【発明の詳細な説明】
表示装置
本発明は、少なくとも光源、および光を透過するプラスチック材料の１枚のシ
ートの映像保持手段を具備し、映像保持手段の前部で映像を見ることができ、光
源により映像保持手段を後ろから照らすことができる、表示装置に関する。
このタイプの表示システムは、オランダの特許出願第89010125号明細書に開示
されている。この明細書は、光源によって一方の側を照らされ、シンボルがその
反対の側に表示されるスクリーンが記述されている。この目的のために、スクリ
ーンは光遮断層を有する乳白色プラスチック材料の１枚のシートを具備し、その
層には表示されるシンボルに対応する開口部が形成される。
既知の表示装置は、大きさが大きい特に厚さが厚いという欠点を有する。これ
は主に、このような光源が映像保持手段に近寄り過ぎるときに生ずるうまくない
いわゆる「洗濯板効果」を除去するために既知の表示装置において光源と映像保
持手段との間に保たれている距離によるものである。従って、実際上、既知の表
示装置は、場所を節約するために壁の中に取り付けられるので、取り付け費用が
かなり増す。
本発明の目的は、上述された欠点を克服することである。
このため、本発明による表示装置は本質的には、反射シート手段が光源の後ろ
に且つ映像保持手段に平行に配置されていることを特徴とする。
さらに、表示装置は、反射シート手段の使用の結果として、光源が非常に効果
的な光出力を有するという利点を有しており、その結果、標準的な光源、例えば
、明るい部屋と暗い部屋の両方において顕著な光の効果が得られる蛍光管が使用
されることができる。プラスチック材料のシートとの組合せで得られるより強い
光の出力により、映像は驚くほど鮮やかに表示される。それ故、特別な光の効果
を得るために高価な紫外線管（いわゆる「ブラックライト」）を使用することは
全く必要ない。鮮やかな表示のため、本発明による表示装置は通行人の注意をひ
き、従って広告目的に非常に適切である。
別の実施例において、反射シート手段は基本的に光源の傍らに且つ映像保持手
段に対して横方向に配置される。この実施例において、光の出力は簡単で有効な
方法でさらに増加され、光は良好に分散されており、その結果として上述された
効果は強められる。
有効な実施例において、反射シート手段は、例えばアクリル酸塩をベースとし
たプラスチック材料の１枚のシートを具備する。この実施例による表示装置は、
プラスチックシート材と人工の光との組み合わせからの驚くべき効果の結果とし
て非常に鮮やかに映像を表示する。
さらに別の有効な実施例においては、光源は１本以上の蛍光管を具備しており
、１本以上の蛍光管に結合されるチョークが反射シート手段の面の外側に配置さ
れる。この実施例は、前記チョークによって生じ得るうまくない陰影効果を効果
的に除去する。
続く実施例においては、表示装置は、１本以上の蛍光管が様々な位置に着脱可
能に配置され得るフレームを具備する。この実施例は、蛍光管の数およびその位
置を変えることによって簡単な方法で様々な光の効果を得ることを可能にする。
別の実施例において、映像保持手段は第１のミラーを具備し、その一方の側部
には表示される映像にほぼ対応している開口部を有する光遮断層を有する。この
実施例による表示装置は、迅速で簡単に低コストで組立てることができる。
さらに別の実施例において、映像保持手段は、第１のミラーの前部に位置され
少なくとも部分的に光を透過する第２のミラーを具備する。この実施例は少なく
とも部分的に繰り返し映し出される映像を有効に表示し、その結果として奥行の
効果が得られる。
本発明のさらに別の実施例によれば、映像保持手段は蛍光材料を具備する。表
示装置のこの実施例は、ネオン光源を具備する同様の既知の表示装置によって生
成されるものに匹敵する品質の映像を表示するがかなり安い製造コストを有する
。その上この実施例は、日光に露出しても色がよく保持されるという利点を有す
る。
さらに別の実施例において、映像保持手段は少なくとも１つのスライドを具備
する。複雑な映像でさえも、その助けにより比較的低コストな方法で鮮やかに明
瞭に表示されることができる。
さらに、別の実施例において、映像保持手段は、少なくとも部分的に光を透過
する材料の密閉可能で使用中には液体およびガスで満たされるハウジングを有し
、さらにガス泡を形成して液体および、またはガスをポンピングして巡回させる
ためにポンプ手段およびそれに接続されているホース状手段を具備している発泡
効果発生器を具備する。前記発泡効果発生器の付加の結果として、映像における
流れるような動きは、簡単で確実な方法で且つ低コストで表示されることができ
