JPH09510066A - Rf中継多重サイト調整装置構造の呼の分散形調停法 - Google Patents

Rf中継多重サイト調整装置構造の呼の分散形調停法

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JPH09510066A JP7523482A JP52348295A JPH09510066A JP H09510066 A JPH09510066 A JP H09510066A JP 7523482 A JP7523482 A JP 7523482A JP 52348295 A JP52348295 A JP 52348295A JP H09510066 A JPH09510066 A JP H09510066A
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    • H04W84/04Large scale networks; Deep hierarchical networks
    • H04W84/08Trunked mobile radio systems

Abstract

(57)【要約】 多重サイト中継無線周波数通信ネットワーク内の通話グループ呼の回線争奪を解決する方法であって、分散的な方法により各インターフェースノードで自動的な呼調停方式を用いて行い、従来の集中化された調停装置を用いた場合に起こり得る性能のボトルネックと「1点故障」構成をなくす。多重サイト環境での呼の回線争奪は、異なるサイトの多数の発呼者が共通の通話グループにほとんど同時に送信しようとするときに起こる。サイト間の通信を調整する呼処理システムは、この回線争奪を解決してすべてのサイトで一貫して送信を処理しなければならない。この発明の分散方式では、各サイトインターフェースは、所定の共通の調停「規則」に基づいて、回線争奪状況でどの呼に優先権を与えるかを自動的に決定する。この調停方式を最も簡潔に説明すると、「最初に来た呼が勝ち、同時の場合は最高の番号を持つサイトが勝つ」。回線争奪に敗れた呼は「コンソールだけ」の呼として処理する。さらにこの発明の分散形調停法は、「緊急の呼」に緊急でない呼より高い優先権を与えて処理する。

Description

【発明の詳細な説明】 RF中継多重サイト調整装置構造の呼の分散形調停法 発明の分野 この発明は、多数のサイトのネットワーク内のディジタル中継無線周波数(R F)、ディジタルデータ、ディジタル音声通信を調整する分散形制御多重サイト スイッチ(multisite switch)構造に関し、より詳しくは、多重サイトシステム内 の通話グループ呼が回線を争奪する場合の分散形調停法に関する。 発明の背景と概要 中継RFレピータシステムは最近のRF通信システムの主流になっており、た とえば公共サービス組織(たとえば、国、消防署、警察などの政府機関)に用い られている。このようなRFレピータシステムでは、多数のユーザが比較的限ら れた数のRF通信チャンネルを共用し、しかもどのRF通信(会話)でも比較的 にプライバシーが守られている。代表的な最新のRFレピータシステムは「ディ ジタル的に中継され」ており、ディジタル信号を用いてRFチャンネルを通して 伝送し(システムに接続されているディジタル制御要素を用いて)、限られた数 のRFチャンネルを多数のユーザの間に(時分割で)「中継」する。このような 商用システムが多数稼働している。たとえばE.F.ジョンソンのクリアチャン ネル(Clearchannel)LTRシステムや、モトローラのスマートネットおよびプ ライバシープラス(Smartnet and Privacy Plus)システムがある。 簡単に述べると、このようなディジタル的に中継されるRF通信システムは、 1つの「制御」RFチャンネルと多数の「作業」RFチャンネルを備える。作業 チャンネルは、実際の通信トラフィック(たとえば、アナログFM、ディジタル 化された音声、ディジタルデータなど)を伝送するのに用いる。RF制御チャン ネルは、中継所と現場のユーザRFトランシーバ(無線装置)の間でディジタル 制御信号を伝送するのに用いる。実際に会話を行っていない場合は、ユーザのト ランシーバは制御チャンネルを監視して自分宛ての「外向き」のディジタル制御 メッセージを探す。押して話す(PTT)型のスイッチをユーザが押すと、作業 チャンネルを要求する(そして被呼者の一人またはグループを指定する)ディジ タルチャンネル要求メッセージが、RF制御チャンネルを通して中継所に「内向 き」に伝送される。中継所(および関連する中継システム)はチャンネル要求メ ッセージを受信して処理する。 利用可能な作業チャンネルがある場合は、中継所はこれに応答して「外向き」 のチャンネル割り当てディジタルメッセージを生成し、RF制御チャンネルを通 して送信する。このメッセージは、要求したトランシーバやチャンネル要求メッ セージが指定した他の被呼トランシーバが用いてよい、利用可能な作業チャンネ ルを一時的に割り当てる。チャンネル割り当てメッセージは、要求した(発呼) トランシーバと被呼トランシーバを、利用可能なRF作業チャンネルに自動的に 導いて通信を交換させる。 通信が終わると、トランシーバは一時的に割り当てられた作業チャンネルを「 解放」して、RF制御チャンネルの監視に戻る。したがって、RF制御チャンネ ルを通して別のメッセージが来ると、この作業チャンネルを同じまたは別のユー ザトランシーバに再び割り当てることができる。この型の「1つのサイト」で中 継されるRFレピータシステムの例は、共に譲渡された米国特許第4,905, 302号と第4,903,321号に開示されている。 1つのサイトで中継されるRFレピータシステムの有効カバレージエリアは数 十平方km(平方マイル)である。カバレージエリアを更に広くしたい場合は、 1つまたは複数の衛星受信局(および1つの高出力送信所)を設けることができ る。しかし、政府機関やその他の公共サービス中継システムのユーザが必要とす るRF通信カバレージエリアは数百平方km(平方マイル)に及ぶ場合もある。 カバレージエリアがこのように非常に広い場合は、多数のRF中継所を設けて、 システムのカバレージエリア内の任意の場所に居る無線トランシーバがこのシス テムカバレージエリア内の任意の場所に居る他の無線トランシーバと中継により 効率良く通信できるよう、全てのサイトを自動的に調整する必要がある。 第1図は簡単化した例示の多重サイト無線中継システムの略図で、3個の無線 中継所(送信/受信)S1・S2・S3がそれぞれ地理的区域A1・A2・A3 の通信を行っている。区域A1内の移動用すなわち携帯用のトランシーバは中継 所S1と信号を授受する。区域A2内のトランシーバは中継所S2と信号を授受 する。また区域A3内のトランシーバは中継所S3と信号を授受する。各中継所 S1・S2・S3は、1つの制御チャンネルと複数のRF作業チャンネルで動作 する1組の中継トランシーバを備える。各サイトには一般に中央サイトコントロ ーラ(たとえばディジタルコンピュータ)を備える。これはサイト内の通信の中 心点として働き、1つの呼の参加者がすべてその関連するカバレージエリア内に 居る場合はほぼ自動的に機能することができる。 しかし1つの区域から別の区域に通信を行うには、たとえばここに説明する被 譲渡人の「多重サイトスイッチ」(「多重サイト調整器」)などの切り替えネッ トワークを設けて、異なるサイトの中継器の間に音声と制御の信号路を確立しな ければならない。さらにこのような通信路は呼毎に初めに設定し、終わると除去 しなければならない。たとえば、サイトコントローラ(S1)はA1内に居る移 動無線から、特定の被呼者と通信するチャンネルを要求する呼を受信する。