JPH09509340A - フィルタ及び紫外線放射を含む清浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 清浄システム、特に微粒子及び微生物に関する清浄における装置であって、粒子を捕捉し、菌類、細菌及びウイルスを殺菌することに関して高い能力及び効率を有するフィルタを提供するために、フィルタ手段（53）及び紫外線放射源(54n)を有する基部手段（52）を備えている。本発明に従うこの基部手段（2; 52; 302a; 302b）には遠隔制御手段が設けられ、この遠隔制御手段は、適切な信号により基部手段（7a,7b; 57a,57b; 320）に対して、一方では、無害な状態に紫外線を遮蔽して空気を清浄／放射するための完全にまたは部分的な受動モードを、また他方では、外部にさらされた紫外線を物体及び室内表面に放射しさらに室内空気の清浄を可能にする活動モードを取らせることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】 フィルタ 及び紫外線放射を含む清浄装置 （技術分野） 本発明は、フィルタ 手段及び紫外放射源を有する基部手段を含む清浄システ ム、特に微粒子及び微生物に関する清浄における装置に関する。 （発明の背景） 微粒子及び微生物に関して空気を清浄するための要求は、個人の家庭、公共の 建物、レストラン、病院、食品の製造等で絶えず増大している。 （従来技術） 一定波長の紫外線は、すべての形状の微生物を殺菌し、もし紫外線の強度及び 照射時間が一定のレベルを越えると、高等動物に対しても取り返しのつかないダ メージを与えることが以前から知られている。 例えば、手術室では、器具及び備品を殺菌するのに紫外放射を使用するが、そ のような場合、紫外放射源は、少な過ぎるか当該の表面または物体を殺菌しきれ ない位置に配置されている。紫外線放射を含む水浄化システムも公知である。 さらに、各種形式の機械的フィルタ、例えば99.9％以上の精度を有する、いわ ゆる非常に目の細かいフィルタが知られている。しかし、このようなフィルタは 、頻繁に交換しないし、また個別に殺菌したりしないので、菌類、細菌またはウ イルスの温床を構成してしまう。 空気を清浄するためにコロナ放電を使用すること、いわゆるバイオクライマテ ィクス（生物環境学）において、空気の清浄及び殺菌と酸素分子の再生のために 、コロナ放電中に空気を通過させることが以前から知られている。 （発明の開示） 本発明の目的は、公知の清浄方法を組み合わせて、実質的にさらに良好な結果 をもたらすことができ、同時に簡単な方法による装置で各種分野に応用できる、 清浄装置を提供することである。 この目的は、請求項の前提条件に記載された形式の装置で達成され、本発明に 従う装置では、基部手段に、一方では無害な状態に紫外線を遮断して空気の清浄 ／放射を完全にまたは部分的にもたらす受動モードと、また他方では、物体及び 室内表面が紫外線にさらされる紫外線放射及び望ましくは室内空気の清浄を伴う 活動モードとを適切な信号によって取らせることを特徴としている。 特に、この利用に関して、清浄システムは当該の部屋及びその中に収容された 物体に直接紫外線を放射するのに効果があり、本発明は、基部手段が一つまたは 複数の制御カバーを備えるハウジング手段によって構成され、この制御カバーは 、適切な信号を介して、紫外線を遮蔽して空気を清浄／放射するための閉鎖位置 と、外部にさらされた紫外線による物体、室内表面への紫外線放射及 び空気の清浄を行うための開放位置とを取ることを特徴とする。 ハウジング手段は、天井取付け、壁取付け、側部取付け、またはその組み合わ せにより取付け可能な構造となっており、複数のハウジング手段を組み合わせる ことにより室内のすべての表面／物体に対して十分に紫外線放射が行えるように なっている。 また、具体例として、望ましい遠隔制御手段は、当該装置を部屋内で移動でき るように設けることもできる。 他の具体例に関しては、ハウジング手段は、中心の第１集合体として設けるこ とができ、この集合体は、換気システムに含まれる複数のブランチ（配管系統） を介してハウジング手段へ浄化されていない空気を吸い込む入口管を備えており 、ブランチは、居間またはレストランの装飾物及び／または付帯設備として設計 されている。 