JPH09509642A - ガラスの強度保持のための塗料システム - Google Patents

ガラスの強度保持のための塗料システム

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JPH09509642A
JPH09509642A JP7522830A JP52283095A JPH09509642A JP H09509642 A JPH09509642 A JP H09509642A JP 7522830 A JP7522830 A JP 7522830A JP 52283095 A JP52283095 A JP 52283095A JP H09509642 A JPH09509642 A JP H09509642A
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coating composition
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エム. スズム,デビッド
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デー エス エム エヌ.ヴェー.
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Abstract

(57)【要約】 本発明はポリシロキサンを含むガラス支持体のための改良された塗料組成物を提供するものである。ガラス支持体、特に光ファイバー、のための塗料組成物の中にポリシロキサンを導入すると、それは湿気によるガラスまたは光ファイバーの劣化速度を遅くする作用をなし、かつガラス支持体と塗料組成物の間の接着力を向上させる。ポリシロキサンのポリマー塗料組成物への導入はまた、ガラス支持体に一つより多くの塗料が塗布されている場合に、層間の接着力も向上させる。本発明はさらに酸官能性エチレン系不飽和モノマーを含む外部下地塗料組成物またはマトリックス材料にも関する。本発明はまた、塗料組成物がポリシロキサンを含む場合に、減少した湿気による劣化速度、ガラス支持体と塗料組成物の間のおよびいろいろな塗料の間の改良された接着力を有する改良された塗装ガラス支持体を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 ガラスの強度保持のための塗料システム 技術の分野 本発明はガラス支持体のための改良された塗料組成物、およびその組成物によ り被覆された、例えば光ファイバーのような、ガラス支持体に関する。発明の背景 ガラス支持体は水に露出されていると弱くなることは古くから知られている。 例えば、空気中の湿気は弱化を起こし、そしてガラスの終極的破壊の原因となり 得る。 通例として、ガラス支持体は従来いろいろな理由で、例えば、ガラス物体の強 度を保護しかつ保存するため、操作中の損傷を防ぐため、および湿気がガラス支 持体を攻撃することを防ぐために、ポリマー組成物で被覆された。またその被覆 は光ファイバーのマイクロベンディング(微小な曲げ)、それはファイバーを通 る電磁放射線の伝達を減少させることがある、を少なくするために光ファイバー に塗布された。しかし、多くの被覆塗料組成物は水透過性であり、従ってガラス 支持体を湿気から保護するためには余り効果的でないことが判った。 ガラス支持体の弱化を起こさせる上に、湿気はまた、そのガラス支持体に塗布 されたポリマー組成物をそのガラス表面から剥がす、すなわち、離層させること もあり得る。ポリマー組成物の離層は、そのポリマー被覆が環境応力からそのガ ラスをもはや保護しないので、結果として弱化したガラス支持体を生ずることが あり得る。 いろいろな塗料組成物がガラス支持体の、そして特に光ファイバーの、劣化を 防止して、それが適用されるガラス支持体の有効寿命を向上するために使用され た。例えば、DiMarcelloらに発行された米国特許第5,000,54 1号明細書は光ファイバーを炭素で気密封止する方法を教示しており、前記気密 封止は水の光ファイバーとの接触を防ぎ、かくして光ファイバーの有効寿命を延 ばす。同様に、Bishopらに発行された米国特許第4,849,462号は いろいろな有機官能性シランを塗料組成物の中に混入して光ファイバー用の塗料 組成物と光ファイバーの間の接着力を、特に湿気のある環境内で、改良すること を教示している。 同様に、Innissらに発行された米国特許第5,214,734号は、光 ファイバーまたはガラスの湿気に対する疲れ抵抗を増すためにポリマー塗料組成 物に微粒子シリカの混入を教示している。 多くの塗料組成物はある種の用途にそれらを不適当にする短所を有する。