発呼 者がチャンネルを要求するには、自分のマイクロホンの押して話す(PTT)型 のボタンを単に押せばよい。これによりサイトコントローラS1は、RF制御チ ャンネルで伝送される「内向き」のディジタル制御メッセージにより、作業チャ ンネルすなわち音声チャンネルが要求されたことを知る。サイトコントローラは この呼に1つのチャンネルを割り当て、制御チャンネルから、発呼者に割り当て られた音声チャンネルに切り替えるよう発呼者の無線装置に指示する。この割り 当てられたチャンネルは、そのサイトがカバーする区域内だけで用いることがで きる。 さらに、このサイトコントローラはチャンネル割り当てを多重サイトスイッチ (200)に送り、多重サイトスイッチ(200)はその呼に内部の音声スロッ トを割り当てる。また多重サイトスイッチは、自分のサイト区域内に指定された 被呼者が居るサイトコントローラに、制御メッセージバスを通してチャンネル要 求を送る。音声信号経路が選択され、被呼者および通信に関わる1個または複数 個のディスパッチコンソール202が用いる音声通信路が作られる。チャンネル 要求を受信すると、これらの「二次」サイトコントローラ(発呼者でないという 意味)は呼にRF作業チャンネルを割り当てる。各二次チャンネルは、二次サイ トコントローラがカバーする区域内だけで動作する。また二次サイトコントロー ラはチャンネル割り当てを多重サイトスイッチに送り返す。 このようにして、発呼者は多重サイトスイッチを経て他の区域内の装置(また は「通話グループ」と呼ぶ指定された装置のグループ)と通信する。まず呼は一 次サイトコントローラに送信され、多重サイトスイッチ内で割り当てられた音声 スロットを通して経路が選択され、他の区域内の種々の割り当てチャンネルを通 して二次サイトから再送信される。呼が終わると、一次サイトコントローラはそ のサイトに割り当てられたチャンネルを非活動状態にし、多重サイトスイッチ2 00に呼が終わったことを知らせる。多重サイトスイッチは呼の終了の命令(「 チャンネル外し(channel drop)」)を他の全てのサイトコントローラに伝える。 これによりその呼に割り当てられた作業チャンネルは全て解放され、関連する音 声信号経路は切れる。 多重サイトスイッチは分散形制御構造を持つ。多重サイトスイッチの論理機能 および計算作業負荷は、種々の分散形マイクロプロセッサ「ノード」が分担する 。各ノードは、サイトコントローラ102、ディスパッチコンソール202、公 共および/または私的陸線電話交換機、特定の通信システムの他の要素、に接続 する。ほとんどのノードはスイッチインターフェースとして機能し、たとえば、 サイトコントローラに結合するノード用の主インターフェースモジュール(MI M)やディスパッチコンソールに結合するノード用のコンソールインターフェー スモジュール(CIM)などを備える。各インターフェースモジュールは、いく つかのマイクロプロセッサを用いたコントローラカードで支援されている。カー ドはすべて実質的に同じハードウエアであって、相互に交換できる。各カードは 、分散形制御スイッチネットワークへのゲートウエイインターフェースとして動 作する。 多重サイトスイッチの詳細な説明と動作は、共に譲渡された米国特許出願一連 番号第07/658,844号、1991年2月22日出願、「分散形多重サイ トスイッチ構造」に述べられており、その開示を引例としてここに挿入する。 異なる区域内に居る移動無線装置の間の通信を行うだけでなく、多重サイトス イッチ200は陸線電話加入者と、無線装置やディスパッチャや移動無線装置と の間の通信を行うことができる。陸線電話加入者はアクセス番号と無線装置(ま たはグループ)の識別番号をダイアルして無線装置と通信することができる。そ の経路は、中央電話相互接続スイッチ(CTIS)212と多重サイトスイッチ 200を経て中継通信システムに至る。サイトコントローラ102と同様にして 、1台または複数台のディスパッチコンソール202を多重サイトスイッチに接 続する。陸線の加入者もディスパッチコンソールの操作者も、多重サイトスイッ チを通してサイトコントローラ102にチャンネル呼び出し要求を行って、たと えば移動無線装置を呼ぶことができる。 各ディスパッチコンソール202はその区域内の呼に参加することができる。 呼が他の区域から多重サイトスイッチを通して移動無線に来た場合、このスイッ チは対応するサイトコントローラ102に呼を知らせるだけでなく、ディスパッ チコンソール202に知らせる。したがって、ディスパッチ操作者は呼を聞き、 または呼に参加することができる。また多重サイトスイッチ200は移動装置お よび/またはディスパッチコンソールのグループ(「通話グループ」)への呼を 処理するが、この場合は特定の被呼グループ内のすべての被呼者に関連するサイ トコントローラが、グループの呼に作業チャンネルを割り当てる。 この発明は特に、多重サイトシステム内で通話グループ呼が回線を争奪する場 合の分散形調停方法に関する。多重サイト環境で呼の回線争奪が起こるのは、異 なるサイトの複数の発呼者が共通の通話グループにほとんど同時に送信しようと するときである。サイト(サイトコントローラ)間の通信を調整する呼処理シス テムは、この回線争奪を解決してすべてのサイトで送信を一貫して処理できるよ うにしなければならない。多重サイト通話グループでは、ある送信者から聞く人 もいるし別の送信者から聞く人もいる、ということはできない。 この問題を解決する最初の試みは、すべての送信者からの音声を多重サイトス イッチで加え合わせることである。こうすれば送信を聞くことはできるが、2つ 以上の声を同時に聞くので音声の伝送が混乱する可能性がある。さらに、音声防 護の呼では、呼の暗号化/解読を妨げるので無線からの送信を加え合わせること はできない。同様にディジタルデータの呼では、各伝送局からのデータが無効に なるので多数の伝送を加え合わせることはできない。 従来、回線争奪の問題を解決する1つの方法として中央の調停装置を用いてい た。全ての呼が中央の調停装置を通って1点で1つの流れになるようにすれば、 調停装置は第1送信者を選択して、この第1送信者が終わるまで他の送信者を拒 否することができる。しかし出願者の多重サイトスイッチのような分散形制御の 呼処理システムの場合は、中央の調停装置を用いる方法は少なくとも次のような 大きな問題が生じる。1)システムの呼処理ノードは呼毎に調停装置と通信しな ければならないので、呼の回線争奪が起こるかどうかにかかわらず、呼毎に呼を 処理する時間が非常に大きくなる。2)中央の調停装置を通して1つの流れの呼 を処理すると、呼の処理システムは1点故障モードになる。 したがってこの発明は、多重サイトシステム内のサイト間の通話グループ呼の 回線争奪を、分散形の呼調停法を用いて解決するもので、従来の中央調停法を用 いた場合に起こり得る性能のボトルネックと「1点故障」モードがなくなる。よ り特定すると、この発明は回線争奪の調停に分散形の方法を用いるもので、各サ イトインターフェースは、所定の共通の調停方式に基づいて、回線争奪状況にあ るどの呼に優先権を与えるかを決定する。この方式を最も簡潔に説明すると、「 最初に来た呼が勝ち、同時の場合は最高の番号を持つサイトが勝つ」。さらにこ の発明の調停法は、「緊急の呼」を緊急でない呼より優先して処理する。 図面の簡単な説明 この発明のこれらの特徴と利点は、好ましい実施態様についての以下の詳細な 説明と図面を参照すれば完全に理解することができる。各図の同じ参照番号は同 じ要素を示す。 第1図は、多重サイト中継RF通信システムの例の略図である。 