JPH09509899A - 構造体的物品を製造する方法及びその装置 - Google Patents

構造体的物品を製造する方法及びその装置

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JPH09509899A JP7522568A JP52256895A JPH09509899A JP H09509899 A JPH09509899 A JP H09509899A JP 7522568 A JP7522568 A JP 7522568A JP 52256895 A JP52256895 A JP 52256895A JP H09509899 A JPH09509899 A JP H09509899A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ヘルメット(33)、クーラチェスト(151)、パレット(40)、建築用ボード(70)及び極めて多数の各種の物品のような構造体的物品を開示するものであり、これらは、全て、好ましくは空気透過性である内側本体(33、70)から形成され、その内側本体には、その一方の面または両面に、構造体的強度を付与する外皮、または層(15、71)が取り付けられる。この本体は、膨張したポリスチレン(EPS)、木、粒子ボード、セルロース系繊維セメント、ゲセットまたはカーリルにて形成することができる。シート、または外皮は、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリエステル、スチレン、またはポリカーボネートとすることができる。非結晶性ポリエステル(APET)が特に好ましい。また、かかる構造体的物品を製造する方法及びその方法を実施するときに使用される装置も開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 構造体的物品を製造する方法及びその装置技術分野 本発明は、物品上に構造体的被覆物を形成する方法及びその装置に関する。ま た、本発明はこのような構造体的被覆物を含む、当該方法により製造された物品 に関する。 本発明は、ヘルメットに構造体的被覆物を付与するために開発され、この用途 及びその他の用途に関して以下に説明する。しかしながら、本発明は、これらの 特別の用途にのみ限定されるものではないことが理解されよう。以下に説明する ように、本発明はパレット、冷却チェスト、または保温ボックス、コンピュータ のような損傷し易い物品の貯蔵コンテナ、建物の構成要素及び成形体を含む構造 体的物品、特に食料品を冷却、または保温状態にて貯蔵するその他の物品にも適 用可能である。背景技術 従来、特に自転車用ヘルメットは、軽量なエネルギ吸収材料で製造されている 。かかるヘルメットは、ある程度の保護機能を果たすが、貫入抵抗性に欠け、従 って最初に衝撃を受けたときに容易に損傷してしなう。 更に、このようなヘルメットは塵埃、油脂、油等によって容易に汚れ、かつ退 色する。その結果、かかるヘルメットは急速に外観が好ましくなくなる。 この退色の問題点を解決するため、外側の織地被覆物が使用されている。例え ば、ヘルメットから容易に取り外して、所望により洗浄することができる多くの リクラ(lycra)被覆物が利用可能である。その代替的な構成のものは、別 個に、射出成形、中空成形等により形成され、その後に軽量のヘルメット本体に 当接させ、表面接着剤、または接着テープを介して保持される外側のプラスチッ ク被覆物を含む。かかる被覆物の取り付け方法は時間がかかり、労力または費用 を必要とし、非常に多くの不良製品を発生させる。 この問題点の特別な解決策では、エネルギ吸収性のヘルメット本体を形成する 前に、別個に真空成形または射出成形した被覆物を金型に挿入する。労力は軽減 されるものの、成形工程中に本体が収縮してしまう。また被覆物と本体との間の 接着力が十分でないと、ルーズな取り付け状態となる。 更に、このような被覆物は離型線までしか伸長することができず、そうしなけ れば完成した製品を金型から取り出すことが不可能となる。 この利用可能なタイプの被覆物は、全体としてヘルメットの安全性に寄与する 程度が極く僅かであり、外観上の利点を提供するに過ぎない。衝撃性能はヘルメ ット本体により提供され、被覆物自体によっては提供されない。 大きい衝撃力が加わるグランプリレース用ヘルメット、オートバイ用ヘルメッ ト、及びエンジン付き自転車用ヘルメットの分野においては、従来技術のヘルメ ットは重く、かつ高価となる傾向がある。例えばポリカーボネート、または強化 ファイバガラスの外殻、及びその後に殻体内に取り付けなければならない別個の 内側ライナーを使用することは公知である。 その他の分野において、一般に構造体的構成要素を使用するためには、木材、 鋼等のような重く、かつ高価な材料を利用することが必要となる。耐食性が重要 であるときは重量及び費用が増大することが多い。かかる物品の例としては、商 品の輸送に使用されるパレット、及びクーラ、冷蔵器等のような合わせ金属で絶 縁された包囲物である。更にパレット、コンクリート型枠に使用される木材のよ うな材料、及び硬化中にサポートを必要とするその他の材料は益々まれになり、 このため高価となる。 携帯型のクーラまたはアイスチェスト(オーストラリアでESKY、またはE SKIEといった周知の商標名で販売されているもの)のようなその他の分野に おいては、製品は機械的な強度が著しく不足する。従来、このような製品は膨張 ポリスチレンで成形され、また低コストで製造されるが、割れたり、破損し易い 。例えば、大人がその製品に座ったり立ったりしたならば、通常、その製品は破 損してしまう。 更に、建築技術においては、セルロース系のファイバーセメント建物用ボード を使用することが知られている(これらは、アスベストファイバセメント、また は「繊維系」ボードに代えて使用されている)。しかしながら、かかるボード、 または合わせ材は、取り付けたならば低コストで、しかも十分な強度があるが、 輸送及び取り付け中には破損し易い。さらにまた、このような合わせ材の外観は 極めて地味であり、この合わせ材は、オーストラリア国の登録商標カラーボンド (COLOURBOND)及びジンクアルメ(ZINCALUME)という名称で販売されているよ うな着色金属合わせ材にはかなわない。このため、かかる建物用ボードの構造体 的強度及び外観が改善されることは望ましいことである。 本発明の一つの目的は、従来技術のこのような欠点の少なくとも幾つかを実質 的に解決し、または緩和することである。発明の概要 本発明の第一の形態によれば、形状を規定する内側部材と、少なくとも一つの 外皮とから、荷重支承能力を有する物品を製造する方法にして、 1.上記の外皮を形成することを目的とするプラスチックシートを加熱するス テップと、 2.内側部材の上方となるようにこの内側部材に並んで、加熱されたシートを 配置するステップと、 3.上記の内側部材及び上記シートの対向する側部の間に流体の差圧を作用さ せて、上記シートを上記内側部材の形状に適合させ、かつこの内側部材と相互に 係合させるステップと、 4.上記シートを冷却し、またはシートが冷却するのを許容するステップとを 含む方法が開示される。 所望であれば、内側部材の面の双方、または全てを対応する外皮で覆うことが できる。