JPH09511205A - 部分的な端部パネルを備えるラップアラウンド型キャリア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 部分的な端部パネルを有するラップアラウンド型キャリア。部分的な端部パネルは、キャリアの底部パネルフラップに接続された端部パネルフラップ、並びに、キャリアの側部パネルに接続されてその上に位置する端部閉鎖フラップによって形成される。ガゼットパネルが、隣接する端部パネルフラップ及び端部閉鎖フラップを接続する。上方のコーナーウエブを設け、キャリアの両端部に位置する包装された物品の上方部分の外方への運動を拘束するバリアを形成することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】 部分的な端部パネルを備えるラップアラウンド型キャリア 発明の分野 本発明は、ラップアラウンド型の物品キャリアに関する。より詳細には、本発 明は、末端の物品に印刷された価格符号を遮蔽することのできる部分的な端部パ ネルを備える、ラップアラウンド型キャリアに関する。 発明の背景 食品又は飲料用の容器の如き、あるタイプの物品は一般に、個々のユニットと して、あるいは、複数の容器のカートンとして販売されている。各々の物品には 通常、価格符号が付されており、この価格符号は、個々の品物として販売される 時に、走査されて小売店で自動的に集計される。複数の物品が端部開放型の通常 のラップアラウンド型キャリアの中に包装されている場合に、スキャナが、包装 体すなわちパッケージ上の価格符号ではなく、個々の物品上の価格符号を読み取 った場合には、価格のエラーが生ずる。そのようなエラーが生ずることを防止す る１つの方法は、物品を完全に包囲されたカートン又はキャリアの中に包装する ことである。しかしながら、包囲されたキャリアは、その必要とする素材の量が 多いために、ラップアラウンド型キャリアに比較して、極めて高価である。 従って、パッケージの中の末端の物品の価格符号を覆うに十分な寸法を有する 部分的な端部パネルを有するラップアラウンド型キャリアを提供することが好ま しい。そのようなデザインは、完全に包 囲されるキャリアよりも少ない素材を必要とし、製造もより経済的になるはずで ある。物品の底部付近に位置する価格符号を覆うように設計された部分的な端部 パネルは、底部パネルから上方に伸長する短いパネルを必要とするだけである。 しかしながら、そのような設計が直面する問題は、その底部パネルが、接続され た底部パネルフラップから形成されるようなラップアラウンド型キャリアに関連 して生ずる。部分的な端部パネルは、底部パネルの形成を阻害したり、あるいは 、キャリアが形成されるブランクを包装される部品の周囲にしっかりと巻き付け ることを阻害してはならない。また、部分的な端部パネルは、末端の物品がキャ リアから脱落しないように、そのような末端の物品を適所に保持する助けをしな ければならない。これは、円筒形の飲料缶のように、物品が湾曲している場合に 特に困難である。 発明の簡単な総括 本発明のラップアラウンド型キャリアにおいては、端部パネルフラップが、底 部パネルの各々の端部に対して折り曲げ可能に接続され、また、各々の側部パネ ルの対向する端部から伸長する端部閉鎖フラップが、関連する端部パネルフラッ プの一部に重なる。各々の端部閉鎖フラップは、これら端部閉鎖フラップと関連 する端部パネルフラップとの間に位置するガゼットパネルによって、関連する端 部パネルフラップに接続される。好ましい構造においては、底部パネルは、側部 パネルから伸長する２つの接続された底部パネルフラップから構成され、端部パ ネルフラップは、各々の底部パネルフラップに対して折り曲げ可能に接続された 、別個のフラップから構成される。 端部閉鎖フラップは、キャリアの中の末端の物品の隣接する部分の周囲で伸長 し、キャリアが、円筒形の缶の如き湾曲した物品を保持する場合には、上記フラ ップは、物品の曲率に従って、物品が外方へ動かないようにする。