JP4481052B2 - 手術用把持器 - Google Patents

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Description

本発明は吻合針等の器具を把持してその器具を取り扱う手術用把持器に関する。
内視鏡による観察下で体腔内の部位を手術する際に吻合針を把持して運針する持針器が知られている。この持針器の例として特許文献1に提案されるようなものがある。これは把持力が操作ハンドルの操作力に応じて決まる。このため、操作ハンドルを必要以上に強く握り締めても、把持する物に過大な把持力が加わらないように、操作ハンドルによる操作力を弾性体により吸収しようとするものである。
特開平7−265326号公報
従来の持針器は把持した吻合針が動かないように、把持部に吻合針を強力に把持する。このため、一旦、把持した吻合針の向きを、把持したまま変更することができなかった。吻合針を所望の向きに把持し直す場合には把持部に把持した吻合針を一旦、別の把持鉗子に持ち替える等、再度、把持部に吻合針を把持し直す作業が必要であった。
なお、吻合針を把持した状態のままで吻合針の向きを変更可能な力量で把持するように設定しておくことは吻合針を生体組織に刺す等の吻合作業時に吻合針の向きがずれ易く、吻合作業が困難になる。
本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、被把持物を把持する力の調節が可能であり、操作性の良好な手術用把持器を提供することにある。
請求項1に係る発明は、手術用把持器であって、先端部及び基端部を有し、体腔内に挿入される挿入部と、前記挿入部の基端部に設けられ、操作者によって保持操作される本体部と、前記挿入部の先端部に設けられ、被把持物を把持する把持部と、を具備し、前記本体部は、閉方向側の非操作位置と開方向側の最大操作位置との間で開閉方向に移動可能であり操作者によって開方向に操作される操作部を有し、前記挿入部は、開閉方向に移動可能な伝達部材を有し、前記把持部は、前記被把持物を把持する閉位置と前記被把持物を解放する開位置との間で開閉方向に移動可能な可動部材と、前記可動部材を閉方向に付勢している第1の弾性部材と、前記可動部材と前記伝達部材との間に介設され、開閉方向に移動可能であり、閉方向側に配置され前記可動部材から離間されている離間状態と開方向側に配置され前記可動部材に接触されている接触状態との間で切替可能であり、前記操作部が開方向に操作される場合には前記伝達部材を介して開方向に付勢され、開方向に付勢されている場合であって前記接触状態にある場合には前記可動部材を開方向に付勢する操作部材と、前記可動部材と前記操作部材との間に介設され、開閉方向に変形可能であり、前記第1の弾性部材の弾性力以下の弾性力を生成し、前記可動部材を前記開方向に付勢すると共に前記操作部材を閉方向に付勢して前記伝達部材を介して前記操作部を閉方向に付勢している第2の弾性部材と、を有し、前記手術用把持器は、前記操作部が前記非操作位置にある場合には、前記第2の弾性部材によって前記操作部が閉方向に付勢されて前記非操作位置に保持されると共に、前記第1の弾性部材によって前記可動部材が閉方向に付勢されて前記閉位置に保持され、前記把持部によって把持されている前記被把持物によって組織を処置可能となるような把持力で前記把持部によって前記被把持物が把持される、把持モードをとり、前記操作部が前記非操作位置と所定の切替位置との間にある場合には、前記操作部材は前記離間状態にあり、前記第2の弾性部材の弾性力に抗して前記操作部を開方向に操作することで、前記第2の弾性部材が圧縮変形され、前記第2の弾性部材によって前記第1の弾性部材の弾性力に抗して前記可動部材が開方向に付勢され、前記可動部材が前記閉位置に配置されたままで前記被把持物に対する前記把持部の把持力が減少され、前記把持部によって把持されている前記被把持物の配置を調節可能となるような把持力で前記把持部によって前記被把持物が把持される、調節モードをとり、前記操作部が前記切替位置と前記最大操作位置との間にある場合には、前記操作部材は前記接触状態にあり、前記第1及び前記第2の弾性部材の弾性力に抗して前記操作部を開方向に操作することで、前記操作部材によって前記可動部材が開方向に移動されて前記開位置に配置され、前記把持部から前記被把持物が解放される、解放モードをとり、前記操作部を開方向に操作する場合には、前記切替位置において、前記操作部を操作するのに必要な操作力が前記第2の弾性部材の弾性力に抗する力から前記第1及び前記第2の弾性部材の弾性力に抗する力に切り替わる、ことを特徴とする手術用把持器である。