この流体は、液体ではなくて気体であることが好ましく、また空気は特 に有用である。 本発明の第二の形態によれば、形状を規定する内側部材と、少なくとも一つの 外皮とから成る、荷重支承能力を有する物品を製造する装置であって、 1.プラスチック材料のシートをその外周の周りに、またはその対向する一対 の縁部に隣接する位置にて保持するシート保持装置と、 2.形状を規定する部材を保持し、かつ支持する成形機と、 3.上記成形機を上記シートの保持装置に関して動かし、上記シート及びその 形状規定部材を共に動かす並進手段と、 4.上記シートの保持装置内に保持されたプラスチックシートを加熱して、上 記シートの少なくとも一部を柔軟にする加熱手段と、 5.上記シートと部材との間に差圧を生じさせ、上記シートを上記部材に適合 させる差圧発生手段とを備える装置が開示される。 上記部材と係合した後に、上記シートを冷却すべく、上記部材と係合しない上 記シート側を向いた冷却装置が提供されることが好ましい。 形状を規定する部材または本体は十分に透過性があり、その差圧に反応して本 体を通じて空気を吸引し得るようにすることが好ましい。この好適な本体は、開 放マトリックス材料であるが、その他の実施の形態には、シートが本体の外側に 適合し易くするため、本体の内側と外側の間にわたっている離間した複数の通気 口が含まれる。 また、本体の外面及び内面は、共通の周縁端で終了しており、シートがその縁 端の少なくとも一部と係合するようにすることが好ましい。また、このシートは 、内側の少なくとも一部分と拘束係合状態となることが好ましい。 この差圧の形成は、本体の内側に低圧領域を形成することを含むことが好まし い。これと代替的に、本体の外側に高圧領域を形成してもよい。その双方の領域 を同時に形成してもよい。 シートが冷却するとき(または冷却されるとき)、このシートは本体に張力状 態に係合するようにすることが好ましい。このシートは、極く近接する本体の表 面の温度を上昇させ、その部分を多少柔軟にし、シートと本体との間の積層結合 、またはその溶着を促進するようにすることが好ましい。本体が粗面または粒子 状面であるため、より緊密に摩擦嵌めをする結果、接着度が増す。 この形状規定部材は、膨張ポリスチレンから成ることが好ましいが、好適な実 施の形態及びその他の実施の形態に関する以下の説明からより明らかとなるよう に、用途に応じて、この形状規定部材には、板紙、粒子板、セルロース系ファイ バセメント部材、その他の形態のプラスチック、及びその他の多孔質、または透 過性のある物質のような、その他の材料を含めることが容易に可能である。更に 、この形状規定部材は非多孔質の表面を含み、その面が一連の離間した穴、また は孔を形成することにより多孔質にされ、または透過性があるようにすることも 可 能である。柔軟になったシートを部材に少しずつ当てることにより、全体の圧力 がその双方に加わり、その間の接合部に伝達されるようになる。 このシートは、アクリロニトリル ブタジエン スチレン、ポリエステル、ス チレン、ポリカーボネート、PET、APET、PETG、PVC、共重合体ポ リエステル/ポリカーボネート、及びHDPEのうちの一つ、またはこれらの組 み合わせから選択されることが好ましい。 このシートは、完成した物品の上方に冷風等を通すことにより冷却させること が好ましい。効果がより遅く生ずる他の例、従って、望ましさの程度が劣る実施 の形態は、物品を単に室温に置くことである。本体の密度が高ければ、シートが その最終的な形状に形成されるとき、それが熱を保持していることが望ましい。 EPS本体の個々のビーズのその後の膨張を防止するため、その最終的な形状に 達したとき、シートを急速に冷却し、そのビーズが略互いに溶着されるようにす ることが望ましい。必要であれば噴霧水を使用してもよい。 一つの好適な形態においては、本体の外側には、本体と被覆物との係合を増す ために感熱性接着剤が塗布される。 また、その後に本体に二以上の被覆物を形成することが好ましい。 本発明の第三の形態によれば、本発明の第一の形態の方法に従って形成された 物品から構成された冷却チェストまたは保温ボックスが開示される。 本発明の第四の形態によれば、本発明の第一の形態の方法に従って製造された モジュラー式構成要素から構成された保温庫、または冷却貯蔵庫が開示されてい る。図面の簡単な説明 本発明の幾つかの実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。この 添付図面において、 図1は、安全ヘルメットの従来技術の製造方法を示す分解斜視図、 図2は、一部組み立てた図1のヘルメットの横断面図、 図3は、完成したヘルメットを示す図2と同様の図、 図4は、好適な実施の形態の装置の概略図、 図5は、最初の工程ステップ中における図4の装置の平面図、 図6は、次の工程ステップを示す図5と同様の図、 図7は、次の工程ステップを示す図6と同様の図、 図8は、図4〜図7の装置により製造された半完成ヘルメットを示す図3と同 様の図、 図9は、シート材料の一部分の概略図、 図10は、二つの部分から成るパレットの下方部分の平面図、 図11は、図10の線XI−XIに沿った横断面図、 図12は、図10の線XII−XIIに沿った断面図、 図13は、図10に図示した二つの部分により形成された組み立てたパレット の端面図、 図14は、本発明の更なる実施の形態に従い製造された二重目的の冷却チェス ト、または保温ボックスの一部切欠き斜視図、 図15は、図14の冷却チェストの基部分の一側部の一部断面図とした斜視図 、 図16は、図15のコーナー部分の分解図、 図17は、図14の冷却チェストの基部分の第二の側部の一部断面図とした斜 視図、 図18は、図17の一部分の分解図、 図19は、冷却室、または冷蔵庫を構造体内で使用される、更なる実施の形態 に従って製造された更なるパネルの斜視図、 図20は、図19のパネルを形成する二つのシートの一方の一部分の切欠き内 部斜視図、 図21は、本発明の更に別の実施の形態に従って製造された安全バリヤの縦断 面図、 図22は、外皮で被覆された合わせシートの斜視図、 図23は、被覆後の合わせシートを示す図22のXXIII−XXIIIに沿った断面図 である。詳細な説明 先ず図1〜図3を参照すると、従来技術のヘルメット1は、外側被覆物2と、 内側本体3と、下方縁部片4(図3)という三つの要素で形成されている。 内側本体3は、エネルギを吸収し得るように、圧縮可能なポレスチレンまたは その他の軽量なプラスチックで成形されている。この本体は、本体3の上面と係 合し得るように成形され、即ち真空成形された外側被覆物2で被覆されている。 図2に示すように、外側被覆物2には、本体3に形成された穴6内に一部が嵌合 する各種のスリーブ5を設けることができる。しかしながら、被覆物2をその金 型から取り外せるようにするために、スリーブ5が過度に突出しないようにする 必要がある。 図3に示すように、被覆物2を本体3上に配置して、適当な接着剤で接着した ならば、縁部片4を内側本体3の下方外周の周りに配置して、適当な接着剤でそ の外周に接着させることができる。外側被覆物2と縁部片4との接続部は、接着 テープ7のストリップで被覆する。この代わりに、被覆物2の自由縁部及び本体 3の縁部に、比較的幅の広い接着テープを張り付けてもよい。これにより従来技 術のヘルメットが完成する。 