端部閉鎖フラ ップの寸法は、そのようなフラップが、キャリアの中の個々の末端の物品の上の 価格符号を覆うような寸法である。 物品の外方への運動を更に阻止するために、キャリアは、コーナーウエブを含 むことができ、各々のコーナーウエブは、頂部パネルの端縁部から関連する側部 パネルまで伸長する。 キャリアの形成すなわち組み立ては、ガゼットパネルの構造によって簡素化さ れ、そのようなガゼットパネルは、端部パネルフラップが適所に折り曲げられる 時に、端部閉鎖フラップを自動的に適所に動かす。また、キャリアブランクが、 最小限の材料しか必要としないので、キャリアは、経済的に製造される。 所望の結果をもたらすことを可能とする本発明の特徴は、好ましい実施例の説 明において詳細に述べるが、そのような説明から、本発明の上述及び他の特徴、 並びに、他の利益が容易に理解されよう。 図面の簡単な説明 図１は、６つの飲料缶を保持するように設計された、本発明のキャリアの斜視 図であって、上記飲料缶の中の１つは、キャリアの端部分の内側が見えるように 省略されている。 図２は、キャリアの端面図であって、総ての缶は適所に位置している。 図３は、図１のキャリアを形成するためのブランクの平面図である。 図４は、中間の組み立段階にあるキャリアの斜視図である。 図５は、後の組み立て段階にあるキャリアの斜視図である。 好ましい実施例の詳細な説明 図１及び図２を参照すると、ラップアラウンド型キャリア１０は、対向する側 部パネル１２を備えており、これら側部パネルは、折り曲げ線１４によって、頂 部パネル１６に接続されている。頂部パネルは、フィンガホール１８を有してお り、これらフィンガホールは、折り曲げ線２１によって頂部パネルに接続された タブ１９によって、覆うことができる。短い傾斜パネル２０が、側部パネルを底 部パネル２２に接続しており、該底部パネルは、重なり合う底部パネルフラップ ２４、２６から形成されている。隣接する飲料缶Ｃの下方部分の輪郭に概ね従う 上記傾斜パネルは、本発明の説明及び請求の範囲に関して、側部パネルの一部と 考えることができる。 キャリアの各々の端部は、側部パネル１２の下方部分から横方向に伸長する、 端部閉鎖フラップ２８を有している。これら閉鎖フラップは、隣接する末端の缶 の価格符号を覆うに十分な高さを有する。缶に接触する端部閉鎖フラップの部分 の底縁部は、上記缶の円筒形の部分の底部で終端となっており、缶の内方に傾斜 した底部の下方にまでは伸長していない。この構造は、この領域において、端部 閉鎖フラップと底部パネルとの間に、上記缶のテーパ形状の底部の高さに実質的 に等しい高さを有するギャップを形成する。閉鎖フラップは、底部パネルから上 方に伸長する端部パネルフラップ３０の上に位置し且つ該端部パネルフラップに 接続されている。そのような部分的な端部パネルは、缶の価格符号を覆うだけで はなく、末端の缶の隣接する湾曲面の周囲にぴったりと嵌合し、缶を適所に保持 す る。 末端の缶を適所に保持する助けをしているのは、上方のコーナーウエブ３２で あって、これらコーナーウエブは、頂部パネル１６の端部から側部パネルの内側 面まで伸長している。図１のキャリアの左側の端部分に最も良く示されているよ うに、コーナーウエブの一端部、折り曲げ線３４によって、頂部パネルに接続さ れており、他端部は、折り曲げ線３８によって、コーナ閉鎖フラップ３６に接続 されている。コーナ閉鎖フラップ３６は端部閉鎖フラップ２８の直ぐ上方で、折 り曲げ線４０に沿って側部パネルに接続されている。コーナーウエブは、包装さ れた缶又は他の物品がキャリアの端部から外方に外れないように、パッケージを 更に固定する手段として作用することが好ましいが、きつく巻き付けられたキャ リア及び部分的な端部パネルは、そのような機能を適正に果たすに十分である。 しかしながら、コーナーウエブは、更に別の機能をも機能を果たす。完成途中の キャリアブランクが包装機械を通過する際に、コーナーウエブが閉鎖フラップの 揺動を防いで、包装機械の種々の要素に干渉するのを防止する。 キャリアを形成するためのブランク４２が、図３に示されており、この図にお いては、図１及び図２で使用したのと同じ参照符号が、同様な要素を示している 。