JPH0527351A - 写真用添加剤の調整方法 - Google Patents

写真用添加剤の調整方法

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JPH0527351A
JPH0527351A JP18101491A JP18101491A JPH0527351A JP H0527351 A JPH0527351 A JP H0527351A JP 18101491 A JP18101491 A JP 18101491A JP 18101491 A JP18101491 A JP 18101491A JP H0527351 A JPH0527351 A JP H0527351A
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JP
Japan
Prior art keywords
solvent
adjustment
amt
additive
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP18101491A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Kimura
英昭 木村
Nobuo Nakamura
信生 中村
Seiichi Ishimori
誠一 石森
Nakamasa Satou
中正 佐藤
Yukihiro Sakai
幸弘 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH0527351A publication Critical patent/JPH0527351A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】調整段階での生産性を高め、高い精度で目的の
溶解濃度に調整できるようにする。 【構成】粉体からなる写真用添加剤を溶解設備1に投入
して溶媒により溶解する調整方法において、写真用添加
剤の投入量を目標の投入量近くに概量で計量し、その後
その投入量を精秤し、この精秤した量に対して所定の濃
度に仕上げるための溶媒量を計量しながら溶媒の投入を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真感光材料用の粉体
からなる添加剤を計量して所定量の溶媒に溶解する調整
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】写真感光材料における添加剤として、粉
体のものがある。この場合、その添加剤のうち増感剤や
抑制剤は微妙な濃度の差異が、写真性能に大きく影響す
る。
【0003】従来は、溶解釜内に、写真用添加剤を投入
する場合における計量は、専ら人手により計量および溶
解が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、溶解釜にロード
セルを設けて、減量式で振動フィーダーやスクリューフ
ィーダーにより、切り出された量を計量することが知ら
れているが、その計量精度として、0.1 %が限界であ
り、どうしても作業員による計量に頼らざるを得ない。
しかし、これでは生産性が著しく低い。
【0005】また、対象の切り出し物がパラフィン状の
ものや付着性のあるものであると、切り出し装置に付着
を生じ、切り出し量にバラツキがあり、仕上がり濃度の
バラツキを生じる。これに対して、人手では付着ロスを
生じない溶解釜への投入が可能となる。
【0006】したがって、本発明の課題は、生産性が高
く、しかも溶解濃度の精度が充分であるようにすること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、粉体からな
る写真用添加剤を溶解設備に投入して溶媒により溶解す
る調整方法において、前記写真用添加剤の投入量を目標
の投入量近くに概量で計量し、その後その投入量を精秤
し、この精秤した量に対して所定の濃度に仕上げるため
の溶媒量を計算して溶媒の計量投入を行うことで解決で
きる。この場合、概量の計量を振動フィーダーやスクリ
ューフィーダーにより溶解設備内への投入前に行い、精
秤は投入した後に行うことができる。また、あるバッチ
の調整が終了し、次のバッチの調整開始前において、調
整済液を空け込む際に、調整に用いる溶媒の残部を投射
して溶解設備内を洗い流すとロスが少なくなる。
【0008】
【作用】本発明者らは、この種の写真用添加剤の調整に
あたり、基本的に必要なのは、その溶解濃度であって、
調整後の液の量ではないことを基本要素として、適切な
調整方法の開発にあたった。
【0009】その結果、写真用添加剤の投入量を目標の
投入量近くに、振動フィーダーやスクリューフィーダー
により溶解設備内への投入前に行い概量で計量し、その
後その投入量を溶解釜を吊るロードセルなどにより精秤
し、この精秤した量に対して所定の濃度に仕上げるため
の溶媒量を計算しながら溶媒の計量投入を行うと、所定
目標の溶解濃度は充分満たすことができることを知見し
た。この場合、添加剤の量は、概量であるために、調整
液の量はある範囲ではらつくことを避け得ないが、前述
のように、写真用添加剤の調整にあたり、基本的に必要
なのは、その溶解濃度であって、調整後の液の量ではな
いことからすれば、きわめて合理的な方法であることが
判明した。
【0010】
【実施例】以下本発明を図面を参照しながら実施例によ
りさらに詳説する。図1は本発明に係る調整設備の全体
図で、1は調整釜で、この調整釜1に対して、粉体状写
真添加剤が添加剤貯槽2から、および溶媒が溶媒タンク
3から投入されるようになっている。