従来技術のヘルメットは、特に重大でなくはない相当数の欠点がある。外側被 覆物2は、ある程度、独立的な荷重支承能力を有するものの、それ自体は基本的 に堅牢ではなく容易に変形し易いので、貫入抵抗性が小さくなる。更に、縁部片 4を組み立てるのに時間がかかり、また縁部片4の上縁部と外側被覆物2の下縁 部との間にある狭小な開口部を被うために接着剤テープを使用することは時間が かかり、かつヘルメットの全体的な外観に関して、各種の設計上の制約を課す。 また接着剤テープ7の一部がルーズになることは、通常、そのヘルメットの摩耗 を示す最初の兆候である。 図4に示した装置を利用することにより、図1〜図3のヘルメットと表面上は 類似しているが、構造的には全く異なるヘルメットを製造することができる。図 4に示すように、この装置10は、その上に空気圧または液圧シリンダ13によ って往復運動する往復成形機12が取り付けられた支持フレーム11の形をして いる。プラスチック製材料のシート15を、その外周の周りにクランプ止めする ことが可能なクランプ止め装置14が、成形機12の上方に配置されている。 車輪上にヒータ16が取り付けられ、このヒータ16は、クランプ止め装置1 4の上方に、またクランプ止め装置14から離れた位置に配置され得るように、 支持フレーム11に沿って走行可能である。このクランプ止め装置14の上方位 置には、エアポンプ18に接続された一対のノズル17が配置されている。これ らのノズル17は、空気圧または液圧シリンダ19によって往復運動可能である 。 成形機12は、エアポンプ21により排気される排気タンク20に接続されて いる。装置の各種の要素は、プログラム化できる論理制御装置を内蔵する通常の 制御装置22によって制御される。 図5に示すように、前述のごとく複数の孔36を有する膨張ポリスチレン(E PS)で形成された内側本体33が成形機12上に配置される。多数の突起23 が対応する孔6内に配置される。プラスチック製シート15がクランプ止め装置 14にクランプ止めされ、プラスチックシート15を加温し得る位置に抵抗型ヒ ータ16を走行させる。所定の時間後、シート15は所望の温度(典型的に135 °C)に加熱される。次のステップを開始する前に、ヒータ16を元位置に戻す 。周囲温度が変化する場合、またはより厚いシートを使用する場合、シートを加 温すべくこれを予熱することが可能である。更に、シートの両側部を加熱するこ とができる。 次に、図6に示すように、空気圧または液圧シリンダ13により成形機12を 上方に動かし、これによってシート15と内側本体33との間に、及び成形機1 2との間に取り込まれた空気層によって、加温したシート15を上方に押す。こ の加温したシート15の変形により、シート15は略均一な状態で厚みが薄くな る。 図7に示すように、この工程の次のステップは、排気タンク20内で生じた負 圧を成形機12に付与することである。これは、最初に、内側本体33とシート 15との間の空気を成形機に形成された穴26を通じて吸引する。この空気は、 成形機12を通過するとき、シート15と内側本体33の外面の両方と、また環 状リングまたは環状体25の外面とに接し、シート15を成形機12の周りで効 果的に密封する。 更に、このシート15は、差圧によって孔6の内部に、また内側本体33の下 方縁部34の周りで内方に付勢される。シート15が孔6内に貫入する程度は、 成形機12における突起23により制限される。 成形機12に対する負圧の付与を続けると、空気透過性であることが好ましい 内側本体33の材料を通じて空気が吸引される。このためシート15が未だ熱く 、そのため一部分が液体である間に、シート15と内側本体33との間に取り込 むことのできる全ての空気、またはその他の気体を除去することができる。シー ト15の熱のため、シートは内側本体33と結合し易くなる。差圧がシート15 の下方における泡の発生の可能性を解消する。更に、図8に最も良く図示するよ うに、シート15の下側に不断に圧力を付与すると、シート15は、連続的な成 形動作にて下方縁部34の縁部の周りに引き付けられる。これによりシート15 内で、全方向に作用する顕著な張力が付与される。その結果、被覆した最終部品 では顕著な構造体的強度が得られる。 次に、この段階までに成形工程は略完了しているから負圧を遮断する。図7に 示すように、EPS本体33の過剰な加熱を防止するため、ノズル17を空気圧 または液圧シリンダ19の作動により下降させ、シート15の上面に亙って冷風 24を通す。この動作は、シート15が内側本体33の膨張ポリスチレンを異常 加熱するのを防止する。 空気圧または液圧シリンダ19により成形機12を元位置に戻し、シート15 をクランプ止め装置14から取り除いた後に形成される被覆された本体33が図 8に示してある。これにより半製品(即ち、縁処理前の)ヘルメットを除去し、 また図8に破線で示すように、必要に応じて縁処理したシート15の残りの不要 な部分を取り除くことが可能となる。 シート15についての幾つかの好適な材料は、アクリロニトリル ブタジエン スチレン(ABS)、ポリエステル、スチレン及びポリカーボネート、または それらの組み合わせを含む。一つの好適な材料は、非結晶ポリエステル(APE T)である。この材料は衝撃強度及び引っ張り強度が大きく、また極めて耐久性 に富む。またこの材料は油、脂肪、ガンマ照射線、及び多くの溶剤に対する抵抗 性がある。 シート15は、このシート15の下側に負圧を付与することにより内側本体3 3と適合係合状態にされるが、シート15の外側に正圧を付与しても同様の結果 が得られることが当業者に理解されよう。この効果は、本体33を通じて空気を 吸引するのではなくて、内側本体33を通じて空気を押し出すことである。透過 性のある内側本体33を通じて空気を吸引することの一つの利点は、加熱したシ ート15の熱が、ペンタンのような気体が放出される程度にまでEPSを軟化さ せる場合、これらの気体がタンク20及びエアポンプ21を介して、その後に安 全に排気されるようにする点である。 所望であれば、シート15と内側本体33との間の結合をより良くするため、 内側本体33の外面に接着剤(好ましくは、感熱性のもの)を塗布することがで きるが、一般的に言って係合は十分に緊密であるから、かかる接着は不要である 。典型的に、シート15の厚さは、0.1mmから10mmの範囲にあり、好適な厚 さは0.25mmから3mmの範囲であり、また、オートバイ用ヘルメットについて 、好ましくは、0.5mmから0.7mmである。約10から60秒の総サイクル時間が達 成可能である。単一のシート15に対して多数の成形機12を設けることができ 、また、その各々が総生産量を増大させる多数のステーションを設けることが可 能なことも当業者には明らかであろう。 より厚いシートが使用される用途の場合、または本体33の透過性が低下する 場合(例えば、高密度のEPSを使用するため)、シート15の上面に正圧を付 与し、シート15の下面に負圧を加えることにより、より大きい差圧を生じさせ ることができる。シート15の上面を加圧する最も容易な方法は、圧縮空気を使 用することであるが液体を使用することも可能である。 被覆物が冷却するのに要する時間を短くするため、縁処理前の半製品であるヘ ルメットは空気流、より好ましくは冷風により冷却させる。 上述のことの更なる利点は、ヘルメット内に一体の構成要素を付与する点であ る。