JPH0951989A - 動物模型及び動物模型の脚部駆動機構 - Google Patents

動物模型及び動物模型の脚部駆動機構

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JPH0951989A
JPH0951989A JP20868095A JP20868095A JPH0951989A JP H0951989 A JPH0951989 A JP H0951989A JP 20868095 A JP20868095 A JP 20868095A JP 20868095 A JP20868095 A JP 20868095A JP H0951989 A JPH0951989 A JP H0951989A
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leg
opening
closing
animal model
legs
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JP20868095A
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Tetsutaro Eto
哲太郎 江藤
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ETO DENKI KK
ETOU DENKI KK
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ETO DENKI KK
ETOU DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右側の脚部を別々に開閉させて、実際の動
物の動きに近似した動きを再現し、遊戯者の興味を更に
そそることが出来る動物模型及び動物模型の脚部駆動機
構を提供する。 【解決手段】 胴体部2と、胴体部2に独立して回動自
在に軸支される左右前後脚部3〜6と、左側前脚部3が
胴体部2進行方向前方へ回動する際に左側後脚部5を後
方へ回動させると共に、左側前脚部3が胴体部2進行方
向後方へ回動する際に左側後脚部5を前方へ回動させる
ことにより前後脚部先端の開閉中心を略一定位置に保持
する左側脚部連動機構と、右側前脚部4が胴体部2進行
方向前方へ回動する際に右側後脚部6を後方へ回動させ
ると共に、右側前脚部4が胴体部2進行方向後方へ回動
する際に右側後脚部6を前方へ回動させることにより前
後脚部先端の開閉中心を略一定位置に保持する右側脚部
連動機構とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に競馬ゲーム
等の競争遊戯装置に用いられる動物模型及び動物模型の
脚部駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からゲームセンター等には競馬等を
模型化し、着順を当てる等の競争遊戯装置が配置されて
いる。このような競争遊戯装置においては、より現実の
競馬に近い雰囲気を醸し出し、遊戯者の興味をそそるた
めに、実物の馬の動作に近似した動きを呈する動物模型
が、走行模型として用いられる。
【0003】この動物模型として例えば、出願人らが提
案する図6及び図7に示す平成6年特許出願第1991
90号等に記載されているような馬体模型100を使用
する事が考えられる。
【0004】この馬体模型100では、両前足L1,L
1が、回動自在となるように回動軸101によって、胴
体102内に設けられたハウジング103に軸支されて
いる。また、両後足L2,L2は、上端部104がハウ
ジング103に固着されている。
【0005】この前後足L1〜L2の下端部には、マグ
ネットMG3,MG4が各々取り付けられ、表面板51
の下面側に配設される脚駆動装置110の吸着マグネッ
トMG1,MG2によって、この表面板Hを介して磁着
されている。
【0006】このマグネットMG1,MG1及びMG
2,MG2は、各々駆動モータ105の駆動により、伝
達機構106を介して、前後方向へ開閉スライド移動す
るスライド部材107,108上に左右揃えて配設され
ている。
【0007】このため、前記馬体模型100の両前足L
