JPH09508934A - 熱硬化性粉末被覆材組成物 - Google Patents
熱硬化性粉末被覆材組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
硬化時に実質的に表面に欠陥のない耐久性フィルムを与え得る熱硬化性粉末被覆材組成物、並びに基質を被覆する方法、そのように被覆された基質およびそれらの使用を記述する。本発明に従う熱硬化性粉末被覆材組成物は、実質的に酸を含まない活性水素基含有バックボーン樹脂成分と、固体状のトリス−アルコキシメチルメラミン架橋剤を含む架橋剤成分を基にした組成物である。
Description
【発明の詳細な説明】
熱硬化性粉末被覆材組成物
発明の背景 発明の分野
本発明は、硬化時に実質的に欠陥のない耐久性フィルムを生じ得る熱硬化性粉
末被覆材組成物に関する。本発明に従う熱硬化性粉末被覆材組成物は、最も幅広
い概念において、実質的に酸を含まない活性水素基含有バックボーン樹脂成分と
、固体状のトリス−アルコキシメチルメラミン架橋剤を含む架橋剤成分を含有す
る。関連技術の説明
現在の数多くの産業用被覆材は有機溶媒を基とする液状系であり、これらは硬
化過程中に揮発性有機化合物(VOC)を有意量で放出し、潜在的な健康および
安全上の危険性および環境汚染問題を作り出している。被覆材産業で有機溶媒を
基とする系が幅広く用いられていることに関連した健康、安全および環境上の関
心から、近年では粉末被覆材が益々重要になってきている。
機能および/または装飾用途で種々の粉末被覆材組成物が知られている。例え
ば米国特許第3730930、3752870、3787521、378138
0、4002699、4011381、4118437、4197353、42
14040、4271277、4341819、4346144、435292
4、5097006、5116892、5256713、5321103、53
80804、ヨーロッパ特許出願公開第0256369、0480120、05
75034、共有の米国特許出願連続番号08/195,890(1994年2
月10日
提出)およびResearch Disclosure No.351021(
これらは全部引用することによってあたかも充分に挙げる如く全目的で本明細書
に組み入れられる)を参照のこと。上記引用文献には幅広く多様なバックボーン
樹脂およびそれらのための多様な架橋剤が開示されており、この架橋剤には例え
ばジ−およびポリカルボン酸、ブロック化イソシアネート類およびアミノ樹脂、
例えば置換メラミン類、尿素類、ベンゾグアナミン類およびグリコルリル類など
が含まれる。本発明はアミノ樹脂架橋剤、特に置換メラミン架橋剤に関する。
粉末被覆材組成物を用いて実質的に表面に欠陥のないフィルムを生じさせるに
は、硬化過程中の被覆材が適切な流出を維持することと他の適切な硬化特性を示
すことが必要であると考えられる。表面に塗布された粉末被覆材組成物は、硬化
中、典型的には最初に溶融した後、加熱を継続すると粘度が低下して基質の上に
流れ出る。この過程のある地点で架橋反応が始まって揮発性の副生成物が放出さ
れ、そして最終的に架橋の数が増えることで粘度が上昇する。この粉末被覆材の
溶融物が硬化中に示す粘度が充分な時間に渡って充分に低いままであると、その
揮発性副生成物は出て行く機会を得る。しかしながら、その架橋系の粘度上昇が
あまりにも早すぎると、不充分な流出(flow−out)が起こり得ることで
揮発性副生成物が捕捉される可能性があり、その結果として表面に欠陥が生じ、
例えば組織のむら、膨れ、クレーターおよびピンホールなどが生じる。その結果
として得られるフィルムは外観が劣り、そしてある場合には、物理的および化学
的耐性が危うくなる。フィルムの厚みを増すにつれて現存する如何なる問題も更
に悪化する。
置換メラミン架橋剤が示す硬化特性が原因で(例えば置換グリコルリ
ル類およびブロック化イソシアネート類に比較して反応性が高いことなど)、こ
れらを粉末被覆材用途で用いることはいくらか制限されていた。このことは特に
高反応性のトリス−アルコキシメチルメラミン架橋剤に当てはまる。
一般的に記述されている特定の「トリス−アルコキシメチルメラミン」架橋剤
とヒドロキシ官能バックボーン樹脂を用いて粉末被覆材を製造したことがこの上
で組み入れた米国特許第4002699号の中に報告されている。そのヒドロキ
シ官能バックボーン樹脂は比較的高い酸価を示すことを特徴としそして/または
その被覆材系に酸触媒を添加することを特徴とする。上記文献には、その粉末被
覆材を基質に塗布して硬化させると良好な外観と耐溶媒性を示すフィルムが得ら
れると述べられている。しかしながら、開示されている「トリス−アルコキシメ
チルメラミン類」の特性に関する詳細は(アルコキシ基以外)全く与えられてお