る。上に記載された映像の鮮やかな表示と前記流れるような動きとの組み合わせ
の結果として、通行人の注意は表示装置にさらに強く引かれ、その結果として、
広告するメッセージを保持するためのその有用性はさらに増加される。
本発明のさらに別の実施例においては、液体は脱塩水とし、それによって簡単
な方法で、発泡効果発生器における特に藻の成長の結果としての混濁を防止する
ことが可能となる。
さらに本発明は、上述されたような発泡効果発生器に関する。このタイプの発
泡効果発生器は、この発生器がほとんどメンテナンスを必要とせず、故に、低い
生産コストに加えて低いメンテナンスコストをも有するという利点を有する。
本発明は、添付図面に関連して更に説明される。
図１は、本発明による表示装置の第１の実施例の正面図を示す。
図２は、図１の表示装置の断面図を示す。
図３は、線III-IIIに沿った図２における表示装置の断面である長手方向の断
面図を示す。
図４は、本発明による表示装置の第２の実施例の分解図を示す。
図５は、本発明による表示装置における使用に適切な発泡効果発生器の第１の
実施例を示す。
図６は、本発明による表示装置における使用に適切な発泡効果発生器の第２の
実施例を示す。
図１は、本発明による表示装置の第１の実施例を示す。この第１の実施例にお
いて、本発明による表示装置は、図１に示されるように絵画の形態で構成される
ことが好ましく、壁に固定するのに適切である。
図２は、図１の表示装置１の断面図を示す。この第１の実施例において、光源
は４本の蛍光管２から成る。結合されるチョーク３は、映像に陰影を生じないよ
うに蛍光管２から完全に離れて装着される。この実施例において、映像保持手段
は、好ましくはアクリル酸塩をベースとし、随意に透明または半透明の蛍光色の
、所望であればその上に、映像における意図された色彩効果に対応する様々に着
色された部分を具備し得る蛍光材料５が配置されることができる、光透過性プラ
スチックシート手段４を具備する。適切な蛍光材料は、例えば、蛍光ペースト、
蛍光フィルム、パースペクス粒剤または蛍光パースペクスシートである。この関
係において、アクリル酸塩（パースペクス）をベースとしたプラスチック材料は
、日光へ露出しても色質が保持されるという利点を有する。さらに映像保持手段
は、光遮断層７を後ろに具備する第１のミラー６を具備する。開口部８は光遮断
層７に形成され、表示される映像にほぼ対応する。開口部８は、例えば、ミラー
をサンドブラストすることによって形成されることができる。クリアラッカー、
好ましくは水基剤のラッカーの被覆をサンドブラストされた部分に施すことによ
り、光源２からの光は妨害されずに通過することができる。強い一様に分散され
た光出力を得るために、反射シート手段９が蛍光管２の後ろに配置される。これ
によって、初めから後方に向いていた放射は、プラスチックシート材料４に向っ
て反射され、その結果として光出力がかなり増加される。さらに光出力を増加さ
せ、分散させるため、反射シート手段（図示されていない）は蛍光管の傍らで映
像保持手段に対して横方向に配置されることができる。反射シート手段は、例え
ば、好ましくはアクリル酸塩をベースとしたプラスチックシート材料、またはミ
ラーガラスを具備することができる。光の効果を増加させるため、少なくとも部
分的に光を透過する第２のミラー10が、第１のミラー６の前に選択的に配置され
ることができる。これによって、映像の繰り返して映し出される表示が得られ、
その結果として奥行の効果がこの表示装置に導入される。この構成に関して、映
像が繰り返し映し出される回数は、使用される材料の蛍光性の度合いに依存する
。上述された蛍光材料の助けにより、映像は、例えば示された実施例において例
証的に１５乃至２０回繰り返して表示されることができる。繰り返して映し出さ
れる映像の間の間隔は、第１のミラー６と第２のミラー10との間の距離によって
決定される。この距離は、繰り返して映し出される映像が互いに明瞭に識別可能
であ
るように選択されることが好ましい。この好ましい距離より短い距離が選択され
た場合、繰り返して映し出される映像間の間隔は減少し、その結果これらが重な
り始める。対照的に、長い距離が選択された場合、繰り返される映像間の間隔は
増加する。後者の場合においては、ミラー６とミラー10との間に或る目標物を随
意に置くための場所が存在しその結果、この目標物も繰り返して表示される。例
として、距離が約７ｃｍである場合、表示装置は、適切な材料が選択される場合
に約２メートルの仮想の奥行が設けられることができる。さらに、繰り返して映
し出されるべきでない映像部分は、例えば前記部分に対応する切欠き部を有する
