JPH09512046A - 界面活性剤と遅延放出酵素を含む洗剤 - Google Patents

界面活性剤と遅延放出酵素を含む洗剤

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JPH09512046A JP7526970A JP52697095A JPH09512046A JP H09512046 A JPH09512046 A JP H09512046A JP 7526970 A JP7526970 A JP 7526970A JP 52697095 A JP52697095 A JP 52697095A JP H09512046 A JPH09512046 A JP H09512046A
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Abstract

(57)【要約】 (a)水溶性のビルダーと(b)酵素を含み、該水溶性ビルダーの放出に比べて、該酵素の洗浄溶液への放出を遅延させる手段が付与された洗剤組成物を提供する。前処理洗浄法も提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 界面活性剤と遅延放出酵素を含む洗剤 技術分野 本発明は、界面活性剤と酵素を含み、該界面活性剤の放出に比べて、該酵素の 洗浄溶液への放出を遅延させる手段が付与されている洗剤組成物に関するもので ある。 背景技術 血液、卵、チョコレート、及び肉汁のような酵素に敏感な汚れ/染みを、汚れ /染みの付着した基質から満足のいくように除去するということは、洗濯、もし くは機械による食器洗浄法のような洗浄方法に用いる為の洗剤組成物を調製する 者にとっては、特に大きな課題である。 一般的には、このような汚れ/染みの除去は、蛋白質分解酵素、澱粉分解酵素 、セルロース分解酵素、及び脂肪分解酵素のような酵素成分を用いることにより 可能となる。 今般、発明者等は、界面活性剤と酵素の両方を含む組成物であって、界面活性 剤の放出に比べて酵素の洗浄溶液への放出を遅らせる手段のとられた組成物を用 いると、汚れ/染みの除去性がより高くなることを見い出した。 更に発明者等は、酵素を含んだ洗剤製品を用いる方法で洗浄する前に、界面活 性剤と、任意成分として水溶性のビルダーとを含む溶液で汚れの付着した基質を 予め処理するのが、汚れ/染みの除去にとって有利であることを見い出した。従 って本発明の目的は、洗濯、及び機械による食器洗浄法に用いるのに適した、汚 れの除去性の高められた組成物を提供することである。 本発明の関連目的は、酵素を含む洗剤製品で洗浄する前に、界面活性剤と、任 意成分として水溶性のビルダーとを含む溶液で汚れの付着した基質を予め処理す ることを含む、汚れ/染みの前処理方法を提供することである。 発明の開示 本発明により、 (a)界面活性剤、及び (b)酵素 を含み、本明細書に記載のT50テスト法に於いて、該界面活性剤の濃度が最終 (ultimate)濃度の50%となる迄の時間が60秒未満であり、また該酵素の濃 度が最終濃度の50%となる迄の時間が90秒を超えるように、該界面活性剤の 放出に比べて、該酵素の洗浄溶液への放出を遅らせるような手段のとられた洗剤 組成物が提供される。 本発明の特に好ましい態様によれば、該組成物は更に (c)水溶性ビルダー を含有し、本明細書に記載のT50テスト法に於いて、該水溶性ビルダーの濃度 が最終濃度の50%となる迄の時間が60秒未満であり、また該酵素の濃度が最 終濃度の50%となる迄の時間が90秒を超えるように、該水溶性ビルダーの放 出に比べて、該酵素の洗浄溶液への放出を遅らせるような手段がとられている。 本発明の他の態様によれば、 (1)界面活性剤を含む組成物の、酵素の入っていない溶液を汚れの付着した 基質に塗布する工程、 (2)効果的な長さの時間、該溶液を該汚れ付着基質に接触させたままにする 工程、 (3)該汚れ付着基質を、酵素含有洗剤組成物の使用を含む洗浄方法により洗 浄する工程 からなる洗浄方法が提供される。 発明を実施するための最良の形態 界面活性剤 本発明の洗剤組成物は、アニオン、カチオン、ノニオン、両性電解性、両性、 及び双性イオン界面活性剤、並びにそれらの混合物から選ばれる界面活性剤を含 有する。 界面活性剤は、通常0.1〜60重量%のレベルで存在する。界面活性剤のよ り好ましい配合レベルは1〜35重量%であり、最も好ましいレベルは1〜20 重量%である。 界面活性剤は、組成物中に存在するいかなる酵素成分に対しても相溶性を示す ように配合するのが好ましい。液状、もしくはゲル状の組成物に於いては、それ ら組成物中の酵素の安定性を高めるか、もしくは少なくとも低下させないように 、界面活性剤を配合するのが最も好ましい。 アニオン、ノニオン、両性電解性、及び双性イオンの部類、並びにそれらの界 面活性剤の種類の典型的なリストが、Laughlin及びHeuringに対して1975年 12月30日に発行された米国特許第3,929,678号に記載されている。 別の例は、「界面活性剤、及び洗剤」(第I巻、第II巻、Schwartz、Perry及 びBerch著)に示されている。適当なカチオン界面活性剤のリストは、Murphyに 対して1981年3月31日に発行された米国特許第4,259,217号に示 されている。 両性電解性、両性、及び双性イオン界面活性剤を用いるのであれば、それらは 通常、一種、もしくはそれ以上のアニオン及び/又はノニオン界面活性剤と組み 合わせて用いる。アニオン界面活性剤 洗浄の目的で用いられるアニオン界面活性剤は、実質的に全て本発明の組成物 に使用することができる。これらの界面活性剤には、アニオン系の硫酸塩、スル ホン酸塩、カルボン酸塩、及びサルコシネート界面活性剤の塩(例えば、ナトリ ウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、並びにモノ−、ジ−、及びトリエタノー ルアミン塩のような置換アンモニウム塩)を含めることができる。 その他のアニオン界面活性剤には、イセチオン酸アシルのようなイセチオン酸 塩、N−アシルタウレート、メチルタウリドの脂肪酸アミド、コハク酸アルキル 、スルホコハク酸アルキル、スルホコハク酸塩のモノエステル(特に飽和、及び 不飽和C12〜C18モノエステル)、スルホコハク酸塩のジエステル(特に飽和、 及び不飽和C6〜C14ジエステル)、N−アシルサルコシネートが含まれる。ロ ジン、水素化ロジンのような樹脂酸、及び水素化樹脂酸、並びに牛脂油中に存在 するか、もしくは牛脂油から誘導される樹脂酸、及び水素化樹脂酸も適当である 。アニオン系硫酸塩界面活性剤 本発明に用いるのに適当なアニオン系硫酸塩界面活性剤は、直鎖、及び枝分か れ鎖の第一硫酸アルキル、エトキシ硫酸アルキル、脂肪オレイルグリセロールス ルフェート、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルスルフェート、C5 〜C17アシル−N−(C1〜C4アルキル)及び−N−(C1〜C2ヒドロキシアル キル)グルカミンスルフェート、並びにアルキルポリグルコシドの硫酸塩のよう なアルキルポリサッカライドの硫酸塩である(ノニオン系の非硫酸化化合物がこ こに記載される)。 アルキルエトキシスルフェート界面活性剤は、一分子につきエチレンオキシド 約0.5〜約20モルでエトキシル化した硫酸C6〜C18アルキルからなる群か ら選ばれるのが好ましい。より好ましくは、アルキルエトキシスルフェート界面 活性剤は、一分子につきエチレンオキシド約0.5〜約20モル、好ましくは約 0.5〜約5モルでエトキシル化した硫酸C6〜C18アルキルである。アニオン系スルホン酸塩界面活性剤 本発明に用いるのに適当なアニオン系スルホン酸塩界面活性剤には、C5〜 C20直鎖アルキルベンゼンスルホネート、アルキルエステルスルホネート、C6 〜C22第一もしくは第二アルカンスルホネート、C6〜C24オレフィンスルホネ ート、スルホン化ポリカルボン酸、アルキルグリセロールスルホネート、脂肪ア シルグリセロールスルホネート、脂肪オレイルグリセロールスルホネート、及び それらのあらゆる混合物が含まれる。アニオン系カルボン酸塩界面活性剤 本発明に用いるのに適当なアニオン系カルボン酸塩界面活性剤には、アルキル エトキシカルボキシレート、アルキルポリエトキシカルボキシレート界面活性剤 、及びソープ(「アルキルカルボキシル」)、特に本明細書中に記載されている 或る種の第二ソープが含まれる。 本発明に用いるのに好ましいアルキルエトキシカルボキシレートには、式RO (CH2CH2O)xCH2COO-+(RはC6〜C18のアルキル基であり、xは 0〜10である)を有し、xが0である物質の量が約20重量%未満であり、x が7より大きい物質の量が約25重量%未満となるようにエトキシレートが分布 しており、Rの平均がC13以下の場合、xの平均が約2〜4であり、Rの平均が C13より大きい場合、xの平均が約3〜10であり、またMがカチオン、好まし くはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、並びにモノ−、ジ−、及 びトリ−エタノール−アンモニウムから選ばれるカチオンであり、最も好ましく はナトリウムイオン、カリウムイオン、アンモニウムイオン、及びそれらの混合 物とマグネシウムイオンから選ばれるカチオンであるものが含まれる。好ましい アルキルエトキシカルボキシレートは、RがC12〜C18のアルキル基であるもの である。 本発明に用いるのに適当なアルキルポリエトキシポリカルボキシレート界面活 性剤には、式RO−(CHR1−CHR2O)−R3を有するものが含まれる。式 中、RはC6〜C18アルキル基であり、xは1〜25であり、R1とR2は、 水素、メチル酸ラジカル、コハク酸ラジカル、ヒドロキシコハク酸ラジカル、及 びそれらの混合物からなる群から選ばれるが、R1もしくはR2の少なくとも一方 はコハク酸ラジカル、もしくはヒドロキシコハク酸ラジカルであり、R3は、水 素、炭素原子を1〜8個有する置換もしくは非置換の炭化水素、及びそれらの混 合物からなる群から選ばれるものである。アニオン系第二ソープ界面活性剤 好ましいソープ界面活性剤は、第二炭素と結合したカルボキシル単位を有する 第二ソープ界面活性剤である。第二炭素は、環状構造中、例えばp−オクチル安 息香酸中、もしくはアルキル−置換シクロヘキシルカルボキシレート中にあって 良い。第二ソープ界面活性剤は、エーテル結合、エステル結合、及びヒドロキシ ル基を含んでいないのが好ましい。先端基(両親媒性部分)には窒素原子がない のが好ましい。第二ソープ界面活性剤の全炭素原子は通常11〜15個であるが 、例えばp−オクチル安息香酸のように、それよりやや多くても(例えば16個 迄)差し支えない。 以下の一般的な構造により、好ましい第二ソープ界面活性剤を幾つか更に説明 する。 A.第二ソープの非常に好ましい部類には、式R3CH(R4)COOMの第二 カルボキシル物質が含まれる。式中、R3はCH3(CH2xであり、R4はCH3 (CH2y(yは0、もしくは1〜4の整数であり、xは4〜10の整数であり 、xとyの合計は6〜10、好ましくは7〜9、最も好ましくは8である。)で ある。 B.第二ソープの他の好ましい部類には、カルボキシル置換基が環状のヒドロ カルビル単位上にあるカルボキシル化合物、すなわち式R5−R6−COOMの第 二ソープが含まれる。式中、R5はC7〜C10、好ましくはC8〜C9のアルキルも しくはアルケニルであり、R6はベンゼン、シクロペンタン、及びシクロ ヘキサンのような環状構造である。(注:R5は、環上でカルボキルに関してオ ルト、メタ、もしくはパラの位置にあってよい。)。 C.第二ソープの更に別の好ましい部類には、式CH3(CHR)k−(CH2 m−(CHR)n−CH(COOM)(CHR)o−(CH2p−(CHR)q− CH3の第二カルボキシル化合物が含まれる。式中、各RはC1〜C4アルキルで あり、またk、n、o、及びqは0〜8の整数である。但し、炭素原子(カルボ キシレートを含む)の合計数は、10〜18の範囲内である。 上記の式A、B及びCのそれぞれに於いて、Mは適当な対イオン、特に水可溶 化対イオンである。 本発明に用いるのに特に好ましい第二ソープ界面活性剤は、2−メチル−1− ウンデカン酸、2−エチル−1−デカン酸、2−プロピル−1−ノナン酸、2− ブチル−1−オクタン酸、及び2−ペンチル−1−ヘプタン酸の水溶性の塩から なる群から選ばれる、水溶性のものである。アルカリ金属サルコシネート界面活性剤 他の適当なアニオン界面活性剤は、式R−CON(R1)CH2COOMのアル カリ金属サルコシネートである。式中、RはC5〜C17の直鎖もしくは枝分かれ 鎖のアルキル基、もしくはアルケニル基であり、R1はC1〜C4アルキル基であ り、またMはアルカリ金属イオンである。好ましい例は、ナトリウム塩の形のミ リスチルサルコシネート、及びオレイルメチルサルコシネートである。ノニオン界面活性剤 洗浄の目的に用いられるアニオン界面活性剤は、実質的に全て本発明の組成物 に用いることができる。典型的だが非限定的な部類の有用なノニオン界面活性剤 を以下に列記する。 ノニオン系ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤 本発明に用いるのに適当なポリヒドロキシ脂肪酸アミドは、構造式 R2CONR1Zを持つものである。式中、R1はH、C1〜C4ヒドロカルビル、 2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、もしくはそれらの混合物であ り、好ましくはC1〜C4アルキル、より好ましくはC1もしくはC2アルキル、最 も好ましくはC1アルキル(すなわち、メチル)である。R2は、C5〜C31ヒド ロルカビル、好ましくは直鎖C5〜C19アルキルもしくはアルケニル、より好ま しくは直鎖C9〜C17アルキルもしくはアルケニル、最も好ましくは直鎖C11〜 C17アルキルもしくはアルケニル、又はそれらの混合物である。Zは、ヒドロキ シルが少なくとも3個鎖に直接結合している線状ヒドロカルビル鎖を有するポリ ヒドロキシヒドロカルビル、もしくはそのアルコキシル化(好ましくはエトキシ ル化、もしくはプロポキシル化)誘導体である。Zは、還元アミノ化反応に於い て、還元糖から誘導されるのが好ましく、より好ましくは、Zはグリシチルであ る。アルキルフェノールのノニオン系縮合物 アルキルフェノールのポリエチレン、ポリプロピレン、及びポリブチレンオキ シド縮合物は、本発明に用いるのに適している。通常、ポリエチレンオキシド縮 合物が好ましい。これらの化合物には、直鎖状もしくは枝分かれ鎖状の、炭素原 子を約6個〜約18個含むアルキル基を有するアルキルフェノールと、アルキレ ンオキシドとの縮合生成物が含まれる。ノニオン系エトキシル化アルコール界面活性剤 脂肪族アルコールとエチレンオキシド約1〜約25モルとのアルキルエトキシ レート縮合生成物は、本発明に用いるのに適している。脂肪族アルコールのアル キル鎖は、直鎖状の、もしくは枝分かれした第一もしくは第二アルキルであって よく、通常炭素原子を6〜22個含んでいる。