第2図は、分散形ディジタル式中継RF通信多重サイト切り替えネットワーク の例示の構造の略図である。 第3図は、第2図に示す例の1つのノード(多数の音声の送信元/送信先を備 える)の詳細なブロック図である。 第4図は、ノード(インターフェースモジュール)データ処理と制御メッセー ジバス構造を示すブロック図である。 第5図は、多重サイトスイッチの制御メッセージネットワークに用いる種々の 制御バスを示すブロック図である。 第6図は、送信呼の回線争奪調停を示す処理の流れ図である。 第7図は、受信呼の回線争奪調停を示す処理の流れ図である。 第8図は、3つのサイトを含む多重サイトシステムの例示のメッセージの流れ 図で、呼が多重サイトスイッチで交差する回線争奪状態を示す。 第9図は、3つのサイトを含む多重サイトシステムの例示のメッセージの流れ 図で、呼がサイトリンクで交差する回線争奪状態を示す。 第10図は、3つのサイトを含む多重サイトシステムの例示のメッセージの流 れ図で、緊急の呼を他の呼より優先する回線争奪状態を示す。 発明の詳細な説明 以下の説明では特定の回路・回路要素・インターフェース・方法などの特定の 細目を設定するが、これは単に説明のためであって制限するものではなく、この 発明を完全に理解できるようにするためである。しかし当業者に明らかなように 、この発明はこれらの特定の細目とは異なる他の実施態様でも実施できる。また 、よく知られた方法やプログラム手続き・装置・回路などの詳細な説明は省略す るが、これは不必要に詳細にわたることによってこの発明の説明が不明瞭になる ことを避けるためである。 この発明の例示の中継無線レピータシステム100についてはすでに一般的に 説明し、第1図に示した。例示の多重サイトシステム100では、たとえばサイ トコントローラ(S1)はカバレージエリアA1内の移動無線から、特定の被呼 者または被呼者のグループとの通信チャンネルを要求する呼を受信する。発呼者 がチャンネルを要求するには、自分の遠隔RFトランシーバのマイクロホンの押 して話す(PTT)型のボタンを単に押せばよい。これにより、音声作業チャン ネルが必要であることがサイトコントローラに伝わる(たとえばRF制御チャン ネルを通して送信される「内向き」のディジタル制御メッセージにより)。サイ トコントローラはこの呼に作業チャンネルを割り当て、制御チャンネルから、こ の割り当てた作業チャンネルに切り替えるよう発呼者の無線装置に指示する。こ れで、この割り当てられた作業チャンネルはこのサイトがカバーする区域内での 通信を支援できる。 さらに、このサイトコントローラはチャンネルの割り当てを示すメッセージを 多重サイトスイッチ200に送る。このスイッチがチャンネル要求を他の全ての サイトコントローラに送ると、音声信号の経路が選択され、発呼者にサービスす るRFレピータと被呼者にサービスするRFレピータとの間に音声信号路が作ら れる。同様にして別の音声信号路を作り、1台または複数台のディスパッチコン ソール202と陸線加入者とが通信に参加できるようにすることもできる。チャ ンネル要求メッセージを受信すると、これらの「二次」サイトコントローラはそ の呼にRF作業チャンネルをそれぞれ割り当てる(たとえば発呼者のチャンネル 要求メッセージにより指定された被呼者が、関連するRF送受信サイトでサービ スされるカバレージエリア内に居る場合)。一方多重スイッチ200により、サ イトS1の活動状態のRF受信機から、呼に参加する他の各サイトの活動状態の 送信機に至る、発呼者の音声の経路が選択される。 第2図は、この発明の好ましい例示の実施態様における、多重サイトスイッチ 200の構造の詳細な図である。多重サイトスイッチ200は、専用の陸線また はマイクロウエーブリンクであるデータおよび音声通信線を通して、各サイトコ ントローラ102およびディスパッチコンソール202と通信する。 多重サイトスイッチ200は、通信インターフェースノード(たとえば、MI M、CIM、NIM、CTIM、NOMなど)の構内通信網を用いて、サイト1 02およびディスパッチコンソール202との間の音声接続を確立したり除去し たりする。第2図に示すように、各ノードの名称は、サイトコントローラ、ディ スパッチコンソール、陸線電話スイッチ、別の多重サイトスイッチ、その他のシ ステム構成要素(またはMOM205の場合は他の制御機能を行う)とのインタ ーフェースに対応している。たとえば、MIM203はサイトコントローラとイ ンターフェースする、スイッチ内のインターフェースモジュールであり、CIM 204はディスパッチコンソールとインターフェースするノードである。MOM は制御メッセージバスを通して分散される制御通信を管理し、またシステムマネ ージャ211やMOM PC(パーソナルコンピュータ)252とのインターフ ェースを行って、多重サイトスイッチ200と、スイッチを通して接続する無線 通信システム全体の管理を行う。LRIM(206)は、種々のグループまたは 装置の呼を記録する役目の、スイッチのレコーダとのインターフェースを行う。 CTIM(207)はサイトと多重サイトスイッチとのインターフェースを行う 点ではMIMとほとんど同じ機能を持つが、異なるところは、中央電話相互接続 スイッチ(CTIS)212からの陸線電話線とスイッチ200とのインターフ ェースを行うことである。ネットワークインターフェースモジュール(NIM) は1つの多重サイトスイッチ200と他の同様な無線通信システムの別の多重サ イトスイッチとのインターフェースを行い、カバレージエリアを一層広くする。 多重サイトスイッチ内の各ノードは、マイクロプロセッサを用いたコントロー ラモジュールにより支援される。すべてのスイッチインターフェースノード(た とえば、MIM、CIM、CTIM、MOM、LRIM、NIM)のハードウエ アは同じであり、相互に交換できる。しかし各ノードのソフトウエアは、たとえ ばサイトコントローラインターフェースやディスパッチコンソールなど、特に割 り当てられた特定のインターフェース機能に従って、「個別化」されまた役目を 持っている。各ノードは、いくつかのスイッチをセットすることにより容易にM IM、CIMなどにすることができる。 第2図に示すように、多重サイトスイッチ200の各ノードは制御メッセージ ネットワーク209とディジタル音声(TDM)ネットワーク210に接続する 。制御メッセージネットワークは、たとえばインテル80C152GSCマイク ロプロセッサを用いて実現される、従来のグローバル直列チャンネル(GSC) ディジタルメッセージプロトコルを用いたメッセージネットワークであることが 好ましい。GSCマイクロプロセッサは各ノードのコントローラモジュール内の 通信コントローラとして用いられ、実質的にノードの入出力機能専用である。制 御メッセージバス209は基本的に、各ノードの通信/制御プロセッサを相互接 続する高速データバスである。 音声ネットワークバス210は、この発明では最大32本の時分割多重(TD M)バスを備えてよい。各バスは32個のスロットを備え、各スロットは1つの 音声チャンネルに対応する。したがって、1024個(すなわち、32バスx3 2スロット)の音声スロットが多重サイトスイッチを通る。ただしいくつかのス ロットは他の目的(たとえば送信)に用いる。ここで説明している例示の実施態 様では8本のバスがあり、音声TDMネットワーク210が運ぶディジタル化さ れた音声は240チャンネルだけである。 MOM205はシステムマネージャ211とMOM PC(パーソナルコンピ ュータ)250のインターフェースモジュールである。システムマネージャはす べてのノードに保持されているデータベースを更新する。