らず、かつその結果として生じたフィルムのフィルム厚も記述されていない。実
際、この後に挙げる比較実施例で示すように、以下に更に詳しく記述する如きト
リス−アルコキシメチルメラミン架橋剤を利用して上記引用文献に記述されてい
る系と明らかに同様な系を用いたのでは通常の硬化条件下で実質的に欠陥のない
厚い(約1.5ミル(約38μm)以上の)フィルムを得るのは不可能であるこ
とを確認した。
驚くべきことに、特定のトリス−アルコキシメチルメラミン架橋剤を特定の条
件下で調合すると通常の粉末被覆材硬化条件下で硬化させた時に実質的に表面に
欠陥のない厚いフィルムを与え得る粉末被覆材系を得ることができることをここ
に見い出した。
発明の要約
この上に示したように、本発明は、
(i)実質的に酸を含まない活性水素基含有バックボーン樹脂成分と
(ii)固体状のトリス−アルコキシメチルメラミン架橋剤を含む架橋剤成分、
を含有する熱硬化性粉末被覆材組成物である。
更に、本発明は、本発明の熱硬化性粉末被覆材組成物を基質に塗布した後その
ように塗布した被覆材の熱硬化を行うことで基質を被覆する方法である。
更に、本発明は、本発明の熱硬化性粉末被覆材組成物から生じさせた架橋フィ
ルム、および上記架橋フィルムで被覆した製品である。上記架橋フィルムが示す
硬度、耐衝撃性および耐溶媒性は良好であり、そして実質的に表面に欠陥がない
ことで望ましい外観特性を示し、例えば光沢があり、そしてフィルムを厚くして
もピンホールも膨れも生じない。
最後に、本発明は、本熱硬化性粉末被覆材組成物を利用することができるいく
つかの使用に関する。
本分野の通常の技術者は以下に示す詳細な説明を読むことで本発明の上記およ
び他の特徴および利点をより容易に理解するであろう。
好適な態様の詳細な説明
実質的に酸を含まない活性水素基含有バックボーン樹脂成分
この実質的に酸を含まない活性水素基含有バックボーン樹脂成分は、(a)全
体として実質的に酸を含まない1種以上の活性水素基含有樹脂を含むか、或は(
b)全体として実質的に酸を有する1種以上の活性水素基含有バックボーン樹脂
に加えてこの活性水素基含有樹脂成分を実質的に酸を含まない状態にするに少な
くとも充分な量で塩基性添加剤を含
む。
「実質的に酸を含まない」は、樹脂全体の酸価が非常に低いことを意味し、好
適には樹脂1g当たりのKOHが約4mg未満、特に樹脂1g当たりのKOHが
約1mg以下である酸価である。「実質的に酸を含まない」は、樹脂自身に固有
の状態であってもよいか、或はこの上に示したように、塩基性添加剤(更に以下
に記述する如き)を添加することを通して達成可能である。
活性水素基を含有する樹脂は、通常の粉末被覆材硬化条件(一般に約100℃
から約250℃の範囲)下でトリス−アルコキシメチルメラミンと反応し得る活
性水素を少なくとも2個有するオリゴマーまたはポリマー性質のものである。活
性水素官能性は本分野の通常の技術者によく知られており、好適な例にはヒドロ
キシ、アミドおよびメルカプト基に加えてこれらに変化し得る基が含まれる。ヒ
ドロキシ官能性材料が特に好適である。多官能活性水素含有材料の説明的例には
アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂およびそれらの混合物が含まれる。
粉末被覆材用途用のヒドロキシ官能アクリル酸樹脂は本分野の技術者に一般に
よく知られており、アクリル酸エステルまたはメタアクリル酸エステルとヒドロ
キシ官能のアクリル酸エステルまたはメタアクリル酸エステル、例えばアクリル
酸ヒドロキシエチルまたはメタアクリル酸ヒドロキシエチルの共重合を任意に追
加的ビニル化合物、例えばスチレンなどを同時に用いて行うことで入手可能であ
る。
粉末被覆材用途用のヒドロキシ官能ポリエステル樹脂もまた本分野の技術者に
一般によく知られている。適切な上記ポリエステル樹脂は、例えばポリカルボン
酸と過剰量の多価アルコールを反応させることなどで
入手可能である。
適切なヒドロキシ官能活性水素含有材料はまたエポキシまたはポリウレタンの
プレポリマー類、アルキド類などであってもよい。
上記樹脂は一般にペンダント型または末端ヒドロキシ官能性を有していてもよ
く、好適には下記の特性を示す:
約750から約7000、より好適には約2000から約5000の重量平均分
子量(Mw)、および
樹脂1g当たりのKOHが約20から約100mg、より好適には樹脂1g当た
りのKOHが約25から約60mg、特に樹脂1g当たりのKOHが約25から
約40mgであるヒドロキシル価。
粉末被覆材組成物で用いるに特に有用な組の樹脂は、低い溶融粘度を示す結晶
性ポリエステル類である。このような樹脂は、1,4−ブタンジオールとトラン
