JPH0950801A - 電池の電解液供給方法および装置 - Google Patents

電池の電解液供給方法および装置

Info

Publication number
JPH0950801A
JPH0950801A JP7202120A JP20212095A JPH0950801A JP H0950801 A JPH0950801 A JP H0950801A JP 7202120 A JP7202120 A JP 7202120A JP 20212095 A JP20212095 A JP 20212095A JP H0950801 A JPH0950801 A JP H0950801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrolytic solution
battery
station
solution supply
supplying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7202120A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Soda
浩志 左右田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP7202120A priority Critical patent/JPH0950801A/ja
Publication of JPH0950801A publication Critical patent/JPH0950801A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Filling, Topping-Up Batteries (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電池缶に電解液を分割供給する注液手段の数を
可及的に削減するとともに、不要な待機時間を削除して
効率的な電解液注液作業を可能にする。 【解決手段】複数の電池缶18が載置されたトレー20
を配置しこのトレー20を第1乃至第4電解液供給ステ
ーション24a〜24dに順次搬送するインデックステ
ーブル12と、前記電池缶18に電解液を所定量ずつ分
割供給する注液手段14と、前記注液手段14を第4電
解液供給ステーション24dから順次前記第1電解液供
給ステーション24aに向かって移送する多関節型ロボ
ット16とを備える。注液手段14は、浸透時間の最も
長い最終回分の電解液の供給作業を最初に行うことによ
り、各ステーションでの浸透時間の差を利用した効率的
な電解液供給作業を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正極板と負極板が
セパレータを挟んで巻回された極板群を収納した電池缶
に、電解液を複数回に分けて分割供給するための電池の
電解液供給方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電池の組立工程において、正極
板と負極板がセパレータを挟んで巻回された極板群を電
池缶内に収納した後、この電池缶内に電解液を注液する
作業が行われている。
【0003】この種の注液作業を効率的に行うために、
従来から種々の方法が提案されている。例えば、電池缶
にキャップを被せ、このキャップを介して真空ポンプに
より前記電池缶内の空気を排出して減圧状態にし、該電
池缶内に電解液を注入する方法(特開昭61−1710
61号公報参照)や、電池缶内に電解液を注液した後、
加圧状態にし、次いで、常圧に戻す方法(特開平4−1
84861号公報参照)等が知られている。
【0004】ところで、最近、電池性能の向上に伴って
電解液の浸透時間が著しく長くなっている。このため、
上記の従来方法によって電解液を注液しても、電池缶内
に所定量の電解液を満たすためには相当に多くの時間が
必要となっている。
【0005】そこで、複数の注液ステーションを設け、
電池缶を各注液ステーションに順次搬送しながら該注液
ステーション毎に設けられた電解液注入ポンプにより前
記電池缶内に所定量ずつ電解液を分割注液する方式が考
えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように電池缶内に電解液を分割注液する方式では、各注
液ステーション毎に電解液注入ポンプを設置する必要が
ある。このため、電解液注入ポンプの数が増加するとと
もに、特に効率的な電解液注液作業を達成すべく注液分
割数を増加させると、前記電解液注入ポンプの数が膨大
なものとなってしまい、設備費の高騰が惹起されるとい
う問題が指摘されている。
【0007】さらに、電池缶内に電解液を分割注液する
際、初期の注液時にはこの電池缶内に広い空間が存在し
ているために電解液の浸透時間が短くなるものの、前記
電池缶内の空間が減少して電解液の注液が最終段階に至