MOM205は、スマ ートな呼、確認された呼、ネットワーク内の各ノードの活動状態などの特殊なデ ータベースを保持する。スマートな呼はディスパッチコンソール202の動作に 関係する。呼がコンソール202内の選択スピーカを通してディスパッチャによ り選択されたとき、その呼は「スマート」である。確認された呼とは、発呼者が 通話を始める前に音声チャンネルとスロット割り当てを確認しなければならない 呼のことである。ノードの状態(たとえば活動状態か非活動状態か)は、MOM が定期的に監視する。MOMからノードの特定のブロックにアドレスするポーリ ングメッセージは、制御メッセージバス209を通して伝送される。各ノードは 制御メッセージバスを監視して、自分のアドレスが現在アドレスされている範囲 内にあるかどうか調べる。範囲内にある場合はそのノードはポーリングに応答し 、メッセージバスを通してMOMにノードアドレスメッセージ(NAM)を送る 。次にMOMは受信した各NAMと元の対応するノードとの相関をとり、ノード 活動状態データベースにその活動状態を記録する。 多重サイトスイッチ起動手続きの一部であるが、ノードはその割り当てられた TDMバススロットをそのノードの外部チャンネル入力に接続する。たとえば、 MIMはそのサイトコントローラからの各チャンネルを、音声ネットワーク21 0の別個の音声TDMバススロットに割り当てる。TDMバススロットがサイト チャンネルにリンクすると、別のチャンネルを設定する必要なしに、バススロッ トはホストノードを通してチャンネルから出力を連続して受信する。もちろんサ イトコントローラにより呼に割り当てられるまでは、サイトチャンネルにははっ きりした信号がない。TDMバススロットが対応するサイトチャンネルにリンク されても、ホストノードがメッセージネットワークバスを通して多重サイトスイ ッチ200全体にスロット割り当てメッセージを送ってそのサイトからの活動状 態の呼がそのバススロットに割り当てられたことを知らせるまでは、他のノード (MIM、CIMなど)はそのバススロットに注意を向けない。 第3図は、この発明の好ましい例示の実施態様である、1つ(多数の音声チャ ンネル)の例示のMIM203の高いレベルのブロック図である。他のノードの 構造はMIMの構造と実質的に同じである。上に述べたように、インターフェー スモジュール間の信号の通信に用いる「ハイウエイ」は音声(TDM)ネットワ ーク210と制御メッセージネットワーク(「GSC」)を備える。TDM音声 バスはTDMバススロットに乗せたディジタル情報を単に転送するだけである。 一般にMIM203は、それぞれTDMバススロットに独立に接続する多数の音 声の送信元/送信先を持つ、多数のRFチャンネルにサービスする。 MIM203はコントローラモジュール300、バックアップコントローラモ ジュール302、複数個の(好ましくは8個の)音声モジュール304(例とし て4個だけを示す)を備える。好ましい実施態様の各音声モジュール304はR F中継所の最大4個のRFレピータに、またはCIMおよびCTIM(コンソー ルおよび陸線接続用)の場合には4個の双方向音声リンクに、接続する。たとえ ば音声モジュール304(A)は、関連する第1から第4の中継RFレピータサ イト「チャンネル」(すなわち、特定の中継RFチャンネルに関連するRF送受 信/中継デッキ)にサービスする双方向音声リンク306(1)−306(4) を備える。音声モジュール304はソースゲートウエイ(「入口/出口ランプ」 )として動作し、中継レピータサイトからMODEMにより生成されたアナログ 音声信号をディジタル化された音声(PCM)信号に変換し、このディジタル化 された音声信号を音声TDMネットワーク210に乗せる。これらの同じ音声モ ジュール304は音声の送信先として動作する。すなわち音声TDMネットワー ク210から選択された信号を取り、信号をディジタル形式からアナログ形式に 変換し、得られたアナログ信号をRFレピータサイト「チャンネル」に与えて、 RFリンクを通して伝送する。 コントローラモジュール300は、共通のHDLCリンク307と音声制御リ ンク308を通して4個の各音声モジュール304と通信する。HDLCリンク 307は、たとえば、故障の表示や、音声モジュール304とコントローラモジ ュール300の間のRF「チャンネル」の状態に関するメッセージを運ぶのに用 いる。音声制御リンク308は、コントローラモジュール300が各音声モジュ ール304内のチャンネルパラメータ(たとえば、レベルの調整、TDMスロッ トの割り当てなど)をセットするのに用いる。 音声モジュール304の詳細な説明と動作については、共に譲渡された米国特 許出願一連番号第07/658,636号、「中継無線周波数多重サイトスイッ チ内の音声経路の選択」、1991年2月22日出願、に述べられており、これ を引例としてここに挿入する。 第4図は、ノードコントローラ300の例示の構造のブロック図を示す。各ノ ードコントローラ300は、通信コントローラ310と、二重ポートランダムア クセスメモリ(RAM)312と、インターフェースプロセッサ314を備える 。通信コントローラ310は、制御メッセージバス209とインターフェースプ ロセッサ314の間の制御メッセージを受信し経路を選択する。通信コントロー ラ310は、たとえばインテル80C152GSCマイクロプロセッサでよい。 二重ポートRAM312は、通信コントローラとインターフェースコントローラ の間の通信に用いる。直列ポート316を通してサイトコントローラ102から 受信したメッセージは、多重サイトスイッチで使える書式に変換する。また通信 コントローラ310は、多重サイトスイッチメッセージをサイトコントローラま たはコンソールが理解できる書式に変換する。 インターフェースプロセッサ314はノード(インターフェースモジュール) の実質的に全ての論理機能を行い、MIM203の効果的な「知能」である。イ ンターフェースプロセッサ314(たとえば、インテル80C186マイクロプ ロセッサでよい)は並列音声制御バス308を用いて、音声モジュール304の 音声リンク306(1)−306(4)に関連する個々のRFトランシーバ用の チャンネルに、TDMバススロットを最初に割り当てる。インターフェースプロ セッサはサイトRFチャンネル(または、ディスパッチコンソールまたはCTI Sでの音声/データチャンネル)と多重サイトスイッチTDM音声バスの音声ス ロットの間を接続して、呼のために通信リンクを確立し、また呼が終わるとリン クを切る。上記のように、各MIMには音声信号をTDMバスに出力するための 1組のTDMバススロットが予め割り当てられており、これらのスロットは通常 の呼の経路選択中は割り当てられたり割り当てを外されたりしない。ノードコン トローラ構造の更に詳細な説明は、共に譲渡された米国特許第5,239,53 8号、グリフォード(Gulliford)他の「RF中継多重サイトスイッチのコントロ ーラ構造」に述べられているので、これを引例としてここに挿入する。 多重サイトスイッチ200を通る各呼は、音声バス210の割り当てられたT DMバススロットに乗せられる(patched)。各ノードのインターフェースプロセ ッサは自動的にスロットを割り当て、音声スロットをその関連するサイトコント ローラまたはディスパッチコンソールなどに接続して通信リンクを確立し、また 呼を終了してスロットの割り当てを外すので、特定のスロットに関する呼が活動 状態になった場合は、各ノードはスロットの活動について絶えず相互に知らせな ければならない。したがって、ノードはスロットの割り当てや、スロットの更新 や、スロットの空きに関する制御メッセージを、制御メッセージネットワーク2 09を通して他のノードに送る。 