JPH09508118A - 水性持続放出性処方 - Google Patents

水性持続放出性処方

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JPH09508118A
JPH09508118A JP7519567A JP51956795A JPH09508118A JP H09508118 A JPH09508118 A JP H09508118A JP 7519567 A JP7519567 A JP 7519567A JP 51956795 A JP51956795 A JP 51956795A JP H09508118 A JPH09508118 A JP H09508118A
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JP7519567A
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ハゲマン,マイケル・ジェイ
ポザート,マーガレット・エル
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ジ・アップジョン・カンパニー
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    • A61K38/16Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
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Abstract

(57)【要約】 望ましい効果レベルで生物活性ウシ・ソマトトロピンを乳牛の循環系に持続して非経口放出させることは、少なくとも約150mgの用量で、かつ、少なくとも約50mg/mlの濃度でウシ・ソマトトロピンが水性液体中に存在する新規な組成物を用いて達成できる。水性ウシ・ソマトトロピン処方は、3日を超える期間、動物の循環系へウシ・ソマトトロピンの徐放を供する。

Description

【発明の詳細な説明】 水性持続放出性処方 発明の背景 本発明は、生物活性蛋白質を徐放させるのに有用な新規な組成物に関する。さ らに特には、本発明は、ウシ・ソマトトロピンの優れた水性の徐放性注射処方を 提供する。また、ウシ・ソマトトロピンを徐々に、かつ持続して放出させるため にこの新規な組成物を使用する方法を提供する。 遺伝子工学の出現により、多種の生物活性ペプチドおよび蛋白質の大スケール の入手が達成された。しかしながら、これらの組換え産生ペプチドおよび蛋白質 の投与には、独特の一連の問題が存在する。多くの場合、これらの蛋白質の生物 学的効果を維持するには、長期の投与を要する。これらの剤の毎日の投与は不便 であるため、徐々に、かつ持続して放出させることが好ましい。 多くの理由のため、担体としての生体適合性油を使用して、蛋白質、詳細には ソマトトロピンを含む多くの薬剤を徐放させることに、技術は長い間焦点を当て てきた。この技術に向けた特許の中には、ミッチェル(Mitchell)への米国特許 第5,013,713号、およびファーガソン(Furguson)らへの米国特許第4,9 77,140号がある。ミッチェル(Mitchell)は、少なくとも約10重量%の生 物学的に活性なソマトトロピン、および組成物の連続相としてのコーン油のごと き生体適合性油よりなる実質的に非-水性の組成物を用いて、望ましい効果レベ ルのウシ・ソマトトロピン(bSt;BGH)の持続した非経口放出が達成できる ことを報告している。ファーガソン(Furguson)らは、bSt、ワックスおよび 油性物よりなる徐放性処方を注射することにより、長時間にわたって乳牛におけ る毎日の牛乳生産が増加することを報告している。 前記特許は、ソマトトロピンを持続して放出させるために非水性デリバリーシ ステムを用いることに技術が重きを置いていることを説明している。該技術に顕 著に欠けているのは、bStを持続して放出させるために、水性処方を使用する ことである。蛋白質、特にソマトトロピンの徐放デリバリー用に水系を用いるこ とを技術が避けてきた理由の中には、長時間水性環境に暴露すると蛋白質は非常 に不安定であるという一般概念がある(ピット(Pitt)インターナショナル・ジャ ーナル・オブ・ファーマシューティクス(Int.J.Pharmaceutics)第59巻:17 3-196頁(1990年))。また、例えば、吸収モディフィアーおよび粘度誘導 剤によって分子の溶解性を変化させたり、分子の吸収性を変化させる努力をせず には、水性処方を用いて蛋白質またはペプチドを持続して放出させることができ ないと一般的に考えられている。