JP3226022B2 - 通信制御方法およびその装置 - Google Patents
通信制御方法およびその装置Info
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/14—Relay systems
- H04B7/15—Active relay systems
- H04B7/185—Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
- H04B7/18523—Satellite systems for providing broadcast service to terrestrial stations, i.e. broadcast satellite service
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- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
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- H04B7/204—Multiple access
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Communication Control (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、親局と子局とが通
信回線を介してスター状に接続され、子局は前記通信回
線を介してＴＤＭＡ（Ｔｉｍｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍ
ｕｌｔｉｐｌｅＡｃｃｅｓｓ）方式で親局へアクセス
し、親局は前記通信回線を介して全ての子局へ放送モー
ドで送信することが可能な通信制御方法およびその装置
に関する。
信回線を介してスター状に接続され、子局は前記通信回
線を介してＴＤＭＡ（Ｔｉｍｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍ
ｕｌｔｉｐｌｅＡｃｃｅｓｓ）方式で親局へアクセス
し、親局は前記通信回線を介して全ての子局へ放送モー
ドで送信することが可能な通信制御方法およびその装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】１つのチャネルを複数の局へ割り当てる
通信制御方法にはＦＤＭＡ方式やＴＤＭＡ方式がある
が、例えば衛星通信において衛星上の１つのチャネルを
時分割して複数の局へ割り当てを行う従来の通信制御方
法として用いられている後者のＴＤＭＡ方式では、タイ
ムスロットの割り当てを固定的に行う固定割当（Ｐｅｒ
Ａｓｓｉｇｎｍｅｎｔ）やタイムスロットの割り当てを
タイムスロット割当要求の到着順に行う接続要求割当
（Ｄｅｍａｎｄ Ａｓｓｉｇｎｍｅｎｔ）などによりタ
イムスロットの割り当てを行なっている。
通信制御方法にはＦＤＭＡ方式やＴＤＭＡ方式がある
が、例えば衛星通信において衛星上の１つのチャネルを
時分割して複数の局へ割り当てを行う従来の通信制御方
法として用いられている後者のＴＤＭＡ方式では、タイ
ムスロットの割り当てを固定的に行う固定割当（Ｐｅｒ
Ａｓｓｉｇｎｍｅｎｔ）やタイムスロットの割り当てを
タイムスロット割当要求の到着順に行う接続要求割当
（Ｄｅｍａｎｄ Ａｓｓｉｇｎｍｅｎｔ）などによりタ
イムスロットの割り当てを行なっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信制御方法で
は、以上のようにタイムスロットの割り当てを行なって
いるので、送信するデータの緊急度が高い場合でも、緊
急度の低いデータと同様にタイムスロットの割り当てが
行われるため、緊急度の高いデータでも送信順番が来る
のを待つ必要が生じ、緊急度の高いデータが送信される
までの待ち時間が長くなってデータが送信される際の遅
延時間が長くなる課題があった。
は、以上のようにタイムスロットの割り当てを行なって
いるので、送信するデータの緊急度が高い場合でも、緊
急度の低いデータと同様にタイムスロットの割り当てが
行われるため、緊急度の高いデータでも送信順番が来る
のを待つ必要が生じ、緊急度の高いデータが送信される
までの待ち時間が長くなってデータが送信される際の遅
延時間が長くなる課題があった。
【０００４】そこで本発明の目的は、緊急度の高い通信
を行う際のタイムスロット割当要求に対し、タイムスロ
ットの割当待ちに要する時間を短縮するとともに、前記
タイムスロット割当要求の状況に対し緊急度の高いタイ
ムスロットの割合を柔軟に変更することでタイムスロッ
トの利用効率を向上できる通信制御方法およびその装置
を提供することを目的とする。
を行う際のタイムスロット割当要求に対し、タイムスロ
ットの割当待ちに要する時間を短縮するとともに、前記
タイムスロット割当要求の状況に対し緊急度の高いタイ
ムスロットの割合を柔軟に変更することでタイムスロッ
トの利用効率を向上できる通信制御方法およびその装置
を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、タイムスロットへ親局が初期優先度をあらか
じめ設ける初期優先度設定ステップと、各子局が前記親
局へ行うタイムスロット割当要求に、当該各子局におい
て通信の緊急度に応じた優先度を設定する優先度設定ス
テップと、該優先度設定ステップにより設定された優先
度が付されたタイムスロット割当要求を前記親局が受信
すると、前記設定された優先度を判定する優先度判定ス
テップと、割当待ちとなっているタイムスロット割当要
求を優先度毎に蓄積する割当要求蓄積ステップと、該割
当要求蓄積ステップで優先度毎に蓄積したタイムスロッ
ト割当要求の数が所定数を越えると、当該タイムスロッ
ト割当要求の前記優先度が設けられているタイムスロッ
トの割合を増やすタイムスロット数増加ステップと、前
記優先度判定ステップで判定された優先度の高さをもと
に、当該優先度のタイムスロット割当要求が蓄積されて
おらず、当該優先度のタイムスロットが空いておらず、
さらに当該優先度より低い優先度が設けられているタイ
ムスロットが空いていると、前記各子局からの前記タイ
ムスロット割当要求に対し前記親局が当該優先度より低
いタイムスロットを割り当てるタイムスロット割当ステ
ップとを備えていることを特徴とする。
するため、タイムスロットへ親局が初期優先度をあらか
じめ設ける初期優先度設定ステップと、各子局が前記親
局へ行うタイムスロット割当要求に、当該各子局におい
て通信の緊急度に応じた優先度を設定する優先度設定ス
テップと、該優先度設定ステップにより設定された優先
度が付されたタイムスロット割当要求を前記親局が受信
すると、前記設定された優先度を判定する優先度判定ス
テップと、割当待ちとなっているタイムスロット割当要
求を優先度毎に蓄積する割当要求蓄積ステップと、該割
当要求蓄積ステップで優先度毎に蓄積したタイムスロッ
ト割当要求の数が所定数を越えると、当該タイムスロッ
