JPH09512232A - 改良された軽量パレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 軽量でリサイクル可能な、殆ど全部が紙で作られた改良されたパレット（１０）が開示されている。このパレット（１０）は、ハニカムペーパー製のベース（１２）とハニカムペーパー製の支持ランナー（１４，１６，１８）又はブロックとで構成されている。該ブロック（１４，１６，１８）は、丈夫な紙製のキャップ（２６）で保護され、著しく強化されている。前記ベース（１２）、ランナー（１４，１６，１８）、ブロック及びキャップ（２６）はポリエチレン等の保護ライナーを有するか、又はこれによって処理されて、水分と湿度に対する抵抗性を増強している。

Description

【発明の詳細な説明】 改良された軽量パレット 発明の分野 本発明は、梱包、荷役、出荷等に使用される改良されたパレットに関する。詳 しくは、本発明は、軽量で、リサイクル可能で耐久性に優れたパレットに関する 。 従来技術 従来のパレットは木材の厚板を釘付けにして作られていた。一般的な構造の一 つは、一組の平行な木製の上部厚板を、等間隔で平行に並べられた３枚の横方向 の木製支持板に釘付けしている。同様に、一組の平行な木製の下部厚板を前記３ 枚の支持板の底部に釘付けしている。 間隔を空けて配置された３枚の支持板によって形成された二つの平行なチャン ネルに沿って、上部厚板の下にフォークリフトのフォークを滑り込ませる。次に フォークリフトがそのフォークを上昇させると、パレットとその上に積載された 物が持ち上がる。 産業用の梱包や出荷の現場では、木製パレットは頻繁に乱暴に使用される。パ レットはフォークリフトその他の機械によって落とされたり、突かれたりする。 パレットは床の上を引きずり回されたり、雨や雪の降る戸外に野積みされること もある。格納・積載・移動の場合に、パレットは乱暴に放り出されることもある 。木製パレットはこのような乱用に耐えることができる。 しかし、木製パレットは最後には破損してしまうので高価である。破損した場 合、新規なパレットを作るのにほんの僅かな木材しか 再利用できない。新たなパレットを作るには新たな木材が必要であり、それには 新たに樹木を伐採しなければならない。これは高くつくばかりでなく、環境問題 にも大きく関与して来る。 更に、木製パレットは比較的重い。その重量のために格納のコストやパレット 上に載せられる船積み製品のコストが増加する。 激しい使用によって木材が裂けて破片を生じたり、釘が露出したりするので、 木製パレットは危険でもある。これらの破片や露出した釘は船積み製品を損傷し たり、パレットと共に働いている作業員を傷つけることがある。 木材パレットに伴うこれらの問題の解決策の一つは、紙製パレットである。紙 製パレットはとハニカム状の紙部材で作られている。セル状のハニカムコア構造 は、木製パレットに比べて、著しく高い圧縮強度、軽量性、改善されたクッショ ン性を有する。更に、この紙部材は、全体としてリサイクル可能であると共に、 生物的に分解可能である。紙製パレットは裁断され、梱包され、リサイクル紙と して販売されるか、又は生物的に分解されて環境に戻されることが可能である。 従来技術による紙製パレットの一つは、1149 Central Ave.，University Park ，Illinois 60466のInternational Honeycomb Illinois，Inc.で作られている。 このハニカムペーパーパレットは波板状クラフト紙ハニカムパレット基板の底部 又は波板状段ボールの底部に接着された波板状ハニカムランナー又はブロックで 作られている。この紙製パレットは同じ形状の従来の木製パレットの９５％の重 さとなる。更に、釘の必要がなくなり、釘の露出や木材の破片の問題が解消する 。 