1,L1及び両後足L2,2Lは、左右揃って同時に前
後方向へ開閉動作を行ないながら、表面板51上を進む
様に構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
様な動物模型及び動物模型の脚部駆動機構では、吸着マ
グネットMG1,MG1又はMG2,MG2が、左右
共、同じスライド部材107,108の上に配設されて
いるので、左右前脚及び左右後脚は、揃って同時に前後
方向へ摺動する。
【0009】このため、実際の馬体が、例えば駆け足を
行なっているような左右別々の脚部の動きを再現するこ
とは出来ず、遊戯者の興味を一定以上そそることが出来
なかった。
【0010】そこで、この発明は、左右側の脚部を別々
に開閉させて、実際の動物の動きに近似した動きを再現
し、遊戯者の興味を更にそそることが出来る動物模型及
び動物模型の脚部駆動機構を提供することを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のものでは、胴体部と、該胴
体部に独立して回動自在に軸支される左右前脚部と、該
胴体部に独立して回動自在に軸支される左右後脚部と、
前記左側前脚部が前記胴体部進行方向前方へ回動する際
に前記左側後脚部を後方へ回動させると共に、前記左側
前脚部が前記胴体部進行方向後方へ回動する際に前記左
側後脚部を前方へ回動させることにより前後脚部先端の
開閉中心を略一定位置に保持する左側脚部運動機構と、
前記右側前脚部が前記胴体部進行方向前方へ回動する際
に前記右側後脚部を後方へ回動させると共に、前記右側
前脚部が前記胴体部進行方向後方へ回動する際に前記右
側後脚部を前方へ回動させることにより前後脚部先端の
開閉中心を略一定位置に保持する右側脚部連動機構とを
有する動物模型を特徴としている。
【0012】かかる構成の請求項1に記載された発明で
は、左側脚部連動機構では、前記左側前脚部が前記胴体
部進行方向前方へ回動する際に前記左側後脚部を後方へ
回動させると共に、前記左側前脚部が前記胴体部進行方
向後方へ回動する際に前記左側後脚部を後方へ回動させ
ることにより前後脚部先端の開閉中心を略一定位置に保
持する。
【0013】また、右側脚部連動機構では、前記右側前
脚部が前記胴体部進行方向前方へ回動する際に前記右側
後脚部を後方へ回動させると共に、前記右側前脚部が前
記胴体部進行方向後方へ回動する際に前記右側後脚部を
後方へ回動させることにより前後脚部先端の開閉中心を
略一定位置に保持する。
【0014】このため、胴体部が前記左右前後脚部のみ
で支持されていても、前後脚部先端の開閉中心が、左右
側共に、略一定位置に保持されているので、直立姿勢を
維持することが出来る。
【0015】従って、胴体部を支持するための他の支持
部材等を用いなくとも、バランスを崩すことなく直立姿
勢のまま、左右側の脚部を別々に開閉させて、実際の動
物の動きに近似した動きを再現し、遊戯者の興味をそそ
ることが出来る。
【0016】また、請求項2に記載されたものでは、前
記動物模型下方に位置し、前記各脚部先端を独立して牽
引する前後左右脚牽引部と、駆動部と、該駆動部の駆動
力を伝達して、前記動物模型の前後脚部先端の開閉中心
と略一致する位置を開閉中心として前記各前後左右脚牽
引部を左右側で、各々独立させて開閉させる開閉機構部
とを有する請求項1記載の動物模型の脚部駆動機構を特
徴としている。
【0017】かかる構成の請求項2に記載されたもので
は、駆動部を駆動すると、該駆動部の駆動力が伝達し
て、前記動物模型下方に位置し、前記各脚部先端を独立
して牽引する前後左右脚牽引部が駆動する。
【0018】この前後左右脚牽引部の駆動は、前記開閉
機構部によって、前記動物模型の前後脚部先端の開閉中
心と略一致する位置を開閉中心として前記各前後左右脚
牽引部を左右側で、各々独立して開閉させるように行な
われる。
【0019】従って、左右側の脚部を別々に開閉させれ
ば、実際の動物の動きに近似した動きを再現し、遊戯者
の興味をそそることが出来る。
【0020】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記開閉機構部は、左右脚部を交互に開閉させるように
構成されている請求項2記載の動物模型の脚部駆動機構
を特徴としている。