例えば、被覆物を取り付ける前に、保持ストラップを取り付けるならば、こ れらの保持ストラップは、殻体と被覆物との間で拘束状態に保持される。日除け 関連機構を被覆物内に収納できるオートバイ用ヘルメットについて、この特徴は 更に有利に用いられる。防水性があり、かつ化学的抵抗性がある被覆物を使用す るならば、この被覆物がこのような機構を腐食から有効に隔離する。 更なる実施の形態は、被覆物を形成する前に本体33内に埋め込まれるねじ付 きブッシュを含んでいる。被覆物を形成したならば、その被覆物に適宜穴を開け 、 ヘルメットに用品を取り付け可能とする。例えば、照明、電池パック、耳保護体 、日除け等を、適宜に取り外し可能に取り付けることができる。 上述の方法で製造されたヘルメットには、各種のエポキシまたはウレタンの任 意の一つのような、更なる外側被覆物を含めることができる。更にヘルメットが 高衝撃の用途に使用することを目的とするならば、被覆物15に更なる高密度の 衝撃吸収層を付与し、次にその高密度層の外側にエポキシまたはウレタン層を付 与することができる。 ある実施の形態においては、本体33に被覆物15を形成した後、同一の方法 により第二の同様な被覆物を形成する。隣接する二つの0.75mmの被覆物を緊密 に係合させるならば、単一の1.5mmの被覆物よりも構造体的剛性は大きくなる 。 積層体の接着を向上させるために、隣接する層の間に感熱性またはその他の接 着剤を使用することができる。 所望であれはプラスチックシート15に着色するか、または印刷物を含ませる ことができる。この代わりに、本体33と透明な被覆物15との間に、別個の印 刷物を拘束状態に保持させることができる。これと代替的に、この工程を実施す る前に、本体33に塗装し、または印刷してもよい。更に、このプラスチックシ ートは、この工程の実施後に塗装または印刷してもよい。 外側層と内側部材との緊密な接着の結果、組み合わせ体は極めて大きい構造強 度を与えられる。更に、内側本体33を上下逆さにするという簡単な方法により 、内側本体33の両側にシートを取り付けることが可能となる。これを実施する ときは、二枚のシート15が重なり合う領域に接着剤を塗布することが望ましい 。内側本体が湾曲している場合、凹面を最初に覆い、その後に凸面を覆うことが 望ましい。所望であれば、第二のシート15を取り付ける間に、本体33への負 圧の付与に役立てるため、最初に付与したシート15に針または同様の管等を差 し込むことが可能である。二つの被覆シート15を有する本体33が、図9に概 略図的に示してある。内側本体33は、強化リブ、波状部分等を含む任意の所望 の形態に形成することができることが理解されよう。 その結果、略任意の形態の極めて堅固で、しかも極めて軽量な物品を製造する ことができる。かかる物品は、へこみ抵抗性といった優れた機械的強度、及び衝 撃吸収性を有している。また耐熱性にも優れている。かかる物品の強度対重量の 比は極めて大きく、その物品を輸送すべき商品の支持体またはコンテナとして使 用することにより、輸送コストを軽減するといった多数の利点がある。 図10〜図13に示すように、特にフォークリフトにより商品を輸送し、また は貯蔵するために使用するパレットを製造することができる。図13に図示する ように、パレット40は、共に結合された二つの同一の半体41から形成される 。パレットの半体41の一方は、上下逆さの形態で図10に示してある。 図10〜図12から明らかなように、パレット41の外面は、締付けボルトの 頭部及びそれに対応するナット(図示せず)を受け入れる凹所42を除いて、平 滑である。パレット半体の内側には、直立の交差状に、かつ対角の交差状に配置 された強化リブ43が八個設けられている。また、パレット半体41の外周の周 りに伸長する強化リブ44が設けられている。 パレット半体41の4つの隅部において、L字形ボス45が四個設けられてお り、パレット半体41の中央、及び各側部の中心に矩形のボス46が五個設けら れている。 図13から明らかなように、パレット40は、対向した同様の二つのパレット 半体41により形成され、これにより完成した物品を形成する。 また、例えば、薄板鋼の外層及び内側プラスチック層から形成された家庭用冷 蔵庫の断熱材料では、その間に配置された多少同様の積層体に代えて、プラスチ ックシート15の2つの層を用いて形成されたサンドイッチ状材料を使用できる ことが図9から理解されよう。本発明のもう一つの実施の形態によれば、従来の 家庭用冷蔵庫のキャビネットを形成するのに使用された材料に代えて、本発明の 一又は二以上の実施の形態に従って形成された、図9に示す一般的な性質の材料 を使用することも可能である。これにより本発明の実施の形態を採用して壁、床 及び天井用に積層材料を使用できる冷却室、断熱貯蔵室等を構成することが可能 となる。 絶縁材料として内側本体33を使用する考えは、図14に図示するような、軽 量でかつ携帯型の冷却チェスト、保温ボックス51を製造するため、簡単な方法 で具体化することができる。この場合、側壁、基部及び蓋は、例えば膨張ポリス チレンで形成される。更に断熱材料自体ではなくて、負圧に対する周知の絶縁特 性を有する内側本体33を利用することにより、全体の原理を更に拡張すること が可能である。これは、その各々が内側本体33及び外側被覆物15で形成され た2つの「壁」の間に負圧を生じさせることにより達成される。このようにして 、任意の便宜な形態及び寸法を有する、軽量ではあるが、構造的に堅固な「真空 フラスコ」を製造することができる。 次に、図15を参照すると、かかる冷却チェスト、または保温ボックス151 のような物の一部断面図が図示されている。図16において、図15の側壁50 の一部分の拡大図が図示されている。この壁50は、内側箱52と、外側箱53 とから成る2つの箱状構造体で出来ている。この内側箱52は、上述したように 、シート55が被覆された低密度EPSフォーム54を備えている。外側箱53 は、上述の方法を利用してシート57で被覆された高密度EPSフォーム層56 の形態をしている。これら2つの箱52、53の間には、キャビティ58が形成 されている。冷却チェストの一つの形態において、キャビティ58は空気を含む ことができ、また冷却チェストの第二の形態において、キャビティ58は負圧と することができる。2つの箱52、53を共に固着するため、これらの2つの箱 を共に接続すべき箇所60に適当な接着剤を塗布することができる。キャビティ 58内に負圧を生じさせることが望ましい場合、最初にキャビティ58内の空気 を圧送し、縁部61に沿って2つのシート55、57の間に密封剤を塗布するこ とができる。 図17において、図14の冷却チェストの一部断面図とした側面図が図示され ている。冷却チェストの基部、または床の構造体は、図18の分解断面図に、さ らに詳細に示してある。内側箱52及び外側箱53は、多数の突起62、63を 備えており、これらの突起は、図10〜図13のパレットに関して説明した方法 と同様の方法で互いに当接し、支持体を提供し得るように設計されている。内側 箱52は、突起62、63を介して、外側箱によって安定位置に支持されている 。 本体と被覆物との間に化学的または熱に関係する反応を生じさせる必要はない 。例えば、ある実施の形態は、更に緊密な結合状態を確保するため、感熱性接着 剤を利用する一方、その他の実施の形態は、本体と被覆物との張力状態の結合し か 利用しない。