JPH09510876A - 形質転換真核細胞の選択方法及びそれを用いて得られた細胞 - Google Patents

形質転換真核細胞の選択方法及びそれを用いて得られた細胞

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JPH09510876A JP7525468A JP52546895A JPH09510876A JP H09510876 A JPH09510876 A JP H09510876A JP 7525468 A JP7525468 A JP 7525468A JP 52546895 A JP52546895 A JP 52546895A JP H09510876 A JPH09510876 A JP H09510876A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ストレプトトリシン又はその類似体に対して耐性のある真核動物又は植物細胞若しくはクラスターの製造方法であって、前記真核細胞を、適当な向きに置かれたストレプトトリシンアセチルトランスフェラーゼ(SAT−DNA)をコードするDNA配列を含有するストレプトトリシンアセチルトランスフェラーゼ(SAT)をコードする外生DNA配列、および前記細胞中での前記SAT−DNA配列の発現を制御する要素をコードする一つ以上のDNA配列を含有するプラスミドにより形質転換する工程と、形質転換後にストレプトトリシン又はその類似体に耐性のある細胞を選択する工程と、を含んでなる方法。

Description

【発明の詳細な説明】 形質転換真核細胞の選択方法及びそれを用いて得られた細胞 本発明は、とりわけ形質転換真核、特に動物又は植物細胞の新規な選択方法に 関する。 本発明は、形質転換植物組織の選択においてストレプトトリシン、特にストレ プトトリシンアセチルトランスフェラーゼ、を不活性化できるタンパク質をコー ドする遺伝子の使用に関する。 Streptomyces lavendulaeから単離されたストレプト トリシンは、抗菌剤である。これらは、グルコサミン、ストレプトリジン及びβ −リジンのペプチド鎖により表される3つの領域からなる。この鎖の長さは、1 〜7残基で変化し、ストレプトトリシンA、B、C等の型を特性付ける(Kho klov及びShutova、1972;Carter等、1952)。この種 の抗生物質は、グラム陽性菌とグラム陰性菌の両方、特に腸内細菌に対して、静 菌作用と殺菌作用の両方を有している。この種の抗生物質は、30リボソームサ ブユニットに結合して、タンパク質合成を阻害する。 家畜の飼料にストレプトトリシンを使用後、この抗生物質に対して耐性のあるEscherichia coliの菌株が単離された。ほとんどの場合におい て、このストレプトトリシン耐性は、ストレプトトリシンアセチルトランスフェ ラーゼ(SAT)と称する特異的アセチルトランスフェラーゼをコードする異な る適合性(compatibility)基のプラスミドにより保持されている ことが判明した。リジン残基のアミン基にアセチル化されたストレプトトリシン は、不活性である。 2つの遺伝子sat1及びsat2が特性付けされている(Tietze等、 1988)。これらは、それぞれトランスポソンTn7に関連するトランスポソ ンTn1825及びTn1826に由来のものである。これらの2つの遺伝子の ヌクレオチド配列が決定された(Heim等、1989;Tietze及びBr evet、1990)。これらの2つの配列の間には、極めて高度の相同性があ る。 アセチルトランスフェラーゼストレプトトリシンをコードする別の遺伝子、s at4も、特性付けされている(Jacob等、FEMS Microbiol Lett.;1994、Jul 1:120(1〜2):13〜7)。この遺 伝子は、インサートとしてsat4遺伝子を保持している組み換えプラスミドp AT132を含むEscherichia coli中で検出された。 本発明の範囲において、ストレプトトリシンアセチルトランスフェラーゼをコ ードするがsat1又はsat2遺伝子と実質的に相同性を示さないsat3遺 伝子の存在が示された。 