特に好ましいのは、炭素原子を8 〜20個含むアルキル基を有するアルコールと、アルコール1モルにつきエチレ ンオキシド約2〜約10モルとの縮合生成物である。ノニオン系エトキシル化/プロポキシル化脂肪族アルコール界面活性剤 エトキシル化したC6〜C18脂肪族アルコール、及びC6〜C18のエトキシル化 /プロポキシル化混合脂肪族アルコールは、本発明に用いるのに適した界面活性 剤であり、特に水溶性のものが適している。エトキシル化脂肪族アルコールとし ては、エトキシル化度が3〜50であるC10〜C18エトキシル化脂肪族アルコー ルが好ましく、エトキシル化度が3〜40であるC12〜C18エトキシル化脂肪族 アルコールが最も好ましい。エトキシル化/プロポキシル化混合脂肪族アルコー ルは、炭素原子が10〜18個のアルキル鎖長を有し、エトキシル化度が3〜3 0であり、プロポキシル化度が1〜10であるのが好ましい。プロピレングリコールとのノニオン系EO/PO縮合物 エチレンオキシドと、 プロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮合により形成される疎水性の 塩基との縮合生成物は、本発明に用いるのに適している。これらの化合物の疎水 性の部分は、分子量が約1500〜約1800であって、水に対して不溶である のが好ましい。この種の化合物の例には、BASFにより販売されている市販の プルロニック(商品名)界面活性剤が含まれる。プロピレンオキシド/エチレンジアミン付加物とのノニオン系EO縮合生成物 エチレンオキシドと、プロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応により 得られる生成物との縮合生成物は、本発明に用いるのに適している。これらの生 成物の疎水性部は、エチレンジアミンと過剰のプロピレンオキシドとの反応生成 物からなっており、通常その分子量は約2500〜約3000である。この種の ノニオン界面活性剤の例には、BASFにより販売されている市販のテトロニッ ク(商品名)界面活性剤が含まれる。ノニオン系アルキルポリサッカライド界面活性剤 本発明に用いるのに適しているアルキルポリサッカライドは、1986年1月 21日発行の米国特許第4,565,647号(Llenado)に開示されている。そ れらは、炭素原子を約6〜約30個、好ましくは約10〜約16個含む疎水性基 と、サッカライド単位を約1.3〜約10個、好ましくは約1.3〜約3個、最 も好ましくは約1.3〜約2.7個含むポリサッカライド、例えばポリグリコシ ド、親水性基を有している。炭素原子を5個、もしくは6個含むあらゆる還元サ ッカライドを用いることができる。例えば、グルコシル部がグルコース部、ガラ クトース部、及びガラクトシル部で置換されていてよい。(疎水性基を2−、3 −、4−位等に付けて、グルコシド、もしくはガラクトシドと相反するグルコー ス、もしくはガラクトースとしてもよい。)サッカライド間の結合は、例えば付 加するサッライド単位の一つの位置と、もとのサッカライドの2−、3−、4− 、及び/又は6−位との間でなされていてよい。 好ましいアルキルポリグリコシドは、式 R2O(Cn2nO)t(グリコシル)x を有する。式中、R2は、アルキル基が炭素原子を10〜18個、好ましくは1 2〜14個含むアルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ アルキルフェニル、及びそれらの混合物からなる群から選ばれるものである。n は2もしくは3である。tは0〜10、好ましくは0である。Xは1.3〜8で あり、好ましくは1.3〜3であり、最も好ましくは1.3〜2.7である。グ リコシルは、グルコースから誘導されるのが好ましい。ノニオン系脂肪酸アミド界面活性剤 本発明に用いるのに適当な脂肪酸アミドは、式R6CON(R72を有するも のである。式中、R6は炭素原子を7〜21個、好ましくは9〜17個有するア ルキル基であり、また各R7は、水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシ アルキル、及び−(C24O)xH(xは1〜3)からなる群から選ばれるもの である。両性界面活性剤 本発明に用いるのに適当な両性界面活性剤は、アミンオキシド界面活性剤、及 びアルキル両性カルボン酸である。 本発明に用いるのに適当なアルキル両性カルボン酸の例は、Miranol社(Dayton ,NJ.)製のミラノール(商品名)C2M Conc.である。アミンオキシド界面活性剤 本発明に於いて有用なアミンオキシドには、式R3(OR4xo(R52を有 するものが含まれる。式中、R3は炭素原子を8〜26個、好ましくは炭素原子 を8〜18個含むアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アシルアミドプロピル基 、及びアルキルフェニル基、もしくはそれらの混合物からなる群から選ばれる。 R4は炭素原子を2〜3個、好ましくは炭素原子を2個含むアルキレン基もしく はヒドロキシアルキレン基、又はそれらの混合物である。xは0〜5、好ましく は0〜3である。各R5は、炭素原子を1〜3個、好ましくは1〜2個含むアル キル基もしくはヒドロキシアルキル基であるか、又はエチレンオキシド基を1〜 3個、好ましくは1個含むポリエチレンオキシド基である。R5基は、例えば酸 素原子、もしくは窒素原子を介して互いに結合して、環状構造を形成していても よい。 これらのアミンオキシド界面活性剤には、特に酸化C10〜C18アルキルジメチ ルアミン、及び酸化C8〜C18アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンが含 まれる。このような物質の例には、酸化ジメチルオクチルアミン、酸化ジエチル デシルアミン、酸化ビス−(2−ヒドロキシエチル)ドデシルアミン、酸化ジメ チルドデシルアミン、酸化ジプロピルテトラデシルアミン、酸化メチルエチルヘ キサデシルアミン、酸化ドデシルアミドプロピルジメチルアミン、酸化セチルジ メチルアミン、酸化ステアリルジメチルアミン、牛脂酸化ジメチルアミン、及び 酸化ジメチル−2−ヒドロキシオクタデシルアミンが含まれる。好ましいのは酸 化C10〜C18アルキルジメチルアミン、及び酸化C10〜C18アシルアミドアルキ ルジメチルアミンである。双性イオン界面活性剤 本発明の洗剤組成物には、双性イオン界面活性剤も配合することができる。こ れらの界面活性剤は、第二及び第三アミンの誘導体、複素環式第二及び第三アミ ンの誘導体、又は第四アンモニウム、第四ホスホニウムもしくは第三スルホニウ ム化合物の誘導体として、幅広く記述されるものである。ベタイン界面活性剤、 及びスルタイン界面活性剤は、本発明に用いられる双性イオン界面活性剤の典型 的な例である。ベタイン界面活性剤 本発明に於いて有用なベタインは、式R(R12+2COO−を有する化合 物である。式中、RはC6〜C18ヒドロカルビル基であり、好ましくはC10〜C1 6 アルキル基、もしくはC10〜C16アシルアミドアルキル基である。各R1は、一 般的にはC1〜C3アルキルであり、好ましくはメチルである。R2はC1〜C5ヒ ドロカルビル基であり、好ましくはC1〜C3アルキレン基、より好ましくはC1 〜C2アルキレン基である。適当なベタインの例には、ココナッツアシルアミド プロピルジメチルベタイン、ヘキサデシルジメチルベタイン、C12-14アシルア ミドプロピルベタイン、C8-14アシルアミドヘキシルジエチルベタイン、4[C1 4-16 アシルメチルアミドジエチルアンモニオ]−1−カルボキシブタン、C16-1 8 アシルアミドジメチルベタイン、C12-16アシルアミドペンタンジエチルベタイ ン、C12-16アシルメチルアミドジメチルベタインが含まれる。好ましいベタイ ンはC12-18ジメチル−アンモニオヘキサノエート、及びC10-18アシルアミドプ ロパン(もしくはエタン)ジメチル(もしくはジエチル)ベタインである。複合 ベタイン界面活性剤も、本発明に用いるのに適している。スルタイン界面活性剤 本発明に於いて有用なスルタインは、式R(R12+2SO3 -を有する化合 物である。式中、RはC6〜C18ヒドロカルビル基であり、好ましくはC10〜C1 6 アルキル基であり、より好ましくはC12〜C13アルキル基である。各R1は、一 般的にはC1〜C3アルキルであり、好ましくはメチルである。R2はC1〜C6ヒ ドロカルビル基であり、好ましくはC1〜C3アルキレン基、もしくは、好ましく はヒドロキシアルキレン基である。両性電解性界面活性剤 本発明の洗剤組成物には、両性電解性界面活性剤を配合することができる。こ れらの界面活性剤は、脂肪族基が直鎖もしくは枝分かれ鎖であってよい、第二も しくは第三アミンの脂肪族誘導体、又は複素環式第二もしくは第三アミンの脂肪 族誘導体として、幅広く記述されるものである。カチオン界面活性剤 本発明の洗剤組成物には、カチオン界面活性剤を配合することもできる。適当 なカチオン界面活性剤には、モノC6〜C16、好ましくはC6〜C10N−アルキル 、もしくはアルケニルアンモニウム界面活性剤であって、残りのN位がメチル基 、ヒドロキシエチル基、もしくはヒドロキシプロピル基で置換されているものか ら選ばれる、第四アンモニウム界面活性剤が含まれる。酵素 洗剤組成物は酵素を含む。適当な酵素物質には、洗剤組成物に通常配合される 市販のリパーゼ、アミラーゼ、中性及びアルカリ性のプロテアーゼ、エステラー ゼ、セルラーゼ、ペクチナーゼ、ラクターゼ、及びパーオキシダーゼが含まれる 。適当な酵素については、米国特許第3,519,570号、及び第3,533 ,139号で検討されている。 市販のプロテアーゼ酵素として好ましいものには、Novo Industries A/S(デ ンマーク)によりアルカラーゼ、サビナーゼ、プリマーゼ、デュラザイム、及び エスペラーゼという商品名で販売されているもの、Gist-Brocadesによりマクサ ターゼ、マクサカル、及びマクサペムという商品名で販売されているもの、Gene ncor Internationalにより販売されているもの、並びにSolvay Enzymesによりオ プティクリン、及びオプティマーゼという商品名で販売されているものが含まれ る。プロテアーゼ酵素は、有効な酵素が組成物の0.0001〜4重量%となる レベルで本発明による組成物に配合することができる。 好ましいアミラーゼ酵素には、例えば、B licheniformisの特別な菌株から得 られるα−アミラーゼが含まれる。これについてはGB−1,269,839(N ovo)に、より詳しく記載されている。市販のアミラーゼとして好ましいものには 、Gist-Brocadesによりラピダーゼという商品名で販売されているもの、並びにN ovo Industries A/Sによりターマミル、及びBANという商品名で販売されてい るものが含まれる。アミラーゼ酵素は、有効な酵素が組成物の0.0001〜2 重量%となるレベルで本発明の組成物に配合することができる。 脂肪分解酵素(リパーゼ)は、有効な脂肪分解酵素が組成物の重量の0.00 01〜2重量%、好ましくは0.001〜1重量%、最も好ましくは0.001 〜0.5重量%となるレベルで存在してよい。 リパーゼは真菌、もしくは細菌起源のもの、例えば Humicola sp.、Thermomy ces sp.、又は Pseudomonas pseudoalcaligenesもしくは Pseudomonas fluores cens を含む Pseudomonas sp.のようなリパーゼ生産菌株から得られるものであっ てよい。これらの菌株の商業的、もしくは遺伝学的変異により得られるリパーゼ も、本発明に於いて有用である。 好ましいリパーゼは、 Pseudomonas pseudoalcaligenesから誘導されるもので ある。これは、ヨーロッパ特許EP−B−0218272に記載されている。 本発明に於いて好ましいその他のリパーゼは、ヨーロッパ特許出願EP−A− 0258068に記載されているように、Humicola lanuginosa からの遺伝子を クローニングし、宿主としてのAspergillus oryza 中で遺伝子を圧出することに より得られるものである。これは、Novo Industri A/S(バーグスバード、デン マーク)により、リポラーゼという商品名で販売されている。このリパーゼは、 1989年3月7日発行の米国特許第4,810,414号(Huge-Jensen等) にも記載されている。 酵素がプロテアーゼである場合、一般的な洗浄溶液中での最終濃度は0.1〜 100KNPUであるが、好ましくは0.5〜50KNPUであり、より好まし くは3〜30KNPU、最も好ましくは6〜30KNPUである。 酵素がアミラーゼである場合、一般的な洗浄溶液中での最終濃度は1〜200 KNUであるが、好ましくは10〜100KNUであり、より好ましくは40〜 80KNUである。 酵素がリパーゼである場合、一般的な洗浄溶液中での最終濃度は1〜300K LUであるが、好ましくは10〜200KLUであり、より好ましくは10〜1 00KLUである。 酵素がセルラーゼである場合、一般的な洗浄溶液中での最終濃度は10〜12 00CEVUであるが、好ましくは50〜1000CEVUであり、より好まし くは80〜500CEVUである。酵素可溶化系 本発明に於いて好ましい酵素含有組成物は、酵素可溶化系を約0.001〜約 10重量%、好ましくは約0.005〜約8重量%、最も好ましくは約0.01 〜約6重量%含んでいてよい。酵素可溶化系は、洗浄性酵素と相溶性があればど のような可溶化系であってもよい。このような可溶化系は、カルシウムイオン、 硼酸、プロピレングリコール、短鎖カルボン酸、硼素酸、及びそれらの混合物を 含むことができる。このような可溶化系は、可逆性プロテアーゼ抑制剤のような 可逆性酵素抑制剤も含むことができる。 本発明に於ける組成物は、多くの水道水中に存在する塩素漂白剤種が、特にア ルカリ性の条件下で酵素をアタックして不活性化するのを防ぐ為に、塩素漂白剤 スキャベンジャーを0〜約10重量%、好ましくは約0.01〜約6重量%、更 に含むことができる。水中の塩素のレベルは低く、一般的には約0.5〜約1. 75ppmであるが、洗浄中に酵素と接触する水の総体積中の塩素は通常多い。 従って、使用時の酵素安定性が問題となることがある。 適当な塩素スキャベンジャーアニオンは広く入手可能であって、アンモニウム カチオンを含む塩、もしくは亜硫酸塩、重亜硫酸塩、チオ亜硫酸塩、チオ硫酸塩 、沃化物等が挙げられる。カルバミド酸塩、アスコルビン酸塩等、エチレンジア ミン三酢酸(EDTA)もしくはそのアルカリ金属塩、モノエタノールアミン( MEA)、及びそれらの混合物のような有機アミンのような酸化防止剤も同様に 使用することができる。燐酸塩、縮合燐酸塩、酢酸塩、安息香酸塩、クエン酸塩 、蟻酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、サリチル酸塩等、及びそれらの混合 物の他に、重硫酸塩、硝酸塩、塩化物、並びに過硼酸ナトリウム四水和物、過硼 酸ナトリウム一水和物、及び過炭酸ナトリウムのような過酸化水素源ようなその 他の一般的なスキャベンジャーも、所望により用いることができる。