JPH09511856A - 自動ドライブ・アップ販売施設 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 保管ビルディング（14）の周囲に配置された複数の自動取り引き機（12）を利用し、顧客が、ビルディングに沿って車両を走らせ、カード読み取り機（16）にアカウント／デビット・カードを挿入し、タッチ・スクリーン・ディスプレイ端末（18）によって製品の選択を行うことができるようになっている、自動ドライブ・アップ販売施設（10）及び方法。製品は、ビルディング（14）内に備蓄されており、自動選別／分類サブシステム（20）が、選択された製品を検索し、配給シュート（22）に送り込む。対話式メニュー駆動プログラムを介して、選択及び製品情報がディスプレイ端末（18）に表示される。販売制限を受ける製品が選択されると、自動的にビデオ協議装置（26）が起動され、販売係が、その選択された製品の購入についての顧客の承認を確認することができる。商取り引きの成立前に、顧客の製品選択に影響を与える、製品の販促マーケティングの可能性を高めるために、顧客の購入歴が記憶され、分析される。

Description

【発明の詳細な説明】 自動ドライブ・アップ販売施設 技術分野 本発明は、一般に、多数の消費者製品の販売及び／または流通のためのドライ ブ・アップ小売り施設に関するものであり、とりわけ、自動操作能力が改良され たドライブ・アップ小売り施設に関するものである。 背景技術 概して言えば、現在知られている販売／流通施設は、基本的に、人間の対話に 基づいて機能する。こうした販売流通施設には、人間の対話を必要とするために 、潜在的顧客にかなりの不都合をもたらすという欠点がある。とりわけ、潜在的 顧客／買い主は、店員／レジ係から商品を購入することができる特定の小売り施 設を実際に見てまわらなければならない。従って、顧客は、小売り施設において ショッピングを行い、サービスを待ち受けることに伴う時間及び費用の量だけ負 担を強いられることになる。 これらの欠点を克服するため、いくつかの試みがなされている。例えば、Doma in他に対する米国特許第5,158,155号には、中央卸売り施設、卸売り施設と相互 接続されたいくつかの顧客注文ステーション、卸売り施設と相互接続されたいく つかの顧客送迎ステーション、及び、卸売り施設を経由して延び、顧客注文ステ ーション及び顧客送迎ステーションを通過する車両ルート指定道路のネットワー クとから形成される、売り主の複合組織が開示されている。この複合組織を利用 する顧客は、ルート指定道路に沿って注文ステーションに送られ、そこで、売り 主複合組織に入っている売り主によって提供される商品及び／またはサービスに ついて注文を行う。顧客は、さらに、送られて、特定の送迎ステーションまで行 き、そこで、注文した商品を受け取ることになる。中央卸売り施設は、消費財を 貯蔵し、商品を用意し、売り主複合組織の顧客に対してサービスを実施する手段 を提供する。 Vaydaに対する米国特許第4,805,738号には、販売する商品を納めた円形ビルデ ィングの外部に配置された、それぞれ、駐車スペースを含む、複数の顧客ステー ションから形成される単一ストップ・ショッピング施設が開示されている。顧客 ステーション及びビルディングは、互いに回転する。ビルディングには、顧客ス テーションで注文のあった、選択された商品を引き渡す荷積みステーションが含 まれている。ビルディングの壁面は、顧客ステーションにいる人間が見ることの できる商品ディスプレイ・セクションを支持しており、このディスプレイは、相 対的回転の結果として、駐車車両に対して周期的に展示されるので、相対的回転 の続行中に、商品の選択及び支払いを行うことが可能になる。所定の時間間隔が 経過すると、顧客ステーションの回転によって、荷積みステーションが商品を注 文した車両に隣接した位置につく。 Mustapickに対する米国特許第4,073,368号には、顧客が自身の自動車で駐車エ リアに乗り付け、自動車に乗ったまま、所望の商品を注文し、支払いをして、商 品を受け取ることが可能な、自動販売システムが開示されている。