ると、該電解液の浸透時間が著しく長くなってしまう。
従って、電池缶内に電解液を分割注液する際、この最長
浸透時間を基準にして前記電池缶を各注液ステーション
に搬送しなければならず、上流側(初期)の注液ステー
ションでは、電解液が浸透した後に比較的長い待機時間
が存在してしまい、電解液注液作業の効率化が達成され
ないという問題がある。
【0008】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、電池缶に電解液を分割注液する注液手段の数を可
及的に削減することができるとともに、不要な待機時間
を削除して効率的な電解液注液作業を可能にする電池の
電解液供給方法および装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、電池缶が第1電解液供給ステーション
から順次第N電解液供給ステーションに搬送される一
方、注液手段が前記第N電解液供給ステーションから順
次前記第1電解液供給ステーションに向かって移動さ
れ、この注液手段によって該第N電解液供給ステーショ
ンから電解液の供給作業が開始される。
【0010】すなわち、注液手段は、電解液の浸透時間
が最も長い最後の供給ステーションである第N電解液供
給ステーションから電解液の供給作業を開始する。この
ため、注液手段により第1電解液供給ステーションで電
解液の供給が終了した後、この第1電解液供給ステーシ
ョンにおける電池缶内への第1回分の電解液の浸透が終
了すると略同時に、第N電解液供給ステーションおよび
その他の電解液供給ステーションにおける電池缶内への
電解液の浸透が終了する。
【0011】従って、各電解液供給ステーションにおけ
る電解液の浸透時間の相違を吸収することが可能にな
り、不要な待機時間を削除して効率的な電解液供給作業
が遂行される。しかも、各電解液供給ステーション毎に
注液手段を設ける必要がなく、供給ステーションの数が
増加しても容易に対応することができるとともに、設備
費の高騰を阻止することが可能になる。
【0012】さらに、それぞれ複数の電池缶を載置した
複数のトレーを配置自在なインデックステーブルを備え
るとともに、注液手段をロボットに装着する。これによ
り、大量の電池缶に対する電解液供給作業が自動的かつ
効率的に遂行される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本実施形態に係る電解液
供給装置10の概略斜視説明図である。この電解液供給
装置10は、回転自在なインデックステーブル(電池缶
搬送手段)12と、注液手段14と、この注液手段14
を装着する多関節型ロボット(注液手段移送機構)16
とを備える。
【0014】図1および図2に示すように、インデック
ステーブル12は、それぞれ複数の電池缶18を載置し
た8台のトレー20を等間隔ずつ離間して配置してお
り、図示しない駆動源を介して矢印方向に回転し前記各
トレー20を第1乃至第4待機ステーション22a〜2
2dと第1乃至第4電解液供給ステーション24a〜2
4dとに交互に搬送する。第1待機ステーション22a
は、トレー20をインデックステーブル12と搬送コン
ベア26との間で移送するための搬出入ステーションと
しての機能を有する。
【0015】多関節型ロボット16は、その先端に回転
自在な手首部28を備え、この手首部28には板材30
が固定される。この板材30に注液手段14を構成する
計量ポンプ32a〜32dが装着される。計量ポンプ3
2a〜32dは、トレー20上の電池缶18の数に対応
しており、このトレー20上で前記電池缶18が4列に
載置されているため、4台の計量ポンプ32a〜32d
が用いられている。計量ポンプ32a〜32dは、電解
液が貯留されたタンク34にそれぞれ管路36a〜36
dを介して連通する。
【0016】第1乃至第4電解液供給ステーション24
a〜24dは、それぞれ支柱38を備え、各支柱38に
鉛直方向に進退自在な昇降手段40が装着される。昇降
手段40には、上下方向に連接された第1注液ブース4
2と第2注液ブース44が保持されており、上部側の第
1注液ブース42には、各トレー20上の電池缶18の
数に対応した複数個のロート状の注入カップ46が配設
されている(図1参照)。
【0017】図3に示すように、各注入カップ46の下
部は、バルブ48を介して注入タンク50に連通し、こ
の注入タンク50の出口側は、バルブ52を介して注入
ノズル54に連通する。注入タンク50は、管路56を
介して減圧発生源である真空ポンプ58に連通するとと
もに、この管路56には、前記注入タンク50内の減圧
度を調整するための減圧調整バルブ60と、減圧度を安
定させるためのサージタンク62と、前記注入タンク5
0内の圧力を変える圧力切換バルブ64とが前記真空ポ
ンプ58側から順次配設される。
【0018】第2注液ブース44内は、管路66、68
を介してそれぞれ減圧発生源である真空ポンプ70と加