相対溶出速度論 本発明の本質的な態様に於いては、界面活性剤の放出に比べて、酵素の洗浄溶 液への放出を遅くする手段がとられている。 該手段は、洗浄溶液への酵素の放出を遅らせる手段からなっていてよい。 或いは、該手段は、洗浄溶液への界面活性剤の放出速度を早める手段からなっ ていてよい。溶出速度を遅延させる手段 放出を遅らせる手段には、放出を遅らせるような被膜を形成する適当な成分で 酵素を被覆することが含まれる。従って、被膜は水に余り溶解しない物質からな るか、もしくは厚い被膜の溶解速度論により放出速度の抑制をもたらすのに十分 な厚みを有する被膜である。 被覆物質は、さまざまな方法で塗布することができる。どのような被覆物質も 、一般的に被覆物質と漂白剤との重量比1:99〜1:2、好ましくは1:49 〜1:9で存在する。 適当な被覆物質には、トリグリセリド(例えば、部分的に水素化した植物油、 大豆油、綿実油)、モノグリセリド、ジグリセリド、マイクロクリスタリンワッ クス、ゼラチン、セルロース、脂肪酸、及びそれらのあらゆる混合物が含まれる 。 その他の適当な被覆物質には、アルカリ金属、及びアルカリ土類金属硫酸塩、 ケイ酸塩、及び炭酸カルシウムを含む炭酸塩が含まれる。 好ましい被覆物質は、SiO2:Na2Oの比が1.6:1〜3.4:1、好ま しくは2.8:1であるケイ酸ナトリウムを水溶液とし、固体ケイ酸塩が過炭酸 塩の2〜10重量%(通常3〜5重量%)のレベルとなるようにしたものである 。ケイ酸マグネシウムを、被覆物質に配合することもできる。 いずれの無機塩被覆物質も有機バインダー物質と合わせて、複合無機塩/有機 バインダー被膜をもたらすことができる。適当なバインダーには、アルコール1 モルにつきエチレンオキシドを5〜10モル含むC10〜C20アルコールエトキシ レート、より好ましくはアルコール1モルにつきエチレンオキシドを20〜10 0モル含むC15〜C20第一アルコールエトキシレートが含まれる。 その他の好ましいバインダーには、或る種の高分子物質が含まれる。平均分子 量が12,000〜700,000のポリビニルピロリドン、及び平均分子量が 600〜10,000のポリエチレングリコール(PEG)がこのような高分子 物質の例である。無水マレイン酸とエチレン、メチルビニルエーテル、もしくは メタクリル酸とのコポリマーであって、無水マレイン酸がポリマーの少なくとも 20モルパーセントを成しているものは、バインダー剤として有用な高分子物質 の別の例である。これらの高分子物質はそのままで、もしくは水、プロピレング リコール、及び1モルにつきエチレンオキシドを5〜100モル含む上記のC10 〜C20アルコールエトキシレートのような溶剤と組み合わせて用いることができ る。バインダーの更に他の例には、C10〜C20モノ−、及びジグリセロールエー テル、並びにC10〜C20脂肪酸が含まれる。 メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、及びヒドロキシエチルセル ロースのようなセルロース誘導体、並びにホモポリマーもしくはコポリマー状の ポリカルボン酸、又はその塩は、本発明に於いて用いるのに適当なバインダーの その他の例である。 被覆物質を塗布する方法の一つは、凝集である。好ましい凝集方法には、上記 の有機バインダー物質のうちのいずれかを使用することが含まれる。平なべ、回 転ドラム、及び横型ブレンダータイプを含むが、これらに限定されない通常のア グロメレーター/ミキサーを使用することができる。溶融した被覆組成物を漂白 剤の流動床に注ぎ入れるか、噴霧して塗布することもできる。 要求される遅延放出をもたらす為の他の手段には、酵素の溶解性と放出速度を コントロールする為の粒状化を含む、酵素の物理的性質を変える為の機械的な手 段が含まれる。適当なプロトコールには、圧縮、機械的噴射、主動による噴射、 及び粒状成分の粒度を選択することによる漂白剤化合物の溶解性の調節が含まれ る。 粒度の選択は、粒状成分の組成、及び所望の遅延放出速度論を満たす為に要求 される条件の両方に依るが、粒度は500マイクロメーターより大きいのが望ま しく、平均粒径が800〜1200マイクロメーターであるのが好ましい。 放出を遅らせる手段をもたらす為の付加的なプロトコルには、組成物を洗浄溶 液に導入した時に、溶液中にもたらされるイオン強度環境により、要求される放 出を遅らせる速度論が達成されるように、洗剤マトリックスの他の成分を適当に 選択することが含まれる。溶出速度を高める手段 溶液への界面活性剤の放出速度を早めるのに適当なあらゆる手段を考える。 放出を早める手段には、放出を早めるような被覆剤を含む適当な成分を被覆す ることが含まれる。従って被膜剤は、例えば水に対する溶解性が高いか、もしく は発泡して水に溶解する物質を含むことができる。 要求される遅延放出をもたらすその他の手段には、水溶性ビルダーの溶解性、 及び放出速度を高める為に、水溶性ビルダーの物理的性質を変える為の機械的な 手段が含まれる。 適当なプロトコルには、界面活性剤含有成分の粒度を慎重に選択することがが 含まれる。粒度の選択は、粒状成分の組成、及び所望の遅延放出速度論を満たす 為に要求される条件の両方に依る。粒度は1200マイクロメーター未満である のが望ましく、平均粒径が1100〜500マイクロメーターであるのが好まし い。 放出を遅らせる手段をもたらす為の付加的なプロトコルには、組成物を洗浄溶 液に導入した時に、溶液中にもたらされるイオン強度環境により、要求される放 出を早める速度論が達成されるように、洗剤マトリックスの他の成分を適当に選 択することが含まれる。溶出相対速度−速度論的パラメータ 界面活性剤と比較した酵素の放出は、本明細書に記載のT50テスト法に於い て、界面活性剤の濃度が最終濃度の50%となる迄の時間は60秒未満、好まし くは50秒未満、より好ましくは40秒未満であり、また該酵素の濃度が最終濃 度の50%となる迄の時間は90秒を越える、好ましくは120秒を越える、よ り好ましくは150秒を越えるものである。 界面活性剤の最終洗浄濃度は、一般的には0.005%〜0.4%、好ましく は0.05%〜0.35%、より好ましくは0.1%〜0.3%である。 酵素の最終洗浄濃度は、一般的には有効な酵素の重量が0.000001%〜 0.01%であるが、好ましくは0.00001%〜0.001%、より好まし くは0.00005%〜0.0005%である。遅延溶出−テスト法 本発明に於ける遅延放出速度論は、或る成分を含む組成物を以下に詳しく述べ る標準的な条件に従って溶解した時に、その成分の濃度が最終濃度のA%となる 迄の時間を測定する、「TAテスト法」により定義されるものである。 標準的な条件には、20℃の蒸留水1000mlを入れた1リッターのガラス 製のビーカーが含まれる。このビーカーに、組成物を10g添加する。ビーカー の内容物を、100rpmにセットしたマグネチックスターラーを用いて攪拌す る。水を入れたビーカーに組成物を添加してから10分後の濃度/レベルを、最 終濃度/レベルとする。 適当な分析方法は、ビーカー中の水へ組成物を添加した後、問題としている成 分の溶液中の途中の濃度、及び最終濃度の信頼性のある測定が可能となるように 選択する。 このような分析方法には、例えば光度法や電導度法を含む、成分の濃度のレベ ルの連続的なモニタリングが含まれる。 或いは、一定の時間間隔で溶液からタイターを取り、タイターの温度を急激に 下げる等の適切な手段により溶解プロセスを止め、化学的滴定法のような手段に よりタイター中の成分の濃度を測定することを含む方法を用いることができる。 生の分析結果からTA値を計算する為に、適切ならば、曲線適合法を含むグラ フを使用する適当な方法を用いることができる。 成分の濃度を測定する為に選択される特定の分析方法は、成分の性質、及びそ の成分を含む組成物の性質により異なる。付加的な洗浄剤成分 本発明の洗剤組成物は、付加的な洗剤成分も含むことができる。これらの付加 的な成分のはっきりとした性質、及びそれらの配合のレベルは、組成物の物理的 な形態や、それを用いる洗浄作業の性質により異なる。 本発明の組成物は、例えば、洗濯用付加組成物を含む手、及び機械による洗濯 用の洗剤組成物、汚れの付着した織物の前処理に用いるのに適した組成物、及び 機械による食器洗浄用の組成物とすることができる。 機械による洗浄方法、例えば機械による洗濯法や機械による食器洗浄法に用い るのに適する組成物とした場合には、本発明の組成物は、ビルダー、有機高分子 化合物、漂白剤、制泡剤、石灰ソープ分散剤、汚れ懸濁−再付着防止剤、及び腐 食防止剤から選ばれる、一種、もしくはそれ以上の付加的な洗剤成分を含んでい るのが好ましい。洗濯用の組成物は、付加的な洗剤成分として柔軟化剤も含むこ とができる。水溶性ビルダー化合物 本発明の洗剤組成物は、一般的には組成物の1〜80重量%、好ましくは10 〜70重量%、最も好ましくは20〜60重量%のレベルで水溶性のビルダー化 合物を含むことができる。 水溶性のビルダー化合物には、水溶性のモノマー状のポリカルボキシレートも しくはそれらの酸の形態のもの、ポリカルボン酸が、二個以下の炭素原子により 互いに分離された少なくとも二つのカルボン酸ラジカルを含んでいる、ホモポリ マー状、もしくはコポリマー状のポリカルボン酸又はそれらの塩、炭酸塩、重炭 酸塩、硼酸塩、燐酸塩、ケイ酸塩、及びそれらのあらゆる混合物が含まれる。 カルボン酸塩ビルダー、もしくはポリカルボキシレートビルダーは、モノマー 状、もしくはオリゴマー状であってよいが、価格、及び性能上の理由により、モ ノマー状のポリカルボキシレートが一般的には好ましい。 カルボキシル基を一つ含むカルボン酸塩として適当なものには、乳酸、グリコ ール酸、及びそれらのエーテル誘導体の水溶性の塩が含まれる。カルボキシル基 を二つ含むポリカルボキシレートには、カルボン酸エーテルやカルボン酸スルフ ィニルの他に、コハク酸、マロン酸、(エチレンジオキシ)二酢酸、マレイン酸 、ジグリコール酸、酒石酸、タルトロン酸、及びフマール酸の水溶性の塩が含ま れる。カルボキシル基を三つ含むポリカルボキシレートには、英国特許第1,3 79,241号に記載されているカルボキシメチルオキシスクシネート、英国特 許第1,389,732号に記載されているラクトキシスクシネート、オランダ 出願7205873に記載されているアミノスクシネートのようなコハク酸塩誘 導体、及び英国特許第1,387,447号に記載されている2−オキサ−1, 1,3−プロパントリカルボキシレートのようなオキシポリカルボキシレート物 質の他に、特に水溶性のクエン酸塩、アコニット酸塩、及びシトラコン酸塩が含 まれる。 カルボキシル基を四つ含むポリカルボキシレートには、英国特許第1,261 ,829号に開示されているオキシジスクシネート、1,1,2,2−エタンテ トラカルボキシレート、1,1,3,3−プロパンテトラカルボキシレート、及 び1,1,2,3−プロパンテトラカルボキシレートが含まれる。スルホ置換基 を含むポリカルボキシレートには、英国特許第1,398,421号、及び第1 ,398,422号、並びに米国特許第3,936,448号に開示されている スルホスクシネート誘導体、及び英国特許第1,439,000号に記載されて いるスルホン化ピロール化クエン酸塩が含まれる。 脂環式、及び複素環式ポリカルボキシレートには、シクロペンタン−シス,シ ス,シス−テトラカルボキシレート、シクロペンタジエニドペンタカルボキシレ ート、2,3,4,5−テトラヒドロフラン−シス,シス,シス−テトラカルボ キシレート、2,5−テトラヒドロフラン−シス−ジカルボキシレート、2,2 ,5,5−テトラヒドロフラン−テトラカルボキシレート、1,2,3,4,5 ,6−ヘキサン−ヘキサカルボキシレート、並びにソルビトール、マンニトール 、及びキシリトールのような多価アルコールのカルボキシメチル誘導体が含まれ る。芳香族ポリカルボキシレートには、メリット酸やピロメリット酸の誘導体、 及び英国特許第1,425,343号に開示されているフタール酸の誘導体が含 まれる。 上記のうち好ましいポリカルボキシレートは、分子一個につきカルボキシル基 を三個迄含んでいるヒドロキシカルボキシレート、より詳しくはクエン酸塩であ る。 モノマー状、もしくはオリゴマー状のポリカルボキシレートキレート化剤の親 酸、もしくはそれらの塩との混合物、例えばクエン酸、もしくはクエン酸塩/ク エン酸混合物も、有用なビルダー成分と考えられる。 硼酸塩ビルダーも、洗剤の貯蔵条件下、もしくは洗浄条件下で硼酸塩を生成す ることのできる硼酸塩形成物質を含むビルダーと同様に用いることができるが、 約50℃未満、特に約40℃未満の洗浄条件では好ましくない。 炭酸塩ビルダーの例は、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸塩、及びそれらの混合物 、また1973年11月15日公開のドイツ特許出願第2,321,001号に 開示されている超微細炭酸カルシウムを含む、炭酸のアルカリ土類金属塩、及び アルカリ金属塩である。 水溶性の燐酸塩ビルダーの具体例は、トリポリ燐酸のアルカリ金属塩、ピロリ ン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、ピロリン酸アンモニウム、ピロリン酸ナ トリウム、ピロリン酸カリウム、ピロリン酸アンモニウム、オルトリン酸ナトリ ウム、オルトリン酸カリウム、重合度が約6〜21のポリメタ/燐酸ナトリウム 、及びフィチン酸の塩である。 ケイ酸塩として適当なものには、SiO2:Na2Oの比が1.0〜2.8、好 ましくは1.6〜2.4、最も好ましくは2.0である水溶性のケイ酸ナトリウ ムが含まれる。ケイ酸塩は、無水塩、もしくは水和化した塩のいずれの形態であ ってもよい。SiO2:Na2Oの比が2.0であるケイ酸ナトリウムが、最も好 ましいケイ酸塩である。 ケイ酸塩は、本発明による洗剤組成物中に、組成物の5〜50重量%、より好 ましくは10〜40重量%のレベルで存在するのが好ましい。部分的に溶解性もしくは非溶解性を有するビルダー化合物 本発明の洗剤組成物は、部分的に溶解性もしくは非溶解性を有するビルダー化 合物を含んでいてもよく、一般的には組成物の1〜80重量%、好ましくは10 〜70重量%、最も好ましくは20〜60重量%のレベルで存在する。 部分的に水溶性のビルダーの例には、結晶性層状ケイ酸塩が含まれる。殆ど水 に不溶なビルダーの例には、アルミノケイ酸ナトリウムが含まれる。 結晶性層状ケイ酸ナトリウムは、一般式 NaMSix2x+1y2O を有する。式中、Mはナトリウムもしくは水素であり、xは1.9〜4の数であ り、yは0〜20の数である。この種の結晶性層状ケイ酸ナトリウムはEP−A −0164514に開示されており、またその製造方法はDE−A−34176 49、及びDE−A−3742043に開示されている。本発明の目的の為には 、上記の一般式中のxの値は2、3、もしくは4であり、好ましくは2である。 最も好ましい物質は、ヘキスト社からNaSKS−6として入手可能なδ−Na2 Si25である。 結晶性層状ケイ酸ナトリウム物質は、粒状洗剤組成物中に、固体で水溶性のイ オン化可能な物質との均質混合物中の粒状物として存在するのが好ましい。固体 で水溶性のイオン化可能な物質は、有機酸、有機酸塩、無機酸塩、及びそれらの 混合物から選択される。 