商品保管ビル ディングは、駐車エリアから離れた位置にあり、電子的に相互接続されている。 駐車エリアにおいて、複数の自動車収容場所には、それぞれ、遠隔のビルディン グにおいて入手可能な商品を見るためのビデオ手段、及び、前記遠隔のビルディ ングに商品の注文を伝送するためのキー・ボード及び音声手段を装備した通信機 構が設けられている。こうして注文された商品は、受注係または自動選別装置に よって集められ、作表され、配送される。 Alexander他に対する米国特許第3,647,026号には、その上部に、個々の取出ユ ニット内に納めた多数のさまざまな小売り品目を保管するための倉庫を備え、そ の下部に、それぞれ、自動車運転者が選択するための複数の品目セレクタ・パネ ルを装備したコンソール型制御装置が設けられた、複数の駐車区画を備える、自 動ドライブ・イン式店舗構造が開示されている。小売り品目の注文があると、電 子制御手段に応答して、それぞれの取出ユニットから供給し、コンベヤ・システ ムによって自動車まで配送することが可能である。コンソール型制御装置には、 選択された品目の画像をテレビジョン・スクリーンに伝送するためのビデオ・カ メラと回路をなす閉回路テレビジョン、及び、受け取った額を記録し、選択され た品目の合計価格を引いた後、正確な釣り銭を戻す、マネー・チェンジャ装置が 設けられている。 上述の特許には、それぞれ、顧客のためのある程度自動化されたショッピング を可能にする販売施設について説明されているが、さらに効率がよく、自動化さ れたシステムを提供し、同時に、予約購入製品及び／または販売情報の宣伝とい った、付加的顧客サービスの統合及びそれらに対する適応を容易にする販売施設 が、依然として必要とされている。 発明の目的 従って、本発明の目的は、顧客が自動車を離れずに、全ての商取り引きを行え るようにすることが可能な改良式自動販売施設を提供することにある。 本発明のもう１つの目的は、顧客が販売に制限を受ける商品を選択した場合に 、自動的に顧客を識別する能力を備えた自動販売施設を提供することにある。 本発明のもう１つの目的は、改良式商品注文入力／検索システム及び統合され た在庫管理能力を備えた自動販売施設を提供することにある。 本発明のさらにもう１つの目的は、製品の販売促進に関する改良されたマーケ ティング能力を備えた自動販売システムを提供することにある。 本発明のさらにもう１つの目的は、自動バンキング・システム及び自動車両給 油システムと統合することが可能な自動販売施設を提供することにある。 発明の開示 本発明によれば、自動販売施設及びシステムは、その少なくとも一部の販売に ついて特定の販売制限を受ける可能性のある、複数の販売可能な商品を収容する ための保管施設と、車両がそれに隣接した位置につくと、車両の乗員が利用可能 になる、保管施設外に配置された少なくとも１つの顧客入力手段と、少なくとも １つの顧客入力手段に応答して、顧客が購入のため選択した商品を検索する、保 管施設内に配置された自動商品検索手段とから構成される。商品配給手段が、検 索手段によって検索された商品を顧客に配送する。さらに、販売制限を受ける商 品の１つを顧客が選択すると、これを検出するための手段と、検出手段に応答し て、自動的に顧客と認可／販売係員との間において直接通信が行えるようにする ための手段と、認可係員に対して顧客識別情報を伝達するための手段と、認可係 員が許容可能な顧客識別情報を確認すると、認可係員の遠隔操作を受けて、制限 のある商品の商取り引きを成立できるようにするための手段とを備えた購入認可 手段が、設けられている。 本発明のもう１つの態様によれば、自動ドライブ・アップ販売システムは、特 定の販売制限を受ける可能性のある複数の販売可能な商品を収容するための保管 施設と、車両がそれに隣接した位置につくと、車両の乗員が利用可能になる、保 管施設外に配置された少なくとも１つの顧客入力手段と、少なくとも１つの顧客 入力手段に応答して、顧客が購入のため選択した商品を検索する、保管施設内に 配置された自動商品検索手段とから構成される。商品配給手段が、検索手段によ って検索された商品を顧客に配送する。さらに、購入歴を蓄積するために、顧客 購入情報を記憶する手段が設けられており、また、特定の商品のマーケティング に用いられる顧客の購入のプロフィールを判定するため、購入歴の分析手段が設 けられている。 