例え ば、組成物のあるものは低いコストの光ファイバーまたはガラス成形品の製造に おいて使用するためには余りに高価であることがあるし、またInnisらの特 許に開示されたような塗料組成物中への微粒子体の導入は無垢の光ファイバーの 引っかき傷が低い引っ張り荷重で破損を生じるような問題を起こすことがあり得 る。ゲル化する傾向にある濁った塗料組成物の問題、およびその他の微粒子体を 扱う作業において一般に遭遇する加工上の問題などをもたらすことがあり得る。 前記Bishopらの特許のような、有機官能性シランにより変性されている 塗料は光ファイバー支持体に塗布された塗料の湿潤接着力を改良するが、しかし 本発明に比較すると、塗料のガラス強度保持能力を著しく改良することはない。発明の要約 本発明はガラス支持体、特に好ましくはシリカを基材とする光ファイバー、の ための改良された塗料組成物を提供する。本発明の組成物は式、 式中、YとZはハロゲン、アミノ、アルキルおよびアルコキシから成る群より 独立に選択され、nは1以上であり、そしてX1、X2、X3またはX4は独立に水 の存在でポリシロキサンから加水分解されることのできる加水分解性基である、 を有するポリシロキサンを含む。 好ましくは、nは2以上であり、Xはアルコキシであり、そして塗料組成物は 紫外線硬化性である。 好ましくは、ポリシロキサンは放射線硬化性塗料組成物の中に全組成物の重量 につき約0.1%と約50%の範囲内の量に存在する。さらに好ましくは、ポリ シロキサンは放射線硬化性塗料組成物の中に全組成物の重量につき約0.1%と 約30%の範囲内の量に存在することであり、そして最も好ましくは約0.5% と約10%の範囲内の量に存在することである。 本発明はまたあるポリシロキサンを含む組成物で被覆されている改良されたガ ラス支持体を提供する。その結果得られる被覆ガラス支持体は湿気の攻撃による 劣化速度が遅くなり、ガラス支持体とガラスに隣接する塗料の間の接着力が改良 され、またもしポリシロキサンを含む一つより多くの塗料層がガラス支持体に塗 布されている場合には、塗料層の間の接着力が改良される。図面の簡単な説明 図1は二つの塗料被覆を有する光ファイバーの断面図である。 図2は一つの塗料被覆を有する光ファイバーの断面図である。好ましい実施態様の詳細な説明 本発明はガラス支持体、そして特に、少なくとも一種のポリマー塗料組成物に より被覆されているシリカを基材とする光ファイバー、を意図している。大抵の ガラス支持体、例えばガラス瓶、は通例ただ一種のポリマー塗料で被覆されてい る。しかし、光ファイバーは通例一つより多くの塗層を有する。ある支持体が一 つより多くの塗層を有する場合には、それら個々の塗料組成物は同一かまたは異 なる。ここで使用されるとき、用語「支持体」はガラスの物体またはシリカを基 材とする光ファイバーを意味することになる。ガラスの物体の若干の例を挙げれ ば、しかしこれらに限定されないが、瓶、電球、窓などを含む。特に好ましい実 施態様においては、ガラス支持体はシリカを基材とする光ファイバーである。 本発明はポリシロキサンを含む改良された塗料組成物に向けられている。 式(1)の加水分解性基X1、X2、X3またはX4の例は、これらに限定されな いが、ハロゲン(例えば、塩素、フッ素および臭素)、ホルミルオキシ、アセト キシ、プロピオンオキシ、バレリルオキシ、ステアオリルオキシ、ベンゾイルオ キシ、ナフトイルオキシ、トルイルオキシ、マレオイルオキシ、アルコキシ、 アルキルチオ、ビニルオキシ、アリルオキシ、ビニルエーテルオキシ、メタクリ ルオキシおよびアクリルオキシを含む。これらのおよびその他の基はIUPAC 命名法規則(1969)に従って定義される。 好ましくは、式(1)によるポリシロキサンにおいて、nは2以上であり、各 Xはアルコキシである。好ましくはアルコキシ基はC1−C12アルコキシであり 、さらに好ましくはC1−C6アルコキシである。加水分解のとき、C1−C6アル コキシ基は揮発性のアルコールを形成し、後者は蒸発により塗料組成物から逃れ 去ることができる。そのようなC1−C6アルコキシ基の例は、これらに限定され ないが、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、s−ブトキシ、 イソブトキシ、t−ブトキシを含む。最も好ましくは、それらのアルコキシ基は メトキシまたはエトキシである。 ポリマー組成物にポリシロキサンを添加するとガラス強度の劣化を遅らせ、支 持体に対する塗料の優れた湿潤接着力を与え、そして両者共ポリシロキサンを含 む隣接する塗料層の間の接着力を改良する。