各ノードの通信コントローラ(310)は、GSCメッセージネットワーク( 209)上のすべてのメッセージを最初に処理する。他のインターフェースが行 った現在のスロット割り当ては、二重ポートRAM(312)を通してインター フェースプロセッサ(314)に送る。また通信コントローラは、二重ポートR AM内にあって保持されている、音声バスのすべてのTDMバススロットのスロ ットビット「マップ」すなわちデータベースを参照して、スロットの更新および スロットの空きのメッセージを処理する。通信コントローラはスロットビットマ ップを参照することにより、スロット状態メッセージが既に知られている情報か 、スロット状態メッセージがTDMバススロットに関する新しい情報かを決定す る。更新メッセージはノードホスト呼(node hosting calls)により定常的に送ら れ、スロットの活動状態を他のノードに確認する。ホストが呼を終わると「スロ ットの空き」のメッセージを他のノードに送り、スロットが他の呼に関わるまで 空きメッセージを定期的に再送する。このようにして、すべてのノードは少なく とも一度割り当てられたすべてのTDMバススロットの状態を絶えず知ることが できる。スロットビットマップとスロット状態メッセージの詳細な説明は、共に 譲渡された出願一連番号第07/658,640号、1991年2月22日出 願、「メッセージバススロットの更新/空きの制御とRF中継多重サイトスイッ チ」に述べられており、これを引例としてここに挿入する。 各MIMは、標準直列電話線または他の伝送媒体を通してそのサイトコントロ ーラに結合する。MIMはそのサイトコントローラ102からダウンリンク線を 通して、ディジタル命令信号を受信する。これについては共に譲渡された米国特 許第4,835,731号、「公衆サービス中継システム用のプロセッサ対プロ セッサ通信プロトコル」に説明されているので、これも引例として挿入する。 また各MIMは無線装置データベースを保持する。これはサイトおよびグルー プ内の、活動状態の呼に対応する無線装置を識別するものである。システムマネ ージャ211(第2図)はこれらのデータベースを設定して、すべてのインター フェースモジュールに送る。無線装置データベースは広域システム内の各移動無 線装置を識別する。各MIMにおいて、その割り当てられたサイト区域内に居る 移動装置もあるし、その区域外に居る移動装置もある。各MIMはどの装置がそ の区域内に居るか、さらにその装置は現在どの通話グループを選択しているか、 を追跡する。「通話グループ」とは、1つの呼で一緒に通信する装置の集合であ る。たとえば消防署のグループでは、すべての消防自動車は中央のディスパッチ ャすなわち消防長の命令を聞き/通話することができる。ディスパッチャはこの グループをコンソールにプログラムして、メッセージをすべての消防自動車に放 送する。同様に、救助部隊、特定の管轄に配置された警察隊、公共サービス無線 システムのユーザのその他の多くの組み合わせなどでグループを形成することが できる。 各移動装置はいくつかの異なる通話グループに参加することができるので、移 動装置の操作者は任意の特定の時刻に所望のグループを選択する(たとえば、装 置の盤面制御により)。選択したグループの呼が来ると、移動装置はその呼を受 信する。 装置が新しいサイト区域に入った場合は、新しいサイトコントローラは対応す るMIMに、その装置と現在選択しているグループを識別する「ログイン」メッ セージを送る。その直列制御ポート304を通して(すなわち、サイトコントロ ーラからサイトダウンリンクを経て)ログイン信号を受信したMIMは、その装 置の選択されたグループの、データベース内にあるグループ「計数」を増やす。 同様に、装置が区域から去った場合は、対応するMIMはその装置の対応するグ ループの現在の計数を減らしてその装置をデータベースから除く。さらに装置が グループを変えた場合は、グループログインメッセージを送るとその区域のMI Mは新しく選択されたグループの計数を増やし、前のグループの計数を減らす。 次に、多重サイトスイッチ200が行う手続き、すなわち無線装置やディスパ ッチコンソールからの呼を活動状態にし、呼の要求を受信したことを確認し、呼 を終了する、などについて簡単に説明する。呼を設定し解除する手続きに関する メッセージとプロトコルの詳細な説明は、共に譲渡された米国特許第5,200 ,954号、「多重サイトRF中継ネットワークとインテリジェントディスパッ チコンソールの間の通信リンク」に述べられているので、これを引例としてここ に挿入する。 「一次」MIMは無線装置が出したチャンネル割り当てを、対応するサイトコ ントローラから受信する。この信号は、そのMIMに割り当てられた区域内に居 る移動装置が他の装置または通話グループを呼びたいということと、そのサイト コントローラがその区域の呼にチャンネルをすでに割り当てたことを示す。被呼 者に割り当てられたMIMを「二次」MIMという。チャンネル割り当ては上述 のように多重サイトスイッチに送られ、多重サイトスイッチの外部からのすべて の通信と同様に、MIM内の通信コントローラ310がこれを受信する。MIM はサイトチャンネル割り当てを、多重サイトスイッチ内で使えるようにTDMバ ススロット割り当てに変換し、GSCバスを通してそのスロット割り当てを他の すべてのインターフェースモジュールと構成要素に送る。一次MIMはそのTD Mバススロット(すなわちチャンネル)が活動状態であると記録し、またスロッ ト状態更新メッセージを他のインターフェースモジュールに送ってスロット状態 更新の役目を実行する。 より特定すると、再び第2図において、MIMはサイトが出したTDMバスス ロット割り当てに応答して、多重サイトスイッチメッセージバス209を通して メッセージを送る。TDMスロット割り当てメッセージはすべての多重サイトス イッチ構成要素(たとえば、インターフェースモジュールすなわち「ノード」) に送られ、呼に割り当てられた、音声バス210上のTDMバススロットを識別 する。スロット割り当てメッセージを受信すると、各CIM(204)はそのデ ータベースを見て、被呼者がその対応するコンソール202にプログラムされて いるかどうか調べる。被呼者がプログラムされていることと、音声が暗号化され ていないことをチャンネル割り当てメッセージが示す場合は、CIM204は対 応するディスパッチコンソール202をその呼の音声スロットに接続する。この ようにして、ディスパッチコンソールは、ディスパッチャがプログラムしたグル ープまたは装置に関する暗号化されていない呼をすべて監視することができる。 MOM(205)はグループ呼を設定し、CIMに「スマートな」呼を知らせ、 ディスパッチコンソールがどの呼を「選択した」かを追跡する。「二次」MIM は「一次」MIMから、TDMバススロット割り当てとスロット更新を受信する 。各MIMはその装置データベースをチェックして、被呼者がその区域内に居る と記録されているかどうか調べる。被呼者がその区域内に居ない場合はMIMは 何もしない。被呼者がその区域内に居る場合は、MIMは二次MIMとして指定 され、RAM(312)内に保持されているビットマップデータベースに割り当 てられたTDMバススロットビットをセットし(または、チャンネルが外されて いることをスロット割り当てが示す場合はビットをクリアし)、その後の更新を インターフェースプロセッサ(314)に送らないようにする。 物理的には、各ノードは実質的に回路カードまたはボードであって、ノード間 の必要なすべてのハードウエア接続(たとえばパワーバス、データバス、制御バ ス)を備えるバックプレインを持つ、集中化された相互接続端子内に挿入される 。