JPH09511428A - パンツ型おむつ又は衛生パンティ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明はパンツ型おむつ又は衛生パンティ形態の吸収性物品に関し、前記吸収性物品は二つのケーシングシート（２，３）の間に包被された細長い吸収体（１）を含み、吸収体の前方及び後方対向端部分で前記ケーシングシートは吸収体を越えてその両側で側方に延びる側方部分（７ないし１０）を含む。本発明によると、対向する前方及び後方側方部分（それぞれ７，９及び８，１０）はファスナー素子（１１）により共に接合され、前記ファスナー素子は第１強力接合部（１２）により相互対向側方部分の内の一方へ取り付けられ、また第１接合部よりも弱い第２接合部（１３）により他方の側方部分へ解放可能及び再取り付け可能に取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】 パンツ型おむつ又は衛生パンティ 本発明はパンツ型おむつ又は衛生パンティ形態の吸収性物品に関し、前記吸収 性物品は二つのケーシングシートの間に包被された細長い吸収体を含み、吸収体 の前方及び後方対向端部分で前記ケーシングシートは吸収体を越えてその両側で 側方に延びる側方部分を有する。 所謂オールインワンおむつは、おむつを着用している年齢的に少しばかり大き い子供用の、所謂トレーナー（trainer）に、又はパンツ型おむつに益々取って 代わられている。パンツ型おむつは多くの良好な特徴を有する。パンツ型おむつ は着用者にうまくフィットして、子供が立った状態で着脱し易く、子供に履かせ た後にしっかりと適正位置に固定され、また快適な態様で、子供の動きに合わせ て子供の体の形状に一致する。更に、パンツ型おむつは従来のアンダーパンツに 似ており、それらをどの様に使用するかを理解することは容易であり、それによ り、多くの場合、おむつを着用している年齢的に幾分大きい子供がおむつを着用 するのに必要とされる簡単な操作を自分自身で行うことを可能ならしめる。しか しながら、パンツ型おむつ又はトレーナーは、ある種の欠点も有する。これらは 使用者が仰向けになった状態で交換することが困難であり、おむつの上に着用し た衣料を、おむつ交換時に、完全に取り外す必要がある。使用されたパンツ型お むつをオールインワンおむつと同じ態様で巻き上げたり密封したりできない。尚 、 糞便を含んだ汚れたパンツおむつは、おむつを除去する時に着用者が汚れる恐れ がある。 本発明の目的は上記欠点を除去することである。 本発明によると、この目的はパンツ型おむつ又は衛生パンティ形態の吸収性物 品により達成されるが、前記吸収性物品は以下のことを特徴とする、即ち前方及 び後方対向側方部分がファスナー素子媒体を介して共に接合され、前記ファスナ ー素子媒体は第１強力接合部又は取り付け部により相互対向側方部分の内の一方 へ接合され且つ第１接合部よりも弱い第２接合部又は取り付け部により他方の側 方部分から解放可能で且つそれへ再取り付け可能である。 本発明の好適実施例によると、第２接合部は最初に解放された後で再密封した ときよりも非解放状態に於ける方がより強力であり、また第２接合部は最初に解 放されたときに破壊される第１ファスナー手段と、第２再取り付け可能ファスナ ー手段とを含む。第１ファスナー手段は溶着接合部又は膠着接合部から成り、第 ２ファスナー手段は機械的ファスナー形式で構成され、また機械的ファスナーは 取り付け形式である。好ましくはファスナー素子はリボン状の自己取り付けファ スナーの雄部分、即ち一方の面から突出する多数のフックを含むかかるファスナ ーの部分、から成り、また自己取り付けファスナーの雌部分は同時に物品のケー シングシートを形成する不織材料から成る。 次に本発明は添付図面に関して詳述される。図中、 図１は本発明のパンツ型おむつの一実施例の斜視図であ る。 図２ないし図４は本発明のパンツ型おむつの第２、第３及び第４実施例のファ スナー素子及び側方部分の一部の概略斜視図である。 図５は本発明のパンツ型おむつの第５実施例のファスナー素子及び側方部分の 上方からの概略図である。 図１は本発明のパンツ型おむつの第１実施例の斜視図である。