油性物を用いる場合でさえも、ミッチェル(Mi tchell)は、生物活性蛋白質のデリバリーシステムに非水和剤をしばしば添加す るか、または該蛋白質を金属または金属化合物と複合体形成させて、動物の血流 への蛋白質の放出を改善させることを報告している。しかしながら、これらの吸 収改善剤の使用は、蛋白質溶解性を変化させ、または粘性を誘導して、組成物の 簡便な注射性を減じ得、かつ/または注射部位における重篤な組織炎症を誘導し 得る。 水性処方の使用に対する技術の偏見の原因を決定して、bStのごとき蛋白質 を持続して放出させることは困難であるが、それは、ジェイ・ビイ・ハットン( J.B.Hutton)(ジャーナル・オブ・エンドクライノロジー(J.Endocrin.)第1 6巻、115-125頁(1957年))により行われた研究に基づくことができる 。彼の研究において、ハットン(Hutton)は、乳牛の牛乳の収量および組成に対 する、5mlセーライン中に溶解した等級付け用量(6.25、12.5、25.0、5 0.0、100.0および200.0mg)のウシ成長ホルモン(bSt)(各々、1. 25、2.5、5、10、20および40mg/mlの濃度)の皮下注射の効果を研 究している。ハットン(Hutton)により研究された主要な指標は牛乳収量におけ る増加であった。ハットン(Hutton)は、4日間にわたる平均牛乳収量が投与し たbSt用量により影響されることを報告した。しかしながら、ハットン(Hutt on)は、牛乳収量の増加が全4日間にわたって維持されたといういずれのデータ も示していない。ハットン(Hutton)は、単一の50mg(10mg/ml)bSt 注射で、4日間牛乳収量が増加すると主張した。しかしながら、ハットン は、この主張がある種の仮定を要する計算に基づいていることを承知していた。 これらの仮定の性質は開示されておらず、彼の主張に関してサポートするいずれ のデータも供されていない。また、ハットン(Hutton)は、bSt血清レベルに 対する等級付けbSt用量の影響に関するいずれのデータも示しておらず、高用 量のbStを高濃度で投与することが、乳牛の循環系へのbStの徐放性に作用 し得ることも示さなかった。 エル・ジェイ・マックリン(L.J.Machlin)が、ハットンおよび他のものの研 究の上に重ねて、乳牛の牛乳生産に対するチロトロフィン(TSH)およびプロラ クチンの混入が比較的に無い高い潜在性bSt調製物の効果を研究していた際に 、水性処方を使用してbStの持続した放出を達成するという技術の偏見を克服 する機会が起きた(ジャーナル・オブ・ダイアリー・サイエンス(J.Dairy Sci .)第56巻、5号、575-580頁(1972年))。マックリン(Machlin)は、 3日毎にbStを注射する(60mg用量、未知濃度、全3回注射)ことが、毎日 同一の全用量を投与した(20mg用量、未知濃度、毎日9回注射)のと同様に大 きく牛乳生産を改善することを見い出した。しかしながら、マックリン(Machlin) は、水性の高い潜在性のbSt調製物の使用が、乳牛の循環系への成長ホルモン の徐放性を起こすか否かは考慮しなかった。事実、マックリン(Machlin)は、「 ホルスタイン乳牛におけるBGHの半減期は19-20分間である。したがって 、注射の皮下部位からの吸収において幾分かの遅れがあるにせよ、内因的レベル を超える血漿BGHの上昇は、注射12時間後を超えて期待できなかった。かく して、循環するBGHの持続した上昇は、恐らく、該効果を説明していない。」 と述べている。また、マックリン(Machlin)は、水性処方からのbStの徐放性 に影響するbStの用量および濃度の間の相互関連も認識しなかった。 マックリン(Machlin)の知見をよりよく理解するために、ボーネ(Bourne)ら 、ジャーナル・オブ・ダイアリー・サイエンス(J.Dairy Sci.)第60巻:162 9-1635頁(1977年)は、同様の用量を皮下注射した後の血清bStレベ ルを測定した。ボーネ(Bourne)らは、平均血清bSt濃度が注射1〜3時間後 に最大に達し、24時間以内に注射前の濃度に戻ることを観察した。ボーネ(Bo urne) らによるこのデータは、24時間を超えるウシ循環系へのBGHの徐放性に反論 しており、内因的レベルを超える血漿BGH中の上昇が注射12時間後を超えて 期待できないというマックリン(Machlin)による示唆と合致する。 ハットン(Hutton)、マックリン(Machlin)およびボーネ(Bourne)らの研究の 結果、技術は彼らの研究から焦点をはずした。