途に用いるアプライヤ
について、より小さなトロカールが使用できるアプライ
ヤを提供することである。
【0020】理想的には、カニューレの寸法(カニュー
レの内径)の閉止状態にあるクリップの高さに対する比
は、できるだけ1に近い方がよい。中の大くらいの大き
さのクリップの場合、カニューレの内径の閉止クリップ
高に対する比の最大値は、約2.7が好ましい。また、
中くらいの大きさのクリップの場合は、その比の最大値
は、3.2くらいが好ましい。そして、小型のクリップ
の場合、その比の最大値は、5.6くらいがよい。上述
の大・中・小のクリップの大きさの定義は、業界のほぼ
共通の認識によるものであり、今日では腹腔鏡手術・内
視鏡手術における使い捨てクリップ用のアプライヤで用
いられている。
【0021】本発明の好ましい態様においては、クリッ
プは、閉止あるいは半閉止状態のままでアプライヤを通
過させる。閉止状態のクリップを使うため、クリップを
閉止させるためにクリップに接触する顎部は必要なくな
り、アプライヤ全体の寸法も、同じ用途に用いる従来の
ものと比べ、小さくすることができる。こうなると、こ
のアプライヤは、従来より小さな挿入チャネル、切開孔
および/またはカニューレを通して使用することがで
き、患者に形成する切開跡も小さくできる。例えば、今
日用いられている内視鏡手術用クリップアプライヤは、
シャフトの外径が約10mmしかない。本発明に係るシャ
フトの外径が5mmのクリップアプライヤとクリップは、
内径が10mm以上の挿入チューブとアプライヤがある場
合にのみ使用することができる、例えば閉止した状態に
おける長さが8〜9mmのクリップにも使用できる。
【0022】理想的には、クリップアプライヤのシャフ
ト径の最終的なクリップ高に対する比は、種々の設計上
の制約を考慮に入れても、できるだけ1に近い方がよ
い。最終的なクリップ高とは、本明細書においては、ク
リップが組織を閉止したときに、結紮面に垂直な面にお
いて測ったクリップの高さを意味する。より詳しくいう
と、本発明は、シャフトの外径の最終的なクリップ高さ
に対する比が5.2より小さいクリップアプライヤとク
リップを提供する。この比は、約3.0より小さいのが
好ましく、約2.6より小さいのが最も好ましい。これ
らの好ましい比の値は、従来のクリップの寸法および従
来のクリップ装着装置ならびにアクセスチューブの径に
基づいて定めたものである。
【0023】本発明のクリップアプライヤは、種々の寸
法のクリップを装着することができる。しかし、好まし
い態様に係るクリップは、それ自体が種々の大きさの体
管に適用して装着することができる。このクリップは、
体管に装着したときに、自由に最終的な寸法を決めるこ
とができる。この特徴のため、クリップは、組織を把持
するのに十分な程度のわずかなたわみを与えたときで
も、降伏しない一定の力を予め有することになる。
【0024】このようなクリップは、弾性(展性に対向
する性質)材料から形成され、組織把持用の脚部材を有
する。この脚部材は、ばねの力に抗して、ほぼ変形がな
い状態に付勢してある。クリップの両脚は、所定の力で
一緒に偏らせ、徐々に力を増やして撓みを増大させてい
く。脚部には、相対向する結紮面を含む。
【0025】本発明の一態様においては、とりわけ、多
重ばね間の撓み力を分割してクリップが降伏するおそれ
を少なくするために、クリップは、多重クリップ要素か
ら撓むようにする。例えば、クリップは、撓み力を二つ
のばねの間で分割するよう、二つの端部から撓ませる。
ばねは結紮面に配置され、相対向する結紮面の撓みと閉
止を可能にする。ばねはまた、相対向する結紮面がこれ
らの間に位置する組織を閉止するのに十分均一な力を与
えるように配置される。好ましくは、クリップの結紮面
は、互いの方向に偏らされるが、クリップの全長にわた
る面の間により均一な力を与えるよう、反対方向の端部
から力を加えられる。
【0026】一態様においては、複数の対向するばねも
しくは、相対向する結紮面に係るばね力の方向が複数に
わたるばねを備えた一片型のクリップが提供される。
【0027】好ましい態様においては、本発明に係るク
リップは、きわめて近接して配置される二つの脚部材を
備え、これら二つの脚部材は少なくとも組織が把持され
結紮される長さ方向の部分においては、互いにほぼ平行
である。脚部材は、脚部材の分離を抑える連結部材を介
して互いに連結される。連結部材と脚部材は、脚部材の
遠方端に、脚部材に係る結紮面の間で組織を把持するた
めの開口を与える。ばねを備えた連結部材は、脚部材の
遠方端がクリップに加えられる力によってわずかに押し
広げられるようにする。そして、クリップに加えられる
力が解除されると、脚部材は元の位置に戻る。
【0028】一つの態様において、二本の相対向する平
行な脚部材は、互いに反対方向にある脚部材に係る異な
る方向から作用する少なくとも二つのばねを有する連結
部材によって接合される。好ましくは、二つの相方向対
向するばね部材にほぼ平行で均一な撓みを与える。第2
のばね部材は、第2の平行な脚を、クリップの遠方端に
近接した第1の平行な脚部材から撓ませる。好ましく
は、二つのばね部材の一方が、クリップの遠方端にあ
り、他方のばね部材は手前端あるいはこれに向けて設置
されるのがよい。互いに平行な両脚部材は、クリップの
遠方端に、結紮する組織を収めるための開口を与える。
この開口は、二つの脚部材の相枝に組織を集めたりある
いは組織に対し「漏斗」の役割を果たすため、あるいは
適用の際に、組織に対して漏斗の役割を果たすようアプ
ライヤによって開放されるべく、角度がつけられてい
る。
【0029】好ましい態様においては、各脚部材は、少
なくとも一個の自由端を有し、各脚部材の自由端は、ど
こで接続されるかにかかわりなく、互いに相対向する。
好ましくは、脚部材からクリップの遠方端および手前端
の両方から片持ちばり形式で延び出るのがよく、一方の
脚部材は一端からそして他方の脚部材は他端から延び出
る。このため、一方の脚部材の自由端は、他方の脚部材
の拘束端に位置し、そのまた逆の関係にもある。連結部
材は、各脚部材を、その拘束端において拘束し、連結す
る。この態様においては、脚部材は、その遠方端および
手前端の方向がクリップアプライヤの遠方端(作用端と
なる)および手前端に対応するように配向される。
【0030】本発明はまた、無菌クリップを結紮する体
管に適用するための装置(アプライヤ)と方法も適用す
る。この装置は、作動トリガを有するハンドルと、遠方
端に顎部材を有する長手シャフトを備える。顎部材は、
互いにその手前端から遠方端に向けて末広がりとなって
いる閉鎖面の対を一つ備える。これら顎部材の把持面
は、結紮する体管を受け止めることができるように配置
される。すなわち、顎部材の把持面は、結紮する体管の
両側に配置され、体管を閉鎖する。
【0031】アプライヤを操作する際には、両顎部材
は、カニューレなどの挿入路あるいは挿入穴を通して適
用される。アプライヤの顎部材は、結紮する組織の回り
に置かれる。そして、両顎部材は、顎部材を結紮する組