ト割当要求の前記優先度が設けられているタイムスロッ
トの割合を増やすタイムスロット数増加ステップと、前
記優先度判定ステップで判定された優先度の高さをもと
に、当該優先度のタイムスロット割当要求が蓄積されて
おらず、当該優先度のタイムスロットが空いておらず、
さらに当該優先度より低い優先度が設けられているタイ
ムスロットが空いていると、前記各子局からの前記タイ
ムスロット割当要求に対し前記親局が当該優先度より低
いタイムスロットを割り当てるタイムスロット割当ステ
ップとを備えていることを特徴とする。
【０００６】本発明の通信制御方法によれば、タイムス
ロットへ親局が初期優先度をあらかじめ設け、各子局が
前記親局へ行うタイムスロット割当要求に、当該各子局
において通信の緊急度に応じた優先度を設定し、前記設
定された優先度が付されたタイムスロット割当要求を前
記親局が受信すると、前記設定された優先度を判定し、
割当待ちとなっているタイムスロット割当要求を優先度
毎に蓄積し、前記蓄積したタイムスロット割当要求の数
が所定数を越えると、当該タイムスロット割当要求の前
記優先度が設けられているタイムスロットの割合を増や
し、前記判定された優先度の高さをもとに、当該優先度
のタイムスロット割当要求が蓄積されておらず、当該優
先度のタイムスロットが空いておらず、さらに当該優先
度より低い優先度が設けられているタイムスロットが空
いていると、前記各子局からの前記タイムスロット割当
要求に対し前記親局が当該優先度より低いタイムスロッ
トを割り当てることで、緊急度の高い、つまり優先度の
高いタイムスロット割当要求のタイムスロット割当待ち
時間を短縮するとともに、タイムスロットの利用効率を
向上させる。
ロットへ親局が初期優先度をあらかじめ設け、各子局が
前記親局へ行うタイムスロット割当要求に、当該各子局
において通信の緊急度に応じた優先度を設定し、前記設
定された優先度が付されたタイムスロット割当要求を前
記親局が受信すると、前記設定された優先度を判定し、
割当待ちとなっているタイムスロット割当要求を優先度
毎に蓄積し、前記蓄積したタイムスロット割当要求の数
が所定数を越えると、当該タイムスロット割当要求の前
記優先度が設けられているタイムスロットの割合を増や
し、前記判定された優先度の高さをもとに、当該優先度
のタイムスロット割当要求が蓄積されておらず、当該優
先度のタイムスロットが空いておらず、さらに当該優先
度より低い優先度が設けられているタイムスロットが空
いていると、前記各子局からの前記タイムスロット割当
要求に対し前記親局が当該優先度より低いタイムスロッ
トを割り当てることで、緊急度の高い、つまり優先度の
高いタイムスロット割当要求のタイムスロット割当待ち
時間を短縮するとともに、タイムスロットの利用効率を
向上させる。
【０００７】本発明に係る通信制御システム装置は、各
子局から送られてくる通信の緊急度に応じて設定された
優先度が付されたタイムスロット割当要求から、前記優
先度を抽出し、当該優先度の高さを判定する判定部と、
割当待ちとなっているタイムスロット割当要求を優先度
毎に蓄積するキュー処理部と、前記キュー処理部で優先
度毎に蓄積したタイムスロット割当要求の数が所定数を
越えると、当該タイムスロット割当要求の前記優先度が
設けられているタイムスロットの割合を増加させるとと
もに、判定部で判定された優先度の高さをもとに、当該
優先度のタイムスロット割当要求が前記キュー処理部に
蓄積されておらず、当該優先度のタイムスロットが空い
ておらず、さらに当該優先度より低い優先度が設けられ
ているタイムスロットが空いていると、該タイムスロッ
トを前記優先度のタイムスロットへ変更し、前記タイム
スロット割当要求に対し前記変更したタイムスロットを
割り当てるスロット割当制御部とを備えていることを特
徴とする。
子局から送られてくる通信の緊急度に応じて設定された
優先度が付されたタイムスロット割当要求から、前記優
先度を抽出し、当該優先度の高さを判定する判定部と、
割当待ちとなっているタイムスロット割当要求を優先度
毎に蓄積するキュー処理部と、前記キュー処理部で優先
度毎に蓄積したタイムスロット割当要求の数が所定数を
越えると、当該タイムスロット割当要求の前記優先度が
設けられているタイムスロットの割合を増加させるとと
もに、判定部で判定された優先度の高さをもとに、当該
優先度のタイムスロット割当要求が前記キュー処理部に
蓄積されておらず、当該優先度のタイムスロットが空い
ておらず、さらに当該優先度より低い優先度が設けられ
ているタイムスロットが空いていると、該タイムスロッ
トを前記優先度のタイムスロットへ変更し、前記タイム
スロット割当要求に対し前記変更したタイムスロットを
割り当てるスロット割当制御部とを備えていることを特
徴とする。
【０００８】本発明の通信制御システム装置は、各子局
から送られてくる通信の緊急度に応じて設定された優先
度が付されたタイムスロット割当要求から、前記優先度
を抽出し、当該優先度の高さを判定部で判定し、割当待
ちとなっているタイムスロット割当要求を優先度毎にキ
ュー処理部へ蓄積し、前記キュー処理部で優先度毎に蓄
積したタイムスロット割当要求の数が所定数を越える
と、スロット割当制御部において当該タイムスロット割
当要求の前記優先度が設けられているタイムスロットの
割合を増加させるとともに、判定部で判定された優先度
の高さをもとに、当該優先度のタイムスロット割当要求
が前記キュー処理部に蓄積されておらず、当該優先度の
タイムスロットが空いておらず、さらに当該優先度より
低い優先度が設けられているタイムスロットが空いてい
ると、該タイムスロットを前記優先度のタイムスロット
へ変更し、前記タイムスロット割当要求に対し前記変更
したタイムスロットを割り当てるようにし、緊急度の高
い、つまり優先度の高いタイムスロット割当要求のタイ
ムスロット割当待ち時間を短縮するとともに、タイムス
ロットの利用効率を向上させる。
から送られてくる通信の緊急度に応じて設定された優先
度が付されたタイムスロット割当要求から、前記優先度
を抽出し、当該優先度の高さを判定部で判定し、割当待
ちとなっているタイムスロット割当要求を優先度毎にキ
ュー処理部へ蓄積し、前記キュー処理部で優先度毎に蓄
積したタイムスロット割当要求の数が所定数を越える
と、スロット割当制御部において当該タイムスロット割
当要求の前記優先度が設けられているタイムスロットの
割合を増加させるとともに、判定部で判定された優先度
の高さをもとに、当該優先度のタイムスロット割当要求
が前記キュー処理部に蓄積されておらず、当該優先度の
タイムスロットが空いておらず、さらに当該優先度より
低い優先度が設けられているタイムスロットが空いてい
ると、該タイムスロットを前記優先度のタイムスロット
へ変更し、前記タイムスロット割当要求に対し前記変更
したタイムスロットを割り当てるようにし、緊急度の高
い、つまり優先度の高いタイムスロット割当要求のタイ
ムスロット割当待ち時間を短縮するとともに、タイムス
ロットの利用効率を向上させる。
【０００９】
【発明の実施の形態】次に本発明による通信制御方法お
