JPH0952178A - 摺動体の電力伝達装置 - Google Patents
摺動体の電力伝達装置Info
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- JPH0952178A JPH0952178A JP7227361A JP22736195A JPH0952178A JP H0952178 A JPH0952178 A JP H0952178A JP 7227361 A JP7227361 A JP 7227361A JP 22736195 A JP22736195 A JP 22736195A JP H0952178 A JPH0952178 A JP H0952178A
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- Japan
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- sliding
- sliding body
- power transmission
- transmission device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は耐久性に優れ、摺動支持部及び摺動
体を使用し易い技術を提供することが主要な目的であ
る。 【構成】 導電性の摺動支持部2内部で摺動する導電性
の摺動部3に上記摺動支持部2を介して電力を供給する
電力供給装置1に於て、上記電力供給装置1は、上記摺
動支持部2内部の摺動支持面5と、上記摺動体3の摺動
面6との間の摺動間隙7に、導電性流体12が封入され
て成ることを特徴とする。
体を使用し易い技術を提供することが主要な目的であ
る。 【構成】 導電性の摺動支持部2内部で摺動する導電性
の摺動部3に上記摺動支持部2を介して電力を供給する
電力供給装置1に於て、上記電力供給装置1は、上記摺
動支持部2内部の摺動支持面5と、上記摺動体3の摺動
面6との間の摺動間隙7に、導電性流体12が封入され
て成ることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は摺動体の電力伝達装置に
係り、更に詳しくは、スポット溶接等で用いられる摺動
支持部及びこの摺動支持部内部で摺動する摺動体に用い
られ、上記摺動支持部を介して摺動体に電力を供給する
電力伝達装置に関する。
係り、更に詳しくは、スポット溶接等で用いられる摺動
支持部及びこの摺動支持部内部で摺動する摺動体に用い
られ、上記摺動支持部を介して摺動体に電力を供給する
電力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、摺動支持部と、この摺動支
持部内部を摺動する摺動体とが多々用いられている。そ
の1例として図6を参照すると、例えばスポット溶接機
で用いられるものがあり、上記摺動支持部102に対し
て摺動体103が摺動し、スポット溶接が行われるもの
である。そして、上記摺動支持部102及び摺動体10
3には、上記摺動支持部102を介して摺動体103に
電力を供給する為の電力伝達装置101が設けられてい
る。具体的には、上記電力伝達装置101は、上記摺動
支持部102と摺動体103とを接続する電線であった
り、或いは同じく両者を接続する燐青銅板等のバネ性の
ある導体であったりした。そして、これらの電力伝達装
置101は、上記摺動支持部102及び摺動体103の
外側に露出した状態で設けられていた。
持部内部を摺動する摺動体とが多々用いられている。そ
の1例として図6を参照すると、例えばスポット溶接機
で用いられるものがあり、上記摺動支持部102に対し
て摺動体103が摺動し、スポット溶接が行われるもの
である。そして、上記摺動支持部102及び摺動体10
3には、上記摺動支持部102を介して摺動体103に
電力を供給する為の電力伝達装置101が設けられてい
る。具体的には、上記電力伝達装置101は、上記摺動
支持部102と摺動体103とを接続する電線であった
り、或いは同じく両者を接続する燐青銅板等のバネ性の
ある導体であったりした。そして、これらの電力伝達装
置101は、上記摺動支持部102及び摺動体103の
外側に露出した状態で設けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による