多くの研究は、一般的に1-10 mg/mlで5-45mgの用量の範囲のbSt濃度で日様式用の水溶液を用いて いた。しかしながら、48-60時間を超える顕著なbSt血清レベルのケース は全く報告されなかった。よって、乳牛の循環系にbStを持続して放出させる には水性処方は不適当な担体であると技術は仮定し続けた。 本発明は、技術によるこの間違った概念を克服し、かつ、bStの徐放性水性 注射処方、および動物の循環系へbStを徐放または持続して放出させるために この処方を使用する方法を提供する。 情報開示 マックリン,エル・ジェイ(Machlin,L.J.)(ジャーナル・オブ・ダイアリー ・サイエンス(J.Dairy Sci.)第56巻、5号、575-580頁(1975年) )マックリン(Machlin)は、9日間にわたって、3日毎にウシ成長ホルモンを注 射(60mg用量、全180mg)することにより、同一の全用量を毎日投与した (20mg用量、全180mg)のと同しくらい大きく牛乳生産が改善されること を報告している。しかしながら、マックリン(Machlin)は、「BGHの半減期は 、ホルスタイン乳牛においては19-20分である。したがって、注射の皮下部 位からの吸収に幾分遅れがあるにせよ、内因性レベルを超える血漿BGHの上昇 は注射12時間後を超えて期待できなかった」と報告している。さらに、マック リン(Machlin)は、動物の循環系への蛋白質の持続して放出させる担体として水 性処方を使用できるか否かという問題は考慮していない。 ハットン,ジェイ・ビイ(Hutton,J.B.)(ジャーナル・オブ・エンドクライノ ロジー(J.Endocrin.)第16巻、115-125頁(1957年))は、乳牛の牛 乳の収量および組成に対して成長ホルモンが作用し得ることを報告している。ハ ッ トン(Hutton)は、4日間にわたる平均牛乳収量が、投与したbStの用量によ って影響されることを報告した。しかしながら、ハットン(Hutton)は全4日間 にわたって牛乳収量の増加が維持されたといういずれのデータも示さなかった。 また、ハットン(Hutton)は、bSt血清レベルに対する等級付けbSt用量の 影響に関するいずれのデータも示しておらず、あるいは、高濃度で投与した高用 量のbStが乳牛の循環系へのbStの徐放性に作用し得ることも示さなかった 。 ヘイジマン(Hageman)ら、ジャーナル・オブ・アグリカルチュラル・アンド・ フード・ケミストリー(J.Agric.Food Chem.)第40(2)巻、348頁(19 92年)は、ソマトトロピンを効率的にデリバリーするための徐放性投与量形態 の開発は、水、特にpH7.4で37℃の生理条件に暴す際の蛋白質の不安定性 によって複雑になることを報告している。 ボーネ(Bourne)ら、ジャーナル・オブ・ダイアリー・サイエンス(J.Dairy Sci.)第60巻:1629-1635頁(1977年)は、5ml水性媒質中の10 、50および100mg用量の皮下注射後の平均血清bStレベルが、注射1〜 3時間後に最大レベルに達し、24時間以内に注射前の濃度に戻ることを報告し ている。 ピット(Pitt)、インターナショナル・ジャーナル・オブ・ファーマシューティ クス(Int.J.Pharmaceutics)第59巻:173-196頁(1990年)は、高 蛋白質濃度の水性環境下で非常に不安定であるソマトトロピンのごとき蛋白質の 非経口徐放性デリバリー・システムの開発における困難性を報告している。 1991年5月7日に発行されたミッチェル(Mitchell)への米国特許第5,0 13,713号は、少なくとも約10重量%の生物学的に活性なソマトトロピン および組成物の連続相として生体適合性油の実質的に非-水性の組成物の動物へ の非経口投与によって、動物の循環系に生物学的に活性なソマトトロピンを持続 して放出させる方法を開示している。ミッチェル(Mitchell)は、放出を加速さ せないためには彼の組成物が非水性でなければならないことを強調している。 1990年12月11日に発行されたファーガソン(Ferguson)への米国特許 第4,977,140号は、8-20%のワックスおよび80-92%の油性物より なる担体中に懸濁した10-25%ウシ・ソマトトロピンよりなる処方2〜10 gを乳牛に注射することによって、乳牛からの日牛乳生産を28日間増加させる 方法を開示している。ファーガソン(Ferguson)らは、持続して放出させる担体 として水性処方を用いることができるか否かの問題は考慮していない。 