ブラックフィルムを第１のミラー６の前部に配置することによって、所望される
ように被覆されることができる。
表示装置１は、好ましくは成型プラスチックから成るフレーム11を具備する。
しかしながら、木、金属またはミラーガラスなどのような材料も適切である。第
２のミラー10はそれ自身のフレームを有する着脱式モジュールとして随意に生成
されることができ、このフレームでモジュールは（かなり短く作られている）フ
レーム11に着脱可能に固定されることができる。表示装置１は、ミラー10を除い
て約５ｃｍの、あるいはミラー10を入れて約１２ｃｍの厚さを有する。表示装置
の厚さは図２において本質的に計るべきであり、図１の比較による見かけの長さ
ではないことが指摘されなければならない。
スペーサ12は表示装置１を壁に固定するために設けられており、表示装置に含
まれる電気装置を冷却させる。冷却目的のため、空気穴14および格子15は、反射
プレート手段９およびバックプレート13に形成されている。表示装置１が図２に
示されるように垂直に位置されている場合、冷却は自然な空気の流れによって行
われる。
図３は、線III-IIIに沿った図２に示された表示装置の断面の正面図を示す。
フレーム16が示されており、そのフレームの中には１本以上の蛍光管２（この実
施例においては、それぞれ１８ワットの４本の蛍光管がある）が様々な位置で着
脱可能に位置されることができる。フレーム16は共通のランプ取り付け具17を具
備しており、それにはあらゆるタイプの蛍光管が取り付けられることができる。
さらにチョーク３もフレーム16に固定されることができる。この実施例において
、
フレーム16は４ｍｍの厚さの鉄のストリップから構成されておりそれには取り付
け穴18が形成されて、それによってフレーム11はフレーム16に固定されることが
できる。
図４は、本発明による表示装置の第２の実施例20の分解図を示す。示された第
２の実施例20は、図３に示されるようにフレーム16を具備し、同様に前記反射手
段を具備する。映像保持手段は第１の実施例におけるようにプラスチックシート
材料４、および発泡効果発生器22、スライドプレート23および保護手段24を具備
する。例えば、発泡効果発生器22は、技術的に簡単な方法で、映像保持手段の助
けによって表示される炭酸飲料の態様に似せるために使用されることができる。
スライドプレート23は、図２で例証的に示された第１の実施例の蛍光材料５およ
びサンドブラストされたミラー６と、部分的に光を透過するミラー10との両方を
置き換えることができる。あらゆる種類の任意の目標物は、スライドプレート23
の助けにより簡単な方法でさらに詳細に表示されることができる。スライドプレ
ート23の材料は、日光へ露出しても色質が保持されるように選択されることが好
ましい。
保護手段24は、表示装置１を保護する、特にスライドプレート23を保護するた
めに映像保持手段の前に配置されることができる。それらは、例えば艶消しガラ
ス、アクリル酸塩をベースとした無反射プラスチック、またはミラーガラスから
構成されることができる。表示装置の前部で可視の、発泡効果発生器の発泡効果
を出すため、例えば、発泡効果が可視でなければならない点でスライドプレート
23における位置26と対応するプラスチックシート材料４の位置にで開口部25を形
成することは可能である。反射シート手段27は発泡効果発生器22上に随意に固定
されることができ、その結果として前記発泡効果が表示装置１の前部で２倍顕著
となる。
図５は、本発明による表示装置における使用に適切である発泡効果発生器22の
第１の実施例を示す。示された発泡効果発生器は、水圧に耐えることができる封
止可能に閉鎖可能なハウジング28から構成され、少なくとも部分的に光を透過す
る材料、例えば、好ましくはアクリル酸塩をベースとしたプラスチック材料から
構成される。使用において、ハウジング28は液体およびガスで満たされ、それら
はハウジング28内に配置されたポンプ手段29およびホース状手段30の助けにより
ガス泡31の形成を伴ってポンピングされて巡回されることができる。発泡効果発
生器22は開構造（図示されていない）または閉構造のどちらかであり得る。開構
造の実施例においては、ハウジング28は閉じることができる調整ナット（図示さ
れていない）を具備し、使用中には開けられる。この開構造のシステムは、液体
が蒸発し、一定の時間の後に補充しなければならないという欠点を有する。それ
故、閉構造のシステムは、メンテナンスをずっと少なくしか必要としないので発
泡効果発生器22に使用されることが好ましい。それ自体が知られている水中のポ
ンプ手段29の助けにより、ガスおよび、または液体はホース手段30を経由してポ