ガラス強度の劣化は通例工業標準の 静的および/または動的疲労試験により測定されることができる。 ポリシロキサンは当業者に知られているいろいろな塗料組成物に添加されるこ とがある。例えば、Skutnikらへの米国特許第5,112,658号明細 書、1992年5月12日発行、はガラス容器用の塗料組成物を開示している。 前記Skutnikらへの米国特許はここに引用により組み込まれる。好ましく は、本発明に使用される支持体は大抵ケイ素を基材とするものである。 ポリマー塗料組成物へのポリシロキサンの添加はそれにより被覆された支持体 により良好な強度保持を与える。 加水分解性基がエチレン不飽和を含むとき、そのエチレン不飽和は塗料組成物 中の他のエチレン系不飽和化合物と反応することもある。そのようなエチレン不 飽和を含む加水分解性基の例は、これらに限定されないが、ビニルオキシ、アリ ルオキシ、ビニルエーテルオキシ、メタクリルオキシまたはアクリルオキシであ る。 シロキサン主鎖は線状または枝分かれであってよいことは予期されている。式 (1)の若干のXがシロキサン基であるとき枝分かれ構造が結果としてできる。 特にポリシロキサンが次の一般構造を有することが好ましい。 式中pは2以上である。 特に好ましいメトキシ官能基ポリシロキサンはDow Corning 1− 6184である。好ましくは、ポリシロキサンは塗料組成物に添加され易いよう に液体である。または、ポリシロキサンはポリマー塗料組成物に可溶性の固体で あってもよい。 本発明の改良された塗料組成物はポリシロキサンを含むこともあり、またはそ れはポリシロキサンの混合物を含むこともある。通例、ポリシロキサンは塗料組 成物中に、そのポリシロキサンを含む塗料組成物がその上に塗布される支持体の 劣化を遅らせるために十分な量に存在する。好ましくは、ポリシロキサンは塗料 組成物中に、全組成物の重量につき約0.1%より約50%までの範囲内に存在 する。しかし、ある特定の塗料組成物のため有効なポリシロキサンの量はいろい ろに変わることがあり、そして試行錯誤により決定されることができる。 ガラス支持体は通例ただ一種の塗料組成物により被覆される。しかし、光ファ イバーの支持体は一種より多くの塗料組成物により被覆されることがある。一種 より多くの塗料組成物を有する支持体、例えば光ファイバー、においては、それ らの種々の塗料が同じ組成を有することもあり、またはそれらの塗料は異なる組 成を有することもあり得る。例えば、それらの塗料のあるものはポリシロキサン を含むことがあり、またある塗料は含まないこともある。 本発明の組成物は内部下地塗料として使用されてもよい。内部下地塗料として 使用されるとき、この組成物は、硬化されると、組成物が約23℃以下のTgお よび約0.1より約50MPaの範囲内の弾性率を有する塗料被覆を結果として もたらすように配合されることが好ましい。さらに好ましくは、Tgは0℃以下 でありかつ弾性率は0.1より10MPaの範囲内にあることである。 ある用途においては、多数の光ファイバーを一緒に保つためにマトリックス組 成物を使用することが望ましいので、いろいろなマトリックスおよびそれらの使 用が当業者に知られている。例えば、マトリックス組成物はここで例となってい る外部下地塗料と同じものであることができる。ポリシロキサンがマトリックス 組成物に混入されてもよいと考えられる。またポリシロキサンを含むマトリック ス材料から成る、当業者に知られている、光ファイバーリボンも予期されている 。 好ましくは、外部下地塗料組成物は、硬化されると、約23℃以上のTgおよ び約100より約3,000MPaの範囲内の弾性率を有する塗料被覆を結果と してもたらす。最も好ましくは、外部下地塗料組成物は、硬化されると、約40 ℃以上のTgおよび約300より約2,000MPaの範囲内の弾性率を有する 塗料被覆を結果としてもたらす。 図1は、光ファイバー工業において利用される塗料被覆構造を説明している。 標識1をつけた中心支持体はガラス支持体であり、この場合には、シリカを基材 とする光ファイバーである。そのガラスに直接に隣接する塗料層2は通例として 内部下地塗料または最内部層と呼ばれる。内部下地塗料を囲む塗料層3は通例と して外部下地塗料と呼ばれる。ここで使用されるとき、用語「内部下地塗料」は シリカを基材とする光ファイバーに直接に隣接するいずれかの塗料被覆であるが 、用語「外部下地塗料」は、インクを含めて、内部下地塗料を被覆するすべての 塗料被覆に当てはまるであろう。 図2は、これもまた光ファイバー工業において利用されるガラス支持体の他の 一つの塗料被覆構造を説明している。標識4をつけた中心支持体はガラス支持体 であり、この場合には、シリカを基材とする光ファイバーである。