1987年2月25日に公開された欧州特許出願第0 211 601号は、水 、成長促進ホルモン(例えば、ウシ成長ホルモン)および安定化剤としてのポリオ キシエチレンブロック共重合体の混合物よりなる、動物投与用の動物成長促進組 成物を開示している。好ましい組成物は、50-99.9重量%の水、0.05-1 0重量%の成長ホルモンおよび0.05-50重量%のブロック共重合体を含んで いる。この参照は、ブロック共重合体が組成物中に存在することによって、保存 の間の固形物沈殿およびホルモンの失活が阻害されるということを報告している 。また、該共重合体は、注射部位の37℃に暴した場合によく知られているゾル -ゲル転移を起こすその能力により、成長ホルモンを徐放させ;よって、蛋白質 を徐々に放出させるためのイン・サイチュ(in situ)形成マトリックスを供する 。 アレンド(Arendt)への(南アフリカ国特許第912239号と同様の)米国特 許第5,169,834号は、81-96.5重量%の生物学的に活性な薬剤(例え ば、ソマトトロピン)よりなる凍結乾燥生成物、ならびに全緩衝系濃度が15.2 重量%を超えずに、0.1-7.6重量%の炭酸ナトリウムおよび7.6-15重量 %の重炭酸ナトリウムよりなる緩衝系を開示している。処方化粉末は、小バイア ル中のセーライン溶液で復元して、所望の濃度を形成させる。この特許は、毎日 投与する観点からのみ水溶液の有用性を記載しており、生物活性薬剤の持続した 放出への潜在的使用は全く示唆していない。 ジャンスキ(Janski)への米国特許第4,888,416号は、強く結合したイ オン性洗剤でコートした乾燥安定化生物活性蛋白質生成物を開示している。報告 によれば、イオン性洗剤で蛋白質をコートすることにより、体液と接触した場合 にその生物活性および溶解性が維持されるように、該蛋白質が安定化される。 1986年9月10日に公開された欧州特許第0 193 917号は水-溶性 または水-分散性の炭化水素ポリマー(例えば、デキストラン;デキストリン;ア ルギン酸;植物性ガム;もしくはセルロース、またはそれらの混合物)、および ウシ・ソマトトロピンのごとき生物学的に活性な高分子よりなり、徐々に放出す る特性を有する生物学的に活性な組成物を開示している。これらの水性調製物が ソマトトロピンの血液レベルを持続させるには、炭化水素ポリマーとの複合体形 成を使用することを要する。 タイル(Tyle)への米国特許第4,857,506号は、多層乳化、すなわち、 油/水/油乳化へ取り込ませる際に徐放性が得られるソマトトロピンを含有する水 性内部相(internal phase)を記載している。 1990年1月31日に公開された欧州特許第0 353 045号は、安定化 剤を含む水溶液の使用を報告しているが、徐放性には、それらが速度制御装置、 すなわち、浸透ポンプ(osmotic pump)/貯蔵系(reservoir sustem)に取り込まれ ることを要する。また、非経口組成物として、ゲル、ペースト、マイクロスフェア 、マイクロカプセル、注入他の潜在的な使用についても記載している。 「成長ホルモンの安定化(Stabilization of growth hormones)」なる標題のハ ミルトン(Hamilton)への米国特許第4,816,568号は、水性環境下で成長 ホルモンの分解生物活性を維持するには種々の安定化剤が必要であることを記載 しており、再度、安定化剤の必要性を強調している。 1990年6月20に公開された欧州特許第0 374 120号は、水溶液を 含有する注入制御デリバリー装置の安定化が、ポリオールおよび緩衝液を該溶液 に取り込ませることによって達成できることを報告しているが、かかる安定化剤 なしに該水溶液を注射の際に徐放させることができたという事実は全く供されて いない。 「ソマトスタチンのデカペプチド・アナログ(Decapeptide analogs of somatost atin)」なる標題の米国特許第4,118,380号は、ソマトスタチンの貯蔵ま たは徐放効果を供するには、低溶解性の塩または医薬上許容される担体を水溶液 で用いることが必要であることを報告している。 「担体蛋白質としてコラーゲン、ゼラチンおよび/またはアルブミンを含む成 長促進または骨代謝ペプチドを徐々に放出する調製物(Slow release preparati on of growth promoting or bony metabolism peptide- with collagen,gelatin and/or albumin as carrier protein)」なる標題の(米国特許第4,774,09 1号および第5,021,241号に関連する)オーストラリア国特許第8655 983号は、蛋白質注射物からの徐放性を得るには担体蛋白質が必要であると論 じている。 