さらに、本発明によれば、棚卸しされた製品を顧客に表示するためのビデオ手 段と、顧客情報及び製品選択を受信するための入力手段と、施設内の棚卸しが行 われる場所から選択された製品を検索し、顧客に配給するための手段を備えた販 売施設において、棚卸しされた消費者製品を自動販売するための方法が、ビデオ ・ディスプレイ手段を利用して、顧客に入力手段で顧客識別情報を入力するよう に促すステップと、入力された識別情報に基づいて顧客のプロフィールを判定す るステップと、顧客のプロフィールが、第１の組をなす所定の製品販促基準を満 たすか否かをを判定するステップとから構成される。顧客のプロフィールが、第 １の組をなす販促基準を満たす場合には、第1の所定の製品販促手順が起動する 。いずれにせよ、ビデオ・ディスプレイ手段に、少なくとも１つの顧客の要求す る製品選択メニューが表示される。次に、入力手段によって顧客の製品選択を受 信し、選択された製品が販売施設から検索され、検索された製品が、顧客に配給 される。 この方法は、さらに、少なくとも１つの顧客の要求する製品選択メニューが、 第２の組をなす所定の製品販促基準を満たすか否かを判定するステップと、第２ の組をなす所定の製品販促基準が満たされると、第２の所定の販促手順を開始す るステップとから構成することが可能である。第１及び／または第２の組をなす 所定の製品販促手順は、顧客が商取り引きを済ます前に、指定された製品の販促 を行うように企図されている。こうした手順には、製品の選択前に、ディスカウ ントのための割引クーポン及び／または無料の製品サンプルを配給すること、顧 客のショ ッピング中に、顧客に対する所定のオーディオ及び／またはビデオによる宣伝を 開始することが含まれる。顧客のプロフィールは、過去の製品購入歴、ブランド ・ロイヤリティ、及び／または、他のあらかじめ記憶されている人口統計データ といった、販促基準をベースにすることが可能である。 本発明については、添付の図面に関連した、望ましい実施例に関する下記の詳 細な説明を読むことによって、さらに理解が深まることであろう。 図面の簡単な説明 図１は、本発明による自動ドライブ・アップ販売構造の透視図である。 図２は、本発明の販売制御システムに関する略ブロック図である。 図３は、図１のライン３−３に沿って描かれた略図である。 図４は、対話式顧客注文方法の運用を示すフローチャートである。 図５は、「アイル」選択メニューの画像を示す図である。 図６は、取り引き一覧チェック・アウト・メニューの画像を示す図である。 発明を実施するための最良の形態 図１に示すように、本発明は、保管ビルディング14の周囲に複数の自動取り引 き機（ＡＴＭ）12が配置された自動ドライブ・アップ販売施設10から構成される 。ＡＴＭは、顧客が、ビルディング14に沿って車両を走らせ、カード読み取り機 16にアカウント／デビット・カードを挿入し、タッチ・スクリーン・ディスプレ イ端末18によって製品の選択を行うのを容易にするように配置されている。消費 財は、ビルディング14内に備蓄されており、自動選別／分類サブシステム20が、 選択された製品を制御可能に検索し、配給シュート22に送り込む。さらに詳細に 後述するように、対話式メニュー駆動プログラムを介して、選択／製品情報がデ ィスプレイ端末に表示される。選択された各製品の購入価格は、自動的に合計さ れ、顧客の支払い分として記録される。 本発明の自動販売施設10には、図２のブロック図に示す販売システム100が組 み込まれている。すなわち、各ＡＴＭ装置12には、カード読み取り装置16、上述 のタッチ・スクリーン入力ビデオ・ディスプレイ装置18、製品割引クーポン配給 装置24、及び、ビデオ協議装置26が含まれている。 各ＡＴＭ装置12は、制御プロセッサ手段102と双方向に結合され、制御プロセ ッサ手段102は、自動選別／分類サブシステム20、割引クーポン配給装置24、及 び、顧客識別／販売認可サブシステム104に双方向に結合されている。販売シス テム100の制御以外に、制御プロセッサ102は、独立したバンキング・ネットワー ク・サブシステム106及び／またはオプションの自動ロボット車両給油サブシス テム108との間における双方向取り引き接続を行うことが可能である。