ス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸から誘導され、これは冒頭で組み込ん
だ米国特許第4352924号の中でより詳細に説明されている。上記引用文献
のポリマー類は、より低い溶融粘度を示す傾向があり、粉末被覆材組成物で用い
ると、一般に、より良好なメルトフローを与える。本分野の通常の技術者は他の
適切なヒドロキシル官能樹脂を容易に認識するであろう。
本発明の硬化性組成物は粉末被覆材用途で用いることを意図したものであるこ
とから、好適には、該多官能活性水素含有材料は周囲温度で固体でなければなら
ず、そして本硬化性組成物が粉末状態を保持しそして塊を生じないように約40
℃に及んで固体状態を維持しなければならない。固体様特性を示す材料が最も好
適である、と言うのは、液体および半固体の場合、本粉末被覆材組成物を製造お
よび貯蔵している間に望ま
れない凝集が起こらないようにするための追加的努力を要するからである。また
、非固体または半固体の材料も、これらを例えば有機および無機支持体、例えば
冒頭で組み入れた米国特許第5321103号に開示されている如き支持体(コ
ロイド状の縮合ポリマー類で出来ている支持体を含む)などに吸着させるならば
、適切である。
本発明で使用可能な多官能活性水素含有材料のガラス転移温度(Tg)は、好
適には約40℃から約150℃の範囲であり、そして軟化点の範囲は好適には約
55℃から約75℃である。これらは加熱時に液体になって低粘度の溶融物を生
じる必要があり、この溶融物は、硬化性組成物に入っている成分が架橋前に有効
に混ざり合うことを可能にするものでなければならない。従って、該多官能活性
水素含有材料は約80℃から約140℃の範囲の温度で流体になるのが望ましい
。
この上で示したように、この実質的に酸を含まない活性水素基含有バックボー
ン樹脂成分は、(a)全体として実質的に酸を含まない1種以上の活性水素基含
有樹脂を含むか、或は(b)全体として実質的に酸を有する1種以上の活性水素
基含有バックボーン樹脂に加えてこの活性水素基含有樹脂成分を実質的に酸を含
まない状態にするに少なくとも充分な量で塩基性添加剤を含む。
商業的に入手可能な、それ自身が本質的に「実質的に酸を含まない」活性水素
基含有樹脂の例として、Ruco Polymer Corporation、
Hicksvile、N.Y.の製品であるRUCOTE(商標)101ポリエ
ステル樹脂を挙げることができ、これは下記の特性を示す:
ヒドロキシル価 : 29
当量重量 :2000
軟化点(℃) : 120
ガラス転移温度(Tg)(℃) : 53
酸価(mg KOH/g) : 1
ICI粘度(200℃、ポイズ) : 53
それ自身が本質的に「実質的に酸を含まない」ものでない(実質的に酸を有す
る)、商業的に入手可能な活性水素基含有樹脂の例として、下記を挙げることが
できる:
下記の特性を示すHoeschst Corporationの製品であるA
LFTALAT(商標)AN 745ヒドロキシ官能ポリエステル樹脂:
ヒドロキシル価 : 30
当量重量 :1870
ガラス転移温度(Tg)(℃) : 55
酸価(mg KOH/g) : 5
ICI粘度(200℃、ポイズ) :50−65
下記の物理的および化学的特性を示すS.C.Johnson and So
ns,Inc.、Racine、WIの製品であるJONCRYL(商標)SC
X−800 Aアクリル系樹脂:
ヒドロキシル価 : 98
当量重量 : 43
軟化点(℃) : 100
ガラス転移温度(Tg)(℃) : 43
酸価(mg KOH/g) : 15
ICI粘度(200℃、ポイズ) : 25
下記の物理的および化学的特性を示すS.C.Johnson and So
ns,Inc.、Racine、WIの製品であるJONCRYL(商標)SC
X−800 Bアクリル系樹脂:
ヒドロキシル価 : 40
当量重量 :1402
軟化点(℃) : 107
ガラス転移温度(Tg)(℃) : 43
酸価(mg KOH/g) :15−20
ICI粘度(200℃、ポイズ) :45−50
下記の特性を示すChiba−Geigy Corporation、Ard
sley、N.Y.の製品であるARAKOTE(商標)3010カルボキシ末
端ポリエステル:
ヒドロキシル価 : <7
カルボキシ当量重量 :1800
ガラス転移温度(Tg)(℃) : 62
酸価(mg KOH/g) :27−33
ICI粘度(200℃、ポイズ) :35−60
下記の特性を示すCargill Corporation、Carpent
ersville、ILの製品であるCARGILL(商標)3000ポリエス
テル樹脂:
ヒドロキシル価 : 50
当量重量 :1035
ガラス転移温度(Tg)(℃) : 56
酸価(mg KOH/g) : 15塩基性添加剤