圧発生源であるコンプレッサ72に連通する。管路66
には、減圧度を調整するための減圧調整バルブ74と、
減圧度を安定させるためのサージタンク76と、第2注
液ブース44内の圧力を変える圧力切換バルブ78とが
真空ポンプ70側から順次配設される。管路68には、
加圧度を調整するための加圧調整バルブ80と、加圧度
を安定させるためのサージタンク82と、前記第2注液
ブース44内の圧力を変える圧力切換バルブ84とがコ
ンプレッサ72側から順次配設される。
【0019】このように構成される電解液供給装置10
の動作について、本実施形態に係る電解液供給方法との
関連で、図4に示すタイミングチャートを参照しながら
説明する。
【0020】先ず、電池缶18の寸法が、外径がφ18
mm、長さが65mmに設定される。この電池缶18内
に極板群が収納された状態における電解液の注液量は、
5.5ccである。
【0021】そこで、インデックステーブル12上に
は、等角度間隔離間して8台のトレー20が載置される
とともに、各トレー20上には、116本の電池缶18
が載置されている。第1待機ステーション22aには、
搬送コンベア26を介して注液前の電池缶18が載置さ
れたトレー20が配置されており、第1電解液供給ステ
ーション24aと第2待機ステーション22bに配置さ
れている電池缶18内には、第1回分の電解液が供給さ
れている。第2電解液供給ステーション24bと第3待
機ステーション22cに配置されている電池缶18内に
は、第2回分の電解液が供給されており、第3電解液供
給ステーション24cと第4待機ステーション22dに
配置されている電池缶18内には、第3回分の電解液が
供給されるとともに、第4電解液供給ステーション24
dに配置されている電池缶18内には第4回分、すなわ
ち、最終回分の電解液が供給されている。
【0022】次いで、第1乃至第4電解液供給ステーシ
ョン24a〜24dにおいて、昇降手段40を介して第
1および第2注液ブース42、44が一体的に上昇され
た状態で、インデックステーブル12が矢印方向に所定
角度だけ回転する。このため、第1乃至第4待機ステー
ション22a〜22dに配置されていたトレー20が、
第1乃至第4電解液供給ステーション24a〜24dに
対応して配置される。この移送作業には、実際上、2秒
間を要している(図4参照)。
【0023】そして、第1乃至第4電解液供給ステーシ
ョン24a〜24dにおいて、昇降手段40が下降され
て第2注液ブース44が各トレー20上に気密に密着す
る(図3参照)。さらに、多関節型ロボット16が駆動
され、その手首部28に装着されている板材30を介し
て注液手段14が、先ず、第4電解液供給ステーション
24dに移送される。この注液手段14を構成する計量
ポンプ32a〜32dは、各注入カップ46に第1回分
の電解液を計量して供給する。
【0024】ここで、各計量ポンプ32a〜32dは、
1.5秒/本の能力を有しており、116本の電池缶1
8に対応する注入カップ46に第1回分の電解液を計量
供給するために略44秒間かかる。この注入カップ46
への電解液の供給作業時には、準備作業として第2注入
ブース44に管路66を介して連通する真空ポンプ70
が駆動され、この第2注液ブース44内が減圧される。
【0025】注入カップ46への電解液の計量供給が終
了すると、バルブ48が開放されて注入タンク50内に
電解液が供給される一方、管路56を介してこの注入タ
ンク50に連通する真空ポンプ58により前記注入タン
ク50内が減圧される。この状態でバルブ52が開放さ
れると、注入タンク50内の電解液は、真空ポンプ58
による減圧と第2注液ブース44内の減圧との差圧によ
って注入ノズル54からトレー20上の各電池缶18内
に注入される。この注入時間は、5秒間である。
【0026】電池缶18内に電解液が注入された後、真
空ポンプ70と第2注液ブース44を連通する圧力切換
バルブ78が開放されるとともに、コンプレッサ72を
介してこの第2注液ブース44内が加圧され、各電池缶
18内の電解液の液面が加圧される。これにより、電池
缶18内への電解液の浸透が効率的に行われる。
【0027】その際、第4電解液供給ステーション24
dに配置されている電池缶18内には、予め第3回分の
電解液が供給されている。このため、電池缶18内に最
終回分である第4回分の電解液が確実に浸透するまでに
相当な時間を要し、現実的には、149秒間かかってい
る。
【0028】一方、第3電解液供給ステーション24c
は、第2回分の電解液が供給されている電池缶18に第
3回分の電解液を供給するものであり、この第3回分の
電解液が前記電池缶18内に浸透するまでの時間は98
秒間である。さらに、第1および第2電解液供給ステー
ション24a、24bは、注液前の電池缶18および第
1回分の電解液が供給された電池缶18にそれぞれ第1
回分および第2回分の電解液を供給するものであるが、