反対側の両側面からのみフォークでアクセス可能なパレットの場合、紙製パレ ットは、デッキ又はカートンの下に平行な三つのラン ナーを使用することができる。この三つのランナーは、中心ランナーによって分 離された二本の平行なフォーク用チャンネルを形成する。そして、フォークリフ トのフォークがこれら二つのフォーク用チャンネルに挿入されて、パレットやカ ートンを持ち上げる。 従来の紙製パレットの別の形態では、間隔を空けて配置された平行な三列のハ ニカムブロックが、長方形状のハニカム状の紙のベースの下側に接着されている 。この形態の場合、フォークは、パレットの四辺のどこからでもベースの下側に 滑り込むことができる。これら三列のそれぞれは、パレットの相対する二辺上に 二つのフォーク用チャンネルを形成し、間隔を空けて配置された三つのブロック の行は、パレットの他方の相対する二辺上に横方向の二つのフォーク用チャンネ ルを形成している。 「ＧＭＡ」パレットと呼ばれる更に別の従来技術の紙製パレットの場合は、等 しい間隔で配置された平行な三列のハニカムペーパーブロックが長方形の紙製ハ ニカムベースの下面に接着されている。一つの平行な紙製ハニカムランナーがブ ロックの各列の底に接着されている。このようにして、ブロックは、ブロックの 上面に接着されたパレットベースとブロックの底面に接着されたランナーとの間 にフォークが挿入されるチャンネルを形成し、該チャンネル内をフォークは上昇 する。 これらのタイプの紙製パレットの多くは、著しく頑丈である。International Honeycomb Corporation 製の厚さ４インチの標準型ハニカムペーパーパレットは 、２５００ポンドの荷物を安全に運ぶことができる。 これらの従来型の紙製パレットの問題点は、水分と湿度の影響を非常に受け易 いことである。湿度は紙製ハニカムの強度を著しく低下させ、水分を含むと紙製 ハニカムは完全に変形し、荷重を支える ことが全く不可能となる。 この問題を解決するための一方策は、ポリエチレンを紙にコーティングするこ とである。しかし、このコーティングは比較的高価である。更に、紙に水分が入 らないようにするのに必要な、完全なシールを得ることは困難である。特に、こ のパレットが使用され、フォークその他の作用によってライナーが磨耗すると、 シール性が破れ、水がその箇所から侵入して、ハニカムペーパーパレットの強度 が大幅に低下し、最後には使用不能になる。 これらのパレットのその他の問題点は、該パレットが、ハニカムペーパーラン ナー又はブロックの露出している側面に対する損傷に、固有の弱点を持っている ことである。ハニカムペーパーは圧縮に対しては非常に大きな強度を有している が、曲げ強度は非常に小さい。垂直なハニカムの側壁は大きな圧縮力（その長さ に沿う軸方向の力）には耐えるが、比較的小さい曲げの力（ハニカムの側壁に対 して直角な力）にも耐えることはできない。その結果、船積みや荷役の際にしば しば起こるように、ランナーやブロックがフォークリフトのフォークで側面を突 かれた場合、紙製ハニカムは簡単に潰れたり、強度が大幅に減少したり、壊れた りする。結果として、これらのタイプの紙製パレットは、多数のパレットが壊れ るだけでなく、それによって格納・船積みされる製品が損傷を受け、パレットや 製品の損傷を修復する人件費が嵩むことから、コストの点で受け入れられないこ とが多い。 目的及び効果 従って、本発明の目的は、軽量で耐久性に優れ、経済的な改良されたパレット を開発することにある。 別の目的は、使用中に破片を生じたり、釘が露出したりしないパ レットを提供することにある。 更に別の目的は、容易に入手できるリサイクル可能な部材から比較的ように組 立・製造されるパレットを提供することにある。 他の目的は、比較的大きな曲げ抵抗と曲げ強度を有するブロックやランナーを 有する紙製ハニカム等のパレットを提供することにある。 更に他の目的は、水分や湿度に対して比較的耐性を有する前述のタイプのパレ ットを提供することにある。