アルミノケイ酸塩ゼオライトとして適当なものは、単位セル式 Naz[(AlO2z(SiO2y]・XH2Oを有するものである。式中、zと yは少なくとも6であり、zとyのモル比は1.0〜0.5であり、またxは少 なくとも5、好ましくは7.5〜276、より好ましくは10〜264である。 アルミノケイ酸塩物質は水和物の形態であり、また結晶性であって、結合した形 態の水を10〜28%、より好ましくは18〜22%含んでいるのが好ましい。 アルミノケイ酸塩イオン交換物質は自然に発生する物質であるが、合成により 誘導されたものが好ましい。合成の結晶性アルミノケイ酸塩イオン交換物質は、 ゼオライトA、ゼオライトB、ゼオライトP、ゼオライトX、ゼオライトMAP 、ゼオライトHSの名称で入手可能なもの、及びそれらの混合物である。ゼオラ イトAは式 Na12[(AIO212(SiO212]・xH2Oを有する。式中、xは20 〜30、特に27である。ゼオライトXは、式Na86[(AlO286(SiO2 106]・276H2Oを有する。漂白剤 本発明の洗剤組成物は、好ましい任意の成分として有機ペルオキシ酸漂白剤源 を含む。このペルオキシ酸漂白剤源は、それ自体が有機ペルオキシ酸であるか、 もしくはペルオキシ酸漂白剤の前駆化合物である。 漂白剤源がペルオキシ酸漂白剤の前駆化合物である場合には、ペルオキシ酸の 生成は、前駆体と過酸化水素源とのその場の反応によりなされる。適当な過酸化 水素源には、無機過水和物漂白剤が含まれる。 有機ペルオキシ酸漂白剤源は、T50テスト法で、ペルオキシド漂白剤の濃度 が最終濃度の50%になる迄の時間が180秒を越える、好ましくは240秒を 越えるように、洗浄溶液への放出を遅らせるような手段も施されているのが好ま しい。本明細書に記載してある放出を遅らせる為のいずれの手段も、用いること ができる。ペルオキシ酸漂白剤前駆体 ペルオキシ酸漂白剤前駆体(漂白剤活性化剤)は、好ましいペルオキシ酸源で ある。ペルオキシ酸漂白剤前駆体は、通常組成物の1〜20重量%、より好まし くは2〜5重量%、最も好ましくは3〜10重量%のレベルで配合する。 適当なペルオキシ酸漂白剤前駆体は、一般的にN−アシル基、もしくはO−ア シル基を一個以上含んでおり、幅広い部類から選択することができる。適当な部 類には、無水物、エステル、イミド、イミダゾールのアシル化誘導体、及びオキ シムが含まれる。これらの部類に含まれる有用な物質の例は、GB−A−158 6789に開示されている。 適当なエステルは、GB−A−836988、864798、1147871 、2143231、及びEP−A−0170386に開示されている。ソルビト ール、グルコース、及びあらゆるサッカライドとベンゾイル化剤、及びアセチル 化剤とのアシル化生成物も適当である。 具体的なO−アシル化前駆化合物には、2,3,3−トリ−メチルヘキサノイ ルオキシベンゼンスルホネート、ベンゾイルオキシベンゼンスルホネート、ノナ ノイル−6−アミノカプロイルオキシベンゼンスルホネート、モノベンゾイルテ トラアセチルグルコースベンゾイルペルオキシド、並びにアルキルアンモニウム 誘導体、及びペンタアセチルグルコースを含む、上記のいずれかのカチオン性誘 導体である。無水フタル酸は、無水物タイプの前駆体として適当である。 O−アシル前駆化合物の具体的なカチオン性誘導体には、2−(N,N,N− トリメチルアンモニウム)エチルナトリウム4−スルホフェニルカーボネートク ロライド、及び4−(トリメチルアンモニウム)メチル誘導体を含む、ベンゾイ ルオキシベンゼンスルホネートのあらゆるアルキルアンモニウム誘導体が含まれ る。 有用なN−アシル化合物は、GB−A−855735、907356、及びG B−A−1246338に開示されている。 イミドタイプの前駆化合物として好ましいものには、N−ベンゾイルスクシン イミド、テトラベンゾイルエチレンジアミン、N−ベンゾイル置換尿素、及びア ルキレン基が炭素原子を1〜6個含んでいるN−,N,N1,N1テトラアセチル 化アルキレンジアミン、特にアルキレン基が炭素原子を1個、2個、及び6個含 んでいる化合物が含まれる。テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)が特 に好ましい。 ラクタムの部類のN−アシル化前駆化合物は、GB−A−955735に一般 的に開示されている。本発明の最も広い態様に於いては、ペルオキシド酸前駆体 として有用なあらゆるラクタムの使用が考えられるが、好ましい物質にはカプロ ラクタム、及びバレロラクタムが含まれる。 N−アシル化ラクタム前駆体として適当なものは、式 を有する。式中、nは0〜8、好ましくは0〜約2であり、またR6はH、炭素 原子を1〜12個有するアルキル基、アリール基、アルコキシアリール基、もし くはアルカリール基、又は炭素原子を6〜18個含む置換フェニル基である。 適当なカプロラクタム漂白剤前駆体は、式 を有するものである。式中、R1はH、炭素原子を1〜12個、好ましくは炭素 原子を6〜12個有するアルキル基、アリール基、アルコキシアリール基、もし くはアルカリール基であり、最も好ましくはR1はフェニルである。 適当なバレロラクタムは、式 を有するものである。式中、R1はH、炭素原子を1〜12個、好ましくは炭素 原子を6〜12個有するアルキル基、アリール基、アルコキシアリール基、もし くはアルカリール基である。非常に好ましい態様に於いては、R1はフェニル、 ヘプチル、オクチル、ノニル、2,4,4−トリメチルペンチル、デセニル、及 びそれらの混合物から選ばれるものである。 最も好ましい物質は、<30℃で通常固体であるもの、特にフェニル誘導体、 すなわちベンゾイルバレロラクタム、ベンゾイルカプロラクタム、並びにクロロ 、アミノアルキル、アルキル、アリール、及びアルコキシ誘導体のような、それ らの置換ベンゾイル類似体である。 R1部が炭素原子を少なくとも6個、好ましくは6〜12個含むカプロラクタ ム前駆物質、及びバレロラクタム前駆物質は、過加水分解により疎水性のペルオ キシ酸を生成する。それにより求核性となり、身体の汚れをきれいにする。R1 部が炭素原子を1〜6個含む前駆化合物は、飲み物の染みを漂白するのに特に有 効な親水性漂白種をもたらす。一般的に重量比が1:5〜5:1、好ましくは1 :1である「疎水性」及び「親水性」のカプロラクタムとバレロラクタムの混合 物は、本発明に於いては、混じり合った汚れを除去する為に使用することができ る。 非常に好ましいカプロラクタム前駆体、及びバレロラクタム前駆体には、ベン ゾイルカプロラクタム、ノナノイルカプロラクタム、ベンゾイルバレロラクタム 、ノナノイルバレロラクタム、3,5,5−トリメチルヘキサノイルカプロラク タム、3,5,5−トリメチルヘキサノイルバレロラクタム、オクタノイルカプ ロラクタム、オクタノイルバレロラクタム、デカノイルカプロラクタム、デカノ イルバレロラクタム、ウンデカノイルカプロラクタム、ウンデカノイルバレロラ クタム、ウンデセノイルカプロラクタム、ウンデセノイルバレロラクタム、(6 −オクタンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、(6−ノナンアミ ドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、(6−デカンアミドカプロイル) オキシベンゼンスルホネート、及びそれらの混合物が含まれる。非常に好ましい 置換ベンゾイルラクタムの例には、メチルベンゾイルカプロラクタム、メチルベ ンゾイルバレロラクタム、エチルベンゾイルカプロラクタム、エチルベンゾイル バレロラクタム、プロピルベンゾイルカプロラクタム、プロピルベンゾイルバレ ロラクタム、イソプロピルベンゾイルカプロラクタム、イソプロピルベンゾイル バレロラクタム、ブチルベンゾイルカプロラクタム、ブチルベンゾイルバレロラ ク タム、tert−ブチルベンゾイルカプロラクタム、tert−ブチルベンゾイ ルバレロラクタム、ペンチルベンゾイルカプロラクタム、ペンチルベンゾイルバ レロラクタム、ヘキシルベンゾイルカプロラクタム、ヘキシルベンゾイルバレロ ラクタム、エトキシベンゾイルカプロラクタム、エトキシベンゾイルバレロラク タム、プロポキシベンゾイルカプロラクタム、プロポキシベンゾイルバレロラク タム、イソプロポキシベンゾイルカプロラクタム、イソプロポキシベンゾイルバ レロラクタム、ブトキシベンゾイルカプロラクタム、ブトキシベンゾイルバレロ ラクタム、tert−ブトキシベンゾイルカプロラクタム、tert−ブトキシ ベンゾイルバレロラクタム、ペントキシベンゾイルカプロラクタム、ペントキシ ベンゾイルバレロラクタム、ヘキソキシベンゾイルカプロラクタム、ヘキソキシ ベンゾイルバレロラクタム、2,4,6−トリクロロベンゾイルカプロラクタム 、2,4,6−トリクロロベンゾイルバレロラクタム、ペンタフルオロベンゾイ ルカプロラクタム、ペンタフルオロベンゾイルバレロラクタム、ジクロロベンゾ イルカプロラクタム、ジメトキシベンゾイルカプロラクタム、4−クロロベンゾ イルカプロラクタム、2,4−ジクロロベンゾイルカプロラクタム、テレフタロ イルジカプロラクタム、ペンタフルオロベンゾイルカプロラクタム、ペンタフル オロベンゾイルバレロラクタム、ジクロロベンゾイルバレロラクタム、ジメトキ シベンゾイルバレロラクタム、4−クロロベンゾイルバレロラクタム、2,4− ジクロロベンゾイルバレロラクタム、テレフタロイルジバレロラクタム、4−ニ トロベンゾイルカプロラクタム、4−ニトロベンゾイルバレロラクタム、及びそ れらの混合物が含まれる。 適当なイミダゾールにはN−ベンゾイルイミダゾール、及びN−ベンゾイルベ ンズイミダゾールが含まれ、またその他の有用なN−アシル基含有ペルオキシ酸 前駆体にはN−ベンゾイルピロリドン、ジベンゾイルタウリン、及びベンゾイル ピログルタミン酸が含まれる。 ペルオキシ酸漂白剤活性化化合物のもう一つの好ましい部類は、以下の一般式 のアミド置換化合物である。 式中、R1は炭素原子を1〜14個含むアリール基、もしくはアルカリール基で ある。R2は炭素原子を1〜14個含むアルキレン基、アリーレン基、もしくは アルカリーレン基である。R5はH、又は炭素原子を1〜10個含むアルキル基 、アリール基、もしくはアルカリール基である。Lは実質的にあらゆる遊離基で あってよい。R1は、炭素原子を6〜12個含んでいるのが好ましい。R2は、炭 素原子を約4〜8個含んでいるのが好ましい。R1は、直鎖もしくは枝分かれ鎖 アルキル、置換アリール、又は枝分かれしているか、置換基を有するか、もしく はその両方であるアルキルアリールであって、合成源から、もしくは例えば牛脂 を含む天然源から得られるものであってよい。類似構造体もR2として差し支え ない。置換基には、アルキル、アリール、ハロゲン、窒素、硫黄、及びその他の 一般的な置換基、もしくは有機化合物が含まれる。R5はH、もしくはメチルで あるのが好ましい。R1及びR5は、合計18個を越える炭素原子を有していては ならない。この種のアミド置換漂白剤活性化剤化合物は、EP−A−01703 86に記載されている。 L基は、最適時間枠(例えば洗浄サイクル)内で反応を生じるのに十分な程度 の反応性を有していなければならない。しかしながら、もしLの反応性が高すぎ ると、この活性化剤を漂白組成物中に用いる為に安定化するのが困難になる。こ れらの性質は、遊離基の共役酸のpKaと一般的に対応するが、これにも例外が ある。普通、このような挙動を示す遊離基は、その共役酸のpKaが4〜13、 好ましくは6〜11、最も好ましくは8〜11であるものである。 好ましい漂白剤前駆体は、R1、R2及びR5がアミド置換化合物に関して定義 した通りであって、またLが 及びそれらの混合物から選ばれるものである。式中、R1は炭素原子を1〜14 個含むアルキル基、アリール基、もしくはアルカリール基であり、R3は炭素原 子を1〜8個含むアルキル鎖であり、R4はHもしくはR3であり、YはHもしく は可溶化基である。 好ましい可溶化基は、−SO3 -+、−CO2−M+、−SO4−M+、−N+(R34-、及びO<--N(R33であり、最も好ましくは−SO3 -+、及び−C O2 -+である。式中、R3は炭素原子を1〜4個含むアルキル鎖であり、Mは漂 白剤活性化剤に溶解性をもたらすカチオンであり、またXは漂白剤活性化剤に溶 解性をもたらすアニオンである。好ましくは、Mはアルカリ金属カチオン、アン モニウムカチオン、もしくは置換アンモニウムカチオンであり、ナトリウム、及 びカリウムであるのが最も好ましく、またXはハロゲン化物アニオン、水酸化物 アニオン、メチルスルフェートアニオン、もしくは酢酸塩アニオンである。可溶 化基を含んでいない遊離基を有する漂白剤活性化剤は、それらの溶解を助ける為 に、漂白溶液中に良く分散させる必要がある。 上式の漂白剤前駆体の好ましい例には、(6−オクタンアミドカプロイル)オ キシベンゼンスルホネート、(6−ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンス ルホネート、(6−デカンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、及 びそれらの混合物が含まれる。 その他の好ましい前駆化合物には、式 を有するベンズオキサジンタイプのものが含まれ、これには の、置換ベンズオキサジンタイプのものが含まれる。式中、R1はH、アルキル 、アルカリール、アリール、もしくはアリールアルキルであり、R2、R3、R4 及びR5は同一であっても異なっていてもよく、H、ハロゲン、アルキル、アル ケニル、アリール、ヒドロキシル、アルコキシル、アミノ、アルキルアミノ、C OOR6(R6は、Hもしくはアルキル基)及びカルボニル官能基から選ばれる置 換基である。 ベンズオキサジンタイプの前駆体で特に好ましいのは、 である。有機ペルオキシ酸 洗剤組成物は、有機ペルオキシ酸を一般的に組成物の1〜15重量%、より好 ましくは1〜10重量%のレベルで含むことができる。 有機ペルオキシ酸の好ましい部類は、以下の一般式のアミド置換化合物である 。 式中、R1は炭素原子を1〜14個有するアリール基、もしくはアルカリール基 であり、R2は炭素原子を1〜14個有するアルキレン基、アリーレン基、もし くはアルカリーレン基であり、またR5はH、又は炭素原子を1〜10個有する アルキル基、アリール基、もしくはアルカリール基である。R1は、炭素原子を 6〜12個含んでいるのが好ましい。R2は、炭素原子を4〜8個含んでいるの が好ましい。R1は、直鎖もしくは枝分かれ鎖アルキル、置換アリール、又は枝 分かれしているか、置換されているか、もしくはその両方のアルキルアリールで あり、合成源から、もしくは例えば牛脂を含む天然源から得られるものであって よい。類似構造体もR2として差し支えない。置換基には、アルキル、アリール 、ハロゲン、窒素、硫黄、及びその他の一般的な置換基、もしくは有機化合物が 含まれる。R5はH、もしくはメチルであるのが好ましい。R1及びR5は、合計 18個を越える炭素原子を有していてはならない。この種のアミド置換有機ペル オキシ酸化合物は、EP−A−0170386に記載されている。 