JPH0951883A - 体脂肪測定装置 - Google Patents

体脂肪測定装置

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JPH0951883A
JPH0951883A JP7209439A JP20943995A JPH0951883A JP H0951883 A JPH0951883 A JP H0951883A JP 7209439 A JP7209439 A JP 7209439A JP 20943995 A JP20943995 A JP 20943995A JP H0951883 A JPH0951883 A JP H0951883A
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JP
Japan
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measurement
living body
measurement signal
body fat
bioelectrical impedance
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Application number
JP7209439A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Kubota
康之 久保田
Tetsuya Ishii
徹哉 石井
Masashi Kuriwaki
真史 栗脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH0951883A publication Critical patent/JPH0951883A/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/48Other medical applications
    • A61B5/4869Determining body composition
    • A61B5/4872Body fat

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一段と正確な生体電気インピーダンスを安全
に測定する。 【解決手段】 体脂肪測定装置は、測定処理部2と、C
PU3と、表示部4とからなる。測定処理部2は、所定
周波数の測定信号Iaを生成し、生体に送出する測定信
号発生器71と、測定信号Iaに基づいて、生体の互い
に隔たる任意の2つの表面部位間に生じる電位差及び電
流を検出する差動増幅器81,ローパスフィルタ82,
92,A/D変換器83,93と、A/D変換器83,9
3によってデジタル化された電圧を記憶するサンプリン
グメモリ84,94とからなる。CPU3は、測定信号
発生器71に測定信号Iaを所定間隔で所定回数送出さ
せると共に、サンプリングメモリ84,94に記憶され
たデジタル電圧に基づいて、生体の部位間の生体電気イ
ンピーダンスや体脂肪量、体内水分量を算出する。表示
部4は、生体電気インピーダンスや体脂肪量、体内水分
量を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、生体電気インピーダ
ンス法に基づいて、被験者の体脂肪率や体脂肪量等の推
計に有用な体脂肪測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生体の電気特性は、組織または臓器の種
類によって著しく異なっており、例えば、ヒトの場合、
血液の電気抵抗率は150Ω・cm前後であるのに対し
て、骨や脂肪のそれは1〜5kΩ・cmもある。この生
体の電気抵抗率を含めた電気特性は、生体電気インピー
ダンスと呼ばれ、人体の体表面に装着された複数の電極
間に微小電流(例えば、300μA)を流すと共に、こ
の微小電流の周波数を3〜400kHzの周波数範囲で
スイープすることにより測定される。これを生体電気イ
ンピーダンス法という(「身体組成の評価法としての生
体電気インピーダンス法」,Baumgartner, R.N., etc.
著、「生体電気インピーダンスとその臨床応用」,医用
電子と生体工学,金井寛著,20(3) Jun 1982、「インピー
ダンス法による体肢の水分分布の推定とその応用」,医
用電子と生体工学,波江野誠等著,23(6)1985、「インピ
ーダンス法による膀胱内尿量の長時間計測」,人間工学,