ブランクは、外方に伸長している端部フラップ２８及び端部パネルフラップ３ ０を除いて、実質的に矩形状である。ブランクの中央に位置しているのは、頂部 パネル部分１６であり、その両側に側部パネル部分１２が接続されている。傾斜 パネル部分２０が、折り曲げ線４４に沿って、側部パネル部分に接続されており 、また、折り曲げ線４６、４８によって、底部パネルフ ラップ２４、２６にそれぞれ接続されている。切欠部５０を傾斜パネルに設け、 そのような傾斜パネルの折り曲げを容易にすることができる。底部パネルフラッ プ２４は、一次ロックタブ５４を形成するスリット５２を含んでいる。二次ロッ クタブ５６が、折り曲げ線５８によって、底部パネルフラップ２４に接続されて いる。上記二次タブは、折り曲げ線６０を有しており、この折り曲げ線は、上記 タブを底部パネルフラップ２６のスリット６２に挿入するのを容易にする。底部 パネルフラップ２６は、一次ロックタブ５４を収容するためのロック開口６４も 含んでいる。 図３を更に参照すると、各々の端部閉鎖フラップ２８は、ミシン目６６によっ て、関連する側部パネル部分１２に接続されており、また、各々のコーナ閉鎖フ ラップ３６は、折り曲げ線４０によって、関連する側部パネル部分に接続されて いる。折り曲げ線４０は、コーナ閉鎖フラップ３６が適所まで容易に枢動するこ とを許容し、一方、ミシン目６６は、端部閉鎖フラップ２８が、隣接する缶Ｃの 湾曲面の周囲で滑らかに変化し始めることができるようにする。一連の平行なミ シン目６８により、端部閉鎖フラップが隣接する缶の輪郭に容易に従うことがで きる。折り曲げ線３４、１４は、三角形の切欠部７０の隅部で交差し、該切欠部 の１つの縁部は、折り曲げ線４０に整合している。折り曲げ線３８は、切欠部７ ０とスリット７２の内方端との間で伸長し、そのような折り曲げ線３８及びスリ ット７２は、コーナーウエブ３２をコーナ閉鎖フラップ３６から分離している。 ガゼットパネル７４の一端部が、折り曲げ線７６によって、各々の端部閉鎖フ ラップ２８に接続されており、また、その他端部が、 折り曲げ線７８によって、関連する端部パネルフラップ３０に接続されている。 各々の端部パネルフラップ３０も、折り曲げ線８０によって、傾斜パネル８２に 接続されており、該傾斜パネルは、折り曲げ線８４によって、隣接する底部パネ ルフラップ２４又は２６に接続されている。端部閉鎖フラップ２８、ガゼットパ ネル７４、端部パネルフラップ３０、側部パネル部分１２、底部パネルフラップ ２４、２６、及び、傾斜パネル２０、 ８２の縁部によって形成された切欠部８ ６も、ブランクの各コーナー領域に設けられている。 上記ブランクからキャリアを形成するためには、包装すべき物品をグループ分 けし、ブランクの頂部パネル部分が物品の頂部の上に位置するように、ブランク を位置決めする。次に、側部パネル部分を折り曲げ線１４に関して下方に折り曲 げ、これと同時に、コーナ閉鎖フラップを、これらコーナ閉鎖フラップが側部パ ネル部分の内側面に接触するように、折り込む。折り曲げ線３８を動かすと、コ ーナーウエブ３２が、折り曲げ線３８に関して外方に枢動し、折り曲げ線３８に 隣接するコーナーウエブの部分の内側面を、キャリアの内側に向けて内方に導き 、また、側面をコーナ閉鎖フラップに抗して外方に導く。側部パネル部分が頂部 パネル部分から下方に折り曲げられることにより生じ、コーナーウエブ３２を折 り曲げ線３４に関して下方に枢動させる力は、コーナ閉鎖フラップをその元の状 態に復帰させようとする力よりも十分に大きい。これは、そのような要素をキャ リアに接続する折り曲げ線の構造に主として起因している。関連する折り曲げ線 １４と共に鈍角を形成する、コーナーウエブの折り曲げ線３４は、関連するコー ナ閉鎖フラップの折り曲げ線４０と共に鋭角を形成する、コーナーウエブの折り 曲げ線３８と は異なる角度で異なる平面に位置している。この関係は、コーナ閉鎖フラップ及 びコーナーウエブが適所に折り曲げられた後に、コーナーウエブをそれぞれの作 動位置に保持しようとする偏椅力を生ずる。