その他の有機ペルオキシ酸には、例えばEP−A−0341947に開示され ているような、ジペルオキシドデカン二酸、ジペルオキシテトラデカン二酸、ジ ペルオキシヘキサデカン二酸、モノペルアゼライン酸、ジペルアゼライン酸、モ ノペルブラシル酸、ジペルブラシル酸、モノペルオキシフタール酸、過安息香酸 、及びそれらの塩が含まれる。無機過水和物漂白剤 組成物は、特に有機ペルオキシ酸源がペルオキシ酸漂白剤の前駆化合物である 場合、過酸化水素源として無機過水和物塩を含むのが好ましい。 無機過水和物塩は、ナトリウム塩の形としたものを、組成物の1〜40重量% 、より好ましくは2〜30重量%、最も好ましくは5〜25重量%のレベルで配 合するのが一般的である。 無機過水和物塩の例には、過硼酸塩、過炭酸塩、過燐酸塩、過硫酸塩、及び過 ケイ酸塩が含まれる。無機過水和物塩は、通常アルカリ金属塩である。無機過水 和物塩は、更に保護せずに、結晶性の固体として配合する。しかしながら或る種 の過水和物塩については、このような粒状組成物の製造に、粒状製品中での過水 和物塩のより良い貯蔵安定性をもたらす、被覆された形態の物質を利用するのが 好ましい。 過硼酸ナトリウムは、表示式NaBO222の一水和物、もしくはNaBO2 22・3H2Oの三水和物の形であってよい。 本発明による洗剤組成物に配合するのに好ましい過水和物である過炭酸ナトリ ウムは、2Na2CO3・3H2Oに相当する式を有する付加化合物であり、結晶 性の固体として市販されている。この過炭酸塩は、製品安定性をもたらす被覆さ れた形態で組成物に配合するのが最も好ましい。 製品安定性をもたらす被覆物質として適当なものは、水溶性のアルカリ金属硫 酸塩と炭酸塩の混合塩からなるものである。しかしながらこの被覆剤は、過炭酸 塩漂白剤を洗浄溶液に急速に放出させるので、過炭酸塩漂白剤の洗浄溶液への放 出を遅らせる手段としては適当でない。このような被覆剤、及び被覆方法につい ては、1977年3月9日にInteroxに対して認められたGB−1,466,7 99に既に記載されている。混合塩被覆物質と過炭酸塩の重量比は1:200〜 1:4、より好ましくは1:99〜1:9、最も好ましくは1:49〜1:19 である。この混合塩は、一般式Na2SO4・n・Na2CO3を有する硫酸ナトリ ウムと炭酸ナトリウムの混合塩であるのが好ましい。式中、nは0.1〜3であ り、好ましくはnは0.3〜1.0であり、最も好ましくはnは0.2〜0.5 である。 ペルオキシモノ過硫酸カリウムは、本発明の洗剤組成物に使用されるもう一つ の無機過水和物塩である。漂白触媒 本発明には、水溶性マンガン塩のような漂白剤用の触媒を、触媒的に効果のあ る量含有する組成物も含まれる。 漂白剤用の触媒は、本発明の組成物中、及び方法に於いて、触媒的に効果のあ る量、用いられる。「触媒的に効果のある量」とは、どのような比較テスト条件 を用いた場合でも、漂白性を高めるのに、また目標基質からの汚れや染みの除去 性を高めるのに十分な量を意味する。織物の洗濯作業での目標基質は一般的に、 例えば様々な食べ物の汚れの付着した織物である。自動食器洗浄での目標基質は 、例えば茶の汚れの付着した磁器カップもしくは皿、又はトマトスープで汚れた ポリエチレン製の皿である。テスト条件は使用する洗浄機器のタイプ、及びユー ザーの習慣により異なる。ヨーロッパで使用されている前面から洗濯物を入れる タイプの洗濯機は、上から洗濯物を入れる米国スタイルの洗濯機に比べて使用す る水の量が少なく、洗剤の濃度が高い。或る洗濯機は、他の洗濯機に比べて洗浄 サイクルがかなり長い。織物の洗濯作業に、或るユーザーは非常に熱い湯を使い 、他のユーザーはぬるい湯を用いるか、もしくは冷たい水さえ用いる。勿論、漂 白剤用の触媒の触媒性能はこのような条件に影響されるが、最終的な洗剤漂白剤 組成物に使用する漂白剤用の触媒のレベルを適切に調節することは可能である。 実際的には、また限定的ではないが、本発明の組成物、及び方法を、有効な漂白 解媒種が水性洗浄液中で少なくとも1/10,000,000となるように調節 してよく、また洗濯液中に触媒種が約1ppm〜約200ppmとなるように調 節するのが好ましい。この点を更に説明すると、3マイクロモルのオーダーのマ ンガン触媒は、過硼酸塩と漂白剤前駆体(例えば、ベンゾイルカプロラクタム) を用いた場合、ヨーロッパ式の条件下では、40℃、pH10で効果を示す。米 国式の条件下で同じ結果を得るには、3〜5倍の濃度にする必要がある。逆に、 漂白剤前駆体とマンガン触媒を過硼酸塩と共に使用すると、マンガン触媒なしの 製 品に比べて、使用する過硼酸塩のレベルが低くても同等の漂白性が得られること になる。 本発明に於ける漂白剤用の触媒物質は、遊離酸を含むか、もしくは適当な塩の 形態であってよい。 漂白解媒の一つのタイプは、漂白剤に対して特定の触媒作用を示す銅カチオン 、鉄カチオン、もしくはマンガンカチオンのような重金属カチオン、漂白剤に対 する触媒作用が少ないか、もしくは皆無である亜鉛カチオン、もしくはアルミニ ウムカチオンのような補助金属カチオン、及びこれらの触媒性金属カチオンと補 助金属カチオンに対して特定の安定度定数を有する金属イオン封鎖剤、特にエチ レンジアミン四酢酸、エチレンジアミン四(メチレンホスホン酸)、及びそれら の水溶性の塩、からなる触媒系である。このような触媒は、米国特許第4,43 0,243号に開示されている。 漂白解媒の他のタイプは、米国特許第5,246,621号、及び米国特許第 5,244,594号に開示されているマンガンをベースとする錯体である。こ れらの触媒の好ましい例には、MnIV 2(u−O)3(1,4,7−トリメチル− 1,4,7−トリアザシクロノナン)2−(PF62、 MnIII 2(u−O)1(u−OAc)2(1,4,7−トリメチル−1,4,7− トリアザシクロノナン)2−(ClO42、MnIV 4(u−O)6(1,4,7− トリアザシクロノナン)4−(ClO42、 MnIIIMnIV 4(u−O)1(u−OAc)2(1,4,7−トリメチル−1,4 ,7−トリアザシクロノナン)2−(ClO43、及びそれらの混合物が含まれ る。その他のものは、ヨーロッパ特許出願公開No.549,272に記載され ている。本発明に使用するに適当な他の配位子(ligand)には、1,5,9−トリ メチル−1,5,9−トリアザシクロドデカン、2−メチル−1,4,7−トリ アザシクロノナン、2−メチル−1,4,7−トリアザシクロノナン、1, 2,4,7−テトラメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン、及びそれらの 混合物が含まれる。 本発明の組成物に有用な漂白解媒は、本発明に適切なように選択することもで きる。適当な漂白解媒の例については、米国特許第4,246,612号、及び 米国特許第5,227,084号を参照のこと。 また、Mn(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン) (OCH33−(PF6)のような単核マンガン(IV)錯体を教示している米 国特許第5,194,416号も参照のこと。 米国特許第5,114,606号に開示されているような更に別のタイプの漂 白剤用触媒は、マンガン(II)、(III)及び/又は(IV)と配位子との 水溶性の錯体である。これは、連続した少なくとも三個のC−OH基を有する非 カルボキシレートポリヒドロキシ化合物である。配位子として好ましいものには 、ソルビトール、イジトール、ズルシトール、マンニトール、キシリトール、ア ラビトール、アドニトール、メソ−エリスリトール、メソ−イノシトール、ラク トース、及びそれらの混合物が含まれる。 米国特許第5,114,611号には、Mn、Co、Fe、もしくはCuを含 む遷移金属と非−(マクロ)−環状配位子との錯体からなる漂白解媒が教示され ている。該配位子は、式 のものである。式中、R1、R2、R3、及びR4は、R1−N=C−R2とR3−C =N−R4がそれぞれ5員環もしくは6員環を形成するように、それぞれH、置 換アルキル基、及び置換アリール基から選ぶことができる。該環を、更に置換す ることもできる。BはO、S、CR56、NR7、及びC=Oにこ でR5、R6、及びR7はそれぞれH、置換された、もしくは非置換のアルキル基 もしくはアリール基である)から選ばれる橋かけ基である。好ましい配位子には 、ピリジン環、ピリダジン環、ピリミジン環、ピラジン環、イミダゾール環、ピ ラゾール環、及びトリアゾール環が含まれる。該環は、アルキル、アリール、ア ルコキシ、ハロゲン化物、及びニトロのような置換基で置換されていてもよい。 特に好ましいのは、2,2’−ビスピリジルアミン配位子である。好ましい漂白 解媒には、Co、Cu、Mn、Fe−ビスピリジルメタン及び−ビスピリジルア ミン錯体が含まれる。非常に好ましい触媒には、Co(2,2’−ビスピリジル アミン)Cl2、ジ(イソチオシアナート)ビスピリジルアミン−コバルト(I I)、トリスジピリジルアミン−コバルト(II)パークロレート、 Co(2,2’−ビスピリジルアミン)22ClO4、ビス(2,2’−ビスピ リジルアミン)銅(II)パークロレート、トリス(ジ−2−ピリジルアミン) 鉄(II)パークロレート、及びそれらの混合物が含まれる。 その他の例には、Mnグルコネート、Mn(CF3SO32、Co(NH35 Cl、並びにN4MnIII(u−O)2MnIV4+及び〔Bipy2MnIII(u−O )2MnIVbipy2〕−(ClO43を含む、四−N−多座配位子、及び二−N−多 座配位子と錯体化した二核Mnが含まれる。 本発明の漂白解媒は、水溶性の配位子と水溶性のマンガン塩とを水性媒体中で 合わせ、得られる混合物を蒸発させて濃縮することによっても調製できる。本発 明では、あらゆる都合の良いマンガンの水溶性の塩を用いることができる。マン ガン(II)、(III)、(IV)及び/又は(V)は、商業的なスケールで 容易に入手可能である。場合によっては洗浄液中にマンガンが十分存在している こともあろうが、通常、Mnカチオンを触媒的に効果のある量確実に存在させる 為に、Mnカチオンを組成物に添加するのが好ましい。従って、配位子のナトリ ウム塩と、MnSO4、Mn(ClO42、もしくはMnCl2(余り好まし くない)からなる群から選ばれるものとを、配位子:Mn塩のモル比が約1:4 〜4:1となるように、中性、もしくはややアルカリ性のpHの水に溶解させる 。水を先ず沸騰させて酸素を除去し、窒素を吹き込んで冷却してもよい。得られ た溶液を蒸発させ(必要ならばN2下で)、得られた固体をこれ以上精製せずに 、本発明の漂白洗浄組成物に使用する。 別の方法では、MnSO4のような水溶性のマンガン源を漂白/洗浄組成物、 もしくは配位子を含む水性漂白/洗浄浴に添加する。或るタイプの錯体は明らか にin situで形成され、漂白性能が確実に改良される。このようなin situの方法 に於いては、マンガンに対してかなり過剰なモル量の配位子を使用するのが都合 良く、配位子:Mnのモル比は一般的に3:1〜15:1である。付加的な配位 子はまた、鉄や銅のような変わりやすい金属イオンを封鎖する働きもし、それに より漂白剤の分解が妨げられる。このような系として可能なものの一つが、ヨー ロッパ特許出願公開No.549,271に記載されている。 本発明の漂白剤用の触媒であるマンガン錯体の構造ははっきりしていないが、 それら錯体が、配位子のカルボキシル、及び窒素原子とマンガンカチオンとの相 互作用により得られるキレート、もしくはその他の水和配位錯体からなるものと 推測される。同様に、触媒プロセスでのマンガンカチオンの酸化状態は明確には 分かっていないが、(+II)、(+III)、(+IV)もしくは(+V)価 の状態であろう。マンガンカチオンと結合可能な配位子上の位置は六つあるので 、水性の漂白媒体中に多核種、及び/又は「ケージ」構造が存在するものと当然 推測される。実際に存在する有効なMn配位子種がどのような形であろうとも、 それは明らかに触媒的に働いて、茶、ケチャップ、コーヒー、血液等のしつこい 汚れに対して、より良好な漂白性能をもたらす。 その他の漂白解媒は、例えばヨーロッパ特許出願公開No.408,131( コバルト錯体触媒)、ヨーロッパ特許出願公開No.384,503及びNo. 306,089(メタローポルフィリン触媒)、米国特許第4,728,455 号(マンガン/多座配位子触媒)、米国特許第4,711,748号及びヨーロ ッパ特許出願公開No.224,952(アルミノケイ酸塩触媒に吸収させたマ ンガン)、米国特許第4,601,845号(マンガンと亜鉛塩もしくはマグネ シウム塩を担持するアルミノケイ酸塩)、米国特許第4,626,373号(マ ンガン/配位子触媒)、米国特許第4,119,557号(第二鉄錯体触媒)、 ドイツ特許明細書2,054,019(コバルトキレート触媒)、カナダ866 ,191(遷移金属含有塩)、米国特許第4,430,234号(マンガンカチ オンと非触媒金属カチオンとのキレート)、並びに米国特許第4,728,45 5号(マンガングルコネート触媒)に記載されている。重金属イオン封鎖剤 本発明の洗剤組成物は、重金属イオン封鎖剤を含むことができる。ここで重金 属イオン封鎖剤とは、重金属イオンを封鎖(キレート化)するように作用する成 分を意味する。これらの成分は、カルシウム及びマグネシウムキレート化能も有 していてよいが、鉄、マンガン、及び銅のような重金属イオンと選択的に結合す ることが優先される。 重金属イオン封鎖剤は、組成物の0.005〜20重量%、より好ましくは0 .1〜10重量%、最も好ましくは0.5〜5重量%のレベルで存在するのが好 ましい。 例えばホスホン酸官能基、もしくはカルボン酸官能基を有する酸性の重金属イ オン封鎖剤は、酸の形態で、又はアルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン 、アンモニウムイオン、置換アンモニウムイオンのような適当な対カチオン、も しくはそれらの混合物との錯体/塩として存在することができる。いずれの塩/ 錯体も、水溶性であるのが好ましい。該対カチオンと重金属イオン封鎖剤とのモ ル比は、少なくとも1:1であるのが好ましい。 本発明で使用するのに適当な重金属イオン封鎖剤には、アミノアルキレンポリ (アルキレンホスホネート)、アルカリ金属エタン1−ヒドロキシジホスホネー ト、及びニトリロトリメチレンホスホネートのような有機ホスホネートが含まれ る。 上記の種のうちで好ましいのは、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホス ホネート)、エチレンジアミントリ(メチレンホスホネート)ヘキサメチレンジ アミンテトラ(メチレンホスホネート)、及びヒドロキシ−エチレン1,1−ジ ホスホネートである。 本発明で使用するのに適当なその他の重金属イオン封鎖剤には、ニトリロ三酢 酸、及びエチレンジアミノ三酢酸、エチレントリアミン四酢酸、エチレンジアミ ン二コハク酸、エチレンジアミン二グルタル酸、2−ヒドロキシプロピレンジア ミン二コハク酸、もしくはそれらのあらゆる塩のようなポリアミノカルボン酸が 含まれる。 