1種以上の活性水素基含有バックボーン樹脂が全体として実質的に酸を有する
場合、該実質的に酸を含まない活性水素基含有バックボーン樹脂成分に更に上記
活性水素基含有樹脂成分を実質的に酸を含まない状態にするに少なくとも充分な
量で塩基性添加剤を含める。
如何なる理論または構造でも範囲を制限するものでないが、該塩基性添加剤が
果す有利な役割には硬化速度の調節が含まれると考えている。本発明の硬化性組
成物で用いるに有用な塩基性添加剤は典型的には強塩基であるが、これらは驚く
べきことに、架橋を促進するばかりでなく、本発明の硬化性粉末組成物が融解お
よび流出して該基質上に均一な被膜を形成することを可能にするに充分な度合で
架橋を遅らせる。塩基性添加剤を存在させるとより長いゲル化時間が得られるこ
とは、この段階における架橋度が低いこと、即ち実質的に表面に欠陥のない均一
なフィルムが基質上に生じることを可能にする状態の指示である。その後、更に
熱をかけることでその被膜を充分に硬化させる。
従って、より厚いフィルムを得るには、該活性水素基含有バックボーン樹脂が
全体として実質的に酸を含まないか否かに拘らず、該活性水素基含有樹脂成分を
実質的に酸を含まない状態にするに必要な量より多い量で該塩基性添加剤を利用
してもよい。
この塩基性添加剤を、典型的には、アルカリ金属塩、第四級アンモニウム塩、
第四級ホスホニウム塩、スルホニウム塩、アミン、イミン、アミジン、グアニジ
ン、およびそれらの混合物から成る群から選択する。このアルカリ金属塩は、対
イオンを有するリチウム、ナトリウムまたは
カリウムの塩、例えば水素化物、水酸化物、アルコキサイド、アリールオキサイ
ド、カルボン酸塩、炭酸塩およびそれらの混合物であってもよい。この塩基性添
加剤として使用可能なアミン類には、第一級、第二級および第三級アミン類が含
まれる。第一級および第二級アミン類よりも第三級アミン類が好適であり、これ
にはトリアルキルアミン類、トリアリールアミン類、アルキルジアリールアミン
類、ジアルキルアリールアミン類、環状アミン類、二環状アミン類、多環状アミ
ン類、複素芳香族アミン類およびそれらの混合物が含まれ、これには複素芳香族
アミン類、例えば4−ピロリジノピリジン、4−ピペリジノピリジンおよび4−
モルホリノピリジンなど、および二環状アミン類、例えば1,4−ジアザ−(2
.2.2)−ビシクロオクタン(DABCO)などが含まれる。一般的には、ア
ルキル化グアニジン類、例えばテトラメチルグアニジンおよび第四級塩類、例え
ば水酸化第四級アンモニウム塩などが好適である。トリス−アルコキシメチルメラミン架橋剤
本発明の粉末被覆材組成物で架橋剤として用いるに有用なトリス−アルコキシ
メチルメラミン類は、一般に知られていて例えば米国特許第2397451、2
416884、2454078、2978890、3936547および401
6336号(これらは全部引用することによってあたかも充分に挙げる如く全目
的で本明細書に組み入れられる)などに記述されている固体状化合物である。こ
れらは、一般的な意味で、トリメチロールメラミンをアルコール、好適には炭素
数が1から8のアルコールでエーテル化した生成物である。トリメチロールメラ
ミンは、この上で組み入れた米国特許第2978890号に記述されているよう
に、
メラミンを3当量のホルムアルデヒドでメチロール化することで製造可能である
。
実際のところ、このトリス−アルコキシメチルメラミン架橋剤は生成物の複雑
な混合物であってもよく、これには例えば対称的単量体トリス−アルコキシメチ
ルメラミン(N,N’,N”−トリス−アルコキシメチルメラミン)、非対称的
単量体トリス−アルコキシメチルメラミン(例えばN,N,−二置換版)、N,
N’−ビス−アルコキシメチルメラミン類、N,N’,N”、N”−テトラキス
−アルコキシメチルメラミン類、上記ジ、トリおよびテトラ置換誘導体から誘導
されるオリゴマー類、並びに関連技術分野の通常の技術者が認識するであろう他
の変形が含まれる。本発明で用いるに好適なトリス−アルコキシメチルメラミン
架橋剤は主に単量体の架橋剤であり、より好適には、単量体を少なくとも約80
重量%、特に単量体を少なくとも約90重量%含有する。単量体の重量%は、本
発明の目的で、よく知られている高性能サイズエクスクルージョン(size
exclusion)クロマトグラフィー技術で該トリス−アルコキシメチルメ
ラミン架橋剤を分析することで測定した曲線の単量体部分の面積パーセントに等
しい。
更に、このトリス−アルコキシメチルメラミン架橋剤に、対称的トリス−アル
コキシメチルメラミンを好適には少なくとも約40重量%、より好適には少なく
とも約50重量%含める。対称的トリス−アルコキシメチルメラミンの重量%は
、本発明の目的で、よく知られている高性能液クロ技術で対称トリス−アルコキ