標識5をつけ た唯一の塗料層は一般に単被覆と呼ばれ、そしてそれがガラス支持体上に存在す る唯一の塗料層であるという事実を特徴とする。ここで使用されるとき、用語「 単被覆」は直ちには被覆されないガラス光ファイバー支持体に直接に隣接するい ずれかの塗料被覆である。 内部下地、外部下地およびマトリックスを含めて記載のいずれかのまたはすべ ての塗料層は独立にガラスの強度保持の利点を得るためにポリシロキサンを含む ことは理解される。本発明の一態様において、その外部下地塗料は強度保持の利 点を得るためにポリシロキサンを含む。 内部下地塗料へのポリシロキサンの添加は、ガラスの強度保持の利点を得るこ とに加えて、高湿度条件の下でガラスへの塗料の接着力を改良するという追加の 望ましい利点を有する。 本発明の塗料組成物は硬化性オリゴモー、モノマーおよび/またはポリマーを 他の成分および選択されたポリシロキサンと共に混合することにより製造される こともある。例えば、本発明の組成物において有用なオリゴマーはエチレン不飽 和を含むヒドロキシ官能モノマーとイソシアナートの反応生成物であり、それは それからさらに枝分かれした、オキシアルキレン反復単位を含むヒドロキシ官能 ポリエーテルと反応させられることもある。前記の枝分かれした、オキシアルキ レン反復単位は約2より約6までの炭素原子を有する。 その結果生成するオリゴマーは、一般に約700より約20,000まで、ま た好ましくは約1000より約10,000まで、の範囲内である分子量を有す る。それらまたイソシアナート官能価を実質上有しない。 これらの末端キャップされたオリゴマーは反応性希釈剤、光開始剤、酸化防止 剤および光安定剤と組み合わされて本発明の硬化性組成物を形成する。 広範な種類の有機ポリイソシアナートのいずれかを、単独でまたは混合物で、 エチレン不飽和を含むヒドロキシ官能性モノマーと反応させることができる。イ ソシアナートとヒドロキシ官能性モノマーの反応生成物はそれからさらに枝分か れ鎖の、オキシアルキレン反復単位を含むポリエーテルと反応させられてポリエ ーテルオリゴマーを形成する。 代表的ジイソシアナートの例に含まれるものはそれぞれイソホロンジイソシア ナート(IPDI)、トルエンジイソシアナート(TDI)、ジフエニルメチレ ンジイソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、シクロヘキシレンジイ ソシアナート、メチレンジシクロヘキサンジイソシアナート、2,2,4−トリ メチルヘキサメチレンジイソシアナート、m−フェニレンジイソシアナート、4 −クロロ−1,3−フェニレンジイソシアナート、4,4’−ビフェニレンジイ ソシアナート 1,5−ナフチレンジイソシアナート、1,4−テトラメチレン ジイソシアナート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアナート、1,10−デカ メチレンジイソシアナート、1,4−シクロヘキシレンジイソシアナート、およ びポリアルキルオキシドとポリエステルグリコールジイソシアナート、例えば、 それぞれTDIを末端基とするポリテトラメチレンエーテルグリコールおよびT DIを末端基とするポレエチレンアジパートである。好ましくは、前記ジイソシ アナートはTDIおよびIPDIである。 イソシアナートはヒドロキシ官能性エチレン系不飽和モノマーと反応されられ る。これらのヒドロキシ官能性エチレン系不飽和モノマーは好ましくはアクリラ ート、ビニルエーテル、マレアート、フマラートまたはその他の不飽和官能性基 である。 ヒドロキシ基とイソシアナート基の間の反応において、ヒドロキシおよびイソ シアナート官能価の化学量論的均衡を用いることおよびそれらの反応物を少なく とも約25℃の反応温度に維持することが好ましい。ヒドロキシ官能基は実質的 に消耗されるべきである。イソシアナートのヒドロキシ官能性エチレン系不飽和 モノマーに対するモル比は約3:1より約1.2:1までの、そして好ましくは 約2:1より約1.5:1までの、範囲内である。ヒドロキシ官能性エチレン系 不飽和モノマーはウレタン結合を経てイソシアナートに付着する。 イソシアナートとエチレン系不飽和モノマーの反応生成物はさらに枝分かれし た、オキシアルキレン反復単位を含むポリエーテルと反応させられる。その結果 生成するポリエーテルオリゴマーは、イソシアナート/エチレン系不飽和モノマ ーからの反応生成物で末端キャップされる。用語「末端キャップされる」により 一つの官能基がポリエーテルの二つの末端にそれぞれ蓋をすることが意味される 。 