【0021】かかる構成の請求項3に記載されたもので
は、前記開閉機構部が、左右脚部を交互に開閉させる。
このため、左右側の脚部が交互に開閉動作しながら、動
物模型が移動しているかのように見え、実際の動物の動
きに近似した動きを再現し、遊戯者の興味をそそること
が出来る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0023】図1乃至図5は、この発明の実施の形態の
構成を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均
等な部分については同一符号を付して説明する。
【0024】まず、構成を説明すると、符号1は、この
実施の形態の動物模型としての馬体模型で、この馬体模
型1は、主に胴体部2と、この胴体部2に独立して回動
自在に軸支される左右前脚部3,4と、この胴体部2に
独立して回動自在に軸支される左右後脚部5,6とを有
して構成されている。
【0025】このうち、胴体部2には、左右一対のアル
ミ合金製板材7a,7bを組み合わせてなる胴体ハウジ
ング7と、この胴体ハウジング7の周囲に配設されて実
際の馬体に近似させて形成されたプラスチックカバー8
とが設けられている。
【0026】また、左右前後脚部3〜6には、アルミ合
金製の脚材10〜13と、この脚材10〜13の周囲に
配設されて実際の馬体の脚部に近似させて形成されたプ
ラスチック脚カバー14〜17とが各々設けられてい
る。このうち、前記脚材10〜13の上端部10a〜1
3aは、胴体ハウジング7に対して回動自在となるよう
に回動ピン9・・・で軸支されるようにしている。
【0027】この上端部10a〜13aには、左右側脚
部連動機構を構成する運動部材18,20及び19,2
1が、各々固定ピン22・・・によって固定されて設けら
れている。また、下端部10b〜13bには、左右前後
マグネットMG3L,MG3R,MG4L,MG4R
が、各々設けられている。
【0028】前記連動部材18〜21には、前後の連動
部材18,20及び19,21間の対向する部分に、各
々噛み合って、前記回動ピン9・・・を回転中心とした回
動を連動させるように構成されるギヤ部23〜26が形
成されている。
【0029】また、この連動部材18〜21には、凹部
27〜30が形成されている。この凹部27〜30は、
前記アルミ合金製板材7a,7bに設けられたストッパ
31・・・に当接することにより、この連動部材18〜2
1の回動量が所定の範囲となるように規制されている。
【0030】従って、前記左側脚部連動機構は、左側前
脚部3が前記胴体部2進行方向前方へ回動する際に前記
左側後脚部5を後方へ回動させると共に、前記左側前脚
部3が前記胴体部進行方向後方へ回動する際に前記左側
後脚部5を後方へ回動させることにより前後脚部先端の
開閉中心を略一定位置である馬体模型1の重心位置G近
傍に保持するように構成されている。
【0031】また、前記右側脚部連動機構は、右側前脚
部4が前記胴体部2進行方向前方へ回動する際に前記右
側後脚部6を後方へ回動させると共に、前記右側前脚部
4が前記胴体部6進行方向後方へ回動する際に前記右側
後脚部6を後方へ回動させることにより前後脚部先端の
開閉中心を略一定位置である馬体模型1の重心位置G近
傍に保持するように構成されている。
【0032】図3〜図5は、この実施の形態の脚部駆動
機構を設けた台車50の構成を説明するものである。こ
の台車50は、前記馬体模型1を載置した表面板51
と、走行板52との間に配置されて、図示省略の走行モ
ータで、車輪53,53を転動させて、この走行板52
上を走行する事により、前記馬体模型1を進行方向へ移
動させるものである。
【0033】この台車50の上面側には、前記左右前後
マグネットMG3L,MG3R,MG4L,MG4Rを
各々前記表面板51を介して磁着することにより独立し
て牽引する前後左右脚牽引部としての各牽引用マグネッ
トMG1L,MG1R,MG2L,MG2Rが、各スラ
イド部材54〜57に設けられている。
【0034】これらの各スライド部材54〜57は、左
右両側面に、ガイドローラ58・・・が回動自在に設けら
れている。また、前記台車50の上部に、先端を略球状
とした回転軸50aを介して載置されるレール部材59
〜61が、並列に配設されている。