より詳細には、本発明は、ストレプトトリシン又はその類似体に対して耐性の ある単離されたか、又は他の形態の真核細胞の製造方法であって、 前記真核細胞を、適当な向きに置かれたストレプトトリシンアセチルトランス フェラーゼ(SAT−DNA)をコードするDNA配列を含むストレプトトリシ ンアセチルトランスフェラーゼ(SAT)をコードするDNA配列、および前記 細胞中での前記SAT−DNA配列の発現を制御する要素をコードする一つ以上 のDNA配列のための発現ベクターを用いて形質転換する工程と、 形質転換後にストレプトトリシン又はその類似体に耐性のある細胞を選択する 工程と を含んでなる方法に関する。 「発現ベクター」は、SATコードDNA配列の組み込み及び発現を可能とす る何れの系をも意味し、プラスミド型自己複製系であっても、ウイルス型又は裸 DNA型組み込み系であってもよい。 本発明を実施するのに使用することができる形質転換法のうち、植物細胞につ いては、バイナリーベクター又は共組み込みベクターを有するAgrobact erium rhizogenesバクテリアを用いたいわゆる「アグロインフ ェクション(Agro−infection)」法か、いわゆる「DNAボンバ ードメント(bombardment)」又は「バイオリステック(bioli stic)」法が有利に使用でき、動物細胞については、レトロウイスルからの 配列が有利に使用できる。 ストレプトトリシンアセチルトランスフェラーゼをコードする配列のうち、 a)sat1、sat2及びsat3、sat4遺伝子、 b)前記遺伝子とハイブリダイゼーションし且つSAT活性を有するタンパク 質をコードするDNA配列、及び c)配列a)及びb)からの縮重により得られ且つSAT活性を有するタンパ ク質をコードするDNA配列、 から選択された配列が最も特に好ましいことを規定することが重要である。 sat3配列は、本明細書に記載されている。 sat1配列は、とりわけHeim等、1989に記載されている。 sat2配列は、とりわけTietze及Brevet、1990に記載され ている。 SAT−DNA配列を、形質転換細胞中で機能する少なくとも一つのプロモー ターの制御下に配置する。このようなプロモーターの使用は実施例の主題である が、これらは、動物細胞か植物細胞かを問わず、真核細胞について当業者にとっ て公知である。 また、トランスポソンを用いた方法を想定することもできる。 本発明は、特に植物細胞に適用することを意図し、したがって、使用されるベ クターは、より詳細には、Agrobacterium、とりわけA.tume faciens 又はA.rhizogenes由来のベクターである。この技術 も、当業者に公知である。 また、本発明は、これらのストレプトトリシンアセチルトランスフェラーゼを コードする遺伝子の、単離されたか、分化したか、又は例えば、細胞懸濁液、細 胞凝集物、胚、組織又は植物の形態で存在する、形質転換細胞の選択マーカーと しての使用に関する。 また、本発明は、ストレプトトリシンアセチルトランスフェラーゼをコードす る遺伝子の、植物プロモーターを取得のための選択マーカーとしての使用に関す る。前記遺伝子を、とりわけT−DNAの右領域と置き換えられたとき、植物か らプロモーターにより発現できることが実際に判明した。 しかしながら、ストレプトトリシンアセチルトランスフェラーゼの発現は唯一 の選択要素であること、及びほとんどの場合、さらに、形質転換に使用される遺 伝子構築物は、形質転換細胞及びそれに由来する形質転換組織、器官又は植物が 意図する形質、とりわけ植物細胞の場合には意図する農業上の形質の発現を可能 にする一組のDNA配列を含むことは明らかである。 勿論、ベクターにより担持できる意図する形質を余すところなく挙げることは できず、簡単に述べれば、作物に関してげっ歯類種の防除における一定の昆虫に 対する耐性、例えば一定の作物における雑草防除を容易にするための除草剤に対 する耐性、また、菌類病等の一定種類の病気又は天候条件に対する耐性が挙げら れる。さらに、ある活性成分又は二次代謝生成物含量の増加や、一定の植物が、 例えば窒素供給等の一定の供給物なしでもよいこと、又は一定植物の技術性又は 食品性の向上等の形質も挙げられる。 また、本発明は、本発明の方法により得られる細胞並びにこれらの細胞から再 生した組織培養又は植物に関する。 