請求項2に係る発明は、手術用把持器であって、先端部及び基端部を有し、体腔内に挿入される挿入部と、前記挿入部の基端部に設けられ、操作者によって保持操作される本体部と、前記挿入部の先端部に設けられ、被把持物を把持する把持部と、を具備し、前記本体部は、閉方向側の非操作位置と開方向側の最大操作位置との間で開閉方向に移動可能であり操作者によって開方向に操作される操作部を有し、前記挿入部は、開閉方向に移動可能な伝達部材を有し、前記把持部は、前記被把持物を把持する閉位置と前記被把持物を解放する開位置との間で開閉方向に移動可能であり、前記操作部が開方向に操作される場合には前記伝達部材を介して開方向に付勢される可動部材と、前記可動部材を閉方向に付勢し、前記伝達部材を介して前記操作部を閉方向に付勢している弾性部材と、を有し、前記手術用把持器は、前記操作部が前記非操作位置にある場合には、前記弾性部材によって、前記操作部が閉方向に付勢されて前記非操作位置に保持されると共に、前記可動部材が閉方向に付勢されて前記閉位置に保持され、前記把持部によって把持されている前記被把持物によって組織を処置可能となるような把持力で前記把持部によって前記被把持物が把持される、把持モードをとり、前記操作部が前記非操作位置と所定の切替位置との間にある場合には、前記弾性部材の弾性力に抗して前記操作部を開方向に操作することで、前記可動部材が開方向に付勢され、前記可動部材が前記閉位置に配置されたままで前記被把持物に対する前記把持部の把持力が減少され、前記把持部によって把持されている前記被把持物の配置を調節可能となるような把持力で前記把持部によって前記被把持物が把持される、調節モードをとり、前記操作部が前記切替位置と前記最大操作位置との間にある場合には、前記第1の弾性部材の弾性力に抗して前記操作部を開方向に操作することで、前記可動部材が開方向に移動されて前記開位置に配置され、前記把持部から前記被把持物が解放される、解放モードをとり、前記本体部は、前記非操作位置と前記切替位置との間の係止位置において前記操作部を係止可能であり、前記操作部を係止する際に操作者にクリック感をフィードバックするクリック機構を有する、ことを特徴とする手術用把持器である。
本発明によれば、把持部に対する被把持部材の位置や角度を調節する場合において、把持力を緩めて把持部から被把持部材が外れずに被把持部材の位置や角度を調節することができる。
<第1実施形態>
図1〜図3を用いて本発明の第1実施形態について説明する。
(構成)
図1(a)は本実施形態に係る持針器全体の外観を示す斜視図であり、図1(b)は上記持針器に吻合針を把持して血管を縫合する使用状況の説明図、図2は上記持針器における操作部の縦断面図、図3は上記持針器における挿入部の先端部分の縦断面図である。
本実施形態に係る手術用持針器1は術者が手によって把持して保持可能な形態とした本体部2と、この本体部2から延びて患者の体腔内に挿入可能な挿入部3と、この挿入部3の先端部分に配置され吻合針4を把持するようにした開閉可能な把持部としての持針部5とを備える。
上記本体部2には本体部2を把持する状態で操作可能な配置とした持針部回転ダイヤル6と、上記持針部5を操作する入力手段としての開閉レバー7とが設けられている。上記持針部回転ダイヤル6は図示しない例えばベルトとプーリー等を用いた伝達手段により上記持針部5を図1(a)に示す矢印A方向の軸回りに自転させる入力手段となっている。また、開閉レバー7は図3に示す持針部5を開閉させるための入力操作手段となっている。
上記挿入部3の内部にはスライドロッド9が図2に示す挿入部3の中心軸に沿う方向Bへ摺動自在に配設されている。このスライドロッド9の一端は本体部2の内部に達してその内部に位置しており、このスライドロッド9の一端には図2に示す如く斜面10を有した斜面ブロック11が一体的に取り付けられている。