ンピングされて巡回されることができ、図５におけるホース手段30は多孔性構造
であるので、ガスは図５に示されるようにハウジング28を通って上方に移動する
泡31の形成を伴ってそこから漏れ出る。
発泡効果発生器22の第２の実施例は、図６に示されている。これは、この第２
の実施例においてはかなり短いホース状の手段32に関して図５に示された第１の
実施例と異なり、その結果として、ガスおよび、または液体はもっと勢いよく排
出され、その結果、巡回効果が得られる。様々な水の効力は所望のように組合さ
れる。
発泡効果発生器22は、藻の成長を防ぐために脱塩水で満たされることが好まし
い。最も簡単な実施例においては、前記ガスは空気である。しかし、既存の液体
および、または（無色または有色の）ガスの様々な組み合わせが様々な効果を生
成するために使用されることができることは明瞭である。所望であれば、光透過
性材料および、または光反射性材料が液体に加えられることができる。さらに、
ハウジング28は、有色およびまたは蛍光材料から作られることができ、およびま
たは様々なタイプの有色およびまたは蛍光材料は、所望なようにその上に合せら
れる。
本発明は、示された実施例に限定されず、上述された複数の映像保持手段それ
ら自体の、または発泡効果発生器との組み合わせの如何なる任意の組み合わせに
も拡大するということは、当業者に十分に明瞭となるであろう。このため、本発
明による表示装置は、モジュール構成から成り得る。部分的に光を透過するミラ
ーを含んでいる上述されたモジュールに加えて、例えば、着脱可能に取り付けら
れるモジュールとして発泡効果発生器を構成することも可能である。特に、発泡
効果発生器22は、第１の実施例で例証的に記載された映像保持手段と組み合わせ
て使用されることもできる（図２参照）。例えば、図４に示されるような保護手
段24は、図２に示されるサンドブラストされたミラー６および、または少なくと
も部分的に光を透過するミラー10によって置換されることができる。さらに、多
くの既知の手段が本発明による表示装置における使用に対して映像保持手段とし
て働くのに適切であることは明瞭となるであろう。
【手続補正書】特許法第１８４条の８
【提出日】１９９５年１１月３日
【補正内容】
明細書
表示装置
本発明は、少なくとも光源、および発泡効果発生器を具備する映像保持手段を
具備し、前記発泡効果発生器は少なくとも部分的に光を透過する材料のハウジン
グを有し、そのハウジングは使用中に液体およびガスで満たされ、前記発泡効果
発生器はガス泡の形成を伴って液体およびまたはガスをポンピングして巡回せる
ためのポンプ手段およびそれに接続されるホース状手段をさらに具備している表
示装置に関する。
このような表示装置は米国特許公開番号第3101564号明細書により知られてい
る。この既知の表示装置は、光源および液体で満たされた透明な材料の１つのタ
ンクを具備する。タンクには孔を有する導管が配置されており、その導管はタン
クの外側に配置され、圧力のかかったガス源に接続されている。タンクはその上
部部分にガスが泡の形態で液体を通ってタンクの上部で逃げるための放出孔を有
する。そして、光源は、光ビームが泡の流れの移動面に来るように位置されてい
る。
本発明による装置は、ハウジングが封止して閉鎖されたハウジングであること
を特徴とする。このタイプの発泡効果発生器は、前記発生器が殆どメンテナンス
を必要とせず、故に、安い生産コストに加えて安いメンテナンスコストを有する
という重要な利点を有する。
本発明の別の実施例において、液体は脱塩水であり、それによって簡単な方法
で、発泡効果発生器における特に藻の成長の結果としての混濁を防ぐことが可能
である。
表示システムは、例えばオランダの特許出願第89010125号明細書に開示されて
おり、この明細書には、光源によって一方の側を照らされ、シンボルがその反対
の側に表示されるスクリーンが記載されている。この目的のために、スクリーン
は光を遮断する層を有する乳白色プラスチック材料の１枚のシートを具備し、そ
の層には表示されるシンボルに対応する開口部が形成される。
既知の表示装置は、大きさが大きい特に厚さが厚いという欠点を有する。これ
は主に、このような光源が映像保持手段に近寄り過ぎるときに生ずるうまくない
いわゆる「洗濯板効果」を除去するために既知の表示装置において光源と映像保
持手段との間に保たれている距離によるものである。従って、実際上、既知の表
示装置は、場所を節約するために壁の中に取り付けられるので、取り付け費用が
かなり増す。
本発明による表示装置の１実施例における上述された欠点を克服するため、反