望ましいメタクリラート官能基によりポリエーテルを末端キャップするために 役立つ適当なモノマーの例は2−ヒドロキシエチルアクリラート、2−ヒドロキ シプロピルアクリラートなどのようなヒドロキシ官能アクリラートである。ポリ エーテルを望みのビニルエーテル官能基により末端キャップする適当なモノマー の例は4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、およびトリエチレングリコールモ ノビニルエーテルである。望みのマレアート官能基によりポリエーテルを末端キ ャップする適当なモノマーの例はマレイン酸およびヒドロキシ官能マレアートで ある。 上記のように、イソシアナートとエチレン系不飽和ヒドロキシ官能性モノマー の反応生成物はさらに枝分かれした、オキシアルキレン反復単位を含むポリエー テルと反応させられる。これらの枝分かれした、オキシアルキレン反復単位は約 2より約6までの炭素原子を含むことが好ましい。枝分かれしたおよび枝分かれ しないオキシアルキレン反復単位の両者を含むポリエーテルコポリマーもまた適 当である。好ましくは、それらのポリエーテルは少なくとも20重量%の前記枝 分かれした、オキシアルキレン反復単位を含む。 特に好ましいポリエーテルは、Union Carbide,Danbury ,Connecticutにより発売されている、ポリ(オキシイソプロピレン )、およびポリ(オキシメチルテトラメチレン)である。ポリ(オキシメチルテ トラメチレン)は、開環重合を受けた、3−メチルテトラヒドロフランの重合生 成物であることが好ましい。 もしポリエーテルが前記の枝分かれした、オキシアルキレン反復単位に加えて 反復単位を含んでいるならば、これらの反復単位は約2より約5までの炭素原子 を有するオキシアルキレン反復単位であることが好ましい。あるポリマーが20 重量%の3−メチルテトラヒドロフランと80重量%のテトラヒドロフランの重 合生成物であり、そして前記モノマーの両者は既に開環重合を受けたことのある 、ポリエーテルは枝分かれしたおよび枝分かれしないオキシアルキレン反復単位 の両者を含む適当なポリエーテルの一例である。このポリエーテルコポリマーは 日本の保土ヶ谷化学社によりPTGL 1000として市販されている。 イソシアナート/ヒドロキシ官能モノマー反応生成物は枝分かれした、オキシ アルキレン反復単位を有するポリエーテルにウレタン結合を経て付着している。 この結合がそれにより形成されるウレタン反応は触媒の存在で起こる。ウレタン 反応の触媒、例えば、ジアザビシクロオクタン結晶など、はこの目的に適当であ る。イソシアナート/ヒドロキシ官能モノマー反応生成物の枝分かれした、オキ シアルキレン反復単位を有するポリエーテルに対するモル比は約3:1より約1 .2:1まで、好ましくは約2:1より約1.5:1まで、の範囲内である。 未反応のイソシアナート基が末端キャップされたポリエーテルオリゴマーの中 に存在し得るが、しかし実質的に遊離のイソシアナート基を含まないオリゴマー を提供するためには約0.1重量%以下に最小化されることが好ましい。探知さ れ得るイソシアナートが存在しないことが特に好ましい。 末端キャップされたポリエーテルオリゴマーは、次に本発明の硬化性塗料組成 物を形成するために反応性希釈剤および光開始剤と混合される。末端キャップさ れたポリエーテルオリゴマーは本発明の塗料組成物の約10重量%より約80重 量%、そして好ましくは塗料組成物の約15より約50重量%、である。 ポリエーテルオリゴマーがここで詳細に論じられている間に、すべて従来慣用 の塗料組成物はここに教示されているようにして改良され得ることが理解される 。その他の塗料組成物の例に含まれるものは、それらに限定されないが、ポリオ レフィン、例えば、ポリブタジエン(飽和または不飽和)、ポリカーボネート、 ポリエステルおよびそれらの組み合わせ、に基づくオリゴマーを含む組成物であ ろう。上記に論じられたポリエーテルオリゴマーにおいて、ならびにポリエーテ ル以外のポリマーに基づくオリゴマーにおいて、前記のウレタン結合は尿素、チ オ尿素、またはその他の結合部分に基づく結合により置換されることがある。 上記のポリマー塗料組成物の例は、本発明において使用されることのある塗料 組成物の例示であることを意図されている。その中にポリシロキサンが組み込ま れているいかなる塗料組成物も本発明の範囲に入ることが理解される。 前記の組成物の中に存在することのあるその他の成分の例は、それらに限定さ れないが、感光性および光吸収性成分、触媒、開始剤、潤滑剤、湿潤剤、有機官 能性シラン、酸化防止剤、および安定剤である。 一例として、本発明の硬化性塗料組成物は、一般的に下記の成分を含む: 0−80%のウレタンアクリレートオリゴマー、0−80%のモノマー、0. 