更に、厚みのある被覆物を付与する場合、その第二の厚い被覆物を 形成するための熱から本体を保護するため、最初に厚みの薄い被覆物を付与する ことが有利であることが多い。 本発明の代替的な実施の形態は、より厚い被覆物の形態を促進し、または低密 度EPSの使用を促進すべく、本体1の外面に断熱材を含む。かかる被覆物は、 塗料系材料、または好ましさの程度は劣るが反射性塗料及び金属フォイルを含む 。その他の適当な材料は当業者に公知である。 この実施の形態において、本体及び被覆物は、それぞれ衝撃吸収性及び貫入抵 抗性を持つ。もっとも本体と被覆物とのユニークな張力状態の結合のため、こう した特性が顕著となることが理解される。 この被覆物は、例えば、ヘルメットに対し約0.25mm〜約3mmの範囲に亙っ て種々の厚みで製造される。もっとも大きい貫入抵抗性が必要とされる場合、遥 かに大きな厚みとすることも可能である。APETを使用する場合、0.1mm〜1 0mmの範囲の厚みとすることが可能であるが、ヘルメットについては、厚みが0 .5〜0.7mmの被覆物とすることで一般に十分である。 本体は各種の材料で製造することができる。その材料に十分な空気透過性がな い場合、空気を吸引し得るように、本体に離間した通気口を多数設けることがで きる。もっとも本体と被覆物との間のスペースから本体の周りで空気を単に吸引 するようにすることも可能である。この後者の代替例によれば、空気透過性の本 体材料を利用する上記の実施の形態と比較して構造強度は低下するものの、妥当 な製品が提供される。 更なる冷却時間が必要であるが、プレス装置のサイクル時間は約20〜60秒とす ることが可能である。従来の真空成形工程の場合のように、被覆物の冷却速度を 遅らせる必要はない。更に被覆物の層を形成した直後に、空気、好ましくは冷風 をヘルメットを通じて通過させることにより、ヘルメットを冷却することが好ま しい。更に差圧がなくなる前に、被覆物をシート材料の融点以下の温度に保つこ とが好ましい。 本発明による方法の上記の特性は、真空成形には不適当である被覆物の選択を 可能にする。例えば、極めて薄い被覆物、または熱伝導性の大きい材料を使用す ることが可能となる。発生するかもしれない収縮は、被覆物と本体とをより効果 的に結合させる。 シート被覆物の材料組成の選択は、その製品の最終用途によって決まる。ヘル メットに関する限り、PETは極めて弾性的な被覆物を提供する点で優れている ことが確認されている。このPETは、衝撃抵抗性及び引っ張り強度が大きく、 またガンマ放射線及びUV放射線抵抗性に優れ、更に化学的抵抗性があり、また 塗料及び接着剤のような表面コート物を受け入れるのに適している。特に好適な 材料はAPETである。 上記の方法で製造されたヘルメットは、各種のエポキシまたはウレタンのどれ か一つの素材のような、更なる外部被覆物を含むことが可能である。更にヘルメ ットが高衝撃力の用途に使用することを目的とする場合、基部被覆物に更なる高 密度の衝撃吸収層を付与し、次に、高密度層の外側にエポキシまたはウレタン層 を付与する。 ある実施の形態において、本体に基部被覆物を形成した後、同一の方法で第二 の同様の被覆物を形成する。例えば、隣接する2つの0.75mmの被覆物間の緊密 な結合により、単一の1.5mmの被覆物の場合よりも大きい構造的剛性が得られ る。 この第二の被覆物は、差圧により第一の被覆物に結合し、その後冷却して、第 一の被覆物と張力状態にて結合する。代替的な実施の形態において、第一の被覆 物には穴が形成されており、この穴を通って空気が流れるのを防止すべくその外 面に一時的なマスクを備えている。第一の被覆物を形成した後にはこのマスクを 除去する。第二の被覆物を形成することは、第一の被覆物の空気透過性を活用し て、これらの間の緊密な結合を確保することが可能となる。 積層体の接着を更に促進するため、隣接する層の間に感熱性、またはその他の 接着剤を使用することができる。 この被覆物がその下方のヘルメット本体に付与する増大強度のため、この工程 は、その他の用途に使用するのに適したものとなる。例えば、内壁及び間仕切り 、携帯型クーラー、または冷蔵庫、或いは冷却室の壁、天井、床及び扉に対する 建築用パネルを形成すべく、適当な形状のポリスチレン及びその他の物品に被覆 することができる。更に、高密度ポリスチレンが厚い被覆物と共に採用される場 合 は、カーパネル及びその他の自動車部品のような物品を製造することが可能であ る。本発明による被覆物により、略任意の寸法及び形状の物品を製造することが 可能であることが理解されよう。その製造すべき物品の寸法がヘルメットと著し く異なる場合は、適当な製造装置の規模を変更することが必要となる。 本発明のもう一つの形態によれば、一つの物品の全表面の上に構造体用被覆物 が形成される。例えば、損傷、水、化学物質の侵入、及び腐食又は劣化に対する 抵抗性を増し得るように構造体部材を被覆する。即ち、中実な木、ポリスチレン 、圧縮粒子ボード、アルミニウムまたはその他の金属からなる構造体部材をプラ スチック被覆物で包み込むことができる。 一つの特別な形態において、第一のプラスチックシートを加熱し、その後に構 造体部材の少なくとも一つの表面と結合させる。その間に緊密な結合状態を実現 すべく、第一のシートと部材との間に差圧を発生させる。次に第二のプラスチッ クシートを加熱し、その部材のその他の少なくとも一つの面と接触させ、またも う一つの差圧を発生させて、この第二のシートと部材とを緊密に結合させる。こ れらの第一及び第二のシートの形態は、重なり合って、かつ部材に対して連続的 な被覆物を提供し得るものとする。この実施の形態において、2つのシートだけ で部材に対する完全な保護被覆物が形成される。しかしながら、代替的な実施の 形態において、重なり合う別個のシートが3つ以上必要とされる。隣接するシー ト間の重なり合い領域には、感熱性接着剤を使用することが好ましい。 部材が木の梁のような矩形の角錐体であるときは、第一のシートをその梁の広 い面、及び対向した隣接する2つの狭小面の双方の少なくとも一部と結合させる ことが好ましい。次に第二のシートを梁の別の広い面、及び狭小面と結合させ、 そのシートかこれら狭小な面の双方で第一のシートと重なり合うようにする。 ヘルメット本体、または構造体部材に形成したときに顕著な利点が得られる材 料は、ゼネラルエレクトリック・カンパニー(General Electric Company)から の特許実施権に基づいてハンツマン・ケミカル・コーポレーション(Huntsman C hemlcal Corporation)が製造し販売するゲセット(GECET)という登録商標名で 販売されている製品である。この材料は、ポリフェリニン酸化物とペンタンを含 浸させたポリスチレンとの混合体である。広範囲の密度のものも製造することが 可能である。その他の特に好適な材料としては、カーリル(CARIL)という登録 商標名で販売されている膨張ポリプロピレンがある。 本発明による保護被覆を含む適当な形状としたゲセット、EPS、または同様 の構成要素には、多数の用途が可能である。例えば、エンジン付き自転車用ヘル メット、産業用ヘルメット、建物パネル、ラダー、木材の代替材料、冷蔵庫のキ ャビネット、交通用さく及び赤ん坊用カプセルがある。 