と、次の点に於て不具合を有する。即ち、上記衝動体が
摺動支持部に対して摺動したとき上記電力伝達装置に
は、この摺動体の摺動による負荷、例えば引っ張りや収
縮等の外圧が加わり易かった。この為、上記負荷の繰り
返しによって上記電力伝達装置が破損してしまったりし
て、耐久性に乏しく寿命が短かった。また、上記電力伝
達装置は、上記摺動支持部及び摺動体の外側に露出した
状態で設けられていた為に、例えば、上記スポット溶接
では、狭い所に摺動支持部及び摺動体を位置せしめたい
ときに上記電力伝達装置が邪魔になってしまい、スポッ
ト溶接が思うようにできないことがあった。
と、次の点に於て不具合を有する。即ち、上記衝動体が
摺動支持部に対して摺動したとき上記電力伝達装置に
は、この摺動体の摺動による負荷、例えば引っ張りや収
縮等の外圧が加わり易かった。この為、上記負荷の繰り
返しによって上記電力伝達装置が破損してしまったりし
て、耐久性に乏しく寿命が短かった。また、上記電力伝
達装置は、上記摺動支持部及び摺動体の外側に露出した
状態で設けられていた為に、例えば、上記スポット溶接
では、狭い所に摺動支持部及び摺動体を位置せしめたい
ときに上記電力伝達装置が邪魔になってしまい、スポッ
ト溶接が思うようにできないことがあった。
【0004】従って、本発明の目的とする所は、上記摺
動支持部を介して摺動体に電力を伝達する為の電力伝達
装置であって、耐久性に優れ、摺動支持部及び摺動体を
使用し易い技術を提供するにある。
動支持部を介して摺動体に電力を伝達する為の電力伝達
装置であって、耐久性に優れ、摺動支持部及び摺動体を
使用し易い技術を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に
対応する添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、
本発明は導電性の摺動支持部2内部で摺動する導電性の
摺動部3に上記摺動支持部2を介して電力を供給する電
力伝達装置1に於て、上記電力伝達装置1は、上記摺動
支持部2内部の摺動支持面5と、上記摺動体3の摺動面
6との間の摺動間隙7に、導電性流体12が封入されて
成ることを特徴とする摺動体の電力伝達装置である。
に、本発明は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に
対応する添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、
本発明は導電性の摺動支持部2内部で摺動する導電性の
摺動部3に上記摺動支持部2を介して電力を供給する電
力伝達装置1に於て、上記電力伝達装置1は、上記摺動
支持部2内部の摺動支持面5と、上記摺動体3の摺動面
6との間の摺動間隙7に、導電性流体12が封入されて
成ることを特徴とする摺動体の電力伝達装置である。
【0006】また、他の特徴とする所は、上記摺動体2
の摺動面6に一対のシ−ル部材13A、13Bを設け、
この一対のシ−ル部材13A、13B間に上記導電性流
体12が封入されて成ることを特徴とする。
の摺動面6に一対のシ−ル部材13A、13Bを設け、
この一対のシ−ル部材13A、13B間に上記導電性流
体12が封入されて成ることを特徴とする。
【0007】また、その他の特徴とする所は、上記一対
のシ−ル部材13A、13Bのそれぞれの摺動方向Y外
側の摺動体3摺動面6に外側シ−ル部材15A、15B
が設けられていることを特徴とする。
のシ−ル部材13A、13Bのそれぞれの摺動方向Y外
側の摺動体3摺動面6に外側シ−ル部材15A、15B
が設けられていることを特徴とする。
【0008】更に、他の特徴とする所は、上記一対のシ
−ル部材13A、13Bと、上記外側シ−ル部材15
A、15Bとの間の摺動間隙7に、洩れ検出回路21を
構成する一対の電極棒17A、17B、19A、19B
が臨んでいることを特徴とする。
−ル部材13A、13Bと、上記外側シ−ル部材15
A、15Bとの間の摺動間隙7に、洩れ検出回路21を
構成する一対の電極棒17A、17B、19A、19B
が臨んでいることを特徴とする。
【0009】更に、その他の特徴とする所は、上記摺動
支持部2及び摺動体3は、上記摺動体3の摺動方向Yに