その他の目的は、ハニカムシート等に容易に固定で きてその曲げ強度を高める丈夫な補強材によって該目的を達成することにある。 更に別個の目的は、同じ基礎構造材料によって作られた種々の構造によって該目 的を達成することにある。 その他の目的と効果は、以下の記載によって明らかになるであろう。 発明の概要 前記目的と効果及びその他の目的と効果は、パレットベースと該ベースに固定 された複数の支持部材を有する本発明のパレットによって達成される。前記支持 部材とベースは、大きな圧縮強度を有し、軽量なリサイクル可能なハニカムペー パー製であることが望ましい。比較的丈夫な保護キャップが前記支持部材の露出 側面に取付けられ、該支持部材とパレットに曲げ強度を与えている。前記キャッ プは圧縮された紙製のＵ字型のビームで作られ、ポリエチレン等の耐水層でコー ティングされていることが望ましい。このハニカムペーパー製の部材も同様にコ ーティングされている。 図面の簡単な説明 添付の図面には本発明の好適実施例が示されている。 図１は、本発明のパレットの好適実施例の斜視図である。 図２は、前記好適パレットの支持ランナーの分解斜視図である。 図３は、前記好適パレットの紙製ハニカムベースへの支持ランナーの取付けを 示す分解斜視図である。 図４は、前記好適パレットの支持ランナーへの保護用側面キャップの取付けを 示す一部分解斜視図である。 図５は、折り目線や切り込みの付いた端部を有する保護用側面キャップを示す 斜視図である。 図６は、支持ランナーやブロックの露出端を保護するために、所定通りに折り 曲げられ、接着された切り込み付きの保護用側面キャップを示す斜視図である。 好適実施例の詳細な説明 図１において、本発明の好適実施例のパレット１０は、三本の支持ランナー又 はビーム１４，１６，１８に取付けられた矩形状のパレットベース１２を有する 。このパレットベース１２は、前述のInternational Honeycomb Illinois，Inc. から販売されているクラフト紙のハニカムシートで作られている。このベースの 厚さは、パレット１０が担持する荷重に応じて選ばれる。支持ランナー１８は、 Ｕ字型の比較的頑丈な保護キャップ又はビーム２６の内部チャンネル２５内に等 間隔で取付けられた、同じタイプのハニカム製の厚さ４インチのブロック２０， ２２，２４で作られている。 キャップ２６は「Reddi Crate」及び「U Board」の商品名を有し、P.O．Box 9 9，Bridgeport，Pennsylvania のConerboard Incorporated で作られたものであ る。このキャップ２６は、多数の紙シートやボール紙を圧縮・接着してＵ字型に して作られ、ポリエチレ ンの耐水性コーティングを施されているものと信じられている。このタイプのキ ャップ１６は、比較的大きな曲げ強度、即ちハニカムシート自体よりもはるかに 大きい強度を有する。ハニカムペーパーのブロック２０，２２，２４によっても たらされる大きな圧縮強度と相まって、得られた支持ランナー１８は、特に紙製 ブロック２０，２２，２４の近傍において、比較的大きい圧縮強度と曲げ強度を 有する。 図２によれば、支持ランナー１８は平らな上面２８と、平らな中央側面ビーム 部分３２によってこれに相互に接続されている平らな底面３０とを有する。二つ のフォーク用チャンネル３４，３６がビーム部分３２に設けられている。この構 成によって、（１）二つのチャンネルの間の中央矩形状ビーム部分３８と、（２ ）支持ビーム１８の両端の左側矩形状部分４０と右側矩形状部分４２が生じる。 支持ブロック即ちキューブ２０，２２，２４は、それぞれ支持ビーム１８の内 面４４に取付けられている。例えば、第１即ち左側ブロック２０は、該ブロック ２０の上下の支持面即ち紙製シート４６，４８が、それぞれ、キャップ２６の上 下面２８，３０の内周に当接して接着されるように、Ｕ字型キャップ２６の内部 に取付けられる。