【0035】このレール部材59〜61の前部には、前
記表面板51の裏面側に接触して転動するベアリング部
材59a,61aが設けられると共に、後部には、車輪
60aが設けられている。
【0036】また、このレール部材59〜61には、側
面にガイド溝62〜64が形成されている。そして、こ
のガイド溝62〜64内を前記ガイドローラ58・・・が
転動して移動し、所定の範囲内で、前記スライド部材5
4〜57が前記レール部材59〜61の長手方向に沿っ
てスライド自在となるように支持されている。
【0037】駆動部としての駆動モータ66は、モータ
マウント67上に配設されて、前記各レール部材59〜
61と共に、前記回転軸50aを受け止める軸受部材6
8を中心として回転可能となるように配設されている。
この駆動モータ66の回転軸には、小プーリ69が設け
られている。この小プーリ69には、ベルト部材70が
巻回されている。
【0038】そして、このベルト部材70は、大プーリ
部材74に巻回されている。この大プーリ部材74は、
ベアリング71,72,73に支持されることによっ
て、前記レール部材59〜61及び軸受部材68に回転
自在に配設されている。
【0039】この大プーリ部材74の上面には、円転円
盤75が固着されている。従って、前記駆動モータ66
の回転駆動力は、前記台車50の進行方向が、前記レー
ル部材59〜61の長手方向の向きに対して相違した角
度を有していても、減速されてこの円転円盤75に伝達
され、回転駆動させるように構成されている。
【0040】次に、この実施の形態の開閉機構部の構成
を説明する。この実施の形態の開閉機構部は、この円転
円盤75の回転駆動力を伝達する回転クランク機構によ
り、前記馬体模型1の前後脚部3,5及び4,6先端の
開閉中心である重心位置G近傍と略一致する位置を開閉
中心として前記各前後左右脚牽引マグネットMG1L,
MG2L及びMG1R,MG2Rを左右側で、各々独立
させて開閉させるように構成されている。
【0041】前記回転円盤75の回転軸を中心として、
所定半径距離、離間した位置には、第1原動ピン76が
立設されている。この第1原動ピン76の上端には、第
1板状部材77が一端部を固定して設けられている。
【0042】この円転円盤75の回転軸を中心として、
所定半径距離、離間した位置で、前記第1原動ピン76
の立設位置に対して、位相を90°ずらした位置に配設
される前記第1板状部材77の他端部には、第2原動ピ
ン78が立設されている。この第2原動ピン78の上端
には、第2板状部材79が一端部を固定して設けられて
いる。
【0043】この円転円盤75の回転軸を中心として、
所定半径距離、離間した位置で、前記第1原動ピン76
の立設位置に対して、位相を180°ずらした位置に配
設される前記第2板状部材79の他端部には、第3原動
ピン80が立設されている。この第3原動ピン80の上
端には、第3板状部材81が一端部を固定して設けられ
ている。
【0044】この円転円盤75の回転軸を中心として、
所定半径距離、離間した位置で、前記第1原動ピン76
の立設位置に対して、位相を270°ずらした位置に配
設される前記第3板状部材81の他端部には、第4原動
ピン82が立設されている。前記各第1〜4原動ピン7
6,78,80,82は、各々所定高さを有していて、
前記各第1〜第3板状部材77,79,81間に所定の
空間を形成するように構成されている。
【0045】前記各第1〜4原動ピン76,78,8
0,82には、各連結ロッド83〜86の一端部が回動
自在となるように接続されると共に、これらの各連結ロ
ッド83〜86の他端部には、溝87,88に沿ってス
ライドするガイドピン89・・・が設けられていて、これ
らの各ガイドピン89・・・を介して前記スライド部材5
4〜57が、回動自在となるように接続されている。
【0046】したがって、この実施の形態の開閉機構部
では、位相が90°づつ変位した回転クランク機構を用
いることにより、前記駆動モータ66の駆動で、左右脚
部3,5及び4,6が交互に開閉されるように構成され
ている。
【0047】次に、この実施の形態の作用について説明
する。
【0048】前記左側脚部連動機構の連動部材18,2
0は、前記左側前脚部3が前記胴体部2進行方向前方へ