また、本発明は、 a)本明細書に記載のsat3配列、 b)前記遺伝子とハイブリダイゼーションし且つSAT活性を有するタンパク 質をコードするDNA配列、及び c)配列a)及びb)からの縮重により得られ且つSAT活性を有するタンパ ク質をコードするDNA配列、 から選択されたものであるストレプトトリシンアセチルトランスフェラーゼ(S AT−DNA)をコードするDNA配列にも関する。 このsat3配列とsat1及びsat2の配列を比較すると、相同性のない ことがわかる。これは、以前実施された実験で、sat3配列を一方とし、sa t1及びsat2配列を他方としたときに、これらの間にハイブリダイゼーショ ンがなかったことと一致する。sat3は、分子量20,335ダルトンを有す る180アミノ酸からなるタンパク質をコードしている。これらの3種の遺伝子 のアセチルトランスフェラーゼ活性はストレプトトリシンに特異的であり、クロ ルアンフェニコール、ゲンタマイシン、カナマイシン及びネオマイシン(Tsc haepe等、1984)等の他の抗生物質に不活性である。 また、本発明は、SAT−DNA配列のためのクローニング及び発現ベクター だけでなく、プラスミドベクター、組み込みベクター、形質転換真核細胞(単離 又は分化されたもの)、又は本発明による方法を用いて得られた植物にも関する 。 本発明の他の特徴及び利点は、以下の実施例により明らかとなろう。 ストレプトトリシンの利点の一つに、多数の原核細胞及び真核細胞のそれらに 対する感受性にある。 上記した構築物の有効性を試験する前に、ストレプトトリシンに対する種々の 生物の感受性を調査した。例として、種々の細胞について判明した最適抑制濃度 を、表1に示す。最初から細胞分裂が完全になくなる最小濃度を、最適抑制濃度 とする。経験のある科学研究者は、この最適濃度は、当該細胞及び培養法により 異なり、そして最適濃度を新規な細胞の形質転換を実施する前に測定しなければ ならないことを理解するであろう。 本発明の用途をより明瞭に理解するために、以下に実験例を示す。これらの例 は、上記選択性マーカーの利点を説明するためのものであり、いずれの場合であ っても、このマーカーの唯一の可能な例であると解釈されべきではない。 添付図面において、 第1図は、構築物pJBJ106のBglII〜BglII断片を示し、この 断片は、以下の実施例で説明する形質転換に必須のDNAセグメントを構成して いる。 第2図は、sat3遺伝子が植物プロモーターを取得できるようにするプラス ミドpJBJ333を得るために作製した構成マップである。実施例1 実験1 遺伝子導入植物の選択におけるsat3遺伝子の使用についての試験に必須の 要素を組み合わせた構築物を、ベクターpK18(Pridmore、1987 )を用いて作製した。このベクターに、種々のDNA断片を順次クローニングし た。最終的な構築物を、pJBJ106と称する。この実験に必須のBglII 〜BglII断片(4.7kb)のみを示す(第1図)。左側から右側の方向で 、Bg1IIとClaI部位との間に、pRi2659(A.rhizogen es NCPPB2659キュキュモパイン(cucumopine)プラスミ ド(Brevet等、1988)のT−DNAの左側をカバーするBg1II− DraI断片がある。プラスミドpMOA4(Brevet等、1988)の消 化により得たこの断片は、pRi2659のT−DNAの左端領域を含有してい る。ClaI、HindIII及びEcoRV部位は、全てプラスミドBlue script KS(Stratagene)の多クローニング配列(MCS) から得られる。XmnIとSstIとの間に位置する配列は、プラスミドpBi 121(Clontech)のEcoRI−SstI断片の形態で単離されたノ パリンシンターゼ(nos−ter)の未翻訳ターミネーターを含有している。 次に、クローニング部位としての役割を果たしたEcoRI部位を消化し、Kl enow酵素を充填して、XmnI部位を生成した。KpnI〜BamHI 断片は、sat3遺伝子のコード配列を含有している。この断片は、プラスミド pIE928(Tietze等、1989)由来のSspI〜HindII断片 をpK18(Pridmore、1987)のユニークSmaI部位にクローニ ングすることにより構築されるプラスミドpJBsat3から得られる。Hin dII〜BamHI消化に続いてプラスミドpBi121(Clontech) から抽出したCaMV 35Sプロモーターの配列は、BamHI部位とSpe I部位との間の構築物pJBJ106に含有される。