JPH0952415A - 孔版原版カセット、孔版形成装置、スタンプ装置、スタンプ印刷方法及びシステム、孔版原版の位置決め装置並びにスタンプの載置装置 - Google Patents

孔版原版カセット、孔版形成装置、スタンプ装置、スタンプ印刷方法及びシステム、孔版原版の位置決め装置並びにスタンプの載置装置

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JPH0952415A
JPH0952415A JP22715295A JP22715295A JPH0952415A JP H0952415 A JPH0952415 A JP H0952415A JP 22715295 A JP22715295 A JP 22715295A JP 22715295 A JP22715295 A JP 22715295A JP H0952415 A JPH0952415 A JP H0952415A
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stamp
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cassette
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Atsushi Nakamura
淳 中村
Sadatoshi Nakamura
定利 中村
Koji Deguchi
幸司 出口
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感熱孔版原版2をスタンプ装置1に係止させ
るための特別の手段を要することなく、孔版原版を容易
に装着できるようにする。 【解決手段】 スタンプ装置1は、粘性のインクが含浸
しているインク含浸体3を備えている。穿孔部が形成さ
れている感熱孔版原版2は、インク含浸体3にインクの
粘性により粘着保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、着脱自在な孔版
原版を用いたスタンプ装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】孔版原版を用いた従来のスタンプ装置で
は、専用の電子機器で所望の形状の孔版が形成された感
熱孔版原版が予め取り付けられているインク含浸体を用
いているものがある。また、孔版原版の取り替え可能な
スタンプ装置において、孔版原版を枠体に張設するなど
してスタンプ装置本体に取り付けているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
含浸体に感熱孔版原版が予め取り付けられているスタン
プ装置では、複数種類の異なる版を作成したい場合や、
製版形成に失敗した場合などは、スタンプ本体を複数個
用意しなければならず、感熱孔版原版のみを交換してイ
ンク含浸体を繰り返し使えることができず、きわめて不
経済であった。
【0004】また、従来の孔版原版の取り替え可能なス
タンプ装置においても、孔版原版は枠体に張設するなど
の特別な手段が必要なため、交換作業が煩雑であった。
この発明は、スタンプ印刷用の孔版原版の取扱いが簡単
な孔版原版カセットを提供することを目的とする。
【0005】また、この発明は、孔版原版のみを簡単に
交換できてインク含浸体への着脱を繰り返し可能にした
スタンプ装置及びスタンプ印刷システムを提供すること
を目的とする。また、この発明は、孔版原版の作成や交
換が容易かつ迅速に行えるようにした孔版形成装置及び
スタンプ装置を提供することも目的とする。
【0006】さらに、この発明は、インク含浸体に孔版
原版が常に張設された状態で使用できるようにしたスタ
ンプの載置装置を提供することを目的とする。そのう
え、この発明は、インクで汚すことなく、テーブル等の
上部に載置することが可能なスタンプの載置装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、スタンプ印刷用の孔版原
版をカセット本体に収納してなる孔版原版カセットであ
る。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の孔版原
版カセットにおいて、前記カセット本体には、前記孔版
原版を支持する支持部材が収納されているものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、スタンプ印刷用
の孔版原版を収納した孔版原版カセットが装着されるカ
セット装着部と、このカセット装着部に装着された前記
孔版原版カセットに収納されている孔版原版に穿孔部を
孔版形成する穿孔手段と、を備えている孔版形成装置で
ある。請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の孔版
形成装置において、前記穿孔手段により穿孔部が孔版形
成された前記孔版原版を切断する切断手段をさらに備え
ているものである。
【0009】請求項5に記載の発明は、スタンプ装置本
体に、粘性のインクが含浸しているインク含浸体を備
え、穿孔部が形成されている孔版原版を前記インク含浸
体に前記インクの粘性により粘着保持するスタンプ装置
である。請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のス
タンプ装置において、前記インク含浸体の側部周囲に
は、前記インクの浸み出しを防止する浸み出し防止部材
が設けられているものである。
【0010】請求項7に記載の発明は、スタンプ印刷用
の孔版原版がカセット本体に収納された孔版原版カセッ