よびその装置の実施の一形態について説明する。なお、
以下の説明では衛星を利用した通信制御方法および通信
制御システム装置として説明するが、衛星を利用した衛
星通信に限定されるものではなく、地上における通信回
線を利用するものであってもよい。図１は、本実施の形
態による通信制御方法が適用される衛星通信システムの
一例を示す構成図である。図において、１は基準局（以
下、親局という）、２は従局（以下、子局という）、３
は通信衛星である。この衛星通信システムでは、親局１
と複数の子局２とが衛星回線を介してスター状に接続さ
れ、各子局２は通信衛星３を介してＴＤＭＡ方式で親局
１へアクセスが可能である。また、親局１は通信衛星３
を介して全ての子局２へ放送モードで送信することが可
能である。
よびその装置の実施の一形態について説明する。なお、
以下の説明では衛星を利用した通信制御方法および通信
制御システム装置として説明するが、衛星を利用した衛
星通信に限定されるものではなく、地上における通信回
線を利用するものであってもよい。図１は、本実施の形
態による通信制御方法が適用される衛星通信システムの
一例を示す構成図である。図において、１は基準局（以
下、親局という）、２は従局（以下、子局という）、３
は通信衛星である。この衛星通信システムでは、親局１
と複数の子局２とが衛星回線を介してスター状に接続さ
れ、各子局２は通信衛星３を介してＴＤＭＡ方式で親局
１へアクセスが可能である。また、親局１は通信衛星３
を介して全ての子局２へ放送モードで送信することが可
能である。
【００１０】図２および図３は、本実施の形態による通
信制御方法が適用される通信制御システム装置を示し、
図２は親局１の構成を示すブロック図、図３は子局２の
構成を示すブロック図である。図２において、親局１
は、スロット割当制御部１ａ、統計処理部１ｂ、キュー
処理部１ｃ、受信機１ｄ、送信機１ｅ、データ処理部１
ｆ、加算部１ｇ、入出力分離回路１ｈを備える。スロッ
ト割当制御部１ａはタイムスロットに優先度を付与し、
子局から送られてくるタイムスロット割当要求に緊急度
に応じて設定されている優先度を受け、前記タイムスロ
ット割当要求に対しタイムスロットを割り当てる。この
場合、前記優先度は、緊急を要する場合の高い優先度を
優先度「１」、緊急を要しない場合の優先度を優先度
「０」として、優先度「１」と優先度「０」の２つの優
先度があるものとする。これに伴い、スロット割当制御
部１ａの判定部２１は子局２からのタイムスロット割当
要求に設定されている優先度が「１」であるか「０」で
あるかを判定する。
信制御方法が適用される通信制御システム装置を示し、
図２は親局１の構成を示すブロック図、図３は子局２の
構成を示すブロック図である。図２において、親局１
は、スロット割当制御部１ａ、統計処理部１ｂ、キュー
処理部１ｃ、受信機１ｄ、送信機１ｅ、データ処理部１
ｆ、加算部１ｇ、入出力分離回路１ｈを備える。スロッ
ト割当制御部１ａはタイムスロットに優先度を付与し、
子局から送られてくるタイムスロット割当要求に緊急度
に応じて設定されている優先度を受け、前記タイムスロ
ット割当要求に対しタイムスロットを割り当てる。この
場合、前記優先度は、緊急を要する場合の高い優先度を
優先度「１」、緊急を要しない場合の優先度を優先度
「０」として、優先度「１」と優先度「０」の２つの優
先度があるものとする。これに伴い、スロット割当制御
部１ａの判定部２１は子局２からのタイムスロット割当
要求に設定されている優先度が「１」であるか「０」で
あるかを判定する。
【００１１】統計処理部１ｂは各優先度ごとのタイムス
ロット割当要求回数をカウントし、優先度の統計を取る
ものであり、子局２からのタイムスロット割当要求の優
先度が「１」であるとカウンタ値が“１”増加する優先
度「１」のカウンタ２２、及び子局２からのタイムスロ
ット割当要求の優先度が「０」であるとカウンタ値が
“１”増加する優先度「０」のカウンタ２３を備える。
ロット割当要求回数をカウントし、優先度の統計を取る
ものであり、子局２からのタイムスロット割当要求の優
先度が「１」であるとカウンタ値が“１”増加する優先
度「１」のカウンタ２２、及び子局２からのタイムスロ
ット割当要求の優先度が「０」であるとカウンタ値が
“１”増加する優先度「０」のカウンタ２３を備える。
【００１２】キュー処理部１ｃはタイムスロット割当待
ちのキューを蓄積するもので、優先度が「１」のタイム
スロット割当要求のキュー２４、優先度が「０」のタイ
ムスロット割当要求のキュー２５、及び優先度「１」の
キュー２４および優先度「０」のキュー２５でタイムス
ロット割当待ちの要求が一定数を越えた場合、その優先
度のタイムスロットの割合を増やすようにスロット割当
制御部１ａに通知する割合変更通知部２６を備える。
ちのキューを蓄積するもので、優先度が「１」のタイム
スロット割当要求のキュー２４、優先度が「０」のタイ
ムスロット割当要求のキュー２５、及び優先度「１」の
キュー２４および優先度「０」のキュー２５でタイムス
ロット割当待ちの要求が一定数を越えた場合、その優先
度のタイムスロットの割合を増やすようにスロット割当
制御部１ａに通知する割合変更通知部２６を備える。
【００１３】受信機１ｄは子局２から送られてくるデー
タを受信する。送信機１ｅは子局２にデータを送信す
る。データ処理部１ｆは子局２から送られてきた受信デ
ータを処理するとともに子局２へ送信するデータを生成
する。また、加算部１ｇは親局１から各子局２へ送信す
る送信データへタイムスロット割当情報を付加する。入
出力分離回路１ｈは、各子局２へ送信する送信データを
送信機１ｅから親局空中線部１ｉへ出力し、また各子局
２から送られてきた受信データを親局空中線部１ｉから
受信機１ｄへ入力する。また、この入出力分離回路１ｈ
は、前記送信データと前記受信データにそれぞれ割り当
てられている周波数をもとに当該送信データと受信デー
タを分離処理して入出力する。
タを受信する。送信機１ｅは子局２にデータを送信す
る。データ処理部１ｆは子局２から送られてきた受信デ
ータを処理するとともに子局２へ送信するデータを生成
する。また、加算部１ｇは親局１から各子局２へ送信す
る送信データへタイムスロット割当情報を付加する。入
出力分離回路１ｈは、各子局２へ送信する送信データを
送信機１ｅから親局空中線部１ｉへ出力し、また各子局
２から送られてきた受信データを親局空中線部１ｉから
受信機１ｄへ入力する。また、この入出力分離回路１ｈ
は、前記送信データと前記受信データにそれぞれ割り当
てられている周波数をもとに当該送信データと受信デー
タを分離処理して入出力する。
【００１４】図３において、子局２は、受信制御部２
ａ、送信タイミング制御部２ｂ、送信制御部２ｃ、優先
度設定部２ｄ、受信機２ｅ、送信機２ｆ、データ処理部
２ｇ、入出力分離回路２ｈを備える。受信制御部２ａは
受信したタイムスロットの同期信号と前記タイムスロッ
ト割当情報を送信タイミング制御部２ｂへ送る。送信タ
イミング制御部２ｂは前記同期信号と前記タイムスロッ
ト割当情報から送信タイミングを制御する。送信制御部
２ｃは前記送信タイミング制御部２ａにより制御された