回動する際に前記左側後脚部5を後方へ回動させると共
に、前記左側前脚部3が前記胴体部2進行方向後方へ回
動する際に前記左側後脚部5を前方へ回動させることに
より、全ての角度の開閉位置で、前後脚部3,5先端の
左前後マグネットMG3L,MG4Lの開閉中心を略一
定位置である馬体模型1の重心位置G近傍に保持する。
【0049】また、右側脚部連動機構の連動部材19,
21では、前記右側前脚部4が前記胴体部2進行方向前
方へ回動する際に前記右側後脚部6を後方へ回動させる
と共に、前記右側前脚部4が前記胴体部2進行方向後方
へ回動する際に前記右側後脚部6を前方へ回動させるこ
とにより、全ての角度の開閉位置で、前後脚部4,6先
端の開閉中心を略一定位置である馬体模型1の重心位置
G近傍に保持する。
【0050】このため、胴体部2が前記左右前後脚部3
〜5のみで支持されていても、前後脚部先端の左右前後
マグネットMG3L,MG4L及びMG3R,MG4R
の開閉中心が、左右側共に、略一定位置である重心位置
G近傍に保持されているので、直立姿勢を維持すること
が出来る。
【0051】従って、胴体部2を支持するための他の支
持部材等を用いなくとも、バランスを崩すことなく直立
姿勢のまま、左右側の脚部3,5及び4,6を別々に開
閉させて、実際の動物の動きに近似した動きを再現し、
遊戯者の興味をそそることが出来る。
【0052】また、前記駆動モータ66を駆動すると、
この駆動モータ66の駆動力が、前記開閉機構部を介し
て伝達して、前記馬体模型下方に位置し、前記各脚部3
〜6の先端に設けられた左右前後マグネットMG3L〜
MG4Rを独立して牽引する前後左右牽引用マグネット
MG1L〜MG2Rが、前後方向へ往復スライド駆動す
る。
【0053】この前後左右脚牽引用マグネットMG1L
〜MG2Rの往復スライド駆動は、前記開閉機構部の位
相が90°づつ変位した回転クランク機構によって、前
記馬体模型1の前後脚部3〜6先端に設けられた左前後
マグネットMG3L,MG4L及び右前後マグネットM
G3R,MG4Rの開閉中心と略一致する重心位置G近
傍を略開閉中心として前記各前後左右脚牽引用マグネッ
トMG1L,MG2L及びMG1R,MG2Rを左右側
で、各々独立して交互に開閉するように行われる。
【0054】すなわち、前記駆動モータ66を駆動する
と、前記小プーリ669の回転力は、ベルト部材70を
介して大プーリ部材74を回転させる。この大プーリ部
材74に固着された回転円盤75は、回転クランク機構
の第1〜4原動ピン76,78,80,82を前記回転
軸50aを中心として回転させる。
【0055】これらの第1〜4原動ピン76,78,8
0,82と、前記各連結ロッド83〜86を介して接続
されている前記各スライド部材54〜57は、前記ガイ
ド溝62〜65内でガイドローラ58を転動させなが
ら、前記レール部材59〜61に沿って、前後方向へ各
々往復スライド移動する。
【0056】これらの各スライド部材54〜57に設け
られている各前後左右脚牽引用マグネットMG1L,M
G2L及びMG1R,MG2Rは、前記表面板51を介
して左右側の脚部3,5及び4,6の前後左右マグネッ
トMG3L,MG4L及びMG3R,MG4Rを磁着し
ているので、この各スライド部材54〜57の前後方向
へ各々往復スライド移動に伴って、前記馬体模型1の左
右前後脚部3,5及び4,6も左右交互に開閉動作を行
う。
【0057】前記台車50は、車輪53…を転動させな
がら前方方向へ進行するので、馬体模型1が前方方向へ
牽引されて移動している。このため、実際の馬体が、例
えば駆け足等を行っているような左右別々の脚部3,5
及び4,6の動きを呈して、馬体模型1が移動し、実際
の動物の動きに近似した動きを再現し、遊戯者の興味を
そそることが出来る。
【0058】また、この実施の形態では、前記大プーリ
部材74が、ベアリング71,72,73に支持される
ことによって、前記レール部材59〜61及び軸受部材
68に回転自在に配設されている。このため、前記駆動
モータ66の回転駆動力は、前記台車50の進行方向
が、前記レール部材59〜61の長手方向の向きに対し
て相違した角度を有していても、減速されてこの回転円
盤75に伝達され、回転駆動させるように構成されてい
る。したがって、台車50の進行方向に拘らず、左右前
