JPH09512105A - 水深測定器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は魚釣り又はスポーツ漁労で使用するための水深測定器に関する。相異なる種類の魚に、その好適な生息領域で、例えば水底又は温度湧昇層で正しく擬似餌を啄ませるために、水面から水底までの水域の深さ及び又は相異なる温 本発明によれば、水密なハウジング内において、温度センサ、圧力センサ、ディジタル評価回路、ディスプレー及びプログラムスイッチが電気的に、測定値が底までの水域の深さに渡って及び又は３ケルビン以上の温度差によってマークされた水層がディジタル評価回路によって処理されかつ記憶されることができるように接続されている。プログラムスイッチによって、記憶されていた測定データが呼び出し可能でありかつディスプレーで見ることができるようにされる。水深測定器はその構造及び形態において使用目的に最適に適合されている。水深測定器は軽量で、小型でかつコスト安く工業的に製造可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 水深測定器 本発明は魚釣り又はスポーツ漁労に使用するのための水深測定器に関する。そ れによって水面から水底までの水深及び又は水域の相異なる温度の水層の深さが 測定される。 内蔵された照明及び深さ２００ｍまでの湖に潜水するための零点修正を備えた 潜水夫のためのピエゾ電気ピックアップを備えたディジタル水深測定器が公知で ある（西独国特許明細書第３１４５１５８Ａ１）。 この装置はそのような形態、大きさ及びその重量並びに特にその高価な実施態 様のために魚釣り又はスポーツ漁労には適しない。 直接水底に釣り糸によって運動可能な圧力測定ケースから成り、その測定値が 連続的に連結部を介して評価ステーションに伝送される、水底のプロフィルの検 出のための装置も公知である（実用新案第７６０５６０５．８）。この装置は特 に河川工事措置の準備のために役立つが、スポーツ漁労には適しない。 魚釣り又はスポーツ漁労では、その魚に適した擬似餌を相応した生息空間にお いて啄ませるために、魚釣り又はスポーツ漁労の水域の深さが正確に検出されな ければならない。このことは釣り針糸の鉛がそのために間隔をおいて位置する浮 きと共に度々投出され、保持されかつ鉛と浮きとの間の間隔が、水底と水面との 間の距離が浮き調整の状態で認識されるまで、調整される。このことは面倒でか つ操作に手間がかかり、それによって度々の投出のために魚は逃げてしまう。 全ての水域で寒冷な及び温暖な水層又はそのような流れが存在することも知ら れている。そのような水層の境界領域では、即ち寒冷な及び温暖な水層が相会す る個所ではケルビン値で表わす大きな温度差が存在する。これらの層は魚釣り又 はスポーツ漁労によって湧昇層とも称される。従ってこれらの湧昇層は魚釣り又 はスポーツ漁労にとって特別に関心のあるところである、そのわけは正にここに 非常に度々肉食魚がたかり、それによって魚釣り又はスポーツ漁労はできる限り 正確にこの湧昇層にその餌を位置決めする。その湧昇層の検出の非常にコストの かかる手続きは完全には省略できずそして「運を天にまかせて」釣られる限り、 この湧昇層は熱電対によってのみ測定されることができる。このことは、所定の 温度上昇で、求める湧昇層の殆どの深さが検出されるまでそのようなシステム的 に相互に相異なる水深に位置決めされかつ読み取りのために保持される。この目 的のための公知の熱電対の使用では、比較的大きなコストが欠点であり、従って 魚釣り又はスポーツ漁労については大抵水域における湧昇層の検出は省略される 。湧昇層の測定のための熱電対の取扱はボートによってのみ可能であり、従って 釣り人は陸から大抵湧昇層の検出は不可能である。 本発明の課題は、魚釣り又はスポーツ漁労のための水深測定器を創造すること であり、その水深測定器は水面から水底までの水域の深さの測定のため及び又は 相異なる温度の水層の深さの検出のために好適で、簡単にかつ取扱が容易で、水 深測定器を比較的僅かな水深の領域で許容できる測定値を供給しかつ僅かなコス トで製造することができるようにすることである。 