トを孔版形成装置に装着し、この孔版形成装置により前
記孔版原版に孔版形成を行う工程と、スタンプ装置に設
けられた、粘性のインクが含浸されているインク含浸体
に、前記孔版形成後の孔版原版をインクの粘性により粘
着保持させる工程と、前記孔版原版を粘着保持した前記
スタンプ装置のスタンプ操作で、当該孔版原版の穿孔部
の形状に対応したスタンプ印刷を被印刷媒体に施す工程
と、を含んでなるスタンプ印刷方法である。
【0011】請求項8に記載の発明は、スタンプ印刷用
の孔版原版をカセット本体に収納してなる孔版原版カセ
ットと、該孔版原版カセットが装着されているカセット
装着部とこのカセット装着部に装着された前記孔版原版
カセットに収納されている前記孔版原版に穿孔部を孔版
形成する穿孔手段とを有する孔版形成装置と、スタンプ
装置本体に粘性のインクが含浸されたインク含浸体を備
え、前記孔版形成装置により穿孔部が孔版形成された孔
版原版を前記インク含浸体にインクの粘性により粘着保
持させ、前記スタンプ装置本体の被印刷媒体に対するス
タンプ操作により前記孔版原版の穿孔部の形状に対応し
たスタンプ印刷を行うスタンプ装置と、を備えてなるス
タンプ印刷システムである。
【0012】請求項9に記載の発明は、孔版形成された
孔版原版を予め定められている所定位置に位置決めする
位置決め部と、この位置決め部により所定位置に位置決
めされている孔版原版上にスタンプ装置を載置する際
に、当該スタンプ装置に設けられたインク含浸体が前記
孔版原版の所定位置に載置するように、前記スタンプ装
置を案内するスタンプ案内部と、を備えている孔版原版
の位置決め装置である。
【0013】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の孔版原版の位置決め装置において、前記孔版原版は
矩形形状であって、前記位置決め部は、前記孔版原版の
面方向の位置決めをするための一対の第1の凸部と、前
記孔版原版の厚さ方向の位置決めをする第2の凸部と、
を備えているものである。
【0014】請求項11に記載の発明は、インクを含浸
しているインク含浸体を有するスタンプ装置が、該イン
ク含浸体を下にして載置されるスタンプ載置部と、前記
スタンプ装置を前記スタンプ載置部上に載置した際に、
前記インク含浸体と前記スタンプ載置部との間に所定の
間隔を空けた状態で前記スタンプ装置を保持するスタン
プ保持手段と、を備えているスタンプの載置装置であ
る。
【0015】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載のスタンプ載置装置において、前記スタンプ保持手
段は互いに所定の間隔をおいて配置されている一対のス
タンプ保持部から形成され、この一対のスタンプ保持部
は、前記スタンプ装置の前記インク含浸体の外側位置に
設けられた被保持部を保持するものである。
【0016】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載のスタンプの載置装置において、前記スタンプ装置
のインク含浸体の下部にスタンプ印刷用の孔版原版が保
持されており、前記一対のスタンプ保持部と前記スタン
プ装置の被保持部との挟持により前記孔版原版を前記イ
ンク含浸体に対し張設するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
〔発明の実施の形態1〕まず、この発明の実施の形態1
の構成について説明する。図1に示すように、スタンプ
装置1は、スポンジに粘性のインクが含浸されていて、
帯状で可撓性を有する感熱孔版原版2がインクの粘性に
より表面に着脱可能に粘着保持される6面体のインク含
浸体3と、このインク含浸体3が底部に取り付けられた
インク含浸体保持部材4と、このインク含浸体保持部材
4をその上部から覆う中間部材5と、この中間部材5の
上部側に被さる把手6と、この把手6にインク含浸体保
持部材4を係止する一対のインク含浸体係止爪41及び
42と、把手6の中央部と中間部材5の中央部との間に
介装され、把手6による押圧のないときは把手6と中間
部材5との間を所定間隔に保持する弾性部材であるコイ
ルバネ7と、を備えている。
【0018】インクの粘性は、インク含浸体3の押圧面
に、この押圧面とほぼ同等か、やや大きい程度の感熱孔
版原版2を押し付ければ、多少揺さぶった程度では剥が
れ落ちない程度であればよい。インクとしては、例え
ば、粘性のある油性インクなどが適している。
【0019】感熱孔版原版2は、多孔性支持材からなる
シート21と熱可塑性合成樹脂フィルムからなる被覆材
22とが重ね合わされて構成されており、可撓性を有す
る帯状のものである。インク透過性のシート21として
は和紙、布あるいは合成繊維を網の目状に織ったメッシ
ュ等、いわゆる多孔性を有するシートを使用する。ま
た、被覆材22としては、ポリエステル、ポリ塩化ビニ
リデン等のフィルムを使用する。
【0020】中間部材5の把手6側の端縁部には、中間
部材5と把手6との間を緩衝する弾性部材である一対の
ゴム体51及び52が設けられている。インク含浸体保
持部材4の上部には、インク含浸体保持部材4の長手方
向両端側に一対の摺動部43及び44が形成されてい
る。また、インク含浸体係止爪41及び42もインク含
浸体保持部材4の長手方向両端側から延出している。
【0021】中間部材5は、透明の枠体53と、この枠
体の中央部上に形成された基台54を備えている。ゴム
体51及び52は、枠体53上に基台54を挟んで形成
されている。基台54上の中央部には、円筒状の凸部5
5が延出している。枠体53の長手方向両側には挿通孔
56及び57が形成されている。この挿通孔56及び5
7には、それぞれ摺動部43及び44が差し込まれ、挿