織の回りに配置するのを助け、また手術部位を内視鏡か
ら見えやすく、そして他の手術具を近づけやすくするた
め、アプライヤの操作者によって握られるノブを使っ
て、両方向に360度まで回転させることができる。両
顎部材は、一定の力をもつばねによって、互いに引き離
すようにするのが好ましい。ばねを装填した顎部材閉止
機構は、所定の力に合わせて両顎部材を閉止する。両顎
部材は、クリップを組織上に置く前に、閉止位置におい
てロック状態にしておくこともできる。
【0032】一旦が顎部材が定位置に配置されると、顎
部材を組織に重ねて閉止し、一時的に組織を停止すべ
く、トリガが作動される。この時点において、アプライ
ヤのユーザは次のことを確認することができる。すなわ
ち、適当な組織が圧縮されているか、十分な組織が圧縮
されているかあるいは余分な組織が圧縮されていない
か、そして十分な圧縮力が加えられているか、また組織
にクリップを適用する前にすべての準備が完了している
か、である。もし上記の確認事項にユーザが満足しない
場合は、クリップを適用せずに顎部材を開放して組織か
ら引き離すため、トリガを解除する。他方、ユーザが上
記確認事項が満たされていると判断する場合は、ラチェ
ット式のトリガをさらに深く握る。するとクリップは、
クリップの脚をわずかに開く役目をするアプライヤの端
部まで進むため、クリップの遠方端にある開口は、顎部
の末広がりの表面が組織を圧縮して閉鎖する箇所あるい
はその近傍で、組織を収めるようになる。クリップは、
組織の上方に進出すると、アプライヤの顎部材から離れ
る。トリガを解除すると、顎部材は組織から外れるが、
クリップが結紮した体管にとどまる。
【0033】本発明の一態様によれば、トリガを一個
と、二段階の作動行程、すなわち、 1)組織を把持してアプライヤの適当な箇所に位置さ
せ、適当なクリップ位置を見つけるとともに組織を圧縮
する行程と、 2)装置をロック状態におき、クリップを組織上に進め
る行程を備えたアプライヤが提供される。
【0034】この態様によれば、第2の段階は、遠方側
にあるクリップを進める行程と、クリップのスタック
(積み重ね)をわずかに遅れたタイミングで動かす行程
を含む。
【0035】本発明のもう一つの態様は、本明細書で説
明するアプライヤの種々の機能を作動させるため、複数
のトリガを備える。例えば、第1のトリガは組織圧縮手
段と連係し、第2のトリガはクリップ送給手段と連係す
るといった具合である。すなわち、第1のトリガは、組
織圧縮手段を遠方端において組織を圧縮するよう働かせ
る。ついで、クリップ送給手段は、ファスナ(例えばク
リップ)をアプライヤの遠方端に送給する。アプライヤ
の遠方端においては、ファスナは予備圧縮された組織上
に置き、アプライヤから外す。
【0036】本発明のさらに別の態様によれば、クリッ
プを予備圧縮した組織に適用する装置(アプライヤ)が
提供される。クリップは、従来と同じ形状であるが、装
置の終端効果器に送る際のクリップの寸法を小さくする
ため、半分最終形に折り曲げてある。終端効果器の圧縮
手段は、結紮クリップを組織に挟む前に、組織を予備圧
縮する。組織は、クリップを適用する前に、終端効果器
の圧縮手段から解放される。クリップは、予備圧縮され
た組織に外側から合わさるのに十分な大きさの開口を有
するクリップを予備圧縮された組織の周囲に進めた後、
終端効果器はクリップを閉止させ潰す、こうして組織の
結紮が行われる。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明は以下に、図面を参照しな
がら、特定の態様に則してより詳しく説明する。図15
には、本発明に係るクリップ34を示す。クリップ34
は、上部脚部材62、連結部64および第2の脚部材6
3を備える。そして、連結部64は、長手部77と二つ
のばね部65,66を具備する。第1のばね部65は、
クリップ34の手前側端部に位置し、第1の脚部材62
の手前端に連結する。他方、第2のばね部66はクリッ
プ34の遠方端に位置し、第2の脚部材63の遠方端に
連結する。第1の脚部材62と第2の脚部材63は、ほ
ぼその全長にわたって互いにほぼ平行である。各脚部材
62と63はそれぞれ、組織係合面78と79を有す
る。そして一方の脚部材の組織係合面は、もう一方の脚
部材の組織係合面と係り合う。すなわち、組織係合面7
8,79は、これら係合面の間に組織を保持し、その組
織がクリップから滑って外れることのないように刻み目
をつけた面98を含む。組織係合面78,79はまた、
一旦クリップ34が組織に係合されたら、このクリップ
を閉止を確実なものにし、クリップが動くことのないよ
うにする小さなくぼみ97かこれに類似するものを備え
る。脚部材62,63の手前端は、体管などの組織99
(図8(a)〜図9(c))を捕らえるための開口85
を形成する。上部脚部材62は、遠方端に、二つの上方
横断タブ(つまみ)75を具備する。そして、連結部6
4は、遠方端に、二つの下方横断タブ76を具備する。
クリップの高さをhとすると、この高さhは、クリップ
が組織に係合される前にシャフト5を通って送られると
きの、結紮面に垂直な面で測定される。
【0038】本発明に係るクリップは、好ましくはよく
知られた材料ないし、チタン、タンタル、ステンレスス
チール、高弾性の形状記憶合金などの合金、あるいはポ
リオレフィン、グリコリド−ラクチドポリマーなどのい
くらかの弾性を有する種々のプラスチック材料からつく
るのがよい。これらクリップ材料の降伏点は、クリップ
を組織に係合させる際アプライヤによって開放でき、か
つ元の閉止位置に戻すことができる程度のものでなけれ
ばならない。好ましいクリップ材料は、チタンとアルミ
ニウムを3、バナジウムを2.5の割合で含むチタン合
金である。
【0039】図16は、クリップ34をつくる元になる
チタン製のストリップ(ひも状体)34aを示す。横断
タブ75,76は、コイニングあるいは他の知られた方
法で、チタンストリップ34aに形成される。ストリッ
プ34aは、この後2度曲げられ、3つの平行部分を形
成される。すなわち、脚部材62,63と連結部64、
および二つの湾曲部(ばね部)65,66である。湾曲
部は連結した脚部材の端部に力を生じさせるばねとして
働き、各脚部材に互いの方向に向けてほぼ均一ないし対
称な力を与える。
【0040】図1ないし図14には、本発明に係るクリ
ップアプライヤ1を示す。ハウジング4は、固定ハンド
ル10、ハウジング4に回動可能に取り付けられたトリ
ガ11、およびハウジング4の遠方端に回転可能に取り
付けたノブ59を備える。ノブ59とハウジング4は、
長手シャフト5の手前端に連結する。シャフト5は、顎
9を終端とする固定した長手下方顎部41、グラスパバ
ー(grasper bar) 31、送給プレート130、送給棒3
2、支持チューブ33、クリップのスタック(積み重ね
た山)35、フィーダシュー(feeder shoe) 70およ
び、シャフトの遠方端40において結紮する組織を把持
・圧縮する顎8,9の対を具備する。