シメチルメラミン標準を用いて測定した重量%である。
全体として、このトリス−アルコキシメチルメラミン架橋剤のホルム
アルデヒド含有量を、メラミン1モル当たりのホルムアルデヒドが好適には約2
.8から約3.2モルの範囲、特に約3.0モルになるような含有量(MF)に
し、エーテル化の度合(Me)を好適には約2.8から約3.2の範囲、特に約
3.0にする。また、Meを実質的にMFと等しくして、該トリス−アルコキシ
メチルメラミン架橋剤の遊離メチロール含有量をメラミン100モル当たり約3
モル未満にするのが好適である。
本トリス−アルコキシメチルメラミン類の各アルコキシ基は、独立して、好適
には炭素原子数が1から20の線状、分枝または環状アルキルから成る群から選
択されるアルキル基を基とするアルコキシ基である。特に好適なアルキル基は炭
素原子数が1から8の低級アルキル基であり、これには例えばメチル、エチル、
1−プロピル、2−プロピル、1−ブチル、2−ブチル、イソ−ブチル、t−ブ
チル、1−ペンチル、1−ヘキシル、シクロヘキシル、2−エチル−1−ヘキシ
ルなどが含まれる。最も好適なアルキルはメチルおよびエチル基である。
この上で示したように、本トリス−アルコキシメチルメラミン類は周囲温度で
固体状である。任意材料
また、本発明の熱硬化性粉末被覆材組成物に、粉末被覆材組成物の技術分野の
通常の技術者によく知られている他の通常の添加剤、例えばこの上で組み入れた
引用文献の中に例示されている如き添加剤をいろいろな量で含有させてもよい。
とりわけ、充填材、抗酸化剤、紫外線安定剤、顔料、例えばTiO2顔料など、
流動調節剤、可塑剤、離型剤、腐食抑制剤などの如き添加剤を含有させる。好適
には、ベンゾイン、Moda
flow(商標)Powder III樹脂改質剤(Resin Modifi
er)(Monsanto)またはResiflow(商標)P−67流動調節
剤(Flow Control Agent)(Estron Chemica
l,Inc.)などの如き添加剤を全粉末被覆材重量を基準にして約1から約4
重量パーセントのレベルで本粉末の中に混合する。成分の比率
本発明に従う成分の相対的量は決定的でない。硬化性粉末被覆材組成物が硬化
後に結果として実質的に表面に欠陥のない耐久性仕上げを与え得るならば如何な
る比率でも材料を用いることができる。
使用するアミノ樹脂架橋剤の量を、典型的には結合剤量の約3から約30重量
%の範囲、好適には約15から20重量%の範囲にするが、この結合剤量は、本
発明の目的で、架橋剤と活性水素含有樹脂を一緒にした重量である。逆に、使用
する活性水素含有材料の量を、典型的には結合剤量の約70から約97重量%の
範囲、好適には約80から85重量%の範囲にする。
この上で示したように、本硬化性組成物に入れる塩基性添加剤の量は、該成分
に加えてこの塩基性添加剤の濃度に応じて大きく変化し得る。これを用いる場合
、典型的には、3.0重量パーセント(活性水素基含有樹脂を基準)に等しいか
或はそれ以下の量で用いると満足される結果が得られるであろう。好適な塩基性
添加剤を用いるならば通常約0.01から約0.5重量パーセントの量で充分で
ある。粉末被覆材組成物の調合
本発明に従う粉末被覆材組成物はよく知られている如何なる方法でも
製造可能であり、例えばミキサーまたはブレンダーで成分を乾燥混合した後、押
出し機でコンパンド化し、粒状にし、粉砕した後、ふるいにかけて粉末コーティ
ングに適切なメッシュサイズの粉末を得る、ことなどで製造可能である。また、
該成分の全部またはいくつかを溶媒、例えば塩化メチレンなどに溶解させた後、
よく知られている技術を用いてスプレー乾燥を行うことも可能である。更に、本
分野の技術者によく知られている様式で、この組成物の任意成分を混合するに先
立って該架橋剤とヒドロキシル官能樹脂が入っているマスターバッチを製造する
ことも好適であり得る。被覆方法
本発明の粉末被覆材組成物を塗布した後、これを熱で硬化させることにより、
本粉末被覆材組成物で基質を被覆することができる。本粉末被覆材はよく知られ
ている如何なる塗布手段でも塗布可能であり、例えば粉末ガン、静電付着、また
は流動床を用いた付着などが使用可能である。塗布後、この粉末被覆材を、その
粒子が流動しそして架橋で硬化して被膜を形成するに充分な温度に加熱する。成
分の個々の選択に応じて、その被覆された基質を典型的には約100℃から約2
50℃、好適には約110℃から約230℃、より好適には約150℃から約2
30℃、特に約170℃から約200℃の範囲の温度に加熱する。粉末被覆材組成物の使用
本発明の粉末被覆材組成物は、一般に、実質的に表面に欠陥のない耐久性フィ
ルムを約1.5ミル(約38μm)以上の厚さで生じる能力を有し、特に約15