パンツ型おむつ はアンダーパンツと同態様で着用されるよう意図され、その特徴とするところは パンツおむつを着脱時に着用者の臀部にわたり容易に引っ張ることができるよう に伸張可能な弾性ウエスト部分を設けたことであり、またその弾力性は着用時に パンツおむつがパンツおむつのウエスト部分の弾性により生ぜしめられる収縮力 で適正位置にしっかりと保持されるのを保証する程度のものである。製品寸法の 数を制限すると同時に、これら機能上の要件を満たすために、パンツ型おむつは ８０％よりも大きい伸張度を有することが好ましく、即ち、ウエスト部分を弛緩 状態に於けるパンツ型おむつのウエスト部分の周囲部の１．８倍に相当する程度 にまで伸張可能にすべきである。パンツおむつ着用時に、ウエスト部分の総合収 縮力、即ちパンツおむつの前方部分、後方部分及び側方部分に付与された弾性力 により生ぜしめられる力の合計、は好ましくは３Ｎを越える。 図１に示すパンツ型おむつはスウェーデン特許出願第９２００６６３−４号に 記載のパンツ型おむつと同態様で構 成され、また前記パンツ型おむつは内方ケーシングシート２と外方ケーシングシ ート３との間に包被された吸収体１を含む。内方ケーシングシート２は透液性で あり、また例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル又はその混合物 の繊維から作られた不織材料から成る。またビスコース繊維も使用できる。内方 ケーシングシート用に例えば有孔ポリエチレンシートの如き有孔プラスチックシ ートを使用することも想到される。外方ケーシングシート３は不透液性であるか 又は少なくとも疎水性であり、また例えば、ポリエチレンのシートか、あるいは ポリオレフィンにより被覆又は積層された不織材料のシート、を含み、それによ り不透液性に又は少なくとも疎水性に作られる。審美的及び心理的な理由により 、外方ケーシングシート３は二つの層、即ち、内方不透液性層と内方層の外側に 配置される織物状材料の層とから成ることができる。これにより使用者はパンツ おむつをこれまでのようにそれほどプラスチックとして見たり感じたりしなくな るであろう。外方ケーシングシートがこの、今最後に述べた構成を有するとき、 不透液性シートは織物状シートと同じ延長部を有することは必要ではなく、前記 シートよりも小さくすることができ、例えば不透液性ケーシング材料をパンツお むつの側方部分から省略できる。 吸収体１は熱可塑性溶融繊維及び／又は所謂超吸収性材料の粒子の混合材を含 む又は含まないセルロースフラッフパルプを含有できる。吸収体１は一つ又はそ れ以上の層か ら成ることができる。 図１に示すパンツ型おむつのウエスト部分４は順次装着される複数個の弾性糸 を含み、前記各弾性糸はウエスト部分の周囲部の回りに横方向に延びる。このよ うに、比較的幅広の弾性ウエスト部分が形成される。理解されるであろうが、弾 性糸の代わりに弾性リボン、バンド又は同類物を使用することができ、あるいは 他の弾性的に伸張可能な材料、例えば弾性的に伸張可能なプラスチックフィルム 、弾性的に伸張可能な不織材料又は同様の材料を使用できる。 アンダーパンツと同様に、図１に示すパンツ型おむつはウエスト開口５と、従 来態様で脚弾性体を備えた二つの脚開口６とを有する。パンツおむつは着用者の 脚を脚開口６に通して挿入し、次いで着用者の臀部を覆いおむつを引き上げるこ とにより着用される。好ましくは、ウエスト開口で、即ちウエスト部分４の最上 方部分で弾性素子により生ぜしめられる収縮力はウエスト部分の残余部に於て作 用する収縮力よりも大きい。これは吸収体が尿で満たされている時でさえ、パン ツおむつがその意図された位置で着用状態に留まることを保証する。 本発明によると、パンツ型おむつの前方側方部分７，８はそれぞれ対向する後 方側方部分９，１０へファスナーバンド１１により接合される。図示の実施例の 場合、ファスナーバンド１１は自己取り付け型のベルクロ（登録商標）型バンド から成る。外方ケーシングシート３に面するバンド１１の側は不織材料のメッシ ュ中で把持する多数のスポ ンジ状突出部を含み、好ましくは前記不織材料からケーシングシートが構成され 、またファスナーバンド１１とそれぞれの側方部分７−１０との間に解放可能及 び再取り付け可能接合部又は取り付け部を形成する。それぞれフック及びアイを 表す雄及び雌部分を含む自已取り付けファスナー手段の他の形式も使用でき、勿 論、ここで雌部分は外方ケーシングシートへ取り付けられる。 