このような集合体の変形例として、集合体は、換気システムに含まれる複数の ブランチを介してハウジング手段から集合体の浄化された空気を加圧によって流 出させる出口開口を備えており、ブランチは、居間またはレストランの装飾物及 び／または付帯設備として設計されている。 このような吹き出し集合体及び吸い込み集合体の組み合わせによって、第２集 合体からの出口空気は、吹き出し集合体の入口と、あるいは熱交換器及び新鮮な 空気の 取入口と接続される。 本発明のさらなる特徴及び利点は、添付の図面及び請求項から明らかになるで あろう。 （図面の簡単な説明） 図１は、本発明に従う装置の第１の具体例の側断面図である。 図２は、図１のII-II 線に沿った断面図である。 図３は、図１の矢印III-III 線の方向から見た端面図である。 図４は、図１に示された具体例と同様の具体例に含まれる主要部材の透視概略 図である。 図４Ａは、開放位置にある制御可能なカバーを備えた図４に示す具体例と同様 の具体例を下面側から見た透視図である。 図４Ｂは、図４Ａに従う具体例用の分離可能な制御パネルの透視図である。 図４Ｃは、図４Ａに示す具体例の断面側面図である。 図４Ｄは、開放位置における制御可能なカバーを備える図４ＣのIVD-IVD に沿 った断面図である。 図４Ｅは、図４Ｃに従う具体例の正面図である。 図４Ｆは、図４Ｃに従う具体例の組込み式制御パネルの変形例である。 図５は、閉鎖位置にある本発明に従う装置の具体例を示す簡略化した図である 。 図６は、図５と同様で開放位置における装置の透視図 である。 図６Ａは、本発明の自立構造で移動可能な具体例の透視図である。 図６Ｂは、図６Ａに従う具体例の縦方向の正面図である。 図６Ｃは、図６Ａ及び図６Ｂに従う具体例の上部側から見た図である。 図６Ｄは、図６Ａ及び図６Ｂに従う具体例の下部を拡大して詳細に示す透視図 である。 図７は、本発明に従う装置の別の具体例の透視図である。 図７Ａは、図７に従う具体例の変形例の別の詳細図である。 図８は、図７に示す具体例の第１の応用例である。 図８Ａは、図８と同様の設備の別の設備を示す。 図９は、図７に示す具体例の第２の応用例である。 （発明を実施するための最良の形態） 本発明に従う清浄装置の具体例は、図１〜図４に示しており、装置自体は、符 号１で表示され、この装置は、前部フィルタ３を有するハウジング手段２、一つ または複数の紫外放射源４n ，一つまたは複数のファン５及び後部フィルタ６を 備え、これらはすべて、装置が取り付けられる部屋、応接室またはホールの中の 室内空気を清浄しかつ放射するために結合されている。 図１〜図４に従う装置に関して、図４により詳しく表 示されているように、ハウジング手段２は、カバー７a,７b を備えており、この カバーは、特に図１及び図５に見られるように、閉じられた状態で清浄／放射さ れる空気８がファン５によってハウジングを通過する閉鎖位置と、特に図４及び 図６に示すように、当該の部屋及びその部屋内の表面と物体に外部にさらされる 紫外線の放射と室内空気８a の浄化を行う開放位置に、適切な信号を介して取る ようになっている。この室内空気８a は、カバー７a,７b の開放位置により装置 １内を通過する。 制御されたカバー７a,７b は、空気圧、油圧、電気または磁気または同等のも のまたはそれらの組み合わせによる駆動装置と接続することができ、これらの駆 動装置は、人間及び動物が室内にいなくなると作動し、このような駆動装置また は特別な閉鎖手段は、人間または動物を察知または検知すると閉鎖される。 装置は、図４に符号９で示すようにハウジングの両端に配置されるようなＩＲ 形式または同等の検知装置を備えることができる。このようなＴＲ検知器９は、 人間及び動物を察知するとカバー７a,７b が開かないように接続することができ る。 特に、図１に示す装置は入口側を通過する直接または反射した紫外線を防止す るＥＵ４−フィルタのような前部フィルタ３を備えることができる。 さらに、装置１は、入口端部に流入空気８が前部フィルタ３を通過するための 孔付き格子10及び紫外放射源 ４n のための取り付け壁を構成する孔付きプレート11を備えることができ、紫外 放射源４n は、縦方向に紫外線管と平行に伸び、紫外線管の第２端部には第２の 孔付きプレート12が設けられている。