口ノ町康夫等著,28(3) 1992 等参照)。
【0003】人体の生体系では、電気は主として細胞内
外の電解質溶液中のイオンによって運ばれる。このこと
から、上記生体電気インピーダンス法では、図4に示す
ように、生体電気インピーダンスは、抵抗R0のみから
なる細胞外液インピーダンスと、抵抗Riと容量Cとか
らなる細胞内液インピーダンスとの並列合成インピーダ
ンスと考える(容量分は細胞膜等が絶縁膜として働くた
めである)。人体が同図に示すような等価回路モデルと
して表すことができるとすれば、非常に低い周波数で
は、細胞膜(容量C)の生体電気インピーダンスは、電
気を通すには高すぎる。したがって、電気は細胞外液を
通してのみ流れ、測定される生体電気インピーダンスは
純粋に抵抗R0である。次に、周波数が増加するにつれ
て、電流は細胞膜を貫通するようになり、測定される生
体電気インピーダンスには、抵抗分とリアクタンス分が
含まれる。非常に高い周波数では、細胞膜が容量性能力
を失うことにより、再び、純粋に合成抵抗Ri・R0/
(Ri+R0)のみが測定される。このことから、周波数
をスイープすることにより、生体電気インピーダンス、
抵抗、リアクタンス等を求めることができ、これらの変
化により体脂肪量や体内水分量(細胞外液)の変化を推
計できる。
【0004】図5は、そのような従来の体脂肪測定装置
の各種電極の取付状態を示す図であり、また、図6は、
同装置の動作を説明するためのフローチャートである。
同測定装置は、測定時間等を入力するためのキーボード
と、人体に測定信号Iaを送出し、これにより人体から
得られる電圧電流情報をデジタル処理するための測定処
理部と、測定処理部の処理結果を記憶すると共に、その
処理結果に基づいて生体電気インピーダンスを算出し、
記憶するための制御部と、この制御部によって算出され
た生体電気インピーダンスや体脂肪量、体内水分量等を
表示するための表示部とから概略構成されている。
【0005】電極Hc,Hpは被験者の右手に、電極L
p,Lcは被験者の右足の足首近傍にそれぞれ吸着方式
により取り付けられる(このとき、電極Hc,Lcを、
電極Hp,Lpよりも人体の中心から遠い方に取り付け
る)。電極Hcは人体に送出すべき測定信号Iaが出力
される電極、電極Hp,Lpは被験者の右手足間の電圧
Vpを検出するための電極、電極Lcは電極Hpと共に
被験者の右手足間の電流Ibを検出するための電極であ
る。
【0006】このような状態において、体脂肪測定装置
の測定開始スイッチをオンにすると、電源が投入され、
制御部は、まず、所定の初期設定を行った後、図6のス
テップSA1において、測定処理部を制御して、測定信
号Iaを電極Hcから人体へ送出させて測定を開始す
る。測定信号Iaが人体に供給されると、測定処理部に
おいて、電極Hp,Lpが取り付けられた右手足間で生
じた電圧Vp及び電極Hc,Lcが取り付けられた右手
足間で生じた電流Ibが検出され、電流Ibは電圧Vc
に変換される。さらに、電圧Vp,Vcは各々デジタル
信号に変換され、制御部内のメモリに順次記憶される。
今の場合、測定信号Iaの周波数は50kHzに固定さ
れており、また、測定回数は連続100回である。
【0007】そして、測定回数が100回になると、制
御部は、ステップSA2へ進んで、内部のメモリに記憶
された100回分のデジタル化された電圧Vp,Vcを
読み出して平均化する。次に、制御部は、ステップSA
3に進んで、平均化された電圧Vp,Vcに基づいて、
被験者の生体電気インピーダンスを所定のアルゴリズム
に従って計算し、得られた生体電気インピーダンスや体
脂肪量、体内水分量を内部のメモリに記憶すると共に、
表示部に記憶させる。そして、当該処理を終了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、生体電気イ
ンピーダンスは、呼吸の影響を受けやすい。その理由を
以下に示す。 前述したように、脂肪の抵抗率は著しく大きいことが
知られているが、空気の電気インピーダンスも著しく大
きい。 図5からもわかるように、電極Hc,Hpは被験者の
右手に、電極Lp,Lcは被験者の右足にそれぞれ取り
付けられているため、測定電流Iaが右腕→右上半身→
右下半身→右足と流れ、空気が多く含まれている右上半
身(右肺)を通過している。
【0009】また、生体電気インピーダンスは、血行動
態や代謝能等と関係しており、血流量との間にも密接な
関係がある。すなわち、身体の血流量は、体内水分量の
一部であり、心臓の拡張、収縮に応じて変化する。一