「徐放性注射物(Sustained-release injections)」なる標題の(オーストラリ ア国特許第8655983号と同様の)欧州特許第140 255号は、蛋白質注 射物から徐放性を得るのに、蛋白質担体が必要であるのみならず、蛋白質/担体 組成物の懸濁には、粘性溶媒、非水物(unlike water)も必要であることを報告し ている。 発明の概要 本発明は、実質的に水性のウシ・ソマトトロピン組成物、ならびに動物に該実 質的に水溶のウシ・ソマトトロピン組成物を非経口投与、好ましくは、皮下もし くは筋肉内注射することによって、生物学的に活性なソマトトロピンを動物の循 環系に持続して放出させる方法を提供する。該組成物は、少なくとも約50mg/ mlの濃度にて、水性担体中の少なくとも約150mgの生物学的に活性なウシ ・ソマトトロピンよりなる。水性bSt処方は、約72時間を超えて、動物の循 環系にbStを徐放する。 図面の簡単な説明 図1は、表1に掲載した10群のbSt処理群の時間にわたる平均血清bSt 濃度を図示している。 図2は、表1に掲載した10群の各bSt処理群が対照雌ウシのものを超えて 血清bSt濃度を上昇できた時間の長さを図示している。 詳細な説明 本明細書全体を通して、特に指摘しない限り、組成物の%は重量%であり、温 度は℃である。 本明細書に用いるごとく、明細書中の「生物学的に活性な」または「生物活性 」ポリペプチドなる語は、動物に適当に非経口投与した後、その動物の生物学的 プロセスに対して明白な効果を有するポリペプチドを意味する。該効果とは、ホ ルモン的、栄養的、治療的、予防的他となり得、自然に起こる生物学的プロセス を模倣、補強または阻害し得る。膨大な種類のかかる効果およびプロセスがある が、食品用動物における成長、泌乳、産卵もしくは繁殖の刺激および/または食 餌効率を例示的に記載できる。他の例には、羊毛、毛皮または非-食品動物産物 の生産が含まれる。ポリペプチドは、動物に投与する前は本発明の組成物中にそ の活性形態で存在し得るが、本明細書中の該語には、かかる投与後に生物活性を 発揮するポリペプチドも含まれる。 本発明の組成物は、子ウシにおけるウシ・ソマトトロピンの持続した放出に用 いる。ウシ・ソマトトロピンは、子ウシ(例えば、乳牛)における赤身肉-脂肪比 、食餌効率、成長速度および牛乳生産を向上するのに有用なホルモンである。本 明細書で用いるごとく、「ウシ・ソマトトロピン」なる語は、乳牛の下垂体で産 生されるソマトトロピンと実質的に同様な生物学的活性および化学構造を有する ポリペプチドを意味する。かかるウシ・ソマトトロピンには、ウシ下垂体の身体 親和性細胞によって産生される天然のソマトトロピン、および別法として、イー ・コリ(E.coli)、他の細菌もしくは酵母のごとき遺伝的に形質転換した微生物 によって発現されたウシ・ソマトトロピンが含まれる。かかる別法として産生さ れたソマトトロピンは、天然ソマトトロピンと同一のアミノ酸配列を有し得、あ るいは、生物学的活性の向上または他の利点を供し得るアミノ酸配列中に1また はそれを超える変形を有するアナログとなり得る。 本発明の組成物には、少なくとも約50mg/mlの濃度にて、少なくとも約1 50mgの生物学的に活性なbStを水に溶解した用量レベルのウシ・ソマトト ロピン(bSt)が含まれる。また、より高用量のbSt、例えば、少なくとも約 300mg、または600mgもの生物学的に活性なbStを水に溶解して、 少なくとも約50mg/mlの濃度とするのが望ましい。くわえて、50mg/ml を超えて濃度を増加させることも、(子ウシの血流中で測定して)非経口注射した 場合のbStを持続して放出させるのに有利である。 本発明の組成物の特性の中には、それが、生物学的に有効な速度で生物活性ポ リペプチドを持続して放出させるために、吸収改善剤を要しないことがある。こ れらの組成物が都合よく長時間にわたって徐放性を供すること、およびかかる量 が投与する者または乳牛に不都合を生じるほど多くないことが判明した。子ウシ へ特許請求する組成物を注射すると、非-水性BGH徐放性処方に比して、極め て低い組織炎症を注射部位に引き起こす。本発明の水性徐放性処方にあっては、 ほとんどないしは全く組織炎症が記録されていない。 前記したごとく、本発明の組成物は、例えば皮下または筋肉内注射による、非 経口投与に魅力ある有用性を有する。持続した放出の期間は、典型的には、動物 の循環する血流中のポリペプチドの濃度によって示される所望の生物学的効果に 要する速度でポリペプチドがデリバリーされる間の時間である。