1−10%の光開始剤、0.1−10%の安定剤/酸化防止剤及び0.1−50 %のポリ(アルコキシシロキサン)。ただし、%はすべて、組成物の全重量に対 する重量%である。 本発明において使用されることのある特有の内部下地塗料組成物の好例は、A nselへの米国特許第4,682,851号、1987年7月28日発行、に 記載されており、それはここに引用により組み込まれる。光ファイバーに適用す るため適当な内部下地塗料ポリマー組成物は塗布のため適当な粘度を有するべ きであり、速硬化性であるべきであり、光損失を制限するために低温おいても十 分にしなやかであるべきであり、そしてファイバーが実際の使用に際して遭遇し そうな大抵の化学品または溶媒からの浸透に抵抗するものでなくてはならない。 本発明において使用されることのある特有の外部下地塗料組成物の好例は、B ishopらへの米国特許第4,472,019号、1994年9月18日発行 、に記載されており、それはここに引用により組み込まれる。外部下地塗料は塗 布のため適当な粘度を有するべきであり、速硬化性であるべきであり、機械的操 作からファイバーを保護するため十分に強くあるべきであり、光ファイバーから 全ての被覆を完全にかつ容易に除去するため十分に内部下地塗料に接着すべきで あり、そしてファイバーが実際の使用に際して遭遇しそうな大抵の化学品または 溶媒からの浸透に抵抗するものでなくてはならない。 本発明において使用されることのある、特有の単一塗料組成物の好い例が、A nselらへの米国特許第4,932,750号、1990年6月12日発行、 に記載されており、それはここに引用により組み込まれる。光ファイバーの場合 に、塗布のため適当な単一塗料組成物は塗布のため適当な粘度を有するべきであ り、速硬化性であるべきであり、光損失を制限するために低温においても十分に しなやかであるべきであり、磨耗を制限するため十分に強くあるべきであり、そ して大抵の化学品または溶媒への露出から光ファイバーを保護しなければならな い。 本発明において使用されることのある特有のガラス支持体塗料組成物の好い例 がSkutnikらへの米国特許第5,112,658号、1992年5月12 日発行、に記載されており、それはここに引用により組み込まれる。一般的なガ ラス塗料の場合には、非光ファイバーガラス支持体へ適用するために適当な塗料 組成物は塗布のため適当な粘度を有するべきであり、磨耗を制限するため十分に 強くあるべきであり、そして速硬化性であるべきである。 塗料被覆された支持体の製造において、液体塗料組成物が支持体に塗布され、 そしてそれに続いて硬化させられる。通例、硬化は紫外線または可視線を使用し てなされる。しかし、その他の方法も利用できる。例えば、熱硬化、通常開始剤 の存在で、が使用されるであろう。またはその代わりに、塗料は電子線照射によ り硬化されることができるが、その場合触媒は必要でない。一種より多くの塗料 が適用されることがある。代表的には、最初の塗料が塗布されてから硬化され、 続いて二番目の塗料がという具合に望みの数の塗料被覆がなされるまで続けられ る。またはその代わりに、それらの塗料層は液体としてそれぞれ他の層の上に塗 布され、ここではウェット−オン−ウェットとして述べておくが、そして終わり に最終の硬化が一回行われる。 光ファイバーを含む多くの用途において、一つより多くの塗料層を有すること が望ましい。例えば、少なくとも一つの内部のおよび一つの外部の下地塗料、そ れらはガラスファイバー上になんらの塗料残留物を残すことなく一単位として容 易に除かれまたは剥がされる。さらに剥離性を高めかつガラス強度保持を高める ため、それらの内部下地塗料は共にポリシロキサンにより変性され、かつ何らか の外部下地塗料が強い酸官能性エチレン系不飽和モノマー、例えばホスホン酸モ ノアクリラート、により変性されることができよう。 強い酸官能性エチレン系不飽和モノマーは、エチレン系不飽和および強い酸基 を含むモノマーである。エチレン系不飽和基はビニル、アリル、ビニルエーテル またはメタクリラート基であり得る。非官能性アルキル鎖がエチレン系不飽和を 強い酸基に連結することもある。強い酸基は、水中で完全に解離するいかなる酸 基であってもよい。このような強い酸官能性基の例に含まれるのは、それらに限 定されないが、リン酸、硫酸およびスルホン酸の各基である。最もこのましくは 、強い酸官能性基はリン酸基である。 強い酸官能性エチレン系不飽和モノマーの一例は、それらに限定されないが、 Atlanta,GeorgiaのRadcure Specialtiesに よりEbecryl 170として市販されている、リン酸モノアクリラートを 含む。