オプショ ンの自動ロボット車両給油サブシステムに関する典型的な形態の１つには、トラ ンスポンダ手段が組み込まれた特殊なガソリン・タンク・キャップ／ポンプ・ノ ズル・アダプタを含むことが可能である。車両のもとのガソリン・タンク・キャ ップの代わりに、この特殊ガス・キャップが用いられる。給油ロボットには、ガ ソリン・タンク・キャップ・トランスポンダ手段と対話して、ポンプ・ノズルを ガソリン・タンク・キャップのノズル・アダプタ部分に自動調整し挿入する、一 体化ポンプ・ノズル・ロボット給油アームを含むことが可能である。 さらに、制御プロセッサ102は、取り引きの会計、在庫状況のモニタ、及び、 記録保管の全てを実施する。すなわち、全ての取り引きが、特定の顧客の会計に 関して、明細に記され、メモリ手段110に記録される。従って、本発明によれば 、商取り引きの終了時における現金支払いの必要がなくなり、製品のマーケティ ングの促進のため顧客のターゲットを絞る場合などに利用するために追跡可能な 、特定の顧客の全購入歴の記録が得られる。さらに詳しく後述するように、この 顧客の購入歴を記録する能力によって、本発明は、従来の販売施設に対して劇的 に強化された製品に関するマーケティングの機会を提供することが可能になる。 会計記録メモリの配置に関して、当該技術の熟練者にはすぐに分かるように、会 計記録メモリ手段110は、特定の各販売施設毎に配置することもできるし、ある いは、代替案として、従来のモデム／電話回線接続によって、各販売施設制御装 置に対するアクセスが可能な、遠隔の中枢をなす場所に配置することも可能であ る。 制御プロセッサ102は、メモリ手段112に適正な在庫状況及び記録保管データを 記憶する。特定の品目が備蓄されると、その品目に関する全ての関連情報がメモ リ112に記録され、各品目が購入されると、在庫記録の更新が行われる。従って 、任意の特定の時点において、制御プロセッサ102は、販売施設10内におけるス トックに関して完全な在庫記録を有していることになる。さらに、各製品に関 する特定の情報及び／または製品目録データが、メモリ手段114に記憶される。 さらに、本発明によれば、制御プロセッサ102は、特定の満期日がいつ生じる かを正確に知ることによって、自動的に期限付き及び／または腐敗性商品を突き 止め、在庫から除去する手段として、在庫記録メモリ112を利用することも可能 である。さらに、制御プロセッサは、特定の商品に関する顧客の購入注文に応答 して、備蓄されている最も古い商品の選択／配給を制御することが可能である。 図３に示すように、自動選別／分類サブシステム20は、一般に、ビルディング 14内において、縦方向に延びる双方向コンベヤ機構204のまわりに配置された複 数の専用製品保管装置202から構成される。製品保管装置202は、それぞれ、指令 を受けると、ボトル、缶、医薬品等のような特定タイプの商品を保管し、送り出 すように設計されている。各保管装置202には、選択された製品を保管装置202か ら双方向コンベヤ機構204に有効に運搬する、関連の製品送り出し機構206が設け られている。１対の双方向配給コンベヤ機構208及び210が、それぞれ、双方向コ ンベヤ204のそれぞれの端部に配置されている。配給コンベヤ機構208及び210は 、商品の移動がコンベヤ機構204の端部に達すると、該配給コンベヤ機構によっ て、制御可能に適合する配給シュート22に向け直されるように、コンベヤ機構20 4に対して配列され、位置決めされている。選別／分類サブシステム20の動作全 体が、プロセッサ102によって制御される。 図４を参照すると、対話メニュー駆動顧客入力プログラムを起動すると、最初 に、ステップ300において、「ウエルカム」・スクリーンとカード挿入プロンプ トの組み合わせがビデオ・ディスプレイ／装置18に表示される。カード読み取り 機16にアカウント／デビット・カードを適正に挿入すると、ステップ302におい て、タッチ・スクリーンに「アイル」選択スクリーンが表示される。「アイル」 選択スクリーンによって、タイプによる消費財の分類が示される。