続いてのSpeI〜Eco RI断片は、プラスミドpMOA9(Brevet等、1988)由来のプラス ミドpRi2659のT−DNAの右部からなる。この断片は、キュキュモパイ ンの合成のための機能遺伝子全体だけでなく、反復配列を有するT−DNAの右 端領域も含有している(Hansen等、1992)。EcoRIとBg1II との間の部分は、ベクタープラスミドpK18の一部分である。次に、2つの末 端Bg1II部位の間の断片全体を、pBin19(Bevan、1984)の BglII〜BglIIセグメントにライゲーションした。 pBin19は、プラスミドRK2由来の広範な宿主スペクトルプラスミドの複 製起点を含有し且つバクテリア選択性マーカーとしてカナマイシン耐性遺伝子を 有している。後者の構築物は、pJBJ302と称される。 プラスミドpJBJ302を、マンノパインプラスミドpRi8196(Ch ilton等、1982)を有するA.rhizogenesの菌株にエレクト ロポレーションにより導入し、形質転換細胞を、カナマイシン(Km)100m g/l添加したリッチアガー培地を用いて選択した。形質転換体を、唯一の炭素 源としてのマンノパインとカナマイシン(100mg/l)とを添加した合成ア ガー培地で培養した。クローンを選択し、そのプラスミド含量を、Kado法( Kado及びLiu、1981)によるミニ抽出(Km添加リッチ培地での28 ℃一晩培養5ml)(但し、Riプラスミドの破壊を最小限とする ために37℃で実施)した後、アガロースゲル電気泳動により確認した。このプ ラスミドpRi8196は、「毛根」型の根の形成を誘発するT−DNAのドナ ーとしての役割りを果たすとともに、バイナリーベクターにより担持されるT− DNA構築物の転移に必要なVIR機能を提供する。これらの2つのプラスミド を担持するバクテリアは、植物に接種したときに、「毛根」T−DNAと第二プ ラスミドに担持された意図するものとの両方を含有する二重形質転換根の分化を 生じさせることができる。このクローンを使用して、ニンジンのディスクに接種 した(Petit等、1983)。2〜3週間後、「毛根」型根が現れる。次に 、これらをニンジンのディスクから切除し、暗所において、成長ホルモンを含有 せず且つバクテリアの成長を抑制するためにセファロスポリン(250mg/l )を添加したMSスクロース(30g/l)(Murashige及びSkoo g、1962)アガー培地で25℃の温度で培養した。この培地で、根は24時 間で2〜5mm成長し、且つ多数の分枝を示す。これらの根は細胞クローンを構 成することが公知である(David等、1984)。根(長さ約1.5cm) を、ストレプトトリシン(100mg/l)添加又は含有固形MSスクロース培 地に移植した。pRi8196からのT−DNAのみを含有する根は24時間の 間低成長であり、成長が停止した。ストレプトトリシン非含有培地に置き換えて も、成長は回復せず、抗生物質の作用が不可逆性であることが分かる。一方、一 部の根は、ストレプトトリシン添加培地と抗生物質非含有培地の両方で実質的な 成長を示した。これらの根は、sat3遺伝子を含有する構築物を組み込んだと 考えられた。実質的に70〜80%の根はストレプトトリシンの存在下で成長で きることが判明した。この結果は、前記した観察とよく一致している(Peti t等、1986)。 ストレプトトリシンの存在下で成長する根が実際に構築物を含有しているかを 確認するために、根のオパイン含量を濾紙電気泳動により分析した(Petit 等、1986)。ストレプトトリシンの存在下で成長できない根は、マンノパイ ン、pRi8106T−DNAマーカーのみを含有していたのに対して、ストレ プトトリシンの存在下で成長できる根の全て(20の独立した根を分析)は、マ ンノパイン及びキュキュモパインの両方を含有した。後者は、構築物に含有され るマーカーである。この結果は、ストレプトトリシン耐性根が構築物を組み込ん だことを示している。キュキュモパインを合成するこれらの根がsat3遺伝子 を実際に有することを確認するために、根から抽出したゲノムDNAを、PCR (ポリメラーゼ連鎖反応)法により分析した。2種のオリゴヌクレオチドを合成 した。