持続した放出の 期間は、望ましくは少なくとも約72時間より長い。他の場合においては、少な くとも約120時間となり得、またはさらに望ましくは多くの適用に少なくとも 約144時間となり得る。 bStは、プロペラ撹拌機他でのごとく、水性担体と比較的温和に混合した粉 末形態(例えば、凍結乾燥または噴霧乾燥)で提供できる。好ましい具体例におい て、凍結乾燥または噴霧乾燥する前に、蛋白質安定化剤(例えば、ポリソルベー ト(polysorbate 80))および増量剤(例えば、マンニトール)をbSt/水溶液に溶 解する。ついで、このbSt組成物を水と温和に混合して、本発明の持続して放 出する組成物を形成させる。ポリソルベート80とは、大スケールの加工または 復元の間に発生し得る、界面変性してゆくウシ・ソマトトロピンを安定化するた めに用いる非イオン性界面活性剤である。例えば、ウシ・ソマトトロピンを溶解 し凍結乾燥して該ソマトトロピンを保護する前の水に、0.125%(w/v)のポ リソルベート80を水に添加することができる。マンニトールのような増量剤は 復元を促進することができる。緩衝剤(例えば、重炭酸ナトリウム)のごとき他の 処方賦形剤、または張力改善剤(例えば、塩化ナトリウム)も添加できるが、必要 ない。 本発明による徐放性処方の以下の特定の例は、本発明およびその処方の製法を 読者に十分に理解させるために供するものであって、本発明の範囲を限定するこ とを意図するものではない。 実施例1-ウシ・ソマトトロピンの調製 ウシ・ソマトトロピンは、pH9-10.5の非常に希薄なNaOH溶液に対し て溶液を透析し、クロスフロー(crossflow)マイクロ濾過して10-150mg/ mlの範囲の蛋白質溶液を得る精製/単離の最終工程について、WO87/002 04号に従って調製し単離した。これらの溶液を滅菌濾過し、凍結乾燥してバル ク粉末を得た。 実施例2-処方の調製 実施例1からのバルク凍結乾燥ソマトトロピンを水に溶解し、100mlバイ アルに入れ、凍結乾燥した。適量の水をバイアルに添加し、新たに凍結乾燥した ソマトトロピンを溶解して、バイアル中に50、150または250mg/mlの いずれかの濃度を有するソマトトロピン溶液を製造した。これらの異なる濃度の ソマトトロピンを注射器に充填し、注射器当たり150、300または600mg のいずれかの用量を得た(表1)。別法として、実施例1からのバルク薬剤溶液を バイアルに直接充填して、重複する凍結乾燥工程を回避することができた。 実施例3-注射 非-妊娠、非-泌乳のホルスタイン雌ウシ(475kg体重と実質的に概算され る)を草木のない家畜の囲い地で飼育し、35kg/頭/日のアルファルファ・サ イレージを摂取させた;水は自由に消費できた。雌ウシを無作為に群(群当たり 6匹)に割り当てて、皮下注射を介した以下の処理を受けさせた(SR=徐放性) : 1)150mgSR-bSt/50、3.0ml用量; 2)150mgSR-bSt/150、1.0ml用量; 3)150mgSR-bSt/250、0.6ml用量; 4)300mgSR-bSt/50、6.0ml用量; 5)300mgSR-bSt/150、2.0ml用量; 6)300mgSR-bSt/250、1.2ml用量; 7)600mgSR-bSt/50、12.0ml用量; 8)600mgSR-bSt/150、4.0ml用量; 9)600mgSR-bSt/250、2.4ml用量; 10)注射せず(対照) 全ての処方は、注射容量に応じて、3〜10mlのディスポーザブル注射器と 2.5cmディスポーザブル注射針による18ゲージを用いて肋骨、尾部から左 肩上にわたって皮下注射した。注射する前に注射部位の毛を刈り取ることにより 、組織反応をモニターすることができた。注射部位は、実験の最初の10日間は 毎日1回評価した。注射部位のモニターは、注射10日後にいずれのSR-ソマ トトロピン注射動物にも反応が全く認められない場合に打ち切った。 実施例4−血清アッセイ 注射後14日間、尾部血管を介して血液(7ml)を10ml真空管に採取した。 注射は0時間に投与し、血液試料は注射0、12、24、36、48、72、9 6、120、144、168、192、216、240、264、288および 312時間後に採取した。血液を常温にて1時間凝固させ、150×gにて遠心 し、その血清をデカンテーションして-20℃にて保存した。ジイ・ディ・ニス ワンダー(G.D.Niswander)ら、エンドクライノロジー(Endocrinol.)第84巻 :1166頁(1969年)の方法に従うラジオイムノアッセイ(RIA)によって 、全ての血清試料をbStにつきアッセイした。 