後脚部3〜6を交互に開閉駆動させることが出来る。
【0059】しかも、この左右前後脚部3,5及び4,
6の交互の開閉角度は、左前後脚部3,5及び右前後脚
部4,6の開閉中心を、馬体模型1の重心位置G近傍に
設定しているので、大角度に設定しても、バランスを崩
すことがない。このため、開脚角度の設定自由度が増大
して、更に、実際の馬体の動きに近似した動きの再現性
を良好なものとすることが出来る。
【0060】また、前記実施の形態では、左右前後脚部
3,5及び4,6の交互の開閉がおこなわれても、左前
後脚部3,5及び右前後脚部4,6の開閉中心は、馬体
模型1の重心位置G近傍に位置しているので、全ての開
閉角度において表面板51からの胴体部2の高さは、左
右で略均一となる。このため、図2中白抜き矢印に示す
様な馬体模型1の左右方向への揺動量は最小限に抑制さ
れて、左右方向の転倒等の虞が少ない。従って、馬体模
型1の横巾の増大を抑えることができるので、規定巾の
コース上に複数の馬体模型1…を並走させることが出来
る。
【0061】しかも、前記胴体部2は、左右前後脚部
3,5及び4,6の開閉により、所定量上下動して、更
に、実際の馬体の動きに近似した動きを再現し、遊戯者
の興味をそそることが出来る。
【0062】また、駆動モータ66等が、走行板52の
下面側に配設されているので、配線コード等が露出する
ことがない。従って、外観品質の良好な馬体模型1を提
供することが出来る。
【0063】以上、この発明の実施の形態を図面により
詳述してきたが、具体的な構成は、前記実施の形態に限
らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等
があってもこの発明に含まれる。
【0064】例えば、前記実施の形態では、脚部開閉機
構の回転クランク機構の位相を90°づつ変位させてい
るが、特にこれに限らず、例えば、0°〜180°等、
他の角度の変位であっても、実際の馬体の脚部の動作に
近似した動きを呈するように構成される角度であるなら
ばよい。
【0065】また、回転クランク機構を左右別々に構成
して、異なる駆動モータ66,66により駆動するよう
に構成してもよい。この場合、各駆動モータ66,66
の回転速度を変速制御することにより、左右脚部3,5
及び4,6を交互に開閉したり、揃えて開閉したりする
ことが出来る。
【0066】更に、前記実施の形態では、駆動部として
駆動モータ66を用いているが、特にこれに限らず、例
えば、前記車輪60a又は、車輪53…の走行に伴う回
転駆動力等を利用して回転駆動力を得る等、どの様な構
成で駆動力を得る駆動部であってもよい。
【0067】また、前記実施の形態では、動物模型とし
て、馬体模型1を用いているが、特にこれに限らず、例
えば、犬、猫、鼬、兎、等の前後脚を開閉動させながら
走る動物の模型であるならば、どの様な動物を模した動
物模型であっても良いことは当然である。
【0068】そして、前記実施の形態では、開閉機構部
として、回転クランク機構を採用しているが、特にこれ
に限らず、例えば、他のリンク,ギヤ,チェーン,ベル
ト等及びその組合せ等、前記馬体模型1の前後脚部3〜
6先端の開閉中心と略一致する位置を開閉中心として前
記各前後左右脚牽引用マグネットMG1L,MG2L及
びMG1R,MG2Rを左右側で、各々独立してスライ
ド開閉させる開閉機構であるならば、どの様な構成の開
閉機構部であってもよいことは当然である。
【0069】
【発明の効果】以上説明してきたように請求項1に記載
された発明では、左側脚部連動機構では、前記左側前脚
部が前記胴体部進行方向前方へ回動する際に前記左側後
脚部を後方へ回動させると共に、前記左側前脚部が前記
胴体部進行方向後方へ回動する際に前記左側後脚部を後
方へ回動させることにより前後脚部先端の開閉中心を略
一定位置に保持する。
【0070】また、右側脚部連動機構では、前記右側前
脚部が前記胴体部進行方向前方へ回動する際に前記右側
後脚部を後方へ回動させると共に、前記右側前脚部が前
記胴体部進行方向後方へ回動する際に前記右側後脚部を
後方へ回動させることにより前後脚部先端の開閉中心を
略一定位置に保持する。
【0071】このため、胴体部が前記左右前後脚部のみ
で支持されていても、前後脚部先端の開閉中心が、左右