コーナ閉鎖フラップ３６が内方に折 り曲げられた後には、最初の折り曲げ力が取り除かれた後でも、内方に折り曲げ られた状態を維持する。側部パネル部分の下方への折り曲げは、側部パネル部分 が缶に接触し、コーナーウエブの下方部分が隣接する缶と接続されたコーナ閉鎖 フラップとの間に位置するようになるまで、継続される。切欠部７０は、折り曲 げ線３８を短くし、これにより、コーナ閉鎖フラップを閉位置に保持する偏椅力 に対する抵抗力を減少させ、また、そうでなければコーナーウエブの折り曲げ作 用を阻害しようとする余分な材料を不要とする。 次に、底部パネルフラップ２４、２６を重ね合わせ、これらを互いに接続する ことによって、底部パネルが形成される。これは、図示の構造においては、一次 ロックタブ５４をロック開口６４の中に挿入し、二次ロックタブ５６をスリット ６２の中に挿入することにより、行われる。本発明の目的のためには、種々のロ ックタブ及びロック開口を排除し、底部パネルフラップを互いに接着剤で接合す ることができることが理解されよう。その理由は、端部パネルの形成は、底部パ ネルフラップを接続するための特定の手段に依存しないからである。底部パネル を形成した後に、端部閉鎖フラップ２８は、側部パネル１２から外方に伸長し、 また、底部パネルが重なり合っている結果として重なり合っている端部パネルフ ラップ３０は、底部パネルから外方に伸長する。この組み立段階におけるキャリ アが、図４に示されている。底部パネルフラップを折り曲げることに より、ガゼットパネル７４は、ブランクの元の平面から外方に曲がることが分か る。 キャリアの形成の最終段階は、端部パネルフラップ３０を、傾斜パネルの折り 曲げ線８４に関して、それぞれの最終的な垂直位置まで上方に折り曲げることに より開始される。キャリアの各端部で接続された個々のフラップは、単一の端部 パネルフラップとして機能し、容易に上方に折り曲げて適所に位置させることが できる。ガゼットパネルの折り曲げ線７８が、端部パネルフラップ３０と共に上 方に動くと、ガゼットパネル７４は、折り曲げ線７８に沿って引っ張られて該折 り曲げ線に関して下方へ枢動し、折り曲げ線７６に関して上方に枢動して図５の 位置を取る。次に、端部パネルフラップに接着剤を塗布し、端部閉鎖フラップを 隣接する缶の周囲に回し、そのような端部閉鎖フラップを端部パネルフラップに 接合することにより、端部閉鎖フラップは適所に移動される。この操作により、 ガゼットパネル７４の折り曲げ、及び、これらガゼットパネルを端部パネルフラ ップと端部閉鎖フラップとの間のそれぞれの最終位置への移動が完了する。この 時点におけるキャリアは、完全に組み立てられており、図１に示すようになる。 切欠部８６を設けることにより、ガゼットパネルの折り曲げ線７６、７８は、 端部パネルフラップ及び端部閉鎖フラップが伸長する高さよりも短縮され、上述 の端部パネルの折り曲げ作用に対する抵抗を減少させる。また、切欠部７０の場 合と同様に、切欠部８６を設けると、コーナー領域におけるブランク材料の量が 減少するので、これにより、見苦しい膨らみやしわを形成し、折り曲げ作用を阻 害する余分な材料を不要とする。また、切欠部は、端部閉鎖フラップ の下の切欠部によって形成されるギャップを通して底部パネルの丸いコーナー縁 部が見えるようにする。これは、飲料缶の如き丸い物品を包装する時に、きちん としたきれいな外観を与える。 本発明は、非常に堅固で、且つ、個々の包装された物品の価格符号を遮蔽する ために必要な高さにわたってだけ伸長する、部分的な端部パネルを提供する。そ のような端部閉鎖フラップの構造は、これら端部閉鎖フラップが、末端の物品の 輪郭に緊密に且つぴったりと従うことを可能とする。また、ガゼットパネルの構 造は、端部閉鎖フラップの自動的な最初の閉鎖運動をもたらし、そのような閉鎖 運動は、端部パネルフラップを適所まで上方に単に折り曲げることにより開始さ れる。