こうしたスク リーン画像の一例が、図５に示されている。「アイル」の選択を行うと、顧客は 、消費財の「アイル」のビデオによる走査検索が許されて、従来のショッピング をシミュレートすることが可能になる。 従って、顧客による特定の「アイル」のタッチ選択に応答し、ステップ304に おいて、従来の棚に陳列された様相を呈する、実際の製品の視覚的シミュレーシ ョンを行う入力スクリーンが表示される。顧客は、実際にアイルを見てまわるか のように、ビテオ画像の走査を行うこともできるし、あるいは、新しいアイルに 移行することも可能である。ステップ306において、顧客が、「アイル」・スク リーンに表示された特定の商品の画像にタッチすると、ステップ308において、 選択された製品に関する詳細な目録情報が表示される。顧客がその製品の購入を 選択すると、スクリーン18における適合するビデオ・アイコンにタッチする。ス テップ310において、製品の購入が検出されると、ステップ312において、プロセ ッサ102が、アルコール類または煙草といった制限のある商品が選択されたか否 かを判定する。制限のある商品が選択されたのでなければ、ステップ318におい て、購入される商品の数が計算され、その金額が合計される。購入する製品が選 択されなければ、ステップ320に置いて、顧客は先行「アイル」・スクリーンに 戻される。 ステップ312に置いて、制限のある商品の購入が検出されると、プロセッサ102 によって、識別／認可サブシステム104が自動的に起動され、引き続き、ステッ プ314に置いて、該サブシステムによって、ビデオ協議装置26が起動される。ビ デオ協議装置26が起動すると、顧客は販売係（現場にいる場合もあれば、あるい は、遠隔地にいる場合もある）と直接連絡がとれることになり、顧客は、例えば 、販売係に有効な識別証を見せるか、あるいは、有効なパスワードを入力するこ とによって、購入許可情報を提供するように求められる。ステップ316において 、許可の確認が行われると、販売係は、遠隔作動スイッチを用いて、システムに 指示を行い、ステップ318に移行する。許可の確認が行われると、販売係はシス テムをステップ302に戻す。注目するに足るのは、ステップ314における自動起動 以外に、取り引き中に、販売係からの補助または情報を所望する場合、顧客は、 いつでも、ＡＴＭ12においてビデオ協議装置26を起動することができるというこ とである。 ショッピングを終了し、所望の全商品の選択が済むと、ステップ322において 、顧客は、チェック・アウト・ビデオ・アイコンにタッチし、これによって、取 り引きの一覧に関するスクリーンが表示される。取り引き一覧スクリーンによっ て、選択された全商品の明細リスト及び取り引き総額が示される。図６には、32 2（a） に製品タイプ、322（b）に選択された単位数、322（c）に単位価格、322（d）に 合計価格がリスト・アップされた、取り引き一覧画像の一例が示されている。顧 客には、チェック・アウトが最終的に承認される前に、品目を「戻す」オプショ ンが与えられている。取り引きの最終承認が行われると、ステップ324において 、上述のように選択された商品が検索される。該システムは、次に、ステップ32 6において「ウエルカム」・スクリーンに戻る。 従って、本発明によれば、対話式顧客選択プログラムの容易さ及びフレキシビ リティを有効に改善し、同時に、在庫及び顧客の購入歴の追跡を総合販売制御シ ステムに統合する、消費者製品の自動ドライブ・アップ販売方法及びシステムが 得られる。顧客の過去の購入歴（製品の購入頻度またはブランド・ロイヤリティ といった）を追跡することによって、本発明では、選択された顧客に正確にター ゲットを絞り込み、クーポン配給装置24によるディスカウント用割引クーポンの 配給、及び／または、ターゲットを絞った顧客が実際に商品を購入する前に、ス クリーン18上で行なうビデオ宣伝の表示といった、戦略製品販促計画を改良する ことが可能になる。強化された本発明の顧客のターゲットを絞る特徴によって、 その購入直前に、顧客に影響を与えることが可能になる。顧客の購入歴の追跡以 外に、本発明の自動販売構成によれば、選択またはチェック・アウトの直前に、 顧客の購入決定に影響を与えることが可能な、他の強化されたマーケティング能 力が得られる。