特に好ましいのはエチレンジアミン−N,N’−二コハク酸(EDDS)、そ のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、もしくは置換アンモ ニウム塩、又はそれらの混合物である。好ましいEDDS化合物は遊離酸の形態 であり、そのナトリウム塩、マグネシウム塩、もしくは錯体である。EDDSの このようなナトリウム塩の好ましいものの例には、Na2EDDS、及びNa3E DDSが含まれる。EDDSのこのようなマグネシウム塩の好ましいものの例に は、MgEDDS、及びMg2EDDSが含まれる。 本発明で使用するのに適当なその他の重金属イオン封鎖剤は、EP−A−31 7,542、及びEP−A−399,133に記載されている2−ヒドロキシエ チル二酢酸、もしくはグリセリルイミノ二酢酸のようなイミノ二酢酸誘導体であ る。 EP−A−516,102に記載されているイミノ二酢酸−N−2−ヒドロキ シプロピルスルホン酸金属イオン封鎖剤、及びアスパラギン酸−N−カルボキシ メチルN−2−ヒドロキシプロピル−3−スルホン酸金属イオン封鎖剤も、本発 明に適する。EP−A−509,382に記載されているβ−アラニン−N,N ’−二酢酸金属イオン封鎖剤、アスパラギン酸−N,N’−二酢酸金属イオン封 鎖剤、アスパラギン酸−N−一酢酸金属イオン封鎖剤、及びイミノ二コハク酸金 属イオン封鎖剤も、本発明に適する。 EP−A−476,257には、アミノをベースとする適当な金属イオン封鎖 剤が記載されている。EP−A−510,331には、コラーゲン、ケラチン、 もしくはカゼインから誘導される適当な金属イオン封鎖剤が記載されている。E P−A−528,859には、適当なアルキルイミノ二酢酸金属イオン封鎖剤が 記載されている。二ピコリン酸、及び2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカ ルボン酸も適当である。グリシンアミド−N,N’−二コハク酸(GADS)も 適当である。有機高分子化合物 有機高分子化合物は、本発明による洗剤組成物の特に好ましい成分である。有 機高分子化合物とは、洗剤組成物中に分散剤、及び再付着防止−汚れ懸濁剤とし て通常使用される、実質的に全ての高分子有機化合物を意味する。 有機高分子化合物は、一般的に本発明の洗剤組成物中に、組成物の0.1〜3 0重量%、好ましくは0.5〜15重量%、最も好ましくは1〜10重量%のレ ベルで配合される。 有機高分子化合物の例には、水溶性の有機系のホモポリマー状、もしくはコポ リマー状のポリカルボン酸、又はそれらの塩が含まれる。このポリカルボン酸は 、2個以下の炭素原子により互いに分離されている少なくとも二つのカルボキシ ラジカルからなっている。後者のタイプのポリマーは、GB−A−1,596, 756に開示されている。このような塩の例は、MWt2000〜5000のポ リ アクリレート、及びそれらと無水マレイン酸とのコポリマーである。そのような コポリマーの分子量は20,000〜100,000であり、特に40,000 〜80,000である。 その他の適当な有機高分子化合物には、分子量が3,000〜100,000 であるアクリルアミド、及びアクリレートのポリマー、並びに分子量が2,00 0〜80,000であるアクリレート/フマレートのコポリマーが含まれる。 本発明に於いて有用なポリアミノ化合物には、EP−A−305282、EP −A−305283、及びEP−A−351629に記載されているもののよう な、アスパラギン酸から誘導されるものが含まれる。 本発明の洗剤組成物に配合するのに適したその他の有機高分子化合物には、メ チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、及びヒドロキシエチルセルロー スのようなセルロース誘導体が含まれる。 また別の有用な有機高分子化合物は、ポリエチレングリコール、特に分子量が 1000〜10000、より好ましくは2000〜8000、最も好ましくは約 4000であるポリエチレングリコールである。石灰ソープ分散剤化合物 本発明の組成物は、石灰ソープ分散剤化合物を含むことができる。この化合物 の以下に定義する石灰ソープ分散力(LSDP)は8以下、好ましくは7以下、 最も好ましくは6以下である。石灰ソープ分散剤化合物は、組成物の0.1〜4 0重量%、より好ましくは1〜20重量%、最も好ましくは2〜10重量%のレ ベルで存在するのが好ましい。 石灰ソープ分散剤は、カルシウムイオン、もしくはマグネシウムイオンにより 脂肪酸のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、もしくはアミン塩が沈殿するのを防 ぐ物質である。石灰ソープ分散剤の効果の数値的な尺度は、H.C.Borghetty及 びC.A.Bergmanによる論文、J.Am.Oil Chem.Soc.,vol.27,pages 88-90(1 950)に記載されている石灰ソープ分散テストを用いて測定される石灰ソープ分散 力(LSDP)により示される。この石灰ソープ分散テスト法は当業者により広 く用いられており、例えば以下の評論文中で言及されている。W.N.Linfield, Surfactant Science Series,Vol.7,p.3; W.N.Linfield,Tenside Surf.De t.,Vol.27,pages 159-161(1990); 及びM.K.Nagarajan,W.F.Masler,Cos metics and Toiletries,Vol.104,pages 71-73(1989)。LSDPとは、CaC O3(Ca:Mg=3:2)333ppmに相当する硬度の水30ml中で、オ レイン酸ナトリウム0.025gにより形成された石灰ソープ沈積物を分散させ るのに必要な分散剤の、オレイン酸ナトリウムに対する重量%比である。 良好な石灰ソープ分散能を有する界面活性剤には、或る種のアミンオキシド、 ベタイン、スルホベタイン、アルキルエトキシスルフェート、及びエトキシル化 アルコールが含まれる。 本発明に用いられるLSDPが8以下の界面活性剤の例には、C16〜C18ジメ チルアミンオキシド、平均エトキシル化度が1〜5であるC12〜C18アルキルエ トキシスルフェート、特にエトキシル化度が約3(LSDP=4)であるC12〜 C15アルキルエトキシスルフェート界面活性剤、及びBASF社によりルテンソ ールA012、及びルテンソールA030という商品名でそれぞれ販売されてい る、平均エトキシル化度が12(LSDP=6)、もしくは30のC13〜C15エ トキシル化アルコールが含まれる。 本発明で用いるのに適当な高分子石灰ソープ分散剤は、M.K.NagarajanとW. F.Maslerによる論文(Cosmetics and Toiletries,Vol.104,pages 71-73(198 9))に記載されている。このような高分子石灰ソープ分散剤の例には、アクリル 酸、メタクリル酸、もしくはそれらの混合物とアクリルアミド、もしくは置換ア クリルアミドとのコポリマーの或る種の水溶性の塩が含まれる。このような ポリマーの分子量は、一般的に5,000〜20,000である。制泡系 本発明の洗剤組成物は、機械洗浄用の組成物として調製した場合、制泡系を、 組成物の0.01〜15重量%、好ましくは0.05〜10重量%、最も好まし くは0.1〜5重量%のレベルで含むのが好ましい。 本発明で用いるのに適した制泡系には、例えばシリコーン系消泡剤化合物、2 −アルキル及びアルカノール消泡剤化合物を含む、実質的に全ての公知の消泡剤 化合物が含まれる。 ここで消泡剤化合物とは、洗剤組成物の溶液に、特にその溶液を攪拌した場合 に生じる発泡、もしくは泡立ちを抑えるように作用するあらゆる化合物、もしく はそのような化合物の混合物を意味する。 本発明で用いるに特に好ましい消泡剤化合物は、シリコーン成分を含むあらゆ る消泡剤化合物として本明細書中で定義されているシリコーン系消泡剤化合物で ある。このようなシリコーン系消泡剤化合物は、一般的にシリカ成分も含有して いる。本明細書中、及び工業全体で一般的に用いられる「シリコーン」という語 には、シロキサン単位、及び様々なタイプのヒドロカルビル基を含む、比較的分 子量の高い様々なポリマーが含まれる。好ましいシリコーン系消泡剤化合物は、 シロキサン、特にトリメチルシリル末端ブロッキング単位を有するポリジメチル シロキサンである。 その他の適当な消泡剤化合物には、モノカルボン脂肪酸、及びそれらの溶解性 の塩が含まれる。これらの物質は、1960年9月27日にWayne St.Johnに対 して発行された米国特許第2,954,347号に記載されている。制泡剤とし て用いられるモノカルボン脂肪酸、及びそれらの塩は、一般的に炭素原子が10 〜約24個、好ましくは12〜18個のヒドロカルビル鎖を有している。適当な 塩には、ナトリウム塩、カリウム塩、及びリチウム塩のようなアルカリ金属 塩、アンモニウム塩、並びにアルカノールアンモニウム塩が含まれる。 その他の適当な消泡剤化合物には、例えば、高分子量脂肪酸エステル(例えば 脂肪酸トリグリセリド)、一価のアルコールの脂肪酸エステル、塩化シアヌル酸 と、炭素原子を1〜24個有する第一もしくは第二アミン2もしくは3モルとの 生成物として得られるトリ−〜ヘキサ−アルキルメラミン、もしくはジ−〜テト ラアルキルジアミンクロロトリアジンのような脂肪族C18〜C40ケトン(例えば ステアロン)N−アルキル化アミノトリアジン、プロピレンオキシド、ビスステ アリン酸アミド、並びにびモノステアリル二アルカリ金属(例えば、ナトリウム 、カリウム、リチウム)ホスフェート及びホスフェートエステルが含まれる。 エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマー、特に炭素原子が10 〜16個のアルキル鎖長を有し、エトキシル化度が3〜30であり、プロポキシ ル化が1〜10であるエトキシル化/プロポキシル化混合脂肪族アルコールも、 本発明で使用するのに適当な消泡剤化合物である。 本発明で使用するのに適当な2−アルキル−アルカノール消泡剤化合物は、D E4021265に記載されている。本発明で使用するのに適当な2−アルキル −アルカノールは、末端にヒドロキシル基を有するC6〜C16のアルキル鎖から なっており、該アルキル鎖はa位に於いてC1〜C10のアルキル鎖により置換さ れている。本発明による組成物に、2−アルキル−アルカノールの混合物を使用 することができる。 好ましい制泡系は、以下の成分からなるものである。 (a)消泡剤化合物、好ましくはシリコーン系消泡剤化合物、最も好ましくは (i)シリコーン系消泡剤化合物の50〜99重量%、好ましくは75〜9 5重量%のレベルのポリジメチルシロキサンと、 (ii)シリコーン/シリカ消泡剤化合物の1〜50重量%、好ましくは5 〜25重量%のレベルのシリカ、 との組み合わせからなるシリコーン系消泡剤化合物。 該シリカ/シリコーン消泡剤化合物は5〜50重量%、好ましくは10〜40重 量%のレベルで配合される。 (b)分散剤化合物、最も好ましくはポリオキシアルキレン含有率が72〜78 %であり、エチレンオキシドとプロピレンオキシドの比が1:0.9〜1:1で あるシリコーングリコールレーキコポリマーを0.5〜10重量%、好ましくは 1〜10重量%含むもの。特に好ましいこの種のシリコーングリコールレーキコ ポリマーは、ダウコーニング社からDCO544という商品名で入手可能なDC O544である。 (c)不活性キャリア液体化合物、最も好ましくはエトキシル化度が5〜50、 好ましくは8〜15のC16〜C18エトキシル化アルコールを5〜80重量%、好 ましくは10〜70重量%のレベルで含むもの。 本発明に於いて有用な粒状制泡系として好ましいものは、上で開示したタイプ のアルキル化シロキサンと固体シリカの混合物からなるものである。 固体シリカは、ゲル形成法により作られたヒュームドシリカ、沈降シリカ、も しくはシリカであってよい。適当なシリカ粒子の平均粒度は0.1〜50マイク ロメーター、好ましくは1〜20マイクロメーターであり、表面積は少なくとも 50m2/gである。これらのシリカ粒子は、ジアルキルシリル基、及び/又は トリアルキルシリル基で処理してシリカに直接結合させることによるか、もしく はシリコーン樹脂により疎水性とすることができる。ジメチル基、及び/又はト リメチルシリル基で処理して疎水性としたシリカ粒子を用いるのが好ましい。本 発明による洗剤組成物に配合するのに好ましい粒状消泡剤化合物は、シリカとシ リコーンの重量比が1:100〜3:10、好ましくは1:50〜1:7となる ような量のシリカを含んでいるのが適当である。 別の適当な粒状制泡系は、粒度が10〜20ナノメーターであって、比表面積 が50m2/g以上の疎水性のシラン化(最も好ましくはトリメチル−シラン化 )シリカと、分子量が約500〜約20,000のジメチルシリコーン流動体と を、シリコーンとシラン化シリカとの重量比が約1:1〜約1:2となるように 均質に混合したものである。 非常に好ましい粒状制泡系はEP−A−0210731に記載されており、シ リコーン系消泡剤化合物と、融点が50〜85℃の有機キャリア物質とからなる ものである。この有機キャリア物質には、グリセロールのモノエステル、及び炭 素原子を12〜20個含む炭素鎖を有する脂肪酸が含まれる。EP−A−021 0721には、有機キャリア物質が、炭素原子を12〜20個含む炭素鎖を有す る脂肪酸もしくはアルコール、又はそれらの混合物であり、融点が45〜80℃ である、他の好ましい粒状制泡系が開示されている。 その他の非常に好ましい粒状制泡系は、プロクター・アンド・ギャンブル社と して同時係属中のヨーロッパ出願91870007.1に記載されている。この 系は、シリコーン系消泡剤化合物、キャリア物質、有機被覆物質、及びグリセロ ールを、グリセロール:シリコーン系消泡剤化合物の重量比が1:2〜3:1と なるように含んでなるものである。同時係属中のヨーロッパ出願9120134 2.0にも、シリコーン系消泡剤化合物、キャリア物質、有機被覆物質、及び結 晶性もしくは非晶性のアルミノケイ酸塩を、アルミノケイ酸塩:シリコーン系消 泡剤化合物の重量比が1:3〜3:1となるように含んでなる、非常に好ましい 粒状制泡系が開示されている。上記の二つの非常に好ましい粒状制泡剤中のキャ リア物質として好ましいのは、スターチである。 本発明で用いられる粒状制泡系の典型的な例は、 (i)好ましくはポリジメチルシロキサンとシリカとの組み合わせからなるシリ コーン系消泡剤化合物成分を5〜30重量%、好ましくは8〜15重量%、 (ii)好ましくはスターチであるキャリア物質を50〜90重量%、好ましく は60〜80重量%、 (iii)凝集物用バインダー化合物成分を5〜30重量%、好ましくは10〜 20重量%、ここでこのような化合物は、凝集物用のバインダーとして一般的に 用いられるあらゆる化合物、もしくはそれらの混合物であってよく、該凝集物用 バインダー化合物がエトキシル化度が50〜100であるC16〜C18エトキシル 化アルコールからなっているのが最も好ましい、及び (iv)C12〜C22水素化脂肪酸を2〜15重量%、好ましくは3〜10重量% 組み合わせて含んでなる、凝集法により作られた粒状凝集物成分である。