【0041】シャフト5の外径DS は、下方顎部41、
グラスパバー31、送給プレート130、および送給棒
32が通る管を有するシャフト33の外径である。支持
棒33は、顎部8,9の手前側で終端し、顎部8,9の
回動を可能にする。そして、支持チューブ33は、過剰
のトルクおよび/またはシャフトの種々の部分のたわみ
に抗することができるように構成される。
【0042】支持チューブ33と下方顎部41は、回転
ノブ59を介して、ハウジング4に回転可能に取り付け
られる。ノブ59は、ノブ59の開口の内径にぴったり
嵌り、支持チューブ33の手前端で外側に突出するタブ
49を介して支持チューブ33に取り付けられる。ノブ
59の内側に突出する突起48は、支持チューブ33の
外側に突出するタブ49に回転可能に係合する。ノブ5
9は、シャフト5を、ハウジング4に対して360°回
転させることができる。
【0043】トリガ11はハウジング4から延びるトリ
ガアーム18を備え、ユーザはトリガ11を作動させる
場合は、ハンドル10を握り、同じ手でトリガアーム1
8を引く。トリガ11に成形したポスト(柱)12は、
トリガ11がハンドルに対して回動できるよう、ボス1
3にぴったり嵌る。
【0044】ハウジング4は、このハウジング4に回動
可能に取り付けられ、トリガ11にスライド可能に連結
されたフィードカム16を備える。フィードカム16
は、その一端において連結機構17に連結する。連結機
構17は、トリガ11に加えられる力を、アプライヤに
よる組織の把持/圧縮およびクリップの送給/配置のた
めに伝達する。トリガ11は、フィードカム16にある
スロット20の内を移動するトリガポスト19を備え
る。トリガ11は、トリガアーム18にハンドル10方
向へ回転させる力を加えることによって作動される。す
なわち、この力は、トリガ11をポスト12の回りで回
動させ;ポスト19を、フィードカム16をハウジング
4に対して回動・回転させるようスロット20の中で移
動させる。フィードカム16が回転すると、トリガの動
きを以下に詳述する連結機構17の長手方向の動きに変
えるトリガの力が増倍される。
【0045】連結機構17は、シャフト5の長手軸に対
して軸方向に配置される。連結機構17は、グラスパ連
結部21、フィーダ連結部22、インライン(直列)ば
ね23および戻しばね24からなる。フィーダ連結部2
2の手前端には、後方延び出しポスト26と円形面27
がある。フィードカム16は、フィーダ連結部22の手
前側あるいは後方に延び出すポスト26を跨ぐ二本のア
ーム25を備え、これら二本のアームは、先の円形面2
7と後方延び出しポスト26スライド可能に取付けられ
る。放射状に延びるアーム25は、フィードカム16の
回転運動を連結機構17の軸方向の運動に変換する。
【0046】連結機構17の軸方向の動きは、二つの工
程を含む。第1の工程は、インラインばね23よりばね
予圧および/またはばね定数が小さい戻しばね24の圧
縮であり、このため戻しばねはインラインばねより小さ
な力で圧縮される。この第1の工程は、トリガの作動に
おける組織把持・圧縮工程に対応する。他方、第2の工
程は、大部分、戻しばね24が圧縮された後のインライ
ンばね23の圧縮である。この第2の工程は、トリガの
作動におけるクリップの前進・配置およびスタックの前
進工程に対応する。
【0047】フィーダ連結部22の遠方端は、グラスパ
連結部21の手前端の内側にスライド可能に収まり、軸
方向に動く。グラスパ連結部21は、径方向に拡がる円
形面28を含む。インラインばね23は、フィーダ連結
部とグラスパ連結部21に被さっており、また円形面2
7と28の間に位置する。インラインばね23は、円形
面27と28の上で作用し、フィーダ連結部22とグラ
スパ連結部21をお互いに離すよう軸方向に押圧する。
グラスパ連結部21は、その遠方端に、径方向に拡がる
第2の円形面29を有する。戻しばね24の手前端は、
第2の円形面29の遠方端に接する。下方顎部41は、
ハウジング4の回転ノブ59内に収められたその手前端
上に円形面36を有する。他方、戻しばね24の遠方端
は、円形面36に接する。こうして、戻しばね24は、
グラスパ連結部21を、シャフト5の手前端からさらに
手前方向に、すなわち下方顎部の円形面36から離れる
方向に押圧する。
【0048】力が最初にトリガアーム18に加えられる
と、フィードカム16が連結機構17を押し進め、戻し
ばね24が圧縮し、グラスパ連結部21が軸方向に進
む。適当な大きさの力がさらに加えられると、インライ
ンばね23が圧縮するため、直ちにフィーダ連結部22
がグラスパ連結部21の方へスライドする。
【0049】組織は、固定した下方顎部41の顎9方向
に閉じる上顎部8によって把持・圧縮される。下方顎部
材41の長手部37は、ハウジング4の開口30、ノブ
59の穴96を通り、シャフト5の長手軸に沿って延び
る。また、この下方顎部材の長手37は、側壁38と床
部39によってU字形に形成される。そして、この長手
部37は、下顎9のところで終端する。
【0050】グラスパバー31は、その手前端におい
て、グラスパ連結部21に取り付けられ、円形面36の
開口47と下方顎部材41の長手部37を通って長手方
向に延びる。グラスパバー31は、C字形を形成するよ
う互いに湾曲する天井部69と二つの側壁68を備え
る。二つの側壁68は、下方顎部材41の側壁38に内
接する。下方顎部材の側壁38は、ノッチ(切り目)の
ついた面61を備える。グラスパ連結部21の軸に沿っ
た前方への動きは、グラスパバー31に伝えられる。
【0051】上顎8は、グラスパバー31の遠方端に位
置する。グラスパバー31の遠方端上で下方に延びるポ
スト55は、グラスパバー31を上顎8に可動的に取り
付けるため、上顎8の対応するスロット56に差し込ま
れる。上顎8は、その手前端の両側にフック51の対を
備える。フック51は、下顎9のへこみ52において、
下顎9に回動可能に係合する。上顎8と下顎9はそれぞ
れ、組織接触面53,54を含む。また、上顎8はウィ
ンドー87を有し、このウィンドー87を通して、組織
圧縮段階においても圧縮された組織を見ることができ
る。さらに、クリップ送給段階でも、このウィンドー8
7を通してクリップを観察することができる。
【0052】グラスパバー31を進めると、閉じていた
上顎8が下顎9側に回動し、インターフェース面53,
54はともに両顎8,9の間に係合している組織を圧縮
する。この態様においては、下顎9は固定しており、他
方上顎8は下顎9に対して動く。下顎9の面54は、両
顎8,9によって係合・圧縮された組織の遠方側への移
動を、圧縮された組織に係合したクリップ34の遠方側
への前進に帰する一連の歯もしくは滑り止め57を備え
る。滑り止め57は、クリップ34を組織上で正確に配
置するため、組織を適当な位置に配置するのを補助する
役目も果たす。また、フック51の前面に設けた手前側
の組織止め100の対は、組織が上顎8の手前側(アプ
ライヤの中)に入り込んでしまうのを防止する。滑り止