通孔56及び57と、基台54の両側部面に案内され
て、中間部材5に対して上下に摺動自在である。インク
含浸体係止爪41及び42もそれぞれ挿通孔56及び5
7を挿通する。
【0022】把手6は内底側を中間部材5側とした箱体
であり、内底中央部からは凸部61が延出している。ま
た、箱体内の両側壁面にはインク含浸体係止爪41及び
42が収容されるインク含浸体係止爪収容部62及び6
3が形成されている。係止爪収容部62及び63の内壁
面には、それぞれ開口64及び65が形成され、それぞ
れインク含浸体係止爪41及び42が係止される。コイ
ルバネ7の一方は凸部55に差し込まれ、他方は凸部6
1に差し込まれて支持される。
【0023】また、粘性のインクが含浸されたインク含
浸体3の、側部周囲はインクの浸み出しを防ぐためのシ
リコン材などのインク洩れ防止部材10で覆われている
(図10参照)。次に、スタンプ装置1の収納ケースに
ついて説明する。図2、図3及び図4に示すように、収
納ケース100は、下ケース120と、この下ケース1
20の蓋体である上ケース110とからなる。下ケース
120の内底には、リブ121及び122と、このリブ
121及び122から各々延出しているガイドフック1
23及び124が形成されている。
【0024】リブ121とリブ122は、下ケース12
0の内底から延出していて、下ケース120の長手方向
に平行に延びている。リブ121とリブ122間の間隔
は感熱孔版原版2の幅と同一である。ガイドフック12
3はリブ121の側部から例えば3個延出し、同様にガ
イドフック124はリブ122の側部から例えば3個延
出して、両者は向い合わせに形成されている。ガイドフ
ック123とガイドフック124の間隔は、インク含浸
体3の幅と同一である。
【0025】下ケース120のリブ121及び122間
の内底には、凹部125が形成されている。この凹部1
25の長さ、幅は、インク含浸体3の押圧面の長さ、幅
と同一である。下ケース120の両側部の端縁部分には
段差部126と立上り部127が形成されていて、この
段差部126に上ケース120の端縁部が嵌合して、一
体の収納ケース100となる。また、枠体53の幅は、
立上り部127の間隔と同一である。
【0026】図5に示すように、符号400は上記感熱
孔版原版2の孔版形成を行うための孔版形成装置であ
る。カセット500の収納蓋401の一端は、孔版形成
装置400に回動可能に取り付けられている。この孔版
形成装置400に設けられたカセット装着部400a内
(図7参照)には、感熱孔版原版2が収納されたカセッ
ト500が収納蓋401を開けて装着されるようになっ
ている。図6(A)に示すように、カセット500はカ
セットケース510を備え、このカセットケース510
内には供給ロール520が回転自在に取り付けられてい
る。供給ロール520には、帯状の感熱孔版原版2と、
同様に帯状の支持部材(上質紙)530とが、重ね合わ
された状態で感熱孔版原版2を内側として供給ロール5
20に巻かれ、カセットケース510内に収納されてい
る。カセットケース510には、逃げ孔521、540
及び550(後述)が貫通している。符号560は位置
決め用開口部(後述)である。符号571及び572
は、カセットケース510内に取り付けられた感熱孔版
原版2及び支持部材530を支持する支持軸である。
【0027】図7は、孔版形成装置400のカセット装
着部410の要部斜視図である。図7中では収納蓋40
1を省略する。カセット500装着時に位置決め用開口
部560には、プラテン430及び印字ヘッド440が
位置する。プラテン430側に支持部材530、印字ヘ
ッド440側に感熱孔版原版2として、プラテン430
及び印字ヘッド440間に感熱孔版原版2及び支持部材
530が挟持される。そして、感熱孔版原版2及び支持
部材530は、駆動装置(図示せず)により駆動回転さ
れるプラテン430によって送られる。印字ヘッド44
0はサーマルヘッドであり、印字ヘッド440の発熱に
より、所望の文字、記号のドット形状に熱溶融性の被覆
材22を溶融除去して孔版形成する。このとき、被覆材
22は、鏡面印刷方式により、文字や記号が反転された
形状で溶融される。すなわち、孔版形成装置400は、
キーボード402により、所望の文字、記号などを入力
すると、印字ヘッド440により当該文字、記号などの
ドット形状に孔版形成する(図8、図9参照)。また、
キーボード402の入力に合わせて、プラテン430の
回転で感熱孔版原版2及び支持部材530が重なり合わ
された状態で送られる。カッタ刃451と452は、カ
ッターレバ453の操作により交叉し、孔版形成されて
テープ排出口460から排出される感熱孔版原版2及び
支持部材530を切断する。
【0028】孔版形成装置400は従来のシールテープ
・プリンタ又はラベルプリンタの機能も兼ねており、シ
ールテープの供給ロール用軸420、インクリボン供給
ロール軸470、インクリボン巻取軸480が設けられ
ている。すなわち、シールテープ又はラベルプリンタと
して用いるときは、感熱孔版原版2及び支持部材530
が収納されているカセット500の代わりに、インクリ
ボンおよび被印刷用のシールテープの収納されたラベル
カセット(図示せず)を装着する。このラベルカセット
には、前記カセット500の外観形状、寸法がほぼ同一
となっており、このラベルカセット内には、シールテー
プの供給ロール用軸420が挿通されるインクリボン供
給ロールと、インクリボン供給ロール軸470が挿通さ
れるインクリボン供給ロールと、インクリボン巻取軸4
80と係合されるインクリボン巻取ロールとが収納され
ていて、インクリボンと同じく収納されているシールテ