従って、空気の流れ方向にはファン５が設 けられ、後部フィルタ６は、バイオクライマティクスフィルタ、すなわち流出空 気13が、臭い、酸素及びほこり、ウイルス、菌類胞子その他のものを取り除いた 状態で通過するようになるコロナ放電手段であるのが望ましい。 出口空気13は、底部が制御プレート15に伸びているフィルタグリッド14を通過 し、制御プレート15は、制御ランプ、オン／オフボタン、バイオクライマティク ス調整装置16、紫外放射源４n 用のタイムカウンタ17及びバイオクライマティク ス用のコロナ放電源６用のタイムカウンタ18を備えている。 図１及び図５からわかるように、ハウジング手段２は、密閉され紫外放射源か らの直接または間接放射から保護されている。すなわち、装置が作動中は、カバ ー７a,７b は閉鎖されており、人間及び動物は、紫外放射源の悪影響を受けるこ となく、同じ部屋にいることができる。 ハウジング手段２には一つから三つのファンが備えられており、紫外線の放射 を防ぐフィルタ物質によって保護されている。 フィルタに付着する微粒子が絶えず放射されるが、こ の微粒子の細菌及びウイルスは殺菌される。 ウイルス及び細菌を有する0.5 〜0.01μｍの微粒子は、ハウジング手段２を通 過する空気の流れの中で強力な紫外線放射にさらされ、この放射は、空気速度が ４ｍ／ｓまで上昇することによって100 ％の殺菌効果をもたらす。 ハウジング手段は、天井または壁または他の仕方で取り付けて操作するように 構成することができ、さらに人間が室内で働いている時には、カバーを閉鎖位置 となるように操作することができる。 室内に人間も動物もいない時は、カバー７a,７b は開くことができ、作業面、 壁及び床に対して、さらに室内にいる他の物体に対しても直接放射は効果があり 、ファンは、図４及び図６で見られるように、室内の空気８a,13a を循環させる 。 前部フィルタ３は、静電気フィルタを含むすべての形式のフィルタを収容する ことのできるスペースを提供することができるチャンバに配置され、静電気フィ ルタはバイオクライマティクスフィルタの下流に配置することができることがわ かるであろう。 出口部分においては、ハウジング手段２、すなわち孔付き格子14の領域には、 図４に見られるように、孔付きカバープレートを有する炭素フィルタ６a を備え ることができる。この炭素フィルタ６は、単独で使用することもできるし、バイ オクライマティクスフィルタと組み合 わせて使用することもできる。 カバー７a,７b には、適当にゴムパッキンが設けられると共にそれを紫外線の 中に設けることも可能であることが理解されるであろう。 さらに、カバーの数は一つないし複数であってもよいし、カバーの形状も装置 の幅の限度内の大きさであってよいことも理解されるであろう。 室内の紫外線放射を達成するために、各種タイプのハウジング手段が取り付け られており、このようなハウジング手段は、本発明に従って天井取付け、壁取付 けのような自立構造体、またはそれらの組み合わせとして取り付けることができ 、そのようなハウジング手段の組み合わせによって、室内に人間も動物もいない 時に室内のすべての表面に紫外線放射を完全に行う。 図４Ａ〜図４Ｆの具体例においては、装置自体は符号51によって表示され、ハ ウジング手段52を含んでおり、ハウジング手段は、端部格子60、64間に、ＥＵ３ フィルタ等の前部フィルタ53、複数の紫外放射源54n 、一つまたは複数のファン 55、及び後部フィルタ56を収容し、さらに、適切な信号によって、図４Ｃに見ら れる閉鎖位置と、図４Ａ，図４Ｄ、図４Ｅに見られる開放位置とをそれぞれ取る ことができる制御可能なカバー57a,57b を備えている。 閉鎖位置では、ファン55によってハウジング手段52を通過する空気58の閉鎖さ れた清浄／放射となり、開放位 置では、室内表面及び当該の部屋の物体へ紫外線がさらされる紫外線放射と、こ れと同時に室内または装置自体51を通過する室内空気63の清浄を行う。この開放 位置へは、カバー57a,57b が、例えば真空ポンプ（図示せず）によって伸縮自在 なアーム57aa,57bb によって駆動されることによって行う。 