前記送信タイミングで送信データが送信されるように制
御する。また、優先度設定部２ｄは親局１へタイムスロ
ットの割り当てを要求するときに通信の緊急度に応じて
前記優先度を設定する。受信機２ｅは親局１から送られ
てきた送信データを受信する。送信機２ｆは送信データ
の送信を行う。データ処理部２ｇは親局１から送られて
きた受信データを処理するとともに親局１へ送信する送
信データを生成する。入出力分離回路２ｈは親局１へ送
信する送信データを送信機２ｆから子局空中線部２ｉへ
出力し、また親局１から送られてきた受信データを子局
空中線部２ｉから受信機２ｅへ入力する。また、この入
出力分離回路２ｈは、前記送信データと前記受信データ
にそれぞれ割り当てられている周波数をもとに当該送信
データと受信データを分離処理して入出力する。
ａ、送信タイミング制御部２ｂ、送信制御部２ｃ、優先
度設定部２ｄ、受信機２ｅ、送信機２ｆ、データ処理部
２ｇ、入出力分離回路２ｈを備える。受信制御部２ａは
受信したタイムスロットの同期信号と前記タイムスロッ
ト割当情報を送信タイミング制御部２ｂへ送る。送信タ
イミング制御部２ｂは前記同期信号と前記タイムスロッ
ト割当情報から送信タイミングを制御する。送信制御部
２ｃは前記送信タイミング制御部２ａにより制御された
前記送信タイミングで送信データが送信されるように制
御する。また、優先度設定部２ｄは親局１へタイムスロ
ットの割り当てを要求するときに通信の緊急度に応じて
前記優先度を設定する。受信機２ｅは親局１から送られ
てきた送信データを受信する。送信機２ｆは送信データ
の送信を行う。データ処理部２ｇは親局１から送られて
きた受信データを処理するとともに親局１へ送信する送
信データを生成する。入出力分離回路２ｈは親局１へ送
信する送信データを送信機２ｆから子局空中線部２ｉへ
出力し、また親局１から送られてきた受信データを子局
空中線部２ｉから受信機２ｅへ入力する。また、この入
出力分離回路２ｈは、前記送信データと前記受信データ
にそれぞれ割り当てられている周波数をもとに当該送信
データと受信データを分離処理して入出力する。
【００１５】次に動作について説明する。図４は、本実
施の形態の通信制御方法の構成を示すフローチャートで
ある。このフローチャートでは、子局２からタイムスロ
ット割当要求があった際の親局１のスロット割当制御部
１ａの動作を示している。先ず、子局２からのタイムス
ロット割当要求に設定されている前記優先度が「１」で
あるか「０」であるかを判定部２１が判定する（ステッ
プＳ１）。この結果、優先度が「１」であれば統計処理
部１ｂの優先度「１」のカウンタ２２のカウンタ値を
“１”増加し（ステップＳ８）、また優先度が「０」で
あれば優先度「０」のカウンタ２３のカウンタ値を
“１”増加させる（ステップＳ２）。
施の形態の通信制御方法の構成を示すフローチャートで
ある。このフローチャートでは、子局２からタイムスロ
ット割当要求があった際の親局１のスロット割当制御部
１ａの動作を示している。先ず、子局２からのタイムス
ロット割当要求に設定されている前記優先度が「１」で
あるか「０」であるかを判定部２１が判定する（ステッ
プＳ１）。この結果、優先度が「１」であれば統計処理
部１ｂの優先度「１」のカウンタ２２のカウンタ値を
“１”増加し（ステップＳ８）、また優先度が「０」で
あれば優先度「０」のカウンタ２３のカウンタ値を
“１”増加させる（ステップＳ２）。
【００１６】子局２からのタイムスロット割当要求に設
定されている優先度が「０」であった場合、まず優先度
「０」のキュー２５が空であるか調べ（ステップＳ
３）、割当待ちのキューがあればキュー処理部１ｃの前
記優先度「０」のキュー２５に前記タイムスロット割当
要求を追加する（ステップＳ４）。一方、優先度「０」
のキュー２５が空であれば優先度「０」のタイムスロッ
トが空いているかを調べ（ステップＳ５）、優先度
「０」のタイムスロットが空いていれば当該優先度
「０」のタイムスロットを前記子局２からのタイムスロ
ット割当要求に対し割り当てる（ステップＳ６）。ま
た、優先度「０」のタイムスロットが空いていなければ
キュー処理部１ｃの優先度「０」のキュー２５に前記タ
イムスロット割当要求を追加する（ステップＳ７）。
定されている優先度が「０」であった場合、まず優先度
「０」のキュー２５が空であるか調べ（ステップＳ
３）、割当待ちのキューがあればキュー処理部１ｃの前
記優先度「０」のキュー２５に前記タイムスロット割当
要求を追加する（ステップＳ４）。一方、優先度「０」
のキュー２５が空であれば優先度「０」のタイムスロッ
トが空いているかを調べ（ステップＳ５）、優先度
「０」のタイムスロットが空いていれば当該優先度
「０」のタイムスロットを前記子局２からのタイムスロ
ット割当要求に対し割り当てる（ステップＳ６）。ま
た、優先度「０」のタイムスロットが空いていなければ
キュー処理部１ｃの優先度「０」のキュー２５に前記タ
イムスロット割当要求を追加する（ステップＳ７）。
【００１７】次に、前記子局２からのタイムスロット割
当要求に優先度「１」が設定されている場合について説
明する。ステップＳ８の処理の後、先ず、優先度「１」
のキュー２４が空であるか調べ（ステップＳ９）、割当
待ちのキューがあればキュー処理部１ｃの優先度「１」
のキュー２４に前記子局２からのタイムスロット割当要
求を追加する（ステップＳ１０）。一方、優先度「１」
のキュー２４が空であれば優先度「１」のタイムスロッ
トが空いているかを調べ（ステップＳ１１）、空いてい
れば前記タイムスロット割当要求に対し優先度「１」の
タイムスロットを割り当てる（ステップＳ１２）。ま
た、空いていなければ優先度「０」のタイムスロットが
空いているかを調べ（ステップＳ１３）、優先度「０」
のタイムスロットが空いていれば当該優先度「０」のタ
イムスロットを、前記子局２からの優先度「１」が設定
されているタイムスロット割当要求に対し割り当てる
（ステップＳ１４）。優先度「０」のタイムスロットも
空いていない場合、キュー処理部１ｃの優先度「１」の
キュー２４に前記タイムスロット割当要求を追加する
（ステップＳ１５）。
当要求に優先度「１」が設定されている場合について説
明する。ステップＳ８の処理の後、先ず、優先度「１」
のキュー２４が空であるか調べ（ステップＳ９）、割当
待ちのキューがあればキュー処理部１ｃの優先度「１」
のキュー２４に前記子局２からのタイムスロット割当要
求を追加する（ステップＳ１０）。一方、優先度「１」
のキュー２４が空であれば優先度「１」のタイムスロッ
トが空いているかを調べ（ステップＳ１１）、空いてい
れば前記タイムスロット割当要求に対し優先度「１」の
タイムスロットを割り当てる（ステップＳ１２）。ま
た、空いていなければ優先度「０」のタイムスロットが
空いているかを調べ（ステップＳ１３）、優先度「０」
のタイムスロットが空いていれば当該優先度「０」のタ
イムスロットを、前記子局２からの優先度「１」が設定
されているタイムスロット割当要求に対し割り当てる
（ステップＳ１４）。優先度「０」のタイムスロットも
空いていない場合、キュー処理部１ｃの優先度「１」の