例えば、プロセッサ102には、顧客がどのビデオ・アイルの走査 検索を行っているかが分かるので、あらかじめプログラムされた会社のＣＭソン グ及び／または製品のＣＭソングと特定のアイルを一致させ、その後、顧客がア イルの走査検索をしている間、オーディオ・システムによって再生することが可 能である。さらに、顧客のパーソナル・データを口座番号と共に記憶しておき、 クーポン及び／または販促用サンプルの配給のために、ショッピング人口の特定 のセグメントに選択的にターゲットを絞ることができるようにする、人口統計的 プロフィールを提供することも可能である。また、「アイル」・フォーマットで は、製品のビデオ・ファクシミリだけしか表示されないので、本発明では、従来 の販売施設において必要とされたように、製品を物理的に移動させなくても、特 に指定された販促アイルにおいて、目玉製品またはディスカウント製品を表示す ること が簡単に可能になる。 最後に、やはり注目に値するのは、本発明の自動販売の実施によるマーケティ ング能力の強化及び他の便益以外に、販売施設10の物理的レイアウトによって、 従来の販売施設をしのぐ利点が得られる。例えば、自立販売施設10が全体として コンパクトであることから、本システムを移動性にすることが可能である。これ によって、システム全体を現場から離して構築することも可能になり、その後、 ビジネスのための場所が選択されると、構築物をただ単にその現場に輸送するだ けで、適当な基礎上に設置することが可能である。 言うまでもないことではあるが、本発明の望ましい実施例に関する以上の説明 は、例示だけを目的としたものであり、本書に開示の構造及び機能上のさまざま な特徴は、付属の請求の範囲において明らかにされる本発明の精神及び範囲を逸 脱することなく、いくつかの修正を加えることが可能である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．少なくとも一部の販売が特定の制限を受ける可能性のある、複数の販売可能 な商品を収容するための保管施設と、 車両がそれに隣接した位置につくと、車両の乗員が利用可能になる、前記保 管施設外に配置された少なくとも１つの顧客入力手段と、 前記少なくとも１つの顧客入力手段に応答して、顧客が選択した商品を検索 する、前記保管施設内に配置された自動商品検索手段と、 前記検索手段によって検索された商品を顧客に配送するための商品配給手段 と、 販売制限を受ける商品を顧客が選択すると、これを検出するための手段、 前記検出手段に応答して、自動的に顧客と認可係員との間において直接通信 が行えるようにするための手段、 認可係員に対して顧客識別情報を伝達するための手段、及び、 認可係員が許容可能な顧客識別情報を確認すると、認可係員の遠隔操作を受 けて、制限のある商品の商取り引きを成立できるようにするための手段から成る 、 購入認可手段とから構成される、 自動ドライブ・アップ販売システム。 ２．さらに、在庫情報を記憶するための手段、及び、商品の選択及び顧客への配 給に応答して、前記在庫情報を更新するための手段とから構成されることを特徴 とする、請求項１に記載のシステム。 ３．さらに、前記在庫情報を追跡して、満期日をすぎた腐敗性商品を自動的に検 出して、除去するための手段から構成される、請求項２に記載のシステム。 ４．さらに、顧客の購入情報を記憶し、購入歴を蓄積するための手段から構成さ れることを特徴とする、請求項１に記載のシステム。 ５．さらに、前記購入歴を分析して、特定の商品のマーケティングに用いられる 、顧客の購入のプロフィールを判定するための手段から構成されることを特徴と する、請求項４に記載のシステム。 ６．前記保管施設が、現場外の構築に適した移動性構造から成ることを特徴とす る、請求項１に記載のシステム。 ７．前記少なくとも１つの顧客入力手段が、ビデオ入力タッチ・スクリーンから 成ることを特徴とする、請求項１に記載のシステム。 ８．さらに、前記ビデオ入力タッチ・スクリーンに少なくとも１つの選択メニュ ー画像を発生し、顧客による商品の選択を容易にするための手段から構成される ことを特徴とする、請求項７に記載のシステム。 ９．さらに、顧客の口座識別カードを読み取るための手段と、取り引き終了時に 、自動的に顧客の商取り引きを借り方に記入するための手段から構成される、請 求項１に記載のシステム。 １０．少なくとも一部の販売が特定の制限を受ける可能性のある、複数の販売可 能な商品を収容するための保管施設と、 車両がそれに隣接した位置につくと、車両の乗員が利用可能になる、前記保 管施設外に配置された少なくとも１つの顧客入力手段と、 前記少なくとも１つの顧客入力手段に応答して、顧客が選択した商品を検索 する、前記保管施設内に配置された自動商品検索手段と、 前記検索手段によって検索された商品を顧客に配送するための商品配給手段 と、 顧客購入情報を記憶して、購入歴を蓄積するための手段と、 前記購入歴を分析して、特定の商品のマーケティングに用いられる、顧客の 購入のプロフィールを判定するための手段とから構成される、 自動ドライブ・アップ販売システム。 １１．さらに、 販売制限を受ける商品を顧客が選択すると、これを検出するための手段と、 前記検出手段に応答して、自動的に顧客と認可係員との間において直接通信 が行えるようにするための手段と、 認可係員に対して顧客識別情報を伝達するための手段と、 認可係員が許容可能な顧客識別情報を確認すると、認可係員の遠隔操作を受 けて、制限のある商品の商取り引きを成立できるようにするための手段とから成 る、 購入認可手段から構成されることを特徴とする、請求項10に記載のシステム 。 １２．さらに、在庫情報を記憶するための手段、及び、商品の選択及び顧客への 配給に応答して、前記在庫情報を更新するための手段から構成されることを特徴 とする、請求項10に記載のシステム。 １３．さらに、前記在庫情報を追跡して、満期日をすぎた腐敗性商品を自動的に 検出して、除去するための手段から構成される、請求項12に記載のシステム。 １４．前記保管施設が、現場外の構築に適した移動性構造から成ることを特徴と する、請求項10に記載のシステム。 １５．前記少なくとも１つの顧客入力手段が、ビデオ入力タッチ・スクリーンか ら成ることを特徴とする、請求項10に記載のシステム。 １６．さらに、前記ビデオ入力タッチ・スクリーンに少なくとも１つの選択メニ ュー画像を発生し、顧客による商品の選択を容易にするための手段から構成され ることを特徴とする、請求項15に記載のシステム。 １７．さらに、顧客の口座識別カードを読み取るための手段と、取り引き終了時 に、自動的に顧客の商取り引きを借り方に記入するための手段から構成される、 請求項10に記載のシステム。 １８．棚卸しされた製品を顧客に表示するためのビテオ手段と、顧客情報及び製 品選択を受信するための入力手段と、施設内の棚卸しが行われる場所から選択さ れた製品を検索し、顧客に配給するための手段とを備えた販売施設において、棚 卸しされた消費者製品を自動販売するための方法において、 前記ビデオ手段を利用して、顧客に前記入力手段で顧客識別情報を入力する ように促すステップと、 前記入力された識別情報に基づいて顧客のプロフィールを判定するステップ と、 前記顧客のプロフィールが、第１の組をなす所定の製品販促基準を満たすか 否かを判定するステップと、 前記顧客のプロフィールが、前記第１の組をなす所定の販促基準を満たす場 合には、第１の所定の製品販促手順を起動するステップと、 前記ビデオ・ディスプレイ手段に少なくとも１つの顧客の要求する製品選択 メ ニューを表示するステップと、 前記入力から顧客の製品選択を受信するステップと、 販売施設から選択された製品を検索するステップと、 前記検索された製品を顧客に配給するステップとから構成される、 自動販売方法。 １９．さらに、少なくとも１つの顧客の要求する製品選択メニューが、第２の組 をなす所定の製品販促基準を満たすか否かを判定するステップと、前記第２の組 をなす所定の製品販促基準が満たされると、第２の所定の販促手順を開始するス テップとから構成されることを特徴とする、請求項18に記載の方法。 ２０．前記第１及び第２の所定の製品販促手順が、顧客が商取り引きを済ます前 に、指定された製品の販促を行うことから成ることを特徴とする、請求項19に記 載の方法。