一つは、20塩基からなり、配列5’−TCAATGCGTGAATTG GTCAT−3’を、配列の位置233〜252に位置して有しており、他のも のは、18塩基からなり、配列5’−GGATGCAGGCCACGATAC− 3’を配列の位置720〜703に位置して有している。PCR反応にこれらの オリゴヌクレオチドを使用することにより、PCR反応させた混合物のアガロー スゲル電気泳動後に検出できるsat3遺伝子の実質的に全体をカバーする48 8塩基対からなるDNA配列を増幅することができる。Eppendorf型管 を用いて、1cmの根を無菌蒸留水0.1mlに添加して粉砕することにより根 のゲノムDNAを抽出し、管を沸騰水浴上で5分間インキュベーションした。遠 心分離後、上清1μlを、PCR用の通常の反応混合物50μlに添加した。所 望のDNAが30サイクル(1サイクルは、以下のインキュベーションを含んで なる:94℃で1分間、55℃で1分間及び72℃で1.5分間)増幅された。 結果から、キュキュモパインを合成している根から抽出したゲノムDNAのみが 、488塩基対の断片を増幅でき、したがってsat3遺伝子が存在することが 分かった。 結論として、ストレプトトリシン100mg/lの存在下で成長できる根は、 構築物により実際に形質転換されることが判明した。実施例2 実験2 プラスミドpJBJ302を、プラスミドpAi4404(Ooms等、19 82)を含有している菌株A.tumefaciens LBA4404に導入 した。このデスアームドプラスミドにより、T−DNAの転移に必要なVIR機 能が提供される。形質転換バクテリアを、カナマイシンを添加したリッチアガー 培地を用いて選択した。得られたクローンを、実験1と同様にして分析し、選択 されたクローンを、Horsch等、1985の方法により、Nicotian a tabacum va..Xanthiの葉面ディスクに接種した。接種し てから24時間後、ディスクを、6−ベンジルンアミノプリン(BAP)(1m g/l)、ナフタリン−酢酸(NAA)(0.1mg/l)、セファロスポリン (250mg/l)及びストレプトトリシン(100mg/l)を添加した固形 MS培地に移して、形質転換細胞由来の小植物(plantler)を得た。小 植物は、4週間後に現れた。これらを、ストレプトトリシン含有MS培地に移植 した。これらの根は、発育した。3週間後、Magentaポットに入れた固形 MS培地にさし穂することにより、植物を発育させることにより、個々に繁殖さ せた。直径1cmの葉のディスクを各植物から除去して、電気泳動(Petit 等、1986)によりキュキュモパイン含量を評価した。分析した50植物のう ち、46植物(92%)が、明らかにキュキュモパインが存在することが明らか となった。陰性と思われる4植物は、偽陽性物又はキュキュモパインシンターゼ の発現が弱すぎる植物の場合と思われる。いずれの場合も、偽陽性植物の10% の割合が完全に許容でき、しばしば、形質転換組織を選択するのに使用される最 も選択性のあるマーカーを用いて観察できることがある。また、キュキュモパイ ン含有植物がsat3遺伝子を有することを確認するために、それらのゲノムD NAを抽出し(Edwards等、1991)、実験1と同様にし てPCR法により分析した。標準タバコから抽出したDNAはなんの兆候もなか ったのに対して、キュキュモパイン合成植物から抽出したDNAでは、488塩 基対のDNA断片の増幅が常に見られ、sat3遺伝子の存在が確認された。 結論として、sat3選択マーカーを用いた遺伝子導入タバコの選択が、例の 少なくとも90%に極めて有効であることが判明した。実施例3 実験3 実験2で使用した菌株A.tumefaciens(プラスミドpJBJ30 2含有菌株LBA4404)を使用して、選択剤としてカナマイシンの代わりに ストレプトトリシンを用いた以外はValvekens等、(1988)の方法 によりArabidopsis thalianaの根を形質転換した。2種の 抗生物質濃度、25mg/l及び40mg/lを並列試験した。3週間後、緑色 小植物が現れ、ストレプトトリシン(25又は40mg/l)添加GM培地(V alvekens等、1988)に移植して、個々に発育させた。これらの小植 物のオパイン含量を分析により求めた。