高分子移染防止 本発明の洗剤組成物は、高分子移染防止剤を0.01〜10重量%、好ましく は0.05〜0.5重量%含むこともできる。 高分子移染防止剤は、ポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリド ンとN−ビニルイミダゾールとのコポリマー、ポリビニルピロリドンポリマー、 もしくはそれらの組み合わせから選ぶのが好ましい。a)ポリアミンN−オキシドポリマー 本発明で用いるのに適するポリアミンN−オキシドポリマーは、以下の構造式 を有する単位を含むものである。 式中、PはR−N−O基が結合していてもよい重合性の単位であるか、R−N− O基が重合性単位の一部を形成しているか、もしくはそれらの組み合わせである 。AはNC=O、O=CO、O=C、−O−、−S−、−N−であり、xは0も しくは1であり、Rは脂肪族基、エトキシル化脂肪族基、芳香族基、複素環式基 、脂環式基、もしくはそれらのあらゆる組み合わせであり、それにN−O基の窒 素 が結合していてもよく、もしくはN−O基の窒素がこれらの基の一部であるもの である。 N−O基は、以下の一般的な構造により表すことができる。 式中、R1、R2、及びR3は脂肪族基、芳香族基、複素環式基、脂環式基、もし くはそれらの組み合わせであり、x及び/又はy及び/又はzは0もしくは1で ある。N−O基の窒素がそれらの基と結合していてもよく、もしくはN−O基の 窒素がこれらの基の一部を形成している。N−O基は、重合性単位(P)の一部 であるか、重合性の主鎖に結合しているか、もしくはそれらの組み合わせであっ てよい。 N−O基が重合性単位の一部を形成しているポリアミンN−オキシドとして適 当なものには、Rが脂肪族基、芳香族基、脂環式基、もしくは複素環式基から選 択されるポリアミンN−オキシドが含まれる。該ポリアミンN−オキシドの一つ の部類には、N−O基の窒素がR基の一部を形成しているポリアミンN−オキシ ド群が含まれる。好ましいポリアミンN−オキシドは、Rがピリジン、ピロール 、イミダゾール、ピロリジン、ピペリジン、キノリン、アクリジン、及びそれら の誘導体のような複素環式基であるものである。 該ポリアミンN−オキシドのもう一つの部類には、N−O基の窒素がR基と結 合しているポリアミンN−オキシド群が含まれる。 その他の適当なポリアミンN−オキシドは、N−O基が重合性単位と結合して いるポリアミンオキシドである。 好ましい部類のこれらのポリアミンN−オキシドは、Rが芳香族基、複素環式 基、もしくは脂環式基であって、N−O官能基の窒素が該R基の一部である、一 般式(I)を有するポリアミンN−オキシドである。これらの部類の例は、Rが ピリジン、ピロール、イミダゾール、もしくはそれらの誘導体のような複素環式 化合物であるポリアミンオキシドである。 別の好ましい部類のポリアミンN−オキシドは、Rが芳香族基、複素環式基、 もしくは脂環式基であって、N−O官能基の窒素が該R基に結合している、一般 式(I)を有するポリアミンN−オキシドである。これらの部類の例は、R基が フェニルのような芳香族であってよいポリアミンオキシドである。 形成されるアミンオキシドポリマーが水溶性であり、また移染防止性を有する のであれば、いかなるポリマー主鎖も用いることができる。適当な高分子主鎖の 例は、ポリビニール、ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミ ド、ポリイミド、ポリアクリレート、及びそれらの混合物である。 本発明のポリアミンN−オキシドは、アミンとアミンN−オキシドの比が一般 的に10:1〜1:1000000のものである。しかしながら、ポリアミンオ キシドポリマー中に存在するアミンオキシド基の量は、適正共重合度、もしくは 適正N−酸化度により異なる。アミンとアミンN−オキシドの比は、2:3〜1 :1000000であるのが好ましい。より好ましくは1:4〜1:10000 00であり、最も好ましくは1:7〜1:1000000である。本発明のポリ マーには実際には、一つのモノマーのタイプがアミンN−オキシドであり、もう 一つのモノマーのタイプがアミンN−オキシドであるか、もしくはアミンN−オ キシドではない、ランダムコポリマーもしくはブロックコポリマーが含まれる。 ポリアミンN−オキシドのアミンオキシド単位はPKa<10、好ましくはPK a<7、より好ましくはPKa<6である。 ポリアミンオキシドは、殆どあらゆる重合度で得ることができる。重合度は、 その物質が水に対する所望の溶解性、及び染料懸濁力を有するのであれば重要で はない。一般的に、平均分子量は500〜1000,000、好ましくは1,0 00〜50,000、より好ましくは2,000〜30,000、最も好ましく は3,000〜20,000である。b)N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールとのコポリマー 本発明で用いるのに好ましいポリマーには、N−ビニルイミダゾール/N−ビ ニルピロリドンコポリマーから選ばれるポリマーが含まれる。該ポリマーの平均 分子量は5,000〜50,000、より好ましくは8,000〜30,000 、最も好ましくは10,000〜20,000である。好ましいN−ビニルイミ ダゾール/N−ビニルピロリドンコポリマーは、N−ビニルイミダゾールとN− ビニルピロリドンとのモル比が1:0.2、より好ましくは0.8:0.3、最 も好ましくは0.6:0.4であるものである。c)ポリビニルピロリドン 本発明の洗剤組成物には、平均分子量が2,500〜400,000、好まし くは5,000〜200,000、より好ましくは5,000〜50,000、 最も好ましくは5,000〜15,000であるポリビニルピロリドン(「PV P」)を利用することもできる。適当なポリビニルピロリドンは、ISP社(ニ ューヨーク、NY、及びモントリオール、カナダ)からPVPK−15(粘度分 子量10,000)、PVPK−30(平均分子量40,000)、PVPK− 60(平均分子量160,000)、及びPVPK−90(平均分子量360, 000)という製品名で入手可能なものである。PVPK−15は、ISP社か らも入手可能である。BASF社により市販されている、その他のポリビニルピ ロリドンとして適当なものには、ソカランHP165、及びソカランHP12が 含まれる。 ポリビニルピロリドンは本発明の洗剤組成物に、洗剤の0.01〜5重量%、 好ましくは0.05〜3重量%、より好ましくは0.1〜2重量%のレベルで配 合することができる。洗浄溶液中に放出するポリビニルピロリドンの量は、好ま しくは0.5〜250ppm、好ましくは2.5〜150ppm、より好ましく は5〜100ppmである。d)ポリビニルオキサゾリドン 本発明の洗剤組成物には、高分子移染防止剤としてポリビニルオキサゾリドン を利用してもよい。該ポリビニルオキサゾリドンの平均分子量は2,500〜4 00,000、好ましくは5,000〜200,000、より好ましくは5,0 00〜50,000、最も好ましくは5,000〜15,000である。 洗剤組成物中に配合されるポリビニルオキサゾリドンの量は、0.01〜5重 量%、好ましくは0.05〜3重量%、より好ましくは0.1〜2重量%である 。洗浄溶液中に放出するポリビニルオキサゾリドンの量は、一般的には0.5〜 250ppm、好ましくは2.5〜150ppm、より好ましくは5〜100p pmである。e)ポリビニルイミダゾール 本発明の洗剤組成物には、高分子移染防止剤としてポリビニルイミダゾールを 利用してもよい。該ポリビニルイミダゾールの平均分子量は2,500〜400 ,000、より好ましくは5,000〜50,000、最も好ましくは5,00 0〜15,000である。 洗剤組成物中に配合されるポリビニルイミダゾールの量は、0.01〜5重量 %、好ましくは0.05〜3重量%、より好ましくは0.1〜2重量%である。 洗浄溶液中に放出するポリビニルイミダゾールの量は0.5〜250ppm、好 ましくは2.5〜150ppm、より好ましくは5〜100ppmである。蛍光増白剤 本発明の洗剤組成物は任意の成分として、移染防止作用ももたらす、或るタイ プの親水性蛍光増白剤も約0.005〜5重量%含むことができる。もし使用す るのであれば、本発明の組成物は、このような蛍光増白剤を約0.01〜1重量 %含むのが好ましい。 本発明に有用な親水性蛍光増白剤は、構造式 を有するものである。式中、R1はアニリノ、N−2−ビス−ヒドロキシエチル 、及びNH−2−ヒドロキシエチルから選ばれ、R2はN−2−ビス−ヒドロキ シエチル、N−2−ヒドロキシエチル−N−メチルアミノ、モルホリノ、クロロ 、及びアミノから選ばれ、またMはナトリウムやカリウムのような塩形成カチオ ンである。 上の式に於いて、R1がアニリノ、R2がN−2−ビス−ヒドロキシエチル、M がナトリウムのようなカチオンである場合、増白剤は4,4’−ビス〔(4−ア ニリノ−6−(N−2−ビス−ヒドロキシエチル)−s−トリアジン−2−イル )アミノ〕−2,2’−スチルベン二スルホン酸、及び二ナトリウム塩である。 この種の増白剤は、チバガイギー社からチノパール−UNPA−GXという商品 名で市販されている。チノパール−UNPA−GXは、本発明の洗剤組成物に有 用な親水性の蛍光増白剤として好ましい。 上の式に於いて、R1がアニリノ、R2がN−2−ヒドロキシエチル−N−2− メチルアミノ、Mがナトリウムのようなカチオンである場合、増白剤は4,4’ −ビス〔(4−アニリノ−6−(N−2−ヒドロキシエチル−N−メチルアミノ )−s−トリアジン−2−イル)アミノ〕2,2’−スチルベン二スルホン酸二 ナ トリウム塩である。この種の増白剤は、チバガイギー社からチノパール5BM− GXという商品名で市販されている。 上の式に於いて、R1がアニリノ、R2がモルホリノ、Mがナトリウムのような カチオンである場合、増白剤は4,4’−ビス〔(4−アニリノ−6−モルホリ ノ−s−トリアジン−2−イル)アミノ〕2,2’−スチルベン二スルホン酸ナ トリウム塩である。この種の増白剤は、チバガイギー社からチノパールAMS− GXという商品名で市販されている。 本発明に用いる為に選ばれた特定の蛍光増白剤種は、上記の選ばれた高分子移 染防止剤と組み合わせて用いた場合、特に効果的に移染防止性能をもたらす。こ のような選ばれた高分子物質(例えば、PVNO及び/又はPVPVI)と、こ のような選ばれた蛍光増白剤(例えば、チノパール−UNPA−GX、チノパー ル5BM−GX、及び/又はチノパールAMS−GX)との組み合わせにより、 これらの二つの洗剤組成物成分を単独に用いた場合に比べて、水性洗浄溶液中で 非常に良好な移染防止がもたらされる。理論に拘泥するわけではないが、このよ うな増白剤がこのように働くのは、増白剤が洗浄溶液中で織物に対して高い親和 力をもち、その為に比較的早くこれらの織物に付着するからであると考えられる 。洗浄溶液中で増白剤が織物に付着する程度は、「抽出係数」と呼ばれるパラメ ーターにより定義することができる。この抽出係数は通常、a)織物に付着した 増白剤物質とb)洗浄液中の初期増白剤濃度との比である。比較的高い抽出係数 をもつ増白剤が、本発明の状況下では、染料の移動を抑制するのに最も適してい る。 勿論その他の普通のタイプの蛍光増白剤化合物を本発明の組成物に用いて、真 の移染防止効果よりも、むしろ従来からの織物「増白」性を得ることができるこ とは言うまでもない。このような使用法は従来からのものであり、洗剤の調製に 於いては良く知られている。柔軟化剤 織物用の柔軟化剤も、本発明による洗濯用の洗剤組成物に配合することができ る。これらの柔軟化剤は、無機系、もしくは有機系のものであってよい。無機系 の柔軟化剤の例としては、GB−A−1400898に開示されているスメクタ イト粘土が挙げられる。有機系の柔軟化剤には、GB−A−1514276、及 びEP−B−0011340に開示されている水に不溶な第三アミンが含まれる 。 スメクタイト粘土のレベルは通常5〜15重量%、より好ましくは8〜12重 量%であり、乾燥混合成分として調製物の他の成分に添加される。水に不溶な第 三アミン、もしくは二長鎖アミド物質のような有機系の織物柔軟化剤は0.5〜 5重量%、通常1〜3重量%のレベルで配合し、一方、高分子量ポリエチレンオ キシド物質、及び水溶性カチオン物質は0.1〜2重量%、通常0.15〜1. 5重量%のレベルで配合する。その他の任意成分 本発明の組成物に配合するのに適当なその他の任意成分には、香料、着色剤、 及びフィラー塩が含まれる。フィラー塩としては、硫酸ナトリウムが好ましい。組成物の形態 本発明の洗剤組成物は、粉末、顆粒、ペースト、液体、錠剤、及びゲルのよう な、所望のいかなる形態とすることもできる。液状組成物 本発明の洗剤組成物は液体洗剤組成物とすることができる。このような液体洗 剤組成物には一般的に、液状のキャリアー、例えば水、好ましくは水と有機溶剤 との混合物が94〜35重量%、好ましくは90〜40重量%、最も好ましくは 80〜50重量%含まれる。ゲル状組成物 本発明の洗剤組成物は、ゲルの形態であってもよい。このような組成物は一般 的に、分子量が約750,000〜約4,000,000のポリアルケニルポリ エーテルを用いて調製される。固体組成物 本発明の洗剤組成物は、粉末や顆粒のような固体の形態であるのが好ましい。 本発明による粒状組成物の成分の粒度は、直径が1.4mmを越える粒子が5 %以下であり、また直径が0.15mm未満である粒子が5%以下であるのが好 ましい。 本発明による粒状洗剤組成物の嵩密度は、通常少なくとも450g/リットル 、より普通には少なくとも600g/リットル、より好ましくは650〜120 0g/リットルである。 嵩密度は、基板上にしっかりと成形されたコニカル漏斗からなっていて、その 下端にフラップバルブが取り付けられていて、漏斗の内容物を漏斗の下に軸方向 に並べて置いたシリンダーカップにあけるられるようになっている、単純な漏斗 −カップ装置により測定される。漏斗の上端と下端は、それぞれ130mmと4 0mmである。漏斗を、漏斗の下端が基板の上面から140mmの高さになるよ うに置く。カップの全体の高さは90mmであり、内高は87mmであり、内径 は84mmである。カップの公称体積は500mlである。 測定を行う為に粉末を漏斗に手で注ぎ入れ、フラップバルブを開けて粉末をカ ップにあふれるほど満たす。このように粉末を満たしたカップをフレームから外 し、真っ直ぐな縁のある道具、例えばナイフでカップの上端をすり切って、過剰 の粉末をカップから除去する。その後このカップの重量を測定して粉末の重量を 得、それを二倍してg/リッター単位の嵩密度を得る。必要に応じて、測定を繰 り返す。製造方法−粒状組成物 本発明による粒状洗剤組成物は、通常、乾式混合、噴霧乾燥、凝集、及び造粒 を含む、様々な方法により製造することができる。洗浄方法 本発明の組成物は、機械による洗濯法及び食器洗浄法を含む、実質的に全ての 洗浄方法に使用することができる。機械による食器洗浄法 機械による好ましい食器洗浄法は、陶器、ガラス製品、深い容器、刃物類、及 びそれらの混合物から選ばれた汚れの付着している物品を、有効量の本発明の機 械による食器洗浄用組成物を溶解したか、もしくは入れた水性の液体で処理する ことからなる。