め57と組織止め100は、結紮する組織を適切な位
置、すなわちクリップがアプライヤから離れる配置させ
る役割を果たす。これは、この態様においては、クリッ
プ34が両顎8,9ほどは延びでないため、非常に重要
なことである。
【0053】トリガ11を解除すると、戻しばね24が
解除され、グラスパバー31は後退し、また上顎8は開
放する。グラスパバー31は、送給プレート130の手
前側に設けられるノッチ138とフィードバー32の点
前場和に設けられるノッチ139に、スライド可能に嵌
る下方に延び出るタブ137を備える。グラスパバー3
1にあるタブ137は、送給プレート130と送給バー
32を、グラスパバー31と一緒に、はっきりと整列し
て後退させる役割を果たす。
【0054】両顎8,9が結紮する組織99を閉止した
顎、トリガアーム18をさらに握ると、第2の工程、す
なわちクリップの送給と配置が開始する。トリガを引く
と、トリガ11にあるステップアーム2が、ハウジング
4上の対応するステップリブ6に接する。戻しばね24
が圧縮され、両顎8,9が戻しばね24の力で閉止され
ると、ステップアーム2上の突起3が対応するステップ
リブ6に接するため、ユーザがトリガアーム18上で感
ずる触った感じが増大する。この感じの増大は、単一の
行程による二段階、すなわち顎部閉止モードとクリップ
送給モードの間の変わり目を示している。同様に、送給
カム16は、その遠方端に突起15が備わった反バック
アップアーム14を有する。反バックアップアーム14
は、ハウジング4上にある対応するバックアップリブ7
に接し、送給カムの回転運動の方向が反転するのを防止
する。これは、トリガ行程における顎閉止モードからク
リップ送給モードへの移行時に出現する。バックアップ
リブ7は、反バックアップアーム14がこのバックアッ
プリブ7から外れる前に、トリガが完全に引かれたかど
うかを判断する。このため、以下に述べるように、クリ
ップ34が組織上を適切な位置まで確実に前進させるこ
とができる。
【0055】内側に突出するタブ45を備えた二本の係
合アーム44は、送給バー32の手前端から延びる。係
合アーム44は、グラスパ連結部21の遠方端にある開
口を通って、フィーダ連結部22まで延びる。フィーダ
連結部22は、送給バー32の係合アーム44が跨が
り、タブ45が係合・連結する中央リブ部46を具備す
る。送給バー32は、フィーダ連結部22の前方への動
きによって押し進められる。
【0056】第2のモード、すなわちクリップ前進・配
置モードにおいては、トリガアーム18がフィーダ連結
部22を押し進め、このフィーダ連結22が送給バー3
2を、そしてわずかに遅れて今度はこの送給バー32が
送給プレート130を順次押し進める。送給プレート1
30と送給バー32は、円形面36の開口47を通っ
て、下方顎部41とグラスパバー31の両長手部の間を
軸方向に進む。送給プレート130は、上方に延びる側
壁135と、送給プレート130から送給バー32にあ
るスロット132まで下方に延びるタブ131を備えた
送給バー32にスライド可能に連結する。送給バー32
は、スロット132の手前端132aが送給プレートの
タブ131に係合して送給プレート130を進めるよ
う、送給バー32が遠方側に進むまで、タブ131がス
ロット132内をスライドするように配置される。送給
バー32は、わずかに曲がった末端43で終端する。
【0057】クリップ34のスタック35は、シャフト
5の長手軸に沿って端部から端部までを埋めるように、
クリップアプライヤに予め装填される。
【0058】第2のトリガ工程においては、送給バーの
末端43が、最も遠方側にあるクリップを、把持・圧縮
された組織99側へ、両顎部8,9まで進める。送給プ
レート130は、送給棒32が最初に最も遠方側にある
クリップ34を進めた後遅れてクリップの後続のスタッ
ク35を進める。送給棒の末端43は、送給プレート1
30がスタック35を押し進める際、一番遠方側にある
クリップを両顎8,9の中の係合・圧縮された組織99
まで押し続ける。
【0059】送給プレート130は、下方顎部41の床
39の上面に位置する送給棒32の上面に位置する。ク
リップ34のスタック35は、送給プレート130とグ
ラスパバー31の天井部69の間にある送給プレート1
30の上面に位置する。スタック35は、バー31の形
状をC字形とするグラスパバー31の側壁によって包囲
される。開放状態においては、スタック35の最も遠方
側にあるクリップ34は、送給プレート130の遠方端
と送給棒32の遠方側の末端43より遠方側で、下顎9
のちょうど手前に位置する。スタック35の最後のクリ
ップの手前側にフィーダシュー70を備えたクリップ3
4のスタック35は、送給プレート130によりシャフ
ト5を通して遠方側に進められるが、このとき送給プレ
ート130は、送給プレート130のタブ131にスラ
イド可能に係合する送給棒32のスロット132によっ
て進められる。
【0060】フィーダシュー70は、本体71と、本体
71から延び出る片持ちの下方アーム72を備える。下
方アーム72からは下に向けてタブ73は延び出て、送
給プレート130にある一連の長手スロット60の一つ
と係合するため、フィードシュー70は、スタック35
の最後クリップのちょうど手前に位置する。送給棒32
はV字形のへこみ134を有し、このへこみ134で、
タブ73が送給プレート130にあるスロット60を通
って延びるとき、フィーダシュー70のタブ73を収め
る。フィーダシュー70はさらに、フィーダシュー70
の側面から延びる横断方向に延びるアーム74を備え
る。
【0061】フィーダシュー70の本体71は、C字形
グラスパバー31によって定位置に収められ、かつ保持
される。片持ちの下方アーム72は、送給プレート13
0の側壁135によって包囲される。アーム74は、ガ
ラスぱバー31と送給プレート130の間にある開口を
通じて、下顎9の側壁38まで延びる。
【0062】休止段階およびグラスパバー31が押し進
められるときには、アーム74は、下顎の側壁38の切
り目のある面61と接している。アーム74は、フィー
ダシュー70の手前側への動きを抑止するため、外側に
延び出る。一方、アーム74は、フィーダシュー70の
遠方側への動きは許容する。したがって、送給棒32は
遠方側に進み、フィーダシュー70のアーム74は、グ
ラスパバー31の壁68の上方を進む。アーム74はつ
いで、ほぼクリップ1個分の長さだけ遠方側にあるノッ
チの付板面61の新しいセットに係合する。グラスパバ
ー31のC字形の壁68は、フィーダシュー70が横方
向への望ましくない動きをするのを防止、クリップが進
むときにこのクリップを案内し、スタック35にあるク
リップの連続的な整列を維持する。
【0063】送給棒32が遠方側に押し進められると、
この送給棒32は最も遠方側にあるクリップを進める
が、この間送給プレート130とスタック35は静止し
たままである。スロット132の遠方端132aがタブ
131に振れると、送給プレート130は前進する。ス