キュー２４に前記タイムスロット割当要求を追加する
（ステップＳ１５）。
【００１８】なお、図２の親局１のタイムスロット割当
制御部１ａは、タイムスロットに空きがある場合にキュ
ー処理部１ｃの優先度「１」のキュー２４および優先度
「０」のキュー２５に割当待ちのタイムスロット割当要
求があるかを確認し、割当待ちのタイムスロット割当要
求がある場合は優先度の高いキューからタイムスロット
の割り当てを行う。また、統計処理部１ｂは一定時間ご
とに優先度「１」と優先度「０」のタイムスロット割当
要求の回数の割合をスロット割当制御部１ａに通知し、
スロット割当制御部１ａは前記通知に基づき、タイムス
ロットにしめる各優先度の割合を変更している。
制御部１ａは、タイムスロットに空きがある場合にキュ
ー処理部１ｃの優先度「１」のキュー２４および優先度
「０」のキュー２５に割当待ちのタイムスロット割当要
求があるかを確認し、割当待ちのタイムスロット割当要
求がある場合は優先度の高いキューからタイムスロット
の割り当てを行う。また、統計処理部１ｂは一定時間ご
とに優先度「１」と優先度「０」のタイムスロット割当
要求の回数の割合をスロット割当制御部１ａに通知し、
スロット割当制御部１ａは前記通知に基づき、タイムス
ロットにしめる各優先度の割合を変更している。
【００１９】図５は、このようなタイムスロットにしめ
る各優先度の割合を変更する場合の説明図であり、この
説明図ではＡ〜Ｆの６個のタイムスロットを持つフレー
ムを考える。Ａ〜Ｆの６個のタイムスロットを持つフレ
ームを考えた場合、最初に図５（ａ）に示す状態の優先
度割合にあっても、優先度「１」のタイムスロット割当
要求回数と優先度「０」のタイムスロット割当要求回数
が１：２の割合で要求されていると、同図（ｂ）に示す
ようにタイムスロットの優先度「１」と優先度「０」の
割合が変更される。また、タイムスロット割当要求回数
の割合が１：１であれば、同図（ｃ）に示すようにタイ
ムスロットの優先度「１」と優先度「０」の割合が１：
１に変更される。
る各優先度の割合を変更する場合の説明図であり、この
説明図ではＡ〜Ｆの６個のタイムスロットを持つフレー
ムを考える。Ａ〜Ｆの６個のタイムスロットを持つフレ
ームを考えた場合、最初に図５（ａ）に示す状態の優先
度割合にあっても、優先度「１」のタイムスロット割当
要求回数と優先度「０」のタイムスロット割当要求回数
が１：２の割合で要求されていると、同図（ｂ）に示す
ようにタイムスロットの優先度「１」と優先度「０」の
割合が変更される。また、タイムスロット割当要求回数
の割合が１：１であれば、同図（ｃ）に示すようにタイ
ムスロットの優先度「１」と優先度「０」の割合が１：
１に変更される。
【００２０】また、キュー処理部１ｃの割合変更通知部
２６は、優先度「１」および優先度「０」のキュー２
４，２５でタイムスロット割当待ちの要求が一定数を越
えた場合、その優先度のタイムスロットの割合を増やす
ようにスロット割当制御部１ａに通知し、スロット割当
制御部１ａは前記通知にもとずきタイムスロットにしめ
る各優先度の割合を変更する。なお、この場合、優先度
「１」および優先度「０」のキュー２４，２５でいくつ
のキューがたまるとタイムスロットの割合を変更するの
かはパラメータとして任意に設定できるものとする。Ａ
〜Ｆの６つのタイムスロットを持つフレームを考た場
合、初め図５（ｃ）に示す状態の優先度割合にあって
も、優先度「０」のタイムスロット割当要求のキューが
一定数以上たまると、優先度「０」のタイムスロットが
増やされ同図（ｂ）のような割合になる。ただし、タイ
ムスロットの各優先度の割り当ては最低でも１つ以上あ
るようにする。
２６は、優先度「１」および優先度「０」のキュー２
４，２５でタイムスロット割当待ちの要求が一定数を越
えた場合、その優先度のタイムスロットの割合を増やす
ようにスロット割当制御部１ａに通知し、スロット割当
制御部１ａは前記通知にもとずきタイムスロットにしめ
る各優先度の割合を変更する。なお、この場合、優先度
「１」および優先度「０」のキュー２４，２５でいくつ
のキューがたまるとタイムスロットの割合を変更するの
かはパラメータとして任意に設定できるものとする。Ａ
〜Ｆの６つのタイムスロットを持つフレームを考た場
合、初め図５（ｃ）に示す状態の優先度割合にあって
も、優先度「０」のタイムスロット割当要求のキューが
一定数以上たまると、優先度「０」のタイムスロットが
増やされ同図（ｂ）のような割合になる。ただし、タイ
ムスロットの各優先度の割り当ては最低でも１つ以上あ
るようにする。
【００２１】また、子局２では親局１から送られてきた
タイムスロット割当情報は図３に示す受信機２ｅで受信
された後、受信制御部２ａで分離されて送信タイミング
制御部２ｂに送られる。そして、前記タイムスロット割
当情報にもとづいて送信タイミング制御部２ｂがデータ
の送信タイミングを送信制御部２ｃへ送る。送信制御部
２ｃは、前記タイムスロット割当情報をもとに送信タイ
ミング制御部２ｂから送られてきた前記送信タイミング
により割り当てられたタイムスロットに合わせて通信デ
ータを送信機２ｆへ送る。また、子局２が親局１にタイ
ムスロット割当要求をするには、優先度設定部２ｄで通
信の緊急度に応じた優先度「１」または優先度「０」を
タイムスロット割当要求に設定して親局に要求する。
タイムスロット割当情報は図３に示す受信機２ｅで受信
された後、受信制御部２ａで分離されて送信タイミング
制御部２ｂに送られる。そして、前記タイムスロット割
当情報にもとづいて送信タイミング制御部２ｂがデータ
の送信タイミングを送信制御部２ｃへ送る。送信制御部
２ｃは、前記タイムスロット割当情報をもとに送信タイ
ミング制御部２ｂから送られてきた前記送信タイミング
により割り当てられたタイムスロットに合わせて通信デ
ータを送信機２ｆへ送る。また、子局２が親局１にタイ
ムスロット割当要求をするには、優先度設定部２ｄで通
信の緊急度に応じた優先度「１」または優先度「０」を
タイムスロット割当要求に設定して親局に要求する。
【００２２】以上のように、この実施の形態によれば、
子局２から親局１へ送られるタイムスロット割当要求に
緊急度に応じた優先度が設定されており、この優先度に
応じて緊急度の高い通信には緊急度の低い通信に優先し
てタイムスロットが割り当てられるため、緊急度の高い
データが送信されるまでの待ち時間を短縮できる通信制
御方法およびその装置を提供できる効果がある。
子局２から親局１へ送られるタイムスロット割当要求に
緊急度に応じた優先度が設定されており、この優先度に
応じて緊急度の高い通信には緊急度の低い通信に優先し
てタイムスロットが割り当てられるため、緊急度の高い
データが送信されるまでの待ち時間を短縮できる通信制
御方法およびその装置を提供できる効果がある。
【００２３】また、統計処理部１ｂは一定時間ごとに優
先度「１」と優先度「０」のタイムスロット割当要求の
回数の割合をスロット割当制御部１ａに通知し、スロッ
ト割当制御部１ａは前記通知に基づき、タイムスロット
にしめる各優先度の割合を変更しているので、子局での