方、生体電気インピーダンスは、身体の水分量に応じて
変化する。したがって、心臓の拡張、収縮に応じて変化
する血流量を考慮して、生体電気インピーダンスを測定
しなければならない。しかしながら、上述した体脂肪測
定装置では、生体電気インピーダンスと血流量との間に
密接な関係があるにもかかわらず、血流量を考慮して測
定していないため、図7に示すように、生体電気インピ
ーダンス(曲線b)は、脈(曲線a)の影響を受けてい
る。図7において、時間Taは脈の間隔であり、0.6
〜1.2sec程度である。
【0010】例えば、連続100msecの間測定信号
Iaを人体に加えた場合、脈や呼吸の影響は非常に大き
い。すなわち、図8に示すように、脈(曲線a)の期間
T1の時に測定した生体電気インピーダンスと、期間T2
の時に測定した生体電気インピーダンスとはその値が大
幅に異なる。そこで、脈や呼吸の影響を低減するため
に、脈や呼吸の周期よりも長い間連続して生体電気イン
ピーダンスを測定することが考えられるが、たとえ微小
電流(例えば、300μA)とはいえ、長時間(例え
ば、1sec以上)連続して人体に電流を流した場合、
人体に悪影響を及ぼす恐れがある。したがって、安全に
正確な生体電気インピーダンスや体脂肪量、体内水分量
を測定できないという問題があった。
【0011】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、一段と正確な生体電気インピーダンスや体脂肪
量、体内水分量を安全に測定できる体脂肪測定装置を提
供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の体脂肪測定装置は、所定周波数の測
定信号を生成し、生体に送出する測定信号生成手段と、
該測定信号生成手段に前記測定信号を所定間隔で所定回
数送出させる制御手段と、前記測定信号生成手段から生
体に送出された前記測定信号に基づいて、前記生体の互
いに隔たる任意の2つの表面部位間に生じる電位差及び
電流を検出する電気諸量検出手段と、該電気諸量検出手
段によって検出された電位差及び電流を記憶するための
記憶手段と、該記憶手段に記憶された電位差及び電流に
基づいて、前記生体の前記部位間の生体電気インピーダ
ンス又は生体電気インピーダンスに基づく物理量を算出
する演算手段と、該演算手段によって算出された結果を
出力する出力手段とを備えてなることを特徴としてい
る。
【0013】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の体脂肪測定装置であって、前記所定間隔は1ミリ秒
以上1秒以下であり、前記所定回数は300回以下であ
ることを特徴としている。
【0014】
【作用】この発明の構成において、測定信号生成手段
は、制御手段により制御され、所定周波数の測定信号を
生成し、生成した測定信号を所定間隔で所定回数生体に
送出する。電気諸量検出手段は、上記測定信号に基づい
て、生体の互いに隔たる任意の2つの表面部位間に生じ
る電位差及び上記2つの部位間に流れる電流を検出す
る。検出された電位差及び電流は、一旦記憶手段に記憶
される。演算手段は、上記記憶手段に記憶された電位差
及び電流に基づいて、生体の上記部位間の生体電気イン
ピーダンス又は生体電気インピーダンスに基づく物理量
を算出する。算出された結果は、表示装置やプリンタに
出力される。
【0015】この発明の構成によれば、所定間隔で所定
回数検出された電気諸量に基づいて、生体電気インピー
ダンスが算出されるので、体脂肪量や体内水分量等の測
定において、血流量及び呼吸による影響を低減できる。
また、測定信号を所定間隔毎に断続的に人体に印加する
ので、測定信号が連続して人体に印加されている時間及
び通算で印加されている時間を短くできる。したがっ
て、被験者の体脂肪量や体内水分量を一段と正確にかつ
安全に推計できる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施の形
態について説明する。説明は、実施例を用いて具体的に
行う。 A.実施例の構成 図1は、この発明による一実施例である体脂肪測定装置
の電気的構成を示すブロック図である。同測定装置10
0は、キーボード1と、人体に測定信号Iaを送出し、
これにより人体から得られる電圧電流情報をデジタル処
理するための測定処理部2と、装置各部を制御すると共
に、測定処理部2の処理結果に基づいて人体の生体電気
インピーダンスや体脂肪量、体内水分量等を算出するた