ープとが、位置決め用開口部560で印字ヘッド460
によりインクリボンを用いてシールテープに印字され
る。逃げ孔521、540及び550は、孔版形成装置
400を孔版形成に用いるときに、供給ロール用軸42
0、インクリボン供給ロール軸470及びインクリボン
巻取軸480を逃がすための孔である。なお、位置決め
用軸490は位置決め用開口部560を係合支持するた
めのものである。
【0029】次に、作用について説明する。まず、感熱
孔版原版2の作成について説明する。図5〜図9に示す
ように、孔版形成装置400のカセット装着部400a
内にカセット500を装填し、キーボード402により
所望の文字、記号などを入力して印字ヘッド440で孔
版形成する。孔版形成後の感熱孔版原版2及び支持部材
530は、テープ排出口460から排出されるので、カ
ッターレバ453を操作して、カッタ刃451及び45
2で切断する。
【0030】孔版形成装置400、カセット500によ
れば、感熱孔版原版2がカセットケース510内に収納
されているので、孔版形成装置400にカセット500
を装着するだけで、孔版形成装置400への感熱孔版原
版2の装填ができる。従って、感熱孔版原版2への孔版
形成作業が容易となる。また、支持部材530が感熱孔
版原版2を支持するので、孔版原版2が極めて薄肉に形
成されている場合でも、その感熱孔版原版2への孔版形
成作業の途中で感熱孔版原版2がよじれたり、めくれた
りすることを未然に防止することができる。
【0031】さらに、感熱孔版原版2がカセットケース
510内に収納されているので、孔版形成装置400に
カセット500を装着するだけで、孔版形成装置400
への感熱孔版原版2の装填ができる。従って、感熱孔版
原版2への孔版形成作業が容易となる。そのうえ、カッ
タ刃451、452で、孔版形成後の感熱孔版原版2を
切断して切り離すことができるので、はさみなどの切断
手段を別途用意する必要がない。
【0032】次に、感熱孔版原版2の装着作業について
説明する。上記のように作成した感熱孔版原版2をたわ
ませて、この感熱孔版原版2の熱溶融性の被覆材22を
下側にした状態で下ケース120の内底に敷き、リブ1
21及び122と、ガイドフック123及び124とで
係止する(図10参照)。スタンプ装置1の把手6を握
って持ち、インク含浸体3を感熱孔版原版2に押し付け
る(図11参照)。このとき、枠体53の外周を立上り
部127の内周で案内させて、インク含浸体3の下面全
面が凹部125に差し込まれるように収納される。枠体
53が下ケース120の内底にあたり、さらに、把手6
を押し付けると、コイルバネ7の弾性力に抗して把手6
が下降し、インク含浸体係止爪41及び42を介してイ
ンク含浸体保持部4、ひいてはインク含浸体3が下降す
る。これにより、インクの粘性によりインク含浸体3の
押圧面に感熱孔版原版2のインク透過性シート21が粘
着保持され、押圧面からはみ出した感熱孔版原版2の周
縁部分は折れ曲がる。あとは、スタンプ装置1を下ケー
ス120から引き上げればよい(図12参照)。
【0033】リブ121と122との間隔が感熱孔版原
版2の幅と同じであるから、感熱孔版原版2は、係止さ
れ、その幅方向に不用意に位置ずれしない。また、ガイ
ドフック123及び124により係止されて不用意に抜
けたりしない。ガイドフック123と124との間隔は
インク含浸体保持部4の幅と同一であり、枠体53の幅
は、立上り部127の間隔と同一であるから、インク含
浸体保持部4をガイドフック123と124に案内さ
せ、枠体53を立上り部127に案内させれば、感熱孔
版原版2上の所定位置にインク含浸体3を容易に導くこ
とができる。
【0034】このように、スタンプ装置1を下ケース1
20から引き上げた際、感熱孔版原版2はインクの粘性
によりインク含浸体3に粘着保持されるので、孔版原版
2をスタンプ装置1に係止するなどの特別な取付け作業
は不要となる。また、下ケース120に対し感熱孔版原
版2を装着した結果、インク含浸体3が感熱孔版原版2
の正しい位置に容易に当接することになるので、下ケー
ス120を用いずに装着する場合より容易に装着でき、
かつ、下ケース120を用いない場合より、感熱孔版原
版2の交換が容易に行える。
【0035】つづいて、スタンプ印刷作業について説明
する。図13に示すように、被印刷面600にスタンプ
装置1の枠体53を載置する。この状態で、感熱孔版原
版2は、被印刷面600から浮いている。把手6を押圧
すると、インク含浸体係止爪41及び42を介して、イ
ンク含浸体保持部4、ひいては、インク含浸体3が降下
し、被印刷面600に感熱孔版原版2が押圧されてスタ
ンプ印刷される(図14参照)。
【0036】この発明の実施の形態1の技術によれば、
インクの粘性で感熱孔版原版2をインク含浸体3に粘着
保持せしめるものであるから、従来のように枠体に張設
するなどして取り付ける必要はなく、簡単にスタンプ装
置1に取り付けられ、感熱孔版原版2のみを交換してイ
ンク含浸体3を使い回しすることができる。
【0037】また、把手6が押圧されると、この把手6
の端縁部が枠体53上に形成されたゴム体51及び52
に弾性的に支持されるので、被印刷面600が硬質であ
る場合でも、把手6をもって被印刷面600に感熱孔版
原版2を押し付けた状態で、把手6をやや傾け、360
°全方向に力をかけるような動きを、把手6に容易に行
わしめることができる。従って、感熱孔版原版2の全面
が被印刷面600に十分に押し付けられるので、鮮明な
印刷を容易に行なうことができる。そのうえ、インク含
浸体3の側部周囲は、インクの浸み出しを防ぐためのシ
リコン材などのインク洩れ防止部材10で覆われている
ので、インク含浸体3の周側面からインクが浸み出し、