また、図2に示すように、上記開閉レバー7の一端部分が回転軸12を介して本体部2に枢着され、他端部からなる回動先端部が回転軸12を中心として本体部2に対して回動可能である。つまり、図2に示す矢印C方向への操作力を開閉レバー7に与えると、上記回転軸12を中心としてその矢印C方向へ回動する。開閉レバー7の回動先端部分にはプッシュピン15が一体に取り付けられている。このプッシュピン15は突き出した先端を球形に形成し、この球形の先端面部分を、上述した斜面ブロック11の斜面10に接触させるようになっている。
また、図2に示すように、本体部2には開閉レバー7を回動操作する範囲を制限する手段が組み込まれている。つまり、本体部2には開閉レバー7の回動先端部の移動領域に突き出したストッパ17が設けられ、図2に示すC方向へ開閉レバー7を押し込み操作したとき、上記ストッパ17に開閉レバー7の先端が当り、開閉レバー7の回動量を規制するようになっている。また、ストッパ17に突き当る位置まで開閉レバー7を押込み操作すると、プッシュピン15の先端が斜面ブロック11の斜面10に接触して摺動し、斜面ブロック11を移動し、この斜面ブロック11の移動によってスライドロッド9を図2に示すB方向へ押し込むようになっている。
上記持針部5は挿入部3の先端部に設けられている。すなわち、図3に示すように、挿入部3の先端部側壁に外套管21をその挿入部3の軸方向に直角な軸Aの向きに突き出してその軸A回りに自転可能な状態で支持されている。この外套管21は前述したように持針部回転ダイヤル6により、図示しないベルト伝達手段を介して回転させられる。
図3に示すように、上記外套管21の内端側端部にはスライド受22がその外套管21の軸方向の矢印E方向へ移動自在に設けられている。このスライド受22の内端部はスライドロッド9の移動領域に突き出している。また、スライド受22の外端には小径のロッド状に形成した操作部材としての押圧部23が同軸的に連設されている。
また、スライド受22の内端部はそのスライド受22の半径に等しい半径の球形の受け面24として形成され、この受け面24が上述したスライドロッド9の先端に形成した斜面18に当り接触する位置に常時配置されている。上記スライドロッド9が押し込まれると、その斜面18がスライド受22を押し込み、スライド受22を外套管21の外端へ向けて押し出し、更に、上記操作部材としての押圧部23によって後述するプッシュロッド25を押し込み、後述する第1圧縮バネ31を圧縮変形させ、持針部5を開放させる操作を行なう。
図3に示すように、上記外套管21の先端部内にはプッシュロッド25が外套管21の軸方向の矢印E方向へ直線的に移動自在に嵌合して設けられている。このプッシュロッド25の内方端には外套管21の内面に摺接するフランジ26が設けられ、プッシュロッド25の外端には外套管21の先端壁を突き抜けて前述した吻合針4を把持するための可動部材としての把持部材27が一体に形成されている。この把持部材27はプッシュロッド25の径よりも大きい径であり、また、外套管21の外径と等しい径のフランジ状に形成されている。このような構成によって、把持部材27と、外套管21の先端外壁面からなる把持面28との間に把持対象物としての吻合針4を挟み込んで把持する持針部5を構成している。
図3に示すように、外套管21内に位置するプッシュロッド25の外周部分には第1圧縮バネ(弾性部材)31が配置されている。この第1圧縮バネ31の一端はプッシュロッド25のフランジ26に当り、他端は外套管21の先端壁の内壁面に当り、プッシュロッド25をスライド受22側に向けて弾性的に付勢している。また、スライド受22の押圧部23の部分には第2圧縮バネ(弾性部材)32が配置されている。この第2圧縮バネ32の一端はスライド受22に当り、他端はプッシュロッド25のフランジ26に当り、その第2圧縮バネ32はスライド受22とプッシュロッド25のそれぞれを反発する逆向き方向へ弾性的に付勢する。ここで、上記第1圧縮バネ31の強さは、第2圧縮バネ32よりも強い設定となっている。なお、逆に、上記第1圧縮バネ31の強さが、第2圧縮バネ32よりも弱い設定としてもよい。