それぞれの電池缶18の内部空間が相当に広いため、こ
の第1および第2電解液供給ステーション24a、24
bにおける電解液の浸透時間は、10秒間である。
【0029】従って、第4電解液供給ステーション24
dと第3電解液供給ステーション24cでの電解液浸透
時間の差が51秒間、第3電解液供給ステーション24
cと第2電解液供給ステーション24bでの電解液浸透
時間の差が88秒間、さらにこの第2電解液供給ステー
ション24bと第1電解液供給ステーション24aでの
電解液浸透時間の差が0秒間となる。
【0030】そこで、本実施形態では、第4電解液供給
ステーション24dの電池缶18内への電解液の浸透が
終了する際に、第1乃至第3電解液供給ステーション2
4a〜24cの各電池缶18内への電解液の浸透が略同
時に終了するように、図4に示すようなタイミングチャ
ートを設定する。
【0031】すなわち、先ず、第4電解液供給ステーシ
ョン24dにおいて、計量ポンプ32a〜32dから注
入カップ46への電解液の計量供給が終了した後、多関
節型ロボット16を駆動して注液手段14を第3電解液
供給ステーション24cに移送し、この第3電解液供給
ステーション24cに配置されている注入カップ46に
計量ポンプ32a〜32dを介して所定量の電解液を計
量供給する作業が行われる。この第3電解液供給ステー
ション24cでは、上記した第4電解液供給ステーショ
ン24dと同様に、トレー20上の電池缶18への第3
回分の電解液の供給浸透作業が遂行される。
【0032】さらに、第3電解液供給ステーション24
cで注入カップ46への電解液の計量供給が終了した
後、注液手段14が多関節型ロボット16を介して第2
電解液供給ステーション24bに移送される。この第2
電解液供給ステーション24bに配置されている注入カ
ップ46bには、計量ポンプ32a〜32dを介して第
2回分の電解液の計量供給が行われ、この電解液の計量
供給が終了した後、前記計量ポンプ32a〜32dが多
関節型ロボット16を介して第1電解液供給ステーショ
ン24a側に搬送される。この第1電解液供給ステーシ
ョン24aでは、同様に計量ポンプ32a〜32dを介
して注入カップ46に第1回分の電解液の計量供給が行
われる。
【0033】注液手段14を介して第4電解液供給ステ
ーション24dから第1電解液供給ステーション24a
にそれぞれ配置されている電池缶18への電解液の供給
が終了すると、所定の浸透時間経過後に、第2注液ブー
ス44内が常圧に戻され、昇降手段40が上昇されて第
2注液ブース44がトレー20から離脱する。
【0034】次いで、インデックステーブル12が矢印
方向に所定の角度だけ回転され、第1電解液供給ステー
ション24aに配置されていたトレー20が第2待機ス
テーション22bに移送され、第2電解液供給ステーシ
ョン24bに配置されていたトレー20が第3待機ステ
ーション22cに移送され、第3電解液供給ステーショ
ン24cに配置されていたトレー20が第4待機ステー
ション22dに配置される。さらに、第4電解液供給ス
テーション24dに配置されていたトレー20は、第1
待機ステーション22aに配置された後、搬送コンベア
26側に送り出される。
【0035】このように、本実施形態では、先ず、最も
電解液の浸透時間が長い第4電解液供給ステーション2
4dで第4回分の電解液の供給作業を行い、次に、電解
液の浸透時間が長い第3電解液供給ステーション24c
に多関節型ロボット16を介して注液手段14を移送し
て第3回分の電解液の供給を行い、さらに前記注液手段
14を第2電解液供給ステーション24bおよび第1電
解液供給ステーション24aに順次移送して第2回分お
よび第1回分の電解液の供給を行っている。
【0036】このため、電池缶18内の電解液の充填量
の相違により異なる浸透時間の差を有効に利用すること
ができ、最も電解液の浸透時間がかかる第4回分の電解
液の浸透工程中に第3回分から第1回分の電解液の供給
浸透作業が遂行される。これにより、効率的な電解液供
給工程が容易かつ確実に遂行されるという効果が得られ
る。
【0037】しかも、単一の注液手段14を多関節型ロ
ボット16によって第4電解液供給ステーション24d
から順次第1電解液供給ステーション24aに向かって
移送させるだけで、従来のように第1乃至第4電解液供
給ステーション24a〜24dにそれぞれ注液手段14
に相当する計量ポンプを配置するものと同等の注液効率
が得られる。従って、構成が一挙に簡素化するととも
に、設備費の高騰を有効に阻止することが可能になる。
【0038】なお、本実施形態では、電解液を4回に分
けて分割供給する場合を例に説明したが、電池の種類や
構造等によっては分割回数を変化させることができる。
また、サイズの変更等により電解液の注液量を増加する
場合にも、分割回数を増加すべく、例えば、第1乃至第
4待機ステーション22a〜22dを電解液供給ステー