リット132とタブ131は、送給棒32の正面にある
最も遠方側のクリップ34を送る作用とスタック35を
押し進める作用の二つの作用を連続的に分離する役目を
果たす。このため、特に、両顎8,9を組織の適当な位
置に配置している間にトリガ11が一部開きまた閉じる
ことにより、クリップはもつれたりからまったりするお
それが少なくなる。
【0064】送給プレート130が押し進められると、
タブ73が送給プレートのスロット60の一つに係合し
ているため、フィーダシュー70も進む。送給プレート
の上方に延びる壁135も、クリップの下方タブ76と
フィーダシュー70を案内するのを助ける。フィーダシ
ュー70の遠方端は、クリップのスタック35をアプラ
イヤの遠方端側に進める。トリガ11が送給プレート1
30と送給棒32を限度一杯まで進める度に、フィーダ
シュー70はクリップ1個分の長さだけ進む。グラスパ
バー31は、遠方端側に向けて配置される片持ちリフト
ばね86を備える。この片持ちリフトばね86は、グラ
スパバー31の天井部69から下方に延びる。
【0065】グラスパバー31の前進の初期段階におい
ては、最も遠方側のクリップは、スタック35の長手面
から送給棒32の長手面まで移動する。トリガの行程の
第2段階においては、送給棒32の遠方端は、遠方側の
クリップ34を、すでに閉止して組織99を圧縮し一時
的に閉止している両顎8,9の間に進める。第1のクリ
ップが配置されると、送給プレート130はスタック3
5を進める送給棒32の連続的な遠方側への動きによっ
て進められる。遠方側にある次のクリップは、送給棒3
2次いで送給プレート130がトリガが戻る端まで後退
するとき、片持ちばね86によって送給プレート130
から下方へ、送給棒32の正面に進む。片持ちばね86
は、最も遠方側のクリップが、送給棒32および送給プ
レート130とともに後退するのを防ぐ。こうして、ス
タック35の最も遠方側にあるクリップは、トリガ行程
の第2段階が完了し、トリガが元の位置に戻った後、片
持ちリフトばね86によって移動させられる。
【0066】長手のチャネル93は下顎9に形成され、
送給棒32の下方に延びるくぼみ88は、クリップの前
進・配置工程の間、送給棒32の遠方端が遠方側のクリ
ップに対して適切に配置されるよう、このチャネル93
を通って収まる。遠方側のクリップが送給棒32の面よ
り低くなると、下方の横断タブ76は、下顎9の側壁3
8に形成した棚90に乗り上げる。棚90は、下方横断
タブ76の内面と接する。他方、上方横断タブ75は、
上方タブ75の内面に係合する傾斜面76に沿って乗り
上げ、上方タブ75を上顎8に向けて曲げるため、折り
曲げられているクリップの脚部材62,63の内側の組
織係合面78,79をお互いに分離させ、開口85を形
成する。傾斜面91の端部においては、上方横断タブが
下顎9から上顎8にあるレール92まで移動する。レー
ル92は、上方横断タブ75の内面に係合する。こうし
て、第1の脚部材62の第1の組織係合面78は、圧縮
した組織99の上部にある上顎8の中に進む。他方、第
2の脚部材63の第2の組織係合面79は、圧縮した組
織99の下部にある下顎9の中に進む。
【0067】クリップが前進している間はずっと、クリ
ップの本体は、それぞれ上顎8と下顎9にある長手チャ
ネル93と94の中に収められている。上方横断タブ7
5は、上顎8の遠方端に向けて、開口95まで進む。開
口95の幅は、レール92の内幅より大きく、上方横断
タブ75の外幅に密接に対応する。すなわち、タブ75
は、開口95を通って進むとき、上顎8から外れ、上方
の脚部材62を下方の脚部材63に向けて弾性的に動か
し、組織99を組織係合面78に接触させる。
【0068】同様に、ほぼ同時に、下方横断タブ76が
下顎9の遠方端に向けて、開口96に到達する。開口9
6の幅は、棚90の内幅より大きく、下方横断タブ76
の外幅に密接に対応する。このため、タブ76は、開口
95を通って進みながら下顎9から外れ、下方の脚部材
63を上方の脚部材62に向けて弾性的に動かし、組織
を組織係合面79に接触させる。タブ75,76の位置
は、クリップを組織上に正確に位置させれば、脚部材が
アプライヤの両顎8,9から外れるタイミングに呼応す
る。横断タブの上方と下方のセットは示してあるが、ク
リップをアプライヤから外すには、タブを一個だけ用い
る場合を含めて、多数の組合せが可能である。
【0069】上下の横断タブ75,76をそれぞれ開口
95,96を通して解除するのにに加えて、下顎9にあ
るチャネル94はその遠方端で上方に向けて湾曲し、ク
リップ34が下顎9から外れるとき、クリップ34を上
方に曲げるようになっている。また、下顎9の床39上
に軸方向に配置された蹴飛ばしばね101は、クリップ
34がアプライヤから外れるのを補助する。蹴飛ばしば
ね101は、クリップ34が両顎8,9の中に遠方側に
進むとき、下方に圧縮される。そして、上顎8が開く
と、クリップを蹴飛ばしばね101に対して抑えつけて
いる力が解除され、ばね101はクリップを両顎8,9
から弾き出す。
【0070】蹴飛ばしばね101は、下方顎部41の床
39の遠方端から、次のようにして下顎9のチャネル9
4を通って延びる。すなわち、蹴飛ばしばね191は、
正面にある下顎9の長手軸に沿って位置する。蹴飛ばし
ばね101は、手前側に位置し、横断方向に延びる取付
けタブ101aを備えるが、この取付けタブ101a
は、蹴飛ばしばね101を下顎9のスロット9aに固定
し、このばね101の遠方側−手前側方向の軸方向の動
きを防止する。休止位置においては、蹴飛ばしばね10
1は、上方に弾性的に付勢され、また両顎8,9を通過
するクリップによって下顎9に向けて降下させられる上
方部分101bを有する。ばね101が降下すると、ば
ね101の遠方端は、下顎9の中で前方にスライドす
る。ばねは、下方に傾いた遠方側面101cを有する
が、この面101cは、クリップがばね101の上を通
過していくときに平らになる。クリップ34の下方横断
タブ76が棚90から解除されると、蹴飛ばしばね10
1は、クリップの底面上で、クリップを下顎9から持ち
上げる役目を果たす。そして、クリップが解除される
と、遠方側面101cは隆起し、手前側の下顎9に戻る
ことのないようにする。
【0071】クリップ34のスタック35は、すべての
クリップが使いつくされるまで、間断なく動いていく。
シャフト5は、ユーザにアプライヤ1に残っている未使
用のクリップがほぼ一個になったことを知らせるクリッ
プインジケータ80を備える。クリップインジケータ8
0は、支持チューブ33にあってその遠方端側に向けて
軸方向に延びる穴81と、グラスパバー31上にある対
応する穴83からなる。フィーダシュー70は、フィー
ダシュー70が遠方側に進んで穴81,83の下を通過
するとき、穴81,83を通して見えるカラーマーカー
89を有する。フィーダシュー70が穴81と対応する
穴83を通過するとき、クリップは一個残る。
【0072】下方顎部材41の開口47の中とグラスパ