スライド受22とプッシュロッド25は、通常、図3に実線で示すように後退しており、把持部材27は閉じ、スライド受22は第2圧縮バネ32の弾性力を受けて受け面24がスライドロッド9の斜面18に押し当っている。このため、その付勢力によって、矢印Dの方向へスライドロッド9を移動させている。このように、スライドロッド9の移動により、手元側の斜面ブロック11も一緒に移動し、その斜面ブロック11の斜面10により、操作部の開閉レバー7のプッシュピン15を押し上げ、図2に示すように、開閉レバー7を起上した位置に待機させる。
上記持針部5において、その把持部材27と外套管21の把持面28との間に吻合針4を挟み込む際の把持力は第1圧縮バネ31の弾性力が寄与する。この把持力は吻合時に吻合針4を組織に刺すことによる抵抗に対して十分な把持力を発揮し、吻合作業により吻合針4が、意図せずに把持部材27に対して動いてしまうことがない強さに設定されている。
第2圧縮バネ32が図3に示す待機位置から所定の量だけ先に弾性変形した後に操作部材としての押圧部23がプッシュロッド25に当り、その後にプッシュロッド25が移動し始める。つまり、本体部2における操作部の開閉レバー7を押圧する操作力が増加する。第1圧縮バネ31が圧縮されると、その反発力に応じた操作抵抗力の段階的な変化を開閉レバー7が受ける。上述したように、第2圧縮バネ32の方の弾性力を、第1圧縮バネ31よりも小さく設定している場合にはその変化が大きい。
この操作力の変化を受けた後、更に開閉レバー7を押し込むと、第1圧縮バネ31を圧縮し、持針部5の把持力を緩める。次に、これまでの過程を見ると、押圧部23がプッシュロッド25のフランジ26に当る段階で、操作力がプッシュロッド25を介して第1圧縮バネ31に加わり、その第1圧縮バネ31を圧縮変形させる。この第1圧縮バネ31の圧縮変形が開始すると、開閉レバー7の操作力量はそれまで第2圧縮バネ32を圧縮変形させる反発力のみであったものが、その反発力が増大し、それに第1圧縮バネ31を圧縮変形させる反発力に抗する操作力が必要になり、開閉レバー7による操作力量が急に増大し、これが開閉レバー7による操作力量の変わり目となる。このような操作力量の段階的な変化が開閉レバー7を操作する者の手に感触として伝わる。つまり、操作する者にその操作力の変化をフィードバックする手段を構成している。
また、開閉レバー7を操作し、第2圧縮バネ32が圧縮されて押圧部23がプッシュロッド25に当りそのプッシュロッド25を押圧する動作が開始するまでは把持部材27が吻合針4を把持した状態のまま維持する。しかも、押圧部23がプッシュロッド25に当る直前または当った後は、持針部5に対して吻合針4の向きや位置を容易に変更が可能な弱い把持力となるようになる。このように第1圧縮バネ31及び第2圧縮バネ32の弾性力が設定されている。
また、ストッパ17に当るまで開閉レバー7を押込み操作したとき、上記把持部材27が図3において破線で示した位置まで移動し、持針部5は吻合針4を解放できる開放状態になる。把持部材27が開いた状態での持針部5の開き幅は吻合針4の太さよりも大きな開き量となるように形成されている。
(作用)
上述した手術用持針器1を腹腔鏡下での手術に使用する場合について説明する。まず、持針器1の挿入部3を図示しないトラッカー等を通じて腹腔内に挿入する。そして、内視鏡による観察下で、持針部5に腹腔内に予め導入されていた吻合針4を把持する操作を行なう。操作者はストッパ17に突き当たるまで開閉レバー7を強く押し込み、その最終位置に開閉レバー7を止める。このような開閉レバー7を押圧する操作時にあっては持針部5の把持部材27は把持面28から離れ、図3に示す矢印E方向へ突き出しており、その間に針4を位置させることが十分可能な開き量となっている。
そこで、把持部材27と把持面28の間に吻合針4を入れ、その状態で、開閉レバー7から手を離す。すると、第1圧縮バネ31の強い弾性力により把持部材27が後退し、把持部材27と把持面28との間に針4を挟み込んでしっかりと把持する。このとき、第2圧縮バネ32の弾発力が加味された力が、スライド受22、スライドロッド9、プッシュピン15を介して開閉レバー7に伝わり、開閉レバー7を起上待機位置に押し戻す。