厚みのある被覆物の使用により、強度対重量比が極めて大きい構造体部材が提 供される。更に、より大きな強度が得られるようにコア材料を成形することが容 易に可能であり、この強度は、その後に形成される被覆物の形状に沿うことで増 大する。こうした特徴の結果、本発明に従って製造された構造体部材は、壁パネ ル、扉及び窓フレームにとって有用なものとなる。即ち、被覆物を含むEPS、 または同様のコア材料は木材、または金属の代替材料として適したものである。 本発明の一つの特に有利な用途は、冷却室、冷蔵庫、実験室等のような温度調 節領域を構成するときに使用されるパネルである。図19及び図20を参照する と、冷却室の構築するときに使用されるパネル120が図示されている。このパ ネル120は、共に包み込まれ、かつ被覆物123と当接状態に保持された2つ の矩形のゲセット膨張樹脂シート121、122を含む。 シート121は均一な厚さであるが、シート122は、略平坦な面124と湾 曲面125とを備えている。この湾曲面125は、シート121の隣接面の外周 に当接し得るように当該面125から垂直に伸長する周縁張出し部126を備え ている。 また、離間した複数の突起127が面125から垂直に伸長している。こうし た突起は、面125の上方に亙り均一に配置されており、また張出し部126と 同一の高さであることが好ましい。従って、これらの突起はシート121の隣接 する面にも結合する。 上述の方法により、シート121、122を被覆物123で包み込んだならば 、そのシートの間に略密封状態のキャビティが形成される。 張出し部126は孔128を備え、キャビティから空気を吸引するか、または 温度調和された流体をキャビティ内に通すことができるようにする。図示した実 施の形態において、真空ポンプ129が孔128と流体的に接続されており、キ ャビティ内を実質的な負圧に保持し、パネル120の絶縁特性を増すことができ る。この負圧を設定して孔128を密封するか、または代替的に、ポンプ129 を定期的に作動させて、十分な負圧が保持されるようにすることができる。 所望の寸法の冷却室を形成し得るように多数のモジュラー式パネルが共に組み 付けられる。全てのパネルは、それぞれの孔128を通じて相互に接続すること ができ、このため一台の真空ポンプ129があればよい。更に、このポンプ12 9には、冷却室内の空気を調和させるために使用される冷蔵装置から動力を供給 することもできる。 また、キャビティ内に負圧、または部分負圧が存在することは、シート121 または122の何れかの損傷を修理することを容易にする。即ち、パッチをシー トの損傷した部分に当てがうことができ、何らかの種類の接着剤が必要とされる が、キャビティ内の負圧の作用は、そのパッチを更に引き付けて、その周囲のパ ネルと密封結合状態にさせる。 本発明は、冷蔵庫のキャビネットにも同様に適用可能である。しかしながら真 空ポンプは、その扉をキャビネットまで動かすことにより駆動可能となる。これ と代替的に、既存のコンプレッサ用のモータ装置を使用することも可能である。 本発明のもう一つの適用例は、道路に沿った音響バリヤである。本発明の被覆 物を含むゲセット、EPS等のモジュラー式パネルが製造される。こうしたパネ ルは、隣接したパネルを共に固着させる相補的な係止機構を備えている。かかる パネルの寸法は、3m×1m×100mとすることが考えられるが、この寸法は必 要に応じて変更可能である。 付与された保護被覆物は、その被覆物の平滑な仕上げ及び不透過性の性質のた め、洗浄を容易にする実質的に破壊行為防止パネルを提供する。また、UV安定 性被覆物の使用により耐久性も向上する。 本発明の更なる実施の形態は、図21に図示するような安全バリヤの製造であ る。既存のバリヤ135は、湾曲した金属製のバリヤ137を支持するフレーム 136を備えている。更なるエネルギ吸収バリヤ138が本発明に従って製造さ れ、このバリヤは、略平坦な外面139と、バリヤ137と相補的な形状とされ た対向する面140とを備えている。このバリヤ138は、高密度のEPS等で 製造されており、貫通抵抗性を付与すべくAPET、または同様の外皮を備えて いる。このバリヤ138は、既存のバリヤ137にスナップ状に係止し、これに より金属製部品がエネルギ吸収材料で効果的に包み込まれるため、特にオートバ イに乗る人の負傷を防止する更なる保護手段が得られる。 上述の何れの実施の形態における被覆物は、所望に応じて塗装し、または着色 することができる。これと代替的に、その後に透明な被覆物を付与する前に、ゲ セットまたはEPSコアに塗装してもよい。 EPS、ゲセットまたは同様のコア材料を使用するとき、その形成される被覆 製品は、特にその浮力のため海上の乗物に適している。例えば、軽量なボートの 船体、一人用の水面輸送装置、及びキャビンを製造することが可能である。本発 明の実施の形態に従って有利に製造することのできるその他の物品は、スキドー (SKIDO)という登録商標名で販売されているような救命具、ボート備品、 救命艇コンテナ及び雪上輸送装置がある。 被覆されたゲセットは、このコア材料の融点が高いため、特に有利である。形 成される製品は、滅菌送致、ベンチトップ、流し、温水装置等を構成するのに使 用するのに適している。 また、本発明の実施の形態は、ボートの発電機、またはモータ、水泳プールの ポンプ、またはその他の装置用の測深ボックスと共に使用されるパネルを製造す るときにも適用可能である。 本発明のこのような実施の形態に従って製造された物品は、その後に、被覆物 により所定方向に保持される多数の別個の構成要素で製造された本体を備えるこ とができる。ある実施の形態においては、最初にこれら別個の本体の構成要素を 共に接着させる。例えば、その本体の上方に亙って構造体用被覆物を形成する前 に、ヘルメット本体を形成し得るように、複数のEPSパネルを共に組み付ける ことができる。 これと代替的に、EPS、またはゲセットのような材料から成るブロックを高 温のナイフで彫刻して、所望の形状の面を形成する。次に、その面に被覆物を形 成する。この方法は、原型、及び「一個だけ製造する」物品を製造することを容 易にする。また、例えば、ロボットを採用して、物品を大量に生産することも可 能である。 また、本発明に従って製造された構造体部材は、ヨットのマスト、及び自動車 の車体にも適している。 本発明の更なる実施の形態は、自動車に対するエネルギ吸収バンパを提供すべ く極めて弾性的な材料から成る本体を利用する。 本発明の実施の形態に従って製造されたヘルメットは、内面、または外面の何 れか一方、或いはその双方に構造体的被覆物を設けることができる。厚みのある 被覆物が必要とされるとき、被覆される本体の外形に合うように、最初にシート を整形するのを容易にする機械的な手段により差圧の使用が促進される。 本発明の実施の形態は、リサイクルされた材料の使用にとって有利である。例 えば、シート、または被覆物は、使用済みのペットボトルで製造することができ る一方、ある実施の形態においては、その本体は、破砕した材料で形成すること ができる。リサイクルした材料が特に適した一つの特別な用途分野は、間仕切り 材である。 本体とシートとの間における緊密な結合の結果、衝撃抵抗性の大きい物品が得 られる。この特徴は、安全ヘルメットの分野において特に望ましい。