本発明によれば、本発明の課題は水深測定器は水密なハウジングと共に釣り糸 により水中に下降可能で、ハウジング中には少なくとも１つの電気的圧力センサ 、最大メモリを備えたディスプレー、電気的バッテリー及びプログラムスイッチ が配設されておりその際圧力センサは片側で少なくとも１つの圧力平衡開口を介 して又は直接ハウジングの外周と接続しておりそして圧力センサ、バッテリー及 びディスプレーは、圧力センサの測定値がディジタル表示のためのディスプレー に達しかつプログラムスイッチによる手動リセットが行われるまでディスプレー で見ることができるように電気的に接続されていることによって解決される。 更にハウジング中に、少なくとも１つの電気的温度センサ及びディジタル評価 回路が配設されており、これらはそれ自体公知の方法で、必要に応じてこの電子 的構成要素と、温度センサの測定値が水深測定器の下降の際にディジタル評価回 路によって、温度湧昇への所定の路程による３ケルビン以上の温度差の発生の際 にこの測定個所の測定値が表示されかつ記録され並びに測定値はディスプレーに おいて表示され、そこでプログラムスイッチによる手動リセットが行われるまで 見ることができるようにされるように処理されるように接続されている。 本発明の構成において、ディジタル評価回路は、それ自体公知の方法でも測定 値発信器、圧力センサ及び温度センサ、測定データメモリ、プログラムスイッチ 並びにディスプレーと、水深、湧昇層深さ、湧昇層厚さ、湧昇層の上部温度及び 下部温度並びに種々の水深における温度のような相異なる測定値が記憶されそし てこれらの測定値は手動プログラム回路によってディスプレー中に見ることがで きるように、接続されている。 ハウジングには釣り針糸又は錘糸の固定のための少なくとも１つの環又は孔が ある。ハウジングは２部分から構成されることもでき、その際ハウジングの部分 は、等しい大きさの又は相異なる大きさの錘の形の負荷が取りつけられることが できる中空室として形成されている。しかし錘はハウジングに適した形態として も形成されることができかつハウジングの外側に取りつけ可能である。本発明に よる水深測定器はその構造的形態において注目すべき使用目的に最適に適合され る。簡単に取扱かつその作用方法において許容可能であるために小さくかつ軽量 である。そのような水深測定器の使用は釣りの際の準備の面倒を減少させかつ成 功の予測従って自由時間確保の楽しみを高める。 水深測定器は相異なる変形における比較的小さいコストで許容できる価格−効 率比で工業的に製造される。 次に本発明は２つの実施例により詳しく説明される。例１は水底の測定に関し かつ例２は温度湧昇層の測定に関する。 図面は本発明による水深測定器の図式的図を示す。 例１ ハウジング１；４’はねじ６によってねじ止めされている。ハウジング４は中 空室として形成されておりかつ圧力平衡開口３を備える。ハウジング１は圧力を 感知する電気的圧力センサ８、電気的バッテリー９、ディスプレー１０及びプロ グラムスイッチ１１を含む。圧力センサ８はハウジング１を片側で、圧力平衡開 口２を備えた空間に対して閉鎖する。ハウジング１には環１３が配設されている 。圧力センサ８、バッテリー９及びディスプレー１０は公知の方法で、圧力セン サ９によって調整された圧力変動がディスプレー１０において長さ寸法を表示さ れかつ最大メモリによってディスプレー１０における表示の手動リセットが行わ れるまで、読み取り可能な状態に維持されるように、電気的に接続されかつ構成 されている。 水深測定器の使用において、水深測定器は環１３で釣り糸に固定されている。 ハウジング１及び４は相互にねじ止めされておりかつハウジング４中の中空室は 釣り人の予測で錘５を付けられる。それからハウジング１及び４は再び相互にね じ止めされかつディスプレー１０はプログラムスイッチ１１によってゼロにセッ トされる。釣糸に固定された水深測定器は今や測定されるべき個所で水底まで下 降され、その際水深に比例しでいる水圧は圧力平衡開口２を介して圧力センサ８ に作用しかつその測定値は電気回路によってディスプレー１０に表示される。