このようにして、持針器1の持針部5に吻合針4を固定的に把持し、図1(b)に示すように運針することができる。図1(b)は体腔内で吻合針4により糸38により血管39を縫合する状況を示している。
ところで、吻合針4を使用し始めるとき、または使用途中で、持針器1の持針部5に把持した吻合針4の角度や位置がその後の吻合操作に不適切な場合がある。このような場合には、持針部5に対して吻合針4の角度や位置を変更する作業を行なう。この作業は次のような手順で行なう。
まず、開閉レバー7をゆっくりと押し込み、開閉レバー7の押し込み操作力量が急に重くなるところで止め、そのままの位置に開閉レバー7を保持する。この状態ではまだ押圧部23がプッシュロッド25を大きく押し込み操作していない一段階目の操作状態にある。しかし、第2圧縮バネ32が十分に圧縮された状態になり、また、押圧部23がプッシュロッド25に当る等により、開閉レバー7による操作力量が急に増大し、操作力量の変わり目が操作者の手に感触として感じる。また、このとき、第1圧縮バネ31が第2圧縮バネ32によって押されるので、把持部材27による吻合針4の把持力が弱くなる。この把持力が弱くなった状態で持針部5に対して所望の角度や位置に吻合針4をずらす。この調節は体腔内で別の鉗子により吻合針4を挟むことにより、簡単に行なうことができる。そして、吻合針4が所望の位置に把持し直した後、その吻合針4を用いて作業を開始する。
持針部5から吻合針4を解放する場合は開閉レバー7をストッパ17に突き当たる最後まで押し込めば、把持部材27が開き、吻合針4を放すことができる。
(効果)
上述したように本実施形態は、開閉レバー7の操作位置を、持針部5を解放状態と、吻合針4を持針部5に軽く把持した状態と、吻合針4を持針部5に強く把持した状態に選択できるようにし、その各操作位置が操作者に分かるように伝達可能なフィードバック機能を奏する構成としたので、吻合針4を持針部5に軽く把持した状態で吻合針4を容易に所望の位置や角度に調節することができる。把持力を位置調整モードと強固把持モードの2段階に設定したので、吻合針4を把持したままの状態で、吻合針4を所望の角度や位置に調節することができる。吻合針4を把持するために持針器先端部に内蔵された弾性部材を小さい弾性力と大きい弾性力の2段階に構成することで、部品点数の増加や重量が増加することなく、手術用持針器1を構成することができる。なお、この手術用持針器1は開腹手術の場合にも使用できる。
<第2実施形態>
図4および図5を用いて本発明の第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態と同様の構成および作用については同一番号を付与してその説明を省略する。図4は持針器における操作部の縦断面図であり、図5は上記持針器における挿入部の先端部分の縦断面である。
(構成)
本実施形態の手術用持針器1では、開閉レバー7の移動操作部にクリック機構を付加したものである。すなわち、図4に示すように、開閉レバー7の先端にクリック溝50を形成し、このクリック溝50に係合するクリックピン51を本体部2に設けるようにした。上記クリックピン51は本体部2に内蔵された第2の弾性部材としての圧縮バネ52により開閉レバー7の方向へ突き出すように付勢されている。
ここで、開閉レバー7を操作することにより、クリック溝50にクリックピン51が上記圧縮バネ52の弾性力により押し込まれた状態では把持部材27の開き量は図5に示すように把持される吻合針4の太さよりも小さい。このような設定となるように、スライドロッド9のスライド量と、斜面10及び斜面18の傾斜角度等がそれぞれ決定されている。
また、図5に示すように、可動部材としての把持部材27はプッシュロッド(把持ピン)53の先端に設けられており、このプッシュロッド53の内方端には外套管21の内径に略等しい球形のスライド受22が形成されている。このスライド受22の球面はスライドロッド9の斜面18に当っている。この実施形態ではスライド受22がプッシュロッド25と一体に形成されている。
図5に示すように、外套管21内において、プッシュロッド25の外周部分にはその把持部材27を閉じる方向に向けて付勢する弾性力をプッシュロッド25に作用させる第1の弾性部材としての圧縮バネ54が配置されている。この圧縮バネ54の一端はスライド受22に当り、他端は外套管21の先端壁の内面に当り、そのプッシュロッド25を引き込み方向に向けて弾性的に付勢している。