APETか らなるヘルメットの被覆物は、衝撃を受ける物品の形状に対して成形されるため 特に適している。本体と被覆物とが緊密に結合することは、本体において衝撃力 が広範囲に広がるのを促進する。 EPS本体及びAPET殻体を含むヘルメットは、スネル記念財団(SNELL ME MORIAL FOUNDATION)により試験が為されている。この試験の間、試験をしたヘ ルメットにより覆われた頭部模型を制御された条件下で各種のアルビルの一つに 落下させた。この頭部模型が受けた加速度を測定し、重力加速度の倍数として表 示した。その加速度の300倍の値を超えたとき、そのヘルメットは破損する。E PS本体を有する従来技術のヘルメットの場合、前面及び側面衝撃の値がそれぞ れ170〜180及び200〜220であるエポキシ被覆物の値が得られる。本発明に従って 形成されたAPET被覆物を含む同様のEPS本体の結果、前面及び側面の値は 、それぞれ約100及び150となった。従って衝撃特性が顕著に改善されている。 本発明の更なる適用例は、弾薬の格納容器である。本発明に従って製造された 容器は、弾薬等に対する耐衝撃性が大きく、耐久性のある格納物を提供する。よ り具体的には、これらの容器は入手可能な容器を超える気象条件から、弾薬を有 効に隔離する。更に、従来の金属製または木製の容器に優る重量の軽減化も顕著 である。 本発明の実施の形態に従って製造された物品のもう一つの有利な実施の形態に おいて、コンクリート成形物に対する型枠を製造するために使用される周知の多 層の合板に対する代替物が開示されている。かかる木製の型枠は、益々少なくな り、従って高価である。シートプラスチック材料は重く、湿ったコンクリートを 支持するのに十分に堅牢でないから、この木製の型枠に代えて、シートプラスチ ック材料を使用しようとする試みはこれまで成功していない。 しかしながら、本発明によれば、かかる型枠に対する適当な強度のある構造体 は、所望の寸法及び形状にカットし、次に二枚の外皮、またはシート15で被覆 した膨張ポリスチレンにより形成することができる。各シート15は、反対側部 を多い、好ましくは、シートの縁部に沿って重なり合い接続部が形成されるよう にする。このようにして、二ステップから成る工程を一回実施して、正確な寸法 及び形状の物品が製造される。また、湾曲部分及び内側隅部を有する予整形した 成形品も製造される。最終物品の被覆物に強度が付与されるため、堅牢であるよ うな方法にて複雑な成形品を製造する必要がなくなる。製造品の強度に関して何 ら考慮することなく、成形品を所望の形状にすることができる。最終の成形品に 必要とされる強度はこの被覆物によって付与される。 シリコーンのような各種の離型剤をシート15のプラスチック内に添加するこ とができる。これと代替的に、型枠の表面は、「クリング・ラップ(cling wrap )」という一般的な名称で販売され且つ「グランド・ラップ(GLAD WRAP)」と いう登録商標名で販売されている透明なプラスチック材料のような薄い膨張可能 な材料の層によって覆うことができる。セメント、またはコンクリートを流し込 む前に、この被覆物を型枠上に配置し、また、この被覆物が離型剤として機能す るようにする。 型枠の構造の考えは、一連のパネルで製造することのできる冷蔵装置等におけ る歩行路の構造に応用することができ、そのパネルの各々は、隣接するパネルと 相互に接続される縁部を有し、その特殊なパネルは、冷蔵装置内における歩行路 の縁部、または隅部に対する湾曲部分、または内側隅部の形態にて構成される。 かかる平行な冷蔵装置は、相互に接続するパネルを使用して現場で迅速に組み立 てることができる。 本発明の一つの実施の形態によって製造された更に別のパネルが図22及び図 23に示されている。この場合、図4〜図7に示したものと略同様の型式の装置 を使用して、オーストラリアにおいて、「フィブロ(fibro)」という一般的な 名称で公知であるようなセルロース系の繊維材料の板70に単一のプラスチック 層71を被覆する。この板70の上面は、感熱型接着剤で被覆することが好まし い。この層71は、加熱し(好ましくは、130〜150°Cの範囲の温度まで)、板 70とシートを接合させ得るように、ボード70をシートに関して動かす。ボー ド70と層71との間の空気は、従来と同様の方法で吸引する。この点に関して 、ホードに4つの小さい孔72〜75を穿孔し、その一つの孔が各隅部に形成さ れるようにする。こうした必須ではない孔は、ボード70と層71との間の空気 を除去するのに役立ち、これにより、取り込まれた空気が層71内に気泡の形態 にて残らないようにする。 図23に図示するように、ボード70よりも僅かに大きい寸法である層71を ボード板70の縁部の周りに巻き付ける。例えば、壁の合わせ材として使用する ならば、ボード70の一つの面は、通常、非被覆状態のままにしておく。しかし ながら、所望であれば、ボード70の両面に被覆してもよい。その結果、堅牢で 且つ耐久性があり、しかも耐候性のある被覆物が得られ、このため、ボード70 の寿命が著しく延びる。更に、被覆すべきボード70の表面は、任意の所望の方 法にて着色し、または脱色させることで従来地味な色であるホードの外観を著し く改善することが可能となる。 上述の方法に従って使用される感熱型接着剤には、フェノール系、またはメラ ミン系接着剤を含む熱硬化型接着剤がある。選択される接着剤は、内側コア及び 基層材料の双方と適合するものでなければならない。気化分の排気を必要とする 接着剤は、上記のものの逆の型式のものである。 上述した方法に使用可能な材料の組み合わせが表の形式で以下にまとめてある 。 内側コア シート材料 膨張ポリスチレン(EPS) APET−熱可塑性 ゲセット PET−熱可塑性 カーリル PETG−熱可塑性 ポリエチレン ポリカーボネート ポリウレタン ポリカーボネート/ポリエステル リサイクルセルロース材料 ABS−ポリスチレン (板紙、木材) フライアッシュ及び曝気セメント を含む鉱物フィラーを有する樹脂 HIPS−ポリスチレン SAN−ポリスチレン LDPE−ポリスチレン HDPE−ポリスチレン ポリプロピレン ビニル PMMA−アクリル系 セルロース酢酸塩 PBT−熱可塑性 PPE−熱可塑性 アセタール PVC 左側の欄に掲げた内側コア材料の各々は、右側の欄に掲けたシート材料の各々 を被覆可能であることが理解されよう。 シート材料の内面は、デュロボード(DURABOND)という商標名で販売されてい る水系ポリエステル塗料のような各種の塗料で塗装することができる。かかる塗 料には、アルミア三水加物を充填することが好ましい。その結果、かかる塗料を 加熱したとき、水が放出され、これにより、塗料は自己急冷される。このことは 、内側コア材料を保護するのに役立つ。更に、シート材料には、各種のフィラー 、 UV吸収剤、カーボンブラック、及びその他の顔料を添加することができ、この 点にて、PETGは、その結晶化への抵抗性のため、特に有用である。最終製品 の有用な特性としては、熱及び低温に対する抵抗性、疲労抵抗性、及び形状回復 記憶特性がある。 最後に、本発明は、単一の被覆、または層にのみ限定されるものではない。こ の点に関して、図8のヘルメットは、図8の破線に沿って縁処理した後、図4の 成形機12に再充填して、図5〜図8に示した工程の全体を反復して、その前に 付与した「第一の」層の上になる第二の層15が形成され得るようにする。 