同時に、ブロック２０の垂直方向のハニカムペーパーの露出側 面は、左側ビーム部分４０の内周４４に当接する。 残りの中央及び右側支持ブロック２２，２４は、同じように中央ビーム部分４ ０と右側ビーム部分４２に当接する。各ブロック２０，２２，２４を所定位置に 接着するのに使用される接着剤は、ポリビニールアセテート等が望ましい。 図３では、各支持ランナー、例えば２０がパレットベース１２の底面５２に接 着されている。ここでも、ポリビニールアセテート等の接着剤が、平らな上面２ ８の全長に沿って塗布され、次に該上面 ２８はベース１２の底面５２の所望の箇所に接触せしめられる。 図１に示すように、右側支持ランナー２０が、ベース１２の外縁の辺５４に隣 接する底面５２に取付けられる。左側支持ランナー１４が、ベース１２の反対側 の外縁５６に隣接して取付けられる。最後に、中央支持ランナー１６が外側支持 ランナー１４，２０の間に等しい間隔を空けて取付けられる。このようにして、 等間隔に配置されたランナー１４，１６，２０が平行に取付けられ、平行なフォ ーク用チャンネル５８，６０からなる第２の組が、ベース１２の底面の辺５２に 設けられる。第１フォーク用チャンネル５８は、左側ランナー１４、中央ランナ ー１６及び底辺５２によって仕切られ、第２フォーク用チャンネル６０は右側ラ ンナー１８、中央ランナー１６及びこれらのランナー１８，１６の間に延在する 底辺５２によって仕切られている。 図４を参照すると、この例では保護用端部キャップ６２が設けられて、ハニカ ム製の支持ブロック（図４には図示しない）の露出している垂直側面の曲げ強度 を補強すると共にこれを保護している。この保護用端部キャップ６２は、前述の Reddi Crate と同じタイプの紙で作られることが好ましい。この端部キャップ６ ２は、支持ビーム２８の外側の両端６４，６６のみに設けてもよいし、又は第１ ，第２のフォーク用チャンネル３４，３６内に設けて、ハニカム製のブロック（ 図４には図示しない）が曲げ力や水分に対して比較的弱い露出側面を有する領域 でチャンネル３４，３６を覆うようにしてもよい。 各端部キャップ６２は、二つの外側アーム７０，７２の縁部領域６８にポリビ ニールアセテート等の接着剤を施して所定箇所に保持される。そして、右側のア ーム７２は、より大きい保護キャップ２８の内周面４４と第１ブロック２０（図 ４には図示しない）の隣接 部分同士の間に滑り込むことができる。同時に、左側アーム７０はハニカム製ブ ロック２０の反対側の露出側面に隣接する位置に滑り込む。端部キャップ６２は 、約４インチの高さを有し、（１）上縁７６が保護キャップ２６の上部支持面２ ８の下側７６に当接し、（２）端部キャップ６２の下縁７８は保護キャップ２６ の下部支持面３０の上側８０に当接する。 前述の実施例は正方形のベース１２を持っているが、ベース１２は他の形状、 例えば円形でもよい。同様に、ランナー１４，１６，１８として、別の形状の支 持ブロックを用いることもできる。これらのブロックは、二つのハニカムペーパ ー製のブロックとこれに当接する丈夫なキャップ部分とで構成してもよい。キャ ップ部分にはフォーク用チャンネル３４，３６が設けられていないので、パレッ ト１０の強度は増加するが、パレットを持ち上げるためにフォークリフトが接近 可能なパレット１０の側面の数が減少する。 図５に示す保護キャップ２６の別の形状の場合には、両端９０，９２に折り目 線Ａや切り込みＢが付いている。これらの折り目線及び切り込み付きの端部９０ は、三つの折り畳み可能な部分９４，９６，９８を形成している。これら各折り 畳み可能な部分９４，９６，９８は、それぞれを横断して幅方向に延在する折り 目線１００，１０２，１０４に沿って折り曲げ可能である。 