自己取り付けファスナーにより側方部分へ取り付けられることに加えて、バン ド１１はそれぞれ１２，１３で示される如く後方及び前方側方部分へ溶着又は膠 着される。バンド１１をそれぞれ後方側方部分９，１０へ取り付ける接合部１２ は極めて強力であり、使用中にパンツおむつが受ける負荷に確実に耐えることが できる。好ましくは、この接合部又は取り付け部はバンド又はケーシング材料を 引き裂くことなしには破断できないほど強固であり、故に実際上は永久接合を提 供するものとみなすことができる。バンド１１をそれぞれの前方側方部分７，８ へ接合する接合部又は取り付け部１３は上記接合部よりも遥かに弱く、また各前 方側方部分の前方向部分とバンド１１の対応部分との間に配置される自己取り付 けファスナーがパンツおむつの通常使用中に偶発的に解放されないことを保証す るように機能する。パンツおむつ使用時に、これらの、今述べた接合部はパンツ おむつが着用者に履かれる時に最大負荷を受け、しかしてこれらの負荷を吸収す ることができるように寸法決めされる。 これに関して記述すべきことは、本発明のパンツ型おむつの図示の実施例の自 己取り付け型ファスナー、及び勿論、溶着又は膠着接合部１２，１３も本質的に 剪断力を受け、この剪断力は自己取り付けファスナーが非常に高い抵抗力を示す 種類の力であり、故に接合部１３は単に強度の観点から絶対的に必要というわけ ではない。しかしながら、それにも拘らず、パンツおむつ製造時に接合部１３を 設けることは便利であり、自己取り付けファスナーにより提供される取り付け部 がパンツおむつ送出時に破壊されないことを保証し、またパンツおむつを取り扱 うとき自己取り付け接合部が偶発的な剥離力を受けないように保護するが、これ は自己取り付けファスナーがこの種の力に対する抵抗力が低いからである。自己 取り付け接合部が上記態様で安全にされ又は錠止される実施例はこれらの理由に より好適である。 上記に於て示された如く、溶着又は膠着接合部１３の強さは、バンド１１又は 外方ケーシングシート３を破壊することなしに接合部を使用者により容易に破断 できる力よりも大きくはない。これは、おむつの外側に着用されるパンツ、ズボ ン又は同様の衣料を完全に除去する必要なしに、溶着又は膠着接合部１３を破断 してバンド１１と前方側方部分７，８との間の自己取り付け接合部を解放するこ とによりパンツ型おむつの除去及び交換を可能ならしめ、またパンツおむつの後 方部分又は前方部分を着用者の脚の間に挿入できるようにする。パンツおむつは 溶着又は膠着接合 部１３を破断してバンドと前方側方部分との間の自己取り付けファスナーを解放 することにより取り替えることができ、交換用パンツおむつの前方又は後方部分 は着用者の脚の間に挿入される。次いで、解放された自己取り付けファスナーを 再取り付けすることにより相互対向前方及び後方側方部分は共に取り付けられ、 自己取り付けファスナーを再取り付けする時にパンツおむつが最終的な適正位置 にない場合には、アンダーパンツと同態様でパンツおむつは最終的な適正位置ま で引き上げられる。 図２ないし図５はパンツ型おむつのファスナー素子と前方及び後方側方部分の 一部とを示す概略図であり、これらのパンツおむつは図１に示すパンツおむつと は専らファスナー素子及び上述の接合部又は取り付け部の形状に於てのみ異なる 。図１に使用されたものと同じ参照符号は図２ないし図５の側方部分を識別する のにも使用される。図２の実施例のファスナー素子１４は可撓性及び弾性材料、 好ましくは可塑性材料のストリップから成り、側方部分９へ溶着又は膠着される 。各側方部分７に重なるストリップの部分は細長い、外方向に突出したビード又 はリブ１５を呈し、これは側方部分７の側縁と平行に延び且つストリップ１６に 於けるリブ１５に対して相補形態の溝と協働し、前記ストリップは適当な態様で 側方部分へ確実に取り付けられる。ビード及び溝は共にストリップ１４と側方部 分７との間に解放可能及び再取り付け可能取り付け部又は接合部を形成する。ま たストリップ１４は、側方部分７に重なるス トリップ１４の部分の側縁から少し離れたところに側方部分の縁７と平行に延び る溝１７の形態の引裂弱化部を含む。前記側縁と引裂弱化部１７との間に位置す るストリップ１４の部分は適当な態様で下層のストリップ１６へしっかりと取り 付けられる。ストリップ１６から自由なストリップ１４のビード含有部分１５を 引き裂く前に、このように解放可能ファスナー又は接合部は最初に記載した実施 例と原則的に同態様で錠止される。