また、この具体例によって、ハウジング手段52の両端に配置されたＩＲ検知器 57が使用されており、この検知器57は、図４Ｂに見られる制御手段65に接続され ている。制御手段65は、装置自体51とは分離して配置されるか、または適当な方 法で装置51に取り付けることが可能な第２形式の制御パネル65a に接続されてい る。 前部フィルタ及び後部フィルタは、装置の幅の限度内で可変であり、装置51は 、使用する場所において受け入れられる条件に応じて、静電気フィルタ、バイオ クライマティクスフィルタ等を備えることができ、これらはすべて使用する場所 における室内空気の清浄及び放射を両立させるために配置される。 図４Ａ及び図４Ｄには、単層に配列した複数の紫外線管54n 、ここでは10本が 示されている。このような単層は、カバー57a,57b に近接して配置され、それに よって、できるかぎりのカバーの開放を可能にして、室内表面が強度の紫外線放 射でさらされるのを可能にする。紫外線放射は、さらに例えば非常につやのある アルミホイルまたはプレートのような非常につやのある反射鏡を使 用することによって性能が向上する。 さらに、紫外線放射源の数は、例えば３×10のランプに増加させることができ る。また、装置51を通過する空気の通過速度も、閉鎖配置により空気を循環させ るために放射効果を増すように、例えば１ｍ／ｓから３ｍ／ｓに増速することが できる。 図６Ａ〜図６Ｄにおいては、本発明に従う自立構造の移動式装置の具体例を示 す。この装置は、符号301 で表示されており、上部部分302a及び下部部分302bを 備え、その間にはリング上に設けられる複数の紫外線放射源304nが伸びており、 このリングの内側に、例えばＥＵ３フィルタのような前部フィルタ303、一つま たは複数のファン305 及び拡散器306 を備えている円筒形の組み合わせフィルタ が設けられ、これらはすべて、装置301 がある部屋、ホールのチャンバ内の室内 空気の清浄及び放射用に組み立てられている。 上部部分302aには、空気を清浄しかつ放射する部屋の中に人間または動物がい るかどうかに応じて装置301 のスイッチを切り替える制御パネルが備えられてお り、装置301 は、装置301 自体を部屋またはチャンバの各種位置へ移動させるた めの駆動装置を備えており、それによって、該当する部屋の表面をすべて紫外線 放射でさらすことができる。 装置301 を移動させるための手段は、例えば予め決定された通路に沿って装置 301 を引っ張るワイヤ引っ張り 手段を備えている。あるいは、装置301 は、室内または床または壁または天井に 取り付けることができる各種タイプのガイドレールまたはガイドアンテナに沿っ てある命令により移動することができ、また、効果的な放射を行うための位置に 装置を上下させる補助手段を取り付けている。装置301 は、ロボット制御用の手 段を備えることもでき、それによって、装置が存在する部屋の放射を完全に行う ための適切な移動パターンをプログラムすることができ、装置が作動している時 に空気は同時に清浄され放射される。 図示された具体例においては、プレート321 の下に設けられたキャスター320 及び紫外線管用及び、もし装置301 が当該部屋の回りを移動することによって、 プログラムを完了したら、適切な駆動装置用の接続具または点灯コイル323 が設 けられている上部プレート322 が備えられている。 円筒形の拡散器306 は、従来の金属パイプで構成されており、多数の穿孔を有 し、空気が前部フィルタ303 を通過するのに関係し、そこで1.0 μｍ以上の粒子 が捕捉され、粒子は拡散器／フィルタ306 に沿って拡散され、約25ｍｍまたはそ れ以下の間隔で配置された紫外線管404nを通過し、それによって、空気中に存在 する微生物及びウイルスに対して適切な紫外線放射効果をもたらす。 装置301 によって、装置が存在する部屋の中の表面及 び空気に対して迅速で効果的な方法で放射を行うことが可能であり、それによっ て、空気中及び壁に付着した0.001 μｍ単位のウイルスも妨げる。 上部部分302aには、人間または動物が当該の部屋へ入る時に、紫外線ランプ30 4nへの電流を遮断するためのＩＲ検知器309 を備えることができ、さらに、ＩＲ 検知器によって電流を遮断することができる特別なプラグ接続装置330 を設ける こともでき、それによって、紫外線による人間または動物に対するダメージを二 重に防ぐことができることが理解されるであろう。 