また、上記持針部5は、圧縮バネ54の弾性力により把持部材27と外套管21の間に吻合針4を挟み込むことにより吻合針4を把持するが、その吻合針4を把持する力は吻合時に吻合針4を組織に刺すことによる抵抗に対して十分な把持力を発揮する。このため、意図しないにも拘わらず、吻合針4が、持針部5に対して動いてしまうことがない。
一方、図4に示すように、本体部2には開閉レバー7に作用する圧縮バネ56は常に開閉レバー7を開く方向である矢印F方向にその開閉レバー7を付勢している。また、本体部2には開閉レバー7の操作範囲を制限するストッパ57が設けられている。開閉レバー7を閉じ方向へ最大量押し込むと、開閉レバー7がストッパ57に当るようになっている。ストッパ57に当るまで、開閉レバー7を操作した状態では上記持針部5の把持部材27は図5において破線で示した位置まで開く。図5において破線で示した位置まで把持部材27が開いた状態では吻合に使用する吻合針4の太さよりも十分に大きな開き量となる。
(作用)
本実施形態において、吻合針4を持針部5に把持する場合について説明する。操作者はクリック溝50にクリックピン51が押し込まれた状態よりも強く開閉レバー7を押し込み操作し、ストッパ57に開閉レバー7を突き当てる。この押込み最終状態で把持部材27は吻合針4を嵌め込むことに十分な開き量で開く。開いた把持部材27と外套管21の把持面28の間に吻合針4を位置させた状態で開閉レバー7から手を離すと、圧縮バネ54の弾性力により把持部材27が把持面28との間で吻合針4を強力に把持する。この把持状態では把持部材27の開き量が吻合針4の太さと略同一なので、図4に示すように、クリック溝50にクリックピン51は入っていない。しかし、圧縮バネ56の弾性力により開閉レバー7は図4で示した位置になる。
ところで、持針部5に把持した吻合針4の角度や位置が吻合操作に不適切な場合には持針部5に対して吻合針4の角度や位置を調節する必要がある。このような場合についての手順を説明する。まず、圧縮バネ56の弾性力に抗して開閉レバー7をゆっくりと押し込み操作し、クリック溝50にクリックピン51が入るまで、すなわち操作者がクリック感やクリック音を感じるまで開閉レバー7を押し込む。
そして、クリック溝50にクリックピン51が入り込み、クリック感を感じた位置は把持部材27が開こうとする直前以前にあり、プッシュロッド53は圧縮バネ54の弾性力に抗する向きに動き、圧縮バネ54の弾性力による、吻合針4を挟み込む力を減少させる。しかし、把持部材27の開き量は吻合針4の太さ以上にはならないので、持針部5から吻合針4が外れず、持針部5はそのまま吻合針4を保持する。
この状態で前述した場合と同様、別の鉗子で吻合針4を挟み、吻合針4の角度や位置を変える。吻合針4が所望の位置となったところで、開閉レバー7から手を放すと、再び圧縮バネ54の弾性力により把持部材27が強く閉じ、吻合針4が動かないようになる。開閉レバー7から手を放し、吻合針4を所望の状態でしっかり把持した後に吻合を開始することができる。
吻合終了後、吻合針4を把持部材27から放す場合には開閉レバー7がストッパ57に突き当たるまで開閉レバー7を押し込み操作すれば、把持部材27が吻合針4の太さよりも大きく開き、吻合針4を放すことができる。
(効果)
本実施形態によれば、針4が把持部材27から放されない状態で把持した針4の角度や位置を調節できる開閉レバー7の位置にクリックを設けたので、操作者はクリック感やクリック音等で開閉レバー7が適切な位置にあることを認識することができ、この把持状態のままで、針4の位置調節を容易に実施できる。
なお、本発明は上述した各実施形態のものに限定されない。例えば、一対の回動式把持部材を用いて把持鉗子状に構成した把持部のものにも適用可能である。上記説明によれば、以下のような事項が得られる。
<付記>
1.被把持物を把持して被把持物を取り扱うための手術用把持器具において、
被把持物を把持するための可動部材を有した開閉自在な把持部と、
この把持部に被把持物を把持するために上記把持部の可動部材に閉じる向きの弾性力を与える第1の弾性部材と、