射シート手段が、基本的に光源の後ろで、映像保持手段に平行に配置される。
さらに、表示装置は、反射シート手段の使用の結果として、光源が非常に効果
的な光出力を有するという利点を有しており、その結果、標準的な光源、例えば
、明るい部屋と暗い部屋の両方において顕著な光の効果が得られる蛍光管が使用
されることができる。それ故、特別な光の効果を得るために高価な紫外線管（い
わゆる「ブラックライト」）を使用することはまったく必要ない。鮮やかな表示
のため、本発明による表示装置は通行人の注意をひき、従って広告目的に非常に
適切である。
少なくとも光源および映像保持手段を有し、基本的に反射シート手段が光源の
後ろで、映像保持手段に平行に配置されている表示装置は、それ自体、ドイツ特
許第8809904号明細書により知られている。
別の実施例において、反射シート手段は基本的に光源の傍らに且つ映像保持手
段に対して横方向に配置される。この実施例において、光の出力は簡単で有効な
方法でさらに増加され、光は良好に分散されており、その結果として上述された
効果は強められる。
有効な実施例において、反射シート手段は、例えばアクリル酸塩をベースとし
たプラスチック材料の１枚のシートを具備する。この実施例による表示装置は、
プラスチックシート材と人工の光との組み合わせからの驚くべき効果の結果とし
て非常に鮮やかに映像を表示する。
さらに別の有効な実施例においては、光源は１本以上の蛍光管を具備しており
、１本以上の蛍光管に結合されるチョークが反射シート手段の面の外側に配置さ
れる。この実施例は、前記チョークによって生じ得るうまくない陰影効果を効果
的
に除去する。
続く実施例においては、表示装置は、１本以上の蛍光管が様々な位置に着脱可
能に配置され得るフレームを具備する。この実施例は、蛍光管の数およびその位
置を変えることによって簡単な方法で様々な光の効果を得ることを可能にする。
別の実施例において、映像保持手段は第１のミラーを具備し、その一方の側部
には表示される映像にほぼ対応している開口部を有する光遮断層を有する。この
実施例による表示装置は、迅速で簡単に低コストで組立てることができる。
さらに別の実施例において、映像保持手段は、第１のミラーの前部に位置され
少なくとも部分的に光を透過する第２のミラーを具備する。この実施例は少なく
とも部分的に繰り返し映し出される映像を有効に表示し、その結果として奥行の
効果が得られる。
本発明のさらに別の実施例によれば、映像保持手段は蛍光材料を具備する。表
示装置のこの実施例は、ネオン光源を具備する同様の既知の表示装置によって生
成されるものに匹敵する品質の映像を表示するがかなり安い製造コストを有する
。その上この実施例は、日光に露出しても色がよく保持されるという利点を有す
る。
さらに別の実施例において、映像保持手段は少なくとも１つのスライドを具備
する。複雑な映像でさえも、その助けにより比較的低コストな方法で鮮やかに明
瞭に表示されることができる。
前記発泡効果発生器の付加の結果として、映像における流れるような動きは、
簡単で確実な方法で且つ低コストで表示されることができる。上に記載された映
像の鮮やかな表示と前記流れるような動きとの組み合わせの結果として、通行人
の注意は表示装置にさらに強く引かれ、その結果として、広告するメッセージを
保持するためのその有用性はさらに増加される。
本発明のさらに別の実施例においては、液体は脱塩水とし、それによって簡単
な方法で、発泡効果発生器における特に藻の成長の結果としての混濁を防止する
ことが可能となる。
さらに本発明は、上述されたような発泡効果発生器に関する。このタイプの発
泡効果発生器は、この発生器がほとんどメンテナンスを必要とせず、故に、低い
生産コストに加えて低いメンテナンスコストをも有するという利点を有する。
本発明は、添付図面に関連して更に説明される。
図１は、本発明による表示装置の第１の実施例の正面図を示す。
図２は、図１の表示装置の断面図を示す。
図３は、線III-IIIに沿った図２における表示装置の断面である長手方向の断
面図を示す。
図４は、本発明による表示装置の第２の実施例の分解図を示す。
図５は、本発明による表示装置における使用に適切な発泡効果発生器の第１の
実施例を示す。
図６は、本発明による表示装置における使用に適切な発泡効果発生器の第２の
実施例を示す。
図１は、本発明による表示装置の第１の実施例を示す。この第１の実施例にお
いて、本発明による表示装置は、図１に示されるように絵画の形態で構成される
ことが好ましく、壁に固定するのに適切である。
図２は、図１の表示装置１の断面図を示す。この第１の実施例において、光源
請求の範囲