一変化例によると、ストリップ１４，１６は 一体構造物として装着でき、ここで引裂弱化部はストリップ１４，１６を共に折 り畳むときヒンジとして機能して図２に示す形状が得られる。 図３は図２に示す実施例と異なる更なる実施例を示し、その相違点は、ファス ナー素子はこの場合も可塑性ストリップ１８から成るが、ファスナー素子を前述 の実施例の場合のようにパンツおむつの外側へ取り付ける代わりに内側へ取り付 けている点である。側方部分８に重なるストリップ１８の部分は相補形状の凹所 と協働する列状の突出部１９を含み、前記凹所は側方部分８へ確実に接続された ストリップ２０に形成される。突出部１９の幾つか又は全ての先端部は、容易に 分離される溶着又は膠着接合の如き適当な弱い接合により、それぞれの凹所の底 部へ接合される。 図４に示す実施例の場合、ストリップ２１の形態のファスナー素子は側方部分 ９の内面へしっかりと接合され、また側方部分７の外面へ解放可能に接合される 。またストリップ２１はストリップの外方縁部分の境界を定める列状の パーホレーション２２の形態の引裂弱化部を含み、前記縁部分は側方部分７のケ ーシング材料へ溶着又は膠着される。またストリップ２１は、この特定の場合で は接着被覆により形成される解放可能又は再取り付け可能接合部２３により、側 方部分７へ接合される。 図５に示す実施例の場合、側方部分７，９は相互に重なり、前記部分間に位置 するファスナー素子は自己取り付けストリップ２４から成り、ストリップ２４の 一方の側は側方部分７を係合する外方向に突出したスポンジ状素子２５を呈し、 側方部分の外方ケーシングシートは不織材料から作られると共に自己取り付けフ ァスナーの雌部分を形成し、またストリップ２４の反対側は２６で示される如く 、側方部分９へしっかりと膠着又は溶着される。また自己取り付け接合部はこの 場合、図１に関して記載された方法で、容易に解放される溶着又は膠着接合部に より補強することができる。 上述及び図示された模範実施例は専らパンツ型おむつに就いて指向してきたが 、本発明は衛生パンティ、即ち月経流体及び軽失禁排出物を吸収する吸収体が含 まれたパンティ、にも適用できることは理解されよう。 上述及び記載した模範実施例は本発明の範囲内で多くの方法により改変できる こともまた理解されよう。例えば、図示のもの以外の他の形式の再取り付け可能 ファスナー、例えばボタン・アンド・ボタンホールファスナーが使用できる。故 に本発明は専ら以下の請求の範囲の範囲内により 制限される。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９６年６月７日 【補正内容】 本発明によると、この目的は、パンツ型おむつ又は衛生パンティ形態の吸収性 物品であって、前記吸収性物品は相互に対向する前方及び後方側方部分がファス ナー素子媒体を介して共に接合され、前記ファスナー素子媒体は第１強力接合部 又は取り付け部により相互対向側方部分の内の一方へ接合され且つ第１接合部よ りも弱い第２接合部又は取り付け部により他方の側方部分から解放可能で且つそ れへ再取り付け可能とした前記吸収性物品の特徴として、第２接合部は最初に開 放されたときに破壊される第１ファスナー手段と、第２再取り付け可能ファスナ ー手段とを含むことにより達成される。 本発明の好適実施例によると、第２接合部は最初に解放された後で再密封した ときよりも非解放状態に於ける方がより強力である。第１ファスナー手段は溶着 接合部又は膠着接合部から成り、第２ファスナー手段は機械的ファスナー形式で 構成され、また機械的ファスナーは取り付け形式である。好ましくはファスナー 素子はリボン状の自己取り付けファスナーの雄部分、即ち一方の面から突出する 多数のフックを含むかかるファスナーの部分、から成り、また自己取り付けファ スナーの雌部分は同時に物品のケーシングシートを形成する不織材料から成る。 次に本発明は添付図面に関して詳述される。図中、 図１は本発明のパンツ型おむつの一実施例の斜視図である。 図２ないし図４は本発明のパンツ型おむつの第２、第３及び第４実施例のファ スナー素子及び側方部分の一部の概略斜視図である。 請求の範囲 １．