ミル(約38μm)から約3.0ミル(約76μm)の範囲のフィルム厚が要求
される用途で用いるに適合する。このような
用途には幅広く多様な一般的産業使用が含まれ、これには例えば自動車の被膜(
例えばクリアコート)、コイルの被膜、器具の被膜および缶の被膜などが含まれ
る。本被覆材は熱硬化性であることから、適切な基質は高温耐性基質であるにち
がいなく、これに含まれるもので最も注目すべきものは金属基質である。
以下に示す実施例は本発明の好適な特定態様を例示することを意図したもので
あり、如何なる様式でも本発明を制限するとして解釈されるべきでない。以下の
実施例では全ての量を重量部で表す。
比較実施例1
下記の材料を入れて白色顔料着色粉末被覆材組成物を調合した:
Crylocoat(商標)4668ヒドロキシ官能
ポリエステル樹脂(1) 68.0部
トリス(メトキシメチル)メラミン(2) 12.0部
二酸化チタン 32.0部
ベンゾイン 1.1部
Modaflow(商標)2000(3) 1.0部
(1) UCB Chemicals USA、Smyma、GAから入手可能
なOH価が22のポリエステル。
(2) MF3.0Me3.0、単量体が少なくとも90重量%、対称型が少なくとも
45重量%。
(3) Monsanto Company、St.Louis、MOから入手
可能なシリカ上のアクリル系コポリマー。
上記材料を予めWaringブレンダーで混合し、Brabender2本ロ
ールミルで溶融混合し、Waringブレンダーで粉砕し、M
ikro−ACM製粉分級装置で製粉した後、Wagnerガンを用いてBon
derite 1000パネルの上に静電噴霧した。
その結果として生じた粉末被膜を190℃で20分間加熱することで硬化させ
た。その結果を表2に要約する。上記の結果として得られた粉末被膜をまた17
5℃で20分間加熱することで硬化させた。175℃の硬化結果を表4に要約す
る。表面に欠陥(即ち膨れまたはピンホール)が現れ始めるゲル化時間およびフ
ィルム厚を表1に示す(175℃で20分間の硬化条件)。
比較実施例2
下記の組成を用いて比較実施例1全体を繰り返した:
Crylocoat 4668(商標)ヒドロキシ官能
ポリエステル樹脂(1) 68.00部
トリス(メトキシメチル)メラミン(2) 12.00部
二酸化チタン 32.20部
ベンゾイン 1.14部
Resiflow(商標)P−67(3) 1.05部
X−320(商標)アミンでブロックした
スルホン酸触媒(4) 0.36部
(1) UCB Chemicals USA、Smyma、GAから入手可能
なOH価が22のポリエステル。
(2) MF3.0Me3.0、単量体が少なくとも90重量%、対称型が少なくとも
45重量%。
(3) Estron Chemical,Inc.、Calvert Cit
y、KYから入手可能なシリカ上のアクリル系コポリマー。
(4) Cytec Industries,Inc.West Paters
on、N.J.から入手可能な50%イソブチルアルコール中のパラ−トルエン
スルホン酸2−メチルアミノ−2−メチル−1−プロパノール塩。
比較実施例1と同様に、上記材料を混合し、その結果として生じた粉末被覆材
を塗布し、硬化させた後、試験を行った。その結果を表2(190℃で20分間
)、表4(175℃で20分間)および表1(ゲル化時間およびフィルム厚)に
要約する。
比較実施例3
下記の組成を用いて比較実施例1全体を繰り返した:
Kuotex(商標)EL−1200(商標)ヒドロキシ官能
ポリエステル樹脂(1) 67.0部
トリス(メトキシメチル)メラミン(2) 13.0部
二酸化チタン 32.0部
ベンゾイン 1.1部
Resiflow(商標)P−67(3) 1.0部
(1) Sun Polymer,Inc.から入手可能なOH価が40のポリ
エステル。
(2) MF3.0Me3.0、単量体が少なくとも90重量%、対称型が少なくとも
45重量%。
(3) Estron Chemical,Inc.、Calvert Cit
y、KYから入手可能なシリカ上のアクリル系コポリマー。
比較実施例1と同様に、上記材料を混合し、その結果として生じた粉末被覆材
を塗布し、硬化させた後、試験を行った。その結果を表2(1
90℃で20分間)、表4(175℃で20分間)および表1(ゲル化時間およ
びフィルム厚)に要約する。
実施例1
下記の組成を用いて比較実施例1全体を繰り返した:
Kuotex(商標)EL−1200ヒドロキシ官能
ポリエステル樹脂(1) 68.0部
トリス(メトキシメチル)メラミン(2) 12.0部
二酸化チタン 32.0部
ベンゾイン 1.1部
Resiflow(商標)P−67(3) 1.0部
水酸化トリメチルフェニルアンモニウム(4) 1.6部
(1) Chan Sieh Enterprises Co.,LTD.、台