各ノードは特有のノード識別番号を持ち、この番号は動的に割り当てることが できる。さらに、各ノードカード上のDIPスイッチを手動でセットして、その ノードが「端ノード」(すなわち、多重サイトスイッチ内のメッセージネットワ ークバス209の物理的な「端」にある)かどうかを示すことができる。第5図 は、バックプレインに接続するノードの構成を記号的に示す。図に示すように、 2本のメッセージバス209aと209bが各ノードに双方向に接続する。端ノ ード406とGSC BUS209bはバス故障(すなわち、開路の検出と防止 )用に設けられている。好ましい実施態様のノードの構成では、1本のバスの終 端 (たとえば、第5図の左端)のバックプレインの一端にMOM205を挿入し、 バックプレインの反対の端(たとえば、第5図の右端)に端ノード406を接続 する。MOM205と端ノード406の間に、ノード1、2など(404)で表 す残りのノードを、GSCバス209aと209bに双方向にハードウエアで接 続する。またMOM205と端ノード406を含むすべてのノードをGSCバス 選択線402に接続する。GSCバス選択線402は、1本のGSC制御メッセ ージバスから他の必要な任意のバスへのノードの切り替えを均一に調整するのに 用いる。MOMの詳細な説明と動作については、共に譲渡された米国特許出願一 連番号第08/084,944号、1993年7月2日出願、「信頼性の高い制 御メッセージネットワークを備える多重サイト中継RF通信システム」に述べら れているので、引例としてここに挿入する。 既に説明したように、多重サイト環境で呼の回線争奪が起こるのは、異なるサ イトの多数の発呼者が共通の通話グループ(呼グループ)にほとんど同時に送信 しようとするときである。この発明では、多重サイトシステム内のサイト間の通 話グループ呼の回線争奪を解決するのに分散形の呼調停方式を用い、従来の中央 調停方式を用いると起こる可能性のある、性能のボトルネックと「1点故障」モ ードを避ける。より特定すると、この発明は回線争奪の調停に分散方式を用いる もので、各サイトインターフェースは回線争奪を自動的にチェックし、所定の共 通の調停方式に従ってどの呼に優先権を与えるかを決定して回線争奪を解決する 。この方式を最も簡単に述べると、「最初に来た呼が勝ち、同時の場合は最高の 番号を持つサイトが勝つ」ことである(最初にネットワークを構成するときに、 特有のサイト識別番号を各サイトに予め割り当てなければならない)。さらにこ の発明の調停法では、「緊急の」呼に緊急でない呼より高い優先権を与えて処理 する。 前に説明したように、多重サイトスイッチ内のサイトインターフェース(たと えば、MIMやその他のインターフェースモジュール)は、すべての可能な通話 グループ用の分散形の「追跡」データベースを保持する。この発明では、このデ ータベースを拡張して、呼の回線争奪の状態を検出するのに必要な情報を含める 。各サイトインターフェースで回線争奪の調停が必要なのは、そして実現される の は、局所的に関連するトランシーバサイトの特定の通話グループに向けた呼を多 重サイトスイッチ(調整器)を経て受信したが、そのサイトはすでに同じ通話グ ループに送信中の場合か、または特定の通話グループ宛に無線(移動装置)が出 した呼を局所的に関連するトランシーバサイトで受信したが、その通話グループ はすでに他のサイトと通話中である場合である。この発明の回線争奪の調整方式 では、回線争奪の調停に勝った呼は処理し、回線争奪の調停に敗れた呼は「コン ソールだけの呼」として経路を選択する(すなわち、経路をディスパッチ位置/ 操作者コンソールに選択する)。 この発明の例示の実施態様では、「受信中」フラグと「送信中」フラグが、通 話グループ毎に各サイトの分散形データベースに含まれている。通話グループの 送信呼または受信呼の要求の初めに、これらのフラグは各サイトインターフェー ス(すなわちインターフェースモジュール)で自動的にセットされ、次に、戻す (unkey)/外す信号を受信するとクリアされる。通話グループの送信中フラグ は、移動無線が出した呼をそのサイトの通話グループが受信するとセットされ、 移動無線装置の発呼者が押して話す型のボタンを「戻す」とクリアされる。通話 グループの受信中フラグは他のサイトから呼を受信すると(すなわち、多重サイ トスイッチを経て)セットされ、発呼者が「戻す」とクリアされる。また受信中 フラグは、サイトが呼を取り上げなくてもセットされる。これにより、このサイ トは後でこの呼に重ねて送信することができなくなる。たとえば、呼を開始する ときに追跡する装置がサイトに居ないと仮定すると、呼の進行中に移動装置が後 でそのサイトに切り替えた場合でも、現在の呼に重ねて送信できないようにしな ければならない。 従って、各サイトインターフェースは次の2つの状況の回線争奪を自動的に解 決する。 1) 受信呼の回線争奪の調停: 他のサイトから呼を受信し、かつ通話グルー プの送信中フラグビットがセットされているときに起こる。この状況は、新しい 呼を出したトランシーバのサイト番号と、インターフェースモジュールに割り当 てられているトランシーバサイト(すなわち局所的に関連するサイト)のサイト 番号とを比較して解決する。最初にネットワークを構成すると きに、特有のサイト識別番号を各サイトに割り当てる。呼の中に緊急なものがな ければ、高いサイト番号からの呼が優先される。番号の低いサイトからの呼は「 コンソールだけの呼」として経路が選択される。「コンソールだけの呼」は、操 作者のコンソール(ディスパッチ位置)のインターフェースとして機能するイン ターフェースモジュールだけが取り上げる。しかし緊急の呼は、緊急でない呼と の回線争奪の調停に常に勝つ。 2) 送信呼の回線争奪の調停: 無線が出した呼を局所的に関連するトランシ ーバサイトが受信し、かつ通話グループの受信中フラグがセットされているとき に起こる。この場合は、「緊急の」呼でなければ、通話グループの誰かがすでに 呼を開始しているので、サイトインターフェースは呼を「コンソールだけの呼」 として経路を選択する。上と同様に、緊急の呼は緊急でない呼との回線争奪の調 停に常に勝つ。 各サイトインターフェースモジュールが自動的に実現する調停手続きを、第6 図と第7図を参照して以下に詳細に説明する。これらの手続きは追跡データベー ス内の各呼グループの受信中および送信中フラグをチェックし、「回線争奪」フ ラグを用いて、回線争奪状況が存在するかどうかを示す。たとえば第6図は、受 信呼の回線争奪の調整を示す例示の処理の流れ図を示す。この手続きは、多重サ イト調整器を通して他のサイトからサイトインターフェースに呼を受けたときに 呼び出される。この手続きは、局所のサイトの既存の送信呼との回線争奪をチェ ックする。(他のサイトからの呼との調停に敗れた場合は、サイトインターフェ ースはその送信呼を「ディスパッチ位置コンソールだけの呼」として処理しなけ ればならないことに注意)。 第6図の処理の流れ図において、回線争奪フラグをまず「偽」にセットする( ブロック600)。「回線争奪フラグ」はルーチンの最初に偽にセットする局所 変数であって、CALL RCVとCALL XMTと現在の呼の緊急状態を調 べて、これに基づいて現在の回線争奪状態を追跡することにだけ用いる。次に、 追跡データベース内の被呼グループの送信中フラグをチェックする(決定ブロッ ク602)。このサイトがそのグループの呼を送信していない(すなわち、送信 中フラグがクリアされている)場合は、呼は許可される。そうでない場合は、デ ータベースをチェックしてそのサイトの送信装置を探す(ブロック604)。