孔版印刷原紙2を汚してしまうことがない。
【0038】なお、上記の発明の実施形態1では、感熱
孔版原版2の熱溶融性の被覆材22に対してサーマルヘ
ッド330により文字や記号等を反転させた形状に溶融
させたが、反転させない形状で溶融させてもよい。した
がって、インク含浸体3に粘着保持せしめるのは、感熱
孔版原版2のシート21側となる場合もあれば、被覆材
22側となる場合もある。
【0039】また、上記の発明の実施の形態では、枠体
53は立上り部127の内側に案内されて、下ケース1
20に差し込まれるが(図11参照)、枠体53が立上
り部127の外側に案内されて差し込まれるようにして
もよい。なお、上記の発明の実施の形態では、図6
(A)に示されるようにカセットケース510内には、
感熱孔版原版2と支持部材530とが重ね合わされて巻
かれた供給ロール520が収納されているが、図6
(B)に示すように、感熱孔版原版2のみを供給ロール
520に巻いて、カセットケース510内に収納するよ
うにしてもよい。
【0040】〔発明の実施の形態2〕発明の実施の形態
2にかかる孔版スタンプ及びその収納ケースは、その個
々の部材の形状などはスタンプ装置1及びその収納ケー
ス100と異なるが、図1〜図14に示すように説明し
たスタンプ装置1の場合と同様の機能を有する部材につ
いては、図15以下の図面で、図1〜図14と同一符号
を付し、詳細な構成、作用などの説明は省略する。以下
では、構成について、発明の実施の形態2の特徴的な点
について説明する。
【0041】まず、図15に示すように、発明の実施の
形態2にかかるスタンプ装置200のインク含浸体保持
部4の底部には、インク含浸体3の側面の上部2分の1
程度を、インク含浸体3の側面全周に亘って覆う堤部4
5が形成され、インク含浸体3の側面と枠体53との間
の空間は溝部46をなしている。
【0042】図16、図17に示すように、上ケース3
20の側壁内周面には、リブ129及び128が形成さ
れ、このリブ129とリブ128との間隔は枠体53の
幅と同一である。また、リブ121a及び122aと、
ガイドフック123a及び124aは、収納ケース1の
場合と異なり、リブ121a及び122aの間隔と厚
み、ガイドフック123a及び124aの長さにより、
スタンプ装置200の溝部46内にリブ121a及び1
22aと、ガイドフック123a及び124aが納ま
る。また、ガイドフック123aと124aの間隔は、
インク含浸体3の間隔と同一である。また、上ケース3
20の内底には凹部125は形成されていない。
【0043】下ケース310の内底からは、一対のリブ
66及び67が延出している。このリブ66の両側部と
下ケース310の内壁面との間、リブ67と下ケース3
10の内壁面との間には、それぞれ、溝67a及び68
aが形成されている(図16、図23参照)。この一対
のリブ66及び67は、その間の間隔が枠体53の長手
方向の幅より狭くインク含浸体3の長手方向の幅よりも
長い位置に形成され、溝部46に係合する。また、リブ
66及び67は、溝部46と係合したときに把手6によ
る押圧のない状態では下ケース310の内底とインク含
浸体3との間に所定間隔を空けられる高さとしている。
また、下ケース310の内底から内側面にかけて一対の
リブ68及び69が形成されている。このリブ68及び
69は、スタンプ装置200の枠体53の両側部を支持
するものである。
【0044】さらに、枠体53の幅方向両側面には、印
刷時の位置決め用凸部53a,53a,53b,53
b,53cが形成されている。この位置決め用凸部53
a,53aは、インク含浸体3の長手方向の間隔と同一
であり、凸部53cはインク含浸体3の中央位置を示す
ものである。また、この枠体53は、大きさの異なる他
のインク含浸体を取り付けた他のスタンプ装置(図示せ
ず)にも使用できるようになっており、凸部53b,5
3bは、他のスタンプ装置のインク含浸体の長手方向間
隔と同一となっている。
【0045】次に、作用について説明する。この発明の
実施の形態2にかかるスタンプ装置200によれば、発
明の実施の形態1にかかるスタンプ装置1と同様、イン
クの粘性で感熱孔版原版2をインク含浸体に粘着保持せ
しめるものであるから、従来のように枠体に張設するな
どして取り付ける必要はなく、簡単にスタンプ装置に取
り付けられ、感熱孔版原版2のみを交換してインク含浸
体3を繰り返し使用することができる。
【0046】同様に、鮮明な印刷を容易に行なうことも
できる。同様に、インク含浸体3の周側面からインクが
浸み出し、孔版印刷原紙2を汚してしまうことがない。
この発明の実施の形態2にかかる収納ケース300によ
れば、上ケース320を用いて感熱孔版原版2を装着す
るにあたり、インク含浸体3の外周面に設けられた枠体
53の外周面が、リブ129および128により案内さ
れ、インク含浸体3の下部が感熱孔版原版2の正しい位
置に当接されるので、発明の実施の形態1にかかる収納
ケース100と同様、スタンプ装置200単独で用いる
場合に比べて、インク含浸体3の下面に対し感熱孔版原
版2を正しい位置に装着することができる(図18、図
19参照)。
【0047】さらに、上ケース320を用いて、インク
含浸体3の長手方向両端から感熱孔版原版2の長手方向
の両端部をはみ出させて粘着保持させ(図19(B)参
照)た後、下ケース310の一対のリブ66及び67間
に、図20に示すように、インク含浸体3の長手方向を
リブ66及び67間の方向として下ケース310の内底
に向かって差し込めば、感熱孔版原版2の長手方向の両
端部がリブ66及び67に押圧されて溝部46内で、そ
の溝部46上に形成されている被保持部46aと、その