上記第1の弾性部材の弾性力に抗して上記把持部の可動部材を開く向きに操作するための操作部と、
上記操作部の操作に連動して上記第1の弾性部材の弾性力に抗してその第1の弾性部材を変形させる押圧部材と、
上記操作部の操作に連動して変形し、上記把持部に上記被把持物を把持したままで上記被把持物の把持位置の調整が可能な把持力になったところで上記操作部を操作する操作力に変化を与える第2の弾性部材と、
を具備したことを特徴とする手術用把持器具。
2.上記第2の弾性部材は操作部の操作量が規定量になったところで操作力量を増加させるように配置された弾性部材であることを特徴とする第1項に記載の手術用把持器具。
3.上記第2の弾性部材の弾性力は第1の弾性部材よりも小さくなる設定がなされたことを特徴とする第2項に記載の手術用把持器具。
4.上記第2の弾性部材の弾性力は第1の弾性部材よりも大きくなる設定がなされたことを特徴とする第2項に記載の手術用把持器具。
5.上記第2の弾性部材は操作部の操作範囲が規定の量になったところで操作部の操作にクリック感を与えるための部材に弾性力を与えるために配置された弾性部材であることを特徴とする第1項、第2項、第3項または第4項に記載の手術用把持器具。
6.操作部へフィードバックを与えるための第2の弾性部材は、第1,2項の組み合わせ、または第1,2項と第5項を組み合わせたものであることを特徴とする手術用把持器具。
7.術者によって把持される本体部と、上記本体部に設けられた操作部及び操作ダイヤルと、一端が上記本体部と接続され、体腔内に挿入される挿入部と、上記挿入部の他端に設けられた吻合針を把持・固定する吻合針固定部と、上記操作部の操作により、上記持針部に対して離間位置にある第一の位置と、上記持針部との間で上記吻合針を把持した状態で上記吻合針の位置の微調整が可能な第二の位置と、上記吻合針の操作が上記操作ダイヤルによる操作のみで可能となる第三の位置のそれぞれをとることが可能な持針部と、を備えたことを特徴とする持針器。
(a)は第1実施形態に係る持針器全体の外観を示す斜視図、(b)は上記持針器に吻合針を把持して血管を吻合する状況の説明図。 上記第1実施形態に係る持針器における操作部の縦断面図。 上記第1実施形態に係る持針器における挿入部の先端部分の縦断面。 第2実施形態に係る持針器における操作部の縦断面図。 上記第2実施形態に係る持針器における挿入部の先端部分の縦断面。
符号の説明
1…手術用持針器、2…本体部、3…挿入部、4…吻合針、5…持針部
7…開閉レバー、27…把持部材、28…把持面、31…圧縮バネ
32…圧縮バネ、50…クリック溝、51…クリックピン、52…圧縮バネ

Claims (2)

  1. 手術用把持器であって、
    先端部及び基端部を有し、体腔内に挿入される挿入部と、
    前記挿入部の基端部に設けられ、操作者によって保持操作される本体部と、
    前記挿入部の先端部に設けられ、被把持物を把持する把持部と、
    を具備し、
    前記本体部は、閉方向側の非操作位置と開方向側の最大操作位置との間で開閉方向に移動可能であり操作者によって開方向に操作される操作部を有し、
    前記挿入部は、開閉方向に移動可能な伝達部材を有し、
    前記把持部は、
    前記被把持物を把持する閉位置と前記被把持物を解放する開位置との間で開閉方向に移動可能な可動部材と、
    前記可動部材を閉方向に付勢している第1の弾性部材と、
    前記可動部材と前記伝達部材との間に介設され、開閉方向に移動可能であり、閉方向側に配置され前記可動部材から離間されている離間状態と開方向側に配置され前記可動部材に接触されている接触状態との間で切替可能であり、前記操作部が開方向に操作される場合には前記伝達部材を介して開方向に付勢され、開方向に付勢されている場合であって前記接触状態にある場合には前記可動部材を開方向に付勢する操作部材と、
    前記可動部材と前記操作部材との間に介設され、開閉方向に変形可能であり、前記第1の弾性部材の弾性力以下の弾性力を生成し、前記可動部材を前記開方向に付勢すると共に前記操作部材を閉方向に付勢して前記伝達部材を介して前記操作部を閉方向に付勢している第2の弾性部材と、