分割可能に構成されていることを特徴とする。
支持部2及び摺動体3は、上記摺動体3の摺動方向Yに
分割可能に構成されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成によると、上記電力伝達装置1は、上
記摺動支持部2内部の摺動支持面5と、上記摺動体3の
摺動面6との間の摺動間隙7に導電性流体12が封入さ
れて成ることにより、上記摺動体3の摺動による電力伝
達装置への外的負荷が小さく、寿命が従来よりも延び易
いと共に、従来のように電力伝達装置1が外部に露出し
て設けられていないので、例えばスポット溶接等で上記
摺動支持部2及び摺動体3を狭い所にも位置せしめ易
く、使用適用箇所が限定されにくいものである。
記摺動支持部2内部の摺動支持面5と、上記摺動体3の
摺動面6との間の摺動間隙7に導電性流体12が封入さ
れて成ることにより、上記摺動体3の摺動による電力伝
達装置への外的負荷が小さく、寿命が従来よりも延び易
いと共に、従来のように電力伝達装置1が外部に露出し
て設けられていないので、例えばスポット溶接等で上記
摺動支持部2及び摺動体3を狭い所にも位置せしめ易
く、使用適用箇所が限定されにくいものである。
【0011】
【実施例】次に、添付図面に従い本発明の実施例を詳述
する。図1及び図2は第一の実施例を示し、この実施例
では、スポット溶接機に適用される電力伝達装置1を説
明する。2は導電性の摺動支持部であって、この摺動支
持部2内部には、導電性の摺動体3が摺動する摺動空間
4が外に開口して形成されている。上記摺動空間4は、
上記摺動体本体収容空間4Aと、この摺動体本体4Aの
径よりも大きい径を有する摺動体ヘッド収容空間4Bと
から成る。
する。図1及び図2は第一の実施例を示し、この実施例
では、スポット溶接機に適用される電力伝達装置1を説
明する。2は導電性の摺動支持部であって、この摺動支
持部2内部には、導電性の摺動体3が摺動する摺動空間
4が外に開口して形成されている。上記摺動空間4は、
上記摺動体本体収容空間4Aと、この摺動体本体4Aの
径よりも大きい径を有する摺動体ヘッド収容空間4Bと
から成る。
【0012】上記摺動体3は、摺動体本体3Aと、この
摺動体本体3Aの径よりも大きい摺動体ヘッド3Bとか
ら成り、上記摺動体本体3Aは上記摺動体本体収容空間
4A内に位置して摺動すると共に、上記摺動体ヘッド3
Bは上記衝動体ヘッド4B内に位置して摺動するもので
ある。上記摺動体3の先部には、溶接チップ10が取り
付けられていて、スポット溶接時にワ−ク11に接触す
るものである。
摺動体本体3Aの径よりも大きい摺動体ヘッド3Bとか
ら成り、上記摺動体本体3Aは上記摺動体本体収容空間
4A内に位置して摺動すると共に、上記摺動体ヘッド3
Bは上記衝動体ヘッド4B内に位置して摺動するもので
ある。上記摺動体3の先部には、溶接チップ10が取り
付けられていて、スポット溶接時にワ−ク11に接触す
るものである。
【0013】そして、上記摺動支持部2には、上記摺動
体本体収容空間4Aに開口するエア−流入出路8及びエ
ア−流出入路9が形成されている。上記エア−流入出路
8は、上記摺動体ヘッド収容空間4B内に於ける摺動体
ヘッド3Bの上方側に対してエア−を流入又は流出せし
めるものである。上記エア−流出入路9は、上記摺動体
ヘッド収容空間4B内に於ける摺動体ヘッド3Bの下方
側に対してエア−を流出又は流入せしめるものである。
上記エア−流入出路8の開口部8Aは、上記摺動体ヘッ
ド収容空間4Bの上部4Ba側に位置していると共に、
上記エア−流出入路9の開口部9Aは、上記摺動体ヘッ
ド収容空間4Bの下部4Bb側に位置している。そし
て、上記エア−流入出路8及びエア−流出入路9からの
エア−による圧力を受圧面3Ba、3Bbで受けた摺動
体3は、摺動方向Yに沿って押し下げ又は押し上げられ
る。
体本体収容空間4Aに開口するエア−流入出路8及びエ
ア−流出入路9が形成されている。上記エア−流入出路
8は、上記摺動体ヘッド収容空間4B内に於ける摺動体
ヘッド3Bの上方側に対してエア−を流入又は流出せし
めるものである。上記エア−流出入路9は、上記摺動体
ヘッド収容空間4B内に於ける摺動体ヘッド3Bの下方
側に対してエア−を流出又は流入せしめるものである。
上記エア−流入出路8の開口部8Aは、上記摺動体ヘッ