他のそのような強い酸官能性エチレン系不飽和モノマーもまた適当である 。他の一例は、Wickliffe,OhioのLubrizol Corpo −rationによりLubrizolTM 2401として市販されている、2 −アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸である。強い酸官能性エチレ ン系不飽和モノマーは、外部下地塗料組成物全体の重量につき約0.1%より約 10%の範囲内に存在することが好ましいが、さらに好ましくは約0.1%より 約 5%の範囲内にある。 さらに剥離性を高めかつガラス強度保持を高めるため、それらの内部および外 部下地塗料は共にポリシロキサンにより変性されることがある。そのポリシロキ サンはそれぞれの塗料内において、その中にポリシロキサンが見いだされる塗料 組成物全体の重量につき約1.1%より約30%までの範囲内に存在することが 好ましい。一つの好ましい実施態様においては、少なくとも内部塗料はポリシロ キサンを含み、かつ少なくとも一つの外部下地塗料がポリシロキサンを含んでい る。 ある用途においては、多数の光ファイバーを一緒に保つためにマトリックス組 成物を使用することが望ましいので、いろいろなマトリックスおよびそれらの使 用が当業者に知られている。例えば、マトリックス組成物はここで例となった外 部下地塗料と同じものであることができる。あるポリシロキサンまたはある強い 酸官能性エチレン系不飽和モノマーが強度保持の利点を得るためにマトリックス 組成物中に混入され得ることは予期される。またマトリックスを使用する多数の 光ファイバーにおいて、ポリシロキサンまたは強い酸官能性エチレン系不飽和モ ノマーが外部下地塗料、いずれか他の塗料、例えば、インク、またはそのマトリ ックス、またはそれらの何らかの組み合わせ、の中に独立に見いだされることが あり得ることも認められる。またポリシロキサンおよび/または酸官能性エチレ ン系不飽和モノマーを含むマトリックス材料から成る、当業者に知られている、 光ファイバーリボンも予期される。 内部下地塗料は、例えば、30−80重量%のメタクリラートオリゴマー、0 −70重量%のメタクリラートモノマー、0−3重量%の酸化防止剤、0.5− 10重量%の光開始剤、0−30重量%の有機官能性シランおよび0.1−30 重量%のポリシロキサンから成ることができた。一例として、しかしそれらに限 定されないが、そのような塗料は、約60重量%のオリゴマー(ヒドロキシエチ ルアクリラート、トルエンジイソシアナートのようなジイソシアナートと、ポリ プロピレングリコールのようなポリオキシアルキレンジオールを反応させること により得られる)、約33重量%のフェノキシエチルアクリラートをモノマーと して、約1重量%のチオジエチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ キシ)ヒドロシンナマートを酸化防止剤として、約3重量%の1−ヒドロキシシ クロヘキシルフェニルケトンを光開始剤として、および約3重量%のDow C orning1−6184から成ることができた。 内部下地塗料の他の例として、しかしそれらに限定されないが、約60重量% のオリゴマー(ヒドロキシエチルアクリラート、イソホロンジイソシアナートの ようなジイソシアナートと、水素化1,2−ポリブタジエンジオールのようなポ リアルキレンジオールを反応させることにより得られる)、約13重量%のノニ ルフェノールアクリラートをモノマーとして、約10重量%のラウリルアクリラ ートをコモノマーとして、約1重量%のチオジエチレンビス(3,5−ジ−t− ブチル−4−ヒドロキシ)ヒドロシンナマートを酸化防止剤として、約3重量% の1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンを光開始剤として、および約3 重量%のDow Corning 1−6184から成ることができた。 外部下地塗料は、例えば、30−80重量%のメタクリラートオリゴマー、0 −70重量%のメタクリラートモノマー、0−3重量%の酸化防止剤、0.5− 10重量%の光開始剤、および0.1−30重量%のポリシロキサンから成るこ とができた。