最 大メモリによってこの測定値はディスプレー１０中に、水深測定器が再び水中か ら引き上げられ、釣り人によって読み取られかつプログラムスイッチ１１によっ てリセットされるまでの間、保持される。そのように検出された測定値により、 今や擬似餌と浮きとの間の寸法は正確にかつ釣り針に注目した魚の種類に対して 正しく調整されることができる。 例２ ハウジング１はハウジング部分４とねじ止めされている。ハウジング部分４は 中空でかつ圧力平衡開口３を有する。ハウジング部分は負荷５をつけられること ができる。ハウジング１中には電気的圧力センサ８、電気的温度センサ７、ディ ジタル評価回路１２、電気的バッテリー９、外方から操作可能なプログラムスイ ッチ１１及びディスプレー１０並びに圧力センサ８のための開口２及び温度セン サ７のための開口がある。これらの電気的、電子的及び機械的構成群又は構成要 素は、公知の方法で、圧力センサ８及び温度センサ７の測定値がディジタル評価 回路１２によって処理されかつ記憶されることができるように、接続されている 。外方から操作可能なプログラムスイッチ１１によって種々の及びディジタル評 価回路１２によって処理された測定値が測定データメモリから取り出されかつデ ィスプレー１０において読み取り可能にされる。ハウジング１にはその上方に擬 似餌糸の固定のための環１３がある。 水深測定器の使用において、水深測定器は魚釣り又はスポーツ漁労で環１３に よって固定され、運転準備はプログラムスイッチ１１によって行われかつ水中に 下降される。圧力−及び温度センサ８、７によって測定された値はディジタル評 価回路１２によって処理されかつその際特に深さは３ケルビン以上の温度上昇の 際に記録されかつ記憶される。 水域の最も深い測定点から水深測定器の取り出しの際に最早測定データは記録 されずかつ記憶もされない。水域から取り出された水深測定器にはディジタル評 価回路１２によって調製されかつ記憶された測定データ、特に測定された深さに おける温度上昇の測定データがプログラムスイッチ１１によりデータメモリ１ら 呼び出されかつディスプレー１０で読み取り可能にされる。この情報に基づいて ．釣り人は今や自分で又は湧昇層において予測される魚の種類に適した餌を位置 決めかつそのような成功のチャンスに積極的に影響を与える。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９６年１月１９日 【補正内容】 請求の範囲 １．魚釣り又はスポーツ漁労水域の水表面から水底までのの深さの測定のため及 び又はそのような水域の内方の相異なる温度の水層の深さ及び厚さの測定のため の水深測定器において、 水深測定器は水密なハウジング（１；４）と共に釣り糸により水中に下降可能 であり、ハウジング中には少なくとも１つの電気的圧力センサ（８）、最大メモ リを備えたディスプレー（１０）、電気的バッテリー（９）及びプログラムスイ ッチ（１１）が配設されており、その際圧力センサ（８）は片側で少なくとも１ つの圧力平衡開口（２）を介して又は直接ハウジング（１）の外周と接続してお り、そして圧力センサ（８）、バッテリー（９）及びディスプレー（１０）は、 圧力センサ（８）の測定値がディジタル表示のためのディスプレー（１０）に達 しかつプログラムスイッチ（１１）による手動リセットされるまでディスプレー （１０）で見ることができるように電気的に接続されており、そしてハウジング （１）中で圧力センサ（８）、ディスプレー（１０）、電気的バッテリー（９） 及びプログラムスイッチ（１１）の他にに少なくとも１つの温度センサ（７）と 少なくとも１つのディジタル評価回路（１２）とが配設されておりかつ圧力セン サ（８）、電気的バッテリー（９）、ディスプレー（１０）及びプログラムスイ ッチ（１１）と共に、場合によっては他の電気的構成要素と共に、温度センサ（ ７）の測定値が水深測定器の水中への下降の際にディジタル評価回路によって処 理されるように接続されており、評価回路の処理は温度湧昇への所定の行程によ る３ケルビンよりも大きな温度差の発生の際に、この個所で水深が測定されかつ 測定値が記録されかつ記憶され、そこで測定値はプログラムスイッチ（１１）に よる手動リセットが行われるまで見ることができることを特徴とする前記水深測 定器。 ２．ディジタル評価回路（１２）は水深、湧昇層深さ、湧昇層の上部温度及び下 部温度、湧昇層厚さ並びに相異なる水深における温度のような、相異なる多数の 測定データを処理し、そしてこれらの測定値はプログラムスイッチ（１１）によ って呼び出すことができかつディスプレー（１０）中で見ことができるようにさ れることを特徴とする前記水深測定器。 ３．ハウジング（１）に釣り針糸又は錘糸の固定のための少なくとも１つの環（ ９）又は孔が配設されている請求項１又は２記載の水深測定器。 ４．ハウジング（１）中に又はハウジング（１）に好ましくは相異なる重さの交 換可能な錘が配設されている、請求項１から３までのうちのいずれか一記載の水 深測定器。 ５．第２ハウジング（４）が設けられており、第２ハウジングは水深測定器のハ ウジング（１）とねじ結合可能でありかつハウジング（１）と共に錘（５）の収 容のための中空室を形成する、請求項１から４までのうちのいずれか一記載の水 深測定器。 ６．第２ハウジング（４）が少なくとも１つの圧力平衡開口（３）を有する、請 求項５記載の水深測定器。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＵ，ＣＡ，ＦＩ，ＪＰ，Ｎ Ｏ，ＵＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．魚釣り又はスポーツ漁労水域の水面から水底までの深さの測定のため及び又 はそのような水域の内方の相異なる温度の水層の深さ及び厚さの測定のための水 深測定器において、 水深測定器は水密なハウジング（１；４）と共に釣り糸により水中に下降可能 であり、ハウジング中には少なくとも１つの電気的圧力センサ（８）、最大メモ リを備えたディスプレー（１０）、電気的バッテリー（９）及びプログラムスイ ッチ（１１）が配設されており、その際圧力センサ（８）は片側で少なくとも１ つの圧力平衡開口（２）を介して又は直接ハウジング（１）の外周と接続してお り、そして圧力センサ（８）、バッテリー（９）及びディスプレー（１０）は、 圧力センサ（８）の測定値がディジタル表示のためのディスプレー（１０）に達 しかつプログラムスイッチ（１１）による手動リセットが行われるまでディスプ レー（１０）で見ることができるように電気的に接続されており、そしてハウジ ング（１）中で圧力センサ（８）、ディスプレー（１０）、電気的バッテリー（ ９）及びプログラムスイッチ（１１）の他にに少なくとも１つの温度センサ（７ ）と少なくとも１つのディジタル評価回路（１２）とが配設されておりかつ圧力 センサ（８）、電気的バッテリー（９）、ディスプレー（１０）及びプログラム スイッチ（１１）と共に、場合によっては他の電気的構成要素と共に、温度セン サ（７）の測定値が水深測定器の水中への下降の際にディジタル評価回路によっ て処理されるように接続されており、評価回路の処理は温度湧昇への所定の行程 による３ケルビンよりも大きな温度差の発生の際に、この個所で水深が測定され かつ測定値が記録されかつ記憶され、そこで測定値はプログラムスイッチ（１１ ）による手動リセットが行われるまで見ることができ又はディジタル評価回路（ １２）は水深、湧昇層深さ、湧昇層の上部温度及び下部温度、湧昇層の厚さ並び に相異なる水深における温度のような、相異なる多数の測定データを処理し、そ してこれらの測定値はプログラムスイッチ（１１）によって呼び出すことができ かつディスプレー（１０）中に見えるようにされることを特徴とする前記水深測 定器。 ２．ハウジング（１’）に釣り針糸又は錘糸の固定のための少なくとも１つの環 （９）又は少なくとも１つの孔が配設されている請求項１記載の水深測定器。 ３．ハウジング（１）中に又はハウジング（１；４）に、好ましくは相異なる重 さの交換可能な錘が配設されている、請求項１又は２記載の水深測定器。 ４．ハウジング（４）は錘（５）の収容のための、ハウジング（１）とねじ止め 可能な中空室を有する、請求項１から３までのうちのいずれか一記載の水深測定 器。 ５．ハウジング（４）は少なくとも１つの圧力平衡開口（３）を有する、請求項 ４記載の水深測定器。