ド収容空間4Bの上部4Ba側に位置していると共に、
上記エア−流出入路9の開口部9Aは、上記摺動体ヘッ
ド収容空間4Bの下部4Bb側に位置している。そし
て、上記エア−流入出路8及びエア−流出入路9からの
エア−による圧力を受圧面3Ba、3Bbで受けた摺動
体3は、摺動方向Yに沿って押し下げ又は押し上げられ
る。
【0014】また、上記摺動体本体収容空間4Aを画成
する上記摺動支持部2の内面、つまり摺動支持面5と、
上記摺動体3の周面、つまり摺動面6との間には摺動間
隙7がある。上記摺動間隙7は、上記摺動体3が良好に
摺動可能とするだけの間隙である。
する上記摺動支持部2の内面、つまり摺動支持面5と、
上記摺動体3の周面、つまり摺動面6との間には摺動間
隙7がある。上記摺動間隙7は、上記摺動体3が良好に
摺動可能とするだけの間隙である。
【0015】そして、上記摺動間隙7には、上記電力伝
達装置1としての導電性流体12が封入されている。詳
しくは、上記摺動体3の摺動面6に一対のシ−ル部材1
3A、13Bが設けられ、この一対のシ−ル部材13
A、13B間に上記導電性流体が封入されている。つま
り、上記導電性流体12は、上記摺動支持面5及び摺動
面6並びに一対のシ−ルド部材13A、13Bに囲まれ
て封入されている。上記シ−ル部材13A、13Bは、
Oリング等であって、上記摺動体3の摺動面6に形成さ
れた凹形状のシ−ル部材嵌り溝14A、14Bにそれぞ
れ嵌っている。また、上記導電性流体12として、水銀
その他のものが考えられる。
達装置1としての導電性流体12が封入されている。詳
しくは、上記摺動体3の摺動面6に一対のシ−ル部材1
3A、13Bが設けられ、この一対のシ−ル部材13
A、13B間に上記導電性流体が封入されている。つま
り、上記導電性流体12は、上記摺動支持面5及び摺動
面6並びに一対のシ−ルド部材13A、13Bに囲まれ
て封入されている。上記シ−ル部材13A、13Bは、
Oリング等であって、上記摺動体3の摺動面6に形成さ
れた凹形状のシ−ル部材嵌り溝14A、14Bにそれぞ
れ嵌っている。また、上記導電性流体12として、水銀
その他のものが考えられる。
【0016】また、上記一対のシ−ル部材13A、13
Bそれぞれの摺動方向Y外側の摺動体3摺動面6に外側
シ−ル部材15A、15Bが設けられている。この外側
シ−ル部材15A、15Bも上記シ−ル部材13A、1
3Bと同じく、上記摺動体3の摺動面6に形成された外
側シ−ル部材嵌り溝16A、16Bに嵌っている。上記
外側シ−ル部材15A、15Bは、上記シ−ル部材13
A、13Bが摩耗し、導電性流体12が洩れ出したとき
に、上記外側シ−ル部材15Aとシ−ル部材13A間及
び外側シ−ル部材15Bとシ−ル部材13B間に導電性
流体12を滞留せしめるものである。
Bそれぞれの摺動方向Y外側の摺動体3摺動面6に外側
シ−ル部材15A、15Bが設けられている。この外側
シ−ル部材15A、15Bも上記シ−ル部材13A、1
3Bと同じく、上記摺動体3の摺動面6に形成された外
側シ−ル部材嵌り溝16A、16Bに嵌っている。上記
外側シ−ル部材15A、15Bは、上記シ−ル部材13
A、13Bが摩耗し、導電性流体12が洩れ出したとき
に、上記外側シ−ル部材15Aとシ−ル部材13A間及
び外側シ−ル部材15Bとシ−ル部材13B間に導電性
流体12を滞留せしめるものである。
【0017】また、上記シ−ル部材13Aと、上記外側
シ−ル部材15Aとの間の摺動間隙7Aに、一対の第一
電極棒17A、17Bが、上記シ−ル部材13Bと、上
記外側シ−ル部材15Bとの間の摺動間隙7Aに、一対
の第二電極棒19A、19Bが臨んでいる。より詳しく
は、上記摺動支持部2に第一電極棒通し穴18A、18
Bが形成されていて、この穴の中を通された上記第一電
極棒17A、17Bは、図2に示す如く洩れ検出回路2
1を構成する一部となるものである。同じく、上記摺動
支持部2に第二電極棒通し穴20A、20Bが形成され
ていて、この穴の中を通された上記第二電極棒19A、
19Bは、洩れ検出回路を構成している。
シ−ル部材15Aとの間の摺動間隙7Aに、一対の第一
電極棒17A、17Bが、上記シ−ル部材13Bと、上
記外側シ−ル部材15Bとの間の摺動間隙7Aに、一対
の第二電極棒19A、19Bが臨んでいる。より詳しく
は、上記摺動支持部2に第一電極棒通し穴18A、18