実施例5−血清bSt上昇の期間 表1の10処理群の時間にわたる平均血清bSt濃度を図1に掲載する。対照 雌ウシのものを超えて血清bSt濃度を上昇できる種々の各SR-bSt処方の 時間の長さを図2に図示する。特定のbSt濃度内で用量を増加させるに従って 、血清bStが対照を超えて上昇したままの時間数も増加することが明らかであ る(表2、図2)。同様にして、特定の用量内でbSt濃度を50mg bSt/m lから250mg bSt/mlに上昇するに従って、血清bStが対照を超えて上 昇する時間数も増加した(表2、図2)。試験した全ての処方は、72時間よりも 長い間平均血清bStを上昇させた(表2、図2)。平均血清bStを144時間 上昇させることができた最低用量/濃度の組合せは、300mgSR-bSt/1 50(表2、図2)であった。用量および濃度の両方を増加させる(600mgS R-bSt/250)と、血清bStの時間の延長も216時間まで増加した(表2 、図2)。 これらの結果は、用量および濃度の間の相互作用がbSt上昇の期間の増加を 起こしたことを示している(表2)。特に、用量および濃度の両方の増加の効果は 、各々1つを別々に増加させた相加的な効果によって予想されるよりも、期間に 対してより大きな影響を有している。したがって、該結果は、乳牛の循環系への bStの予想された徐放性よりも大きくなる、用量と濃度の増加の間の相乗的な 相互作用効果が存在することを示している。 実験したbSt用量および濃度の全ての組合せ(処理群1-9、表1)を用いて 、血清bSt濃度を顕著に上昇させることができ、徐放性を供することができた 。180mg/ml未満の濃度は、特に好ましい復元特性、相乗特性および注射特 性を有していた。 いずれかの理論によって束縛されることは望まないが、イン・ビボ(in vivo) におけるウシ・ソマトトロピン(bSt)の水溶液の徐放性は、乳牛の生理条件( pH7.4および39℃)により注射部位に形成される「ゲル様」bSt貯留槽 内の分解の拮抗的プロセスおよび該貯留槽からの分離によって記録されるという ことが本発明者らの信条である。得られたこの信条、蛋白質濃度およびbSt用 量のごとき因子は、血症bStレベルの期間に劇的に影響すると予想されよう。 例えば、bSt濃度を増加すると、恐らく、より迅速なbSt貯留槽の形成を導 き、かつ続いてbStの分離が起こるより小さな全体表面積を導くであろう(す なわち、より長い期間を導く)少量の注射容量とすることができる。bSt用量 を増加させると、部位からbStが放出される期間にわたって注射部位に生じ得 るbStの分解を補う過剰量のbStを供するであろう。事実、過剰性は、検出 可能な量のbStが放出され続ける時間増加した。 本発明の特定の具体例を記載したが、当業者であれば、本発明の真の趣旨およ び範囲から離れることなしに、その種々の変形を創製できることは自明であるに ちがいない。したがって、以下の請求の範囲は、十分に発明概念内のかかる全て の変形をカバーすることを意図している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK, LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,M X,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SI,SK,TJ,TT,UA,US,UZ, VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも約50mg/ml濃度にて、水中の少なくとも約150mgの生 物学的に活性なウシ・ソマトトロピンよりなる実質的に水性のウシ・ソマトトロ ピン組成物の皮下または筋肉内注射によって動物に非経口投与することを特徴と する動物の循環系へ生物学的に活性なソマトトロピンを約72時間を超えて持続 して放出させる方法。 2.水性のウシ・ソマトトロピン組成物が少なくとも約300mgのウシ・ソ マトトロピンよりなる請求項1記載の方法。 3.水性のウシ・ソマトトロピン組成物が少なくとも約600mgのウシ・ソ マトトロピンよりなる請求項2記載の方法。 4.水性のウシ・ソマトトロピン組成物が少なくとも約150mg/mlの濃度 を有する請求項1記載の方法。 5.水性のウシ・ソマトトロピン組成物が少なくとも300mg用量のウシ・ ソマトトロピンよりなる請求項4記載の方法。 6.水性のウシ・ソマトトロピン組成物が少なくとも600mg用量のウシ・ ソマトトロピンよりなる請求項5記載の方法。 7.水性のウシ・ソマトトロピン組成物が少なくとも約250mg/mlの濃度 を有する請求項1記載の方法。 