ションとして使用することにより容易に対応することが
可能になる。
【0039】
【発明の効果】上記のように、本発明に係る電池の電解
液供給方法および装置では、各電解液供給ステーション
における電解液の浸透時間の相違を吸収することが可能
になり、不要な待機時間を削除して効率的な電解液供給
作業が遂行される。さらに、各電解液供給ステーション
毎に注液手段を設ける必要がなく、電解液供給ステーシ
ョンの数が増加しても容易に対応することができるとと
もに、設備費の高騰を阻止することが可能になる。
【0040】さらに、それぞれ複数の電池缶を載置した
複数のトレーを配置するインデックステーブルを備える
とともに、注液手段を多関節型ロボットに装着する。こ
れにより、大量の電池缶に対する電解液供給作業が自動
的かつ効率的に遂行される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電解液供給装置の概略斜視図であ
る。
【図2】前記電解液供給装置の平面説明図である。
【図3】前記電解液供給装置の加圧機構および減圧機構
の側部説明図である。
【図4】本発明に係る電解液供給方法を実施するための
タイミングチャートである。
【符号の説明】
10…電解液供給装置 12…インデック
ステーブル 14…注液手段 16…ロボット 18…電池缶 20…トレー 24a〜24d…電解液供給ステーション 32a〜32d…計量ポンプ 34…タンク 40…昇降手段 42、44…注液
ブース 46…注入カップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正極板と負極板がセパレータを挟んで巻回
    された極板群を収納した電池缶に、電解液をN(複数)
    回に分けて分割供給するための電池の電解液供給方法で
    あって、 第1回分の電解液を供給する第1電解液供給ステーショ
    ンから最終回分の電解液を供給する第N電解液供給ステ
    ーションにそれぞれ前記電池缶を配置する工程と、 前記電池缶に電解液を所定量ずつ分割供給する注液手段
    を、前記第N電解液供給ステーションから順次前記第1
    電解液供給ステーションに向かって移動させ、該第N電
    解液供給ステーションに配置されている前記電池缶から
    電解液の供給作業を開始する工程と、 前記注液手段を介して前記第N電解液供給ステーション
    から前記第1電解液供給ステーションに配置されている
    それぞれの電池缶への電解液の供給が終了した後、該電
    池缶を前記第1電解液供給ステーションから順次前記第
    N電解液供給ステーションに向かって移動させる工程
    と、 を有することを特徴とする電池の電解液供給方法。
  2. 【請求項2】正極板と負極板がセパレータを挟んで巻回
    された極板群を収納した電池缶に、電解液をN(複数)
    回に分けて分割供給するための電池の電解液供給装置で
    あって、 前記電池缶を載置し、該電池缶を第1回分の電解液を供
    給する第1電解液供給ステーションから順次最終回分の
    電解液を供給する第N電解液供給ステーションに搬送す
    る電池缶搬送手段と、 前記電池缶に電解液を所定量ずつ分割供給する注液手段
    と、 前記第N電解液供給ステーションから電解液の供給作業
    を開始するために、前記注液手段を前記第N電解液供給
    ステーションから順次前記第1電解液供給ステーション
    に向かって移動させる注液手段移送機構と、 を備えることを特徴とする電池の電解液供給装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の電解液供給装置において、
    前記電池缶搬送手段は、それぞれ複数の前記電池缶を載
    置した複数のトレーを配置し、各トレーを前記第1電解
    液供給ステーションから順次前記第N電解液供給ステー
    ションに位置決めするインデックステーブルを備えると
    ともに、 前記注液手段移送機構は、前記注液手段を各トレー上の
    複数の電池缶に対応して移送しかつ前記第N電解液供給
    ステーションから順次前記第1電解液供給ステーション
    に向かって移動可能なロボットを備えることを特徴とす
    る電池の電解液供給装置。
JP7202120A 1995-08-08 1995-08-08 電池の電解液供給方法および装置 Pending JPH0950801A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7202120A JPH0950801A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 電池の電解液供給方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7202120A JPH0950801A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 電池の電解液供給方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0950801A true JPH0950801A (ja) 1997-02-18