さらに、上部部分302aの制御手段は、紫外線管304nからの出力を検知する紫外 線プローブを備えるように設計することができ、制御手段は、装置301 の中を流 れる空気量が最適となるようにファン305 の回転速度を調節し、それによって、 空気中に発見される有害な粒子に対する最適な紫外線放射を確保する。 この移動可能または部分的に移動可能な装置301 によって、殺菌すべき表面へ の照射時間の長い迅速で効果的な直接放射が可能となり、空気中の微粒子の殺菌 は、適切な空気の流入量と拡散器306 及び当該の紫外線管304nの間の距離によっ て安全な方法で実現される。 図７には装置101 の変形例を示し、そこではハウジング手段102 自体は、汚染 された空気を吸入する入口管108 を備え、空気は、前部フィルタとしての、例え ば、103 または105 のタイプのような粗めのフィルタ103 を 通過し、その後空気は、複数の紫外線放射源104nを通過し、その後紫外線で照射 された空気は、例えば符号103aで表示されたＥＵ７形式の粗めのフィルタを通過 する。このフィルタは、0.5 μｍの寸法の粒子を捕捉する。 粗めのフィルタ103aの下流には、冷たい外気を暖める発熱体120 が取り付けら れたチャンバを通過する空気を運ぶファン105 を含むファンが設けられており、 このチャンバの中にはサーモスタットまたは発熱プローブも設けられるようにな っており、多少暖められた空気は、その後0.001 μｍの粒子、すなわち気体分子 の寸法に近い粒子を捕捉する目の細かいフィルタを通過する。機械的フィルタは 、相当な長さの細かいメッシュの布を備えてもよい。 ハウジング手段102 の中には中間空間122 の下流に静電気フィルタ106aが設け られており、簡単な分解と清浄するためのコンテナが設けられており、その後に 前述の機能を有するコロナ放電源を備えるバイオクライマティクスフィルタ106 が設けられている。 清浄された空気113 は、適切な出口及び適切な過剰圧力を介して適用される場 所へ運ばれる。 図８にはこの形式の装置101aの第１の具体例を示しており、入口管108aは、例 えばレストラン等の換気システムに含まれる複数のブランチ130nを介して当該の ハウジング手段102aに浄化されていない空気を吸入するように設計されている。 レストランの設備に関連して、このよ うなブランチは、当該のレストラン、公開ホール、集会場等にあるインテリアと 調和する装飾物及び／または付帯設備として設計することができる。 図９には別の装置101bの変形例が示されており、そこでは、出口管113bが当該 のハウジング手段102bから延びていて、清浄された加圧空気を複数のブランチ13 0nを介してハウジング手段102bから排出し、ブランチ130nは、適切な居間、集会 場等の装飾物及び／または付帯設備として終端しており、適切な利用によって、 第１装置101aからの外気が第２装置102bの入口113bに連通できるように、または 熱交換器と新鮮な空気を結合できるように、図８及び図９の集合体を組み合わせ ることが可能である。 図７Ａに図７に従う具体例の変形例の詳細を示す。変形例は、ハウジング手段 202 自体を切断して見た装置201 として与えられており、前部フィルタまたは目 の粗いフィルタ203、複数の紫外線放射源204n、目の粗いフィルタ203aを通過可 能な汚染された空気を吸入するための入口管208を備えており、その後で空気は 、ファン205を含むファンチャンバを通過する。ファンチャンバには、やはり発 熱体220 が設けられており、空気の流れの方向に非常に目の細かいフィルタ221 が設けられている。 そのフィルタ221 の下流には、中間空間222 と、その後に続く静電気フィルタ 206aと、最後に図７で前述した ようにコロナ放電源を備えるバイオクライマティクスフィルタ206 とを設けてい る。 浄化された空気は、出口213 を介して及び適切な過剰圧力によって、例えば図 ８Ａに示すように、使用される場所へ導かれる。 