湾の製品でありPeninsula Polymers、MI、米国が供給して
いるOH価が40のポリエステル。
(2) MF3.0Me3.0、単量体が少なくとも90重量%、対称型が少なくとも
45重量%。
(3) Estron Chemical,Inc.、Calvert Cit
y、KYから入手可能なシリカ上のアクリル系コポリマー。
(4) 25重量%溶液。
比較実施例1と同様に、上記材料を混合し、その結果として生じた粉末被覆材
を塗布し、硬化させた後、試験を行った。その結果を表3(190℃で20分間
)、表5(175℃で20分間)および表1(ゲル化時間およびフィルム厚)に
要約する。
実施例2
下記の組成を用いて比較実施例1全体を繰り返した:
Crylcoat(商標)4668ヒドロキシ官能
ポリエステル樹脂(1) 69.0部
トリス(メトキシメチル)メラミン(2) 11.0部
二酸化チタン 32.0部
ベンゾイン 1.1部
Modaflow(商標)2000(3) 1.0部
テトラメチルグアニジン 1.6部
(1) UCB Chemicals USA、Smyma、GAから入手可能
なOH価が22のポリエステル。
(2) MF3.0Me3.0、単量体が少なくとも90重量%、対称型が少なくとも
45重量%。
(3) Monsanto Company、St.Louis、MOから入手
可能なシリカ上のアクリル系コポリマー。
比較実施例1と同様に、上記材料を混合し、その結果として生じた粉末被覆材
を塗布し、硬化させた後、試験を行った。その結果を表3(190℃で20分間
)、表5(175℃で20分間)および表1(ゲル化時間およびフィルム厚)に
要約する。
実施例3
下記の組成を用いて比較実施例1全体を繰り返した:
Crylcoat(商標)4668ヒドロキシ官能
ポリエステル樹脂(1) 68.0部
トリス(メトキシメチル)メラミン(2) 12.0部
二酸化チタン 32.1部
ベンゾイン 1.1部
Modaflow(商標)2000(3) 1.0部
水酸化トリメチルフェニルアンモニウム(4) 1.3部
(1) UCB Chemicals USA、Smyma、GAから入手可能
なOH価が22のポリエステル。
(2) MF3.0Me3.0、単量体が少なくとも90重量%、対称型が少なくとも
45重量%。
(3) Monsanto Company、St.Louis、MOから入手
可能なシリカ上のアクリル系コポリマー。
(4) 25重量%溶液。
比較実施例1と同様に、上記材料を混合し、その結果として生じた粉末被覆材
を塗布し、硬化させた後、試験を行った。その結果を表3(190℃で20分間
)、表5(175℃で20分間)および表1(ゲル化時間およびフィルム厚)に
要約する。
実施例4
下記の組成を用いて比較実施例1全体を繰り返した:
Rucote(商標)101ヒドロキシ官能
ポリエステル樹脂(1) 68.0部
トリス(メトキシメチル)メラミン(2) 12.0部
二酸化チタン 32.2部
ベンゾイン 1.1部
Resiflow(商標)P−67(3) 1.0部
(1) Ruco Polymer Co.、Hiscksville、NYか
ら入手可能なOH価が30で酸価が1のポリエステル。
(2) MF3.0Me3.0、単量体が少なくとも90重量%、対称型が少なくとも
45重量%。
(3) Estron Chemical,Inc.、Calvert Cit
y、KYから入手可能なシリカ上のアクリル系コポリマー。
比較実施例1と同様に、上記材料を混合し、その結果として生じた粉末被覆材
を塗布し、硬化させた後、試験を行った。その結果を表6(190℃で20分間
および175℃で20分間)および表1(ゲル化時間およびフィルム厚)に要約
する。
好適な特定態様を言及することで本発明を記述してきたが、本分野の技術者は
添付請求の範囲で定義する如き本発明の範囲から逸脱しない限りそれを修飾およ
び変化させ得ることは明らかである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ジヤコブス, ウイリアム, ザサード
アメリカ合衆国コネチカツト州06801ベセ
ル・オールドランタンドライブ9
(72)発明者 アレクサニアン, バズケン
アメリカ合衆国コネチカツト州06883ウエ
ストン・クリケツトレイン22