Bが形成されていて、この穴の中を通された上記第一電
極棒17A、17Bは、図2に示す如く洩れ検出回路2
1を構成する一部となるものである。同じく、上記摺動
支持部2に第二電極棒通し穴20A、20Bが形成され
ていて、この穴の中を通された上記第二電極棒19A、
19Bは、洩れ検出回路を構成している。
【0018】上記洩れ検出回路21は、導電性流体12
の洩れを検出する為の回路であって、上記第一電極棒1
7A、17B或いは第二電極棒19A、19Bが洩れた
導電性流体12によって通電したとき、ランプ22が点
灯する回路である。尚、この洩れ検出回路21は、上述
したランプ22の点灯により検出を認識するもの以外の
方法、例えばブザ−等を利用したものなどでも良く、ま
た、上記洩れ検出回路21と、上記摺動体3を摺動せし
める制御系統と接続して摺動体3の摺動制御を管理して
も良い。
の洩れを検出する為の回路であって、上記第一電極棒1
7A、17B或いは第二電極棒19A、19Bが洩れた
導電性流体12によって通電したとき、ランプ22が点
灯する回路である。尚、この洩れ検出回路21は、上述
したランプ22の点灯により検出を認識するもの以外の
方法、例えばブザ−等を利用したものなどでも良く、ま
た、上記洩れ検出回路21と、上記摺動体3を摺動せし
める制御系統と接続して摺動体3の摺動制御を管理して
も良い。
【0019】そして、上記摺動支持部2には、電力供給
装置23が接続されていて、上記摺動支持部2を介して
摺動体3に電力を供給するものである。このとき、上記
電力供給装置23から供給された電気は、図1中の鎖線
矢示Eで示す如く、摺動支持部2から導電性流体12
へ、導電性流体12から摺動体3へと伝達されるもので
ある。
装置23が接続されていて、上記摺動支持部2を介して
摺動体3に電力を供給するものである。このとき、上記
電力供給装置23から供給された電気は、図1中の鎖線
矢示Eで示す如く、摺動支持部2から導電性流体12
へ、導電性流体12から摺動体3へと伝達されるもので
ある。
【0020】以上の構成により、その使い方を説明す
る。上記摺動体3によってスポット溶接を行う場合、先
ず上記摺動体3の先部を、ベ−ス25上の溶接しようと
するワ−ク11に当てがい、次に上記電力供給装置23
によって、電気を供給する。この電気は、上記摺動支持
部2及び導電性流体12を通って摺動体3に伝達され、
スポット溶接が行われる。
る。上記摺動体3によってスポット溶接を行う場合、先
ず上記摺動体3の先部を、ベ−ス25上の溶接しようと
するワ−ク11に当てがい、次に上記電力供給装置23
によって、電気を供給する。この電気は、上記摺動支持
部2及び導電性流体12を通って摺動体3に伝達され、
スポット溶接が行われる。
【0021】そして、上記使用経過に伴い、もし上記シ
−ル部材13A、13Bが摩耗し、導電性流体12が一
対のシ−ル部材13A、13B間から洩れたときは、上
記洩れ検出回路21によってこの洩れが検出され、必要
な処置が取られるものである。
−ル部材13A、13Bが摩耗し、導電性流体12が一
対のシ−ル部材13A、13B間から洩れたときは、上
記洩れ検出回路21によってこの洩れが検出され、必要
な処置が取られるものである。
【0022】次に、図3を参照して第二の実施例を説明
する。この例では上記第一の実施例と略同様の部分は省
略し、異なる部分のみを説明する。即ち、この例の摺動
支持部2及び摺動体3は、分割可能と成されている。上
記摺動支持部2は、摺動方向Yに分割されるものであっ
て、上記摺動体ヘッド収容空間4Bが形成された一側摺
動支持部30と、上記摺動体本体収容空間4Aが形成さ
れた他側摺動支持部31とから成る。上記一側及び他側
摺動支持部30、31が合わされる側には、それぞれ一
側フランジ部30A及び他側フランジ部31Aが形成さ
れていて、上記フランジ部30A、31Aに通す取り付
け金具(図示せず)によって、固定されるものである。
一方摺動体3は、一側摺動体32と他側摺動体33とに
分割されてネジ等の手段によって連結されている。
する。この例では上記第一の実施例と略同様の部分は省
略し、異なる部分のみを説明する。即ち、この例の摺動
支持部2及び摺動体3は、分割可能と成されている。上
記摺動支持部2は、摺動方向Yに分割されるものであっ