「有効量の機械による食器洗浄用組成物」とは、3〜10リッタ ーの洗浄溶液に製品を8〜60g溶解、もしくは分散させることを意味する。こ の量は一般的な製品の使用量であり、また洗浄溶液のこの体積は普通の機械によ る食器洗浄法に用いられる量である。機械による洗濯法 本発明に於ける機械による洗濯法は、汚れの付着している洗濯物を、有効量の 本発明の機械による洗濯用洗剤組成物を溶解したか、もしくは入れた洗浄溶液を 用いて、洗濯機中で処理することからなる。洗剤は、洗濯機に付いているディス ペンサー容器、もしくはディスペンサー装置により、洗浄溶液に添加することが できる。「有効量の洗剤組成物」とは、5〜65リッターの洗浄溶液に製品を4 0〜300g溶解、もしくは分散させることを意味する。この量は一般的な製品 の使用量であり、また洗浄溶液のこの体積は普通の機械による洗濯法に用いられ る量である。 本発明の好ましい洗浄方法に於いては、有効量の洗剤組成物を入れたディスペ ンサー装置を、洗浄サイクルの開始前に、前面から洗濯物を入れるタイプの洗濯 機のドラムに取り付ける。 このディスペンサー装置は、洗濯機のドラムに直接洗剤製品を入れるのに用い る、洗剤製品用の容器である。その容積は、この洗浄方法に通常用いるのに十分 な量の洗剤組成物が入らなければならない。 洗濯機に洗濯物を入れてから、洗剤製品を入れたディスペンサー装置をドラム の内側に置く。洗濯機の洗浄サイクルを開始する際に水をドラムにいれ、ドラム を周期的に回転させる。ディスペンサー装置は、乾燥した洗剤製品を入れること ができるが、その後、ドラムが回転してディスペンサー装置が攪拌され、その結 果それが洗浄水に浸されるにつれて、洗浄サイクル中に洗剤製品が放出されるよ うに設計されていなければならない。洗浄中に洗剤製品が放出されるようにする 為に、ディスペンサー装置は、製品が通過できるような開孔を数多く有していて よい。或いはディスペンサー装置は、液体は透過させるが、固体製品は透過させ ず、溶解した洗剤製品を放出することのできる物質から作られていてもよい。洗 剤製品が洗浄サイクルの開始時にすぐに放出され、それにより洗浄サイクルのこ の段階に於ける洗濯機のドラム中での製品濃度が部分的に一時的に高くなるのが 好ましい。 ディスペンサー装置は再使用可能であって、乾燥した状態でも、また洗浄サイ クル中でも容器の元の状態が保たれるように設計されているものが好ましい。本 発明に用いるのに特に好ましいディスペンサー装置は、以下の特許に記載されて いる。GB−B−2,157,717、GB−B−2,157,718、EP− A−0201376、EP−A−0288345、及びEP−A−028834 6。1989年11月に出版されたManufacturing Chemistの41−46頁にあ るJ.Blandによる論文にも、「グラニュレット」として一般的に知られているタ イプの粒状の洗濯用製品に使用するのに特に好ましいディスペンサー装置が記載 されている。 特に好ましいディスペンサー装置は、ヨーロッパ特許出願公開No.0343 069、及びNo.0343070に開示されている。後者の出願には、オリフ ィスを形成する支持リングから伸びた袋状の柔軟性のあるサヤからなる器具が記 載されている。このオリフィスは、洗浄プロセスに於ける一回の洗浄サイクルに 対して十分な量の製品を袋に入れる為に用いられる。洗浄媒体の一部がオリフィ スを通って袋に流れ込み、製品を溶解し、その溶液がオリフィスを通って洗浄媒 体に流れ出る。支持リングには、湿った未溶解の製品が出ていくのを防ぐ為の保 護装置が取り付けられている。この装置は一般的に、中央のボスから車輪のスポ ークのように放射状に伸びた壁からなっているか、もしくは壁がらせん形である 類似の構造体からなっている。前処理洗浄法 本発明の前処理洗浄法に於いては、汚れ/染みの付着した基質を、水溶性のビ ルダーを含んでいるが酵素成分は含んでいない、有効量の前処理溶液で処理する 。この溶液は、任意の成分として界面活性剤、ビルダー、及び洗剤ポリマーのよ うな非酵素洗剤成分を含んでいてもよい。溶液が水溶性のビルダーも含んでいる のが好ましい。 該前処理溶液中の水溶性のビルダーのレベルは、一般的には0.05〜80% であり、1%を越えるのが好ましい。 前処理溶液は、効果的な長さの時間、汚れの付着した基質と接触させておく。 このような時間の長さは、一般的に10秒〜1800秒、より好ましくは60秒 〜600秒である。 その後、汚れの付着した基質を、酵素を含んだ洗剤製品を用いて適当な洗浄方 法により洗浄する。洗浄方法は、例えば、本明細書に記載されている機械による 食器洗浄、もしくは機械による洗濯洗浄法のいずれであっもよい。 洗剤組成物に於いて、成分の省略表示は以下の意味をもつ。 XYAS :C1X〜C1Yアルキル硫酸ナトリウム。 25EY :平均Yモルのエチレンオキシドと縮合した、 C12〜C15の主に直鎖状の第一アルコール。 XYEZ :平均Zモルのエチレンオキシドと縮合した、 C1X〜C1Yの主に直鎖状の第一アルコール。 XYEZS :1モルにつき平均Zモルのエチレンオキシド と縮合した、C1X〜C1Yアルキル硫酸ナトリウ ム。 TFAA :C16〜C18アルキルN−メチルグルカミド。 ケイ酸塩 :非結晶性ケイ酸ナトリウム (SiO2:Na2O=2.0)。 NaSKS−6 :式δ−Na2Si25の結晶性層状ケイ酸 塩。 炭酸塩 :無水炭酸ナトリウム。 ポリカルボキシレート :平均分子量が約80,000のマレイン酸/ アクリル酸(1:4)コポリマー。 ゼオライトA :メインの粒度が1〜10マイクロメーターで ある、式Na12(AlO2SiO212・27 H2Oの水和アルミノケイ酸ナトリウム。 クエン酸塩 :クエン酸三ナトリウム二水和物。 過炭酸塩(迅速放出粒子) :式Na2SO4・n−Na2CO3 (式中、nは0.29である)の混合塩で被覆 した実験式2Na2CO3・3H22の無水 過炭酸ナトリウム漂白剤。過炭酸塩と混合塩の 重量比は39:1。 過炭酸塩(遅延放出粒子) :ケイ酸ナトリウム(Si2O:Na2O=2: 1)で被覆した無水過炭酸ナトリウム漂白剤。 過炭酸塩とケイ酸ナトリウムの重量比は39: 1。 TAED :テトラアセチルエチレンジアミン。 TAED(遅延放出粒子) :TAEDをクエン酸、及びMw=4,000 のポリエチレングリコール(PEG)(TAE D:クエン酸:PEGの重量比は75:10: 15)と共に凝集させて形成した粒子を、クエ ン酸の外部被覆剤で被覆したもの。凝集物:ク エン酸被覆剤の重量比は95:5。 ベンゾイルカプロラクタム(遅延放出粒子):ベンゾイルカプロラクタム (BzCl)クエン酸、及びMw=4,000 のポリエチレングリコール(PEG)(BzC l:クエン酸:PEGの重量比は63:21: 16)と共に凝集させて形成した粒子を、クエ ン酸の外部被覆剤で被覆したもの。凝集物:ク エン酸被覆剤の重量比は95:5。 TAED(迅速放出粒子) :TAEDを部分的に中和したポリカルボキシ レート(TAED:ポリカルボキシレートの比 は93:7)と共に凝集させて形成した粒子を 、ポリカルボキシレートの外部被覆剤で被覆し たもの。凝集物:被覆剤の重量比は96:4。 EDDS(迅速放出粒子) :重量比26:74のEDDSとMgSO4を 噴霧乾燥して形成した粒子。 プロテアーゼ :Novo Industries A/S によりサビナーゼとい う商品名で販売されている、活性度が13KP NU/gのタンパク質分解酵素。 プロテアーゼ(遅延放出粒子) :Novo Industries A/S によりサビナーゼとい う商品名で販売されている活性度が13KPN U/gのタンパク質分解酵素を含む酵素プリル を、ケイ酸ナトリウム(Si2O:Na2O= 2:1)で被覆したもの。被覆剤のレベルは5 %。 アミラーゼ :Novo Industries A/S によりターマミル 60Tという商品名で販売されている、活性度 が300KNU/gのデンプン分解酵素。 セルラーゼ :Novo Industries A/S により販売されている 、活性度が1000/gCEVU/gのセルロ ース分解酵素。 リパーゼ :Novo Industries A/S によりリポラーゼとい う商品名で販売されている、活性度が165K LU/gの脂質分解酵素。 CMC :ナトリウムカルボキシメチルセルロース。 HEDP :1,1−ヒドロキシエタン二ホスホン酸。 EDDS :ナトリウム塩の形のエチレンジアミン−N, N’−二コハク酸、〔S,S〕異性体。 PVNO :ビニルイミダゾールとビニルピロリドンとの ポリ(4−ビニルピリジン)−N−オキシドコ ポリマー。 粒状制泡剤 :シリコーン/シリカ12%、ステアリルア ルコール18%、粒状のデンプン70%実施例1 以下の洗濯用の洗剤組成物を調製した。示されている値は、組成物に対する重 量%である。組成物Aは先行技術の組成物であり、組成物B〜Dは本発明による ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェフリー,ジャニース イギリス国ニューキャッスル、アポン、タ イン、ブレイドン、メアリー、ストリー ト、68 (72)発明者 パーク,ジョン スコット イギリス国タイン、アンド、ウェアー、ニ ュー、ハートル、ブラッドベリー、プレイ ス、4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)界面活性剤、及び (b)酵素 を含み、本明細書に記載のT50テスト法に於いて、該界面活性剤の濃度が最終 濃度の50%となる迄の時間が60秒未満であり、また該酵素の濃度が最終濃度 の50%となる迄の時間が90秒を超えるように、該界面活性剤の放出に比べて 、該酵素の洗浄溶液への放出を遅延させる手段が付与されていることを特徴とす る、洗剤組成物。 2. T50テスト法に於いて、該界面活性剤の濃度が最終濃度の50%とな る迄の時間が50秒未満、好ましくは40秒未満である、請求項1に記載の洗剤 組成物。 3. T50テスト法に於いて、該酵素の濃度が最終濃度の50%となる迄の 時間が120秒を越える、好ましくは150秒を超える、請求項1もしくは2に 記載の洗剤組成物。 4. 該組成物が更に、 (c)水溶性ビルダー を含有し、本明細書に記載のT50テスト法に於いて、該水溶性ビルダーの濃度 が最終濃度の50%となる迄の時間が60秒未満であり、また該酵素の濃度が最 終濃度の50%となる迄の時間が90秒を超えるように、該水溶性ビルダーの放 出に比べて、該酵素の洗浄溶液への放出を遅らせる手段が付与されている、請求 項1〜3のいずれか一項に記載の洗剤組成物。 5. 酵素がデンプン分解酵素からなるものである、請求項1〜4のいずれか 一項に記載の洗剤組成物。 6. 有機ペルオキシ酸漂白剤源を含み、T50テスト法に於いて、該ペルオ キシ酸漂白剤の濃度が最終濃度の50%となる迄の時間が180秒を越える、好 ましくは240秒を越えるように、該界面活性剤の放出に比べて、該ペルオキシ 酸漂白剤の洗浄溶液への放出を遅らせる手段が付与されている、請求項1〜5の いずれか一項に記載の洗剤組成物。 7. 該ペルオキシ酸漂白剤源がペルオキシ安息香酸源である、請求項6に記 載の洗剤組成物。 8. 該有機ペルオキシ酸漂白剤源が、 (i)過酸化水素源、及び (ii)ペルオキシ酸漂白剤前駆化合物 の組み合わせからなる、請求項6もしくは7項に記載の洗剤組成物。 9. 該ペルオキシ酸漂白剤前駆化合物が陽性の電荷を有する、請求項8に記 載の洗剤組成物。 10. 該ペルオキシ酸漂白剤前駆化合物が2(N,N,N−トリメチルアン モニウム)エチルナトリウム4−スルホフェニルカーボネートクロライド、もし くは4(トリメチルアンモニウム)メチルベンゾイルオキシベンゼンスルホネー トである、請求項9に記載の洗剤組成物。 11. 該ペルオキシ酸漂白剤前駆化合物が、 (a)一般式 のアミド置換漂白剤前駆体、もしくはそれらの混合物。式中、R1は炭素原子を 約1〜約14個含むアルキル基、アリール基、もしくはアルカリール基であり、 R2は炭素原子を約1〜約14個含むアルキレン基、アリーレン基、もしくはア ルカリーレン基であり、R5はH、又は炭素原子を約1〜約10個含むアルキル 基、アリール基、もしくはアルカリール基であり、Lは遊離基である、 (b)式 のベンズオキサジンタイプの漂白剤前駆体。式中、R1はH、アルキル基、アル カリール基、アリール基、もしくはアリールアルキル基であり、またR2、R3、 R4及びR5は同一であっても異なっていてもよい、H、ハロゲン、アルキル、ア ルケニル、アリール、ヒドロキシル、アルコキシル、アミノ、アルキルアミノ、 −COOR6(R6はH、もしくはアルキル基)、及びカルボニル官能基から選ば れる置換基である、 (c)式 のN−アシル化ラクタム漂白剤前駆体。式中、nは0〜約8、好ましくは0〜約 2であり、R6はH、炭素原子を1〜12個含むアルキル基、アリール基、アル コキシアリール基、もしくはアルカリール基、又は炭素原子を約6〜約18個含 む置換フェニル基である,及び (a)、(b)及び(c)のあらゆる混合物 からなる群から選ばれるものである、請求項7に記載の洗剤組成物。 12. 漂白触媒を更に含む、請求項6〜11のいずれか一項に記載の洗剤組 成物。 13. 該漂白解媒が、MnIV 2(u−O)3(1,4,7−トリメチル−1, 4,7−トリアザシクロノナン)2−(PF62、MnIII 2(u−O)1(u−O Ac)2(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)2−( ClO42、MnIV 4(u−O)6(1,4,7−トリアザシクロノナン)4(C lO42、MnIIIMnIV 4(u−O)1(u−OAc)2(1,4,7−トリメチ ル−1,4,7−トリアザシクロノナン)2−(ClO43、Mn(1,4,7 −トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン(OCH33−(PF6)、 Co(2,2’−ビスピリジルアミン)Cl2、ジ−(イソチオシアナート)ビ スピリジルアミン−コバルト(II)、トリスジピリジルアミン−コバルト(I I)パークロレート、Co(2,2−ビスピリジルアミン)2−O2ClO4、ビ ス(2,2’−ビスピリジルアミン)銅(II)パークロレート、トリス(ジ− 2−ピリジルアミン)鉄(II)パークロレート、Mnグルコネート、Mn(C F3SO32、Co(NH35Cl、N4MnIII(u−O)2MnIV4+、及び 〔Bipy2MnIII(u−O)2MnIVbipy2〕−(ClO43、ならびにそ れらの混合物を含む、四−N−多座配位子、及び二−N−多座配位子と錯体化し た二核Mnからなる群から選ばれる、請求項12に記載の洗剤組成物。 14. (1)水溶性ビルダーを含む組成物の、酵素の入っていない溶液を、 汚れの付着した基質に塗布する工程、 (2)該溶液を該汚れ付着基質に有効な長さの時間、接触させたままにする工 程、 (3)該汚れ付着基質を、酵素含有洗剤組成物を使用することを含む洗浄方法 を用いて洗浄する工程 からなることを特徴とする洗浄方法。
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