送 信中フラグがセットされている通話グループへの呼を別のサイトから受信したが 、そのサイトからはその通話グループの呼が見つからない場合は(決定ブロック 606)、診断/警報メッセージを出す(ブロック608)。実際の送信器が見 つからないので送信中フラグビットはクリアされ、他の競合するサイトからの呼 を実行することが許可される。呼の送信器が見つかった場合は、呼が緊急の呼で なければ回線争奪の調停が決定される(決定ブロック610)。呼が緊急の呼の 場合は、他の現在の呼(そのグループの送信中フラグがセットされている)を外 して警報/診断メッセージを出す。呼が緊急の呼でない場合は(または呼が両方 とも緊急の呼の場合は)、回線争奪の調停を行って最も高い番号を持つサイトか らの呼を勝ちとする(決定ブロック614)。(サイトID番号は、多重サイト ネットワークを構成するときに予め決定して、割り当てる)。局所サイトの方が 高い番号を持つサイトの場合は、新しい呼はコンソールだけの呼として経路を再 選択し、警報/診断(呼を外す)メッセージを出す(ブロック612)。他方、 局所サイトのサイト番号が低い場合は、局所サイトからの呼はコンソールだけの 呼として経路を再選択し、回線争奪フラグを「真」にセットする(ブロック61 6)。 サイトインターフェースが回線争奪の調停に敗れた呼を処理する場合は、呼か らの基本的情報(たとえば、発呼無線装置、被呼通話グループ、サイト番号、呼 の時刻)を含む警報/診断メッセージを生成し、その呼の経路をコンソールだけ に再選択する(システムの操作者が取り扱えるように)。 第7図は、送信呼の回線争奪の調停を示す例示の処理の流れ図を示す。この手 続きは、移動無線が出した呼を局所サイトのインターフェースに受信したときに 呼び出される。この手続きを行って回線争奪を検出した場合は、入ってきた呼の 経路はコンソールだけの呼として再選択する。呼の回線争奪状況が存在しない場 合は、このルーチンは受信中フラグをチェックしただけで戻る。呼を処理する通 常の実行手続きに加えて、ほんの数行の追加のプログラムコードを実行する。し たがって、全体のコード処理実行時間はほとんど増えない。 次に第7図の処理の流れ図において、回線争奪フラグをまず「偽」にセットす る(ブロック700)。次に、追跡データベース内の被呼グループの受信中フラ グをチェックする(決定ブロック702)。通話グループが他のサイトから受信 中でない(すなわち、受信中フラグがクリアされている)場合は、呼を処理する 。通話グループが既に受信中の場合は、呼が緊急の呼の場合に限って通す(決定 ブロック703)。通話グループが受信中の(すなわち、受信中フラグがセット されている)場合は呼は回線争奪の調停に敗れ、回線争奪フラグを「真」にセッ トし、警報/診断メッセージを出して、入って来た呼はコンソールだけとして経 路を選択する(ブロック704)。 残りの第8図−第10図は、3サイトを含む多重サイトシステムにおいて、こ の発明の上に説明した調停法を用いていくつかの可能なグループ呼(通話グルー プ)の回線争奪を調停するシナリオの、例示のメッセージの流れを示す。第8図 は、呼が多重サイトスイッチで交差する(すなわち、「同時の場合は最高の番号 を持つサイトが勝つ」)状況を示す。この状況では、サイト1では装置「A」か ら、サイト2では装置「B」から、グループ呼が同じ通話グループにほとんど同 時に行われる。両方の呼を多重サイト調整器のバスに乗せる。第8図に示す事象 シーケンスを参照すると、 1. 移動装置AとBから同じ通話グループへの呼が、それぞれサイト1とサイ ト2にほとんど同時に到着する。呼はそれぞれのサイトインターフェースに送ら れる。 2. 両サイトインターフェースは、呼を多重サイトスイッチバスに乗せる。( この時点ではどちらのサイトも他の呼について知らない)。 3. サイトインターフェース1はサイト2から呼Bを受信する。サイト2から の呼Bは優先権を持っている(すなわち、「高い番号を持つサイトが出している 」)ので、サイトインターフェース1は呼Bをサイト1に送り、呼Aの経路はコ ンソールだけの呼として再選択する。サイトインターフェース2はサイト1から 呼Aを受信する。サイトインターフェース2は調停優先権を持つので、サイトイ ンターフェース2はサイト1からの呼Aを無視する。(第7図の受信呼の調停の 流れ図を参照のこと)。 4. サイト3からの送信とは回線争奪がないので、サイトインターフェース3 は両方の呼をサイト3に送る。 5. 次に、サイト3は「呼Aをコンソールだけとして経路を再選択する」メッ セージをサイト1から受けて呼Aを外し、サイト2からの呼Bだけを残す。ここ でサイト2は呼Bを送信し、サイト1と3は呼Bを受信する。さらに、多重サイ トスイッチバス上の任意のコンソールインターフェースモジュール(図示せず) はその呼グループを受信するようプログラムされており、呼Aも呼Bも受信する 。 第9図は、サイトリンクで呼が交差する(すなわち「最初に来た呼が勝つ」) 状況を示す。この例でも、同じ通話グループの呼がサイト1と2にほとんど同時 に出る。しかし、サイト2のインターフェースがサイト1から呼Aを受け取るま で、サイト2に呼Bが出なかった。第9図に示す事象シーケンスを参照すると、 1. 移動装置Aから呼がサイト1に到着し、サイトインターフェース1に送ら れる。サイトインターフェースは呼Aを多重サイトスイッチバスに乗せる。 2. サイトインターフェース2はサイト1からの呼Aを多重サイトバスから受 け取り、サイト2に送る。装置Bからサイト2に呼が到着し、サイトインターフ ェース2に送られる。サイトインターフェース2は装置Bからの呼をコンソール だけの呼として多重サイトスイッチバスに乗せ、呼Aをその関連するサイトに送 る。(第6図の送信呼の調停の流れ図を参照のこと)。サイト3は呼Aを受け取 らない。ここでサイト1は呼Aを送信し、サイト2と3は呼Aを受信する。やは り、その呼グループをプログラムしているコンソールディスパッチ位置(すなわ ち、コンソールインターフェースモジュール)は両方の呼を聞く。 第10図は、緊急の呼が他の呼に優先する状況を示す。この例では、呼が装置 Bからサイト2に到着し、他のサイトに送られる。サイト2で呼を設定中に、装 置Aからサイト1に緊急の呼が起こる。サイト2の方が高い番号を持つサイトで あるが、緊急の呼はサイト2からの呼より高い調停の優先権を与えられる。第1 0図に示す事象シーケンスを参照すると、 1. 装置Bがサイト2に呼を起こす。この呼は多重サイトスイッチを通して他 のサイトに送られる。 2. 呼Bを設定中に、サイト1の装置Aは同じ通話グループへの「緊急の呼」 を開始する。緊急の呼は高いサイトからの緊急でない呼を無効にするので、サイ ト1のインターフェースはこの呼を多重サイトスイッチバスに乗せる。(第6図 の送信呼の調停の流れ図を参照のこと)。 3. サイト2のインターフェースはサイト1から緊急の呼を受信する。緊急の 呼はサイト2からの呼を無効にする。したがって、サイト2のインターフェース は現在の送信呼(呼B)をコンソールだけの呼として経路を再選択し、新しい呼 を受け取る。(第7図の受信呼の調停の流れ図を参照のこと)。サイト3は両方 の呼を受け取るが、サイトインターフェース2から外したという信号を受信する と呼Bを外す。ここで、サイト1は緊急の呼を送信し、サイト2と3はこれを受 信する。(その呼グループがプログラムされているコンソールディスパッチ位置 は両方の呼を聞く)。 