リブ66及び67とで挟持されるから(図21参照)、
感熱孔版原版2は、インク含浸体3の下面で張設される
ことになるので、スタンプ装置200を上ケース320
から取り出して使用するときは、常に感熱孔版原版2が
インク含浸体3の下面で張った状態にて使用することが
できる。
【0048】したがって、感熱孔版原版2のよじれ、し
わ、インク含浸体3からの浮きなどによる印字品位の低
下などが防止される。そのうえ、上記のように、感熱孔
版原版2の装着のための位置決めの装置が設けられた上
ケース320と、スタンプ装置200を非使用時に載置
しておく装置が設けられた下ケース310とを用いて、
このケース320、310の内部に図22に示すよう
に、スタンプ装置200をコンパクトに収納でき、持ち
運ぶのに便利であり、また、スタンプ装置200及びケ
ース310、320の紛失を防止できる。
【0049】発明の実施の形態2では、スタンプ装置2
00を収納ケース300に収納するが、図22に示すよ
うに、下ケース310を下にして、上ケース320を下
ケース310の蓋体とし、インク含浸体3側を下にして
収納する。
【0050】また、スタンプ装置200を下ケース31
0内に収納したあとは、図21に示すように、リブ66
及び67の上端部と、溝部46内の被保持部46aとが
係合することとなり、このとき、下ケース310の内底
とインク含浸体3との間に所定間隔を空けられる高さと
しているから、下ケース310の内底に感熱孔版原版2
が触れることがない。
【0051】従って、収納ケース300へのスタンプ装
置200の収納時に下ケース310の内底が感熱孔版原
版2を介してインク含浸体3からのインクで汚れること
を防止できる。なお、下ケース310を上にして、下ケ
ース310を上ケース320の蓋体としてインク含浸体
3側を上にしてスタンプ装置200を収納してもよい。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、孔版原版
が孔版原版カセット本体内に収納されているので、孔版
原版の取扱いが簡単となる。請求項2に記載の発明によ
れば、カセット本体内に孔版原版のほかに当該孔版原版
を支持する支持部材が収納されているので、請求項1に
記載の発明と同様の作用、効果を奏するほか、支持部材
にて孔版原版を支持することができ、孔版原版がよじれ
たり、めくれたりするのを未然に防止することができ
る。
【0053】請求項3記載の発明によれば、スタンプ印
刷用の孔版原版を収納した孔版原版カセットが装着され
るカセット装着部と、このカセット装着部に装着された
前記孔版原版カセットに収納されている孔版原版に穿孔
部を孔版形成する穿孔手段と、を備えているので、孔版
形成装置のカセット装着部にカセットを装着するだけ
で、この孔版原版に穿孔部を孔版形成することができ
る。従って、孔版原版への孔版形成作業が容易となる。
請求項4に記載の発明によれば、孔版原版を切断する切
断手段を備えているので、請求項3に記載の発明と同様
の作用、効果を奏するほか、孔版形成後の孔版原版を切
断して切り離すことができ、はさみなどの切断手段を別
途用意する必要がない。
【0054】請求項5に記載の発明によれば、穿孔部が
形成されている孔版原版をインク含浸体に対し、そのイ
ンクの粘性により粘着保持することができるので、孔版
原版をスタンプ装置に係止させるための特別の手段を要
することなく、孔版原版を容易に装着することができ
る。請求項6に記載の発明によれば、インク含浸体の側
部周囲にインクの浸み出しを防止する浸み出し防止部材
が設けられているので、請求項5に記載の発明と同様の
作用、効果を奏するほか、インク含浸体からのインクの
浸み出しが防止される。従って、被印刷媒体を不用意に
浸み出したインクで汚してしまうことがない。
【0055】請求項7に記載の発明によれば、孔版形成
装置に孔版原版カセットを装着するだけで、孔版形成装
置への孔版原版の装着が可能となるので、孔版原版への
孔版形成作業が容易となる。また、インクの粘性により
孔版原版がインク含浸体に粘着保持されるので、孔版原
版をスタンプ装置に係止させるための特別の手段を要す
ることなく、孔版原版を容易に装着することができる。
【0056】請求項8に記載の発明によれば、孔版原版
が孔版原版カセット本体内に収納されているので、孔版
原版の取扱いが簡単となる。孔版形成装置は、スタンプ
印刷用の孔版原版を収納した孔版原版カセットが装着さ
れるカセット装着部と、このカセット装着部に装着され
た前記孔版原版カセットに収納されている孔版原版に穿
孔部を孔版形成する穿孔手段と、を備えているので、カ
セット装着部にカセットを装着するだけで、この孔版原
版に穿孔部を孔版形成することができる。従って、孔版
原版への孔版形成作業が容易となる。また、スタンプ装
置は、粘性のインクが含浸しているインク含浸体を備
え、穿孔部が形成されている孔版原版をインク含浸体に
インクの粘性により粘着保持することができるので、孔
版原版をスタンプ装置に係止させるための特別の手段を
要することなく、孔版原版を容易に装着することができ
る。従って、孔版形成から孔版原版のスタンプ装置への
装着までの作業を容易にすることができる。
【0057】請求項9に記載の発明によれば、孔版形成
された孔版原版を予め定められている所定位置に位置決
めする位置決め部と、この位置決め部により所定位置に
位置決めされている孔版原版上にスタンプ装置を載置す
る際に、当該スタンプ装置に設けられたインク含浸体が
前記孔版原版の所定位置に載置するように、前記スタン
プ装置を案内するスタンプ案内部と、を備えているの
で、スタンプ装置の載置の際、このスタンプ装置に設け
たインク含浸体を孔版原版に対し正しい位置関係で当接