25mg/lのストレプトトリシンの存 在下で成長した10小植物のうち、5小植物がキュキュモパインが存在したのに 対して、抗生物質40mg/lの存在下で成長した15小植物のうちの14植物 がキュキュモパインを含有することが判明した。この結果は、最適抗生物質濃度 を用いることが、高確率で形質転換植物のみを選択するか、少なくとも主に形質 転換植物を選択するのに重要であることを明らかに示している。ストレプトトリ シン40mg/lの場合、得られた植物の93%が構築物を組み込んでいた。こ れらの植物が実際にsat3遺伝子を有するかを確認するために、それらのゲノ ムDNAを抽出し、実験1と同様にPCR反応における鋳型として用いた。全て のキュキュモパイン合成植物のDNAにより、488塩基対のsat3遺伝子の 典型的なDNA断片を増幅できたのに対して、非形質転換植物のDNAは何の 兆候も示さなかった。 これらの結果は、形質転換することが望ましく、且つこれらの条件下で高頻度 で形質転換組織を選択するのにsat3遺伝子を使用することができる細胞の種 類ごとに最適なストレプトトリシン濃度を決定することが重要であることを示し ている。実施例4 実験4 金属ポンチを用いて無菌的に切断した直径1cmの葉ディスクを、標準タバコ か、生体外で培養したsat3遺伝子形質転換タバコから除去した。これらのデ ィスクを、NAA(1g/l)を添加したMS20アガー培地を入れたペトリ皿 に配置して、根の形成を誘発させた。1バッチのペトリ皿にストレプトトリシン (100mg/l)を添加した。葉ディスクを、24℃、1日当り16時間光照 射の条件でインキュベーションした。15日後、ストレプトトリシン非含有培地 で標準タバコ及び遺伝子導入タバコから根が出現した。、一方、抗生物質含有培 地では、遺伝子導入タバコのディスクだけに根が出現し、標準タバコディスクは 細胞又は根の発育を示さなかった。 この結果から、ストレプトトリシン耐性の発現は植物の発育中維持され、後で 、sat3遺伝子含有植物とその遺伝子を欠く植物との間の区別をするのが極め て容易であることが明らかにされた。実施例5 酵母細胞及び哺乳動物細胞 酵母Schizosaccharomyces pombeの形質転換細胞の 選択にsat3遺伝子が有効であることを実証するための他の実験を、この酵母 中で活性であることが知られているカリフラワーモザイクウイルス35S RN Aのプロモーターの制御下にsat3遺伝子を配置した第2図に示した構築物を 用いて通常の形質転換法に準じて行った。これらの実験により、Schizos accharomyces pombeにおけるsat3遺伝子の有効性を示す ことができた。形質転換は、Ito等、(1983)の手法を用いて実施した。 動物細胞に使用するために、ストレプトトリシン耐性遺伝子を、ヒトサイトメ ガロウイルス(CMV)(記載の実験に使用)、SV40ウイルス又はRous sarcomaウイルス(RSV)の初期遺伝子の遍在発現等の遍在発現を可 能とするプロモーターの制御下に配置できる。また、ストレプトトリシン耐性遺 伝子を、一定の細胞型においてのみ発現する遺伝子のプロモーターの制御下に配 置してもよい。実験は、sat3遺伝子をCMVプロモーターの制御下に配置し た構築物を用いて実施した。マウス乳細胞HC11及びハムスターの卵巣細胞C HOを、Felgner等(1987)により記載のリポソーム法によりこの構 築物を用いて形質転換した。両方の場合において、ストレプトトリシンの存在下 で選択することにより、多数の形質転換クローンを得ることができた。 これらの実験から、sat3遺伝子を使用して形質転換酵母及び哺乳動物細胞 を選択できることが明らかにされた。実施例6 この実験の目的は、sat3遺伝子が植物プロモーターをトラップするのに使 用できることを確認することにある。開発された方法は、aph(3’)II( アミノグリコシドホスホトランスフェラーゼII)遺伝子を選択マーカーとして 使用した以前に記載された方法(Koncz等、1989)に基づくものである 。この方法の原理は、プロモーターを有しないsat3遺伝子を、Agroba cterium rhizogenesT−DNAの両端部の間に、選択遺伝子 の翻訳の開始ATGコドンはT−DNAの右端領域と並列(in juxtap osition with)に配置する。もしこのT−DNAの植物ゲノムへの 組み込みがプロモーター領域で生じるならば、sat3遺伝子が発現するであ ろう。