【0011】ロードセル5などにより吊られた添加剤貯
槽2から調整釜1への途中には、振動フィーダーなどの
切り出し機4が設けられている。また、溶媒タンク3か
ら調整釜1への経路の途中にもオーバルなどの計量精度
の高い流量計6Aおよび流量調節弁6Bが設けられてい
る。さらに、調整釜1には、精秤を行うために、ロード
セル7が設けられている。8は計量演算器である。
【0012】このように構成された設備においては、ま
ず写真用添加剤が添加剤貯槽2から切り出し機4により
切り出されて調整釜1内に投入される。この場合、その
投入量は目標の投入量近くに設定され、添加剤貯槽2に
付設されたロードセル5により投入量を概量で計量しな
がら、切り出し機4を作動させて調整釜1内に投入され
る。次いで、その後その投入量を溶解釜1を吊るロード
セル7などにより精秤し、このロードセル7から精秤し
た計量値に基づいて、所定の溶解濃度に仕上げるための
溶媒量が、計量演算器8により演算され、その演算値が
流量調節計6に与えられ、流量調節弁6Bにより、当該
量の溶媒が調整釜1内に投入される。調整釜1では添加
剤の溶媒による溶解が行われ、調整済の液は適宜の時点
で、使用先に供給される。
【0013】ここで、溶媒についての流量計としては、
実施例では容積式のオーバル流量計を用いたが、溶媒タ
ンク3におけるロードセル、差圧伝送式など適宜のもの
を用いることができるが、いずれにしても、溶媒などの
流体の計量は、粉体の計量よりはるかに精度よく計量で
きるので、溶解釜でのロードセル7などと組み合わせる
ことにより、精度の高い溶解濃度とすることができる。
【0014】なお、付着性の高い粉体を溶解する場合な
どにおいては、調整釜1内の液をこれを転倒するなどし
て空け込むとき、予め所定の濃度とするに必要な溶媒量
をV(Va+Vb)とするとき、一部の溶媒量Vaで調
整釜1内での溶解を行い、その後残部の溶媒量Vbで調
整釜1内に溶媒を噴霧して、内面に付着した液を洗い流
すようにすると、ロスまたは洗浄の手間を省略すること
ができるなどの点で好ましい。
【0015】(実施例)図1に示す本発明の調整方法
と、比較例の調整方法とを比較したところ、その溶解濃
度のばらつきは、表1に示す通りとなった。ここで、比
較例は、ロードセルにて計量しながら調整釜内に切り出
し、その計量値に対して必要な溶媒量を加えて溶解を図
る方法である。また、溶解濃度は得られた調整済液を分
光光度計により測定し、設定値に対する偏差として表に
示した。
【0016】
【表1】
【0017】この表の結果によると、付着性が殆どない
塩化ナトリウムについては、溶解濃度の偏差として、本
発明法と比較例との差異はないが、付着性の高い活性剤
Aおよび活性剤Bについては、比較例に対して著しく溶
解濃度調整精度が高まることが判明する。
【0018】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、生産性が
高く、しかも高い精度で目的の溶解濃度に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る調整設備の概要図である。
【符号の説明】
1…調整釜、2…添加剤貯槽、3…溶媒タンク、4…切
り出し機、5…ロードセル、6…流量調節計、7…ロー
ドセル、8…計量演算器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 中正 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 酒井 幸弘 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉体からなる写真用添加剤を溶解設備に投
    入して溶媒により溶解する調整方法において、 前記写真用添加剤の投入量を目標の投入量近くに概量で
    計量し、その後その投入量を精秤し、この精秤した量に
    対して所定の濃度に仕上げるための溶媒量を計算して溶
    媒の計量投入を行うことを特徴とする写真用添加剤の調
    整方法。
  2. 【請求項2】概量の計量を溶解設備内への投入前に行
    い、精秤を投入した後に行う請求項1記載の写真用添加
    剤の調整方法。
  3. 【請求項3】あるバッチの調整が終了し、次のバッチの
    調整開始前において、調整済液を空け込む際に、調整に
    用いる溶媒の残部を投射して溶解設備内を洗い流す請求
    項1記載の写真用添加剤の調整方法。
JP18101491A 1991-07-22 1991-07-22 写真用添加剤の調整方法 Pending JPH0527351A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06226068A (ja) * 1993-02-08 1994-08-16 Hisaka Works Ltd 粉体溶解装置
JP2012228690A (ja) * 2005-07-27 2012-11-22 Cargill Inc 溶液製造システムおよび方法
US9156013B2 (en) 2005-07-27 2015-10-13 Cargill, Incorporated Solution making system and method
US10352370B2 (en) 2011-09-21 2019-07-16 Gkn Driveline North America, Inc. Method of forming a constant velocity joint boot

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