１．少なくとも光源、および発泡効果発生器（22）を具備する映像保持手段を有
し、前記発泡効果発生器（22）は使用中に液体およびガスで満たされ少なくとも
部分的に光を透過する材料のハウジング（28）を具備し、前記発泡効果発生器は
ガス泡の形成を伴って液体およびまたはガスをポンピングして巡回させるために
ポンプ手段（29）およびポンプ手段（29）に接続されるホース状手段（30，32）
をさらに具備している表示装置において、
前記発生器（22）のハウジング（28）が封止されて閉鎖されたハウジングであ
ることを特徴とする表示装置。
２．ポンプ手段（29）およびホース状手段（30，32）がハウジング（28）に収容
されている請求項１記載の表示装置。
３．光を透過する材料が、例えばアクリル酸塩をベースとしたプラスチックを具
備することを特徴とする請求項１記載の表示装置。
４．液体が脱塩水を具備することを特徴とする請求項１，２または３のいずれか
１項記載の表示装置。
５．反射シート手段（９）が基本的に光源（２）の後ろで、映像保持手段に平行
に配置されていることを特徴とする請求項１乃至４のいずれか１項記載の表示装
置。
６．反射シート手段が基本的に光源（２）の傍らで、映像保持手段に対して横方
向に配置されていることを特徴とする請求項１乃至５のいずれか１項記載の表示
装置。
７．反射シート手段（９）が、例えばアクリル酸塩をベースとしたプラスチック
材料の１枚のシートを具備することを特徴とする請求項５または６記載の表示装
置。
８．反射シート手段（９）がミラーガラスを具備することを特徴とする請求項５
または６記載の表示装置。
９．光源が１本以上の蛍光管（２）を具備し、１本以上の蛍光管（２）に結合さ
れるチョーク（３）が反射シート手段（９）の面の外側に配置されていることを
特徴とする請求項１乃至８のいずれか１項記載の表示装置。
１０．表示装置が、１本以上の蛍光管（２）が様々な位置に着脱可能に配置され
ているフレーム（16）を備えていることを特徴とする請求項９記載の表示装置。
１１．映像保持手段が、一方の側に、表示される映像にほぼ対応している開口部
（８）を有する光遮断層（７）を有する第１のミラー（６）を具備することを特
徴とする請求項１乃至１０のいずれか１項記載の表示装置。
１２．映像保持手段は、第１のミラー（６）の前部に配置されている少なくとも
部分的に光を透過する第２のミラー（10）を具備することを特徴とする請求項１
１記載の表示装置。
１３．映像保持手段が蛍光材料（５）を具備することを特徴とする請求項１乃至
１２のいずれか１項記載の表示装置。
１４．映像保持手段が少なくとも１つのスライド（23）を具備することを特徴と
する請求項１乃至１３のいずれか１項記載の表示装置。
１５．映像保持手段が、スライド（23）の前部に配置されている保護シート手段
（24）を具備することを特徴とする請求項１４記載の表示装置。
１６．請求項１乃至１５のいずれか１項記載の発泡効果発生器（22）。
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フロントページの続き
(31)優先権主張番号 ９４０２００５
(32)優先日 1994年11月29日
(33)優先権主張国 オランダ（ＮＬ）
(81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，
ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ
Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ
，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，
ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ)，ＡＭ，
ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，Ｃ
Ｎ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ
，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，
ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，Ｎ
Ｌ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ
，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