JP2890331B2 - 質量流量測定方法 - Google Patents

質量流量測定方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、高粘度、低
電導度でかつスラリー性流体、例えば、樹脂原料、塗料
などのように粘度が大幅に変化する流体の質量流量を測
定する場合、あるいは同一質量流量計で多品種の流体の
質量流量を測定する場合において、質量流量測定値の精
度の向上を図ることができる質量流量測定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の質量流量測定方法として
は、1)コリオリ力等を利用して連続かつ瞬時に直接計
測することができる質量流量計で測定する方法、2)測
定流量を保有する容器の重量の一定時間当たり減量値か
ら流量を演算する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
1)の方法においては、測定流体が変わったり、同一流
体の場合でも粘度等が大きく変化した時には、質量流量
計の指示誤差が大きくなる場合があるため、流体条件が
変わる度に実際の流量を検量し、流量計の補正を人が行
う必要があった。
【0004】また、上記2)の方法の場合の演算時間は
そのまま応答遅れとなるため、測定精度及び制御におけ
る応答遅れが問題となる。さらに、一般的にロードセル
を使用した秤の精度は1/2000程度であり、秤のス
ケールをWとすると、誤差WeはWe=W/2000で
あり、一定時間あたり減量値dWに対し流量演算の誤差
EはE=We/dWとなり、質量流量に対して要求され
る精度が2%とした場合、0.02=W/(2000×
dW)であり、W/dW=40となる。すなわち、秤の
スケールは1演算時間の流量の40倍以下でなければな
らないため、演算時間を1分とした場合、40分未満に
1回の原料供給が行わなければならず、原料供給中は演
算ができないため、制御不能のままの運転にならざるを
えない。
【0005】このように、従来公知の方法は精度、応答
速度に問題があり、多品種又は同一測定流体の粘度が大
幅に変化する時の質量流量を精度よく、応答速度を早く
かつ連続的に測定する方法が望まれていた。また、質量
流量計の補正は計測の専門的な知識が要求され、補正に
要する時間も長いため、この補正時間をなくすことによ
って設備の稼働率を向上させることが望まれていた。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、質量流量の測定におい
て、精度よく、応答時間を早く、かつ連続的に計測する
ことができる上に、補正時間をなくすことができて、設
備の稼働率を大幅に向上させることができる質量流量測
定方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、測定流体を保有する容器の重量の一定時
間当たりの減量値から求めた流量信号に基づいて、質量
流量計により計測された測定信号を補正するものであ
る。
【0008】
【作用】本発明の質量流量測定方法にあっては、質量流
量計により計測された測定信号を、測定流体を保有する
容器の重量の一定時間当たりの減量値から求めた流量信
号によって補正して、上記質量流量計により計測された
測定値の精度の向上を図る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。
【0010】被計量物質が計量槽1から供給ポンプ2に
より連続的に供給されており、これをコリオリ力を利用
した質量流量計3にて測定して測定値Aを得る。一方、
計量槽1は重量計4にて重量信号Bを得る。この信号B
と、遅れ演算器5によって得られた一定時間前の重量信
号Cから減算器6で減算を行い減算信号Dが算出され、
この重量信号から演算で求めた流量信号Dを、積算器8
で測定値Aを一定時間積算した信号Eによって比率演算
器7にて除算を行い補正値Fを得る。この補正値Fを乗
算演算器9で質量流量計3の信号Aに乗じて補正された
測定値Gを得て、受信計10で表示する。
【0011】さらに具体的に実施した一例について説明
すると、使用流体は顔料樹脂で粘度は50〜150ポイ
ズの間で変動する。この粘度変化に対し、コリオリ力を
応用した質量流量計で測定した指示値は実測値との比較
で ±10%以上の誤差を示した。
【0012】一方、1分間当たりの使用量は常用で1.
3kgであるが、これを10分間の重量計の減量値で補
正することとした。重量計の測定レンジは、補正をかけ
るべき減量演算値の精度を±2%以内とするため、上記
の通りW=40×dWから10分間の使用量の40倍以
下である500kgとした。補正値の演算は10分前と
現在の重量値との差を10分間の質量流量計の積算値で
除することにより求めるが、この補正演算は2分周期で
行っている。
【0013】また、供給開始または原料補給後10分以
内の間は2分経過毎に、経過時間の重量減量値と質量流
量計の信号の積算値から補正値を求め補正を行うことに
より、補正されない時間を短くしている。
【0014】この結果、供給を開始して10分以内では
減量演算値の精度が±2%を上回ることがあるため、補
正結果も2%を数%越えているが質量流量計の指示その
ものの誤差よりはかなり改善された。また、供給開始1
0分以降では補正値は実測値に対し±2%の誤差以内に
入っていることが確認できた。
【0015】上記実施例を表1に示した。この表におい
ては、実測流量が1.3kg/min、質量流量計の誤
差が+10%、秤の誤差は2分毎に+1/2000、±
0をくりかえすものとする。実際の秤の誤差はこの数値
より小さいので誤差は表1よりも小さいものとなる。
【0016】
【表1】
【0017】なお、本実施例においては、コリオリ力を
利用した質量流量計を用いて説明したが、これに限ら
ず、マグヌス効果あるいはジャイロスコープの原理など
を利用して直接質量流量を計測するものでもよい。
【0018】
【発明の効果】多品種または同一測定流体において粘度
等の条件が大幅に変化した場合の質量流量測定におい
て、上記従来公知の方法は、精度、応答速度及び連続測
定に問題があったが、上記のように構成した本発明によ
れば、事前に人手による検量を行っての質量流量計の補
正を省くことができ、質量流量を高精度で連続的に、か
つ応答遅れのない測定が可能となる。また、重量計のみ
で減量値から質量流量を求める場合には、減量演算周期
は極力短くする必要があるので原料供給の回数が多くな
ってしまうが、本発明ではこの演算周期の時間を長くで
きるので重量計の測定レンジを大きくし、原料供給の回
数を少なくすることができ、原料の仕込みにかかる人
手、時間の節約となる。さらに、測定容器に原料が供給
される場合には、手動または自動的に自動補正を切り離
すことにより、測定は何ら中断されることなく、また、
重量計減量演算で求める方式において避けられない制御
不能のままの運転も全く生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するための装置の一例を示
す概略構成図である。
【符号の説明】
1 計量槽(容器) 3 質量流量計 4 重量計 A 測定値 D 減算信号 E 積算信号 F 補正値 G 補正された測定値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01F 1/76

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定流体を保有する容器の重量の一定時
    間当たりの減量値から求めた流量信号に基づいて、質量
    流量計により計測された測定信号を補正することを特徴
    とする質量流量測定方法。
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