バー31の手前端の中には、体腔のガスが開口47を通
って外部に流れる量を減らすトラックプラグ50が配置
される。プラグ50は、グラスパバー31と送給棒32
の戻しばね24による長手方向の動きがあっても、定位
置に固定して保持される。
【0073】アプライヤは一個の可動顎と一個の静止顎
を有するとして図示してあるが、両方の顎が、閉鎖する
組織を閉じるように動くものであってもよい。
【0074】図4は、好ましい態様に係るクリップアプ
ライヤ1の作動前の状態を示す。この状態においては、
図8(a)に詳しく示したように、両顎8,9は開放し
ており、組織99の周囲に配置されている。図7(a)
は、図4に示したアプライヤの最初の位置におけるシャ
フト5の拡大断面図である。フィーダシュー70の横断
アーム74は、下顎の壁68の切り込みの付いた面61
に係合している。タブ73は、下方アーム72から可能
に延び、送給プレート130において軸方向に設けられ
る一連のスロット60の一個に係合し、さらに送給棒3
2のV字形の切り込みあるいはへこみ134にまで延び
る。
【0075】図5は、図4のクリップアプライヤがトリ
ガの作動により、組織把持工程を完了した状態を示す。
送給カム16の反バックアップアーム14上の突起15
は、ハウジングのリブ7にちょうど係合したところであ
る。こうして、ユーザは、両顎8,9を開放して再設定
するため、この点(図4参照)まで、トリガ11を解除
することができる。この状態で固定する直前に、突起1
5はリブ7に到達し、トリガアーム18を作動する際、
ユーザは触感が増大する。触感が増大するのは、ハウジ
ング4のリブ6に接触するアーム2にある突起3のため
である。この触感の増大は、ユーザに対し、トリガアー
ム18にこれ以上力を加えるには、両顎8,9を解除す
るためクリップの配置を完了する必要があることを知ら
せる。
【0076】図7(b)は、固定(ロック)の直前の段
階に対応する。すなわち、両顎8,9は閉止され、最も
遠方端にあるクリップはあまり進められていない。図5
に示したように、突起15がハウジングのリブ7に一度
でも係合すると、トリガの工程は完了しなければならな
い。
【0077】図5は、トリガ作動に係る第1の段階の終
了時と第2の段階の開始時を示す。突起はリブ7に係合
し、クリップ配置段階が開始されている。
【0078】図7(b)は、図5にも示したトリガの作
動に係る最も遠方側にあるクリップを進める工程に対応
する。送給棒32は、スリット132が送給プレート1
30の下方タブ131に係合する前に、遠方側に進めら
れる。
【0079】図6、図9(a)、図9(b)および図9
(c)は、送給プレート130を進めるため、送給棒3
2のスロット132が送給プレート130のタブ131
に係合することによる、クリップスタック35の前進を
伴うトリガ作動の継続に係る工程を示す。フィードシュ
ー70は、送給プレート130が前進すると、これに対
応して、クリップ一個分だけクリップのスタック35を
進める。横断方向に押圧されているアーム74は、グラ
スパバー31の壁68を横切って動く。
【0080】図8(c)に示したように、遠方側のクリ
ップ34は、遠方側への移動の第1の段階が起こった直
後は、両顎8,9によって圧縮されている組織のちょう
ど手前にある。第1の脚部材62の上方横断タブ75
は、傾斜面91に乗り上げて上顎8まで達し、押圧され
た脚部材62,63の内側にある組織係合面78,79
を互いに引き離して開口85を形成する。
【0081】図9(a)においては、クリップ34が組
織を越えて進められる。そして、図9(b)において
は、クリップは両顎から離れ始め、蹴飛ばしばね101
は、遠方側面101cがばねが滑って下顎9に戻るのを
防止している間に、クリップを両顎から押し出す。さら
に図9(c)においては、クリップは、遠方端90にお
いて、棚90、レール92、および両顎8,9から外れ
る。これは、図6に示したトリガ工程の終了時に対応す
る。クリップ34が外れ、トリガアーム18が解除され
ると、トリガ11は、図4に示した最初の位置に戻る。
【0082】図7(c)は、トリガ工程が終わった後に
トリガが解除されたときのアプライヤのシャフトを示
す。インラインばね23は、送給プレート130と送給
棒32を交代させる。しかし、フィーダシュー70の押
圧されたアーム74は、下方顎部材41の壁38にある
切り込みの入った面61に係合したままであるため、フ
ィーダシュー70は静止したままである。フィーダシュ
ー70の下方アーム72は、それまで位置していた送給
プレート130のスロット60aから飛び出し、スロッ
ト60aの遠方側にあるスロット60bに入り込む。ま
た、次に遠方側にあるクリップは、送給棒32がトリガ
工程の終了時に後退すると、送給棒32の正面まで下方
に移動する。片持ちばね86は、クリップが送給棒32
まで後退するのを防ぐ。こうして、フィーダシュー7
0、送給プレート130および送給棒32が、トリガ1
1の次の作動時には、次のクリップを進めるような位置
をとる。
【0083】クリップは、図示のようにシャフトか、あ
るいはハンドル、またはシャフトとハンドルの両方に、
装填・格納される。アプライヤは、図示のように複数の
クリップ、あるいは単一のクリップを適用することがで
きる。また、多重クリップも、アプライヤがクリップの
多重列および、作用端において多重取り外し手段を収め
るように改造すれば、同時に適用することができる。こ
の態様においては、二つのクリップの間で結紮する組織
を切断するため、切断手段が備えられる。
【0084】図17〜図20は、本発明の他の態様を示
す。この態様に係るクリップアプライヤの終端効果器1
1は、シャフト105、シャフトの管腔を通って軸方向
に伸びるクリップ送給フォーク114、およびシャフト
105の遠方端に連結される一対の回動可能に取り付け
られた中空の両顎108,109を備える。フォーク1
14は、上股112と下股113を有する。各股11
2,113は、これらの股から横断方向に伸びる突起1
16,117を備える。そして、各突起116,117
は、それぞれカム面118,119を有する。突起11
2,113はそれぞれ、顎108,109の管腔12
0,121の内部でスライドすることができる。両顎1
08,109の管腔120,121は、突起116,1
17のカム面118,119に対応するカム面128,
129を備える。
【0085】一部が変形可能なクリップ122は、フォ
ーク114の中に位置する。クリップ122は、連結部
材125によって手前端で連結され、遠方端で狭い開口
126を形成する脚123,124を具備する。クリッ
プ122は、脚123,124により、フォーク114
の股112,113の間で保持される。
【0086】両顎108,109は、最初は互いに離れ
ているような力をかけられる。クリップのフォーク11
4が前進すると、突起112,113は、管腔120,
121を通って進む。そしてフォーク114が前へ進む
と、クリップの脚123は、上顎108の管腔120内
でスライドし、他方クリップの脚124は、下顎109