図６に示すように、各折り畳み可能な部分９４，９６，９８は、支持ブロック ２０に隣接するように任意の方法で保護キャップ２６の端９０のまわりで折り曲 げられ、支持ブロック２０の露出端（図６には図示しない）を覆う保護キャップ 層１０６を形成する。例えば、両側に切り込みを有する軸方向に延在する側縁１ ０８，１１０を有する中央の折り畳み可能な部分９６は、軸に関して内側に折り 曲げられて支持ブロック２０の露出端に当接してこれに接着される 。次に両側の外側部分９４，９６が軸に関して外側に折り曲げられ、保護キャッ プ２６の端９０の外周１１２に当接して接着剤で固定される。同じような折り目 線と切り込みが保護キャップ２６の内部領域に設けられているので、フォーク用 チャンネルの開口３４と折り畳み可能部分（図示しない）が形成され、該折り畳 み可能部分はチャンネル３４の近傍の支持ブロック２４上に露出したハニカム部 分１１４に接着される。 本発明の改良されたパレットは、軽量（従来の木製パレットよりはるかに軽い ）で且つリサイクル可能であり、激しい使用状況にもかかわらず危険な鋭く尖っ た破片を生じることがない。同時に、従来の紙製パレットに比べてはるかに頑丈 で耐久性に優れている。このパレットは突かれたりしても容易には損傷せず、且 つ水分や湿度に対して抵抗性を有する。これに関して、ハニカムペーパーよりも はるかに水分や湿度に対して抵抗性を有するReddi Crate のキャップがハニカム ペーパーを被覆して、雪や雨や梱包・船積みの現場で常に問題となる小さな水た まり等との接触からこれを保護する。 このパレットの水分に対する抵抗性は、耐水加工されたハニカムペーパーを使 用することによって更に向上する。ハニカムペーパー製のベース、ブロック、ラ ンナーをポリエチレンでコーティングすることができる。同じことを保護キャッ プに対して行って、その耐水性を増強することも可能である。 最後に、この好適実施例は大部分を紙で作られているが、この紙製部材に代え て他の軽量でリサイクル可能な材料をを使用しても、該実施例の利点の幾つかは 得ることができる。 以上、好適実施例に基づいて本発明を詳述したが、本発明の範囲はこれに限定 されるものではなく、次に述べる請求の範囲によって決められる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．物品を梱包、格納、出荷するのに使用される改良されたパレットであって 、 （ａ）上面、底面、第１の側、その反対側の第２の側を有するパレットベース と、 （ｂ）内壁と外壁を有し、パレットベースの底面に隣接して取付けられ、パレ ットベースの第１の側から第２の側へ延びる実質的にＵ字型をなすキャップとを 具え、 （ｃ）該Ｕ字型キャップは第１アーム、第２アーム、及び該該１，第２アーム の間のビーム部分を有し、前記第１アームはパレットベースの底面に保持され、 前記ビーム部分は支持部材の側面に隣接し、前記第２アームは支持部材の最下部 の周囲でその下方に延在し、 （ｄ）上端と該上端から横断方向に下方に延在する側面とを有する圧縮支持部 材を具え、該支持部材は、支持部材の側面を前記Ｕ字型キャップの内壁に隣接さ せてこれを保護するように、Ｕ字型キャップに取付けられている、改良パレット 。 ２．前記Ｕ字型キャップが、フォークリフトのフォークが挿入されてパレット を持ち上げるためのフォーク用チャンネルを有し、前記支持部材がハニカム構造 を有し、前記パレットベースがハニカム構造を有し、前記Ｕ字型キャップが圧縮 されたセルロース製のシートを具え、前記支持部材とパレットベースがセルロー スで作られている請求項１に記載の改良されたパレットベース。 ３．前記支持部材がハニカム構造を有し、前記パレットベースがハニカム構造 を有する請求項１に記載の改良されたパレット。 ４．前記支持部材の露出端に当接して、支持部材のための保護層 を提供する側面キャップを具えている請求項１に記載の改良されたパレット。 ５．