この発明について、現在最も実際的で好ましいと考えられる実施態様に関して 説明したが、この発明は開示した実施態様に限定されるものではなく、請求の範 囲の精神と範囲内に含まれる種々の変形や同等の装置を含むものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M W,MX,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TT,UA, UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.RFトランシーバサイトまたは操作者コンソール位置と多重サイト通信切 り替え調整器との間の通信をインターフェースする複数個のインターフェースノ ードを備える多重サイト中継無線周波数通信ネットワークにおいて、共通の通話 グループにほとんど同時に送信しようとする異なるサイトの発呼者の間の通話グ ループ呼の回線争奪を分散的に解決する方法であって、 (a)装置の呼と通話グループ活動の情報を備えるデータベースを各インター フェースノードに保持し、 (b)すべてのインターフェースノードで実現される共通の所定の調停方式に 基づいて、異なるサイトから来た共通の通話グループ呼の間の回線争奪を各イン ターフェースノードで自動的に調停し、 (c)ステップ(b)で回線争奪の調停に勝った呼を通常の呼として処理し、 ステップ(b)で回線争奪の調停に敗れた呼を操作者コンソールだけの型の呼と して処理する、 ステップを含む、通話グループ呼の回線争奪を分散的に解決する方法。 2.請求項1記載の通話グループ呼の回線争奪を分散的に解決する方法であっ て、前記所定の調整方式は、別のサイトインターフェースノードから呼を受信し たがその関連するサイトは前記呼を既に送信中である場合、または移動通信装置 が出した呼を、他のサイトとの呼をすでに処理中である通話グループが受信した 場合に実現される、通話グループ呼の回線争奪を分散的に解決する方法。 3.請求項1記載の通話グループ呼の回線争奪を分散的に解決する方法であっ て、前記所定の調停方式は最初の発呼者に、または実質的に同時の発呼者がある 場合は高い識別番号を持つサイトから出た呼に、優先権を与える方法。 4.請求項1記載の通話グループ呼の回線争奪を分散的に解決する方法であっ て、各トランシーバサイトは特有の識別番号を持ち、各インターフェースノード に保持される前記データベースは各グループへの呼の要求の送信および受信状態 を示す第1および第2フラグビットを通話グループ毎に持っており、前記方法は 、 送信呼または受信呼の要求が始まると前記フラグビットを調べて、調停を必要 とする呼の回線争奪状況が存在するかどうかを決定し、ただしどちらかのフラグ ビットがセットされているときは回線争奪状況であることが示される、 特定の通話グループのメンバーが出した呼を局所的に関連するトランシーバサ イトから受信したときは、前記データベース内の前記通話グループに関連する前 記第1フラグをセットし、 ネットワーク内の別のインターフェースノードから切り替え調整器を通して呼 を受信したときは、前記データベース内の特定の通話グループに関連する前記第 2フラグをセットし、 呼の送信が終了したことを示す戻し信号を受信すると前記フラグビットをクリ アし、 ネットワーク内の別のインターフェースノードから呼の要求を受信しかつ前記 第1フラグビットがセットされていることが見つかったときは、 回線争奪をする呼のサイト識別番号を比較し、 高い識別番号を持つサイトが出した回線争奪をする呼を争奪がない呼として 処理し、 低い識別番号を持つサイトが出した回線争奪をする呼をコンソールだけの呼 として処理する、 ことにより呼の回線争奪を調停し、 局所的に関連するトランシーバサイトから呼を受信しかつ前記第2フラグがセ ットされていることが見つかったときは、前記局所的に関連するトランシーバサ イトから受信した前記呼をコンソールだけの呼として処理することにより呼の回 線争奪を調停する、 ステップを含む、通話グループ呼の回線争奪を分散的に解決する方法。 5.ネットワーク内のディジタルレピータサイトと他のアナログ/ディジタル 通信の送信元/送信先の間の通信の経路を選択するための分散形制御多重サイト 調整器を備える、多重サイトディジタル中継無線周波数通信ネットワークにおい て、分散形の呼回線争奪の調停装置であって、 ネットワーク内で経路を選択された呼に関する情報を記憶するデータベースを それぞれ備える複数個のサイトインターフェースノード、 共通の通話グループにほとんど同時に送信しようとする発呼者からの呼を調停 するための、各サイトインターフェースノードで自動的に動作する、分散形の呼 調停手段、ただし調停された呼は通常の多重サイトネットワーク呼として、また は操作者コンソールだけの型の呼として処理されるもの、 を備える、分散形の呼回線争奪の調停装置。 6.RFトランシーバサイトまたは操作者コンソール位置と多重サイト通信切 り替え調整器との間の通信をインターフェースする複数個のインターフェースノ ードを備える多重サイト中継無線周波数通信ネットワークにおいて、共通の通話 グループにほとんど同時に送信しようとする異なるサイトの発呼者の間の通話グ ループ呼の回線争奪を分散的に解決する分散形装置であって、 各通話グループに関連しかつ関連する通話グループの少なくとも受信中および 送信中の呼の状態を示す、ディジタルフラグビットを記憶する各インターフェー スノードのフラグビット記憶手段、 すべてのインターフェースノードで実現される共通の所定の調停方式に基づい て、異なるサイトからの共通の通話グループへの呼の間の回線争奪を各インター フェースノードで自動的に調停する、分散形の呼調停手段、 を備える、分散形装置。 7.多重サイト中継無線周波数通信ネットワーク内の通話グループ呼の回線争 奪を解決する請求項6記載の分散形装置であって、前記調停手段は各通話グルー プに関連する前記フラグビットをセットしテストする手段を備える、分散形装置 。 8.多重サイト中継無線周波数通信ネットワーク内の通話グループ呼の回線争 奪を解決する請求項6記載の分散形装置であって、前記調停手段は緊急の呼に緊 急でない呼より優先権を与える手段を備える、分散形装置。 9.アナログまたはディジタル通信を伝送する複数のサイトに関連し、多数の サイトの間の通信を調整するディジタル通信切り替え調整器を持つ、1個または 複数個の通信装置のネットワークを備える通信システムであって、前記ディジタ ル切り替え調整器は、 時分割(TDM)バスであって、予め割り当てられた時間スロット中に、前記 TDMバスに接続するサイトインターフェースモジュールにディジタル音声情報 を伝送するTDMバス、 グローバル直列チャンネル(GSC)バスであって、前記GSCバスに接続す るインターフェースモジュールに操作制御メッセージ情報を伝送するGSCバス 、 前記TDMバスと前記通信装置の間の通信をインターフェースする専用のサイ トインターフェースモジュール、ただし前記各インターフェースモジュールは通 信装置のサイトと通話グループの関連を追跡するデータベースを保持し、共通の 通話グループのメンバーである通信装置間の通信の回線争奪を解決する自動手段 を持つもの、 を備える、通信システム。 10.請求項9記載の通信システムであって、各インターフェースノード内の前 記データベースは、各通話グループに関連しかつ関連する通話グループの受信中 および送信中の呼の状態を示す、少なくとも1対の回線争奪フラグ記憶ビットを 持つ、通信システム。
JP7523482A 1994-03-11 1995-02-24 Rf中継多重サイト調整装置構造の呼の分散形調停法 Pending JPH09510066A (ja)

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