上記は、本発明の幾つかの実施の形態のみを示すものに過ぎず、本発明の範囲 から逸脱せずに、当業者が明らかな変形例を具体化することが可能である。例え ば、本発明に従って、サーフ・ボード及びボギーボードを製造することが可能で ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 PM7413 (32)優先日 1994年8月11日 (33)優先権主張国 オーストラリア(AU) (31)優先権主張番号 PM9374 (32)優先日 1994年11月10日 (33)優先権主張国 オーストラリア(AU) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M W,MX,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TT,UA, UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.形状を規定する内側部材と、少なくとも一つの外皮とから荷重支承能力を 有する物品を製造する方法であって、 (1)前記外皮を形成することを目的とするプラスチックシートを加熱するス テップと、 (2)前記内側部材の上方になるようにこの加熱したシートをこの内側部材に 沿って動かすステップと、 (3)前記内側部材及び前記シートの対向する側部の間に流体の差圧を作用さ せ、前記シートを前記内側部材の形状に適合させ、かつこの内側部材と相互に係 合させるステップと、 (4)前記シートを冷却し、またはこのシートが冷却するのを許容するステッ プとから成ることを特徴とする製造方法。 2.請求の範囲第1項に記載の方法であって、前記ステップ(2)が、前記内 側部材を前記加熱したシートに関して動かすことを含むことを特徴とする方法。 3.請求の範囲第2項に記載の方法であって、前記シートの外周がクランプ止 め手段により保持され、前記内側部材が、この内側部材と前記クランプ止め手段 との相対的な動作により前記シートの面を貫通するように動かされることを特徴 とする方法。 4.請求の範囲第3項に記載の方法であって、前記クランプ止め手段が固定状 態であり、前記内側部材が動くことを特徴とする方法。 5.請求の範囲第1項に記載の方法であって、前記内側本体が透過性であり、 前記流体が、前記差圧に応答して前記本体を通じて吸引されることを特徴とする 方法。 6.請求の範囲第5項に記載の方法であって、前記内側本体が、開放したマト リックス材料であることを特徴とする方法。 7.請求の範囲第5項に記載の方法であって、前記内側部材が、前記シートが この内側部材の形状に適合するのを容易にすべく、前記対向した側部の間を伸長 する離間した複数の通気口を備えることを特徴とする方法。 8.請求の範囲第1項に記載の方法であって、前記第二の外皮が前記内側部材 に取り付けられることを特徴とする方法。 9.請求の範囲第8項に記載の方法であって、前記第二の外皮が、前記加熱し たシートが取り付けられる側と反対側の前記内側部材の側部に取り付けられるこ とを特徴とする方法。 10.請求の範囲第9項に記載の方法であって、前記内側部材の両側部が共通の 周縁端にて終端となり、前記二つの外皮が少なくとも前記共通の周縁端に沿って 重なり合うことを特徴とする方法。 11.請求の範囲第1項に記載の方法であって、前記流体の差圧を形成すること が、前記本体の内側部に流体の低圧領域を形成することを含むことを特徴とする 方法。 12.請求の範囲第1項に記載の方法であって、前記差圧を形成することが、前 記本体の外側部に流体の高圧領域を形成することを含むことを特徴とする方法。 13.請求の範囲第11項又は第12項に記載の方法であって、前記流体が気体 から成ることを特徴とする方法。 14.請求の範囲第13項に記載の方法であって、前記気体が空気であることを 特徴とする方法。 15.請求の範囲第1項に記載の方法であって、前記加熱したシートが冷却する に伴い、このシートが前記本体と張力状態に係合することを特徴とする方法。 16.請求の範囲第1項に記載の方法であって、前記加熱したシートが、前記内 側本体の表面に極く近接する面の温度を十分に上昇させてその一部を軟化させ、 その結果、前記被覆物と本体との積層結合が促進されるようにしたことを特徴と する方法。 17.請求の範囲第1項に記載の方法であって、前記内側部材が、膨張熱可塑性 材料、木材、圧縮木材粒子及びセルロース系繊維セメントから成る群から選択さ れた材料から成ることを特徴とする方法。 18.請求の範囲第17項に記載の方法であって、前記膨張熱可塑性材料が膨張 したポリスチレン(EPS)、高密度の膨張したポリスチレン(HDEPS)、 ゲテクト、カーリル、ポリフェニリン酸化物とペンタン含浸ポリスチレンとの混 合体、ポリエチレン及び膨張したポリプロピレンから成る群から選択されること を特徴とする方法。 19.請求の範囲第1項に記載の方法であって、前記外皮が、ABS、ポリエス テル、スチレン、ポリカーボネート、PET、APET、PETG、PVC、共 重合体ポリエステル/ポリカーボネート及びHDPEの一つ、またはその組合せ 体から選択されることを特徴とする方法。 20.請求の範囲第1項に記載の方法であって、前記加熱したシートに係合すべ き前記内側本体の表面に感熱型接着剤を塗布するステップを含むことを特徴とす る方法。 21.形状を規定する内側部材と、少なくとも一つの外皮とから荷重支承能力を 有する物品を製造する装置であって、 (1)その外周の周りにて、またはその一対の両縁端に隣接する位置にてプラ スチック材料のシートを保持するシート保持装置と、 (2)形状を規定する部材を保持し且つ支持する成形機と、 (3)この成形機を前記シートの保持装置に関して動かし、前記シート及び形 状を規定する部材を共に動かす並進手段と、 (4)前記シートの保持装置に保持されたプラスチックシートをこのシートの 少なくとも一部を軟化させる温度に加熱する加熱手段と、 (5)前記シートと前記部材との間に差圧を形成し、前記シートを前記部材に 適合させる差圧発生手段とを備えることを特徴とする製造装置。 22.請求の範囲第21項に記載の装置であって、前記内側部材と係合していな い前記シートの面の方を向いた冷却装置を備えることを特徴とする装置。 23.請求の範囲第22項に記載の装置であって、前記冷却装置が空気流を供給 する少なくとも一つのノズルを備えることを特徴とする装置。 24.請求の範囲第21項に記載の装置であって、前記加熱手段が、前記シート の保持装置に向けて且つこのシートの保持装置から離れる方向に往復運動可能で あることを特徴とする装置。 25.請求の範囲第1項の方法により製造され、又は請求の範囲第21項の装置 により製造されることを特徴とする構造体的物品。 26.請求の範囲第25項に記載の物品であって、断熱性バリヤを備えることを 特徴とする物品。 27.請求の範囲第26項に記載の物品であって、内部空隙を有することを特徴 とする物品。 28.請求の範囲第27項に記載の物品であって、前記空隙が排気されることを 特徴とする物品。 29.請求の範囲第28項に記載の物品であって、前記空隙が間欠的に、または 連続的に排気されることを特徴とする物品。
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