JPH0951763A - 呈味料を塗布したシート及びその塗布方法 - Google Patents

呈味料を塗布したシート及びその塗布方法

Info

Publication number
JPH0951763A
JPH0951763A JP7226077A JP22607795A JPH0951763A JP H0951763 A JPH0951763 A JP H0951763A JP 7226077 A JP7226077 A JP 7226077A JP 22607795 A JP22607795 A JP 22607795A JP H0951763 A JPH0951763 A JP H0951763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printer
sheet
personal computer
flavoring agent
sheet material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7226077A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Mizoguchi
正伸 溝口
Tadashi Murakami
正 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Vilene Co Ltd
Original Assignee
Japan Vilene Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Vilene Co Ltd filed Critical Japan Vilene Co Ltd
Priority to JP7226077A priority Critical patent/JPH0951763A/ja
Publication of JPH0951763A publication Critical patent/JPH0951763A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この出願発明は、それぞれの好みにあった呈
味料を提供するものであり、とくにパソコンにより提供
することを課題とする。 【解決手段】 この出願発明は、呈味料がプリンターに
よりシート材に塗布されたシート及びその塗布方法に関
するものであり、とくに、パソコンによりプリンターに
出力することにより呈味料が塗布されたシート及びその
塗布方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この出願発明は、呈味料が
プリンターにより塗布されたシート材及びその製法に関
する。
【0002】
【従来の技術】 従来、呈味料はそのままの状態あるい
は抽出したものを、粉状、液状、顆粒状で利用してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 この出願発明は、そ
れぞれの好みにあった呈味料を提供するものであり、と
くにパソコンにより提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 この出願発明者等は、
多種多様化している呈味料についていろいろ検討した結
果、呈味料をプリンター、とくに、パソコンを利用して
シート材にインクジェットプリンターにより塗布するこ
とによりそれぞれの好みにあった呈味料を提供できるこ
とを見いだしこの出願発明を完成した。
【0005】この出願発明は、プリンター、とくに、イ
ンクジェットプリンターにより呈味料が塗布されたシー
ト、とくに、パソコンによりインクジェットプリンター
に出力され呈味料が塗布されたシートおよびプリンタ
ー、とくに、インクジェットプリンターにより呈味料を
シート材に塗布する方法に関する。
【0006】プリンターとしては、通常のプリンターあ
るいはプロッターが使用され、また、ワープロに内蔵さ
れているプリンターが使用され、単一の呈味料を塗布す
る場合にはモノカラープリンターが、また、複数の呈味
料を塗布する場合にはカラープリンター等を使用するこ
とが好ましい。また、インクリボン状物によって呈味料
等を塗布しても良い。プリンターとしては、インクジェ
ットプリンターがとくに好ましい。この出願発明の呈味
料は、着色が必要な場合は着色料を入れたものを使用
し、着色が必要でないときは、着色料を入れないものを
使用する。
【0007】パソコンによって出力する場合には、パソ
コンとしては、通常使用されいるパソコンが使用され
る。また、パソコン通信を利用することにより情報を瞬
時のうちに遠方に送ることができるので、どこの場所に
おいても早く必要な呈味材を作製することができる。
【0008】塗布するシート材としては、水に溶解する
シート材、たとえば、ポリビニルアルコール樹脂の布
帛、フィルム、紙あるいは水に溶解しないシート材、た
とえば、通常の紙、布帛、多孔質体等のシート材、ある
いは、食用の澱粉、ゼラチン、寒天、海苔などのシート
等が使用される。シート材は、使用目的により選択され
るが、多量の呈味料を保持させたい場合には、吸水性の
ものあるいは呈味料を保持するシート材、例えば、紙、
布帛、多孔質体、フィルム等が好ましい。一方、シート
そのものを利用する場合には、非吸水性のものが好まし
い。また、呈味料等の性質を変えること、例えば、非揮
発性の溶剤あるいは揮発性の溶剤を利用したり、マイク
ロカプセルに封入して塗布しておき、必要に応じてマイ
クロカプセルを破ること等により行うこともできる。
【0009】布帛としては、不織布、織物、編物、フェ
ルト等が使用できるが、とくに、不織布が好ましい。不
織布としては従来塗布に使用されている乾式法、湿式
法、スパンボンド法、フラッシュ紡糸法等の不織布が使
用できる。不織布等の布帛の厚さは、0.01mm〜5
mmが好ましく、0.05mm〜3mmがとくに好まし
い。
【0010】紙としては、印刷用紙等が使用できるが、
とくに、持続させる場合には吸水性のものが好ましい。
多孔質体としては、微孔膜、発泡体等が使用できるが、
とくに、微孔膜フィルムが好ましい。また、これらのシ
ート材は、単独シートでもよいし、複数のシート材を積
層したものでもよい。呈味料を多量保持するためには、
不織布、多孔質体が好ましく、例えば、多孔質体にフィ
ルムを積層したものであれば、より効果を持続すること
ができる。シート材は、呈味料を全く含まないものでも
よいが、呈味料を有するシート材からできていてもよい
し、予め含浸等によりシート材に呈味料を含ませていて
もよい。この出願発明では、このようなシート材に別の
呈味料がプリンターにより塗布されたシートであって、
好みに応じて適宜プリンターを用いて作製できるので有
用である。
【0011】呈味料としては、フレーバー、食塩、醤
油、味噌、砂糖、酢、みりん、香辛料、食用油、アルコ
ール等が、また、フレーバーとしては、合成フレーバ
ー、天然フレーバー、スィボリーフレーバー等が使用さ
れる。また、味が変化し易いものあるいは揮発し易いも
のは、カプセル等に封入することがよい。呈味料を水に
溶解して使用する場合、塗布するシート材は、水溶性で
可食性のもの、たとえば、ポリビニルアルコール、カル
ボキシメチルセルローズ、アルギン酸ソーダ、ポリピロ