コーナーウエブを使用することは、特に、末端の物品が側部パネルの端部 を越えて置かれて見えるようになっている、図面に示す如きキャリアの設計にお いては、物品の上方部分の外方への運動に追加の抵抗を与えるために、望ましい ことであるが、より長い側部パネルを採用したキャリアの設計のような場合には 、コーナーウエブを必ずしも使用する必要はない。 本発明は、添付の請求の範囲を除いて、好ましい実施例に関して上に説明した 総ての特定の詳細部に限定される必要はないので、本発明の全体的な基本的な機 能及び概念を変更しない変形を上述の好ましい実施例に加えることができる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．複数の物品を収容するラップアラウンド型キャリアであって、 対向する側縁部を有する頂部パネルと、 前記頂部パネルの対向する側縁部に折り曲げ可能に接続された、対向する側部 パネルと、 前記側部パネルに接続され、対向する端縁部を有する、底部パネルと、 前記底部パネルの各々の端縁部に折り曲げ可能に接続された、端部パネルフラ ップと、 各々の側部パネルの両端部から伸長し、関連する端部パネルフラップの一部に 重なる、端部閉鎖フラップとを備え、 各々の端部閉鎖フラップが、前記端部閉鎖フラップと前記関連する端部パネル フラップとの間でこれらと実質的に面同士が接触するガゼットパネルによって、 関連する端部パネルフラップに接続されていることを特徴とするラップアラウン ド型キャリア。 ２．請求項１のラップアラウンド型キャリアにおいて、前記ガゼットパネルは 、前記端部パネルフラップ及び前記端部閉鎖フラップの高さに比較して相対的に 短い折り曲げ線によって、関連する端部パネルフラップ及び関連する端部閉鎖フ ラップに接続されていることを特徴とするラップアラウンド型キャリア。 ３．請求項１のラップアラウンド型キャリアにおいて、前記底部パネルは、接 続された２つの底部パネルフラップを含み、各々の底部パネルフラップは、側部 パネルに対して折り曲げ可能に接続されていることを特徴とするラップアラウン ド型キャリア。 ４．請求項３のラップアラウンド型キャリアにおいて、各々の端部パネルフラ ップは、前記各々の底部パネルフラップに対して折り曲げ可能に接続された、別 個のフラップを含むことを特徴とするラップアラウンド型キャリア。 ５．請求項４のラップアラウンド型キャリアにおいて、各々の端部パネルフラ ップを含む前記別個のフラップは、重なり合う関係にあることを特徴とするラッ プアラウンド型キャリア ６．請求項１のラップアラウンド型キャリアにおいて、前記物品は、湾曲した 外側面を有しており、前記端部閉鎖フラップは、前記物品の湾曲した外側面の一 部に接触しその周囲で伸長することを特徴とするラップアラウンド型キャリア。 ７．請求項１のラップアラウンド型キャリアにおいて、前記頂部パネルは、端 縁部を有しており、当該キャリアは、４つのコーナーウエブを有しており、各々 のコーナーウエブは、前記頂部パネルの関連する端縁部から関連する側部パネル 間で伸長していることを特徴とするラップアラウンド型キャリア。 ８．請求項７のラップアラウンド型キャリアにおいて、各々のコーナーウエブ は、折り曲げ線によって、前記頂部パネルの関連する端縁部に接続され、各々の コーナーウエブも、折り曲げ線によって、コーナ閉鎖フラップに接続され、前記 コーナ閉鎖フラップは、折り曲げ線によって、関連する側部パネルの関連する端 縁部に接続されていることを特徴とするラップアラウンド型キャリア。 ９．請求項８のラップアラウンド型キャリアにおいて、コーナーウエブを前記 頂部パネルの関連する端縁部に接続する前記折り曲げ線は、前記頂部パネルと前 記関連する側部パネルとの間の折り曲げ 可能な接続部に対して、鈍角をなして伸長していることを特徴とするラップアラ ウンド型キャリア。 １０．請求項９のラップアラウンド型キャリアにおいて、コーナーウエブを関 連するコーナ閉鎖フラップに接続する前記折り曲げ線は、前記関連するコーナ閉 鎖フラップを前記関連する側部パネルに接続する前記折り曲げ線に対して、鋭角 をなして伸長していることを特徴とするラップアラウンド型キャリア。 １１．実質的に円筒形の複数の缶を収容するラップアラウンド型キャリアであ って、 対向する側縁部を有する頂部パネルと、 前記頂部パネルの対向する側縁部に対して折り曲げ可能に接続された、対向す る側部パネルと、 前記各々の側部パネルに対して折り曲げ可能に接続されると共に、互いに接続 されて底部パネルを形成する、底部パネルフラップとを備え、 各々の底部パネルフラップは、端部パネルフラップが折り曲げ可能に接続され る、対向する端縁部を有しており、当該ラップアラウンド型キャリアは更に、 折り曲げ線によって前記各々の底部パネルフラップの各端縁部に接続されると 共に、当該キャリアの高さに比較して相対的に短い距離にわたって実質的に垂直 方向に伸長する、端部パネルフラップと、 前記各々の側部パネルの対向する端部から伸長し、関連する端部パネルフラッ プの一部に重なり合う、端部閉鎖フラップとを備え、 前記各々の端部閉鎖フラップは、これら端部閉鎖フラップと関連する端部パネ ルの間でこれらと実質的に面同士が接触しているガゼ ットパネルによって、関連する端部パネルフラップに接続され、各々の端部閉鎖 フラップは、隣接する缶の円筒形の表面の隣接する部分に接触し且つこれら部分 の周囲で伸長していることを特徴とするラップアラウンド型キャリア。 １２．複数の物品を保持するためのラップアラウンド型キャリアを形成するた めのブランクであって、 中央に位置する頂部パネル部分と、 前記頂部パネル部分の両側に位置し、折り曲げ線によって前記頂部パネル部分 に接続された、側部パネル部分と、 各々の側部パネル部分に対して折り曲げ線によって接続されると共に、対向す る端縁部を有する、底部パネルフラップと、 各々の底部パネルフラップの各端縁部に対して折り曲げ可能に接続された端部 パネルフラップと、 前記端部パネルフラップの１つに関連して設けられ、各々の側部パネル部分の 対向する端部から伸長する、端部閉鎖フラップとを備え、 各々の端部閉鎖フラップは、折り曲げ線によって関連する端部パネルフラップ に接続されたガゼットパネルに対して、折り曲げ線によって接続されており、 前記端部パネルフラップは一緒になって、当該ブランクから形成されるキャリ アの底部パネルを形成し、前記端部パネルフラップは一緒になって、そのような キャリアの部分的な端部パネルの一部を形成し、前記端部閉鎖フラップは、その ようなキャリアの端部パネルフラップに接続されることを特徴とする、ラップア ラウンド型キャリアを形成するためのブランク。 １３．請求項１２のラップアラウンド型キャリアを形成するためのブランクに おいて、端部閉鎖フラップを関連するガゼットパネルに接続する折り曲げ線、及 び、前記関連するガゼットパネルを関連する端部パネルフラップに接続する折り 曲げ線は、互いに向かって伸長し、その間に鋭角を形成することを特徴とする、 ラップアラウンド型キャリアを形成するためのブランク。 １４．請求項１２のラップアラウンド型キャリアを形成するためのブランクに おいて、前記頂部パネル部分は、端縁部を含んでおり、当該ブランクは、４つの コーナーウエブを備えており、各々のコーナーウエブは、頂部パネルの関連する 端縁部から関連するコーナ閉鎖フラップまで伸長していることを特徴とする、ラ ップアラウンド型キャリアを形成するためのブランク。 １５．請求項１４のラップアラウンド型キャリアを形成するためのブランクに おいて、各々のコーナーウエブは、折り曲げ線によって、前記頂部パネル部分の 関連する端縁部に接続され、各々のコーナーウエブも、折り曲げ線によって、関 連するコーナ閉鎖フラップに接続され、前記コーナ閉鎖フラップは、折り曲げ線 によって、関連する側部パネルの隣接する端縁部に接続されていることを特徴と する、ラップアラウンド型キャリアを形成するためのブランク。 １６．請求項１５のラップアラウンド型キャリアを形成するためのブランクに おいて、前記各々のコーナ閉鎖フラップは、関連するコーナーウエブと関連する 端部閉鎖フラップとの間に位置することを特徴とする、ラップアラウンド型キャ リアを形成するためのブランク。