の管腔121内でスライドする。
【0087】このアプライヤを使用する場合は、結紮す
る組織を両顎108,109の間に置く。そしてクリッ
プフォーク114を進めると、両顎108,109が一
緒に閉止、組織を両顎108,109の間で予備圧縮す
る。フォーク114は、予備圧縮した組織の上で、クリ
ップ122を同時に前進させため、組織はクリップ12
2の脚123,124の間に横たわる。反形成されたク
リップ122の開口126は、予備圧縮された組織を上
から抑えるには十分なほど大きく、シャフト105の中
に収まるには十分なくらい小さい。カム面118と11
9およびカム面128と129の間で何らかの接触する
前に、フォークを後退させ、クリップ122が組織を閉
止する前に、両顎108,109を組織から取り外すこ
とができる。
【0088】クリップのフォーク114がさらに前進す
ると、カム面118,119は、カム面128,129
に接触し、カム面128,129は股112,113を
一緒に閉止させる。股が閉止すると、これらの股は、今
度はクリップ122の脚123,124を、予め圧縮し
た組織上で一緒に閉じさせる。クリップ122は、変形
可能な材料でつくる。こうして、クリップ122が閉止
すると、クリップは最終形に変形し、この閉じた状態の
ままとどまる。
【0089】クリップフォーク114は後退できるが、
このときは両顎108,109を開放し、クリップを定
位置に残し、組織を結紮する。
【0090】結紮クリップは、手術中に、単一クリップ
用アプライヤを用いる単一のクリップとして、あるいは
多重クリップアプライヤを用いて血管に提供することが
できる。アプライヤは、内視鏡手術中はカニューレを通
して挿入することができる。そして、多重クリップアプ
ライヤを使用する場合は、アプライヤは、たくさんの場
所で多数の血管上にクリップを配置するか、あるいは血
管を結紮する。
【0091】図22は、図1のアプライヤを使う際に挿
入用の穴として用いる本発明に係るトロカール201と
カニューレ200を示す。カニューレ200は、内径が
DCである。そして、トロカール201は、シャフト2
03とハンドル204に連結した尖端202を有する。
カニューレ200の遠方側に伸びる尖端202をもつト
ロカール201は、カニューレ200のチューブを通し
て、取り外し可能に挿入される。トロカール201とカ
ニューレ200は、手術具が手術部位に接近するための
組織を穿孔するのに用いられる。すなわち、トロカール
201は、手術部位において組織を処置するためファス
ナのアプライヤ10が挿入される際の穴を提供するため
に、取り外される。
【0092】カニューレの内径は、ファスナ適用装置1
0に収められる閉止したクリップの高さと関係のある大
きさであるのが好ましい。カニューレ(の内径)の寸法
の、閉止したクリップの高さ(閉止クリップ高)に対す
る比は、できるだけ1に近いのが好ましい。中の大くら
いの大きさのクリップについては、カニューレの寸法の
閉止クリップ高に対する最大比は、約2.7が好まし
い。また、中くらいの大きさのクリップについては、カ
ニューレの寸法の閉止クリップ高に対する最大比は、約
3.2が好ましい。そして、小型のクリップについて
は、カニューレの寸法の閉止クリップ高に対する最大比
は、約5.6が好ましい。ここで述べたクリップの大き
さの呼称は、業界で知られているものであり、今日で
は、腹腔鏡手術および内視鏡手術用の使い捨てクリップ
について使用されている。
【0093】ファスナ適用装置は、金属、プラスチック
(好ましくはポリカーボネート樹脂)等の種々の材料か
らつくることができる。装置をステンレススチールから
つくる場合はこの装置は通常再使用することができ、一
方プラスチック材料からつくる場合は使い捨てとなる。
本発明に係るファスナ適用装置については、装置を取り
替え可能なカートリッジ式のクリップを収めるような態
様にすることもできる。このカートリッジ式のクリップ
は、再使用可能なアプライヤあるいは、同じ患者にだけ
何回も使うという意味での半使い捨て型のアプライヤの
いずれにも使用することができる。
【0094】以上本発明を詳しく説明してきたが、当業
者ならば、本発明の趣旨・範囲内で種々の変形・変更例
が可能であることは容易であろう。
【0095】本発明の具体的な実施態様は以下の通りで
ある。 1)前記スタック送給要素は、前記遠方ファスナ送給装
置に可動的に連結される請求項1記載のファスナ適用装
置。 2)遠方ファスナ送給要素は、第1の遠方行程に係る部
分と第2の遠方行程に係る部分を備え、前記第1の遠方
行程においては、前記遠方ファスナ送給要素は、独立
に、前記スタック送給要素の遠方側に進み、前記第2の
遠方行程においては、前記遠方ファスナ送給要素は、前
記スタック送給要素と係合しながら遠方側に進む上記実
施態様1)記載のファスナ適用装置。 3)前記閉止したファスナの高さは、前記チューブの内
径のこの閉止したファスナの高さに対する比が3.2以
下となるようなものである請求項2記載の組合せ。 4)前記閉止したファスナの高さは、前記チューブの内
径のこの閉止したファスナの高さに対する比が2.7以
下となるようなものである請求項2記載の組合せ。 5)前記中空チューブはさらに、体組織切開用の先端を
もつトロカールであって、前記チューブを通して、前記
先端を露出させながら取り外し可能に挿入されるトロカ
ールを備える請求項2記載の組合せ。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
結紮する組織に到達するまでスペース効率のよい閉止状
態で収納され、アクセス用の穴が小さくてすむクリップ
を提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクリップ・アプライヤの側面図。
【図2】本発明の好ましい態様に係る予備装填したクリ
ップ・アプライヤの拡散分解図。
【図3】本発明の好ましい態様に係る予備装填したクリ
ップ・アプライヤの拡散分解図。
【図4】図2と図3に示したクリップ・アプライヤの休
止位置における側面拡大断面図。
【図5】図2と図3に示したクリップ・アプライヤが組
織把持・圧縮段階の終了時およびトリガ作動に係るクリ
ップ前進・配置段階の開始時における組織把持位置にあ
るときの拡大断面図。
【図6】図2と図3に示したクリップ・アプライヤのト
リガ作動に係るクリップ前進段階の最終時にける側面拡
大断面図。
【図7】図7(a)は、本発明に係るシャフトの一部の
休止位置における側面断面図、図7(b)は最遠方側
(送球棒の正面)にあるクリップを進める送球棒を備え
た図7(a)のシャフトの一部の側面断面図、図7
(c)はクリップのスタックを進める送球プレートを備
えた図7(a)のシャフトの一部の側面断面図、図7
(d)は当初の休止位置に戻る送球プレートと送球棒を
備えた図7(c)のシャフトの一部の側面断面図。
【図8】図8(a)は最初は結紮する組織の上に配置さ
れる顎部を備えたクリップ・アプライヤの遠方端の側面