リドン等の不織布、フィルムなどは塗布後に利用し易い
ので好ましい。
【0012】呈味料は必ずしも着色料を必要としない
が、視覚を利用する場合には着色料があった方がよい。
その場合には、味と色を予め定めておいてもよい。単色
の場合には、全体にある特定の呈味料を塗布させてもよ
いし、異なった呈味料を使用して塗布を複数回行うこと
により、多種類の呈味料を塗布してもよい。また、同時
に複数の呈味料を塗布してもよい。着色料を添加するこ
とにより、例えば、リンゴの呈味料は赤色、ミカンの呈
味料は黄色等により識別することもできる。リンゴの絵
をかき、赤色の色素を含む呈味料で着色することにより
赤いリンゴの絵にリンゴの味を含んだシートを作製する
ことができる。
【0013】カプセルに封入された呈味料を利用すれ
ば、味を必要な時期までカプセル内に保持できるのでよ
り好ましい。着色料は、通常の食用色素が使用できる。
着色料等の含量は、0.1〜5重量%使用することが好
ましく、0.3〜3重量%使用することがとくに好まし
い。呈味料の分散はとくに限定されないが、色素により
着色した後に、それぞれの色に合わせて呈味料を添加す
ることが好ましい。
【0014】着色料の分散は、水等により行うが、有機
溶剤としては、グリセリン、ジエチレングリコール等が
使用される。また、インクとして通常添加されているポ
リビニルアルコール、セルロース類、水溶性樹脂等の粘
度調整材、界面活性材、表面張力調整材、pH調整材等
が添加される。
【0015】塗布におけるドットは、3ドット/mm×
3ドット/mm〜35ドット/mm×35ドット/mm
が好ましいが、10ドット/mm×10ドット/mm〜
20ドット/mm×20ドット/mmがとくに好まし
い。呈味料の量は、0.025〜1mg/cm2が好ま
しいが、0.04〜0.7mg/cm2がより好まし
く、0.05〜0.5mg/cm2がとくに好ましい。
【0016】得られたシートは裁断等により任意の形状
にでき、多数のシートを重ねて刃型による打ち抜き、ま
たはカッター等による切断により行うことができるが、
形状、方法はとくに限定されるものではない。
【0017】
【実施例】
実施例1 2デニール、51mmのポリビニルアルコール繊維から
なるウェブに水をスプレーし、ヒートカレンダーした4
0g/m2、厚さ0.1mmの不織布を作製した。この
不織布に、アップル社のインクジェットプリンター「S
tyle WriterII」を利用して、食塩水の呈
味料をパソコンから出力される絵の形状に、15ドット
/mm×15ドット/mmで塗布した。塗布された不織
布を水に加え、加熱溶解すると、塩の味がした。また、
パソコン通信を利用して、同じ呈味料をセットし、同じ
情報を送信したところ、同様の不織布が得られた。
【0018】実施例2 実施例1のポリビニルアルコール繊維からなるウェブを
水流絡合し、片面をバフ加工して120g/m2、厚さ
0.2mmの不織布を作製した。この不織布にエプソン
社のインクジェットプリンターを利用して、黄色、青
色、黒色、赤色の4種のインク用カートリッジを利用
し、砂糖水、みりん、だし汁、醤油の呈味料をパソコン
から規定量出力し塗布した。この呈味料を塗布した不織
布を水に加え、加熱溶解すると、バランスのとれた味が
した。また、パソコン通信を利用して、同じ呈味料をセ
ットし、同じ情報を送信したところ、送信先においても
送信元と同じ呈味料が塗布された不織布が得られた。
【0019】実施例3 2デニール、51mmのポリエステル繊維からなるウェ
ブを水流絡合し、100g/m2、厚さ0.2mmの不
織布を作製した。この不織布に実施例1のインクジェッ
トプリンターを利用して、チキンフレーバーを封入した
マイクロカプセルをパソコンから出力される絵の形状
に、15ドット/mm×15ドット/mmで塗布した。
この塗布された不織布は、口の中でそしゃくすると、チ
キンの味がした。この味は、マイクロカプセルに封入さ
れているため変質しないものであった。また、パソコン
通信を利用して、同じ呈味料をセットし、同じ情報を送
信したところ、同様の不織布が得られた。
【0020】実施例4 ポテトと塩を水と混合してペースト状とし、乾燥して厚
さ0.2mmの塩味のポテトシートを作製した。このシ
ートに、実施例1のインクジェットプリンターによりビ
ーフフレバーをパソコンから出力し、15ドット/mm
×15ドット/mmで塗布した。このシートを十分乾燥
させ、食したところ、非常に味のよいものであった。ま
た、パソコン通信を利用して、同じ呈味料をセットし、
同じ情報を送信したところ、同様のポテトシートが得ら
れた。
【0021】
【発明の効果】 この出願発明は、プリンター、とくに
インクジェットプリンターにより塗布されており、また
パソコンにより出力した情報を利用してプリンターによ
り塗布されているので、パソコンを利用してそれぞれの
好みにあった呈味料を塗布したシートを簡単に製造する
ことができ、また、パソコン通信を利用することによ
り、離れたところでも、瞬時に呈味料に関する情報を送
り、どこにおいても同じ呈味料を塗布したシートを早く
入手することができる。また、複数の呈味料をパソコン
により混合することもでき、しかも正確な調合データを
得ることもできるので、新しい呈味料を作製、個人に合
った味を調合することもできる。また、パソコンにより
図形を描き、その図形にあった呈味料を塗布することに
より、視覚を利用しながらそれぞれの好みにあった呈味
料を味わうことができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呈味料がプリンターによりシート材に塗
    布されたシート。
  2. 【請求項2】 パソコンによりプリンターに出力するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシート。
  3. 【請求項3】 シートが水溶性であることを特徴とする
    請求項1または2に記載のシート。
  4. 【請求項4】 シートが可食性であることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載のシート。
  5. 【請求項5】 シート材に呈味料をプリンターにより塗
    布する方法。
  6. 【請求項6】 プリンターにパソコンにより出力するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の塗布する方法。
JP7226077A 1995-08-11 1995-08-11 呈味料を塗布したシート及びその塗布方法 Pending JPH0951763A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7226077A JPH0951763A (ja) 1995-08-11 1995-08-11 呈味料を塗布したシート及びその塗布方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7226077A JPH0951763A (ja) 1995-08-11 1995-08-11 呈味料を塗布したシート及びその塗布方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0951763A true JPH0951763A (ja) 1997-02-25