パンツ型おむつ又は衛生パンティ形態の吸収性物品であって、前記吸収性 物品は二つのケーシングシート（２、３）の間に包被された細長い吸収体（１） を含み、吸収体の前方及び後方端部分で前記ケーシングシートは吸収体を越えて その両側で側方に延びる側方部分（７ないし１０）を含み、ここで相互に対向す る前方及び後方側方部分（それぞれ７，９及び８，１０）はファスナー素子（１ １；１４；１８；２１；２４）により共に接合され、前記ファスナー素子は第１ 強力接合部又は取り付け部（１２；２６）により前記相互対向側方部分の内の一 方へ取り付けられ、また第１接合部よりも弱い第２接合部又は取り付け部（１３ ；１５、１７；１９；２２、２３；２５）により他方の側方部分へ解放可能及び 再取り付け可能に取り付けられる吸収性物品に於て、第２接合部は第２接合部を 最初に開放するときに破壊される第１取り付け部（１７；２２）を含み、また第 ２再取り付け可能接合部（１５；１９；２３；２５）も含むことを特徴とする吸 収性物品。 ２．第２接合部（１３；１５、１７；１９；２２、２３；２５）は最初に解放 された後で再取り付けした状態よりも非解放状態に於てより強力であることを特 徴とする請求の範囲第１項記載の物品。 ３．第２取り付け部の第１接合部は溶着部から構成され、また前記第２取り付 け部の第２接合部は機械的接合部（１５；１９；２５）から構成されることを特 徴とする請求 の範囲第１項又は第２項記載の物品。 ４．第２取り付け部の第１接合部は膠着接合部から構成され、また第２取り付 け部は機械的接合部（１５；１９；２５）から構成されることを特徴とする請求 の範囲第１項又は第２項記載の物品。 ５．機械的接合部（２５）は自己取り付け型接合部であることを特徴とする請 求の範囲前項の何れか一項記載の物品。 ６．ファスナー素子（１１；２４）はバンド状自己取り付けファスナーの雄部 分、即ち一方の面から突出する多数のフック（２５）を含むかかるファスナーの 部分、から構成されることを特徴とする請求の範囲第５項記載の物品。 ７．自己取り付けファスナーの雌部分は同時に物品のケーシングシートを形成 する不織材料（３）から構成されることを特徴とする請求の範囲第６項記載の物 品。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．パンツ型おむつ又は衛生パンティ形態の吸収性物品であって、前記吸収性 物品は二つのケーシングシート（２、３）の間に包被された細長い吸収体（１） を含み、吸収体の前方及び後方端部分で前記ケーシングシートは吸収体を越えて その両側で側方に延びる側方部分（７ないし１０）を含む吸収性物品に於て、相 互に対向する前方及び後方側方部分（それぞれ７，９及び８，１０）はファスナ ー素子（１１；１４；１８；２１；２４）により共に接合され、前記ファスナー 素子は第１強力接合部又は取り付け部（１２；２６）により前記相互対向側方部 分の内の一方へ取り付けられ、また第１接合部よりも弱い第２接合部又は取り付 け部（１３；１５、１７；１９；２２、２３；２５）により他方の側方部分へ解 放可能及び再取り付け可能に取り付けられることを特徴とする吸収性物品。 ２．第２接合部（１３；１５、１７；１９；２２、２３；２５）は最初に解放 された後で再取り付けした状態よりも非解放状態に於てより強力であることを特 徴とする請求の範囲第１項記載の物品。 ３．第２接合部は第２接合部を最初に開放するときに破壊される第１取り付け 部（１７；２２）を含み、また第２再取り付け可能接合部（１５；１９；２３； ２５）も含むことを特徴とする請求の範囲第２項記載の物品。 ４．第２取り付け部の第１接合部は溶着部から構成され、また前記第２取り付 け部の第２接合部は機械的接合部（ １５；１９；２５）から構成されることを特徴とする請求の範囲第３項記載の物 品。 ５．第２取り付け部の第１接合部は膠着接合部から構成され、また第２取り付 け部は機械的接合部（１５；１９；２５）から構成されることを特徴とする請求 の範囲第３項記載の物品。 ６．機械的接合部（２５）は自己取り付け型接合部であることを特徴とする請 求の範囲前項の何れか一項記載の物品。 ７．ファスナー素子（１１；２４）はバンド状自己取り付けファスナーの雄部 分、即ち一方の面から突出する多数のフック（２５）を含むかかるファスナーの 部分、から構成されることを特徴とする請求の範囲第６項記載の物品。 ８．自己取り付けファスナーの雌部分は同時に物品のケーシングシートを形成 する不織材料（３）から構成されることを特徴とする請求の範囲第７項記載の物 品。