外部下地塗料の一つの例は、しかしそれらに限定されないが、約4 0重量%のオリゴマー(ヒドロキシエチルアクリラート、イソホロンジイソシア ナートのようなジイソシアナートと、ポリカプロラクトンジオールのような疎水 性ポリエステルジオールを反応させることにより得られる)、約25重量%のビ スフェノール−Aジグリシジルエーテルジアクリラートをモノマーとして、約1 0重量%のトリメチロールプロパントリアクリラートをモノマーとして、約18 重量%のフェノキシエチルアクリラートをモノマーとして、約1重量%のチオジ エチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ)ヒドロシンナマート を酸化防止剤として、約3重量%の1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケト ンを光開始剤として、および約3重量%のDow Corning 1−618 4から成ることができた。 次の例は本発明の特有の態様を例示するために意図されたものであって、請求 の範囲または本明細書のいかなる部分も制限するために意図されたものではけっ してない。実施例 例1 ポリシロキサンを含む硬化性塗料組成物の例 ガラスに塗布されると、例1の組成物は硬化の後、良好な湿潤接着力および良 好なガラス強度保持性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI G02B 6/44 301 7036−2K G02B 6/44 301A

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ガラス支持体のための放射線硬化性塗料組成物であり、該組成物は放射線 硬化性ポリマー、オリゴマーおよびモノマーから成る群より選択される少なくと も一つの成分を含み、該組成物は式、 式中、YとZはハロゲン、アミノ、アルキルおよびアルコキシから成る群より 独立に選択され、nは1以上であり、そしてX1、X2、X3またはX4は独立に水 の存在でポリシロキサンより加水分解されることのできる加水分解性基である、 を有するポリシロキサンを含むことを特徴とする前記の放射線硬化性塗料組成物 。 2.該組成物が紫外線硬化性エチレン系不飽和オリゴマーを含むことを特徴と する請求項1に記載の放射線硬化性塗料組成物。 3.該紫外線硬化性エチレン系不飽和オリゴマーがエチレン不飽和を含むヒド ロキシ官能性モノマーとイソシアナートの反応生成物であり、それはそれからさ らにヒドロキシ官能性ポリエーテルと反応させられるものであることを特徴とす る請求項2に記載の硬化性塗料組成物。 4.該加水分解性基X1、X2、X3およびX4は独立にハロゲン(例えば、クロ ロ)、ホルミルオキシ、アセトキシ、プロピオニルオキシ、バレリルオキシ、ス テアオリルオキシ、ベンゾイルオキシ、ナフトイルオキシ、トルイルオキシ、マ レオイルオキシ、アルコキシ、アルキルチオ、ビニルオキシ、アリルオキシ、ビ ニルエーテルオキシ、メタクリルオキシまたはアクリルオキシであることを特徴 とする請求項1より3までのいずれか一項に記載の組成物。 5.該加水分解性基X1、X2、X3およびX4は独立にアルコキシ基またはエチ レン不飽和を含む基であることを特徴とする請求項4に記載の組成物。 6.該ポリシロキサンは組成物全体の重量につき0.1%より30%までの範 囲内の量に存在することを特徴とする請求項1より5までのいずれか一項に記載 の組成物。 7.該ポリシロキサンは組成物全体の重量につき0.5%より10%までの範 囲内の量に存在することを特徴とする請求項6に記載の組成物。 8.該アルコキシ基はメトキシまたはエトキシ基であることを特徴とする請求 項5に記載の組成物。 9.請求項1より8までのいずれか一項に記載の少なくとも一つの組成物によ り被覆されていることを特徴とするガラス支持体。 10.少なくともその最も内側の層が請求項1に定義されたポリシロキサンを 含み、そしてその他の層の少なくとも一つが酸官能性モノマーを含むことを特徴 とする一つより多くの塗料層で被覆されている被覆光ファイバー。 11.その最も内側の層が請求項1に定義されたポリシロキサンを含み、そし てその他の層の少なくとも一つが請求項1に定義されたポリシロキサンを含んで いることを特徴とする一つより多くの塗料層で被覆されている被覆光ファイバー 。 12.請求項1より8までのいずれか一項に記載の組成物を含むことを特徴と するマトリックス材料。 13.マトリックス材料が式、 式中、YとZはハロゲン、アミノ、アルキルおよびアルコキシから成る群より 独立に選択され、nは1以上であり、そしてX1、X2、X3またはX4は独立に水 の存在でポリシロキサンより加水分解されることのできる加水分解性基である、 を有するポリシロキサンを含むことを特徴とする硬化されたマトリックス材料の 中に埋め込まれた少なくとも一つの被覆光ファイバーから成る光ファイバーリボ ン。
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