緊急を要する通信についてのタイムスロット割当要求の
発生状況に対し応答性よく優先度「１」のタイムスロッ
トの割合を柔軟に変更して増やすことが出来、緊急度の
高いデータが送信されるまでの待ち時間を短縮できる通
信制御方法およびその装置を提供できる効果がある。
先度「１」と優先度「０」のタイムスロット割当要求の
回数の割合をスロット割当制御部１ａに通知し、スロッ
ト割当制御部１ａは前記通知に基づき、タイムスロット
にしめる各優先度の割合を変更しているので、子局での
緊急を要する通信についてのタイムスロット割当要求の
発生状況に対し応答性よく優先度「１」のタイムスロッ
トの割合を柔軟に変更して増やすことが出来、緊急度の
高いデータが送信されるまでの待ち時間を短縮できる通
信制御方法およびその装置を提供できる効果がある。
【００２４】また、優先度「０」のタイムスロット割当
要求の回数の割合が大きくなれば、タイムスロットにし
める優先度「０」の割合を増やすので、子局での緊急を
要しない通信についてのタイムスロット割当要求の発生
状況に対しても応答性よくタイムスロットの割合を変更
して、前記タイムスロット割当要求に対しタイムスロッ
トを割り当て、前記タイムスロット割当要求の割当待ち
が増えるのを抑制でき、タイムスロットの使用効率が向
上する通信制御方法およびその装置を提供できる効果が
ある。
要求の回数の割合が大きくなれば、タイムスロットにし
める優先度「０」の割合を増やすので、子局での緊急を
要しない通信についてのタイムスロット割当要求の発生
状況に対しても応答性よくタイムスロットの割合を変更
して、前記タイムスロット割当要求に対しタイムスロッ
トを割り当て、前記タイムスロット割当要求の割当待ち
が増えるのを抑制でき、タイムスロットの使用効率が向
上する通信制御方法およびその装置を提供できる効果が
ある。
【００２５】また、優先度「１」および優先度「０」の
キュー２４，２５でタイムスロット割当待ちの要求が一
定数を越えた場合、その優先度のタイムスロットの割合
を増やすようにキュー処理部１ｃの割合変更通知部２６
がスロット割当制御部１ａへ通知を行い、スロット割当
制御部１ａは前記通知にもとずきタイムスロットにしめ
る各優先度の割合を変更し、さらに前記優先度「１」お
よび優先度「０」のキュー２４，２５でいくつのキュー
がたまるとタイムスロットの割合を変更するのかはパラ
メータとして任意に設定できるので、タイムスロット割
当要求の発生状況に対しより柔軟に対応してタイムスロ
ット割当要求の割当待ちが増えるのを抑制でき、タイム
スロットの使用効率が向上する通信制御方法およびその
装置を提供できる効果がある。
キュー２４，２５でタイムスロット割当待ちの要求が一
定数を越えた場合、その優先度のタイムスロットの割合
を増やすようにキュー処理部１ｃの割合変更通知部２６
がスロット割当制御部１ａへ通知を行い、スロット割当
制御部１ａは前記通知にもとずきタイムスロットにしめ
る各優先度の割合を変更し、さらに前記優先度「１」お
よび優先度「０」のキュー２４，２５でいくつのキュー
がたまるとタイムスロットの割合を変更するのかはパラ
メータとして任意に設定できるので、タイムスロット割
当要求の発生状況に対しより柔軟に対応してタイムスロ
ット割当要求の割当待ちが増えるのを抑制でき、タイム
スロットの使用効率が向上する通信制御方法およびその
装置を提供できる効果がある。
【００２６】なお、以上説明した実施の形態では、優先
度「１」と優先度「０」の２つの優先度が設定されるも
のとして説明したが、優先度をさらに細分化し複数に分
けても構わない。また、以上説明した実施の形態では、
統計処理部１ｂは優先度「１」と優先度「０」のタイム
スロット割当要求の回数の割合を一定時間ごとにスロッ
ト割当制御部１ａに通知していたが、一定時間ごとでは
なくタイムスロット割当要求の数が一定の数を越えた場
合や、タイムスロットの割当比率と実際のタイムスロッ
ト割当要求の比率との差が一定以上大きくなった場合に
通知を行うように構成してもよい。
度「１」と優先度「０」の２つの優先度が設定されるも
のとして説明したが、優先度をさらに細分化し複数に分
けても構わない。また、以上説明した実施の形態では、
統計処理部１ｂは優先度「１」と優先度「０」のタイム
スロット割当要求の回数の割合を一定時間ごとにスロッ
ト割当制御部１ａに通知していたが、一定時間ごとでは
なくタイムスロット割当要求の数が一定の数を越えた場
合や、タイムスロットの割当比率と実際のタイムスロッ
ト割当要求の比率との差が一定以上大きくなった場合に
通知を行うように構成してもよい。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通信制御
方法では、タイムスロットへ親局が初期優先度をあらか
じめ設け、各子局が前記親局へ行うタイムスロット割当
要求に、当該各子局において通信の緊急度に応じた優先
度を設定し、前記設定された優先度が付されたタイムス
ロット割当要求を前記親局が受信すると、前記設定され
た優先度を判定し、割当待ちとなっているタイムスロッ
ト割当要求を優先度毎に蓄積し、前記蓄積したタイムス
ロット割当要求の数が所定数を越えると、当該タイムス
ロット割当要求の前記優先度が設けられているタイムス
ロットの割合を増やし、前記判定された優先度の高さを
もとに、当該優先度のタイムスロット割当要求が蓄積さ
れておらず、当該優先度のタイムスロットが空いておら
ず、さらに当該優先度より低い優先度が設けられている
タイムスロットが空いていると、前記各子局からの前記
タイムスロット割当要求に対し前記親局が当該優先度よ
り低いタイムスロットを割り当てるようにしたので、タ
イムスロットの割当待ちとなっている優先度の高いタイ
ムスロット割当要求に対しタイムスロットの割当待ちに
要する時間を短縮でき、さらに優先度の高いタイムスロ
ット割当要求に対するタイムスロットの利用効率を向上
できる効果がある。また、本発明の通信制御方法では、
各子局が親局へ行うタイムスロット割当要求に設定され
ている優先度の高さ毎に、所定時間内のタイムスロット
割当要求回数を積算し、前記積算した前記優先度の高さ
毎のタイムスロット割当要求回数をもとに、各優先度毎
のタイムスロット数の割合を変えるようにしたので、前
記各子局から前記親局へ行われるタイムスロット割当要
求の状況に対し、前記積算した優先度の高さ毎のタイム
スロット割当要求回数をもとに、優先度の高さ毎のタイ
ムスロット割当要求に割り当てるタイムスロットの割合
を柔軟に変更しタイムスロットの利用効率を向上できる
効果がある。また、本発明の通信制御方法では、各子局
が親局へ行うタイムスロット割当要求に設定されている
優先度の高さ毎にタイムスロット割当要求回数を積算
し、前記積算した前記優先度の高さ毎のタイムスロット
割当要求回数が所定の値を越えると、各優先度毎のタイ
ムスロット数の割合を変えるようにしたので、前記タイ
ムスロット割当要求回数と前記所定の値とをもとに、前
記タイムスロット割当要求回数の合計が所定の値を越え
たタイムスロット割当要求に割り当てられるタイムスロ
ットの割合を柔軟に変更しタイムスロットの利用効率を