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. (i)実質的に酸を含まない活性水素基含有バックボーン樹脂成分と (ii)固体状のトリス−アルコキシメチルメラミン架橋剤を含む架橋 剤成分、 を含有する熱硬化性粉末被覆材組成物。 2. 該実質的に酸を含まない活性水素基含有バックボーン樹脂成分が、全体 として実質的に酸を含まない1種以上の活性水素基含有樹脂を含む請求の範囲第 1項の熱硬化性粉末被覆材組成物。 3. 該実質的に酸を含まない活性水素基含有バックボーン樹脂成分が更に塩 基性添加剤を含む請求の範囲第2項の熱硬化性粉末被覆材組成物。 4. 該塩基性添加剤をアルカリ金属塩、第四級アンモニウム塩、第四級ホス ホニウム塩、スルホニウム塩、アミン類、イミン類、アミジン類、グアニジン類 およびそれらの混合物から成る群から選択する請求の範囲第3項の熱硬化性粉末 被覆材組成物。 5. 該塩基性添加剤を第四級アンモニウム塩、アルキル化グアニジン類およ びそれらの混合物から成る群から選択する請求の範囲第4項の熱硬化性粉末被覆 材組成物。 6. 該実質的に酸を含まない活性水素基含有バックボーン樹脂成分がヒドロ キシル官能樹脂を1種以上含む請求の範囲第2項の熱硬化性粉末被覆材組成物。 7. 該ヒドロキシル官能樹脂が下記の特性: 約750から約7000の重量平均分子量、 樹脂1g当たりのKOHが約20から約100mgであるヒドロキシル 価、および 約40℃から約150℃のガラス転移温度、 を示す請求の範囲第6項の熱硬化性粉末被覆材組成物。 8. 該ヒドロキシル官能樹脂をヒドロキシル官能ポリエステル樹脂およびヒ ドロキシル官能アクリル系樹脂から選択する請求の範囲第6項の熱硬化性粉末被 覆材組成物。 9. 該固体状トリス−アルコキシメチルメラミン架橋剤が主に単量体であり 、対称的トリス−アルコキシメチルメラミンを少なくとも40重量%含み、ホル ムアルデヒド含有量がメラミン1モル当たり約2.8から約3.2モルの範囲の ホルムアルデヒドであり、約2.8から約3.3の範囲のエーテル化度を有し、 そして遊離メチロール含有量がメラミン100モル当たり約3モル未満である請 求の範囲第2項の熱硬化性粉末被覆材組成物。 10. 該架橋剤成分と該活性水素基含有樹脂を一緒にした重量を基準にして 該架橋剤成分を約3から約30重量%および該活性水素基含有樹脂を約70から 約97重量%含有する請求の範囲第2項の熱硬化性粉末被覆材組成物。 11. 該実質的に酸を含まない活性水素基含有バックボーン樹脂成分が、全 体として実質的に酸を有する1種以上の活性水素基含有樹脂に加えてこの活性水 素基含有樹脂成分を実質的に酸を含まない状態にするに少なくとも充分な量で塩 基性添加剤を含む請求の範囲第1項の熱硬化性粉末被覆材組成物。 12. 該塩基性添加剤をアルカリ金属塩、第四級アンモニウム塩、 第四級ホスホニウム塩、スルホニウム塩、アミン類、イミン類、アミジン類、グ アニジン類およびそれらの混合物から成る群から選択する請求の範囲第11項の 熱硬化性粉末被覆材組成物。 13. 該塩基性添加剤を第四級アンモニウム塩、アルキル化グアニジン類お よびそれらの混合物から成る群から選択する請求の範囲第12項の熱硬化性粉末 被覆材組成物。 14. 該実質的に酸を含まない活性水素基含有バックボーン樹脂成分がヒド ロキシル官能樹脂を1種以上含む請求の範囲第11項の熱硬化性粉末被覆材組成 物。 15. 該ヒドロキシル官能樹脂が下記の特性: 約750から約7000の重量平均分子量、 樹脂1g当たりのKOHが約20から約100mgであるヒドロキシ ル価、および 約40℃から約150℃のガラス転移温度、 を示す請求の範囲第14項の熱硬化性粉末被覆材組成物。 16. 該ヒドロキシル官能樹脂をヒドロキシル官能ポリエステル樹脂および ヒドロキシル官能アクリル系樹脂から選択する請求の範囲第14項の熱硬化性粉 末被覆材組成物。 17. 該固体状トリス−アルコキシメチルメラミン架橋剤が主に単量体であ り、対称的トリス−アルコキシメチルメラミンを少なくとも40重量%含み、ホ ルムアルデヒド含有量がメラミン1モル当たり約2.8から約3.2モルの範囲 のホルムアルデヒドであり、約2.8から約3.2の範囲のエーテル化度を有し 、そして遊離メチロール含有量がメラミン100モル当たり約3モル未満である 請求の範囲第11項の熱硬 化性粉末被覆材組成物。 18. 該架橋剤成分と該活性水素基含有樹脂を一緒にした重量を基準にして 該架橋剤成分を約3から約30重量%および該活性水素基含有樹脂を約70から 約97重量%含有する請求の範囲第11項の熱硬化性粉末被覆材組成物。 19. 基質を被覆する方法であって、 (a)該基質に請求の範囲第1−18項いずれか1項記載の熱硬化性粉 末被覆材組成物を塗布した後、 (b)そのように塗布した被覆材を熱硬化させて実質的に表面に欠陥の ない架橋フィルムを該基質上に生じさせる、 段階を含む方法。 20. 請求の範囲第1−18項いずれか1項記載の熱硬化性粉末被覆材組成 物から誘導された実質的に表面に欠陥のない架橋フィルムで被覆された製品。
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