断面図、図8(b)は両顎部の間で圧縮された組織が係
合したクリップ・アプライヤの遠方端の側面断面図、図
8(c)は圧縮した組織の方へ進むクリップを収めたク
リップ・アプライヤの遠方端の側面断面図。
【図9】図9(a)は組織に係合したクリップを収めた
クリップ・アプライヤの遠方端の側面断面図、図9
(b)は組織に係合したクリップと、クリップをクリッ
プ・アプライヤから変位させる蹴り出し用のばねを収め
たクリップ・アプライヤの遠方端の側面断面図、図9
(c)は組織に係合したままクリップ・アプライヤから
外れたクリップと、クリップ・アプライヤ遠方端の側面
断面を示す図。
【図10】クリップ・アプライヤのハウジングを示す側
面断面図。
【図11】クリップ・アプライヤの連結機構を示す側面
断面図。
【図12】クリップ・アプライヤの連結機構を示す平面
断面図。
【図13】下顎部の斜視図。
【図14】上顎部の斜視図。
【図15】好ましい態様におけるクリップの斜視図。
【図16】図15に示したクリップの組織に係合される
前の平面図。
【図17】本発明の他の態様に係る終端効果器の一部の
開始位置における側面断面図。
【図18】図17の18−18線断面図。
【図19】図17に示した終端効果器の一部の組織圧縮
モード置における側面断面図。
【図20】図17に示した終端効果器がクリップを閉止
している状態を示す側面断面図。
【図21】図7(a)の21−21線断面図。
【図22】本発明の装置とともに用いられる本発明に係
るトロカールとカニューレの説明図。
フロントページの続き (72)発明者 デビッド・ステファンチック アメリカ合衆国、45040 オハイオ州、メ イソン、ホィップアウィル・レーン 9831 (72)発明者 マイケル・エイ・マーレイ アメリカ合衆国、41073 ケンタッキー州、 ベレヴー、ハリソン・アヴェニュー 24 (72)発明者 シー・カーウィン・ブラドック アメリカ合衆国、45242 オハイオ州、シ ンシナティ、リンカーンシャー・ドライブ 11291

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体組織用のファスナを適用する装置であ
    って、 ハウジングと、 前記ハウジングに連係する作動装置と、 前記ハウジングに連結し、このファスナ適用装置の遠方
    端に位置する作用端であって、前記作動装置に可動的に
    連結される体組織操作部を備える作用端と、 このファスナ適用装置に収められる複数のファスナであ
    って、遠方側にあるファスナおよび、この遠方側のファ
    スナに隣接する前端と後端とをもつスタックを有するフ
    ァスナと、 ファスナ送給装置であって、ファスナをこのファスナ送
    給装置の遠方端に向けて進め、ファスナを閉鎖する組織
    の周囲に配置し、前記作動装置に操作可能に連結される
    ファスナ送給装置を備えるファスナ適用装置であって、 前記ファスナ送給装置は、 前記遠方側にあるファスナを閉鎖する組織を上に配置す
    るため、この遠方ファスナを前記作用端まで進める遠方
    ファスナ送給要素と、 初期位置と前進位置を有するスタック送給要素であっ
    て、このスタック送給要素が初期位置から前進位置へ移
    動する際、前記スタックを前記作用端に向けて進めるス
    タック送給要素と、 前記スタックの後端に位置するラチェット要素であっ
    て、前記スタック送給要素の前進位置への移動とともに
    前進し、このスタック送給要素が初期位置に戻る際に
    は、スタックをこの前進位置で保持するラチェット要素
    を具備するファスナ適用装置。
  2. 【請求項2】 手術用挿入チューブと、手術用ファスナ
    適用装置の組合せであって、 患者の体内の手術部位に接近するための中空チューブで
    あって、前記ファスナ適用装置のファスナを通すことの
    できる内径を有する中空チューブと、 前記手術用ファスナ適用装置内に収められるファスナで
    あって、閉止状態をとり、この閉止状態に対応する高さ
    を有するファスナを備える組合せであって、 前記閉止したファスナの高さは、前記チューブの内径の
    この閉止したファスナの高さに対する比が5.6以下と
    なるようなものである組合せ。
  3. 【請求項3】 体組織用のファスナを適用する装置であ
    って、 管腔と遠方端を有するシャフトと、 前記シャフトの遠方端に連結する相対向する組織圧縮面
    と、 ファスナを圧縮された組織の回りに進めるファスナ送給
    装置と、 前記ファスナを第1の位置から、前記組織圧縮面によっ
    て圧縮されている組織の回りの組織結紮位置までファス
    ナを解放するファスナ解放装置であって、前記ファスナ
    を前記ファスナ適用装置から持ち上げるばねであって、
    前記ファスナがファスナ適用装置に再係合するのを防止
    するブロック部を含むばねを具備するファスナ解放装置
    を備えるファスナ適用装置。
  4. 【請求項4】 複数の手術用ファスナを適用する装置で
    あって、 シャフトと、 組織圧縮面を含むファスナ適用端と、 ファスナのスタックと、 前記スタックの最も遠方側にあるファスナと、 前記組織圧縮面によって圧縮されている組織の回りに前
    記最も遠方側にあるファスナを進め、同時に前記スタッ
    クを遠方側に送る送給装置と、ファスナを圧縮された組
    織の回りに進めるファスナ送給装置と、 前記ファスナ適用端に位置するファスナ解放装置であっ
    て、前記ファスナを前記ファスナ適用装置から持ち上げ
    るばねであって、前記ファスナがファスナ適用装置に再
    係合するのを防止するブロック部を含むばねを具備する
    ファスナ解放装置を備えるファスナ適用装置。
  5. 【請求項5】 体組織用のファスナを適用する装置であ
    って、 ハウジングと、 前記ハウジングに連係する作動装置と、 前記ハウジングに連結し、このファスナ適用装置の遠方
    端に位置する作用端であって、前記作動装置に可動的に
    連結される体組織圧縮面を備える作用端と、 このファスナ適用装置に収められる複数のファスナであ
    って、遠方側にあるファスナおよび、この遠方側のファ
    スナに隣接する前端と後端とをもつスタックを有するフ
    ァスナと、 ファスナ送給装置であって、ファスナをこのファスナ送
    給装置の遠方端に向けて進め、組織が圧縮された後ファ
    スナを、体組織圧縮面によって圧縮されている組織の周
    囲に配置し、前記作動装置に操作可能に連結されるファ
    スナ送給装置を備えるファスナ適用装置であって、 前記作用端は、互いに相対向する組織圧縮面をもつ一対
    の顎部であって、少なくとも一方の顎部は、この顎部の
    一面に、滑り止めを含む組織位置設定器を具備する顎部
    を備えるファスナ適用装置。
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