めのCPU(中央演算処理装置)3と、このCPU3に
よって算出された人体の生体電気インピーダンスや体脂
肪量、体内水分量等を表示するための表示部4と、CP
U3の処理プログラムを記憶するROM5と、CPU3
の作業領域が設定されるRAM6とから概略構成されて
いる。
【0017】上記キーボード1は、操作者が測定開始を
指示するための測定開始スイッチや、測定間隔及び測定
回数等を測定目的に応じて設定/設定変更するための各
種キーから構成されており、キーボード1から供給され
る各キーの操作データは、図示せぬキーコード発生回路
でキーコードに変換されてCPU3に供給される。
【0018】また、上記測定処理部2は、測定信号発生
器71、出力バッファ72及び身体の所定の部位に取り
付けられる電極Hcからなる出力処理回路と、同じく身
体の所定の部位に取り付けられる電極Hp,Lp,Lc、
差動増幅器81、I/V変換器91、LPF82,9
2、A/D変換器83,93及びサンプリングメモリ
(リングバッファ)84,94からなる入力処理回路と
から構成されている。
【0019】測定処理部2において、測定信号発生器7
2は、CPU3から信号発生指示信号Scが供給される
毎に、50kHzの測定信号(電流)Iaを所定期間繰
り返し生成し、出力バッファ73を介して、電極Hc
(図1参照)に送出する。この信号発生指示信号Scの
供給周期(測定間隔)は、操作者がキーボード1を用い
て設定することができる。上記測定信号Iaの1回当た
りの連続送出時間は、例えば、人体への影響を考慮し
て、400μsecとする。この連続送出時間も操作者
がキーボード1を用いて設定できるようにしてもよい。
なお、電極Hcは、図5に示す従来例と同様、被験者の
右手に吸着方式により取り付けられる。それゆえ、測定
信号(電流)Iaは、被験者の右手の部分から人体に入
る。
【0020】次に、上記差動増幅器81は、2つの電極
Hp,Lp間の電位(電位差)を検出する。図5に示す
従来例と同様、電極Hpは被験者の右手に吸着方式によ
り取り付けられ、電極Lpは、右足の足首近傍に吸着方
式により取り付けられる(同図参照)。したがって、差
動増幅器81は、上記測定信号Iaが人体に供給される
と、被験者の右手足間の電圧Vpを検出し、ローパスフ
ィルタ82へ供給することになる。この電圧Vpは、電
極Hpと電極Lpとの間における人体の生体電気インピ
ーダンスによる電圧降下である。
【0021】ローパスフィルタ82は、上記電圧Vpか
ら高周波のノイズを除去し、A/D変換器83へ供給す
る。A/D変換器83は、CPU3からデジタル変換信
号Sdが供給される度に、上記ノイズが除去された電圧
Vpをデジタル信号に変換し、サンプリングメモリ84
へ供給する。サンプリングメモリ(リングバッファ)8
4には、上記デジタル化された電圧Vpが信号発生指示
信号Scで規定される周期毎に記憶される。
【0022】次に、I/V変換器91は、2つの電極H
c,Lc間に流れる電流を検出して電圧に変換する。図
5に示す従来例と同様、電極Hcは被験者の右手に吸着
方式により取り付けられ、電極Lcは、右足の足首近傍
に吸着方式により取り付けられる(同図参照)。したが
って、I/V変換器91は、測定信号Iaが人体に供給
されると、被験者の右手足間を流れる電流Ipを検出
し、電圧Vcに変換した後、ローパスフィルタ92へ供
給する。
【0023】ローパスフィルタ92は、電圧Vcから高
周波のノイズを除去し、A/D変換器93へ供給する。
A/D変換器93は、CPU3からデジタル変換信号S
dが供給される度に、上記ノイズが除去された電圧Vc
をデジタル信号に変換し、サンプリングメモリ94へ供
給する。サンプリングメモリ(リングバッファ)94に
は、デジタル化された電圧Vcが信号発生指示信号Sc
で規定される周期毎に記憶される。
【0024】次に、CPU3は、ROM5に記憶された
処理プログラムに従って、上述した測定処理部2による
測定を開始し、指定回数(例えば100回)だけサンプ
リングした後、測定を停止する制御を行うほか、測定停
止から所定時間Ta(例えば600〜1000ms)遡
った間にサンプリングメモリ84,94に格納された電
圧Vp,Vcを逐次読み出して、被験者の生体電気イン
ピーダンスZ(=Vp/Vc)を算出すると共に、得ら
れた生体電気インピーダンスZに基づいて体脂肪量、体
内水分量を算出する。そして、算出された生体電気イン
ピーダンスZや体脂肪量、体内水分量等が、表示コント
ローラと表示器(例えばLCD)とからなる表示部4に