図８Ａにおいては、浄化された空気213a、例えば図７Ａの装置201 を介して浄 化された空気は、例えばレストラン等の床面に適切に配置されたバルブ230nを介 して供給することができる。浄化されていない、または使用済みの空気213aa は 全体の換気システムに含まれる複数のブランチ230nn を介して吸い出すことがで き、換気システムは、関連する家屋のインテリアと調和する装飾物及び／または 付帯設備として設計することができる。 出口の空気213aa は、図７Ａに示す装置201 と、あるいは熱交換器及び新鮮な 空気の入口と組み合わせて接続することが可能である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ)，ＡＭ， ＡＴ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＫ，ＥＥ ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ， ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，Ｌ Ｖ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＫ， ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．フィルタ手段及び紫外線放射源を備える基部手段を含む清浄システム、特に 微粒子及び微生物に関した清浄における装置において、 前記基部手段（2; 52; 302a，302b）には、遠隔制御手段が設けられ、この 遠隔制御手段は、適切な信号により前記基部手段（7a,7b; 57a,57b; 320）が、 無害な状態に紫外線を遮蔽して空気の清浄／放射を完全にまたは部分的にもたら す受動モードと、外部にさらされた紫外線を物体及び室内表面に放射しさらに室 内空気の清浄を可能にする活動モードとを取るようにさせることを特徴とする清 浄装置。 ２．前記基部手段は、一つまたは複数の制御カバー（7a，7b; 57a，57b）を備え るハウジング手段（２）によって構成されており、この制御カバー（7a，7b; 57 a，57b）は、適切な信号を介して、紫外線を被った空気の清浄／放射のための閉 鎖位置と、物体及び室内表面にさらされた紫外線放射及び空気の清浄とを組み合 わせた開放位置とをそれぞれ取ることを特徴とする請求項１に記載の装置。 ３．１つまたは複数の制御されたカバー（7a，7b; 57a，57b）は、空気圧、油圧 、電気または磁気または同等のものまたはそれらの組み合わせによる駆動装置に 接続され、この駆動装置は、人間及び動物が室内にいなくなると前記カバー（7a ，7b; 57a，57b）を開けるた めに作動し、前記駆動装置または特別な閉鎖手段は、人間または動物を察知また は検知すると前記カバーを閉鎖することを特徴とする請求項２に記載の装置。 ４．前記検知手段は、ＩＲ検知器または同等のものからなり、この検知器（9; 5 9）は、一つまたは複数のカバー（7a，7b; 57a，57b）を閉鎖し、さらにカバー の開放を防止することを含む駆動手段・閉鎖手段に影響を及ぼすことを特徴とす る請求項２または３に記載の装置。 ５．装置（1; 51; 101）は、室内空気の清浄及び放射のための前部フィルタ（3; 53; 103）、紫外線放射源（4n; 54n; 104n）、ファン（5; 55; 105）及び後部 フィルタ（6; 56; 106）を収容するハウジング手段（2; 52; 102）を備えている ことを特徴とする請求項２ないし４のいずれかに記載の装置。 ６．装置の入口端部における前記前部フィルタ（3;53）は、入口側を介する紫外 線放射を防止するフィルタ手段を備えていることを特徴とする請求項２ないし５ のいずれかに記載の装置。 ７．前記装置は、空気の流れの方向に順次、孔付き格子（10）、ＥＵ４フィルタ 等で可能ならば静電気フィルタを含んでいる前部フィルタ（３）、孔付きプレー ト（11）、縦方向に伸びる平行な紫外線管（４n）、ファン（５）、バイオクラ イマティクスフィルタ（６）、さらに孔付き格子（14）、及び孔付きカバープレ ート を有する炭素フィルタ（６a）を備えていることを特徴とする請求項２ないし５ のいずれかに記載の装置。 ８．