て、上記摺動体ヘッド収容空間4Bが形成された一側摺
動支持部30と、上記摺動体本体収容空間4Aが形成さ
れた他側摺動支持部31とから成る。上記一側及び他側
摺動支持部30、31が合わされる側には、それぞれ一
側フランジ部30A及び他側フランジ部31Aが形成さ
れていて、上記フランジ部30A、31Aに通す取り付
け金具(図示せず)によって、固定されるものである。
一方摺動体3は、一側摺動体32と他側摺動体33とに
分割されてネジ等の手段によって連結されている。
【0023】尚、上記第一及び第二の実施例では、上記
導電性流体を用いた電力伝達装置1をスポット溶接機に
適用した例を示したが、この他にシリンダ−とピストン
から構成されるその他の機械に用いても良い。
導電性流体を用いた電力伝達装置1をスポット溶接機に
適用した例を示したが、この他にシリンダ−とピストン
から構成されるその他の機械に用いても良い。
【0024】次に、図4及び図5を参照して第三の実施
例を説明する。この例はロ−タリ−ジョイント40に本
発明の電力伝達装置1を用いた例である。詳しくは、球
状の摺動空間44が形成された摺動支持部42の中に、
球状の摺動体43が摺動可能に、具体的には回転可能に
収まっている。また、上記摺動体43の摺動面46には
摺動体3を取り巻くようにシ−ル部材41が設けられて
いる。そして、上記球状の摺動支持部42内部の摺動支
持面45と、上記球状の摺動体43の摺動面46との
間、且つ上記シ−ル部材41の内側の摺動間隙7に、導
電性流体12が封入されている。そして、上記ロ−タリ
−ジョイント40は溶接装置に用いられる。図4中48
は溶接器、49は溶接用ケ−ブル、50は溶接ロボッ
ト、51は溶接ガン、52はワ−クであって、上記ロ−
タリ−ジョイント40は、上記溶接ケ−ブル49の途中
に装着されている。
例を説明する。この例はロ−タリ−ジョイント40に本
発明の電力伝達装置1を用いた例である。詳しくは、球
状の摺動空間44が形成された摺動支持部42の中に、
球状の摺動体43が摺動可能に、具体的には回転可能に
収まっている。また、上記摺動体43の摺動面46には
摺動体3を取り巻くようにシ−ル部材41が設けられて
いる。そして、上記球状の摺動支持部42内部の摺動支
持面45と、上記球状の摺動体43の摺動面46との
間、且つ上記シ−ル部材41の内側の摺動間隙7に、導
電性流体12が封入されている。そして、上記ロ−タリ
−ジョイント40は溶接装置に用いられる。図4中48
は溶接器、49は溶接用ケ−ブル、50は溶接ロボッ
ト、51は溶接ガン、52はワ−クであって、上記ロ−
タリ−ジョイント40は、上記溶接ケ−ブル49の途中
に装着されている。
【0025】上記導電性流体12を用いたロ−タリ−ジ
ョイント40によると、上記導電性流体12によって上
記摺動支持部42及び摺動体43の摩耗がなく、ロ−タ
リ−ジョイント40自信の寿命を延ばし易いものであ
る。尚、上記ロ−タリ−ジョイント40にも、上記第一
及び第二の実施例で示した洩れ検出回路21を適宜設け
ることが考えられる。
ョイント40によると、上記導電性流体12によって上
記摺動支持部42及び摺動体43の摩耗がなく、ロ−タ
リ−ジョイント40自信の寿命を延ばし易いものであ
る。尚、上記ロ−タリ−ジョイント40にも、上記第一
及び第二の実施例で示した洩れ検出回路21を適宜設け
ることが考えられる。
【0026】以上のように、上記摺動支持部2と、摺動
体3との間に導電性流体12を封入した電力伝達装置1
によると、上記摺動体3の摺動による外的負荷が電力伝
達装置1に対してかかりにくく、且つ流体の為に摩耗が
なく、破損する部品がないので上記電力伝達装置1の寿
命を延ばし易く、また、外部に露出していない為、上記
摺動支持部2及び摺動体3の使用適用箇所が限定されに
くいものである。
体3との間に導電性流体12を封入した電力伝達装置1
によると、上記摺動体3の摺動による外的負荷が電力伝
達装置1に対してかかりにくく、且つ流体の為に摩耗が
なく、破損する部品がないので上記電力伝達装置1の寿
命を延ばし易く、また、外部に露出していない為、上記
摺動支持部2及び摺動体3の使用適用箇所が限定されに
くいものである。
【0027】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明は請求項1及