側共に、略一定位置に保持されているので、直立姿勢を
維持することが出来る。
【0072】従って、胴体部を支持するための他の支持
部材等を用いなくとも、バランスを崩すことなく直立姿
勢のまま、左右側の脚部を別々に開閉させて、実際の動
物の動きに近似した動きを再現し、遊戯者の興味をそそ
ることが出来る。
【0073】また、請求項2に記載されたものでは、駆
動部を駆動すると、該駆動部の駆動力が伝達して、前記
動物模型下方に位置し、前記各脚部先端を独立して牽引
する前後左右脚牽引部が駆動する。
【0074】この前後左右脚牽引部の駆動は、前記開閉
機後部によって、前記動物模型の前後脚部先端の開閉中
心と略一致する位置を開閉中心として前記各前後左右脚
牽引部を左右側で、各々独立して開閉させるように行わ
れる。
【0075】従って、左右側の脚部を別々に開閉させれ
ば、実際の動物の動きに近似した動きを再現し、遊戯者
の興味をそそることが出来る。
【0076】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記開閉機構部が、左右脚部を交互に開閉させる。この
ため、左右側の脚部が交互に開閉動作しながら、動物模
型が移動しているかのように見え、実際の動物の動きに
近似した動きを再現し、遊戯者の興味をそそることが出
来る、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の馬体模型の一部断面側
面図である。
【図2】この発明の実施の形態の馬体模型の一部断面正
面図である。
【図3】この発明の実施の形態の台車の一部断面側面図
である。
【図4】この発明の実施の形態の台車の要部の構成を説
明する図3のA−A線に沿った位置の断面図である。
【図5】この発明の実施の形態の台車の平面図である。
【図6】従来例の馬体模型が走行板上で移動している様
子を示す側面図である。
【図7】従来例の台車の平面図である。
【符号の説明】
1 馬体模型(動物模型) 2 胴体部 3 左前脚部 4 右前脚部 5 左後脚部 6 右後脚部 7 胴体ハウジング 18,20 左側脚部連動部材(左側脚部連動機構) 19,21 右側脚部連動部材(右側脚部連動機構) 50 台車 66 駆動モータ(駆動部) 脚部開閉機構部 54〜57 スライド部材 69 小プーリ 70 ベルト部材 74 大プーリ部材 76 第1原動ピン 77 第1板状部材 78 第2原動ピン 79 第2板状部材 80 第3原動ピン 81 第3板状部材 82 第4原動ピン 83〜86 連結ロッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴体部と、該胴体部に独立して回動自在に
    軸支される左右前脚部と、該胴体部に独立して回動自在
    に軸支される左右後脚部と、前記左側前脚部が前記胴体
    部進行方向前方へ回動する際に前記左側後脚部を後方へ
    回動させると共に、前記左側前脚部が前記胴体部進行方
    向後方へ回動する際に前記左側後脚部を前方へ回動させ
    ることにより前後脚部先端の開閉中心を略一定位置に保
    持する左側脚部連動機構と、前記右側前脚部が前記胴体
    部進行方向前方へ回動する際に前記右側後脚部を後方へ
    回動させると共に、前記右側前脚部が前記胴体部進行方
    向後方へ回動する際に前記右側後脚部を前方へ回動させ
    ることにより前後脚部先端の開閉中心を略一定位置に保
    持する右側脚部連動機構とを有することを特徴とする動
    物模型。
  2. 【請求項2】前記動物模型下方に位置し、前記各脚部先
    端を独立して牽引する前後左右脚牽引部と、駆動部と、
    該駆動部の駆動力を伝達して、前記動物模型の前後脚部
    先端の開閉中心と略一致する位置を開閉中心として前記
    各前後左右脚牽引部を左右側で、各々独立させて開閉さ
    せる開閉機構部とを有することを特徴とする請求項1記
    載の動物模型の脚部駆動機構。
  3. 【請求項3】前記開閉機構部は、左右脚部を交互に開閉
    させるように構成されていることを特徴とする請求項2
    記載の動物模型の脚部駆動機構。
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