物品を包装、格納、出荷するのに使用される改良されたパレットであって 、 （ａ）頂部、底部、パレットの第１の側、その反対側のパレットの第２の側を 有するパレットベースと、 （ｂ）前記パレットの第１の側に隣接して前記パレットベースの底部に保持さ れた第１パレット支持体と、 （ｃ）パレットの第２の側に隣接し且つパレットの第１の側から離れてパレッ トベースの底部に保持された第２パレット支持体とを具え、前記各パレット支持 体は、 （ｉ）上端と、該上端から横断方向に下方に延在し、前記パレット支持体が隣 接しているパレットの側に最も近い側面を有する圧縮支持部材と、 （ii）圧縮圧縮部材の周囲に取付けられ、保護用外周壁と内周壁を有するＵ字 型キャップとを具え、該内周壁はパレット支持体の圧縮支持部材の横方向の縁に 隣接し、前記Ｕ字型キャップは、第１アーム、第２アーム及び該第１，第２アー ムの間のビーム部分を有し、前記第１アームはパレットベースの底縁に固定され 、ビーム部分は支持部材の側面に隣接し、第２アームは支持部材の底部の下に回 り込んでいる、パレット。 ６．前記Ｕ字型キャップがフォーク用チャンネルを有し、フォークリフトのフ ォークが該チャンネルを通って挿入されてパレットを持ち上げるように構成され 、前記支持部材がハニカム構造を有し、前記Ｕ字型キャップがセルロースシート で構成され、前記支持部材とパレットベースがセルロースで構成されている請求 項５に記載の改良されたパレット。 ７．前記Ｕ字型キャップが、支持部材の露出端部分に当接する折り畳まれた端 部を有し、該支持部材のための保護層を提供している請求項６に記載の改良され たパレット。 ８．パレットベースがハニカム構造を有する請求項５に記載の改良されたパレ ット。 ９．物品を梱包、格納、出荷するのに使用される改良された軽量の紙製パレッ トであって、 （ａ）上面、底面、第１の側、その反対側の第２の側を有する矩形状の紙製ハ ニカムパレットベースと、 （ｂ）それぞれが（i）パレットベースの底面に隣接して取付けられてパレッ トベースの第１の側から第２の側へ延在し、（ii）内外壁、第１，第２アーム、 該該１，第２アームを接続するビーム部分、及び第１，第２のフォーク用チャン ネルとを有する、紙製の圧縮された第１及び第２Ｕ字型キャップと、前記第１Ｕ 字型キャップは、パレットベースの第１の側に隣接し且つパレットベースの第２ の側から離れており、前記第２Ｕ字型キャップは、パレットベースの第２の側に 隣接し且つパレットベースの第１の側面から離れており、 （ｃ）各Ｕ字型キャップの中に取付けられたハニカムペーパー製の第１及び第 ２の支持体とを具え、該第１及び第２の支持体は、それぞれが、上端、下端及び 該上下端の間に延在する横方向の側面を有し、該側面は前記Ｕ字型キャップの内 壁に隣接し、第１支持体はＵ字型キャップの一端に隣接して取付けられ、第２支 持体はＵ字型キャップの他端に隣接して取付けられ、各支持体はフォーク用チャ ンネルから離れて取付けられ、挿入されるフォークリフトのフォークが支持部材 に接触しないように構成されている、改良されたパレット。 １０．更に、（i）前記第１，第２Ｕ字型キャップの間に取付けられたハニカ ムペーパー製の第３のＵ字型キャップと、（ii）該第３Ｕ字型キャップを貫通す る第３，第４のフォーク用チャンネルと、（iii）前記第３Ｕ字型キャップ内に 取付けられたハニカムペーパー製の第３，第４の支持部材とを具え、該各支持部 材は各Ｕ字型キャップ内にフォーク用チャンネルに隣接している請求項９に記載 の改良された軽量パレット。 １１．更に、Ｕ字型キャップの前記二つのフォーク用チャンネルの間に各Ｕ字 型キャップ内に取付けられた、補助のハニカムペーパー製の支持体を具えた請求 項１０に記載の改良された軽量パレット。 １２．前記Ｕ字型キャップが、更に、前記支持部材の露出端部に当接する折り 畳まれた端部を有する請求項１１に記載の改良されたパレット。