おいて表示される。
【0025】B.実施例の動作 次に、上述した構成の動作について説明する。図2は、
体脂肪測定装置100の動作を説明するためのフローチ
ャートであり、図3は、同動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。測定者が体脂肪測定装置100の
キーボード1を用いて、測定開始から測定終了までの全
測定時間、測定間隔や測定回数等を設定する。全測定期
間は、測定精度を高めるため、少なくとも2sec以上
(すなわち、呼吸及び脈の周期以上)となるように設定
する。また、測定間隔は、信号発生指示信号Scの供給
周期であり、今の場合、30msecに設定するものと
する。この測定間隔は、例えば1〜999msec程度
がよい。また、測定回数は100回に設定するものとす
る。この測定回数は、例えば1〜300回程度がよい。
次に、測定者が測定開始スイッチをオンにすると、制御
部は、まず、所定の初期設定を行った後、図2のステッ
プSB1において、信号発生指示信号Scを測定処理部
2へ送出する。
【0026】これにより、測定処理部2の測定信号発生
器71が50kHzの測定信号Iaを400μsecだ
け発生するので、その測定信号Iaが出力バッファ73
及び電極Hc(図5参照)を介して人体へ送出され、測
定が開始される。測定信号Iaが人体に供給されると、
測定処理部2の差動増幅器81において、電極Hp,L
pが取り付けられた右手足間で生じた電圧Vpが検出さ
れ、ローパスフィルタ82を経てA/D変換器83へ供
給される。一方、I/V変換器91では、電極Hc,L
cが取り付けられた右手足間で生じた電流Ibが検出さ
れ、電圧Vcに変換された後、ローパスフィルタ92を
経てA/D変換器93へ供給される。このとき、CPU
3からは、サンプリング周期毎にA/D変換器83,9
3に対してデジタル変換信号Sdが供給される。
【0027】A/D変換器83では、デジタル変換信号
Sdの供給を受ける度に、電圧Vpをデジタル信号に変
換し、サンプリングメモリ84へ供給する。サンプリン
グメモリ84は、デジタル化された電圧Vpを順次記憶
する。一方、A/D変換器93では、デジタル変換信号
Sdの供給を受ける度に、電圧Vcをデジタル信号に変
換し、サンプリングメモリ94へ供給する。サンプリン
グメモリ94は、デジタル化された電圧Vcを順次記憶
する。そして、CPU3は、ステップSB2へ進む。
【0028】ステップSB2では、CPU3は、測定回
数が測定者によって指定された測定回数(指定回数)
(今の場合、100回)に到達したか否かを判断する。
この判断結果が「NO」の場合には、ステップSB3へ
進む。ステップSB3では、CPU3は、測定間隔が測
定者によって指定された測定間隔(指定間隔)(今の場
合、30msec)に到達したか否かを判断する。この
判断結果が「NO」の場合には、同判断を繰り返す。そ
して、測定間隔が指定間隔である30msecに到達す
ると、ステップSB3の判断結果が「YES」となり、
CPU3は、ステップSB1へ戻り、上記した測定処理
を繰り返す。
【0029】そして、測定回数が指定回数である100
回になると、ステップSB2の判断結果が「YES」と
なり、CPU3は、ステップSB4へ進む。ステップS
B4では、CPU3は、サンプリングメモリ84,94
にそれぞれ記憶された100回分のデジタル化された電
圧Vp,Vcを読み出して平均化する。次に、CPU3
は、ステップSB5に進んで、平均化された電圧Vp,
Vcに基づいて、被験者の生体電気インピーダンスを所
定のアルゴリズムに従って計算し、得られた生体電気イ
ンピーダンスをRAM6に記憶すると共に、表示部4に
記憶させる。そして、当該処理を終了する。ここで、図
3に測定タイミングの一例を示す。図3はあくまで一例
であって、脈(同図(a))、呼吸(同図(b);Xが
息を吸う期間、Yが息を吐く期間)及び測定タイミング
(同図(c))とがそれぞれ同期がとれている訳ではな
い。また、CPU3は、得られた生体電気インピーダン
スZに基づいて体脂肪量及び体内水分量等を算出して、
RAM6に記憶すると共に、表示部4に記憶させる。
【0030】このように、上記構成によれば、脈や呼吸
の周期に比べて長い期間に亙って収集された電圧Vp,
Vcに基づいて、生体電気インピーダンスZが算出され
るので、体脂肪量や体内水分量の測定において、血流量
や呼吸による影響を取り除くことができる。したがっ
て、被験者の体脂肪量や体内水分量を一段と正確に推計