形質転換細胞はストレプトトリシン耐性を取得して、これらの細胞のみが 抗生物質の存在下で小植物を再生するであろう。この仮説を試験するためにプラ スミドpJBJ332を構築した。本質的な部分のみを図示する(第2図)。プ ラスミドの残部は、前記実験に使用されるプラスミドpJBJ302の場合と同 様にpBin19型レプリコン部(Bevan、1984)に他ならない。プラ スミドpRi2659のT−DNAの左端領域を含有するBglII−ClaI DNAセグメントは、第2図を左から右にみれば分かる。このDNAは、上記 したプラスミドpJBJ106由来のものである(第1図)。HindIIIと EcoRIとの間のセグメントは、プラスミドpUC19(Yanisch〜P erron等、1985)から得た多クローニング部位(MCS)に他ならない 。EcoRIとXhoIとの間の領域は、XhoI部位が翻訳開始のためのAT Gのすぐ上流に付加されたプロモーターを含有しないノパリンシンターゼ(no s−ter)の未翻訳ターミネーター部、sat3遺伝子、を含有している。X hoI〜BglII右領域は、プラスミドpRi2659のT−DNAの右縁を 含有している。プラスミドpUC18(Yanisch〜Perron等、19 85)をプラスミドpJBJ332のEcoRI部位にクローニングして、構築 物pJBJ333を得た(第2図)。 pJBJ333は、エレクトロポレーションによりプラスミドVir pAL 4404(Ooms等、1982)を含有する菌株A.tumefaciens LBA4404に導入した広範な宿主スペクトルを有するプラスミドである。 形質転換バクテリアを、カナマイシンの存在下でリッチアガー培地を用いて選択 した。得られたクローンのプラスミド含量を分析し、クローンを選択して残りの 実験に使用した。このクローンを使用して、200タバコ葉ディスクを感染させ た。形質転換小植物の再生及び選択を、上記した実験2と同様にして実施した。 8週間後、極めて発育の悪い極めて数多くの小さな小植物の間によく発育した 13小植物が出現した。これらを抗生物質非含有MS培地に移植して、根を迅速 に発根させるようにした。葉ディスクを除去して、ゲノムDNA(Edward s等、1991)を抽出し、PCR法による分析を、実験1と同様にして実施し た。9植物から、sat3遺伝子について予想される増幅に相当するPCRシグ ナルが得られた。 sat3遺伝子が選択された植物に転写されたことを確認するために、葉20 0mgから全RNAを抽出し(Lokemann等、1987)、RNase非 含有DNaseI(Pharmacia)で消化処理して、極微量DNAを除去 した。メッセンジャーRNAに相補のDNA(cDNA)を、ポリdTプライマ ー及び「第一ストランドcDNA合成(First strand cDNAs ynthesis)」と称するBoehringerキットを用いて、全RNA 1μgから生体外で合成した。反応媒体の一部分を、sat3遺伝子の増幅に 関して上記した2つのオリゴヌクレオチドを用いたPCR反応に鋳型として使用 した。転写RNAを検索するこの方法は、略名「RT−PCR」である。上記で 選択された9植物では、sat3遺伝子の典型であるDNA断片の増幅が得られ たのに対して、陰性であると判断された植物では、DNAを示すものは何ら得ら れなかった。 形質転換植物がストレプトトリシン耐性を表現したことを確認するために、第 一段階の間に選択された13植物を、生体外で抗生物質含有MS20アガー培地 にさし穂することにより繁殖させた。形質転換植物のみが、8日以内に、選択剤 の存在下で発根を示した。 この実験から、T−DNAの右端領域に並列して配置したプロモーター非含有 sat3遺伝子は、植物ゲノムへの組込み後に、植物プロモーターにより発現で き、且つこの様なプローモーターを取得するのに使用できるマーカーを構成する ことが結論として言える。さらに、使用されるpJBJ333構築物は、2つの 縁の間に、プラスミドpUC18の複製起点及びアンピシリン耐性のための遺伝 子を含有している。この構造により、Koncz等(1989)により提案され ているような組込み部位を含有する植物DNAセグメントをE.coliにクロ ーニングできる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 タンプ,ジャック フランス国リムール、アンパース、ド、シ ョミュソン、4 (72)発明者 ティエッツェ,エルハルト ドイツ連邦共和国ベルニゲローデ、ブライ ト、シュトラーセ、29