    を有し、
    前記手術用把持器は、
    前記操作部が前記非操作位置にある場合には、前記第2の弾性部材によって前記操作部が閉方向に付勢されて前記非操作位置に保持されると共に、前記第1の弾性部材によって前記可動部材が閉方向に付勢されて前記閉位置に保持され、前記把持部によって把持されている前記被把持物によって組織を処置可能となるような把持力で前記把持部によって前記被把持物が把持される、把持モードをとり、
    前記操作部が前記非操作位置と所定の切替位置との間にある場合には、前記操作部材は前記離間状態にあり、前記第2の弾性部材の弾性力に抗して前記操作部を開方向に操作することで、前記第2の弾性部材が圧縮変形され、前記第2の弾性部材によって前記第1の弾性部材の弾性力に抗して前記可動部材が開方向に付勢され、前記可動部材が前記閉位置に配置されたままで前記被把持物に対する前記把持部の把持力が減少され、前記把持部によって把持されている前記被把持物の配置を調節可能となるような把持力で前記把持部によって前記被把持物が把持される、調節モードをとり、
    前記操作部が前記切替位置と前記最大操作位置との間にある場合には、前記操作部材は前記接触状態にあり、前記第1及び前記第2の弾性部材の弾性力に抗して前記操作部を開方向に操作することで、前記操作部材によって前記可動部材が開方向に移動されて前記開位置に配置され、前記把持部から前記被把持物が解放される、解放モードをとり、
    前記操作部を開方向に操作する場合には、前記切替位置において、前記操作部を操作するのに必要な操作力が前記第2の弾性部材の弾性力に抗する力から前記第1及び前記第2の弾性部材の弾性力に抗する力に切り替わる、
    ことを特徴とする手術用把持器。
  2. 手術用把持器であって、
    先端部及び基端部を有し、体腔内に挿入される挿入部と、
    前記挿入部の基端部に設けられ、操作者によって保持操作される本体部と、
    前記挿入部の先端部に設けられ、被把持物を把持する把持部と、
    を具備し、
    前記本体部は、閉方向側の非操作位置と開方向側の最大操作位置との間で開閉方向に移動可能であり操作者によって開方向に操作される操作部を有し、
    前記挿入部は、開閉方向に移動可能な伝達部材を有し、
    前記把持部は、
    前記被把持物を把持する閉位置と前記被把持物を解放する開位置との間で開閉方向に移動可能であり、前記操作部が開方向に操作される場合には前記伝達部材を介して開方向に付勢される可動部材と、
    前記可動部材を閉方向に付勢し、前記伝達部材を介して前記操作部を閉方向に付勢している弾性部材と、
    を有し、
    前記手術用把持器は、
    前記操作部が前記非操作位置にある場合には、前記弾性部材によって、前記操作部が閉方向に付勢されて前記非操作位置に保持されると共に、前記可動部材が閉方向に付勢されて前記閉位置に保持され、前記把持部によって把持されている前記被把持物によって組織を処置可能となるような把持力で前記把持部によって前記被把持物が把持される、把持モードをとり、
    前記操作部が前記非操作位置と所定の切替位置との間にある場合には、前記弾性部材の弾性力に抗して前記操作部を開方向に操作することで、前記可動部材が開方向に付勢され、前記可動部材が前記閉位置に配置されたままで前記被把持物に対する前記把持部の把持力が減少され、前記把持部によって把持されている前記被把持物の配置を調節可能となるような把持力で前記把持部によって前記被把持物が把持される、調節モードをとり、
    前記操作部が前記切替位置と前記最大操作位置との間にある場合には、前記弾性部材の弾性力に抗して前記操作部を開方向に操作することで、前記可動部材が開方向に移動されて前記開位置に配置され、前記把持部から前記被把持物が解放される、解放モードをとり、
    前記本体部は、前記非操作位置と前記切替位置との間の係止位置において前記操作部を係止可能であり、前記操作部を係止する際に操作者にクリック感をフィードバックするクリック機構を有する、
    ことを特徴とする手術用把持器。
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