JPH0953053A - 2液混合硬化型樹脂の混合状態判定方法 - Google Patents

2液混合硬化型樹脂の混合状態判定方法

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JPH0953053A
JPH0953053A JP20324095A JP20324095A JPH0953053A JP H0953053 A JPH0953053 A JP H0953053A JP 20324095 A JP20324095 A JP 20324095A JP 20324095 A JP20324095 A JP 20324095A JP H0953053 A JPH0953053 A JP H0953053A
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JP
Japan
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mixing
curing agent
state
component
discharge
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Pending
Application number
JP20324095A
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English (en)
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Takayuki Matsuoka
孝幸 松岡
Nobuyuki Shibata
信之 芝田
Kenichi Nakamura
健一 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0953053A publication Critical patent/JPH0953053A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2液混合硬化型樹脂の混合状態判定方法であ
って、主剤と硬化剤の混合状態をオンラインで管理する
2液混合硬化型樹脂の混合状態判定方法を提供する。 【構成】 各々の貯蔵部から各々の計量部1、2に収容
された主剤10と硬化剤11を混合し、それらの混合物
を吐出させ、硬化させ、接着をおこなう2液混合硬化型
樹脂の混合状態判定方法であって、吐出前後の主剤10
と硬化剤11の計量部1、2における液面変位を測定す
ることにより、それらの混合比を算定し、主剤10と硬
化剤11の混合状態を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2液混合硬化型樹脂の
混合状態判定方法に関し、特に、微量な樹脂の混合状態
を液面の変位量を測定することにより判定する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバコネクタの組み立てにおいて
は、光ファイバと光ファイバフェルールを微量な2液混
合硬化型樹脂で接着するが、その際、接着に使用する微
量な2液混合硬化型樹脂の混合比および攪拌状態を管理
する必要がある。例えば、一回の吐出量が18mg、混
合比が主剤:硬化剤=10:1という条件で接着を行う
場合には、主剤を16.4mg、硬化剤を1.6mgと
いう微量で吐出する必要がある。従来の手作業による方
法では、例えば電子天秤で重量測定をしているが、一回
吐出分の主剤と硬化剤を正確に重量測定し、攪拌するこ
とが困難であるので、主剤10gと硬化剤1gという多
量の樹脂を混合して、攪拌した混合物を18mgずつに
分けて使用していた。この場合には、オンラインでの混
合比の測定はできない。また、自動吐出機を使用するこ
とで混合物を微量吐出させることはできるが、その混合
物の混合比を確認する方法としては、数十回分の吐出量
をオフラインで定期的に測定することによって行ってい
た。この吐出量の管理は重要である。例えば、硬化剤の
吐出量、従って混合比が±25%変動すると、硬化物の
硬度が著しく低下し、強度不足となり、光ファイバコネ
クタの接続においては、光ファイバが突き出したり、抜
けたりする重大欠陥が発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
微量の2液混合硬化型樹脂による接着には、次のような
問題があった。即ち、複数回の接着分の混合物の平均的
な混合比しか管理できず、微量吐出量である一回の接着
分ごとの混合比が変動しても、それを確認することがで
きなかった。また、オンラインで一回の接着分ごとの正
確な混合比を管理することができなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決した2液混合硬化型樹脂の混合状態判定方法を提供
するもので、各々の貯蔵部から各々の計量部に収容され
た主剤と硬化剤を混合し、それらの混合物を吐出させ、
硬化させ、接着をおこなう2液混合硬化型樹脂の混合状
態判定方法であって、吐出前後の主剤と硬化剤の計量部
における液面変位を測定することにより、それらの混合
比を算定し、主剤と硬化剤の混合状態を判定することを
特徴とするものである。ここで、計量部とは、一回の吐
出重量分に相当する体積の変化が精度よく測定可能な液
面の変位になるような形状をしている。従って、計量部
の容積および水平断面積は大きくすることが出来ないの
で、貯蔵部から所定量づつの主剤と硬化剤をそれぞれの
計量部に収容して液面の変位を測定する。
【0005】
【作用】上述のように、吐出前後の主剤と硬化剤の計量
部における液面変位を測定することにより、主剤と硬化
剤の微量の供給量を管理することができるので、それら
の値から主剤と硬化剤の一回吐出ごとの混合比を算定
し、混合状態をオンラインで管理することができる。
【0006】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明にかかる2液混合硬
化型樹脂の混合状態判定方法の一実施例の説明図であ
る。図中、1は内径が12mmの主剤を収容するタンク
からなる計量部、2は内径6mmの透明な管からなる硬