向上できる効果がある。
方法では、タイムスロットへ親局が初期優先度をあらか
じめ設け、各子局が前記親局へ行うタイムスロット割当
要求に、当該各子局において通信の緊急度に応じた優先
度を設定し、前記設定された優先度が付されたタイムス
ロット割当要求を前記親局が受信すると、前記設定され
た優先度を判定し、割当待ちとなっているタイムスロッ
ト割当要求を優先度毎に蓄積し、前記蓄積したタイムス
ロット割当要求の数が所定数を越えると、当該タイムス
ロット割当要求の前記優先度が設けられているタイムス
ロットの割合を増やし、前記判定された優先度の高さを
もとに、当該優先度のタイムスロット割当要求が蓄積さ
れておらず、当該優先度のタイムスロットが空いておら
ず、さらに当該優先度より低い優先度が設けられている
タイムスロットが空いていると、前記各子局からの前記
タイムスロット割当要求に対し前記親局が当該優先度よ
り低いタイムスロットを割り当てるようにしたので、タ
イムスロットの割当待ちとなっている優先度の高いタイ
ムスロット割当要求に対しタイムスロットの割当待ちに
要する時間を短縮でき、さらに優先度の高いタイムスロ
ット割当要求に対するタイムスロットの利用効率を向上
できる効果がある。また、本発明の通信制御方法では、
各子局が親局へ行うタイムスロット割当要求に設定され
ている優先度の高さ毎に、所定時間内のタイムスロット
割当要求回数を積算し、前記積算した前記優先度の高さ
毎のタイムスロット割当要求回数をもとに、各優先度毎
のタイムスロット数の割合を変えるようにしたので、前
記各子局から前記親局へ行われるタイムスロット割当要
求の状況に対し、前記積算した優先度の高さ毎のタイム
スロット割当要求回数をもとに、優先度の高さ毎のタイ
ムスロット割当要求に割り当てるタイムスロットの割合
を柔軟に変更しタイムスロットの利用効率を向上できる
効果がある。また、本発明の通信制御方法では、各子局
が親局へ行うタイムスロット割当要求に設定されている
優先度の高さ毎にタイムスロット割当要求回数を積算
し、前記積算した前記優先度の高さ毎のタイムスロット
割当要求回数が所定の値を越えると、各優先度毎のタイ
ムスロット数の割合を変えるようにしたので、前記タイ
ムスロット割当要求回数と前記所定の値とをもとに、前
記タイムスロット割当要求回数の合計が所定の値を越え
たタイムスロット割当要求に割り当てられるタイムスロ
ットの割合を柔軟に変更しタイムスロットの利用効率を
向上できる効果がある。
【００２８】また、本発明の通信制御方法では、各子局
が親局へ行うタイムスロット割当要求に設定されている
優先度の高さ毎に、タイムスロット割当要求回数を積算
し、前記積算した前記優先度の高さ毎のタイムスロット
割当要求回数の比率と各優先度毎のタイムスロット数の
比率との差が所定の値を越えることにより、各優先度毎
のタイムスロット数の割合を変えるようにしたので、前
記各子局から親局へ行われるタイムスロット割当要求の
状況に対し、前記積算した優先度の高さ毎のタイムスロ
ット割当要求回数の比率と各優先度毎のタイムスロット
数の比率との差をもとに、各優先度のタイムスロットの
割合を柔軟に変更しタイムスロットの利用効率を向上で
きる効果がある。
が親局へ行うタイムスロット割当要求に設定されている
優先度の高さ毎に、タイムスロット割当要求回数を積算
し、前記積算した前記優先度の高さ毎のタイムスロット
割当要求回数の比率と各優先度毎のタイムスロット数の
比率との差が所定の値を越えることにより、各優先度毎
のタイムスロット数の割合を変えるようにしたので、前
記各子局から親局へ行われるタイムスロット割当要求の
状況に対し、前記積算した優先度の高さ毎のタイムスロ
ット割当要求回数の比率と各優先度毎のタイムスロット
数の比率との差をもとに、各優先度のタイムスロットの
割合を柔軟に変更しタイムスロットの利用効率を向上で
きる効果がある。
【００２９】また、本発明の通信制御システム装置で
は、各子局から送られてくる通信の緊急度に応じて設定
された優先度が付されたタイムスロット割当要求から、
前記優先度を抽出し、当該優先度の高さを判定する判定
部と、割当待ちとなっているタイムスロット割当要求を
優先度毎に蓄積するキュー処理部と、前記キュー処理部
で優先度毎に蓄積したタイムスロット割当要求の数が所
定数を越えると、当該タイムスロット割当要求の前記優
先度が設けられているタイムスロットの割合を増加させ
るとともに、判定部で判定された優先度の高さをもと
に、当該優先度のタイムスロット割当要求が前記キュー
処理部に蓄積されておらず、当該優先度のタイムスロッ
トが空いておらず、さらに当該優先度より低い優先度が
設けられているタイムスロットが空いていると、該タイ
ムスロットを前記優先度のタイムスロットへ変更し、前
記タイムスロット割当要求に対し前記変更したタイムス
ロットを割り当てるスロット割当制御部とを親局が備え
るように構成したので、タイムスロットの割当待ちとな
っている優先度の高いタイムスロット割当要求に対しタ
イムスロットの割当待ちに要する時間を短縮でき、さら
に優先度の高いタイムスロット割当要求に対するタイム
スロットの利用効率を向上できる効果がある。また、本
発明の通信制御システム装置では、各子局が親局へ行う
タイムスロット割当要求に設定されている優先度の高さ
毎に、所定時間内のタイムスロット割当要求回数を積算
する統計処理部を備え、スロット割当制御部が、前記統
計処理部で積算した前記優先度の高さ毎のタイムスロッ
ト割当要求回数をもとに、各優先度毎のタイムスロット
数の割合を変えるように構成したので、優先度の高いタ
イムスロット割当要求だけでなく優先度の低いタイムス
ロット割当要求に対しても、応答性よくタイムスロット
の割合を変更し、タイムスロットの割当待ちに要する時
間を短縮できるとともにタイムスロットの利用効率を向
上できる効果がある。
は、各子局から送られてくる通信の緊急度に応じて設定
された優先度が付されたタイムスロット割当要求から、
前記優先度を抽出し、当該優先度の高さを判定する判定
部と、割当待ちとなっているタイムスロット割当要求を
優先度毎に蓄積するキュー処理部と、前記キュー処理部
で優先度毎に蓄積したタイムスロット割当要求の数が所
定数を越えると、当該タイムスロット割当要求の前記優
先度が設けられているタイムスロットの割合を増加させ
るとともに、判定部で判定された優先度の高さをもと
に、当該優先度のタイムスロット割当要求が前記キュー
処理部に蓄積されておらず、当該優先度のタイムスロッ
トが空いておらず、さらに当該優先度より低い優先度が
設けられているタイムスロットが空いていると、該タイ
ムスロットを前記優先度のタイムスロットへ変更し、前
記タイムスロット割当要求に対し前記変更したタイムス
ロットを割り当てるスロット割当制御部とを親局が備え
るように構成したので、タイムスロットの割当待ちとな
っている優先度の高いタイムスロット割当要求に対しタ
イムスロットの割当待ちに要する時間を短縮でき、さら
に優先度の高いタイムスロット割当要求に対するタイム
スロットの利用効率を向上できる効果がある。また、本
発明の通信制御システム装置では、各子局が親局へ行う