び請求項2記載によると、上記電力伝達装置は、上記摺
動支持部内部の摺動支持面と、上記摺動の摺動面との間
の摺動間隙に導電性流体が封入されて成ることにより、
上記摺動体の摺動による摩耗がなく、従来例図6の電力
伝達装置の燐青銅板等のバネ性のある導体のように破損
することがなく、寿命が従来よりも延び易いと共に、従
来のように電力伝達装置が外部に露出して設けられてい
ないので、例えばスポット溶接等で上記摺動支持部及び
摺動体を狭い所にも位置せしめ易く、使用適用箇所が限
定されにくいものである。
び請求項2記載によると、上記電力伝達装置は、上記摺
動支持部内部の摺動支持面と、上記摺動の摺動面との間
の摺動間隙に導電性流体が封入されて成ることにより、
上記摺動体の摺動による摩耗がなく、従来例図6の電力
伝達装置の燐青銅板等のバネ性のある導体のように破損
することがなく、寿命が従来よりも延び易いと共に、従
来のように電力伝達装置が外部に露出して設けられてい
ないので、例えばスポット溶接等で上記摺動支持部及び
摺動体を狭い所にも位置せしめ易く、使用適用箇所が限
定されにくいものである。
【0028】また、請求項3記載によると、上記外側シ
−ル部材を設けたことにより、上記一対のシ−ル部材間
から洩れ出した導電性流体を、この洩れ出した所で留め
ておくことができる。
−ル部材を設けたことにより、上記一対のシ−ル部材間
から洩れ出した導電性流体を、この洩れ出した所で留め
ておくことができる。
【0029】また、請求項4記載によると、上記電極棒
を上記シ−ル部材と外側シ−ル部材との間の摺動間隙に
臨ませたことにより、上記電極棒が接続された洩れ検出
回路によって上記導電性流体の洩れを検出することがで
きる。
を上記シ−ル部材と外側シ−ル部材との間の摺動間隙に
臨ませたことにより、上記電極棒が接続された洩れ検出
回路によって上記導電性流体の洩れを検出することがで
きる。
【0030】また、請求項5記載によると、上記摺動支
持部を分割可能にしたことにより、上記摺動支持部を分
割して整備することが可能であり、保守を簡単にし易
い。
持部を分割可能にしたことにより、上記摺動支持部を分
割して整備することが可能であり、保守を簡単にし易
い。
【図1】本発明の第一の実施例で示した摺動体の電力伝
達装置を含むスポット溶接機の全体構成図である。
達装置を含むスポット溶接機の全体構成図である。
【図2】本発明の第一の実施例で示した摺動体の電力伝
達装置に用いられる洩れ検出回路を示した図である。
達装置に用いられる洩れ検出回路を示した図である。
【図3】本発明の第二の実施例で示した摺動体の電力伝
達装置を含むスポット溶接機の全体構成図である。
達装置を含むスポット溶接機の全体構成図である。
【図4】本発明の第三の実施例で示した摺動体の電力伝
達装置を含むロ−タリ−ジョイントを溶接装置に用いた
図である。
達装置を含むロ−タリ−ジョイントを溶接装置に用いた
図である。
【図5】本発明の第三の実施例で示した摺動体の電力伝
達装置を含むロ−タリ−ジョイントの全体構成図であ
る。
達装置を含むロ−タリ−ジョイントの全体構成図であ
る。
【図6】従来例で示した図である。
1 電力伝達装置 2 摺動支持部 3 摺動体 4 摺動空間 5 摺動支持面 6 摺動面 7 摺動間隙 13A、13B シ−ル部材 15A、15B 外側シ−ル部材 17A、17B 第一電極棒 19A、19B 第二電極棒 21 洩れ検出回路
Claims (5)
- 【請求項1】 導電性の摺動支持部2内部で摺動する導
電性の摺動部3に上記摺動支持部2を介して電力を供給
する電力伝達装置1に於て、 上記電力伝達装置1は、上記摺動支持部2内部の摺動支
持面5と、上記摺動体3の摺動面6との間の摺動間隙7
に、導電性流体12が封入されて成ることを特徴とする
摺動体の電力伝達装置。 - 【請求項2】上記摺動体2の摺動面6に一対のシ−ル部
材13A、13Bを設け、この一対のシ−ル部材13
A、13B間に上記導電性流体12が封入されて成るこ
とを特徴とする請求項1記載の摺動体の電力伝達装置。 - 【請求項3】上記一対のシ−ル部材13A、13Bのそ
れぞれの摺動方向Y外側の摺動体3摺動面6に外側シ−
ル部材15A、15Bが設けられていることを特徴とす
る請求項2記載の摺動体の電力伝達装置。 - 【請求項4】上記一対のシ−ル部材13A、13Bと、