できる。従って、孔版原版に対するインク含浸体の位置
ずれを防止できる。
【0058】請求項10に記載の発明によれば、孔版原
版は矩形形状であって、位置決め部は、孔版原版の面方
向の位置決めをするための一対の第1の凸部と、孔版原
版の厚さ方向の位置決めをする第2の凸部と、を備えて
いるので、請求項9に記載の発明の同様の作用、効果を
奏し、孔版原版の位置ずれを防止して、スタンプ装置の
インク含浸体と孔版原版とを正しい位置関係で当接でき
る。従って、孔版原版の位置合わせの為の手間を省くこ
とができるので、孔版スタンプへの孔版原版の装着が容
易にできる。
【0059】請求項11に記載の発明によれば、スタン
プ装置をスタンプ載置部上に載置した際に、インク含浸
体とスタンプ載置部との間に所定の間隔を空けた状態で
スタンプ装置をスタンプ保持手段により保持するように
したので、スタンプ載置部の上面をスタンプ装置のイン
ク含浸体に含浸されたインクで汚さなくすることができ
る。
【0060】請求項12に記載の発明によれば、スタン
プ装置をスタンプ載置部上に載置した際に、互いに所定
の間隔をおいて配置されている一対のスタンプ保持部に
より、スタンプ装置のインク含浸体の外側位置に設けら
れた被保持部を保持することで、インク含浸体とスタン
プ載置部との間に所定の間隔を空けた状態でスタンプ装
置をスタンプ保持手段により保持するようにしたので、
スタンプ載置部の上面をスタンプ装置のインク含浸体に
含浸されたインクで汚さなくすることができる。
【0061】請求項13に記載の発明によれば、一対の
スタンプ保持部とスタンプ装置の被保持部との挟持によ
り孔版原版をインク含浸体に対し張設するものとしたの
で、請求項12に記載のスタンプの載置装置と同様の作
用、効果を奏するほか、孔版原版をインク含浸体に対し
張設することができ、スタンプ装置をスタンプ載置装置
から取り出したとき、常に孔版原版が張った状態で使用
可能であり、孔版原版のよじれ、しわ、インク含浸体か
らの浮きなどによる印字品位の低下などが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかるスタンプ装置
の分解斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態1にかかるスタンプ装置
の収納ケースの斜視図である。
【図3】この発明の実施の形態1にかかるスタンプ装置
の収納ケースの断面図である。
【図4】この発明の実施の形態1にかかるスタンプ装置
の収納ケースにおける下ケースの拡大断面図である。
【図5】この発明の実施の形態1で用いる孔版形成装置
の斜視図である。
【図6】(A)は、この発明の実施の形態1で用いるカ
セットの斜視図であり、(B)は、孔版原版のみを収納
した他の実施の形態にかかるカセットの斜視図である。
【図7】この発明の実施の形態1で用いる孔版形成装置
のカセット装着部の要部斜視図である。
【図8】図5に示す孔版形成装置の印刷ヘッドの要部を
示す図である。
【図9】(A)は図8のD−D間の拡大断面図であり、
(B)は、図6(B)におけるE−E間の孔版原版のみ
の断面図である。
【図10】この発明の実施の形態1における感熱孔版原
版の装着前の状態を示す断面図である。
【図11】この発明の実施の形態1における感熱孔版原
版の装着状態を示す断面図である。
【図12】この発明の実施の形態1における感熱孔版原
版の装着後の状態を示す断面図である。
【図13】この発明の実施の形態1におけるスタンプ印
刷作業前を説明する図である。
【図14】この発明の実施の形態1におけるスタンプ印
刷作業中を説明する図である。
【図15】この発明の実施の形態2にかかるスタンプ装
置の構造を説明するものであり、(A)は縦断面図、
(B)は平面図である。
【図16】この発明の実施の形態2における収納ケース
内へのスタンプ装置の収納前の状態を示す斜視図であ
る。
【図17】この発明の実施の形態2における収納ケース
の上ケースの構造を説明するものであり、(A)は平面
図、(B)は(A)のB−B矢示図である。
【図18】この発明の実施の形態2における感熱孔版原
版の装着前の状態を示す斜視図である。
【図19】この発明の実施の形態2における感熱孔版原
版の装着後の状態を示すものであり、(A)は正面図、
(B)は平面図である。
【図20】この発明の実施の形態2における下ケースに
スタンプ装置を収納する前の状態を示す断面図である。
【図21】この発明の実施の形態2における下ケースに
スタンプ装置を収納する後の状態を示す断面図である。
【図22】この発明の実施の形態2における収納ケース
へのスタンプ装置の収納前を示す正面図である。
【図23】図20のC−C断面図である。
【符号の説明】
1、200 スタンプ装置 100、300 収納ケース 110、310 下ケース 120、320 上ケース 121、122 リブ 121a、122a リブ 123、124 ガイドフック 123a、124a ガイドフック 127、128 リブ 2 感熱孔版原版 3 インク含浸体 4 インク含浸体保持部材 46 溝 400 孔版形成装置 400a カセット装着部 440 印刷ヘッド 451、452 カッタ刃 500 カセット 510 カセットケース 530 支持部材

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スタンプ印刷用の孔版原版をカセット本体
    に収納してなる孔版原版カセット。
  2. 【請求項2】前記カセット本体には、前記孔版原版を支
    持する支持部材が収納されている請求項1に記載の孔版
    原版カセット。
  3. 【請求項3】スタンプ印刷用の孔版原版を収納した孔版