できる。また、測定信号を人体に印加する時間は、上記
実施例の場合、通算でも(400μsec×100回=
40msec)に過ぎず、人体に悪影響を及ぼす恐れは
ない。したがって、被験者の体脂肪量や体内水分量を安
全に測定できる。
【0031】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述
の実施例においては、測定信号Iaの周波数を50kH
zに固定した例を示したが、これに限定されず、〔従来
の技術〕の項で説明したように、周波数をスイープさせ
てももちろんよい。また、算出された人体の生体電気イ
ンピーダンスは人体の合成電気インピーダンスに限ら
ず、例えば、人体の細胞外液抵抗、細胞内液抵抗及びこ
れらの時間的変化量並びにこれらの一部であっても良
く、このようにすれば、体脂肪率等の測定だけでなく、
各種医療測定(例えば、透析の状態測定)への適用が期
待できる。また、電極の取付箇所は、手や足に限定され
ない。さらに、脈波センサや呼吸の周期を検出できるセ
ンサを人体に取り付け、各センサの出力信号により測定
タイミングを設定するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の体脂肪
測定装置によれば、脈や呼吸の周期に比べて長い期間に
亙って生体電気インピーダンスが算出されるので、体脂
肪量や体内水分量等の測定において、血流量及び呼吸に
よる影響を低減できる。また、測定信号を一定間隔毎に
断続的に人体に印加するので、測定信号が連続して人体
に印加されている時間及び通算で印加されている時間を
短くできる。したがって、被験者の体脂肪量や体内水分
量を一段と正確にかつ安全に推計できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である体脂肪測定装置の電
気的構成を示すブロック図である。
【図2】同測定装置の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図3】同測定装置の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図4】生体電気インピーダンスの等価回路モデルを示
す図である。
【図5】体脂肪測定装置の各種電極の取付状態を示す図
である。
【図6】従来の体脂肪測定装置の動作を説明するための
フローチャートである。
【図7】同測定装置の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図8】同測定装置の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【符号の説明】 2 測定処理部 3 CPU(演算手段,制御手段) 71 測定信号発生器(測定信号生成手段) 72 出力バッファ 81 差動増幅器(電気諸量検出手段) 82,92 ローパスフィルタ(電気諸量検出手
段) 83,93 A/D変換器(電気諸量検出手段) 84,94 サンプリングメモリ(記憶手段) 91 I/V変換器(電気諸量検出手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定周波数の測定信号を生成し、生体に
    送出する測定信号生成手段と、該測定信号生成手段に前
    記測定信号を所定間隔で所定回数送出させる制御手段
    と、前記測定信号生成手段から生体に送出された前記測
    定信号に基づいて、前記生体の互いに隔たる任意の2つ
    の表面部位間に生じる電位差及び電流を検出する電気諸
    量検出手段と、該電気諸量検出手段によって検出された
    電位差及び電流を記憶するための記憶手段と、該記憶手
    段に記憶された電位差及び電流に基づいて、前記生体の
    前記部位間の生体電気インピーダンス又は生体電気イン
    ピーダンスに基づく物理量を算出する演算手段と、該演
    算手段によって算出された結果を出力する出力手段とを
    備えてなることを特徴とする体脂肪測定装置。
  2. 【請求項2】 前記所定間隔は1ミリ秒以上1秒以下で
    あり、前記所定回数は300回以下であることを特徴と
    する請求項1記載の体脂肪測定装置。
JP7209439A 1995-08-17 1995-08-17 体脂肪測定装置 Pending JPH0951883A (ja)

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