上記外側シ−ル部材15A、15Bとの間の摺動間隙7
に、洩れ検出回路21を構成する一対の電極棒17A、
17B、19A、19Bが臨んでいることを特徴とする
請求項3記載の摺動体の電力伝達装置。 - 【請求項5】上記摺動支持部2及び摺動体3は、上記摺
動体3の摺動方向Yに分割可能に構成されていることを
特徴とする請求項1記載の摺動体の電力伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7227361A JPH0952178A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 摺動体の電力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7227361A JPH0952178A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 摺動体の電力伝達装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0952178A true JPH0952178A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16859601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7227361A Pending JPH0952178A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 摺動体の電力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0952178A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014508041A (ja) * | 2011-01-13 | 2014-04-03 | ヴァイス、ダニエル | 可動電極を有する溶接ヘッドおよび関連する溶接方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5716285B2 (ja) * | 1972-04-04 | 1982-04-03 | ||
JPS61283467A (ja) * | 1985-06-07 | 1986-12-13 | Dengensha Mfg Co Ltd | スポツト溶接ガン用軸給電ユニツト |
JPH08174229A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-07-09 | Kojima Press Co Ltd | 抵抗溶接用加圧装置 |
-
1995
- 1995-08-11 JP JP7227361A patent/JPH0952178A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5716285B2 (ja) * | 1972-04-04 | 1982-04-03 | ||
JPS61283467A (ja) * | 1985-06-07 | 1986-12-13 | Dengensha Mfg Co Ltd | スポツト溶接ガン用軸給電ユニツト |
JPH08174229A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-07-09 | Kojima Press Co Ltd | 抵抗溶接用加圧装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014508041A (ja) * | 2011-01-13 | 2014-04-03 | ヴァイス、ダニエル | 可動電極を有する溶接ヘッドおよび関連する溶接方法 |
US9592567B2 (en) | 2011-01-13 | 2017-03-14 | Daniel Weiss | Welding head comprising a movable electrode and related welding method |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970930 |