    原版カセットが装着されるカセット装着部と、 このカセット装着部に装着された前記孔版原版カセット
    に収納されている孔版原版に穿孔部を孔版形成する穿孔
    手段と、 を備えている孔版形成装置。
  4. 【請求項4】前記穿孔手段により穿孔部が孔版形成され
    た前記孔版原版を切断する切断手段をさらに備えている
    請求項3に記載の孔版形成装置。
  5. 【請求項5】スタンプ装置本体に、粘性のインクが含浸
    しているインク含浸体を備え、 穿孔部が形成されている孔版原版を前記インク含浸体に
    前記インクの粘性により粘着保持するスタンプ装置。
  6. 【請求項6】前記インク含浸体の側部周囲には、前記イ
    ンクの浸み出しを防止する浸み出し防止部材が設けられ
    ている請求項5に記載のスタンプ装置。
  7. 【請求項7】スタンプ印刷用の孔版原版がカセット本体
    に収納された孔版原版カセットを孔版形成装置に装着
    し、この孔版形成装置により前記孔版原版に孔版形成を
    行う工程と、 スタンプ装置に設けられた、粘性のインクが含浸されて
    いるインク含浸体に、前記孔版形成後の孔版原版をイン
    クの粘性により粘着保持させる工程と、 前記孔版原版を粘着保持した前記スタンプ装置のスタン
    プ操作で、当該孔版原版の穿孔部の形状に対応したスタ
    ンプ印刷を被印刷媒体に施す工程と、 を含んでなるスタンプ印刷方法。
  8. 【請求項8】スタンプ印刷用の孔版原版をカセット本体
    に収納してなる孔版原版カセットと、 該孔版原版カセットが装着されているカセット装着部と
    このカセット装着部に装着された前記孔版原版カセット
    に収納されている前記孔版原版に穿孔部を孔版形成する
    穿孔手段とを有する孔版形成装置と、 スタンプ装置本体に粘性のインクが含浸されたインク含
    浸体を備え、前記孔版形成装置により穿孔部が孔版形成
    された孔版原版を前記インク含浸体にインクの粘性によ
    り粘着保持させ、前記スタンプ装置本体の被印刷媒体に
    対するスタンプ操作により前記孔版原版の穿孔部の形状
    に対応したスタンプ印刷を行うスタンプ装置と、 を備えてなるスタンプ印刷システム。
  9. 【請求項9】孔版形成された孔版原版を予め定められて
    いる所定位置に位置決めする位置決め部と、 この位置決め部により所定位置に位置決めされている孔
    版原版上にスタンプ装置を載置する際に、当該スタンプ
    装置に設けられたインク含浸体が前記孔版原版の所定位
    置に載置するように、前記スタンプ装置を案内するスタ
    ンプ案内部と、 を備えている孔版原版の位置決め装置。
  10. 【請求項10】前記孔版原版は矩形形状であって、 前記位置決め部は、 前記孔版原版の面方向の位置決めをするための一対の第
    1の凸部と、 前記孔版原版の厚さ方向の位置決めをする第2の凸部
    と、 を備えている請求項9に記載の孔版原版の位置決め装
    置。
  11. 【請求項11】インクを含浸しているインク含浸体を有
    するスタンプ装置が、該インク含浸体を下にして載置さ
    れるスタンプ載置部と、 前記スタンプ装置を前記スタンプ載置部上に載置した際
    に、前記インク含浸体と前記スタンプ載置部との間に所
    定の間隔を空けた状態で前記スタンプ装置を保持するス
    タンプ保持手段と、 を備えているスタンプの載置装置。
  12. 【請求項12】前記スタンプ保持手段は互いに所定の間
    隔をおいて配置されている一対のスタンプ保持部から形
    成され、 この一対のスタンプ保持部は、前記スタンプ装置の前記
    インク含浸体の外側位置に設けられた被保持部を保持す
    るものである請求項11に記載のスタンプの載置装置。
  13. 【請求項13】前記スタンプ装置のインク含浸体の下部
    にスタンプ印刷用の孔版原版が保持されており、前記一
    対のスタンプ保持部と前記スタンプ装置の被保持部との
    挟持により前記孔版原版を前記インク含浸体に対し張設
    するものである請求項12に記載のスタンプの載置装
    置。
JP22715295A 1995-08-10 1995-08-10 孔版原版カセット、孔版形成装置、スタンプ装置、スタンプ印刷方法及びシステム、孔版原版の位置決め装置並びにスタンプの載置装置 Pending JPH0952415A (ja)

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TW086210359U TW330494U (en) 1995-08-10 1995-08-21 Porous printing plate cassette, porous printing formation apparatus using the porous printing plate cassette apparatus for positioning porous printing plate and the loading apparatus of the stamp

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012086526A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Yoshio Nakano 押印

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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