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ストレプトトリシン又はその類似体に対して耐性のある真核細胞の製造 方法であって、 前記真核細胞を、適当な向きに置かれたストレプトトリシンアセチルトランス フェラーゼ(SAT−DNA)をコードするDNA配列を含むストレプトトリシ ンアセチルトランスフェラーゼ(SAT)をコードするDNA配列、および前記 細胞中での前記SAT−DNA配列の発現を制御する要素をコードする一つ以上 のDNA配列のための発現ベクターを用いて形質転換する工程と、 形質転換後にストレプトトリシン又はその類似体に耐性のある細胞を選択する 工程と、を含んでなる方法。 2. ストレプトトリシンアセチルトランスフェラーゼをコードする配列が、 a)sat1、sat2及びsat3、sat4遺伝子、 b)前記遺伝子とハイブリダイゼーションし且つSAT活性を有するタンパク 質をコードするDNA配列、及び c)配列a)及びb)からの縮重により得られ且つSAT活性を有するタンパ ク質をコードするDNA配列、 からなる群から選択されたものであることを特徴とする、請求項1に記載の方法 。 3. SAT−DNA配列が、形質転換細胞中で機能するプロモーターの制御 下に置かれることを特徴とする、請求項1及び2のいずれか1項に記載の方法。 4. 前記真核細胞が植物細胞であることを特徴とする、請求項1〜3のいず れか1項に記載の方法。 5. 前記ベクターがAgrobacterium由来のものであることを特 徴とする、請求項4に記載の方法。 6. 前記ベクターがAgrobacterium tumefaciens 又はAgrobacterium rhizogenes由来のものであること を特徴とする請求項5に記載の方法。 7. 前記ベクターが、形質転換細胞に意図する形質を発現させる一組のDN A配列をさらに含んでなる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。 8. 意図する形質が、植物細胞についての農業上有用な機能であることを特 徴とする、請求項7に記載の方法。 9. 前記ベクターが組込みベクターであることを特徴とする、請求項1〜8 のいずれか1項に記載の方法。 10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法を実施することにより得ら れた、真核細胞。 11. 請求項10に記載の細胞から得られた、植物。 12. ストレプトトリシンアセチルトランスフェラーゼをコードする遺伝子 の、植物組織及びその後の植物の形質転換における選択マーカーとしての使用。 13. ストレプトトリシンアセチルトランスフェラーゼをコードする遺伝子 の、植物プロモーターを取得するための選択マーカーとしての使用。 14. 前記遺伝子がsat3遺伝子であることを特徴とする、請求項13に 記載の使用。 15. a)本明細書に記載のsat3配列、 b)前記遺伝子とハイブリダイゼーションし且つSAT活性を有するタンパク 質をコードするDNA配列、及び c)配列a)及びb)からの縮重により得られ且つSAT活性を有するタンパ ク質をコードするDNA配列、 からなる群から選択されたものであるストレプトトリシンアセチルトランスフェ ラーゼ(SAT−DNA)をコードするDNA配列。 16. 真核細胞中でのSATのクローニング及び発現用ベクターであって、 適当な向きに置かれたストレプトトリシンアセチルトランスフェラーゼ(SA T−DNA)をコードするDNA配列と、前記細胞中での前記SAT−DNA配 列の発現を制御する要素をコードする一つ以上のDNA配列とを含有することを 特徴とする、ベクター。 17.前記発現制御要素が、宿主生物由来の要素であることを特徴とする、請 求項16に記載のベクター。 18. プラスミドpJBJ333であることを特徴とする、請求項17に記 載のベクター。
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