化剤を収容するタンクからなる計量部、3はマイクロギ
アポンプからなる主剤用吐出部、4は同じくマイクロギ
アポンプからなる硬化剤用吐出部、5はローターで攪
拌、混合する混合攪拌部、6は市販の超音波センサーか
らなり、計量部1における主剤の表面位置の変位を測定
する変位計、7は市販のレーザーセンサーからなり、計
量部2における硬化剤の表面位置の変位を測定する変位
計、8は制御器である。図1において、主剤10および
硬化剤11は、それらが収容されている計量部1、2か
らそれぞれの吐出部3、4において一回の吐出分に相当
する所定量で吐出されて、配管9a、9bを経て混合攪
拌部5に供給され、そこで攪拌、混合されて吐出口12
より吐出される。なお、接着剤は例えば、主剤として E
PO-TEK 353ND partA、硬化剤としてEPO-TEK 353ND part
B (いずれもEpoxy Technology社製の商品名)を10:
1の重量比で使用する。あるいは、主剤として STYCAST
2057 、硬化剤として CATALYST9 (いずれもグレース
・ジャパン製の商品名)を100:7の重量比で使用す
る。
【0007】上記実施例の方法を用いると、2液混合硬
化型樹脂の混合状態を精度よく管理することができる。
即ち、主剤10をその貯蔵部(図示されず)から計量部
1に収容し、100回の吐出回数における吐出量(g)
と液面の変位量(mm)を変位計6で測定し、変位量か
ら算出した吐出量と実測の吐出量を比較した。その結
果、両者の差は重量測定時の誤差に基づくものであり、
混合物の品質に問題を生じない範囲の大きさであった。
また、この場合、1mmの変位量での吐出量は0.13
9gであり、変位計6の分解能は0.1mmであるの
で、0.0139gの差を検出できることになる。この
値は接着剤の混合比を管理する上で十分な値である。一
方、硬化剤11は一回の吐出量が少なく、その変位量の
測定には精度を要する。そこで、硬化剤11をその貯蔵
部(図示されず)から透明なタンクからなる計量部2に
収容し、計量部2の外側からレーザー光を用いて変位計
7で変位量を測定することにより、精度よく変位を測定
することができる。即ち、透明な管からなる硬化剤の計
量部2の内径は6mmであるので、1mmの変位量は
0.0336gに相当する。この場合、レーザーセンサ
ーからなる変位計7の分解能は0.01mmであるの
で、0.000336gの重量差を検出できることにな
る。この値は接着剤の混合比を管理する上で十分な値で
ある。
【0008】変位計6、7による主剤10と硬化剤11
の重量の測定結果は、以下のようにオンラインで処理す
る。そのブロック線図を図2に示す。即ち、変位計6、
7のアナログ出力データ(0〜5V)を制御器8に入力
する。制御器8は、そのデータを数値変換して、所定の
混合比であるかどうかを演算チェックする。その結果、
混合比が所定の範囲内である場合には、混合攪拌部5を
作動させて吐出口12からフェルールの接着部に接着剤
を吐出させる。また、混合比が所定の範囲外である場合
には、アラームが出るようにするとともに、混合攪拌部
5を作動させて接着剤を吐出、廃棄する。また、必要に
応じて、個々の吐出データを蓄積し、数回分の吐出量で
の混合比を算出して、その結果、吐出量を調節する必要
があれば、吐出部3、4の吐出量を調節する。
【0009】なお、本発明において、液面変位を測定す
る手段は上記実施例に限定されるものではない。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
々の貯蔵部から各々の計量部に収容された主剤と硬化剤
を混合し、それらの混合物を吐出させ、硬化させ、接着
をおこなう2液混合硬化型樹脂の混合状態判定方法であ
って、吐出前後の主剤と硬化剤の計量部における液面変
位を測定することにより、それらの混合比を算定し、主
剤と硬化剤の混合状態を判定するため、主剤と硬化剤の
微量の供給量を管理することができるので、それらの値
から主剤と硬化剤の一回吐出ごとの混合比を算定し、混
合状態をオンラインで管理することができるという優れ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2液混合硬化型樹脂の混合状態判
定方法の一実施例の説明図である。
【図2】上記実施例のブロック線図である。
【符号の説明】
1、2 計量部 3、4 吐出部 5 混合攪拌部 6、7 変位計 8 制御器 9a、9b 配管 10 主剤 11 硬化剤 12 吐出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々の貯蔵部から各々の計量部に収容さ
    れた主剤と硬化剤を混合し、それらの混合物を吐出さ
    せ、硬化させ、接着をおこなう2液混合硬化型樹脂の混
    合状態判定方法であって、吐出前後の主剤と硬化剤の計
    量部における液面変位を測定することにより、それらの
    混合比を算定し、主剤と硬化剤の混合状態を判定するこ
    とを特徴とする2液混合硬化型樹脂の混合状態判定方
    法。
JP20324095A 1995-08-09 1995-08-09 2液混合硬化型樹脂の混合状態判定方法 Pending JPH0953053A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007099810A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Nissan Motor Co Ltd 2液混合型樹脂の管理方法
JP2009269013A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Samsung Heavy Ind Co Ltd 混合比の制御が可能な塗装装置及び塗装方法
JP2012517503A (ja) * 2009-02-06 2012-08-02 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 室温硬化性エポキシ接着剤

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