8.水性のウシ・ソマトトロピン組成物が少なくとも300mg用量のウシ・ ソマトトロピンよりなる請求項7記載の方法。 9.水性のウシ・ソマトトロピン組成物が少なくとも600mg用量のウシ・ ソマトトロピンよりなる請求項8記載の方法。 10.水性のウシ・ソマトトロピン溶液が吸収改善剤を実質的に欠いている請 求項1記載の方法。 11.少なくとも約150mg/ml濃度にて、水中の少なくとも約150mg の生物学的に活性なウシ・ソマトトロピンよりなる実質的に水性のウシ・ソマト トロピン組成物の皮下または筋肉内注射によって動物に非経口投与することを特 徴とする動物の循環系へ生物学的に活性なソマトトロピンを約120時間を超え て持続して放出させる方法。 12.水性のウシ・ソマトトロピン組成物が少なくとも約300mgのウシ・ ソマトトロピンよりなる請求項11記載の方法。 13.水性のウシ・ソマトトロピン組成物が少なくとも約600mgのウシ・ ソマトトロピンよりなる請求項12記載の方法。 14.水性のウシ・ソマトトロピン組成物が少なくとも約250mg/mlの濃 度を有する請求項11記載の方法。 15.水性のウシ・ソマトトロピン組成物が少なくとも300mg用量のウシ ・ソマトトロピンよりなる請求項14記載の方法。 16.水性のウシ・ソマトトロピン組成物が少なくとも600mg用量のウシ ・ソマトトロピンよりなる請求項15記載の方法。 17.水性のウシ・ソマトトロピン溶液が吸収改善剤を実質的に欠いている請 求項11記載の方法。 18.少なくとも約150mg/ml濃度にて、水中の少なくとも300mgの 生物学的に活性なウシ・ソマトトロピンよりなる実質的に水性のウシ・ソマトト ロピン組成物の皮下または筋肉内注射によって動物に非経口投与することを特徴 とする動物の循環系へ生物学的に活性なソマトトロピンを約144時間を超えて 持続して放出させる方法。 19.水性のウシ・ソマトトロピン組成物が少なくとも約600mgのウシ・ ソマトトロピンよりなる請求項18記載の方法。 20.水性のウシ・ソマトトロピン組成物が少なくとも約250mg/mlの濃 度を有する請求項18記載の方法。 21.水性のウシ・ソマトトロピン組成物が少なくとも約600mgのウシ・ ソマトトロピンよりなる請求項20記載の方法。 22.水性のウシ・ソマトトロピン溶液が吸収改善剤を実質的に欠いている請 求項18記載の方法。 23.少なくとも50mg/mlの濃度を有する注射性水性ウシ・ソマトトロピ ン溶液を乳牛に非経口投与することよりなるウシへのソマトトロピンの単一投与 により、少なくとも約120時間の期間乳牛の循環系に生物学的に活性なソマト トロピンを持続して放出させることによって乳牛の牛乳生産または食餌-牛乳変 換効率を向上させる方法。 24.組成物を皮下また筋肉内注射によって投与する請求項23記載の方法。 25.単一投与により少なくとも約7日間乳牛の牛乳生産が向上する請求項2 4記載の方法。 26.注射用水性ウシ・ソマトトロピン溶液を形成するために、少なくとも約 50mg/mlの濃度にて、水中の少なくとも約150mgの生物学的に活性なウ シ・ソマトトロピンよりなり、該溶液が吸収改善剤および緩衝化剤を実質的に欠 いている医薬組成物。 27.溶液が少なくとも約300mgの生物学的に活性なウシ・ソマトトロピ ンを含んでいる請求項26記載の組成物。 28.溶液が少なくとも約600mgの生物学的に活性なウシ・ソマトトロピ ンを含んでいる請求項27記載の組成物。 29.注射用水性ウシ・ソマトトロピン溶液を形成するために、少なくとも約 150mg/mlの濃度にて、水中の少なくとも約150mgの生物学的に活性な ウシ・ソマトトロピンよりなり、該溶液が吸収改善剤を実質的に欠いている医薬 組成物。 30.溶液が少なくとも約300mgの生物学的に活性なウシ・ソマトトロピ ンを含んでいる請求項29記載の組成物。 31.溶液が少なくとも約600mgの生物学的に活性なウシ・ソマトトロピ ンを含んでいる請求項30記載の組成物。 32.注射用水性ウシ・ソマトトロピン溶液を形成するために、少なくとも約 250mg/mlの濃度にて、水中の少なくとも約150mgの生物学的に活性な ウシ・ソマトトロピンよりなり、該溶液が吸収改善剤を実質的に欠いている医薬 組成物。 33.溶液が少なくとも約300mgの生物学的に活性なウシ・ソマトトロピ ンを含んでいる請求項32記載の組成物。 34.該溶液が少なくとも約600mgの生物学的に活性なウシ・ソマトトロ ピンを含んでいる請求項33記載の組成物。
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