Family

ID=16452301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7202120A Pending JPH0950801A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 電池の電解液供給方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0950801A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014022336A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 Sharp Corp 非水系二次電池の注液装置および注液方法
CN112688031A (zh) * 2020-12-29 2021-04-20 庞永远 一种电池批量化生产用的注液封装设备
WO2024017056A1 (zh) * 2022-07-21 2024-01-25 无锡先导智能装备股份有限公司 注液系统

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014022336A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 Sharp Corp 非水系二次電池の注液装置および注液方法
CN112688031A (zh) * 2020-12-29 2021-04-20 庞永远 一种电池批量化生产用的注液封装设备
CN112688031B (zh) * 2020-12-29 2023-01-13 惠州市明远达科技有限公司 一种电池批量化生产用的注液封装设备
WO2024017056A1 (zh) * 2022-07-21 2024-01-25 无锡先导智能装备股份有限公司 注液系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0811474B1 (en) Apparatus for degassing deionized water for inspection and packaging
CN207116575U (zh) 电池注液系统
KR101300868B1 (ko) 분배 장치 및 장착 시스템
JP2005258468A (ja) 貼合せ基板製造装置
JP4025174B2 (ja) 電解液注液装置
US20080098602A1 (en) Working Fluid Injection Apparatus, Method of Injecting Working Fluid, And Method of Manufacturing Fluid Dynamic Pressure Bearing
JPH0950801A (ja) 電池の電解液供給方法および装置
CN115986338A (zh) 一种电池注液方法及注液装置
KR20040002655A (ko) 주액장치 및 전지의 제조방법
US4529020A (en) Method and apparatus for pressure filling an electrochemical cell
JPH0992264A (ja) 電池の電解液供給方法および装置
CN110612197A (zh) 光学材料用单体的模具自动注入方法以及自动注入装置
JPH10233203A (ja) 電池の電解液供給方法および装置
JPH1196992A (ja) 電解液注入装置、電解液注入方法及び電池
JP3191789B2 (ja) 表示パネル製造ライン
JP2003151532A (ja) 電池またはコンデンサーの外装缶に充填液を注液する注液装置
CN217009519U (zh) 一种锂电池注液、吸液批量自动化生产线
US2799905A (en) Machine for casting straps and posts onto groups of insulated battery plates
JPH0363049B2 (ja)
CN100462783C (zh) 具有传送器的装置及用其转移基板的方法
CN114190006A (zh) 可对智能电子锁生产用的分料输送的复合型贴片机及实施方法
KR102560341B1 (ko) 주입 장치 및 이를 포함하는 주입 시스템
CN221093687U (zh) 一种钢瓶自动化液体分装系统
CN112748709A (zh) 一种柔性化全自动糖香料配制系统
JP2005197087A (ja) 電解液注液装置