タイムスロット割当要求に設定されている優先度の高さ
毎に、所定時間内のタイムスロット割当要求回数を積算
する統計処理部を備え、スロット割当制御部が、前記統
計処理部で積算した前記優先度の高さ毎のタイムスロッ
ト割当要求回数をもとに、各優先度毎のタイムスロット
数の割合を変えるように構成したので、優先度の高いタ
イムスロット割当要求だけでなく優先度の低いタイムス
ロット割当要求に対しても、応答性よくタイムスロット
の割合を変更し、タイムスロットの割当待ちに要する時
間を短縮できるとともにタイムスロットの利用効率を向
上できる効果がある。
【図１】本発明の実施の一形態による通信制御方法が適
用される衛星通信システムの一例を示す構成図である。
用される衛星通信システムの一例を示す構成図である。
【図２】本発明の実施の一形態による通信制御方法が適
用される通信制御システム装置における親局の構成を示
すブロック図である。
用される通信制御システム装置における親局の構成を示
すブロック図である。
【図３】本発明の実施の一形態による通信制御方法が適
用される通信制御システム装置における子局の構成を示
すブロック図である。
用される通信制御システム装置における子局の構成を示
すブロック図である。
【図４】本発明の実施の一形態の通信制御方法の構成を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図５】本発明の実施の一形態の通信制御方法によるタ
イムスロットにしめる各優先度の割合を変更する場合の
説明図である。
イムスロットにしめる各優先度の割合を変更する場合の
説明図である。
１……親局、１ａ……スロット割当制御部、１ｂ……統
計処理部、１ｃ……キュー処理部、２……子局、２１…
…判定部。
計処理部、１ｃ……キュー処理部、２……子局、２１…
…判定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04L 29/06 H04B 7/24
Claims (6)
- 【請求項１】 時分割多重方式により複数の子局が親局
へアクセス可能であり、前記親局は放送モードで前記各
子局へ送信を行い、前記各子局が前記親局へ行なったタ
イムスロット割当要求に対し当該各子局が通信を行うタ
イムスロットを前記親局が割り当て、各子局は前記割り
当てられたタイムスロットを使用して通信を行う通信制
御方法において、 前記タイムスロットへ前記親局が初期優先度をあらかじ
め設ける初期優先度設定ステップと、 前記各子局が前記親局へ行うタイムスロット割当要求
に、当該各子局において通信の緊急度に応じた優先度を
設定する優先度設定ステップと、 該優先度設定ステップにより設定された優先度が付され
たタイムスロット割当要求を前記親局が受信すると、前
記設定された優先度を判定する優先度判定ステップと、割当待ちとなっているタイムスロット割当要求を優先度
毎に蓄積する割当要求蓄積ステップと、 該割当要求蓄積ステップで優先度毎に蓄積したタイムス
ロット割当要求の数が所定数を越えると、当該タイムス
ロット割当要求の前記優先度が設けられているタイムス
ロットの割合を増やすタイムスロット数増加ステップ
と、 前記優先度判定ステップで判定された優先度の高さをも
とに、当該優先度のタイムスロット割当要求が蓄積され
ておらず、当該優先度のタイムスロットが空いておら
ず、さらに当該優先度より低い優先度が設けられている
タイムスロットが空いていると、前記各子局からの前記
タイムスロット割当要求に対し前記親局が当該優先度よ
り低いタイムスロットを割り当てるタイムスロット割当
ステップと、 を備えていることを特徴とする通信制御方法。 - 【請求項２】 前記タイムスロット数増加ステップは、
各子局が親局へ行うタイムスロット割当要求に設定され
ている優先度の高さ毎に、所定時間内のタイムスロット
割当要求回数を積算する割当要求回数積算ステップと、
該割当要求回数積算ステップで積算した前記優先度の高
さ毎のタイムスロット割当要求回数をもとに、各優先度
毎のタイムスロット数の割合を変えるタイムスロット数
変更ステップとを備えていることを特徴とする請求項１
記載の通信制御方法。 - 【請求項３】 前記タイムスロット数増加ステップは、
各子局が親局へ行うタイムスロット割当要求に設定され
ている優先度の高さ毎に、タイムスロット割当要求回数
を積算する割当要求回数積算ステップと、該割当要求回
数積算ステップで積算した前記優先度の高さ毎のタイム
スロット割当要求回数が所定の値を越えると、各優先度
毎のタイムスロット数の割合を変えるタイムスロット数
変更ステップとを備えていることを特徴とする請求項１
記載の通信制御方法。 - 【請求項４】 前記タイムスロット数増加ステップは、
各子局が親局へ行うタイムスロット割当要求に設定され
ている優先度の高さ毎に、タイムスロット割当要求回数
を積算する割当要求回数積算ステップと、該割当要求回
数積算ステップで積算した前記優先度の高さ毎のタイム
スロット割当要求回数の比率と各優先度毎のタイムスロ
ット数の比率との差が所定の値を越えることにより、各
優先度毎のタイムスロット数の割合を変えるタイムスロ
ット数変更ステップとを備えていることを特徴とする請
求項１記載の通信制御方法。 - 【請求項５】 時分割多重方式により複数の子局が親局
へアクセス可能であり、前記親局は放送モードで前記各
子局へ送信を行い、前記各子局によるタイムスロット割
当要求に対し当該各子局が通信を行うタイムスロットを
前記親局が割り当てる通信制御システム装置において、 前記親局は、 前記各子局から送られてくる通信の緊急度に応じて設定
された優先度が付されたタイムスロット割当要求から、
前記優先度を抽出し、当該優先度の高さを判定する判定
部と、 割当待ちとなっているタイムスロット割当要求を優先度
毎に蓄積するキュー処理部と、 前記キュー処理部で優先度毎に蓄積したタイムスロット
割当要求の数が所定数を越えると、当該タイムスロット
割当要求の前記優先度が設けられているタイムスロット
の割合を増加させるとともに、判定部で判定された優先
度の高さをもとに、当該優先度のタイムスロット割当要
求が前記キュー処理部に蓄積されておら ず、当該優先度
のタイムスロットが空いておらず、さらに当該優先度よ
り低い優先度が設けられているタイムスロットが空いて
いると、該タイムスロットを前記優先度のタイムスロッ
トへ変更し、前記タイムスロット割当要求に対し前記変
更したタイムスロットを割り当てるスロット割当制御部
と、 を備えていることを特徴とする通信制御システム装置。 - 【請求項６】 親局は、各子局が前記親局へ行うタイム
スロット割当要求に設定されている優先度の高さ毎に、
所定時間内のタイムスロット割当要求回数を積算する統
計処理部を備え、スロット割当制御部は、前記統計処理
部で積算した前記優先度の高さ毎のタイムスロット割当
要求回数をもとに、各優先度毎のタイムスロット数の割
合を変えることを特徴とする請求項５記載の通信制御シ
ステム装置。
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