前記カバー（7a，7b）は、紫外線の侵入を防ぐゴムパッキンを備えているこ とを特徴とする請求項２ないしないし７のいずれかに記載の装置。 ９．前記ハウジング手段（２）は、天井取付け、壁取付け、側面取付け、または それらの組み合わせたものとして構成されており、そのいくつかのハウジング手 段を組み合わせて、室内のすべての表面・物体に十分な紫外線放射を行うように したことを特徴とする請求項１ないし８のいずれかに記載の装置。 10．前記遠隔制御手段(320)は、当該の部屋の中の前記装置(301)を移動させるた めに設けられていることを特徴とする請求項１に記載の装置。 11．前記装置は、ロボット操作式として構成されていることを特徴する請求項１ または10に記載の装置。 12．前記装置(301)は、ワイヤ引っ張り手段、可能ならば、磁気レールまたはア ンテナに沿って誘導され、または別の適切な制御装置によって、または紫外線放 射される表面に対して最適な位置付けを行うための巻上・引き下げ手段によって 移動されるように設けられていることを特徴とする請求項１、10、11のいずれか に記載の装置。 13．前記装置は、当該の部屋内の動きを検知するための検知器(309)を備え、こ の１つまたは複数の前記検知 器(309)は、動きを検知すると紫外線管（304n）のスイッチを切るようになって いることを特徴とする請求項１、10、12のいずれかに記載の装置。 14．前記装置(301)は、前記紫外線管の放射強度を管理するための制御手段及び 空気の通過速度を適合させるための調節手段を備えていることを特徴とする請求 項１、10、13のいずれかに記載の装置。 15．前記装置（301）は、上部手段（302a）及び下部手段（302b）を備え、前記 両手段（302a，302b）の間に紫外線放射源（304n）、前部フィルタ（303）、フ ァン（305）、さらに、前記紫外線管（304n）の内側に設けられ前記ファン（305 ）及び前部フィルタ（303）と連通する拡散器（306）を備えていることを特徴と する請求項１、10、14のいずれかに記載の装置。 16．清浄システム、特に微粒子及び微生物に関する清浄のための装置であって、 この装置は、中心の第１集合体として配置されるハウジング手段（102a）を 備え、前記集合体は、換気装置に含まれる複数のブランチ（130n）を介して前記 ハウジング手段（102a）へ浄化されていない空気を吸入する供給管（108a）を備 え、前記ブランチ（130n）は、居間またはレストラン等の装飾物ないし付帯設備 に含まれるか、またはそれらの両方またはいずれか一方として構成されることを 特徴とする装置。 17．前記ハウジング手段（102b）は、中心の第２集合体 として設けられており、この集合体は、複数のブランチ（130n）を介して前記ハ ウジング手段（102b）から前記集合体の清浄された空気を加圧によって吹き出す 出口管（113b）を備え、前記ブランチ（130n）は、居間またはレストランの装飾 物（131n）あるいは付帯設備の両方またはいずれか一方として構成されているこ とを特徴とする請求項16に記載の装置。 18．前記第１ハウジング手段（102a）からの空気出口（113a）は、前記第２ハウ ジング手段（102b）の入口（113b）に接続され、さらに可能ならば、熱交換器と 新鮮な空気入口とを結合して接続されていることを特徴とする請求項16及び17に 記載の装置。 19．前記第１及び第２集合体すなわち前記第１及び第２ハウジング手段（102a， 102b）は、目の粗いフィルタ、紫外線放射源、目の細かいフィルタ、ファン、発 熱体、非常に目の細かいフィルタ、静電気フィルタ、及びバイオクライマティク スフィルタ等を含む同一構成からなることを特徴とする請求項16ないし18のいず れかに記載の装置。 20．前記ハウジング手段（102）は、ＥＵ３形式のような目の粗いフィルタ（103 ）、紫外線放射源（104n）、ＥＵ７形式のような目の細かいフィルタ（103a）、 １つまたは複数のファン（105）、発熱体（120）、0.001μｍ程度の粒子を99.99 7％除去する非常に目の細かいフィルタ（121）、バイオクライマティクスフィル タ（ 106）としての静電気フィルタ（106a）を備えることを特徴とする請求項16ない し19のいずれかに記載の装置。