Family

ID=16839464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7226077A Pending JPH0951763A (ja) 1995-08-11 1995-08-11 呈味料を塗布したシート及びその塗布方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0951763A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008540102A (ja) * 2005-05-13 2008-11-20 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 機能化フィルム
JP2009536117A (ja) * 2006-05-05 2009-10-08 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー マイクロカプセルを有するフィルム
JP2010512143A (ja) * 2006-09-22 2010-04-22 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 食用基材へのフレーバ適用

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008540102A (ja) * 2005-05-13 2008-11-20 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 機能化フィルム
JP2016135478A (ja) * 2005-05-13 2016-07-28 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 機能化フィルム
JP2009536117A (ja) * 2006-05-05 2009-10-08 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー マイクロカプセルを有するフィルム
JP2010512143A (ja) * 2006-09-22 2010-04-22 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 食用基材へのフレーバ適用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0450288A (ja) フォトクロミック材料
CN101287611A (zh) 组合物和加入有该组合物的油墨接收系统
CN110652030B (zh) 酸甜味光油及其制备方法、烟用接装纸及卷烟
JPS58141257A (ja) インクジエツト印刷用水性インキ
CN105711280A (zh) 一种易用的喷墨热升华转印纸
JPH0951763A (ja) 呈味料を塗布したシート及びその塗布方法
US20080156215A1 (en) Printing process for plush fabric
RU2335405C1 (ru) Термотрансферная бумага для печати сублимационными чернилами
JPS60109894A (ja) インクジェット記録用紙
DE112010002282T5 (de) Pigmentübertragungsfolie für Lebensmittel
US5312481A (en) Dimensional non-fabric paint and art-and-craft structure produced therewith
JPH0959128A (ja) 香料等を有するシート材、その製法及びプリンター用インク
JPH08289716A (ja) 肉製品詰め込み用セルロースケーシング及びソーセージ
KR20190001824A (ko) 온도 가변 이미지가 형성된 의류용 원단 및 이의 제조 방법
JPH10140451A (ja) 薬剤保持性シート、及び薬剤を保持したシート
JP2001031897A (ja) 卵殻用インクジェットインキ
CN101003239B (zh) 一种会发光的叶脉相片的制作方法
JP4627633B2 (ja) 渦巻線香
JPS60500540A (ja) ヨウ素およびヨウ化カリウムを含むインクジェット印刷用インク
CN203864248U (zh) 一种仿生宣书画水写布
KR20050000847A (ko) 옵셋을 이용한 후로피 전사방법
KR20050037920A (ko) 잉크젯 프린터 출력을 이용한 벽지천
JP2001039024A (ja) 記録媒体及び記録媒体の製造方法
JP2001287437A (ja) 印刷システム
JP3984512B2 (ja) 水変色性印刷物